JPH07269218A - 折戸用蝶番の取付構造および取付方法 - Google Patents
折戸用蝶番の取付構造および取付方法Info
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- JPH07269218A JPH07269218A JP6593494A JP6593494A JPH07269218A JP H07269218 A JPH07269218 A JP H07269218A JP 6593494 A JP6593494 A JP 6593494A JP 6593494 A JP6593494 A JP 6593494A JP H07269218 A JPH07269218 A JP H07269218A
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- Japan
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- mounting
- door
- hinge
- folding door
- folding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】連結される両戸板の取付穴を整合性のある位置
に簡単に加工工作する。 【構成】折戸Aの戸板1,2の取付面11,21には連
結される戸板1,2との突き合わせ線Lを弦とする真半
円形の取付穴3,4が掘り込まれ、折戸用蝶番Bの取付
板6,7の背面には戸板1,2の取付穴3,4に少なく
とも部分的に嵌合可能な凸部10,20が設けられ、突
き合わされて真円形になった両戸板1,2の取付穴3,
4に折戸用蝶番Bの凸部10,20を嵌合して取付の位
置決めがされた。
に簡単に加工工作する。 【構成】折戸Aの戸板1,2の取付面11,21には連
結される戸板1,2との突き合わせ線Lを弦とする真半
円形の取付穴3,4が掘り込まれ、折戸用蝶番Bの取付
板6,7の背面には戸板1,2の取付穴3,4に少なく
とも部分的に嵌合可能な凸部10,20が設けられ、突
き合わされて真円形になった両戸板1,2の取付穴3,
4に折戸用蝶番Bの凸部10,20を嵌合して取付の位
置決めがされた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折戸用蝶番の取付構造
および取付方法に関する。さらに詳しくは、家具の開閉
扉等として複数枚の戸板が連結されてなる折戸に使用さ
れるものであって、各戸板を折畳可能に連結する折戸用
蝶番の取付構造の取付精度,取付作業性に係る改良と、
この取付構造を実施するに好適な折戸用蝶番の取付方法
とに関する。
および取付方法に関する。さらに詳しくは、家具の開閉
扉等として複数枚の戸板が連結されてなる折戸に使用さ
れるものであって、各戸板を折畳可能に連結する折戸用
蝶番の取付構造の取付精度,取付作業性に係る改良と、
この取付構造を実施するに好適な折戸用蝶番の取付方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折戸用蝶番の取付構造としては、
例えば、実開平4−1988号公報に記載のものが知ら
れている。
例えば、実開平4−1988号公報に記載のものが知ら
れている。
【0003】この従来の折戸用蝶番の取付構造は、折戸
の戸板の取付面に連結される戸板との突き合わせ線に1
辺を合わせた方形の取付穴が掘り込まれ、折戸用蝶番の
取付板が戸板の取付穴に嵌合可能なカップ型に形成さ
れ、突き合わされた両戸板の取付穴に折戸用蝶番の取付
板を埋込んで取付の位置決めがなされるものである。こ
の埋込み式の折戸用蝶番の取付構造は、戸板の取付位置
にマーキングしたり取付治具を使用したりする直付け式
よりも取付工作が容易で取付精度も高いため、最近多用
される傾向にある。
の戸板の取付面に連結される戸板との突き合わせ線に1
辺を合わせた方形の取付穴が掘り込まれ、折戸用蝶番の
取付板が戸板の取付穴に嵌合可能なカップ型に形成さ
れ、突き合わされた両戸板の取付穴に折戸用蝶番の取付
板を埋込んで取付の位置決めがなされるものである。こ
の埋込み式の折戸用蝶番の取付構造は、戸板の取付位置
にマーキングしたり取付治具を使用したりする直付け式
よりも取付工作が容易で取付精度も高いため、最近多用
される傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の折戸用蝶
番の取付構造では、取付穴の形状から各戸板において取
付穴を夫々別個に掘り込み加工しなければならないこと
から、取付穴の加工工作に手間が掛かり、連結される両
戸板間の取付穴の位置を整合させることが困難であると
いう問題点がある。特に、戸板の上下方向にわたって通
常3〜5ヶ所程度折戸用蝶番を設けるので、両戸板に合
計6〜10個程度設ける取付穴を全て位置整合させなけ
ればならなかった。
番の取付構造では、取付穴の形状から各戸板において取
付穴を夫々別個に掘り込み加工しなければならないこと
から、取付穴の加工工作に手間が掛かり、連結される両
戸板間の取付穴の位置を整合させることが困難であると
いう問題点がある。特に、戸板の上下方向にわたって通
常3〜5ヶ所程度折戸用蝶番を設けるので、両戸板に合
計6〜10個程度設ける取付穴を全て位置整合させなけ
ればならなかった。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、連結される両戸板の取付穴を整合性のあ
る位置に簡単に加工工作することのできる折戸用蝶番の
取付構造,折戸用蝶番の取付方法を提供することを課題
とする。
されたもので、連結される両戸板の取付穴を整合性のあ
る位置に簡単に加工工作することのできる折戸用蝶番の
取付構造,折戸用蝶番の取付方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る折戸用蝶番の取付構造は、請求項1に
記載のように、折戸の戸板の取付面には連結される戸板
との突き合わせ線を弦とする真半円形の取付穴が掘り込
まれ、折戸用蝶番の取付板の背面には戸板の取付穴に少
なくとも部分的に嵌合可能な凸部が設けられ、突き合わ
されて真円形になった両戸板の取付穴に折戸用蝶番の凸
部を嵌合して取付の位置決めがされた手段を採用する。
め、本発明に係る折戸用蝶番の取付構造は、請求項1に
記載のように、折戸の戸板の取付面には連結される戸板
との突き合わせ線を弦とする真半円形の取付穴が掘り込
まれ、折戸用蝶番の取付板の背面には戸板の取付穴に少
なくとも部分的に嵌合可能な凸部が設けられ、突き合わ
されて真円形になった両戸板の取付穴に折戸用蝶番の凸
部を嵌合して取付の位置決めがされた手段を採用する。
【0007】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る折戸用蝶番の取付方法は、請求項2に記載のよ
うに、連結しようとする折戸の戸板を取付面が平面展開
するように突き合わせて、両戸板の取付面に夫々突き合
わせ線を弦とする真半円形で突き合わせ線を介して真円
形となる取付穴を一体的に掘り込み加工しておき、折戸
用蝶番の取付板の背部に戸板の取付穴に少なくとも部分
的に嵌合可能な凸部を設けて、取付の位置決めに際して
両戸板を突き合わせて真円形になった取付穴に折戸用蝶
番の凸部を嵌合する手段を採用する。また、請求項3に
記載のように、請求項2の折戸用蝶番の取付方法におい
て、折戸の戸板に取付穴を掘り込み加工する際に、回転
する切削刃を用いて、両戸板の突き合わせ線に回転する
切削刃の回転中心を位置させて切削により取付穴を一体
的に掘り込み加工することを特徴とする手段を採用す
る。
明に係る折戸用蝶番の取付方法は、請求項2に記載のよ
うに、連結しようとする折戸の戸板を取付面が平面展開
するように突き合わせて、両戸板の取付面に夫々突き合
わせ線を弦とする真半円形で突き合わせ線を介して真円
形となる取付穴を一体的に掘り込み加工しておき、折戸
用蝶番の取付板の背部に戸板の取付穴に少なくとも部分
的に嵌合可能な凸部を設けて、取付の位置決めに際して
両戸板を突き合わせて真円形になった取付穴に折戸用蝶
番の凸部を嵌合する手段を採用する。また、請求項3に
記載のように、請求項2の折戸用蝶番の取付方法におい
て、折戸の戸板に取付穴を掘り込み加工する際に、回転
する切削刃を用いて、両戸板の突き合わせ線に回転する
切削刃の回転中心を位置させて切削により取付穴を一体
的に掘り込み加工することを特徴とする手段を採用す
る。
【0008】
【作用】前述の手段によると、連結される両戸板の取付
穴が夫々突き合わせ線を弦とする真半円形で突き合わせ
線を介して真円形となる形状であることから、連結され
る両戸板を突き合わせておき、回転する切削刃等で突き
合わせ線に回転中心を位置させ、取付穴を一体的に掘り
込み加工することができる。取付穴は、戸板の上下方向
にわたって突き合わせ線を基準として多数加工される。
穴が夫々突き合わせ線を弦とする真半円形で突き合わせ
線を介して真円形となる形状であることから、連結され
る両戸板を突き合わせておき、回転する切削刃等で突き
合わせ線に回転中心を位置させ、取付穴を一体的に掘り
込み加工することができる。取付穴は、戸板の上下方向
にわたって突き合わせ線を基準として多数加工される。
【0009】取付に際しては、突き合わされて真円形を
形成する取付穴に折戸用蝶番の凸部を嵌合すれば、両戸
板にずれなく位置決めされた状態で行われる。
形成する取付穴に折戸用蝶番の凸部を嵌合すれば、両戸
板にずれなく位置決めされた状態で行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る折戸用蝶番の取付構造お
よび取付方法の第1実施例を図1〜図6に基いて説明す
る。
よび取付方法の第1実施例を図1〜図6に基いて説明す
る。
【0011】この実施例では、折戸Aを連結構成する戸
板1,2の裏面11,21が折戸用蝶番Bが取付けられ
る取付面となっているものを示してある。
板1,2の裏面11,21が折戸用蝶番Bが取付けられ
る取付面となっているものを示してある。
【0012】従って、この実施例の折戸Aは、折戸用蝶
番Bが開成され戸板1,2の端面(小口面)12,22
が突き合わされて閉成され、折戸用蝶番Bが閉成され戸
板1,2の裏面(取付面)11,21が近接対面されて
開成されるようになっている。なお、折戸Aの閉成状態
では、両戸板1,2の裏面(取付面)11,21の境目
に突き合わせ線Lが形成される。
番Bが開成され戸板1,2の端面(小口面)12,22
が突き合わされて閉成され、折戸用蝶番Bが閉成され戸
板1,2の裏面(取付面)11,21が近接対面されて
開成されるようになっている。なお、折戸Aの閉成状態
では、両戸板1,2の裏面(取付面)11,21の境目
に突き合わせ線Lが形成される。
【0013】各戸板1,2の裏面(取付面)11,21
には、図1に示すように、連結される戸板1,2との突
き合わせ線Lを弦とする真半円形の取付穴3,4が夫々
掘り込まれている。
には、図1に示すように、連結される戸板1,2との突
き合わせ線Lを弦とする真半円形の取付穴3,4が夫々
掘り込まれている。
【0014】この取付穴3,4は、図6に示すように、
回転する切削刃5を用いて掘り込み加工される。即ち、
両戸板1,2の端面12,22を突き合わせて、裏面
(取付面)11,21を平面展開しておき、突き合わせ
線Lに回転する切削刃5の回転中心aを位置させ、切削
刃5を裏面(取付面)11,21に押し当て切削により
取付穴3,4を一体的に掘り込み加工する。即ち、真半
円形の両取付穴3,4が突き合わされてなる真円形が掘
り込まれることになる。なお、切削刃5については、戸
板1,2の材質に応じて刃構造等を選択する。斯る取付
穴3,4は、両戸板1,2の上下方向にわたって多数
(通常3〜4個)設けられる。
回転する切削刃5を用いて掘り込み加工される。即ち、
両戸板1,2の端面12,22を突き合わせて、裏面
(取付面)11,21を平面展開しておき、突き合わせ
線Lに回転する切削刃5の回転中心aを位置させ、切削
刃5を裏面(取付面)11,21に押し当て切削により
取付穴3,4を一体的に掘り込み加工する。即ち、真半
円形の両取付穴3,4が突き合わされてなる真円形が掘
り込まれることになる。なお、切削刃5については、戸
板1,2の材質に応じて刃構造等を選択する。斯る取付
穴3,4は、両戸板1,2の上下方向にわたって多数
(通常3〜4個)設けられる。
【0015】従って、両戸板1,2の各取付穴3,4を
同時に形成することができ、従来例のようの別個に形成
する場合に比し、取付穴3,4の加工工作に手間が掛か
らなくなる。また、両戸板1,2の端面12,22の突
き合わせを正確にセットしておけば、真半円形である両
取付穴3,4が突き合わされてなる真円形の掘り込み加
工により、両戸板1,2における各取付穴3,4の位置
が正確に整合されることになる。
同時に形成することができ、従来例のようの別個に形成
する場合に比し、取付穴3,4の加工工作に手間が掛か
らなくなる。また、両戸板1,2の端面12,22の突
き合わせを正確にセットしておけば、真半円形である両
取付穴3,4が突き合わされてなる真円形の掘り込み加
工により、両戸板1,2における各取付穴3,4の位置
が正確に整合されることになる。
【0016】この実施例の折戸用蝶番Bは、2枚の方形
の取付板6,7を軸ピン8,軸受9で回動可能に組付け
てなるもので、取付板6,7を戸板1,2の裏面(取付
面)11,21に夫々当接し皿穴13からネジ30で固
定することにより戸板1,2に取付けられるものであ
る。
の取付板6,7を軸ピン8,軸受9で回動可能に組付け
てなるもので、取付板6,7を戸板1,2の裏面(取付
面)11,21に夫々当接し皿穴13からネジ30で固
定することにより戸板1,2に取付けられるものであ
る。
【0017】両取付板6,7の背面には、取付板6,7
が突き合わされて略十字形となる凸部10,20が夫々
設けられている。この両凸部10,20は、図1に示す
ように、取付板6,7の中央に十字形中心が位置するよ
うに配置され、外側端が折戸Aの戸板1,2の取付穴
3,4の真円形の円周bに一致する弧面10a,20a
を呈し、この弧面10a,20aが取付穴3,4に部分
的に嵌合可能になっている。なお、取付板6,7の長手
方向の長さを65mm程度とした場合、円周bの直径を
60mm程度とする。
が突き合わされて略十字形となる凸部10,20が夫々
設けられている。この両凸部10,20は、図1に示す
ように、取付板6,7の中央に十字形中心が位置するよ
うに配置され、外側端が折戸Aの戸板1,2の取付穴
3,4の真円形の円周bに一致する弧面10a,20a
を呈し、この弧面10a,20aが取付穴3,4に部分
的に嵌合可能になっている。なお、取付板6,7の長手
方向の長さを65mm程度とした場合、円周bの直径を
60mm程度とする。
【0018】なお、略十字形に形成された凸部10,2
0の表面側には、両取付板6,7の側に相対するように
2個の凹部40,50が設けられている。即ち、凸部1
0,20と凹部40,50とでカップ型が形成されてい
る。
0の表面側には、両取付板6,7の側に相対するように
2個の凹部40,50が設けられている。即ち、凸部1
0,20と凹部40,50とでカップ型が形成されてい
る。
【0019】一方の凹部40は、コイルスプリング60
で軸受9側に弾圧付勢されたスライダ70が内部に収容
されている。このスライダ70は、図3に示すように、
軸受9に設けられたカム溝80,90に係合して取付板
6,7の回動を規制するようになっている。即ち、スラ
イダ70が一方のカム溝80に係合した場合には、両取
付板6,7を突き合わせて折戸用蝶番Bの開成状態を保
持する。また、スライダ70が他方のカム溝90に係合
した場合には、両取付板6,7を一定角度θ折り畳み折
戸用蝶番Bの開閉中途状態を保持する。なお、この実施
例では、前記角度θが50度に設定されている。このス
ライダ70による取付板6,7の回動規制は、コイルス
プリング60に抗して取付板6,7に掛かる開閉回動力
によって解除され得る。
で軸受9側に弾圧付勢されたスライダ70が内部に収容
されている。このスライダ70は、図3に示すように、
軸受9に設けられたカム溝80,90に係合して取付板
6,7の回動を規制するようになっている。即ち、スラ
イダ70が一方のカム溝80に係合した場合には、両取
付板6,7を突き合わせて折戸用蝶番Bの開成状態を保
持する。また、スライダ70が他方のカム溝90に係合
した場合には、両取付板6,7を一定角度θ折り畳み折
戸用蝶番Bの開閉中途状態を保持する。なお、この実施
例では、前記角度θが50度に設定されている。このス
ライダ70による取付板6,7の回動規制は、コイルス
プリング60に抗して取付板6,7に掛かる開閉回動力
によって解除され得る。
【0020】なお、スライダ70の材質としては、好ま
しくは合成樹脂材を選択する。即ち、軸受9,カム溝8
0,90等が通常金属材のダイキャスト鋳造で形成され
ることから、軸受9等の摩耗損傷を防止するためであ
る。
しくは合成樹脂材を選択する。即ち、軸受9,カム溝8
0,90等が通常金属材のダイキャスト鋳造で形成され
ることから、軸受9等の摩耗損傷を防止するためであ
る。
【0021】また、他方の凹部50は、図4に示すよう
に、折戸用蝶番Bの閉成状態でスライダ70の前記一方
の凹部40からの露出部分を収容する収容空間となって
いる。この他方の凹部50の存在により、折戸用蝶番B
の閉成状態での折戸のAの戸板1,2の対面間隔cを小
さくすることができる。
に、折戸用蝶番Bの閉成状態でスライダ70の前記一方
の凹部40からの露出部分を収容する収容空間となって
いる。この他方の凹部50の存在により、折戸用蝶番B
の閉成状態での折戸のAの戸板1,2の対面間隔cを小
さくすることができる。
【0022】さらに、一方の取付板6の表面には、他方
の取付板7に向けて傾斜した挿通溝100,挿通孔20
0が設けられている。また、他方の取付板7には、一方
の取付板6の挿通孔200に対面するようなテーパ座面
300が設けられている。この挿通孔200には挿通溝
100から調整ネジ400を挿通螺合させることがで
き、調整ネジ400の先端をテーパ座面300に突き当
てることにより、折戸用蝶番Bの開成状態での両取付板
6,7の突き合わせ角度を微調整することができる。
の取付板7に向けて傾斜した挿通溝100,挿通孔20
0が設けられている。また、他方の取付板7には、一方
の取付板6の挿通孔200に対面するようなテーパ座面
300が設けられている。この挿通孔200には挿通溝
100から調整ネジ400を挿通螺合させることがで
き、調整ネジ400の先端をテーパ座面300に突き当
てることにより、折戸用蝶番Bの開成状態での両取付板
6,7の突き合わせ角度を微調整することができる。
【0023】前述の折戸A,折戸用蝶番Bでは、取付に
際しては、まず、連結される戸板1,2の端面12,2
2を突き合わせて、真半円形の取付穴3,4を突き合わ
せ真円形とする。このとき、前述の一体的な掘り込み加
工から、両戸板1,2の間の取付穴3,4の位置は整合
されている。
際しては、まず、連結される戸板1,2の端面12,2
2を突き合わせて、真半円形の取付穴3,4を突き合わ
せ真円形とする。このとき、前述の一体的な掘り込み加
工から、両戸板1,2の間の取付穴3,4の位置は整合
されている。
【0024】次に、折戸Aの戸板1,2の真円形となっ
ている取付穴3,4に対して、折戸用蝶番Bの取付板
6,7の凸部10,20を嵌合する。このとき、真円形
となっている取付穴3,4の内部で凸部10,20が回
動可能であるため、折戸Aの戸板1,2に対して折戸用
蝶番Bを回動させることにより、折戸Aの戸板1,2の
突き合わせ線Lに対して折戸用蝶番Bの軸ピン8,軸受
9の軸線を正確に一致させることができる。
ている取付穴3,4に対して、折戸用蝶番Bの取付板
6,7の凸部10,20を嵌合する。このとき、真円形
となっている取付穴3,4の内部で凸部10,20が回
動可能であるため、折戸Aの戸板1,2に対して折戸用
蝶番Bを回動させることにより、折戸Aの戸板1,2の
突き合わせ線Lに対して折戸用蝶番Bの軸ピン8,軸受
9の軸線を正確に一致させることができる。
【0025】その後は、ネジ30で折戸用蝶番Bの取付
板6,7を折戸Aの戸板1,2の裏面(取付面)11,
21に固定する。
板6,7を折戸Aの戸板1,2の裏面(取付面)11,
21に固定する。
【0026】図7は、本発明に係る折戸用蝶番の取付構
造および取付方法の第2実施例を示すものである。
造および取付方法の第2実施例を示すものである。
【0027】この実施例では、折戸用蝶番Bの取付板
6,7が第1実施例のスライダ70等を備えない平板形
のものとなっており、この取付板6,7に対応して凸部
10’,20’を真半円の円弧状で突き合わされて真円
形の環状となる突条形としてある。
6,7が第1実施例のスライダ70等を備えない平板形
のものとなっており、この取付板6,7に対応して凸部
10’,20’を真半円の円弧状で突き合わされて真円
形の環状となる突条形としてある。
【0028】この実施例によると、凸部10’,20’
の全体が折戸Aの戸板1,2の取付穴3,4に嵌合する
ことになるが、作用,効果は第1実施例と同様に奏され
る。また、第1実施例に比し、全体の構造が簡素化され
る利点がある。
の全体が折戸Aの戸板1,2の取付穴3,4に嵌合する
ことになるが、作用,効果は第1実施例と同様に奏され
る。また、第1実施例に比し、全体の構造が簡素化され
る利点がある。
【0029】図8は、本発明に係る折戸用蝶番の取付構
造および取付方法の第3実施例を示すものである。
造および取付方法の第3実施例を示すものである。
【0030】この実施例では、第1実施例において、折
戸Aを連結構成する戸板1,2の端面12,22が折戸
用蝶番Bが取付けられる取付面となっているものを示し
てある。
戸Aを連結構成する戸板1,2の端面12,22が折戸
用蝶番Bが取付けられる取付面となっているものを示し
てある。
【0031】この実施例によると、折戸Aは、折戸用蝶
番Bが閉成され戸板1,2の端面(取付面)12,22
が突き合わされて閉成され、折戸用蝶番Bが開成され戸
板1,2の裏面11,21が近接対面されて開成され
る。その外の作用,効果は第1実施例と同様に奏され
る。
番Bが閉成され戸板1,2の端面(取付面)12,22
が突き合わされて閉成され、折戸用蝶番Bが開成され戸
板1,2の裏面11,21が近接対面されて開成され
る。その外の作用,効果は第1実施例と同様に奏され
る。
【0032】以上、図示した実施例の外に、回転する切
削刃5以外の工具により取付穴3,4を掘り込み加工す
る実施例とすることも可能である。
削刃5以外の工具により取付穴3,4を掘り込み加工す
る実施例とすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明に係る折戸用蝶番の
取付構造および取付方法は、各請求項共通として、折戸
の連結される両戸板に設けられる取付穴が真半円形で突
き合わされて真円形となるものであることから、一体的
に取付穴を掘り込み加工することができるため、取付穴
の加工工作に手間が掛からない効果がある。その結果、
穴加工コストが低減される効果が生ずる。
取付構造および取付方法は、各請求項共通として、折戸
の連結される両戸板に設けられる取付穴が真半円形で突
き合わされて真円形となるものであることから、一体的
に取付穴を掘り込み加工することができるため、取付穴
の加工工作に手間が掛からない効果がある。その結果、
穴加工コストが低減される効果が生ずる。
【0034】また、各請求項共通として、折戸の連結さ
れる両戸板が突き合わされて各取付穴が一体的に掘り込
み加工されるため、両戸板間での取付穴の位置が整合さ
れる効果がある。この効果により、取付精度が高くなる
効果が生ずる。
れる両戸板が突き合わされて各取付穴が一体的に掘り込
み加工されるため、両戸板間での取付穴の位置が整合さ
れる効果がある。この効果により、取付精度が高くなる
効果が生ずる。
【0035】さらに、各請求項共通として、真円形の嵌
合により戸板に対して折戸用蝶番を回動させることが可
能であることから、折戸の連結される両戸板の突き合わ
せ線に対して折戸用蝶番の軸ピン等の軸線を正確に位置
させることができるため、取付精度が高くなる効果があ
る。
合により戸板に対して折戸用蝶番を回動させることが可
能であることから、折戸の連結される両戸板の突き合わ
せ線に対して折戸用蝶番の軸ピン等の軸線を正確に位置
させることができるため、取付精度が高くなる効果があ
る。
【0036】さらにまた、請求甲2のみとして、戸板の
突き合わせ線を基準として真半円形の取付穴加工をする
ので、特別な治具を用いることなく、戸板の上下方向に
おいて多数の穴を正確な位置に設けることができ、ノッ
クダウン方式を採用しても精度向上を達成することがで
きる。
突き合わせ線を基準として真半円形の取付穴加工をする
ので、特別な治具を用いることなく、戸板の上下方向に
おいて多数の穴を正確な位置に設けることができ、ノッ
クダウン方式を採用しても精度向上を達成することがで
きる。
【0037】さらに、請求項3のみとして、回転する切
削刃を用いることから、簡単,正確に真円形の取付穴を
形成することができる効果がある。
削刃を用いることから、簡単,正確に真円形の取付穴を
形成することができる効果がある。
【図1】本発明に係る折戸用蝶番の取付構造および取付
方法の第1実施例を示す取外状態の斜視図である。
方法の第1実施例を示す取外状態の斜視図である。
【図2】図1の取付状態の正面図である。
【図3】図2のX−X線拡大断面図である。
【図4】図3の折戸用蝶番の閉成状態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図2のY−Y線拡大断面図である。
【図6】図1の取付加工工作例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る折戸用蝶番の取付構造および取付
方法の第2実施例を示す折戸用蝶番の斜視図である。
方法の第2実施例を示す折戸用蝶番の斜視図である。
【図8】本発明に係る折戸用蝶番の取付構造および取付
方法の第3実施例を示す取付加工工作例の斜視図であ
る。
方法の第3実施例を示す取付加工工作例の斜視図であ
る。
1,2 戸板 11,21 裏面(取付面) 12,22 端面(取付面) 3,4 取付穴 5 切削刃 6,7 取付板 10,20,10’,20’ 凸部 A 折戸 B 折戸用蝶番 a 回転中心
Claims (3)
- 【請求項1】 折戸の戸板の取付面には連結される戸板
との突き合わせ線を弦とする真半円形の取付穴が掘り込
まれ、折戸用蝶番の取付板の背面には戸板の取付穴に少
なくとも部分的に嵌合可能な凸部が設けられ、突き合わ
されて真円形になった両戸板の取付穴に折戸用蝶番の凸
部を嵌合して取付の位置決めがされた折戸用蝶番の取付
構造。 - 【請求項2】 連結しようとする折戸の戸板を取付面が
平面展開するように突き合わせて、両戸板の取付面に夫
々突き合わせ線を弦とする真半円形で突き合わせ線を介
して真円形となる取付穴を一体的に掘り込み加工してお
き、折戸用蝶番の取付板の背部に戸板の取付穴に少なく
とも部分的に嵌合可能な凸部を設けて、取付の位置決め
に際して両戸板を突き合わせて真円形になった取付穴に
折戸用蝶番の凸部を嵌合する折戸用蝶番の取付方法。 - 【請求項3】 請求項2の折戸用蝶番の取付方法におい
て、折戸の戸板に取付穴を掘り込み加工する際に、回転
する切削刃を用いて、両戸板の突き合わせ線に回転する
切削刃の回転中心を位置させて切削により取付穴を一体
的に掘り込み加工することを特徴とする折戸用蝶番の取
付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593494A JPH07269218A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 折戸用蝶番の取付構造および取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593494A JPH07269218A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 折戸用蝶番の取付構造および取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269218A true JPH07269218A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13301293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6593494A Pending JPH07269218A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 折戸用蝶番の取付構造および取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07269218A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293304A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nishimura:Kk | 折戸の指詰め防止装置 |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6593494A patent/JPH07269218A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293304A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nishimura:Kk | 折戸の指詰め防止装置 |
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