JPH07268393A - 粉末シャボン玉組成物 - Google Patents

粉末シャボン玉組成物

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Publication number
JPH07268393A
JPH07268393A JP9405694A JP9405694A JPH07268393A JP H07268393 A JPH07268393 A JP H07268393A JP 9405694 A JP9405694 A JP 9405694A JP 9405694 A JP9405694 A JP 9405694A JP H07268393 A JPH07268393 A JP H07268393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soap bubble
composition
water
polymer compound
hydrophilic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9405694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Takayasu
正雄 高安
Kazuo Shimizu
和夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISSHIN YUSHI KAGAKU KK
Original Assignee
NISSHIN YUSHI KAGAKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目 的】粉末タイプのシャボン玉発生組成物を提供す
る。 【構 成】この組成物は、親水性の界面活性剤と親水性
高分子化合物に特定のデキストリン粉末を配合してなる
ものである。 【効 果】従来の粉末品にないすぐれた水溶性、水質、
水温の如何を問わず、長期間安定なシャボン玉発生組成
物を提供することができる。そして、単なる玩具の一用
途にとどまらず、広く祝祭事用、教育用(理科)、イベ
ントなどに利用でき、新たにシャボン玉発生組成物の分
野を広げ、且つ、人と自然環境に前向きな優れた効果を
奏するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャボン玉発生液を提
供するための粉末シャボン玉組成物より詳しくは安全性
の高い、取り扱いやすい、コンパクト、しかも特異な粉
末状のシャボン玉組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャボン玉発生液は、元来、薄い石鹸液
そのもの、あるいは皮膜形成物(松ヤニ、ロジン、シェ
ラック、澱粉、セルロース、など)を含ませたもので常
用されていたが、徐々に長期安定性、継続発生の安定
性、玩具以外のイベント、ショーなど目的に使用すると
きの便利性も要求されるなかで、合成系のもの、即ち、
脂肪酸系以外の界面活性剤を使った中性タイプのものが
登場するに至っている。界面活性剤は、玩具規格上3%
以内にして必要により皮膜形成物、香料、色素などを含
有するものが、現在のシャボン玉液組成物である。又、
粉末石鹸や粉末合成系界面活性剤を用いて、使用時、適
当に水溶液とするものも考えられる。
【0003】
【本発明が解決する問題点】従来のシャボン玉発生組成
物は、次のような問題点を有する。 (1)常に大量の水溶液として提供するために、使用容
器(多くはプラスチック)の収納時、物流時の生産性、
経済性、廃棄時のプラスチックゴミの発生。 (2)水溶液のために、強力な防腐剤を入念に選定する
ことで、当該、防腐剤の人への安全性の検討。 (3)温度(外温)、湿度、風などの外的条件によるシ
ャボン玉発生状況の不均一。 (4)スピーディで且つ使い易い、しかも使用感の優れ
た商品の凍結。 (5)シャボン玉発生組成物の形態の固定化による新規
需要の停滞。などが主なるものであり、新たなるシャボ
ン玉発生組成物の需要を阻み、依然として旧来的な玩具
として伸び悩みを来しているのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャボン玉発
生組成物を、濃縮タイプの粉末にすることによって従来
の諸問題の解決を図ろうとするものである。即ち、親水
性界面活性剤及び、親水性高分子化合物の中に、構成成
分として特定のデキストリン粉末を配合することを特徴
とする。特定のデキストリンは、水溶性に優れて、食品
用途にも使用される安全性の高いもので、且つ、液状の
界面活性剤(但し、水分を含まないもの)との相溶性も
よく、安定な粉末体を形成することができる。特定のデ
キストリン粉末は、物性として次の内容を有するもの
が、有効である。 ○ 水分5%以下 ○ 30%水溶液の粘度が15〜30CPS(20℃) ○ PH4〜5.5 ○ 比容積10〜20 ○ 灰分0.1%以下 ○ 安息角50゜以下 特定デキストリン粉末に対して、親水性界面活性剤と親
水性高分子化合物の含有量は、15〜45重量%が好ま
しい。両者の比は、前者1に対して後者がおおむね0.
05〜0.30が良い。親水性界面活性剤とは、HLB
が少なくとも7以上より好ましくは、10以上のものが
良い。具体的には陰イオン系として、脂肪酸系、高級ア
ルコール系、アルファオレフィン系、アルキルスルホン
酸系、アミドスルホン酸系、アミノ酸系のもの、非イオ
ン系としてアルキルフェノール系、高級アルコール系
(エステルとエーテルタイプ)、グリセリンエステル
系、ソルビタンエステル系、脂肪酸エーテル系、アルキ
ルグルコシド系、ショ糖脂肪酸系、植物油のEO付加物
(大豆油、ヒマシ油、ナタネ油、パーム油、オリーブ油
など)が代表例である。就中、非イオン系の水分が2%
未満のポリオキシエチレンアルキル(C12〜C15
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12
16)アルキルアミド、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C
〜C15)フェノールエーテル、ヤシ油アルキルアミン
オキシド、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12
16)エーテルと、これらの混合物が特に好ましい。
そして、これらに泡の安定剤として、ポリエチレングリ
コール(♯200〜600),エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1.3ブチレングリコール、グリ
セリン、ソルビトール、ヘキシレングリコールなどの湿
潤剤を併用する事ができるし、水への溶解性が迅速に向
上する。一方、親水性高分子化合物としては、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、スチレン無水マレイン酸共重合体、ポリ
ビニールピロリドン、ポリアクリル酸エステル(ソー
ダ)、ポリビニールアルコール、ビニルメチルエーテル
無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアセテイト、ポリ
ビニルブチラール、グルテン、カゼイン、ヒドロキシス
ターチ、ジアルデヒドスターチ、デキスタリン、ゼラチ
ン、ペクチン、グアガム、アラビアガム、キサンタンガ
ムなどがあり、特に植物系(セルロース系、でんぷん
系)が、安定性、水溶性などにおいて有利である。この
他に発泡安定性、発色性を補完するために難水溶性の皮
膜形成物質、例えばロジン、シェラック、ニトロセルロ
ース、ポリアクリルアミド、パラフィンワックス、カル
ナバワックス、ミクロクリスタルワックスなどを極微量
(0.1%未満)含ませることができる。上記3者は、
任意に混合するだけで均一で、安定な粉末シャボン玉組
成物を作る事ができる。一般に使用する場合には、当該
組成物を水20〜50倍に希釈して、ストロー、ワッカ
ー、シャボン玉発生機などによって使用することができ
る。特に本組成物のものは、色ツヤが鮮明でシャボン玉
の寿命が長く、外的要因(温度、風向、風力など)にも
安定性が大きい。又、連動システムの発生機を利用すれ
ば、大小カラフルなシャボン玉がエンドレスで発生させ
ることもできる。使用濃度によっても、幼児用、玩具用
からイベント、コンサート、祝宴会、祭事などの観賞
用,PR用として幅広く利用することができる。ことに
実施例にそって証明する。
【0005】
【実施例 1】下記の組成からなるシャボン玉組成物を
試作した。 W% (1)ヒドロキシエチルセルロース 3.0 (2)ポリオキシエチレン(EO:9モル) ラウリルエーテル 28.0 (3)特定デキストリン 68.5 (4)オレンジオイル 0.5 これを20倍の水で希釈してシャボン玉水溶液を調製し
て、市販のシャボン玉発生機でシャボン玉発生状況を観
察した。市販のシャボン玉液よりも次の点の優位性を確
認した。
【実施例 2】次の組成からなるシャボン玉組成物を試
作して、いくつかの実用テストを試みた。[表 1]
【実用テスト】
【その 1】 安定性(保 存) 40℃、80%RHの状態下で、ポリエチレン(LDP
E)袋(20μ)に収納して状態を調べる。(90日
間) 本発明品 1、2、全く変化なし 比較品 1.二日後にベトついて固着化 2.配合時にベトついて流動性なし 3.40日後粘土状 4.2日後にケーキング現象 5.全く変化なし
【その 2】 30%水溶液の水溶性と発泡性 (ピストルタイプ市販発生機使用)
【0℃の水道水】本発明品 1、2、水溶性、発泡性と
も良好 比較品 1.ダマ発生で発泡性悪い 2.水溶性、良好であるが、白濁で発泡性悪い 3.水溶性、発泡性共に悪い(白濁) 4.ダマ発生(塊状物)、発泡性悪い 5.水溶性良好、発泡性悪い
【35℃の硬度30の水】本発明品 1、2、水溶性、
発泡性とも良好 比較品 1.塊状異物発生、テスト不可 2.白濁、発泡性悪い 3.水溶性良好、発泡性、非常に悪い 4.塊状異物発生、テスト不可 5.水溶性良好、発泡性悪い 以上より本発明の配合品が、形状、安定性、水溶性、水
質安定性、発泡性、外観(透明度)のいずれも格段に優
れており、実用に耐えうるものであることを確認した。
【効 果】以上のように本発明品は、粉末タイプのシャ
ボン玉発生組成物として、安定性、発泡性、水溶性、並
びに水質、外気温、湿度、その他の物理的、化学的条件
に充分耐えうるものであり、液状(水性)タイプのシャ
ボン玉発生組成物の諸々の問題を、解決(容器、漏洩、
配送、在庫の軽減)し、併せてシャボン玉発生組成物の
商品的価値を一玩具から広く娯楽、観賞用、教育用にも
幅広く使用できるだけでなく、各成分が分解しやすく、
人や自然環境にも悪影響を与えないものとして、極めて
自然的で玩具の原点の基本的なシャボン玉発生組成物を
提供し、利用者のエリアを老若男女に広げる楽しいもの
である。
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 親水性界面活性剤、親水性高分子化合
    物及び、次の物性を有する特定デキストリン粉末から基
    本的に構成された粉末シャボン玉組成物 (a) 水分5%以下 (b) 粘度(30%水溶液)15〜30CPS(20
    ℃) (c) PH 4〜5.5 (d) 比容積 10〜20 (e) 灰分 0.1%以下 (f) 安息角 50°以下
JP9405694A 1994-03-29 1994-03-29 粉末シャボン玉組成物 Pending JPH07268393A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999031211A1 (en) * 1997-12-17 1999-06-24 Hercules Incorporated Hydrophobically modified polysaccharides in household preparations

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999031211A1 (en) * 1997-12-17 1999-06-24 Hercules Incorporated Hydrophobically modified polysaccharides in household preparations

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