JPH07269191A - ソレノイド錠用の非常解錠装置 - Google Patents

ソレノイド錠用の非常解錠装置

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JPH07269191A
JPH07269191A JP8583594A JP8583594A JPH07269191A JP H07269191 A JPH07269191 A JP H07269191A JP 8583594 A JP8583594 A JP 8583594A JP 8583594 A JP8583594 A JP 8583594A JP H07269191 A JPH07269191 A JP H07269191A
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JP
Japan
Prior art keywords
hook
door
solenoid
push plate
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8583594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Momose
孔宜 百瀬
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Cleanup Corp
Original Assignee
Cleanup Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソレノイドが焼け鉄芯が焼け付いた場合で
も、極めて容易に解錠できるソレノイド錠用の非常解錠
装置を提供すること。 【構成】 扉に軸支した軸棒と、軸棒の側方に突出して
取り付けたフックと、軸棒の側方に突出しフックとおよ
そ90°をなすように取り付けた押し板とを有し、押し
板を押すことによって軸棒を回転させてフックを移動す
ることができるソレノイド錠用の非常解錠装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気錠の一種であるソレ
ノイド錠用の非常解錠装置に関する。特に、本発明は、
荷物等自動管理ロッカー装置、カードキー式ロッカー装
置、テンキー式ロッカー装置、荷物等自動管理ロッカー
ボックス、カードキー式ドア、テンキー式ドアにおける
ソレノイド錠用の非常解錠装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来のソレノイド錠は図5から図10に
示すとおりであり、図6は閉扉時のソレノイド錠の正面
図、図5は図6のA−A線からの断面図であり、図8は
解錠信号が発せられた状態のソレノイド錠の正面図、図
7は図8のA−A線からの断面図、図10は開扉時のソ
レノイド錠の正面図、図9は図10のA−A線からの断
面図である。ソレノイド錠は、ラッチ、フック、ラッチ
を付勢するばね、ラッチを施錠位置に保つストップピ
ン、ラッチの回転移動及びストップピンの移動を行うソ
レノイドからなっている。解錠状態では、ストップピン
が下がり、ラッチとは接触しないので、ばね力によって
ラッチは解錠位置に保たれている。次に、ソレノイドに
施錠電流を流すと、電磁力の作用によって、ラッチはば
ね力に抗して回転し施錠位置へと移動し、ストップピン
が突き出してラッチの側面に当接してラッチが解錠位置
に戻るのをさまたげる。施錠位置においては、ラッチと
フックとが係合して施錠されている。その後に、ソレノ
イドに解錠電流を流すと、電磁力の作用により、ストッ
プピンが下がり、ラッチとの接触が解かれるので、ラッ
チはばね力により、解錠位置へと移る。すると、ラッチ
とフックとの係合が解かれ解錠されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ソレノイド錠
を解錠しようとしても、開かない場合がまれにある。そ
の原因の1つとして、電気・電子回路のトラブルによ
り、ソレノイドに解錠電流が流れないことが挙げられ
る。この場合には、手動操作によって、ストップピンを
機械的に下げて、ストップピンとラッチとの接触を断っ
て、ばね力によってラッチを解錠位置へと移動できるよ
うに設計されている。ところが、ソレノイドに過電流が
流れて、ソレノイドが焼け鉄芯が焼き付いてしまってい
る場合には、ラッチはもはや回転移動することができ
ず、ラッチは施錠位置のままで動かない。このような場
合には、外側より扉を溶断しなければ扉を開けることが
できず、大がかりな作業となり、また扉全体を交換しな
ければならない。しかも、隣合う扉と経年変化による扉
の色を一致させるのは大変な作業となる。特に、中に子
供が閉じ込められてソレノイドが焼け付いた場合には問
題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点は、請求項
1に記載のソレノイド錠用の非常解錠装置、すなわち、
扉に軸支した軸棒と、軸棒の側方に突出して取り付けた
フックと、軸棒の側方に突出し、フックとおよそ90°
をなすように取りつけた押し板とを有し、押し板を押す
ことによって、軸棒を回転させてフックを移動すること
ができるソレノイド錠用の非常解錠装置によって、解決
される。
【0005】また、本発明の好ましい実施態様において
は、請求項2に記載のように、フックの正常位置を規定
し、かつ、フックをガイドする溝であって、行き止まり
端を有する溝を設けたガイド板と、フックが溝の行き止
まり端に当たるように付勢するばねと、をさらに備えて
いる。
【0006】さらに、本発明の別の好ましい実施態様に
おいては、請求項4に記載のように、押し板に蛍光塗料
あるいは蓄光塗料が塗布してある。
【0007】
【作用】中に子供が閉じ込められた場合であっても、扉
を押し開けるのと同様に、内部から外へと押し板を押す
ことによって、軸棒が回転し、軸棒の側方に突出して取
り付けたフックも回転移動し、その結果、フックとラッ
チの係合が解かれる。この際に、たとえソレノイドが焼
き付いてラッチが動かない状態であっても、何ら支障な
く、フックが移動して、係合が解かれる点に注意してい
ただきたい。
【0008】また、外部から次のようにして非常解錠す
ることができる。扉の把手近くの扉には、通常くぼんだ
プラスチック部品がしっかりとはめ込んである。このプ
ラスチック部品のくぼみによって、把手を握るのが容易
になっている。このプラスチック部品に、ドリルなどを
用いて、小さな孔を開ける。この孔にワイヤーを通し、
内部の押し板に引っ掛けて押し板を扉の方へと引張る。
これにより軸棒が回転し、軸棒の側方に突出して取り付
けたフックも回転移動し、その結果、フックとラッチの
係合が解かれる。または、扉の表面に臨むワイヤーを引
くことによって押し板が手前に動き、軸棒が回転し、軸
棒の側方に突出して取り付けたフックも回転移動し、そ
の結果、フックとラッチの係合が解かれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
用いて、詳細に説明する。
【0010】図1は、実施例のソレノイド錠用の非常解
錠装置の原理を示す平面図である。図2は実施例のソレ
ノイド錠用の非常解錠装置の主要部の斜視図である。図
3は、実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置の平面図
である。
【0011】軸棒2の両端近くにリング状の溝1を設
け、軸棒2の側面に平行に向かいあう2つの平面を設
け、この平面の端近くにそれぞれ貫通孔を設ける。金属
板をU字状に折り曲げた軸受台4を、扉への取付け具1
0に突出して固定する。軸受台4の両側面には軸棒2を
通す孔が設けてあり、軸棒2の中央にコイルばね3をは
め込み、軸棒2を当該孔に貫通させた後に、止めリング
金具5を軸棒2の溝1にはめ込む。これによって、軸棒
2は軸受台4から抜けることなく、回転自在となる。軸
棒2の手前側の平面上に押し板7の取付け端を載せる。
当該取付け端には、軸棒の貫通孔に対応して、貫通孔が
設けてある。これら貫通孔が重なるように位置合わせを
する。押し板7の他端は、手動で押す部分であるが、当
該他端表面には蓄光塗料の案内シート11が貼ってあ
る。なお、押し板7の中央にはくりぬきが設けてあり、
扉の把手近くのくぼんだプラスチック部品の背面に当た
らないようになっている。フック8は金属製丸棒をU字
状に曲げたものであり、両端にはその軸方向に伸びるね
じ孔が設けてある。フック8の両端を押し板7の取付け
端の上に当てる。そして、軸棒2の向こう側から貫通孔
を通してねじ9を挿入し、ねじ止めして、軸棒2に対し
押し板7を固定する。また、コイルばね3の直線端部
は、一方が押し板7の取付け端の背面に当たり、他方は
軸受台4の中央面に当接しており、押し板と軸受台中央
面とを遠ざけるようにコイルばねによって付勢されてい
る。扉への取付け具10にはフック8に対応して長円1
6を穿ってある。当該長円16を貫通して、フック8は
移動することができる。扉の裏面の端に扉への取付け具
10を固定する。押し板7に固定フック17を設けワイ
ヤー18と結合させる。ワイヤー18の他端はキャップ
19を介して扉の表面側に臨むように取りつける。
【0012】実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置は
上記のような構造となっており、次のように使用するこ
とができる。通常はコイルばね3によって付勢され、フ
ック8が扉に対し垂直に突出した位置にある。そして、
ロッカー本体のかまち部に取り付けてあるソレノイド式
電気錠のラッチ15と係合し、施錠されている。正常状
態においては、ソレノイド6に解錠電気信号を流すと、
ラッチ15がソレノイド6のまわりに回転して、フック
8との係合が解かれ、解錠される。ところが、何らかの
原因でソレノイド6が焼け付いてしまうと、もはやラッ
チ15は動かなくなる。しかし、本実施例においては、
押し板7を、扉を押し開けるように、押すと、軸棒2が
コイルばね3に抗して回転し、フック8も回転するの
で、フック8とラッチ15の係合が解かれ、解錠され
る。
【0013】なお、扉を開けた後には、故障を起こした
電気錠をロッカー本体のかまち部から、ボルトをゆるめ
るなどして、取り外し、新品の電気錠と交換すれば、外
観を損なうことなく、短時間のうちに、交換修理を完了
できる。
【0014】
【発明の効果】中に閉じ込められた人間が独力で容易に
確実に解錠し、扉を開け、脱出することができ、安全性
に優れている。しかも、閉じ込められた人間は、外へと
押して脱出しようとする人間の心理を利用した脱出操作
方法としているので、極めて容易に独力で脱出すること
ができる可能性が高い。
【0015】また、脱出に要する時間が短く、しかも、
修理も容易であるため、ロッカーの復旧を早期に完了す
ることができ、ロッカーの稼働効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置の原理
を示す平面図である。
【図2】実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置の主要
部の斜視図である。
【図3】実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置の平面
図である。
【図4】実施例のソレノイド錠用の非常解錠装置につい
ての扉近くの拡大図である。
【図5】図6のA−A線からの断面図である。
【図6】閉扉時の従来のソレノイド錠の正面図である。
【図7】図8のA−A線からの断面図である。
【図8】解錠信号が発せられた状態のソレノイド錠の正
面図である。
【図9】図10のA−A線からの断面図である。
【図10】開扉時のソレノイド錠の正面図である。
【符号の説明】
1 溝 2 軸棒 3 コイルばね 4 軸受台 5 リング金具 6 ソレノイド 7 押し板 8 フック 9 ねじ 10 取付け具 11 案内シート 12 扉 15 ラッチ 16 長円 17 固定フック 18 ワイヤー 19 キャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に軸支した軸棒と、軸棒の側方に突出
    して取り付けたフックと、軸棒の側方に突出し、フック
    とおよそ90°をなすように取りつけた押し板とを有
    し、押し板を押すことによって、軸棒を回転させてフッ
    クを移動することができるソレノイド錠用の非常解錠装
    置。
  2. 【請求項2】 フックの正常位置を規定し、かつ、フッ
    クをガイドする溝であって、フックの行き止まり端を有
    する溝を設けたガイド板と、フックが溝の行き止まり端
    に当たるように付勢するばねと、を備えた請求項1に記
    載のソレノイド錠用の非常解錠装置。
  3. 【請求項3】 押し板にワイヤーの一端を取り付け、ワ
    イヤーの他端を扉の表側に臨むように取り付け、当該ワ
    イヤーを引くことによって押し板が動く構造とした請求
    項1または請求項2に記載のソレノイド錠用の非常解錠
    装置。
  4. 【請求項4】 押し板に蛍光塗料あるいは蓄光塗料が塗
    布してある請求項1から請求項3までのいずれか1つに
    記載のソレノイド錠用の非常解錠装置。
JP8583594A 1994-03-31 1994-03-31 ソレノイド錠用の非常解錠装置 Pending JPH07269191A (ja)

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JPH07269191A true JPH07269191A (ja) 1995-10-17

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ID=13869923

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JP8583594A Pending JPH07269191A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ソレノイド錠用の非常解錠装置

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JP (1) JPH07269191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465822B1 (ko) * 2002-05-20 2005-01-13 장용운 비상구용 도어 잠금장치
JP2020186609A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 友志郎 久保 宅配ボックスの解錠装置

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KR100465822B1 (ko) * 2002-05-20 2005-01-13 장용운 비상구용 도어 잠금장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406