JPH0726629U - 換気扇風機 - Google Patents

換気扇風機

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JPH0726629U
JPH0726629U JP6251993U JP6251993U JPH0726629U JP H0726629 U JPH0726629 U JP H0726629U JP 6251993 U JP6251993 U JP 6251993U JP 6251993 U JP6251993 U JP 6251993U JP H0726629 U JPH0726629 U JP H0726629U
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JP
Japan
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shaped flange
disc
ventilation fan
ring plate
casing
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Pending
Application number
JP6251993U
Other languages
English (en)
Inventor
正敏 若宮
Original Assignee
正敏 若宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、プロペラ羽根先端とケーシング内
周面との隙間における空気の流れ抵抗を高めることによ
り、差圧条件下でも高い換気性能を有する軸流式の換気
扇風機を提供するものである。 【構成】 プロペラ羽根の先端部分に、円板状フランジ
を設け、かつケーシングの内周面に、該円板状フランジ
と近接して重なり合う円環状部分を設けたことを特徴と
し、特に言えば、その円環状部分が、該円板状フランジ
を覆う円環状溝、該円板状フランジを挟み込む2重リン
グプレート、若しくは該円板状フランジと平行に対向し
たリングプレート等からなる、軸流式の換気扇風機に係
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、誘導電動機によって駆動されるプロペラ羽根をもった、主として家 庭、事務所などの換気に使用される、軸流式の換気扇風機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
軸流ファンは、遠心ファンに比べファン効率が良いため、大風量に適し又小型 軽量となるため据え付け面積も小さくて済む。このため従来、軸流ファンが、広 く換気扇風機として用いられてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、遠心ファンに比べて、軸流ファンの風量特性は差圧の影響を強 く受け、ファンの前後に圧力差が生じた場合、急激に送風量が低下し易かった。 即ち、室内の圧力が室外よりも低くなるにつれて、プロペラ羽根先端とケーシ ング内周面との隙間を通じて、大気が室外から圧力の低い室内へ流れ込む量が増 大し、その室外からの大気が再びそのまま室外へ排出されるというサイクルに陥 り、室内の換気効果が損なわれるという欠点があった。 本考案は、従来技術のかかる欠点を克服すべく、プロペラ羽根先端とケーシン グ内周面との隙間における空気の流れ抵抗を高めることにより、差圧条件下でも 高い換気性能を有する換気扇風機を提供することを目的として、研究を進めたも のである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を達成する為に本考案は、プロペラ羽根の先端部分に、円板状のフラ ンジを設け、かつケーシングの内周面に、該円板状フランジに近接して重なり合 う円環状部分を設けたことを特徴とする、合成樹脂、金属、若しくはこれらの組 合せ材料等からなる、軸流式の換気扇風機を提供するものである。 本考案で形成される円環状部分としては、該円板状フランジを覆う円環状溝、 該円板状フランジを挟み込む2重リングプレート、若しくは該円板状フランジと 平行に対向したリングプレート等が例示されるが、これらに限定されるものでは ない。
【0005】
【作用】
本考案は以上のような構成であるから、室内の圧力が室外よりも低い状態にな った場合でも、円板状フランジとそれに近接して重なり合う円環状部分との間の 空気の流れ抵抗が高く、室外から室内への空気の流れ込みが抑制される為、プロ ペラ羽根とケーシングの内周面との隙間を通って室内へ流れ込んだ室外からの空 気が、またそのまま室外へ排出されるという、室内の換気効果を損なう原因とな る循環現象が効果的に抑制され、差圧条件下でも高い換気性能を有する換気扇風 機となったものである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を基にして詳しく説明する。 図2は、本考案の換気扇風機の断面略図であり、プロペラ羽根1の先端部分に 、円板状フランジ9が形成されており、その円板状フランジ9の周縁に沿ったケ ーシング4の内周面上には、円板状フランジ9を覆う円環状溝10が設けられて いる。円板状フランジ9及び円環状溝10の形状、寸法、及びフランジや溝の数 等は、換気扇風機の仕様によって変更し得るものであるが、例えば一般家庭用の 換気扇風機にあっては、プロペラ羽根1の回転径Dが300mmで、ケーシン グ4の内周面径Dが340mmである時に、円板状フランジ9の厚さtを0. 3〜40mm、その高さhを20〜100mmの範囲内で選択し、一方円環状溝 10の幅wが、t+1≦w≦t+60なる関係を満足し、その深さdが、h−1 9≦d≦h+30なる関係を満足するよう選択することが好ましい。
【0007】 これは、円環状溝10の幅wが、t+1より小さいとプロペラ羽根1の回転中 に、円板状フランジ9の板面と円環状溝10の側面が接触し、摩耗や損傷を招く 恐れがあり、またt+60より大きくなると円板状フランジ9の板面と円環状溝 10の側面との隙間が大きくなり、高い空気抵抗を得ることが出来なくなるから である。また円環状の溝10の深さdがh−19より小さいと、プロペラ羽根1 の回転中に、円板状フランジ9の周縁と円環状溝10の底部が接触し、摩耗や損 傷を招く恐れがあり、またh+30より大きくなると円板状フランジ9の周縁と 円環状溝10の底部との隙間が大きくなり、高い空気抵抗を得ることが出来なく なるからである。 本実施例にかかる換気扇風機では、排気により室内の圧力が室外よりも低い状 態になった場合でも、円板状フランジ9とそれを近接して覆う円環状溝10との 間の空気抵抗が高く、プロペラ羽根1とケーシング4の内周面との隙間を通って 室内へ流れ込んだ室外からの空気が、またそのまま室外へ排出されるという、室 内の換気効果を損なう原因となる循環現象が効果的に抑制され、差圧条件下でも 、高い換気性能を保持することとなるものである。
【0008】 本実施例に於て、円板状フランジ9の厚さtを1.5mm、その高さhを30 mmとし、一方円環状溝10の幅wを5mm、その深さdを20mmとした本 考案にかかる換気扇風機と、図1に示す従来タイプの換気扇風機とを、モーター 5の消費電力が40ワットの条件下で比較し、次の結果を得た。 即ち、静圧0mmHO条件下での風量は、何れのタイプも概略8〜9m/ 分で同等であったが、静圧5mmHO条件下では、図1に示す従来タイプの風 量はほぼゼロに迄低下するにも拘らず、上記本考案にかかる図2タイプの換気扇 風機では、1.5m/分以上の風量を得ることが出来た。
【0009】 図3は、本考案の第2実施例である換気扇風機の断面略図であり、プロペラ羽 根1の先端部分に円板状フランジ9が形成されており、その円板状フランジ9の 周縁に沿ったケーシング4の内周面上には、2重リングプレート11が円板状フ ランジ9を挟み込むように形成されている。円板状フランジ9及び2重リングプ レート11の形状および寸法は、換気扇風機の仕様によって変更し得るものであ るが、例えば一般家庭用の換気扇風機にあっては、プロペラ羽根1の回転径D が300mmで、ケーシング4の内周面径Dが340mmである時に、円板状 フランジ9の厚さtを0.4〜40mm、その高さhを1〜19mmの範囲内で 選択し、一方2重リングプレート11の内幅uが、t+1≦u≦t+60なる関 係を満足し、その高さyが、20−h≦y≦19なる関係を満足するよう選 択することが好ましい。 本実施例にかかる換気扇風機では、排気により室内の圧力が室外よりも低い状 態になった場合でも、円板状フランジ9とそれを挟み込む2重リングプレート1 1の間の空気抵抗が高く、プロペラ羽根1とケーシング4の内周面との隙間を通 じて室内へ流れ込んだ室外からの空気が、またそのまま室外へ排出されるという 、室内の換気効果を損なう原因となる循環現象が効果的に抑制され、差圧条件下 でも、高い換気性能を保持することとなるものである。
【0010】 図4は、本考案の第3実施例である換気扇風機の断面略図であり、プロペラ羽 根1の先端部分に、円板状フランジ9が形成されており、その円板状フランジ9 の側面に近接するよう対向したリングプレート12が、ケーシング4の内周面上 に形成されている。円板状フランジ9及びリングプレート12の形状および寸法 は、換気扇風機の仕様によって変更し得るものであるが、例えば一般家庭用の換 気扇風機にあっては、プロペラ羽根1の回転径Dが300mmで、ケーシング 4の内周面径Dが340mmである時に、円板状フランジ9とリングプレート 12との面間距離kを1〜20mmの範囲内で、また円板状フランジ9の高さh を1〜19mmの範囲内で選択し、一方リングプレート12の高さyを、20 −h≦y≦19なる関係を満足するよう選択することが好ましい。 本実施例にかかる換気扇風機では、円板状フランジ9とリングプレート12に より、プロペラ羽根1とケーシング4の内周面との間の空気抵抗が高められる為 に、室内外で圧力差を生じた場合でも、室外から室内への空気の流れが抑制され 、高い換気性能を保持することとなるものである。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に於ては、プロペラ羽根先端部分に形成された円板 状フランジと、ケーシング内周面上に形成された円環状部分が、近接して重なり 合っている為に、プロペラ羽根先端とケーシング内周面との隙間を通り抜ける空 気の流れ抵抗が高く、室内と室外との間で圧力差を生じた場合でも、その隙間を 通じて室内へ流れ込んだ室外からの空気が、またそのまま室外へ排出されるとい う、循環現象が効果的に抑制され、差圧条件下でも高い換気性能発揮できる優れ た換気扇風機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の換気扇風機の構造を示す断面略
図である。
【図2】図2は、本考案の第1実施例を示す換気扇風機
の断面略図である。
【図3】図3は、本考案の第2実施例を示す換気扇風機
の断面略図である。
【図4】図4は、本考案の第3実施例を示す換気扇風機
の断面略図である。
【符号の説明】 1…プロペラ羽根 D…プロペラ
羽根の回転径 2…ハブ D…ケーシン
グ内周面径 3…モーターシャフト t …円板状フ
ランジの厚さ 4…ケーシング h …円板状フ
ランジの高さ 5…モーター w …円環状溝
の幅 6…支柱 d …円環状溝
の深さ 7…シャッター u …2重リン
グプレートの内幅 8…壁 y…2重リン
グプレートの高さ 9…円板状フランジ y…リングプ
レートの高さ 10…円環状溝 k …円盤状フ
ランジとリングプレー 11…2重リングプレート トとの面
間距離 12…リングプレート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラ羽根の先端部分に、円板状フラ
    ンジを設け、かつケーシングの内周面に、該円板状フラ
    ンジと近接して重なり合う円環状部分を設けたことを特
    徴とする、軸流式の換気扇風機。
  2. 【請求項2】 前記円環状部分が、該円板状フランジを
    覆う円環状溝からなる、請求項第1項記載の換気扇風
    機。
  3. 【請求項3】 前記円環状部分が、該円板状フランジを
    挟み込む2重リングプレートからなる、請求項第1項記
    載の換気扇風機。
  4. 【請求項4】 前記円環状部分が、該円板状フランジと
    平行に対向したリングプレートからなる、請求項第1項
    記載の換気扇風機。
JP6251993U 1993-10-15 1993-10-15 換気扇風機 Pending JPH0726629U (ja)

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JP6251993U JPH0726629U (ja) 1993-10-15 1993-10-15 換気扇風機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020604A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp 換気扇
JP2020060102A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 ミネベアミツミ株式会社 軸流ファン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020604A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp 換気扇
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