JPH07268630A - 基板交換装置 - Google Patents

基板交換装置

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Publication number
JPH07268630A
JPH07268630A JP8248994A JP8248994A JPH07268630A JP H07268630 A JPH07268630 A JP H07268630A JP 8248994 A JP8248994 A JP 8248994A JP 8248994 A JP8248994 A JP 8248994A JP H07268630 A JPH07268630 A JP H07268630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
sealing body
port
opening
tray
Prior art date
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Pending
Application number
JP8248994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hashimoto
一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPH07268630A publication Critical patent/JPH07268630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密のための保持力を小さくし、排気,ベン
ト時間を短縮する。 【構成】 基板交換部1の上壁3に形成された交換口2
と、交換口2に開閉自在に設けられた上蓋13と、交換
部1の下壁10に形成された排気口34,ベント用口3
5と、搬送アーム4の先端部に形成された環状の支持部
5と、支持部5の上側,下側に位置し,中央部に開口2
0,24の形成された上封止体18,下封止体23と、
上封止体18に載置され,中央部に開口21を有し,上
面に中央部が開口した基板7が載置されたトレイ6と、
両封止体18,23を上下に移動自在に案内するガイド
と、両封止体18,23を近接する方向に付勢したばね
28と、両封止体18,23の両開口20,24間を連
結したベローズ27と、両封止体18,23を離反さ
せ,上封止体18により交換口2を覆い,下封止体23
により排気口34,ベント用口35を覆う離反手段33
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気された成膜室で成
膜される基板等を、外部との間で交換する基板交換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板交換装置は、図3に示すよう
になっている。同図において、1は基板に成膜を行う成
膜室に連通した基板交換部、2は交換部1の上壁3に形
成された交換口、4は成膜室に設けられた回転軸に基部
が固着された搬送アーム、5は搬送アーム4の先端部に
形成された平面C字形の支持部、6は支持部5に載置さ
れた円板状のトレイ、7はトレイ6に載置され,中央部
に開口8が形成された円板状の基板である。
【0003】9は交換部1の下壁10を貫通した昇降
軸、12は昇降軸9を上下動する昇降機、13は交換口
2に開閉自在に設けられた上蓋、14,15は上壁3を
貫通し,交換口2に連通した排気孔,ベント用孔、1
6,17は交換口2の周縁部の上壁3の内面,外面に設
けられた環状のOリングである。
【0004】そして、真空の成膜室においてトレイ6上
の基板7の成膜が終了すると、搬送アーム4が回転し、
支持部5が交換部1に移行される。つぎに、昇降機12
により昇降軸9が上動し、昇降軸9の上面がトレイ6の
下面に当接してトレイ6を上動し、トレイ6の周縁部が
Oリング16に圧接し、交換口2と交換部1とを気密に
分離する。
【0005】つぎに、ベント用孔15から窒素ガスが交
換口2に流入し、交換口2が大気圧に戻った後、上蓋1
3が開けられ、成膜済の基板7が取り出され、新しい基
板7がトレイ6に載置され、基板7が交換される。
【0006】つぎに、上蓋13を閉めてOリング17に
圧接し、排気孔14より交換口2を真空に排気し、昇降
軸9を下動してトレイ6を支持部5に載置し、搬送アー
ム4が回転して基板7を成膜位置に移行し、成膜を行
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記基板交換装
置の場合、基板7の交換に際し、交換口2が大気圧にな
った時、Oリング16で囲まれた面積に対応する大気圧
が昇降軸9にかかり、そのため昇降軸9の昇降機構に大
きな保持力を要する。
【0008】さらに、排気,ベント時間を短くするた
め、交換口2の容積を小さくすると、排気孔14及びベ
ント用孔15の径が小さくなり、コンダクタンスが小さ
くなり、結果的に排気,ベント時間が長くなる。逆に、
排気孔14及びベント用孔15を大きくすると、交換口
2の容積が大きくなり、排気,ベント時間の短縮が困難
である。
【0009】その上、大気圧に戻した時、トレイ6が薄
いと弓なりにそり、特に中央部分のそりが大きく、そり
を防ぐために、トレイ6や昇降軸9の上端扁平部分の厚
みを厚くしなければならないという問題点がある。本発
明は、前記の点に留意し、気密のための保持力を小さく
し、排気,ベント時間を短縮し、トレイのそりをなくし
た基板交換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の基板交換装置は、基板交換部の上壁に形成
された交換口と、該交換口に開閉自在に設けられた上蓋
と、前記交換部の下壁に形成された排気口,ベント用口
と、搬送アームの先端部に形成された環状の支持部と、
該支持部の上側,下側に位置し,中央部に開口の形成さ
れた上封止体,下封止体と、前記上封止体に載置され,
中央部に開口を有し,上面に中央部が開口した基板が載
置されたトレイと、前記両封止体を上下に移動自在に案
内するガイドと、前記両封止体を近接する方向に付勢し
たばねと、前記両封止体の前記両開口間を連結したベロ
ーズと、前記両封止体を離反させ,前記上封止体により
前記交換口を覆い,前記下封止体により前記排気口,ベ
ント用口を覆う離反手段とを備えたものである。
【0011】さらに、本発明は、上壁の内面と上封止体
との間に介在するOリングの径と、下壁の内面と下封止
体との間に介在するOリングの径とをほぼ同一にしたも
のである。
【0012】
【作用】前記のように構成された本発明の基板交換装置
は、基板交換部の上方に上蓋を有する基板交換口が形成
され、交換部の下方に排気口,ベント用口が形成され、
搬送アームの基板の支持部の上側,下側に、ベローズで
連結された上封止体,下封止体があり、基板の交換時、
離反手段により上封止体が交換口を覆い、下封止体が排
気口,ベント用口を覆うため、基板,トレイ,上,下封
止体の中央部の開口から、排気及びベントを行うことが
でき、排気及びベントを行う容積を大きくすることな
く、コンダクタンスを大きくすることが可能になり、排
気,ベント時間を短縮できる。
【0013】しかも、従来そりの最も大きいトレイの中
央部分に開口が形成されているため、そりが生じ難く、
トレイの厚みを薄くできる。
【0014】その上、上壁の内面と上封止体との間に介
在するOリングの径と、下壁の内面と下封止体との間に
介在するOリングの径とが、ほぼ同一であるため、大気
圧に戻した時、上,下の両封止体にかかる圧力がほぼ同
一になってバランスがとれ、保持機構として作用する力
は両Oリングのつぶし力のみとなり、離反手段の保持力
に大きな力を要さず、構成が簡単になる。
【0015】
【実施例】1実施例について図1及び図2を参照して説
明する。それらの図において図3と同一符号は同一もし
くは相当するものを示す。18は搬送アーム4の支持部
5の内側段部19に載置された上封止体、20は上封止
体18の中央部に形成された開口、21は上封止体18
にOリング22を介して載置されたトレイ6の中央部に
形成された開口であり、トレイ6に開口8の形成された
基板7が載置され、トレイ6の周縁部が上壁3の交換口
2の周縁部の内面のOリング16に接離自在になってい
る。
【0016】23は支持部5の下側に位置し,上封止体
18,トレイ6の径とほぼ同一の下封止体、24は下封
止体23の中央部に形成された開口、25は上封止体1
8の下面に植設された複数本の円柱状のガイド棒、26
は下封止体23の上面に突設され,各ガイド棒25が挿
通された複数個のガイド筒であり、ガイド棒25,ガイ
ド筒26により上,下封止体18,23が上下に平行し
て移動自在になっている。
【0017】27は上,下封止体18,23間を連結し
たベローズであり、上端が上封止体18の下面の開口2
0の周縁部に気密に連結され、下端が下封止体23の上
面の開口24の周縁部に気密に連結されている。28は
上,下封止体18,23間に設けられた複数個のばねで
あり、両封止体18,23を近接する方向に付勢してい
る。
【0018】29,30は上封止体18の下面及び下封
止体23の上面のそれぞれの一側に設けられたローラ、
31は支持部1の側壁に設けられた直進導入機、32は
導入機31により両ローラ29,30間に導入される導
入軸であり、上,下封止体18,23を上,下に離反さ
せる。33は導入機31,導入軸32からなる離反手段
である。
【0019】34は下封止体23の開口24の下方の下
壁10に形成された排気口、35は排気口34の側部の
下壁10に形成されたベント用口、36は下壁10の上
面に排気口34,ベント用口35の外側に設けられたO
リングであり、Oリング16とほぼ同一の径を有し、下
封止体23の下動時、下封止体23の周縁部がOリング
36を介して下壁10に気密に圧接される。
【0020】つぎに、動作について説明する。成膜済の
基板7が、図1に示すように、搬送アーム4により交換
部1に移行されると、図2に示すように、導入機31に
より導入軸32が両ローラ29,30間に導入され、ば
ね28に抗して上,下封止体18,23を上,下に移行
させ、上封止体18を介してトレイ6の周縁部をOリン
グ16に圧接させ、下封止体23の周縁部をOリング3
6に圧接させる。
【0021】つぎに、ベント用口35から窒素ガスを導
入して大気圧に戻し、上蓋13を開けて基板7を交換す
る。この時、上封止体18の下縁が支持部5に係止して
おり、上封止体18が支持部5から逸脱することはな
い。つぎに、上蓋13をOリング17を介して気密に閉
じ、排気口34より排気し、排気後、導入軸32を後退
させ、ばね28により上,下封止体18,23が図1の
状態になり、搬送アーム4により基板7が成膜室の成膜
位置に移行される。
【0022】なお、大気圧に戻した時、上,下封止体1
8,23が上,下方向から大気圧により押されるが、O
リング16,36の径がほぼ同一であるため、同圧で押
され、両ローラ29,30の部分で相殺され、導入機3
1に必要な保持力は、両Oリング16,36のつぶし力
のみとなる。また、離反手段33、両封止体18,23
の上下の移動機構等は、実施例に限定されるものでな
く、適宜の手段が用いられる。さらに、本発明は、成膜
を行う基板に限らず、真空装置内に搬送する基板に全て
適用される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の基
板交換装置は、基板交換部1の上方に上蓋13を有する
基板交換口2が形成され、交換部1の下方に排気口3
4,ベント用口35が形成され、搬送アーム4の基板7
の支持部5の上側,下側に、ベローズ27で連結された
上封止体18,下封止体23があり、基板7の交換時、
離反手段33により上封止体18が交換口2を覆い、下
封止体23が排気口34,ベント用口35を覆うため、
基板7,トレイ6,上,下封止体18,23の中央部の
開口8,21,20,24から、排気及びベントを行う
ことができ、排気及びベントを行う容積を大きくするこ
となく、コンダクタンスを大きくすることが可能にな
り、排気,ベント時間を短縮することができる。
【0024】しかも、従来そりの最も大きいトレイ6の
中央部分に開口21が形成されているため、そりが生じ
難く、トレイ6の厚みを薄くできる。その上、上壁3の
内面と上封止体18との間に介在するOリング16の径
と、下壁10の内面と下封止体23との間に介在するO
リング36の径とが、ほぼ同一であるため、大気圧に戻
した時、上,下の両封止体18,23にかかる圧力がほ
ぼ同一になってバランスがとれ、保持機構として作用す
る力は両Oリング16,36のつぶし力のみとなり、離
反手段33の保持力に大きな力を要さず、構成を簡単に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の切断正面図である。
【図2】図1の他の状態の切断正面図である。
【図3】従来例の切断正面図である。
【符号の説明】
1 基板交換部 2 交換口 3 上壁 4 搬送アーム 5 支持部 6 トレイ 7 基板 8 開口 10 下壁 13 上蓋 16 Oリング 18 上封止体 20 開口 21 開口 23 下封止体 24 開口 27 ベローズ 28 ばね 33 離反手段 34 排気口 35 ベント用口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板交換部の上壁に形成された交換口
    と、 該交換口に開閉自在に設けられた上蓋と、 前記交換部の下壁に形成された排気口,ベント用口と、 搬送アームの先端部に形成された環状の支持部と、 該支持部の上側,下側に位置し,中央部に開口の形成さ
    れた上封止体,下封止体と、 前記上封止体に載置され,中央部に開口を有し,上面に
    中央部が開口した基板が載置されたトレイと、 前記両封止体を上下に移動自在に案内するガイドと、 前記両封止体を近接する方向に付勢したばねと、 前記両封止体の前記両開口間を連結したベローズと、 前記両封止体を離反させ,前記上封止体により前記交換
    口を覆い,前記下封止体により前記排気口,ベント用口
    を覆う離反手段とを備えた基板交換装置。
  2. 【請求項2】 上壁の内面と上封止体との間に介在する
    Oリングの径と、下壁の内面と下封止体との間に介在す
    るOリングの径とをほぼ同一にした請求項1記載の基板
    交換装置。
JP8248994A 1994-03-28 1994-03-28 基板交換装置 Pending JPH07268630A (ja)

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JP8248994A JPH07268630A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 基板交換装置

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JP8248994A JPH07268630A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 基板交換装置

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JP8248994A Pending JPH07268630A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 基板交換装置

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