JPH07269307A - 排熱利用発電プラントの制御装置 - Google Patents

排熱利用発電プラントの制御装置

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JPH07269307A
JPH07269307A JP8361794A JP8361794A JPH07269307A JP H07269307 A JPH07269307 A JP H07269307A JP 8361794 A JP8361794 A JP 8361794A JP 8361794 A JP8361794 A JP 8361794A JP H07269307 A JPH07269307 A JP H07269307A
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JP
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steam
temperature
water level
control means
condenser
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Application number
JP8361794A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
俊行 高橋
Akio Wakao
明男 若尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排熱流量あるいは排熱温度の変化にかかわら
ず、常に安定した発電機出力を得ることが可能な排熱利
用発電プラントの制御装置を提供することである。 【構成】 発電機の出力負荷設定値を満たす蒸気流量を
排熱蒸気タービンに導くように制御する蒸気流量制御手
段と、排熱蒸気タービンの入口蒸気圧力を蒸気分離器の
水位レベルを加味した設定値に制御する蒸気圧力制御手
段と、復水器水位レベルを入口蒸気圧力及び復水温度を
加味した設定値に制御する復水器水位レベル制御手段
と、復水温度を蒸気流量及び入口蒸気圧力を加味した設
定値に制御する復水温度制御手段と、冷却塔水位レベル
を復水器水位レベルを加味した設定値に制御する冷却塔
水位レベル制御手段と、冷却塔熱水温度を冷却塔水位レ
ベルと復水温度及び蒸気分離器熱水温度を加味した設定
値に制御する冷却塔温度制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、排熱を利用して得られ
た蒸気を排熱蒸気タービンに導き発電機を駆動して発電
する排熱利用発電プラントの制御装置に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】一般に、発電プラントには、火力発電プ
ラント、水力発電プラント、原子力発電プラント等があ
る。これらの他に、種々の特殊発電プラントがあり、こ
の特殊発電プラントの一つとして排熱利用発電プラント
がある。この排熱利用発電プラントは、工業用プラント
あるいは地下から得られる蒸気を利用し排熱蒸気タービ
ンを駆動して発電するものである。
【0005】
【0003】すなわち、排熱を利用して蒸気分離器で蒸
気と熱水に分離し、分離された蒸気を排熱蒸気タービン
に導き発電機を駆動して発電する。そして、排熱蒸気タ
ービンで仕事を終えた蒸気及び蒸気分離器で分離された
熱水を復水器に導き、復水にしてその復水を冷却塔によ
り冷却するようにしている。
【0006】
【0004】このような排熱利用発電プラントは、火力
発電プラントと同様に、蒸気によりタービンを回転させ
るものであるが、火力発電プラントに比べ蒸気タービン
を回転させるのに要する燃料費を大幅に節約できるた
め、近年、資源活用の面から注目され始めている。
【0007】
【0005】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
排熱利用発電プラントは、排熱の有効利用の観点から、
蒸気分離器で発生する蒸気流量についての制御を特には
行っていない。工業用プラント等から得られる排熱のす
べてを蒸気分離器に導き、蒸気と熱水に分離してその蒸
気をタービン駆動に用いるようにしている。つまり、基
本的には電力最大運転を行うようにしている。
【0009】
【0006】したがって、このような発電プラントで
は、工業用プラント等からの排熱流量あるいは排熱温度
が変化すると、直ちに発電機出力も変動してしまい、成
り行きまかせの制御となる欠点がある。
【0010】
【0007】本発明の目的は、排熱流量あるいは排熱温
度の変化にかかわらず、常に安定した発電機出力を得る
ことが可能な排熱利用発電プラントの制御装置を提供す
ることである。
【0011】
【0008】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の排熱利用発電プ
ラントの制御装置は、発電機の出力負荷設定値を満たす
蒸気流量を排熱蒸気タービンに導くように制御する蒸気
流量制御手段と、排熱蒸気タービンの入口蒸気圧力が蒸
気分離器の水位レベルを加味した圧力設定値になるよう
に制御する蒸気圧力制御手段と、復水器の水位レベルが
入口蒸気圧力及び復水温度を加味した復水器水位レベル
設定値になるように制御する復水器水位レベル制御手段
と、復水の温度が蒸気流量及び入口蒸気圧力を加味した
復水温度設定値になるように制御する復水温度制御手段
と、冷却塔の水位レベルが復水器の水位レベルを加味し
た冷却塔水位レベル設定値になるように制御する冷却塔
水位レベル制御手段と、冷却塔の熱水温度が冷却塔の水
位レベルと復水温度及び蒸気分離器の熱水温度を加味し
た熱水温度設定値になるように制御する冷却塔温度制御
手段とを備えている。
【0013】
【0009】そして、本発明の蒸気圧力制御手段は、排
熱蒸気タービン入口蒸気圧力と予め定めた圧力設定値と
の圧力偏差と、蒸気分離器の熱水レベルと予め定められ
た設定値との熱水レベル偏差とのうち、大きい方を選択
し、その選択した信号から蒸気流量制御手段の流量偏差
を減算して得られた蒸気圧力制御指令信号に基づき、排
熱蒸気タービン入口蒸気圧力を制御する。
【0014】
【0010】本発明の復水器水位レベル制御手段は、復
水器の水位レベルと予め定められた設定値との復水器水
位レベル偏差から蒸気圧力制御手段の蒸気圧力制御指令
信号を減算し、さらに復水温度と予め定められた設定値
との復水温度偏差とを減算して得られた復水器レベル制
御指令信号に基づき、復水器の水位レベルを制御する。
【0015】
【0011】本発明の復水温度制御手段は、復水温度と
予め定められた設定値との復水温度偏差から蒸気流量制
御手段の流量偏差と蒸気圧力制御手段の蒸気圧力制御指
令信号とを減算した復水温度制御指令信号に基づき復水
温度を制御する。
【0016】
【0012】本発明の冷却塔水位レベル制御手段は、冷
却塔水位レベルと予め定められた設定値との冷却塔水位
レベル偏差から復水器水位レベル制御手段の復水器レベ
ル制御指令信号を減算した冷却塔レベル制御指令信号に
基づき冷却塔水位レベルを制御する。
【0017】
【0013】本発明の冷却塔温度制御手段は、冷却塔の
熱水温度と予め定められた設定値との熱水温度偏差か
ら、冷却塔水位レベル制御手段の冷却塔レベル制御指令
信号を減算し、さらに、復水温度と蒸気分離器の熱水温
度との偏差とを減算した冷却塔温度制御指令信号に基づ
き冷却塔の熱水温度を制御する。
【0018】
【0014】
【0019】
【作用】蒸気流量制御手段によって、発電機の出力負荷
設定値を満たす蒸気流量が排熱蒸気タービンに導かれ、
蒸気圧力制御手段によって、排熱蒸気タービンの入口蒸
気圧力が蒸気分離器の水位レベルを加味した圧力設定値
になるように制御され、復水器水位レベル制御手段に
て、復水器の水位レベルが入口蒸気圧力及び復水温度を
加味した復水器水位レベル設定値になるように制御され
る。そして、復水温度制御手段により、復水の温度が蒸
気流量及び入口蒸気圧力を加味した復水温度設定値にな
るように制御され、冷却塔水位レベル制御手段で、冷却
塔の水位レベルが復水器の水位レベルを加味した冷却塔
水位レベル設定値になるように制御され、冷却塔温度制
御手段によって、冷却塔の熱水温度が冷却塔の水位レベ
ルと復水温度及び蒸気分離器の熱水温度を加味した熱水
温度設定値になるように制御される。したがって、排熱
流量あるいは排熱温度の変化にかかわらず、常に安定し
た発電機出力を得ることが可能となる。
【0020】
【0015】
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図2は、本発明の制御装置が適用され
る排熱利用発電プラントの構成図である。工業プラント
や地下からの蒸気を含んだ排熱流体は、排熱ポンプ1に
より汲み上げられ、蒸気分離器2に送られる。この蒸気
分離器2内では、排熱流体の蒸気と熱水との分離が行わ
れる。
【0022】
【0016】分離された熱水は蒸気分離器2内に滞留
し、その熱水のレベルは熱水レベル検出器3で検出され
る。そして、その熱水のレベルが予め定めた設定値にな
るように、圧力調節弁7及び熱交換器10を介して復水
器11に供給される。
【0023】
【0017】一方、分離された蒸気は、排熱蒸気流路を
通って、すなわち、流量調節弁6を介して排熱蒸気ター
ビン8に供給される。この場合の蒸気流量は流量検出器
5で検出され、また、蒸気圧力は圧力検出器4で検出さ
れる。排熱蒸気タービン8に通気される蒸気流量は流量
調節弁6で調節され、また、蒸気圧力は上述の圧力調節
弁7で調節されることになる。すなわち、圧力調節弁7
は排熱蒸気タービン8に供給する蒸気圧力を調節すると
共に熱水のレベルも調節する。
【0024】
【0018】つまり、排熱蒸気タービン8に供給される
蒸気流量は、発電機9の電力負荷設定に対し規定流量に
なるように、排熱蒸気タービン8の流量検出器5により
検出された蒸気流量に基づき流量調節弁6の開度で制御
される。また、排熱蒸気タービン8に供給される入口圧
力が規定圧力になるように、排熱蒸気タービン8の蒸気
圧力検出器4により検出された蒸気圧力に基づき圧力調
節弁7の開度で制御される。
【0025】
【0019】次に、排熱蒸気タービン8が駆動される
と、それに直結された発電機9が回転し発電運転とな
る。排熱蒸気タービン8を通過した後の排熱蒸気は、排
熱流路を通って復水器11に送られ復水される。復水器
11で復水された復水は、復水ポンプ14により復水流
路を通って、すなわち復水レベル調節弁15を介して冷
却塔18に送られる。
【0026】
【0020】ここで、復水器11の復水のレベルは復水
レベル検出器12で検出され、また、復水温度は復水温
度検出器13で検出される。そして、復水器11の復水
レベルが設定値になるように、復水レベル調節弁15を
調節してその復水を冷却塔18に供給することになる。
【0027】
【0021】つまり、復水器11のレベルが規定値にな
るように、復水器11の復水レベル検出器12により検
出された復水レベルに基づき復水ポンプ14の出口のレ
ベル調節弁15の開度で制御される。
【0028】
【0022】また、復水器11に導かれる蒸気分離器2
からの熱水については、熱交換器10を介した流路を通
って、冷却塔18の冷却水と熱交換する。この熱交換器
10で熱水と熱交換した冷却水は、流路を通って冷却塔
18に送られ冷却ファン19で冷却される。
【0029】
【0023】ここで、熱交換器10を介した流路には、
冷却塔18からの循環冷却水を熱交換器10に供給する
冷却水ポンプ16と温度調節弁17が設けられている。
この場合、復水器11の復水の温度は温度調節弁17に
より調節されることになる。
【0030】
【0024】つまり、復水器11内の復水温度が規定値
になるように、復水器11の温度検出器13により検出
された復水温度に基づき冷却水ポンプ16の出口の温度
調節弁15の開度を制御することにより、熱交換器10
の出口熱水温度が制御される。
【0031】
【0025】次に、冷却塔18では、熱交換器10から
の循環冷却水及び復水器11からの復水を冷却塔ファン
19により冷却する。一方、冷却塔18への外部からの
冷却水は、冷却水レベル調節弁24を介して補給水ポン
プ23により補給水流路を通って冷却塔18に供給され
る。
【0032】
【0026】ここで、冷却水レベルは冷却水レベル検出
器20で検出される。また、冷却塔18内の冷却水温度
は冷却水温度検出器21で検出され、蒸気分離器2から
の熱水と熱交換された循環冷却水は循環冷却水温度検出
器22で検出される。そして、冷却水レベルはレベル調
節弁24の開度で調節され、冷却塔18内の冷却水温度
は冷却塔ファン19の回転数で調節される。
【0033】
【0027】つまり、冷却塔18の冷却水レベルが規定
値になるように、冷却塔18の冷却水レベル検出器20
により検出された冷却水レベルに基づき補給水ポンプ2
3の出口のレベル調節弁24の開度で制御される。
【0034】
【0028】また、冷却塔18内の温度が規定値になる
ように、冷却塔18の冷却水温度検出器21により検出
された冷却水温度に基づき冷却塔ファン19の回転数で
制御される。
【0035】
【0029】本発明の制御装置25は、図1に示すよう
に構成される。すなわち、蒸気流量制御手段Aと、蒸気
圧力制御手段Bと、復水器水位レベル制御手段Cと、復
水温度制御手段Dと、冷却塔水位レベル制御手段Eと、
冷却塔温度制御手段Fとを備えている。
【0036】
【0030】まず、蒸気流量制御手段Aは、発電機6の
出力負荷設定値を満たす蒸気流量を排熱蒸気タービン8
に導くように制御するものである。
【0037】
【0031】排熱蒸気流路の流量検出器5の検出信号を
開平演算器26でリニアにし、電力設定器27に設定さ
れた出力負荷設定値に相当する蒸気流量値と比較し流量
偏差信号を得る。そして、その流量偏差信号をPID調
節計29で演算して、流量制御指令信号aを得、電空変
換器30で電流信号を空気信号に変換して排熱蒸気ター
ビン8の入口流量調節弁6の開度を制御する。これによ
り、排熱蒸気タービン8の発電機9の電力設定値に追従
して蒸気流量は制御されることになる。
【0038】
【0032】蒸気圧力制御手段Bは、排熱蒸気タービン
8の入口蒸気圧力が蒸気分離器2の水位レベルを加味し
た圧力設定値になるように制御するものである。すなわ
ち、排熱蒸気タービン8の入口蒸気圧力と予め定めた圧
力設定値との圧力偏差と、蒸気分離器2の水位レベルと
予め定められた設定値との熱水レベル偏差とのうち、大
きい方を選択し、その選択した信号から蒸気流量制御手
段Aの流量偏差を減算して得られた蒸気圧力制御指令信
号bに基づき、排熱蒸気タービン入口蒸気圧力を制御す
る。
【0039】
【0033】排熱蒸気流路の圧力検出器4の検出信号は
圧力設定器31に設定された圧力設定値と比較され、そ
の圧力偏差信号を得る。一方、蒸気分離器2の熱水レベ
ル検出器3の検出信号と熱水レベル設定器32に設定さ
れた熱水レベル設定値とを比較しその熱水レベル偏差信
号を得る。これら圧力偏差信号と熱水レベル偏差信号と
を高値優先回路33に入力し、高値側の信号を選択す
る。そして、高値優先回路33で選択された信号は加減
演算器34に加えられる。
【0040】
【0034】一方、加減演算器34にはバイアス器28
からのバイアス信号も入力される。このバイアス信号は
上述の流量偏差信号である。
【0041】
【0035】加減演算器34では、高値優先回路33で
選択された信号から流量偏差信号を減算し、その演算信
号をPID調節計35に入力し、蒸気圧力制御指令信号
bを得る。そして、電空変換器36で電流信号を空気信
号に変換して蒸気分離器2の圧力調節弁7の開度を制御
する。これにより、排熱蒸気タービン8の入口圧力の圧
力設定値に追従して制御する。
【0042】
【0036】ここで、この蒸気圧力制御手段Bで、圧力
偏差信号と熱水レベル偏差信号とのうち大きい方を選択
しているのは、熱水レベルがその設定値を大幅に越えた
ときは排熱蒸気タービンに熱水の一部が混入することに
もなるので、それを防止するためである。また、流量偏
差信号をバイアス信号として加味しているのは、たとえ
ば、発電量がその設定値より小さいときは、発電量をそ
の設定値まで立ち上げるには多くの蒸気を必要とするの
で、蒸気圧力は高く保たれている方が好ましいからであ
る。発電量がその設定値より大きいときは、この逆の関
係となるからである。
【0043】
【0037】次に、復水器水位レベル制御手段Cは、復
水器11の水位レベルが入口蒸気圧力及び復水温度を加
味した復水器水位レベル設定値になるように制御するも
のである。
【0044】
【0038】すなわち、復水器11の水位レベルと予め
定められた設定値との復水器水位レベル偏差から、蒸気
圧力制御手段Bの蒸気圧力制御指令信号bを減算し、さ
らに復水温度と予め定められた設定値との復水温度偏差
とを減算して得られた復水器レベル制御指令信号cに基
づき、復水器11の水位レベルを制御する。
【0045】
【0039】つまり、復水器11のレベル検出器12で
復水器11の水位レベルを検出し、この検出信号はレベ
ル設定器37に設定された水位レベル設定値と比較さ
れ、ここで得られた復水器水位レベル偏差を加減演算器
38に入力する。一方、バイアス器39を介して入力さ
れた蒸気圧力制御手段Bからの蒸気圧力制御指令信号b
及びバイアス器44を介して入力された復水温度制御手
段Dからの復水温度偏差を、加減演算器38で復水器水
位レベル偏差から減算する。そして、加減演算器38で
得られた演算信号をPID調節計40に入力し、ここで
制御信号を得て、電空変換器41で電流信号を空気信号
に変換して、復水ポンプ14の出口のレベル調節弁15
を制御する。これにより復水器11のレベルの設定値に
追従して制御する。
【0046】
【0040】復水温度制御手段Dは、復水の温度が蒸気
流量及び入口蒸気圧力を加味した復水温度設定値になる
ように制御するものである。
【0047】
【0041】復水温度制御手段Dは、復水温度と予め定
められた設定値との復水温度偏差から、蒸気流量制御手
段Aの流量偏差と蒸気圧力制御手段Bの蒸気圧力制御指
令信号bとを減算した復水温度制御指令信号dに基づき
復水温度を制御する。
【0048】
【0042】すなわち、復水器11の温度検出器13の
検出信号を温度変換器42で電流信号に変換する。その
変換された温度検出信号と温度設定器43に設定された
温度設定値と比較し、その復水温度偏差を加減演算器4
5に入力する。
【0049】
【0043】一方、加減演算器45には、蒸気流量制御
手段Aの流量偏差と、バイアス器39を介した蒸気圧力
制御手段Bの蒸気圧力制御指令信号bとが入力され、復
水温度偏差からこれらを減算して得た演算信号をPID
調節計47に入力する。そして、PID調節計47で制
御信号を得て、電空変換器48で電流信号を空気信号に
変換して、冷却水ポンプ16の出口の温度調節弁17を
制御する。これにより復水器11内温度の設定値に追従
して制御される。
【0050】
【0044】冷却塔水位レベル制御手段Eは、冷却塔1
8の水位レベルが復水器11の水位レベルを加味した冷
却塔水位レベル設定値になるように制御するものであ
る。
【0051】
【0045】冷却塔水位レベル制御手段Eは、冷却塔水
位レベルと予め定められた設定値との冷却塔水位レベル
偏差から、復水器水位レベル制御手段Cの復水器レベル
制御指令信号cを減算した冷却塔レベル制御指令信号e
に基づき冷却塔水位レベルを制御する。
【0052】
【0046】すなわち、冷却塔18のレベル検出器20
の検出信号と、レベル設定器49に設定された冷却塔レ
ベル設定値とを比較し、その冷却塔水位レベル偏差を加
減演算器50に入力する。一方、バイアス器46を介し
た復水器水位レベル制御手段Cの復水器レベル制御指令
信号cを加減算器50に入力し、冷却塔水位レベル偏差
からその復水器レベル制御指令信号cを減算する。この
加減演算器50で得られた演算信号は、PID調節計5
2で制御信号として出力され、電空変換器53で電流信
号を空気信号に変換して、補給水ポンプ23の出口のレ
ベル調節弁24を制御する。これにより冷却塔18のタ
ンク内レベルの設定値に追従して制御する。
【0053】
【0047】冷却塔温度制御手段Fは、冷却塔18の熱
水温度が冷却塔の水位レベルと復水温度及び蒸気分離器
の熱水温度を加味した熱水温度設定値になるように制御
するものである。
【0054】
【0048】冷却塔温度制御手段Fは、冷却塔18の熱
水温度と予め定められた設定値との熱水温度偏差から、
冷却塔水位レベル制御手段Fの冷却塔レベル制御指令信
号eを減算し、さらに、復水温度と蒸気分離器2の熱水
温度との偏差とを減算した冷却塔温度制御指令信号fに
基づき冷却塔の熱水温度を制御する。
【0055】
【0049】すなわち、冷却塔18の温度検出器21の
検出信号を温度変換器54で電流信号に変換し、その変
換された温度信号と温度設定器55に設定された温度設
定値と比較し、その熱水温度偏差を加減演算器56に入
力する。また、加減演算器56には、バイパス器51を
介した冷却塔水位レベル制御手段Eの冷却塔レベル制御
指令信号eを入力する。
【0056】
【0050】一方、復水温度制御手段Dにおける温度検
出器13の検出信号を温度変換器42で電流信号に変換
した復水温度を加減演算器59に入力し、冷却流路の温
度検出器22の検出信号を温度変換器58で電流信号に
変換し、変換した蒸気分離器2の熱水温度を加減演算器
59に入力し、この加減演算器59で復水温度と蒸気分
離器2の熱水温度との偏差を得る。
【0057】
【0051】この復水温度と蒸気分離器2の熱水温度と
の偏差を、バイアス器57でバイアス信号としたものを
加減演算器56に入力する。そして、加減演算器56で
は、熱水温度偏差から、冷却塔水位レベル制御手段Fの
冷却塔レベル制御指令信号eを減算し、さらに、復水温
度と蒸気分離器2の熱水温度との偏差とを減算した冷却
塔温度制御指令信号fを得る。
【0058】
【0052】そして、その冷却塔温度制御指令信号fを
サイリスタスイッチ60で電流信号に変換して、冷却塔
ファン19の回転数を制御することにより冷却塔18の
タンク内温度の設定値に追従して制御する。
【0059】
【0053】したがって、排熱蒸気タービン8の電力負
荷設定に追従して、排熱供給路の排熱流量、温度、蒸気
分離器2の熱水流量、圧力の変動に対して、排熱蒸気タ
ービン入口圧力、復水器水位レベル、蒸気分離器水位レ
ベルの変動を低減し、かつ排熱交換器10の2次遅れ防
止することにより排熱の効率運用が図れる。
【0060】
【0054】
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
熱利用システム発電プラントの電力設定負荷に対して、
排熱蒸気流路の蒸気分離器の排熱蒸気流量や圧力変動に
よる排熱蒸気タービン入口の蒸気圧力変動を防止でき
る。また、蒸気分離器内の熱水レベル及び蒸気分離器内
の圧力の変動を防止し、排熱供給路からの排熱蒸気流量
の過渡的の負荷変動を防止するために先行的に蒸気分離
器内圧力及び水位レベル信号を高値優先回路に入力し、
高値側の信号を優先にして熱水流路の圧力調節弁の開度
を制御し、かつ復水器のレベル調節弁の開度信号に蒸気
分離器圧力制御信号を各々バイアス信号として付加し、
復水器内温度及び冷却塔タンク内温度を安定に制御する
ことので、排熱蒸気タービン発電機の設定電力に追従し
て制御が図れる。また、排熱蒸気タービン入口圧力の変
動を極力小さくなるように、排熱蒸気流路の熱交換器を
効率運用させることにより過渡的の負荷変動に対して安
定に制御でき、高効率な運用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】本発明が適用される排熱利用発電プラントの構
成図
【符号の説明】
1 排熱ポンプ 2 蒸気分離器 3 熱水レベル検出器 4 圧力検出器 5 流量検出器 6 流量調節弁 7 圧力調節弁 8 排熱蒸気タービン 9 発電機 10 熱交換器 11 復水器 12 復水レベル検出器 13 復水温度検出器 14 復水ポンプ 15 復水レベル調節弁 16 冷却水ポンプ 17 温度調節弁 18 冷却塔 19 冷却ファン 20 冷却水レベル検出器 21 冷却水温度検出器 22 循環冷却水温度検出器 23 補給水ポンプ 24 冷却水レベル調節弁 25 制御装置 A 蒸気流量制御手段 B 蒸気圧力制御手段 C 復水器水位レベル制御手段 D 復水温度制御手段 E 冷却塔水位レベル制御手段 F 冷却塔温度制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排熱を利用して蒸気分離器で得られた蒸
    気を排熱蒸気タービンに導き発電機を駆動して発電する
    と共に前記排熱蒸気タービンで仕事を終えた蒸気及び前
    記蒸気分離器の熱水を復水器に導き復水にしてその復水
    を冷却するための冷却塔を有した排熱利用発電プラント
    の制御装置において、前記発電機の出力負荷設定値を満
    たす蒸気流量を前記排熱蒸気タービンに導くように制御
    する蒸気流量制御手段と、前記排熱蒸気タービンの入口
    蒸気圧力が前記蒸気分離器の水位レベルを加味した圧力
    設定値になるように制御する蒸気圧力制御手段と、前記
    復水器の水位レベルが前記入口蒸気圧力及び前記復水温
    度を加味した復水器水位レベル設定値になるように制御
    する復水器水位レベル制御手段と、前記復水の温度が前
    記蒸気流量及び前記入口蒸気圧力を加味した復水温度設
    定値になるように制御する復水温度制御手段と、前記冷
    却塔の水位レベルが前記復水器の水位レベルを加味した
    冷却塔水位レベル設定値になるように制御する冷却塔水
    位レベル制御手段と、前記冷却塔の熱水温度が前記冷却
    塔の水位レベルと前記復水温度及び前記蒸気分離器の熱
    水温度を加味した熱水温度設定値になるように制御する
    冷却塔温度制御手段とを備えたことを特徴とする排熱利
    用発電プラントの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸気圧力制御手段は、前記排熱蒸気
    タービン入口蒸気圧力と予め定めた圧力設定値との圧力
    偏差と、前記蒸気分離器の熱水レベルと予め定められた
    設定値との熱水レベル偏差とのうち、大きい方を選択
    し、その選択した信号から前記蒸気流量制御手段の流量
    偏差を減算して得られた蒸気圧力制御指令信号に基づ
    き、前記排熱蒸気タービン入口蒸気圧力を制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の排熱利用発電
    プラントの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記復水器水位レベル制御手段は、前記
    復水器の水位レベルと予め定められた設定値との復水器
    水位レベル偏差から前記蒸気圧力制御手段の前記蒸気圧
    力制御指令信号を減算し、さらに復水温度と予め定めら
    れた設定値との復水温度偏差とを減算して得られた復水
    器レベル制御指令信号に基づき、前記復水器の水位レベ
    ルを制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の排熱利用発電プラントの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記復水温度制御手段は、復水温度と予
    め定められた設定値との復水温度偏差から前記蒸気流量
    制御手段の前記流量偏差と前記蒸気圧力制御手段の前記
    蒸気圧力制御指令信号とを減算した復水温度制御指令信
    号に基づき復水温度を制御するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の排熱利用発電プラントの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記冷却塔水位レベル制御手段は、冷却
    塔水位レベルと予め定められた設定値との冷却塔水位レ
    ベル偏差から前記復水器水位レベル制御手段の前記復水
    器レベル制御指令信号を減算した冷却塔レベル制御指令
    信号に基づき冷却塔水位レベルを制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の排熱利用発電プラント
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却塔温度制御手段は、前記冷却塔
    の熱水温度と予め定められた設定値との熱水温度偏差か
    ら、前記冷却塔水位レベル制御手段の前記冷却塔レベル
    制御指令信号を減算し、さらに、前記復水温度と前記蒸
    気分離器の熱水温度との偏差とを減算した冷却塔温度制
    御指令信号に基づき前記冷却塔の熱水温度を制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の排熱利用発
    電プラントの制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000500206A (ja) * 1995-11-14 2000-01-11 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 発電プラントの迅速な出力調節のための方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000500206A (ja) * 1995-11-14 2000-01-11 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 発電プラントの迅速な出力調節のための方法および装置

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