JPH0726795U - 磁気浮上式回転飾り駆動装置 - Google Patents

磁気浮上式回転飾り駆動装置

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JPH0726795U
JPH0726795U JP5639293U JP5639293U JPH0726795U JP H0726795 U JPH0726795 U JP H0726795U JP 5639293 U JP5639293 U JP 5639293U JP 5639293 U JP5639293 U JP 5639293U JP H0726795 U JPH0726795 U JP H0726795U
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JP
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permanent magnet
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rotary shaft
rotating shaft
rotary
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JP5639293U
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JP2569282Y2 (ja
Inventor
卓男 占部
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株式会社精工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を接着する手間を省いて作業の簡素
化を図り、しかも、回転軸を磁気浮上させて軸受部の負
荷を軽減する。 【構成】 回転軸1を、回転自在にかつ重力方向に可動
に、中板2を貫通して垂直に軸受けする。この回転軸1
の上端部に回転飾り5を装着する。回転軸1に第1の永
久磁石6が軟圧入している第1のブッシュ7を遊合貫通
し、第1のブッシュ7が上方へ移動するのを規制する段
差部12を、回転軸1に設ける。第1の永久磁石6の下方
に、第2の永久磁石8を回転軸1に遊合貫通する。第1
の永久磁石6と第2の永久磁石8とは、相対向しかつ磁
気的に相反発し、第1の永久磁石6は段差部12に圧接さ
れ、第2の永久磁石8は中板2に押し付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転飾り付き置時計等に用いられる磁気浮上式回転飾り駆動装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から用いられている時計の回転飾りは、美的効果を高めるためにガラス等 が用いられ、重量が重いものである。このため、回転軸の下部の軸受部に大きな スラスト荷重がかかり、摩擦や摩耗が大きいという問題があった。そこで、従来 は、例えば実公昭59−27536号公報に開示されているように、受板上に配 置される第1永久磁石と、回転軸に固着した第2永久磁石との間の反発力によっ て回転軸を浮上して支承する軸受装置が知られている。さらに他の従来例として 、図2に示すものが知られている。すなわち、上端部に回転飾りaを装着した回 転軸bを、軸受部c,dで垂直に起立して軸受けし、この回転軸bに第1の永久 磁石eをブッシュfを介して固定する。第1の永久磁石eの下方に、第2の永久 磁石gを対向的に設けているが、この第2の永久磁石は、中板hに設けたブッシ ュiに固定してある。回転軸bは、ブッシュiを遊合貫通している。第1の永久 磁石eと第2の永久磁石gとは、磁気的に相反発するように着磁してあり、回転 軸bはこの反発力により浮上し、下部の軸受部dに大きなスラスト荷重がかから ないようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来技術は第1永久磁石を受板上に接着剤を介して固着してい るものであり、接着作業に手間がかかり、また、接着剤が固まるまでにかなりの 時間を要するため、多量生産には適していないという問題があった。さらに移動 時等において強い衝撃が加わると、接着剤がはがれ、永久磁石が受板からはがれ るという問題があった。第2の従来技術は永久磁石e,gは硬くかつ脆いもので あり、強い圧入力によりブッシュf,iに固定すると割れてしまう危険性がある ため、プラスチックで形成したブッシュfを回転軸bに固着し、また、中板hに ブッシュiを一体的に形成しておき、両ブッシュのそれぞれに接着剤を用いて永 久磁石e,gを接着して固定している。しかし、第1の従来技術と同じく接着作 業を必要とし同様の問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案の目的は、永久磁石を接着する手間を省いて作業の簡素化を図 った磁気浮上式回転飾り駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係る磁気浮上式回転飾り駆動装置は、 回転飾りが装着される回転軸が、回転自在にかつ重力方向に可動に中板を貫通し て垂直に起立して軸受けしてあり、回転軸には、第1の永久磁石が軟圧入してい る第1のブッシュが遊合貫通しておりかつ、この第1のブッシュが上方へ移動す るのを規制する段差部が設けてあり、第1の永久磁石の下方には、第1の永久磁 石と対向するとともに磁気的に相反発して第1のブッシュと段差部とを圧接させ る第2の永久磁石が設けてあり、中板には、回転軸が遊合貫通する第2の永久磁 石が載置してある。
【0006】
【作用】
第1の永久磁石と第2の永久磁石が磁気的に相反発するので、回転飾りの荷重 が回転軸に加わっても、第2の永久磁石が中板により下降を阻止されるため、相 対的に第1の永久磁石がその反発力により回転軸とともに浮上する。このため、 第1の永久磁石は、回転軸に設けられた段差部を押し上げ、その結果として、回 転軸及び回転飾りが浮上する。また、第1の永久磁石と第2の永久磁石は、とも に回転軸を遊合貫通しているので、衝撃が加わった場合には段差部と中板との間 で回転軸の軸方向に沿って自由に移動し、衝撃による損傷を受けない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。
【0008】 図1に示すように、回転軸1は、中板2を貫通して垂直に起立しており、上ケ ース3の上部に圧入された軸受部3aと、下ケース4に形成された軸受部4aに より回転自在に、かつ重力方向に動くことができるように軸受けされている。回 転軸1の上端部は、上ケース3から上方へ突出し、その突出端に回転飾り5がス リーブ5aを介して装着されている。回転軸1の中間部に抜け止めリング11が 上下移動不能に嵌合しており、上ケース3の一部に係合することにより回転軸1 が上方へ移動するのを規制している。回転軸1は、抜け止めリング11の下方位 置で、直径を小さくして段差部12を設けてある。
【0009】 回転軸1の段差部12の下方に、第1の永久磁石6が遊合貫通している。すな わち、予め上部につば部7aを有する第1のブッシュ7に、第1の永久磁石6を 止まりばめ程度に軟圧入しておき、第1のブッシュ7の中心孔を回転軸1に遊合 貫通させて構成している。このため、第1の永久磁石6が回転軸1に沿って下方 へ移動することは自由であるが、上方への移動は、ブッシュ7が段差部12に係 止されることにより規制される。
【0010】 第1の永久磁石6の下方に、第2の永久磁石8が遊合貫通している。すなわち 、第1のブッシュ7と同じように、予め下部につば部9aを有する第2のブッシ ュ9に、第2の永久磁石8を止まりばめ程度に軟圧入しておき、第2のブッシュ 9の中心孔を中板2上の回転軸1に遊合貫通させて構成している。このため、第 2の永久磁石8が回転軸に沿って上方へ移動することは自由であるが、下方への 移動は、ブッシュ9が中板2に対接することにより規制される。
【0011】 第2の永久磁石8は、第1の永久磁石6と対向しており、磁気的に相反発する 方向、具体的にいうと対向面が同磁極となるように着磁してある。したがって、 両磁石6,8は相反発し、第1の永久磁石6は段差部12により、また、第2の 永久磁石8は中板2により、反発により離隔する範囲が規制されている。
【0012】 回転軸1を回転駆動する手段は、中板2と下ケース4との間に設けられている 。すなわち、回転軸1の中板2から下方への突出部に、駆動歯車10が相互に回 転不能、かつ軸方向に摺動可能に連結してある。駆動歯車10に、駆動源である ステップモータ11からの回転力が伝達される。すなわち、ステップモータ11 の回転は、ロータカナ12、歯車13を介して歯車14に伝えられ、コイルバネ 15により回転力が円滑化されて伝達軸16に伝えられ、この伝達軸から駆動歯 車10に伝達される。
【0013】 このような構成なので、回転軸1の上部に回転飾り5が装着されると、その荷 重により回転軸1が下降する。第1の永久磁石6は、段差部12とブッシュ7と により回転軸1と一体となって下降し、第2の永久磁石8と接近するが、第2の 永久磁石8はこれに反発して下降し、中板2に接する位置で下降を阻止される。 第2の永久磁石8のこの位置で、回転軸1に加えられている荷重と、両磁石6と 8との間の反発力がつり合う両磁石間の間隔が決定され、第1の永久磁石6の停 止位置が定まる。そして、回転軸1及び回転飾り5はこの位置で浮上する。 回転軸1にかかる荷重が、両磁石6,8の反発力に比して非常に小さい場合に は、抜け止めリング11が、上ケース3の一部に係合するところで上昇位置が規 制される。
【0014】 移動時等に強い衝撃が加わった場合には、第1のブッシュ7と第2のブッシュ 9は、ともに回転軸1を遊合貫通しているため、段差部12と中板2との間で回 転軸1の軸方向に沿って自由に移動してその衝撃力を緩和し、ブッシュと永久磁 石との軟圧入状態に損傷を与えることはない。 回転軸1に設けた段差部12は、上例の形状に限られず、第1の永久磁石が上 方へ移動するのを規制できるものであればどのようなものでもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、永久磁石は回転軸に遊合貫通し、接着 されていないので、移動時等に強い衝撃が加わったときでも回転軸との関係に変 化はなく、所定の作用効果を果たすことができる。また、永久磁石を接着する手 間が不要であるので、作業を簡素化が達成できる。さらに、回転軸を磁気浮上で きるので、下部軸受部の摩擦、摩耗を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 12 段差部 2 中板 5 回転飾り 6 第1の永久磁石 8 第2の永久磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転飾りが装着される回転軸が、回転自
    在にかつ重力方向に可動に中板を貫通して垂直に起立し
    て軸受けしてあり、 上記回転軸には、第1の永久磁石が軟圧入している第1
    のブッシュが遊合貫通しておりかつ、この第1のブッシ
    ュの上方への移動を規制する段差部が設けてあり、 上記第1の永久磁石の下方には、上記第1の永久磁石と
    対向するとともに磁気的に相反発して上記第1のブッシ
    ュと上記段差部とを圧接させる第2の永久磁石が設けて
    あり、 上記中板には、上記回転軸が遊合貫通する上記第2の永
    久磁石が載置してあることを特徴とする磁気浮上式回転
    飾り駆動装置。
JP1993056392U 1993-10-19 1993-10-19 磁気浮上式回転飾り駆動装置 Expired - Fee Related JP2569282Y2 (ja)

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JP2569282Y2 JP2569282Y2 (ja) 1998-04-22

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168493U (ja) * 1986-04-15 1987-10-26
JPH0499096U (ja) * 1991-01-31 1992-08-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168493U (ja) * 1986-04-15 1987-10-26
JPH0499096U (ja) * 1991-01-31 1992-08-27

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JP2569282Y2 (ja) 1998-04-22

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