JPH07266987A - 車両のステップ装置 - Google Patents
車両のステップ装置Info
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- JPH07266987A JPH07266987A JP6062591A JP6259194A JPH07266987A JP H07266987 A JPH07266987 A JP H07266987A JP 6062591 A JP6062591 A JP 6062591A JP 6259194 A JP6259194 A JP 6259194A JP H07266987 A JPH07266987 A JP H07266987A
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- door
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ドア閉塞時に下側フロア面を覆い隠すように格
納される折り畳み式のステップ装置を構成し、乗員の乗
降性およびステップ装置の操作性の向上を図るととも
に、上側フロア面の拡大化を図りかつ乗員の安全性を図
る。 【構成】ドア開口に対向するフロア面を上側フロア面7a
よりも車体外側方側でかつ一段低い下側フロア面7bに形
成し、該上側フロア面7aと下側フロア面7bとで階段状に
構成する。上記下側フロア面7bと地上面との間にテーブ
ルステップ23が展開するステップ装置21を、上記上側フ
ロア面7a外側方でかつ下側フロア面7b上方の段差空間7d
に格納されるよう折り畳み可能に構成する。そして、扉
13に、その開放時にテーブルステップ23が展開位置に展
開した状態で該扉13を開放状態にロックする一方、テー
ブルステップ23が格納位置に格納された状態でその扉13
の開放状態でのロックを解除するドアロック装置を設け
る。
納される折り畳み式のステップ装置を構成し、乗員の乗
降性およびステップ装置の操作性の向上を図るととも
に、上側フロア面の拡大化を図りかつ乗員の安全性を図
る。 【構成】ドア開口に対向するフロア面を上側フロア面7a
よりも車体外側方側でかつ一段低い下側フロア面7bに形
成し、該上側フロア面7aと下側フロア面7bとで階段状に
構成する。上記下側フロア面7bと地上面との間にテーブ
ルステップ23が展開するステップ装置21を、上記上側フ
ロア面7a外側方でかつ下側フロア面7b上方の段差空間7d
に格納されるよう折り畳み可能に構成する。そして、扉
13に、その開放時にテーブルステップ23が展開位置に展
開した状態で該扉13を開放状態にロックする一方、テー
ブルステップ23が格納位置に格納された状態でその扉13
の開放状態でのロックを解除するドアロック装置を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上面と、該地上面に
対して高位置に位置するフロア面との間で乗員の乗降を
円滑にするための車両のステップ装置の改良に関する。
対して高位置に位置するフロア面との間で乗員の乗降を
円滑にするための車両のステップ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地上面に対してフロア面が高位
置に位置するバスなどの車両においては、ドアの開放時
にそのドア開口に対向するフロア面を、シートが載置さ
れる上側フロア面と、該上側フロア面よりも車外寄りで
かつその上側フロア面より下方に位置する下側フロア面
とで階段状に構成し、車両への乗員の乗降が円滑に行え
るようにしている。
置に位置するバスなどの車両においては、ドアの開放時
にそのドア開口に対向するフロア面を、シートが載置さ
れる上側フロア面と、該上側フロア面よりも車外寄りで
かつその上側フロア面より下方に位置する下側フロア面
とで階段状に構成し、車両への乗員の乗降が円滑に行え
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
ドア開口に対向するフロア面自体を階段状にしたものに
おいても、その下側フロア面が地上面に対して高位置に
位置することがある。その場合、下側フロア面と地上面
との間にステップが設けられていれば良いのであるが、
ステップは、乗員の乗降時にのみ必要なものであること
から、走行時に格納する必要があり、乗員の乗降性のみ
ならず、ステップの操作性をも十分に考慮する必要があ
る。
ドア開口に対向するフロア面自体を階段状にしたものに
おいても、その下側フロア面が地上面に対して高位置に
位置することがある。その場合、下側フロア面と地上面
との間にステップが設けられていれば良いのであるが、
ステップは、乗員の乗降時にのみ必要なものであること
から、走行時に格納する必要があり、乗員の乗降性のみ
ならず、ステップの操作性をも十分に考慮する必要があ
る。
【0004】一方、上記の如き下側フロア面が上側フロ
ア面に対して段差状に形成されていると、ドア閉塞時に
おいても下側フロア面が凹部となって車室内に現出し、
車室内における上側フロア面の面積が下側フロア面によ
って縮小するといった問題もある。しかも、車両走行時
の不測事態により、下側フロア面(凹部)に誤って足な
どが入り込む恐れがある。
ア面に対して段差状に形成されていると、ドア閉塞時に
おいても下側フロア面が凹部となって車室内に現出し、
車室内における上側フロア面の面積が下側フロア面によ
って縮小するといった問題もある。しかも、車両走行時
の不測事態により、下側フロア面(凹部)に誤って足な
どが入り込む恐れがある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ドア閉塞時に下側フロア
面を覆い隠すように格納される折り畳み式のステップ装
置を構成し、乗員の乗降性およびステップ装置の操作性
の向上を図るとともに、上側フロア面の拡大化を図りか
つ乗員の安全性を図ることにある。
で、その目的とするところは、ドア閉塞時に下側フロア
面を覆い隠すように格納される折り畳み式のステップ装
置を構成し、乗員の乗降性およびステップ装置の操作性
の向上を図るとともに、上側フロア面の拡大化を図りか
つ乗員の安全性を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、ドアの開
放時にそのドア開口に対向するフロア面と地上面との間
にステップが展開される車両のステップ装置として、上
記ドア開口に対向するフロア面を、シートが載置される
上側フロア面と、該上側フロア面よりも車外寄りでかつ
その上側フロア面よりも一段低い下側フロア面とで階段
状に構成したものを前提とする。そして、上記ステップ
を、上記下側フロア面よりも車外寄りでかつその下側フ
ロア面より下方に位置するように展開される展開位置
と、上記上側フロア面の車外寄りでかつ下側フロア面の
上方に位置する段差空間に折り畳まれるように格納され
る格納位置との間で移動可能に構成する。さらに、上記
ドアの開放時に上記ステップが展開位置に展開されたと
き該ドアを開放状態にロックする一方、上記ステップが
格納位置に格納されたときドアの開放状態でのロックを
解除するドアロック手段を備える構成としたものであ
る。
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、ドアの開
放時にそのドア開口に対向するフロア面と地上面との間
にステップが展開される車両のステップ装置として、上
記ドア開口に対向するフロア面を、シートが載置される
上側フロア面と、該上側フロア面よりも車外寄りでかつ
その上側フロア面よりも一段低い下側フロア面とで階段
状に構成したものを前提とする。そして、上記ステップ
を、上記下側フロア面よりも車外寄りでかつその下側フ
ロア面より下方に位置するように展開される展開位置
と、上記上側フロア面の車外寄りでかつ下側フロア面の
上方に位置する段差空間に折り畳まれるように格納され
る格納位置との間で移動可能に構成する。さらに、上記
ドアの開放時に上記ステップが展開位置に展開されたと
き該ドアを開放状態にロックする一方、上記ステップが
格納位置に格納されたときドアの開放状態でのロックを
解除するドアロック手段を備える構成としたものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1記載の発明のドアを特定し、前後2枚で一
対の観音開きの扉で構成する。そして、該各扉を、開放
時にそれぞれ外方へ略90°の開放を可能とする構成と
したものである。
上記請求項1記載の発明のドアを特定し、前後2枚で一
対の観音開きの扉で構成する。そして、該各扉を、開放
時にそれぞれ外方へ略90°の開放を可能とする構成と
したものである。
【0008】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1又は請求項2記載の発明のドアの内側面を
特定し、その内面側に、地上面と上側フロア面との間に
おいて乗員の乗降を案内する手摺を設ける構成としたも
のである。
上記請求項1又は請求項2記載の発明のドアの内側面を
特定し、その内面側に、地上面と上側フロア面との間に
おいて乗員の乗降を案内する手摺を設ける構成としたも
のである。
【0009】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1記載の発明のドアロック手段を特定し、一
端がドアに軸支されていると共に他端が車体に摺動自在
に接続され、ドア開放時に該他端が所定方向に摺動する
ロッド部材と、該ロッド部材の他端に係合する係合位置
とその他端から離脱する離脱位置との間を移動可能に設
けられ、ドア開放時に摺動終端位置に移動した該ロッド
部材の他端に係合位置で係合してドアを開放状態にロッ
クする一方離脱位置で上記ロッド部材の他端に対する係
合を解除してドアの開放状態でのロックを解除する係合
部材と、該係合部材に連結され、ステップ展開時に係合
部材を係合位置に位置付ける一方ステップ格納時に係合
部材を離脱位置に位置付ける連結部材とを備える構成と
したものである。
上記請求項1記載の発明のドアロック手段を特定し、一
端がドアに軸支されていると共に他端が車体に摺動自在
に接続され、ドア開放時に該他端が所定方向に摺動する
ロッド部材と、該ロッド部材の他端に係合する係合位置
とその他端から離脱する離脱位置との間を移動可能に設
けられ、ドア開放時に摺動終端位置に移動した該ロッド
部材の他端に係合位置で係合してドアを開放状態にロッ
クする一方離脱位置で上記ロッド部材の他端に対する係
合を解除してドアの開放状態でのロックを解除する係合
部材と、該係合部材に連結され、ステップ展開時に係合
部材を係合位置に位置付ける一方ステップ格納時に係合
部材を離脱位置に位置付ける連結部材とを備える構成と
したものである。
【0010】請求項5記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1記載の発明の車両のステップ装置におい
て、上記ドアの開放時にその開放状態を仮保持する仮保
持手段を備える構成としたものである。
上記請求項1記載の発明の車両のステップ装置におい
て、上記ドアの開放時にその開放状態を仮保持する仮保
持手段を備える構成としたものである。
【0011】請求項6記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項5記載の発明の仮保持手段を特定し、一端が
ドアに軸支されていると共に他端が車体に摺動自在に接
続され、ドア開放時に該他端が所定方向に摺動するロッ
ド部材と、該ロッド部材の他端をドア開放時における摺
動終端位置において摺動不能に弾性支持する弾性部材と
を備える構成としたものである。
上記請求項5記載の発明の仮保持手段を特定し、一端が
ドアに軸支されていると共に他端が車体に摺動自在に接
続され、ドア開放時に該他端が所定方向に摺動するロッ
ド部材と、該ロッド部材の他端をドア開放時における摺
動終端位置において摺動不能に弾性支持する弾性部材と
を備える構成としたものである。
【0012】さらに、請求項7記載の発明が講じた解決
手段は、上記請求項1記載の発明のステップを特定し、
上記下側フロア面の車体外側端に枢支され、格納位置に
おいて上記段差空間を車体上方および車体側方からそれ
ぞれ遮蔽するよう断面略L字状に折曲形成されたステッ
プベースと、該ステップベースの折曲部分の鋭角側に一
端が枢支され、格納時に段差空間内で対角線上に格納さ
れる一方展開時に他端がステップベースよりも車体側方
に突出するように展開するステップ本体とを備える構成
としたものである。
手段は、上記請求項1記載の発明のステップを特定し、
上記下側フロア面の車体外側端に枢支され、格納位置に
おいて上記段差空間を車体上方および車体側方からそれ
ぞれ遮蔽するよう断面略L字状に折曲形成されたステッ
プベースと、該ステップベースの折曲部分の鋭角側に一
端が枢支され、格納時に段差空間内で対角線上に格納さ
れる一方展開時に他端がステップベースよりも車体側方
に突出するように展開するステップ本体とを備える構成
としたものである。
【0013】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
ドア開放時にステップを下側フロア面と地上面との間の
展開位置に展開すると、ドアはドアロック手段によって
開放状態にロックされる。これにより、乗員の乗降時、
ステップの展開途中およびステップ格納途中などにドア
が誤って閉まることが確実に防止される。また、ステッ
プを格納し忘れたステップ展開状態で車両が発車したり
することが確実に防止される。
ドア開放時にステップを下側フロア面と地上面との間の
展開位置に展開すると、ドアはドアロック手段によって
開放状態にロックされる。これにより、乗員の乗降時、
ステップの展開途中およびステップ格納途中などにドア
が誤って閉まることが確実に防止される。また、ステッ
プを格納し忘れたステップ展開状態で車両が発車したり
することが確実に防止される。
【0014】一方、上記ステップを使用しないときに
は、上側フロア面の車体外側方でかつ下側フロア面の上
方に位置する段差空間(格納位置)にその下側フロア面
を覆い隠すようにステップを格納する。すると、上記ド
アロック手段によるドア開放状態でのロックが解除され
るので、ドアが閉塞可能となる。しかも、段差空間に格
納したステップにより下側フロア面(段差空間)が覆い
隠されて車室内への凹部の現出がなくなるので、車室内
における上側フロア面の面積を拡大させることができる
とともに、車両走行時の不測事態による下側フロア面へ
の足などの誤った入り込みを確実に防止できる。
は、上側フロア面の車体外側方でかつ下側フロア面の上
方に位置する段差空間(格納位置)にその下側フロア面
を覆い隠すようにステップを格納する。すると、上記ド
アロック手段によるドア開放状態でのロックが解除され
るので、ドアが閉塞可能となる。しかも、段差空間に格
納したステップにより下側フロア面(段差空間)が覆い
隠されて車室内への凹部の現出がなくなるので、車室内
における上側フロア面の面積を拡大させることができる
とともに、車両走行時の不測事態による下側フロア面へ
の足などの誤った入り込みを確実に防止できる。
【0015】請求項2記載の発明では、ドアが前後2枚
で一対の観音開きの扉により構成されてそれぞれ外方へ
略90°開放するので、ドア開口が各扉に邪魔されるこ
となく大きく確保され、そのドア開口の確保に伴いステ
ップの幅を大きく確保することも可能となって、乗員の
乗降性が効果的に高められる。
で一対の観音開きの扉により構成されてそれぞれ外方へ
略90°開放するので、ドア開口が各扉に邪魔されるこ
となく大きく確保され、そのドア開口の確保に伴いステ
ップの幅を大きく確保することも可能となって、乗員の
乗降性が効果的に高められる。
【0016】請求項3記載の発明では、ドアの内面側に
手摺が設けられているので、ドアロック手段により開放
状態にロックされたドア内面の手摺を支えにして地上面
と上側フロア面との間で昇降する乗員が円滑に乗降案内
されることになり、乗員の乗降性がさらに効果的に高め
られる。
手摺が設けられているので、ドアロック手段により開放
状態にロックされたドア内面の手摺を支えにして地上面
と上側フロア面との間で昇降する乗員が円滑に乗降案内
されることになり、乗員の乗降性がさらに効果的に高め
られる。
【0017】請求項4記載の発明では、ステップ展開時
に係合部材が連結部材を介して係合位置に位置付けられ
て、ドア開放時に所定方向に摺動するロッド部材の他端
との係合が摺動終端位置においてなされるので、ドアが
開放状態にロックされる。一方、ステップ格納時に上記
係合部材が連結部材を介して離脱位置に位置付けられ
て、ドア開放時にロッド部材の他端との摺動終端位置に
おける係合が解除されるので、ドアの閉塞が可能とな
る。このため、ドアの開放状態のロックまたはロック解
除が、ステップの展開時または格納時に連動して確実に
行われることになる。
に係合部材が連結部材を介して係合位置に位置付けられ
て、ドア開放時に所定方向に摺動するロッド部材の他端
との係合が摺動終端位置においてなされるので、ドアが
開放状態にロックされる。一方、ステップ格納時に上記
係合部材が連結部材を介して離脱位置に位置付けられ
て、ドア開放時にロッド部材の他端との摺動終端位置に
おける係合が解除されるので、ドアの閉塞が可能とな
る。このため、ドアの開放状態のロックまたはロック解
除が、ステップの展開時または格納時に連動して確実に
行われることになる。
【0018】請求項5記載の発明では、ドアが仮保持手
段により開放状態に仮保持されるので、ドアを開放させ
た状態で行うステップの展開作業やステップの格納作業
の途中にドアが誤って閉塞することが防止され、ステッ
プの展開作業および格納作業が支障を招くことなく円滑
に行える。
段により開放状態に仮保持されるので、ドアを開放させ
た状態で行うステップの展開作業やステップの格納作業
の途中にドアが誤って閉塞することが防止され、ステッ
プの展開作業および格納作業が支障を招くことなく円滑
に行える。
【0019】請求項6記載の発明では、一端がドアに軸
支されてドア開放時に所定方向に摺動するロッド部材の
他端が、弾性部材によってドア開放時における摺動終端
位置において移動不能に弾性支持されるので、ロッド部
材を介した弾性部材の弾性力でもってドアが開放状態に
仮保持され、ステップの展開途中や格納途中のドア誤閉
塞が防止されて、ステップの展開・格納作業が支障なく
円滑に行える。
支されてドア開放時に所定方向に摺動するロッド部材の
他端が、弾性部材によってドア開放時における摺動終端
位置において移動不能に弾性支持されるので、ロッド部
材を介した弾性部材の弾性力でもってドアが開放状態に
仮保持され、ステップの展開途中や格納途中のドア誤閉
塞が防止されて、ステップの展開・格納作業が支障なく
円滑に行える。
【0020】さらに、請求項7記載の発明では、ステッ
プ本体は、ステップベースの折曲部分鋭角側に一端が枢
支されて、展開時にステップベースよりも車体外側方に
突出するように展開するので、ステップ本体が踏み代の
大きなステップとして使用され、乗員の乗降性をより一
層高めることができる。
プ本体は、ステップベースの折曲部分鋭角側に一端が枢
支されて、展開時にステップベースよりも車体外側方に
突出するように展開するので、ステップ本体が踏み代の
大きなステップとして使用され、乗員の乗降性をより一
層高めることができる。
【0021】しかも、ステップ本体は、格納時に段差空
間内で対角線上に格納されるので、踏み代の大きなステ
ップ本体がステップベース(段差空間)よりはみ出すこ
となく効率良く格納される。
間内で対角線上に格納されるので、踏み代の大きなステ
ップ本体がステップベース(段差空間)よりはみ出すこ
となく効率良く格納される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0023】図8および図9は本発明の一実施例に係る
ステップ装置を備えた車両を示し、この車両1は、車体
の前端部低位置に配置された運転席2と、この運転席2
の後方において大径な車輪3,3(図では車体左側の前
後車輪のみ示す)を回避するよう車体の中央部高位置に
位置付けられた乗客室4とが分離されていて、該乗客室
4の上方に開口する上方開口部5を前後に折畳んだ幌
6,6により上方から車体側面視で略半円弧状に閉塞す
るようにした乗員優先のクラシカルなタクシーとしての
装いが施されている。上記乗客室4のフロアパネル7上
には、前後対向式の対面シート8,8が配置され、この
各対面シート8に着座した乗客は、その着座状態で胸部
付近に上端が位置する乗客室4周囲のキャビン壁9の上
縁より車外の風景が眺望できるようになっている。
ステップ装置を備えた車両を示し、この車両1は、車体
の前端部低位置に配置された運転席2と、この運転席2
の後方において大径な車輪3,3(図では車体左側の前
後車輪のみ示す)を回避するよう車体の中央部高位置に
位置付けられた乗客室4とが分離されていて、該乗客室
4の上方に開口する上方開口部5を前後に折畳んだ幌
6,6により上方から車体側面視で略半円弧状に閉塞す
るようにした乗員優先のクラシカルなタクシーとしての
装いが施されている。上記乗客室4のフロアパネル7上
には、前後対向式の対面シート8,8が配置され、この
各対面シート8に着座した乗客は、その着座状態で胸部
付近に上端が位置する乗客室4周囲のキャビン壁9の上
縁より車外の風景が眺望できるようになっている。
【0024】上記キャビン壁9の側面略中央部には、上
端が側面上縁に位置する略U字状のドア開口11を開閉
するドア12が設けられている。このドア12は、図6
および図7にも示すように、前後一対の2枚の扉13,
13が観音開きするように構成され、その各扉13の下
部がドア開口11の開口形状にあわせて略半円弧状に形
成されている。上記各扉13は、その上部がドア開口1
1周縁に対して上下方向所定間隔置き3箇所のヒンジ1
4,…を介して枢支されている。また、上記各扉13
は、該各扉13,13同士の間でロック又はロック解除
される上部ロック装置15により上部位置でのロックが
なされるとともに、各扉13がドア開口11下縁に対し
て個別にロック又はロック解除される下部ロック装置1
6により互いの扉13,13が個別にロックされるよう
になっている。上記上部ロック装置15は、各扉13の
外側面上端部内に埋設されたブラケット15a内を車体
前後方向へ摺動する閂状部材15bの車体外方からの操
作(図6に示す二点鎖線位置への操作)によりドア閉状
態でのドアロックを可能としている。一方、上記下部ロ
ック装置16は、各扉13に設けられたドアハンドル1
3aによる回動操作により、該各扉13内を上下方向に
スライド移動するロッド状の係合部材16aの下端が、
後述する左側パネル材20aの外端部略中央位置に付設
された断面略L字状の金属製ロックプレート16bの中
央部前後位置に開口する係合穴部16c,16cに対し
て係合されて、扉13毎のドア閉塞状態でのドアロック
を可能としている。上記下部ロック装置16は、車体右
側のドア12においては各扉13内面下端位置に設けら
れた操作部(図示せず)によって係合部材16aの係合
穴部16bに対する係合又は離脱操作が可能に構成され
ており、非常時の乗客室4側からの上部ロック装置15
および下部ロック装置16の係合解除(ロック解除)に
より右側のドア12の開放を可能としている。さらに、
上記各扉13は、内外面を形成する2枚の木製の板片を
重ね合わせて構成されており、その略半円弧状となる下
部内には、車体前後方向へ延びる芯材13bがそれぞれ
設けられていて、各扉13下部の剛性強度を高めるよう
にしている。この場合、ドア閉塞時、前側の扉13は、
後側の扉13の合わせ面により車体外側方から押されて
閉塞状態が得られる構成となっており、この各扉13の
開閉操作が車体外方から行われることから、ドアハンド
ル13aは、各扉13の外面側にのみ設けられるように
なっている。
端が側面上縁に位置する略U字状のドア開口11を開閉
するドア12が設けられている。このドア12は、図6
および図7にも示すように、前後一対の2枚の扉13,
13が観音開きするように構成され、その各扉13の下
部がドア開口11の開口形状にあわせて略半円弧状に形
成されている。上記各扉13は、その上部がドア開口1
1周縁に対して上下方向所定間隔置き3箇所のヒンジ1
4,…を介して枢支されている。また、上記各扉13
は、該各扉13,13同士の間でロック又はロック解除
される上部ロック装置15により上部位置でのロックが
なされるとともに、各扉13がドア開口11下縁に対し
て個別にロック又はロック解除される下部ロック装置1
6により互いの扉13,13が個別にロックされるよう
になっている。上記上部ロック装置15は、各扉13の
外側面上端部内に埋設されたブラケット15a内を車体
前後方向へ摺動する閂状部材15bの車体外方からの操
作(図6に示す二点鎖線位置への操作)によりドア閉状
態でのドアロックを可能としている。一方、上記下部ロ
ック装置16は、各扉13に設けられたドアハンドル1
3aによる回動操作により、該各扉13内を上下方向に
スライド移動するロッド状の係合部材16aの下端が、
後述する左側パネル材20aの外端部略中央位置に付設
された断面略L字状の金属製ロックプレート16bの中
央部前後位置に開口する係合穴部16c,16cに対し
て係合されて、扉13毎のドア閉塞状態でのドアロック
を可能としている。上記下部ロック装置16は、車体右
側のドア12においては各扉13内面下端位置に設けら
れた操作部(図示せず)によって係合部材16aの係合
穴部16bに対する係合又は離脱操作が可能に構成され
ており、非常時の乗客室4側からの上部ロック装置15
および下部ロック装置16の係合解除(ロック解除)に
より右側のドア12の開放を可能としている。さらに、
上記各扉13は、内外面を形成する2枚の木製の板片を
重ね合わせて構成されており、その略半円弧状となる下
部内には、車体前後方向へ延びる芯材13bがそれぞれ
設けられていて、各扉13下部の剛性強度を高めるよう
にしている。この場合、ドア閉塞時、前側の扉13は、
後側の扉13の合わせ面により車体外側方から押されて
閉塞状態が得られる構成となっており、この各扉13の
開閉操作が車体外方から行われることから、ドアハンド
ル13aは、各扉13の外面側にのみ設けられるように
なっている。
【0025】また、上記フロアパネル7は、上記対面シ
ート8,8を配置する上側フロア面7aと、ドア開口1
1の略中央部分外側部寄りに対向し、該上側フロア面7
aよりも車外寄りでかつその上側フロア面7aよりも一
段低い下側フロア面7bと、上記上側フロア面7aの外
端縁と下側フロア面7bの内端縁との間を連結するフロ
ア縦壁面7cとを有している。そして、上記フロアパネ
ル7は、上側フロア面7aと下側フロア面7bとが階段
状に形成されていて、上記上側フロア面7aおよびフロ
ア縦壁面7cの車体外側方でかつ下側フロア面7bの上
方に段差空間7dを形成している。さらに、図3および
図4にも示すように、上記車体左側の下側フロア面7b
と地上面との間には、そのほぼ中間位置においてステッ
プを形成するステップ装置21が設けられている。ま
た、上記各扉13の内面側上部には、地上面と上側フロ
ア面7aとの間で乗員の乗降を案内する手摺13cが、
乗員の乗降状態に応じ得るよう傾斜状態で設けられてい
る。
ート8,8を配置する上側フロア面7aと、ドア開口1
1の略中央部分外側部寄りに対向し、該上側フロア面7
aよりも車外寄りでかつその上側フロア面7aよりも一
段低い下側フロア面7bと、上記上側フロア面7aの外
端縁と下側フロア面7bの内端縁との間を連結するフロ
ア縦壁面7cとを有している。そして、上記フロアパネ
ル7は、上側フロア面7aと下側フロア面7bとが階段
状に形成されていて、上記上側フロア面7aおよびフロ
ア縦壁面7cの車体外側方でかつ下側フロア面7bの上
方に段差空間7dを形成している。さらに、図3および
図4にも示すように、上記車体左側の下側フロア面7b
と地上面との間には、そのほぼ中間位置においてステッ
プを形成するステップ装置21が設けられている。ま
た、上記各扉13の内面側上部には、地上面と上側フロ
ア面7aとの間で乗員の乗降を案内する手摺13cが、
乗員の乗降状態に応じ得るよう傾斜状態で設けられてい
る。
【0026】上記ステップ装置21は、上記車体左側の
下側フロア面7bの外端縁にヒンジ部材24(後述す
る)を介して枢支されていて、該下側フロア面7bより
も車体外方寄りでかつその下側フロア面7bより下方
(下側フロア面7bと地上面との間)に展開する展開位
置と、上記車体左側の段差空間7dに格納されるように
折り畳まれる格納位置との間で移動可能に構成されてい
る。そして、上記ステップ装置21は、その格納位置に
おいて上記車体左側の段差空間7dを車体上方および車
体外側方からそれぞれ遮蔽するよう断面略L字状に折曲
形成されたステップベース22と、そのステップベース
22の折曲部分22aの裏面側つまり鋭角側に一端が枢
支されたステップ本体としてのテーブルステップ23と
を備えている。上記ステップベース22は、表面側に上
側フロア面7aと同一材質の左側パネル材20aを有
し、格納位置において上側フロア面7aに対して該左側
パネル材20aを介して略面一状に連続させる第1面2
2bと、一端(格納位置では上端)が該第1面22bの
他端(格納位置では外端)に連結された第2面22d
と、該第2面22dの他端(格納位置では下端)より車
幅方向外方に突設され、下側フロア面7bの外端縁に対
して車体前後方向所定間隔置きの3箇所にヒンジ部材2
4,24(図では中央および後側のもののみ示す)を介
して枢支された突出部22cと、上記第1面22bおよ
び第2面22dの前後端に接合固着され、その第1面2
2bおよび第2面22dの前後端において対向する略三
角形状の対向面22e(図では後側のみ示す)とを備え
ている。上記各ヒンジ部材24の下側フロア面7b外端
縁に対する取付けは、その下側フロア面7b外端縁を車
体前後方向へ延びる閉断面形状のステップメンバ25の
外側面上端部への締結固定によりなされている。このス
テップメンバ25は、車体外方に位置する断面略C字状
のC型メンバ25aと、そのC型メンバ25aの開口2
5bを閉塞するよう該C型メンバ25aの車内寄りに接
合固着されるI型メンバ25cとからなり、該ステップ
メンバ25が車体の外側端下端位置を前後方向へ延びる
閉断面形状のサイドフレーム26に対してステップメン
バブラケット27を介して締結固定されることによっ
て、ステップメンバ25にかかる荷重をステップメンバ
ブラケット27を介してサイドフレーム26に逃がすよ
うにしている。上記車体左側の段差空間7dは、第1面
22bにより車体上方から覆われているとともに、第2
面22dにより車体外方から覆われており、この両面2
2b,22dによって段差空間7dが遮蔽されるように
している。また、上記車体右側の段差空間7dは、フロ
ア縦壁面7c外端部前後位置に設けられた前後一対のヒ
ンジ(図示せず)を介して枢支された,上側フロア面7
aと同一材質の右側パネル材20bによって、車体右側
の段差空間7dが車体上方から遮蔽されているととも
に、上側フロア面7aに対して右側パネル材20bを略
面一状に連続させるようにしている。さらに、上記段差
空間7dの下方前後位置に対応するサイドフレーム26
の外方面側には、ステップ装置21の展開時に第2面2
2dを車体に対して弾性当接により支持する断面略台形
状の当接ゴム10(図では前側のみ示す)がビス(図示
せず)を介して締結固定されており、この当接ゴム10
によってヒンジ部材14にかかる乗員乗降時の荷重を軽
減させるようにしている。
下側フロア面7bの外端縁にヒンジ部材24(後述す
る)を介して枢支されていて、該下側フロア面7bより
も車体外方寄りでかつその下側フロア面7bより下方
(下側フロア面7bと地上面との間)に展開する展開位
置と、上記車体左側の段差空間7dに格納されるように
折り畳まれる格納位置との間で移動可能に構成されてい
る。そして、上記ステップ装置21は、その格納位置に
おいて上記車体左側の段差空間7dを車体上方および車
体外側方からそれぞれ遮蔽するよう断面略L字状に折曲
形成されたステップベース22と、そのステップベース
22の折曲部分22aの裏面側つまり鋭角側に一端が枢
支されたステップ本体としてのテーブルステップ23と
を備えている。上記ステップベース22は、表面側に上
側フロア面7aと同一材質の左側パネル材20aを有
し、格納位置において上側フロア面7aに対して該左側
パネル材20aを介して略面一状に連続させる第1面2
2bと、一端(格納位置では上端)が該第1面22bの
他端(格納位置では外端)に連結された第2面22d
と、該第2面22dの他端(格納位置では下端)より車
幅方向外方に突設され、下側フロア面7bの外端縁に対
して車体前後方向所定間隔置きの3箇所にヒンジ部材2
4,24(図では中央および後側のもののみ示す)を介
して枢支された突出部22cと、上記第1面22bおよ
び第2面22dの前後端に接合固着され、その第1面2
2bおよび第2面22dの前後端において対向する略三
角形状の対向面22e(図では後側のみ示す)とを備え
ている。上記各ヒンジ部材24の下側フロア面7b外端
縁に対する取付けは、その下側フロア面7b外端縁を車
体前後方向へ延びる閉断面形状のステップメンバ25の
外側面上端部への締結固定によりなされている。このス
テップメンバ25は、車体外方に位置する断面略C字状
のC型メンバ25aと、そのC型メンバ25aの開口2
5bを閉塞するよう該C型メンバ25aの車内寄りに接
合固着されるI型メンバ25cとからなり、該ステップ
メンバ25が車体の外側端下端位置を前後方向へ延びる
閉断面形状のサイドフレーム26に対してステップメン
バブラケット27を介して締結固定されることによっ
て、ステップメンバ25にかかる荷重をステップメンバ
ブラケット27を介してサイドフレーム26に逃がすよ
うにしている。上記車体左側の段差空間7dは、第1面
22bにより車体上方から覆われているとともに、第2
面22dにより車体外方から覆われており、この両面2
2b,22dによって段差空間7dが遮蔽されるように
している。また、上記車体右側の段差空間7dは、フロ
ア縦壁面7c外端部前後位置に設けられた前後一対のヒ
ンジ(図示せず)を介して枢支された,上側フロア面7
aと同一材質の右側パネル材20bによって、車体右側
の段差空間7dが車体上方から遮蔽されているととも
に、上側フロア面7aに対して右側パネル材20bを略
面一状に連続させるようにしている。さらに、上記段差
空間7dの下方前後位置に対応するサイドフレーム26
の外方面側には、ステップ装置21の展開時に第2面2
2dを車体に対して弾性当接により支持する断面略台形
状の当接ゴム10(図では前側のみ示す)がビス(図示
せず)を介して締結固定されており、この当接ゴム10
によってヒンジ部材14にかかる乗員乗降時の荷重を軽
減させるようにしている。
【0027】一方、上記テーブルステップ23は、上記
第1面22bの裏面側他端(折曲部分22aの鋭角側)
に一端が前後一対のヒンジ28(図では後側のみ示す)
を介して枢支されている。また、上記テーブルステップ
23は、上記第2面22d後端の裏面側略中間位置に一
端が軸支されていると共に他端がテーブルステップ23
後端の一端部側に軸支され、展開位置においてテーブル
ステップ23を第1面22bの裏面側にゆっくりと当接
させるステーダンパ29と、上記第1面22bの裏面側
一端とテーブルステップ23の裏面他端部側との間に連
結され、格納位置において第2面22dの内面側に自重
により傾倒するテーブルステップ23を第1面22bと
第2面22dとの対角線上に吊持するストッパワイヤ3
0とを備えている。そして、上記テーブルステップ23
は、格納時に段差空間7d内で第1面22bと第2面2
2dとの対角線上に格納される一方、展開時に他端がス
テップベース22の第1面22bよりも車体外側方に突
出するように展開される。
第1面22bの裏面側他端(折曲部分22aの鋭角側)
に一端が前後一対のヒンジ28(図では後側のみ示す)
を介して枢支されている。また、上記テーブルステップ
23は、上記第2面22d後端の裏面側略中間位置に一
端が軸支されていると共に他端がテーブルステップ23
後端の一端部側に軸支され、展開位置においてテーブル
ステップ23を第1面22bの裏面側にゆっくりと当接
させるステーダンパ29と、上記第1面22bの裏面側
一端とテーブルステップ23の裏面他端部側との間に連
結され、格納位置において第2面22dの内面側に自重
により傾倒するテーブルステップ23を第1面22bと
第2面22dとの対角線上に吊持するストッパワイヤ3
0とを備えている。そして、上記テーブルステップ23
は、格納時に段差空間7d内で第1面22bと第2面2
2dとの対角線上に格納される一方、展開時に他端がス
テップベース22の第1面22bよりも車体外側方に突
出するように展開される。
【0028】そして、図1および図2に示すように、上
記各扉13(ドア12)には、そのドア開放時に上記ス
テップ装置21のテーブルステップ23が展開位置に展
開した状態で該各扉13をロックする一方、上記テーブ
ルステップ23が格納位置に格納された状態で各扉13
のロックを解除するドアロック手段としてのドアロック
装置31(図では後側の扉13側のもののみ示す)が設
けられている。このドアロック装置31は、図5にも示
すように、上記段差空間22eの後方に対応する上側フ
ロア面7aの下方に設けられたベースブラケット32に
取付けられている。該ベースブラケット32は、車幅方
向へ長い長孔部33aを有する平板状の第1ベースブラ
ケット33と、上記長孔部33aよりも後方の第1ベー
スブラケット33下面に接合固着されて下方へ延びる略
三角形状の第2ベースブラケット34と、上端が上記第
1ベースブラケット33の下面外側端に接合固着されて
いると共に内面が上記第2ベースブラケット34の外端
部に接合固着され、外面下端部が上記ステップメンバ2
5のC型メンバ25a内端面にスペーサ35およびセッ
トプレート36を介して締結固定された上下方向に細長
い平板状の第3ベースブラケット37と、上記第1ベー
スブラケット33および第2ベースブラケット34の車
体内端部に接合固着された平板状の第4ベースブラケッ
ト38とを備えている。また、上記第4ベースブラケッ
ト38の車体内側面は、車体前後方向へ延びる断面略C
字状のC型フレーム39の車体外側面に断面略L字状の
セットプレート39aを介して接合固着されている。こ
の場合、第3ベースブラケット37に対応するステップ
メンバ25の対応部位は、C型メンバ25aに対するI
型メンバ25cの接合固着がなされておらず、そのC型
メンバ25aの開口25bが開放状態となり、この部位
に第3ベースブラケット37の外面下端部が締結固定さ
れるようにしている。
記各扉13(ドア12)には、そのドア開放時に上記ス
テップ装置21のテーブルステップ23が展開位置に展
開した状態で該各扉13をロックする一方、上記テーブ
ルステップ23が格納位置に格納された状態で各扉13
のロックを解除するドアロック手段としてのドアロック
装置31(図では後側の扉13側のもののみ示す)が設
けられている。このドアロック装置31は、図5にも示
すように、上記段差空間22eの後方に対応する上側フ
ロア面7aの下方に設けられたベースブラケット32に
取付けられている。該ベースブラケット32は、車幅方
向へ長い長孔部33aを有する平板状の第1ベースブラ
ケット33と、上記長孔部33aよりも後方の第1ベー
スブラケット33下面に接合固着されて下方へ延びる略
三角形状の第2ベースブラケット34と、上端が上記第
1ベースブラケット33の下面外側端に接合固着されて
いると共に内面が上記第2ベースブラケット34の外端
部に接合固着され、外面下端部が上記ステップメンバ2
5のC型メンバ25a内端面にスペーサ35およびセッ
トプレート36を介して締結固定された上下方向に細長
い平板状の第3ベースブラケット37と、上記第1ベー
スブラケット33および第2ベースブラケット34の車
体内端部に接合固着された平板状の第4ベースブラケッ
ト38とを備えている。また、上記第4ベースブラケッ
ト38の車体内側面は、車体前後方向へ延びる断面略C
字状のC型フレーム39の車体外側面に断面略L字状の
セットプレート39aを介して接合固着されている。こ
の場合、第3ベースブラケット37に対応するステップ
メンバ25の対応部位は、C型メンバ25aに対するI
型メンバ25cの接合固着がなされておらず、そのC型
メンバ25aの開口25bが開放状態となり、この部位
に第3ベースブラケット37の外面下端部が締結固定さ
れるようにしている。
【0029】上記ドアロック装置31(同一構成となる
ので後側の扉13側のみ説明する)は、外端部(一端)
が扉13に軸支されていると共に内端側(他端側)が上
記第1ベースブラケット33の長孔部33aに摺動自在
に挿通支持され、その内端側がドア開放時に該長孔部3
3a内を車幅方向外方側に向かって摺動するロッド部材
41と、上記第2ベースブラケット34の前面(長孔部
33a側)外端位置に取付けられた断面略ハット状の支
持ブラケット40と、該支持ブラケット40内に上下摺
動自在に接続され、ドア開放時に長孔部33a内を車体
外方端側の摺動終端位置(図1に示す二点鎖線位置)ま
で摺動した上記ロッド部材41(後述する被係合部41
h)の周方向内端部を長孔部33a内で挟み込むように
突出位置(係合位置)まで突出して係合する一方上記ロ
ッド部材41の周方向内端部を長孔部33a内で車幅方
向内方側に移動可能とするように没入位置(離脱位置)
まで没入して離脱する係合部材42と、該係合部材42
の下端に上端が連結されて下方へ延びるロッド状の連結
ロッド43と、上記下側フロア面7bの後端部外端位置
に対応するC型メンバ25aの上面開口および下側フロ
ア面7bの開孔部45に嵌装され、そのC型メンバ25
a上面開口の縁部に外周面略中間部が接合固着された上
下方向に軸芯を有するパイプ部材44と、該パイプ部材
44内に上下摺動可能に挿通され、上端が下側フロア面
7bより段差空間7d内に突出する一方下側フロア面7
b下方に没入する出没部材46と、一端が上記連結ロッ
ド43の下端部に連結されていると共に他端が上記出没
部材46の下端に連結され、その出没部材46を連結ロ
ッド43を介した係合部材42の係脱動作に連動して出
没動作させる連結部材47と、上記支持ブラケット40
内に設けられ、係合部材42および出没部材46を上方
へ突出させる方向つまり係合方向および突出方向に付勢
する付勢部材としてのスプリング(図示せず)とを備え
ている。上記ロッド部材41の外端は、上下方向に延び
る軸芯を有する筒部41aと、扉13内面の後端部下端
位置で上下に対向するよう配置され、該筒部41aの上
下端を挟み込むドア側ブラケット41b,41bと、上
記筒部41a内の上下位置にそれぞれ厚入されたブッシ
ュ41c,41cと、上記ドア側ブラケット41b,4
1b間に挿通され、該ドア側ブラケット41b,41b
間で筒部41aを各ブッシュ41cを介して枢支するジ
ョイントピン41eとを備えている。一方、上記ロッド
部材41の内端は、その内端部側に形成された雄捩子部
41fと、該雄捩子部41fに螺合する螺合部41gと
上記係合部材42に係合する円管形状の被係合部41h
とで略L字型に形成され、上記螺合部41gの螺合位置
において扉13の開放角度を設定するL型螺合部材41
iとを備えている。そして、上記ロッド部材41の外端
部側は、ドアロック装置31の車体外側方に対応するフ
ロア縦壁外端面7eに設けられた略矩形状の開口7fを
介して扉13側(外方)に導出されている。この場合、
雄捩子部41fに対する螺合部41gの螺合位置は、扉
13が略90°開放した状態で、被係合部41hが長孔
部33aの摺動終端位置に位置するように設定されてい
る。
ので後側の扉13側のみ説明する)は、外端部(一端)
が扉13に軸支されていると共に内端側(他端側)が上
記第1ベースブラケット33の長孔部33aに摺動自在
に挿通支持され、その内端側がドア開放時に該長孔部3
3a内を車幅方向外方側に向かって摺動するロッド部材
41と、上記第2ベースブラケット34の前面(長孔部
33a側)外端位置に取付けられた断面略ハット状の支
持ブラケット40と、該支持ブラケット40内に上下摺
動自在に接続され、ドア開放時に長孔部33a内を車体
外方端側の摺動終端位置(図1に示す二点鎖線位置)ま
で摺動した上記ロッド部材41(後述する被係合部41
h)の周方向内端部を長孔部33a内で挟み込むように
突出位置(係合位置)まで突出して係合する一方上記ロ
ッド部材41の周方向内端部を長孔部33a内で車幅方
向内方側に移動可能とするように没入位置(離脱位置)
まで没入して離脱する係合部材42と、該係合部材42
の下端に上端が連結されて下方へ延びるロッド状の連結
ロッド43と、上記下側フロア面7bの後端部外端位置
に対応するC型メンバ25aの上面開口および下側フロ
ア面7bの開孔部45に嵌装され、そのC型メンバ25
a上面開口の縁部に外周面略中間部が接合固着された上
下方向に軸芯を有するパイプ部材44と、該パイプ部材
44内に上下摺動可能に挿通され、上端が下側フロア面
7bより段差空間7d内に突出する一方下側フロア面7
b下方に没入する出没部材46と、一端が上記連結ロッ
ド43の下端部に連結されていると共に他端が上記出没
部材46の下端に連結され、その出没部材46を連結ロ
ッド43を介した係合部材42の係脱動作に連動して出
没動作させる連結部材47と、上記支持ブラケット40
内に設けられ、係合部材42および出没部材46を上方
へ突出させる方向つまり係合方向および突出方向に付勢
する付勢部材としてのスプリング(図示せず)とを備え
ている。上記ロッド部材41の外端は、上下方向に延び
る軸芯を有する筒部41aと、扉13内面の後端部下端
位置で上下に対向するよう配置され、該筒部41aの上
下端を挟み込むドア側ブラケット41b,41bと、上
記筒部41a内の上下位置にそれぞれ厚入されたブッシ
ュ41c,41cと、上記ドア側ブラケット41b,4
1b間に挿通され、該ドア側ブラケット41b,41b
間で筒部41aを各ブッシュ41cを介して枢支するジ
ョイントピン41eとを備えている。一方、上記ロッド
部材41の内端は、その内端部側に形成された雄捩子部
41fと、該雄捩子部41fに螺合する螺合部41gと
上記係合部材42に係合する円管形状の被係合部41h
とで略L字型に形成され、上記螺合部41gの螺合位置
において扉13の開放角度を設定するL型螺合部材41
iとを備えている。そして、上記ロッド部材41の外端
部側は、ドアロック装置31の車体外側方に対応するフ
ロア縦壁外端面7eに設けられた略矩形状の開口7fを
介して扉13側(外方)に導出されている。この場合、
雄捩子部41fに対する螺合部41gの螺合位置は、扉
13が略90°開放した状態で、被係合部41hが長孔
部33aの摺動終端位置に位置するように設定されてい
る。
【0030】上記係合部材42は、第2ベースブラケッ
ト34の前面外端位置に取付けられたブラケット42a
内に上下摺動可能に支持されていて、上記ロッド部材4
1の他端を係合する上方への突出位置と、ロッド部材4
1の他端を係合解除する下方への没入位置との間で出没
移動するように構成されている。さらに、上記出没部材
46の上端は、ステップ格納時において第2面22dの
他端つまり突出部22cの下端との当接により、スプリ
ングの付勢力に抗して出没部材46を下側フロア面7b
下方に没入させるとともに、連結部材47および連結ロ
ッド43を介して係合部材42を没入位置に位置付ける
ようにしている。尚、34bは、連結ロッド43の下部
を孔部34c内で摺動自在に支持する支持部材であっ
て、この支持部材34bは、第2ベースブラケット34
の前面下端位置に接合固着されている。この場合、出没
部材46によって、ステップ展開時に係合部材42を連
結部材47および連結ロッド43を介して突出位置に位
置付ける一方ステップ格納時に係合部材42を連結部材
47および連結ロッド43を介して没入位置に位置付け
る連結部材を構成している。
ト34の前面外端位置に取付けられたブラケット42a
内に上下摺動可能に支持されていて、上記ロッド部材4
1の他端を係合する上方への突出位置と、ロッド部材4
1の他端を係合解除する下方への没入位置との間で出没
移動するように構成されている。さらに、上記出没部材
46の上端は、ステップ格納時において第2面22dの
他端つまり突出部22cの下端との当接により、スプリ
ングの付勢力に抗して出没部材46を下側フロア面7b
下方に没入させるとともに、連結部材47および連結ロ
ッド43を介して係合部材42を没入位置に位置付ける
ようにしている。尚、34bは、連結ロッド43の下部
を孔部34c内で摺動自在に支持する支持部材であっ
て、この支持部材34bは、第2ベースブラケット34
の前面下端位置に接合固着されている。この場合、出没
部材46によって、ステップ展開時に係合部材42を連
結部材47および連結ロッド43を介して突出位置に位
置付ける一方ステップ格納時に係合部材42を連結部材
47および連結ロッド43を介して没入位置に位置付け
る連結部材を構成している。
【0031】また、上記扉13には、ドア開放時にその
開放状態を仮保持する仮保持手段51が設けられてい
る。該仮保持手段51は、上記第2ベースブラケット3
4の後面(反長孔部33a側)外端位置に開口する孔部
34aに雌捩子部52aが対応するよう接合固着され、
その雌捩子部52aに連通する捩子部52bを下部に有
するナット部材52と、該ナット部材52の雌捩子部5
2aに螺合され、先端(前端)に突出方向(前方)へス
プリング力により付勢された突起部53aを有する弾性
部材としてのスプリングプランジャー53と、上記螺子
部52bに螺合され、該スプリングプランジャー53を
雌捩子部52aに対して位置規制する規制ボルト54と
を備えている。上記スプリングプランジャー53の突起
部53aは、ナット部材52の雌捩子部52aに螺合さ
れた状態で第2ベースブラケット34の孔部34aを介
して突出しており、この突起部53aが、ドア開放時に
おける摺動終端位置において上記ロッド部材41内端に
おけるL型螺合部材41iの被係合部41hに対してそ
の被係合部41hの軸芯よりも車体内方部位に当接する
ことにより、被係合部41hの車体内方側への摺動を不
能とするよう仮保持して、ドア開放時における扉13の
開放状態が保持されるようにしている。この場合、突起
部53aのスプリング力(付勢力)は、ドア開放時に長
孔部33a内を摺動するロッド部材41の被係合部41
hが摺動終端位置側に位置する際に該被係合部41hと
の摺接により一旦引っ込んでその被係合部41hの摺動
終端位置への摺動を可能とする一方、ドア閉塞時に摺動
終端位置から車体内方側へ摺動する際に同様に引っ込ん
で被係合部41hの摺動を可能とするように構成されて
おり、扉13側からのドア操作者によるドア開閉の意思
力に伴う開閉力によって突起部53aのスプリング力に
抗した引っ込み動作が行われるようになっている。
開放状態を仮保持する仮保持手段51が設けられてい
る。該仮保持手段51は、上記第2ベースブラケット3
4の後面(反長孔部33a側)外端位置に開口する孔部
34aに雌捩子部52aが対応するよう接合固着され、
その雌捩子部52aに連通する捩子部52bを下部に有
するナット部材52と、該ナット部材52の雌捩子部5
2aに螺合され、先端(前端)に突出方向(前方)へス
プリング力により付勢された突起部53aを有する弾性
部材としてのスプリングプランジャー53と、上記螺子
部52bに螺合され、該スプリングプランジャー53を
雌捩子部52aに対して位置規制する規制ボルト54と
を備えている。上記スプリングプランジャー53の突起
部53aは、ナット部材52の雌捩子部52aに螺合さ
れた状態で第2ベースブラケット34の孔部34aを介
して突出しており、この突起部53aが、ドア開放時に
おける摺動終端位置において上記ロッド部材41内端に
おけるL型螺合部材41iの被係合部41hに対してそ
の被係合部41hの軸芯よりも車体内方部位に当接する
ことにより、被係合部41hの車体内方側への摺動を不
能とするよう仮保持して、ドア開放時における扉13の
開放状態が保持されるようにしている。この場合、突起
部53aのスプリング力(付勢力)は、ドア開放時に長
孔部33a内を摺動するロッド部材41の被係合部41
hが摺動終端位置側に位置する際に該被係合部41hと
の摺接により一旦引っ込んでその被係合部41hの摺動
終端位置への摺動を可能とする一方、ドア閉塞時に摺動
終端位置から車体内方側へ摺動する際に同様に引っ込ん
で被係合部41hの摺動を可能とするように構成されて
おり、扉13側からのドア操作者によるドア開閉の意思
力に伴う開閉力によって突起部53aのスプリング力に
抗した引っ込み動作が行われるようになっている。
【0032】したがって、上記実施例では、扉13を開
放させると、外端が扉13に軸支されてドア開放時に第
1ベースブラケット33の長孔部33a内を車幅方向外
方側に摺動するロッド部材41内端の被係合部41hが
摺動終端位置側においてスプリングプランジャー53の
突起部53aに当接する。その突起部53aへの当接に
より該突起部53aが摺接しながら引っ込んで、被係合
部41hがその軸芯より車体内方部位から押された状態
で摺動終端位置に摺動不能に位置付けられ、仮保持手段
51によるドア開放状態での仮保持がなされる。この状
態で、ステップ装置21の展開操作によりテーブルステ
ップ23を下側フロア面7bと地上面との間の展開位置
に展開させると、出没部材46の上端と、突出部22c
の下端(第2面22dの他端)との当接が解除されて、
スプリングの付勢力によって出没部材46が下側フロア
面7bより段差空間7dに突出し、出没部材46の突出
に伴い係合部材42が連結部材47および連結ロッド4
3を介して突出位置に位置付けられて被係合部材41h
に対する係合がなされ、扉13はドアロック装置31に
より開放状態にロックされる。これにより、乗員の乗降
時に扉13が誤って閉まることが確実に防止されて、乗
員の乗降性を効果的に高めることができる。その上、テ
ーブルステップ23の展開途中や格納途中などにも扉1
3が誤って閉まることが確実に防止されるとともに、ス
テップ装置21を格納し忘れたステップ展開状態での車
両の発車が確実に防止されて、ステップ装置21の操作
性の向上を図ることができる。さらに、上記の如く開放
状態における扉13は、仮保持手段51による,ロッド
部材41を介したスプリングプランジャー53のスプリ
ング力でもって扉13が開放状態に仮保持されることか
ら、扉13を開放させてからのステップ装置21の展開
開始直前時および格納終了時に該扉13が風などにより
誤って閉塞することが防止され、ステップ装置21の展
開・格納作業に支障を招くことなく円滑に行うことがで
きる。
放させると、外端が扉13に軸支されてドア開放時に第
1ベースブラケット33の長孔部33a内を車幅方向外
方側に摺動するロッド部材41内端の被係合部41hが
摺動終端位置側においてスプリングプランジャー53の
突起部53aに当接する。その突起部53aへの当接に
より該突起部53aが摺接しながら引っ込んで、被係合
部41hがその軸芯より車体内方部位から押された状態
で摺動終端位置に摺動不能に位置付けられ、仮保持手段
51によるドア開放状態での仮保持がなされる。この状
態で、ステップ装置21の展開操作によりテーブルステ
ップ23を下側フロア面7bと地上面との間の展開位置
に展開させると、出没部材46の上端と、突出部22c
の下端(第2面22dの他端)との当接が解除されて、
スプリングの付勢力によって出没部材46が下側フロア
面7bより段差空間7dに突出し、出没部材46の突出
に伴い係合部材42が連結部材47および連結ロッド4
3を介して突出位置に位置付けられて被係合部材41h
に対する係合がなされ、扉13はドアロック装置31に
より開放状態にロックされる。これにより、乗員の乗降
時に扉13が誤って閉まることが確実に防止されて、乗
員の乗降性を効果的に高めることができる。その上、テ
ーブルステップ23の展開途中や格納途中などにも扉1
3が誤って閉まることが確実に防止されるとともに、ス
テップ装置21を格納し忘れたステップ展開状態での車
両の発車が確実に防止されて、ステップ装置21の操作
性の向上を図ることができる。さらに、上記の如く開放
状態における扉13は、仮保持手段51による,ロッド
部材41を介したスプリングプランジャー53のスプリ
ング力でもって扉13が開放状態に仮保持されることか
ら、扉13を開放させてからのステップ装置21の展開
開始直前時および格納終了時に該扉13が風などにより
誤って閉塞することが防止され、ステップ装置21の展
開・格納作業に支障を招くことなく円滑に行うことがで
きる。
【0033】一方、上記ステップ装置21を使用しない
ときには、上側フロア面7aおよびフロア縦壁面7cの
車体外側方でかつ下側フロア面7b上方の上方に位置す
る段差空間7d(格納位置)にその下側フロア面7bを
覆い隠すようにステップ装置21を格納すると、出没部
材46の上端に、突出部22cの下端が当接して、スプ
リングの付勢力に抗して出没部材46が下側フロア面7
b下方に没入し、この出没部材46の没入に伴い係合部
材42が連結部材47および連結ロッド43を介して没
入位置に位置付けられて被係合部材41hに対する係合
が解除され、扉13はドアロック装置31による開放状
態でのロックが解除される。この状態では、仮保持手段
51による扉13の仮保持がなされており、扉13はド
ア操作者の意思力により閉塞が可能となる。
ときには、上側フロア面7aおよびフロア縦壁面7cの
車体外側方でかつ下側フロア面7b上方の上方に位置す
る段差空間7d(格納位置)にその下側フロア面7bを
覆い隠すようにステップ装置21を格納すると、出没部
材46の上端に、突出部22cの下端が当接して、スプ
リングの付勢力に抗して出没部材46が下側フロア面7
b下方に没入し、この出没部材46の没入に伴い係合部
材42が連結部材47および連結ロッド43を介して没
入位置に位置付けられて被係合部材41hに対する係合
が解除され、扉13はドアロック装置31による開放状
態でのロックが解除される。この状態では、仮保持手段
51による扉13の仮保持がなされており、扉13はド
ア操作者の意思力により閉塞が可能となる。
【0034】しかも、ドア閉塞時に段差空間7dに格納
したステップ装置21により段差空間7dを覆い隠して
乗客室4内への凹部(段差空間7d)の現出をなくし、
かつ第1面22bの表面を各パネル材20a,20bに
より上側フロア面7aと面一状としたことにより、乗客
室4内における上側フロア面7aの面積の拡大化を図る
ことができるとともに、車両走行時の不測事態による左
右の下側フロア面7b,7b(段差空間7d,7d内)
への足などの誤った入り込みを確実に防止して乗員の安
全性の向上を図ることもできる。
したステップ装置21により段差空間7dを覆い隠して
乗客室4内への凹部(段差空間7d)の現出をなくし、
かつ第1面22bの表面を各パネル材20a,20bに
より上側フロア面7aと面一状としたことにより、乗客
室4内における上側フロア面7aの面積の拡大化を図る
ことができるとともに、車両走行時の不測事態による左
右の下側フロア面7b,7b(段差空間7d,7d内)
への足などの誤った入り込みを確実に防止して乗員の安
全性の向上を図ることもできる。
【0035】また、ドア12が前後2枚で一対の観音開
きの扉13,13により構成されてそれぞれ外方へ略9
0°開放するので、ドア開口11が各扉13に邪魔され
ることなく大きく確保され、そのドア開口11の確保に
伴いステップ装置21(テーブルステップ23)の幅を
大きく確保することも可能となって、乗員の乗降性を効
果的に高めることができる。さらに、各扉13の内面上
部に手摺20が設けられているので、ドアロック装置3
1により開放状態にロックされた扉13内面の手摺20
を支えにして地上面と上側フロア面7aとの間で昇降す
る乗員が円滑に乗降案内されることになり、乗員の乗降
性をさらに効果的に高めることができる。
きの扉13,13により構成されてそれぞれ外方へ略9
0°開放するので、ドア開口11が各扉13に邪魔され
ることなく大きく確保され、そのドア開口11の確保に
伴いステップ装置21(テーブルステップ23)の幅を
大きく確保することも可能となって、乗員の乗降性を効
果的に高めることができる。さらに、各扉13の内面上
部に手摺20が設けられているので、ドアロック装置3
1により開放状態にロックされた扉13内面の手摺20
を支えにして地上面と上側フロア面7aとの間で昇降す
る乗員が円滑に乗降案内されることになり、乗員の乗降
性をさらに効果的に高めることができる。
【0036】さらに、テーブルステップ23は、ステッ
プベース22の折曲部分22a鋭角側に一端が枢支され
て、展開時にステップベース22よりも車体外側方に突
出するように展開するので、テーブルステップ23が踏
み代の大きなステップとして使用され、乗員の乗降性を
より一層高めることができる。一方、上記テーブルステ
ップ23は、格納時に段差空間7d内で対角線上に格納
されるので、踏み代の大きなテーブルステップ23がス
テップベース22(段差空間7d)よりはみ出すことな
く効率良く格納することができる。
プベース22の折曲部分22a鋭角側に一端が枢支され
て、展開時にステップベース22よりも車体外側方に突
出するように展開するので、テーブルステップ23が踏
み代の大きなステップとして使用され、乗員の乗降性を
より一層高めることができる。一方、上記テーブルステ
ップ23は、格納時に段差空間7d内で対角線上に格納
されるので、踏み代の大きなテーブルステップ23がス
テップベース22(段差空間7d)よりはみ出すことな
く効率良く格納することができる。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ドア12を前後一対の観音開
きの扉13,13に構成したが、1枚の片開きタイプの
ドアであっても良いのは勿論である。
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ドア12を前後一対の観音開
きの扉13,13に構成したが、1枚の片開きタイプの
ドアであっても良いのは勿論である。
【0038】また、上記実施例では、各扉13の開放角
度を略90°に設定したが、雄捩子部に対する螺合部の
螺合位置を車体内方側に変更することにより、扉が90
°以上開放した状態で、被係合部が長孔部の摺動終端位
置に位置するように設定されていても良い。
度を略90°に設定したが、雄捩子部に対する螺合部の
螺合位置を車体内方側に変更することにより、扉が90
°以上開放した状態で、被係合部が長孔部の摺動終端位
置に位置するように設定されていても良い。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る車両のステップ装置によれば、ステップ展開時にドア
を開放状態にロックする一方、ステップ格納時にドアの
開放状態をロック解除するので、ドアの誤閉塞を確実に
防止して、乗員の乗降性を図ることができるとともに、
ステップ格納忘れ状態での車両発車の確実な防止と相俟
ってステップの操作性の向上を図ることができる。しか
も、ドア閉塞時に段差空間に格納したステップにより下
側フロア面を覆い隠すので、車室内における上側フロア
面の面積の拡大化を図ることができるとともに、車両走
行時の不測事態を考慮した乗員の安全性の向上を図るこ
とができる。
る車両のステップ装置によれば、ステップ展開時にドア
を開放状態にロックする一方、ステップ格納時にドアの
開放状態をロック解除するので、ドアの誤閉塞を確実に
防止して、乗員の乗降性を図ることができるとともに、
ステップ格納忘れ状態での車両発車の確実な防止と相俟
ってステップの操作性の向上を図ることができる。しか
も、ドア閉塞時に段差空間に格納したステップにより下
側フロア面を覆い隠すので、車室内における上側フロア
面の面積の拡大化を図ることができるとともに、車両走
行時の不測事態を考慮した乗員の安全性の向上を図るこ
とができる。
【0040】請求項2記載の発明における車両のステッ
プ装置によれば、観音開きの各扉をそれぞれ外方へ略9
0°開放させて、ドア開口およびステップ幅を大きく確
保した乗員の乗降性の向上を効果的に図ることができ
る。
プ装置によれば、観音開きの各扉をそれぞれ外方へ略9
0°開放させて、ドア開口およびステップ幅を大きく確
保した乗員の乗降性の向上を効果的に図ることができ
る。
【0041】請求項3記載の発明における車両のステッ
プ装置によれば、ドア内面側の手摺を支えにして乗員を
円滑に乗降案内し、乗員の乗降性の向上をさらに効果的
に図ることができる。
プ装置によれば、ドア内面側の手摺を支えにして乗員を
円滑に乗降案内し、乗員の乗降性の向上をさらに効果的
に図ることができる。
【0042】請求項4記載の発明における車両のステッ
プ装置によれば、ステップ展開時に下側フロア面より突
出する出没部材をステップ格納時にステップとの当接に
よって下側フロア面下方に没入させてドアの閉塞を可能
とするので、ドア開放状態のロックまたはロック解除
が、ステップの展開時または格納時に連動して確実に行
うことができる。
プ装置によれば、ステップ展開時に下側フロア面より突
出する出没部材をステップ格納時にステップとの当接に
よって下側フロア面下方に没入させてドアの閉塞を可能
とするので、ドア開放状態のロックまたはロック解除
が、ステップの展開時または格納時に連動して確実に行
うことができる。
【0043】請求項5記載の発明における車両のステッ
プ装置によれば、ドア開放時にドアを仮保持したので、
ドア開放状態でのステップ展開途中およびステップ格納
途中のドア誤閉塞を防止して、ステップの展開・格納作
業を円滑に行うことができる。
プ装置によれば、ドア開放時にドアを仮保持したので、
ドア開放状態でのステップ展開途中およびステップ格納
途中のドア誤閉塞を防止して、ステップの展開・格納作
業を円滑に行うことができる。
【0044】請求項6記載の発明における車両のステッ
プ装置によれば、ロッド部材を介した弾性部材の弾性力
でもってドアを開放状態に仮保持したので、ステップの
展開・格納途中のドア誤閉塞を防止して、ステップの展
開・格納作業を支障なく円滑に行うことができる。
プ装置によれば、ロッド部材を介した弾性部材の弾性力
でもってドアを開放状態に仮保持したので、ステップの
展開・格納途中のドア誤閉塞を防止して、ステップの展
開・格納作業を支障なく円滑に行うことができる。
【0045】さらに、請求項7記載の発明における車両
のステップ装置によれば、ステップベースの折曲部分鋭
角側に枢支したステップ本体によって、展開時のステッ
プ本体の踏み代を大きくして乗降性の向上をより一層図
ることができるとともに、格納時に段差空間内で対角線
上に格納してステップ本体の格納を効率良く行うことが
できる。
のステップ装置によれば、ステップベースの折曲部分鋭
角側に枢支したステップ本体によって、展開時のステッ
プ本体の踏み代を大きくして乗降性の向上をより一層図
ることができるとともに、格納時に段差空間内で対角線
上に格納してステップ本体の格納を効率良く行うことが
できる。
【図1】本発明の実施例に係るドアロック装置を車体前
方より視た正面図である。
方より視た正面図である。
【図2】ドアロック装置を車体上方より視た平面図であ
る。
る。
【図3】ステップ装置を車体前方より視た正面図であ
る。
る。
【図4】格納状態におけるステップ装置を車体外方より
視た側面図である。
視た側面図である。
【図5】ベースブラケットの分解斜視図である。
【図6】前側の扉を車体外方より視た外側面図である。
【図7】前側の扉を車体内方より視た内側面図である。
【図8】車両の左側面図である。
【図9】車両の平面図である。
1 車両 7a 上側フロア面 7b 下側フロア面(ドア開口に対向するフロア面) 7d 段差空間 11 ドア開口 12 ドア 13 扉 13c 手摺 21 ステップ装置 22 ステップベース 22a 折曲部分 23 テーブルステップ(ステップ本体) 31 ドアロック装置(ドアロック手段) 41 ロッド部材 42 係合部材 46 出没部材(連結部材) 51 仮保持手段 53 スプリングプランジャー(弾性部材)
Claims (7)
- 【請求項1】 ドアの開放時にそのドア開口に対向する
フロア面と地上面との間にステップが展開される車両の
ステップ装置であって、 上記ドア開口に対向するフロア面は、シートが載置され
る上側フロア面と、該上側フロア面よりも車外寄りでか
つその上側フロア面よりも一段低い下側フロア面とで階
段状に構成されている一方、 上記ステップは、上記下側フロア面よりも車外寄りでか
つその下側フロア面より下方に位置するように展開され
る展開位置と、上記上側フロア面の車外寄りでかつ下側
フロア面の上方に位置する段差空間に折り畳まれるよう
に格納される格納位置との間で移動可能に構成され、 上記ドアの開放時に上記ステップが展開位置に展開され
たとき該ドアを開放状態にロックする一方、上記ステッ
プが格納位置に格納されたときドアの開放状態でのロッ
クを解除するドアロック手段を備えたことを特徴とする
車両のステップ装置。 - 【請求項2】 上記ドアは、前後2枚で一対の観音開き
の扉で構成されており、該各扉は、開放時にそれぞれ外
方へ略90°の開放が可能とされている請求項1記載の
車両のステップ装置。 - 【請求項3】 上記ドアの内面側には、地上面と上側フ
ロア面との間において乗員の乗降を案内する手摺が設け
られている請求項1又は請求項2記載の車両のステップ
装置。 - 【請求項4】 上記ドアロック手段は、一端がドアに軸
支されていると共に他端が車体に摺動自在に接続され、
ドア開放時に該他端が所定方向に摺動するロッド部材
と、該ロッド部材の他端に係合する係合位置とその他端
から離脱する離脱位置との間を移動可能に設けられ、ド
ア開放時に摺動終端位置に移動した該ロッド部材の他端
に係合位置で係合してドアを開放状態にロックする一方
離脱位置で上記ロッド部材の他端に対する係合を解除し
てドアの開放状態でのロックを解除する係合部材と、該
係合部材に連結され、ステップ展開時に係合部材を係合
位置に位置付ける一方ステップ格納時に係合部材を離脱
位置に位置付ける連結部材とを備えている請求項1記載
の車両のステップ装置。 - 【請求項5】 上記ドアの開放時にその開放状態を仮保
持する仮保持手段を備えている請求項1記載の車両のス
テップ装置。 - 【請求項6】 上記仮保持手段は、一端がドアに軸支さ
れていると共に他端が車体に摺動自在に接続され、ドア
開放時に該他端が所定方向に摺動するロッド部材と、該
ロッド部材の他端をドア開放時における摺動終端位置に
おいて摺動不能に弾性支持する弾性部材とを備えている
請求項5記載の車両のステップ装置。 - 【請求項7】 上記ステップは、上記下側フロア面の車
体外側端に枢支され、格納位置において上記段差空間を
車体上方および車体側方からそれぞれ遮蔽するよう断面
略L字状に折曲形成されたステップベースと、該ステッ
プベースの折曲部分の鋭角側に一端が枢支され、格納時
に段差空間内で対角線上に格納される一方展開時に他端
がステップベースよりも車体側方に突出するように展開
するステップ本体とを備えている請求項1記載の車両の
ステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062591A JPH07266987A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 車両のステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062591A JPH07266987A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 車両のステップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266987A true JPH07266987A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13204728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6062591A Withdrawn JPH07266987A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 車両のステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07266987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109823271A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-05-31 | 李玉柱 | 一种隐藏式汽车脚踏板 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6062591A patent/JPH07266987A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109823271A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-05-31 | 李玉柱 | 一种隐藏式汽车脚踏板 |
CN109823271B (zh) * | 2019-03-28 | 2024-03-12 | 李玉柱 | 一种隐藏式汽车脚踏板 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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