JPH07265763A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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Publication number
JPH07265763A
JPH07265763A JP6058555A JP5855594A JPH07265763A JP H07265763 A JPH07265763 A JP H07265763A JP 6058555 A JP6058555 A JP 6058555A JP 5855594 A JP5855594 A JP 5855594A JP H07265763 A JPH07265763 A JP H07265763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
nozzle
shot blast
ground
traveling vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6058555A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conveyor Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conveyor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conveyor Co Ltd filed Critical Nippon Conveyor Co Ltd
Priority to JP6058555A priority Critical patent/JPH07265763A/ja
Publication of JPH07265763A publication Critical patent/JPH07265763A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃に用いるショットブラスト材の回収が不
要になると共に、溶接部の非破壊を検出する塗装装置を
提供する。 【構成】 被処理面を吸着しながら走行する走行車Aに
ショットブラストノズル12と塗装ノズル13とを直列
状に並べ、地上に配置したドライアイスペレットの製造
機14とショットブラストノズルとを、また地上に配置
した塗料タンク16と塗装ノズル13とをそれぞれ圧送
ホース15、17を介し接続し、被処理面にドライアイ
スペレットを噴射して清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高層建造物やトンネ
ルなどの壁面、また大型タンクや船舶などの金属板面の
付着物(汚れ、錆、古い塗膜など)を除去(清掃)する
と共に、溶接部の非破壊検査を行ない、そして塗装する
塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、ワイヤロープを介し
吊り下げたゴンドラや走行車の起伏ブームに取付けてあ
るゴンドラに乗り込んだ作業車により被塗装面の清掃
と、清掃後の塗装を行なうと作業能率が著しく悪い。
【0003】特に、トンネル内にあっては、片側の車線
に走行車を止めて作業するので、片側通行になる。
【0004】このため、渋滞などの不都合が発生する。
【0005】そこで、特開昭61−183565号公報
や特開昭62−15179号公報に示すような壁面吸着
式の自走装置を遠隔操作により走行させながら、上記の
自走装置に搭載してある清掃装置により清掃し、また自
走装置に搭載してある塗装装置により塗装すると、作業
能率が著しくアップすると共に、片側車線の閉鎖などの
問題をなくすることができる。
【0006】しかしながら、清掃装置の吹き付け材に砂
などを用いたショットブラスト装置を使用すると、広範
囲に飛散した砂粒の回収に著しく手数がかかると共に、
飛散を極力押え、かつ回収作業が容易になるようシート
を用いた養生のため、著しくコストがアップする問題が
あった。
【0007】そこで、この発明の課題は、ショットブラ
スト装置の吹き付け材にドライアイスペレットを用いて
上述の問題を解決する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、ゴム製二条の無端帯の表面全長に設
けてある各リセス内を吸引しながら相手面を吸着すると
共に、遠隔操作により上記無端帯の駆動装置を運転して
走行する形成の走行車において、この走行車にショット
ブラストノズルと塗装ノズルとを上記走行車の走行方向
に並べ、また、地上に配置したドライアイスペレットの
製造機と上記ショットブラストノズルとを圧送ホースを
介し接続し、さらに、地上に配置した塗料タンクと上記
塗装ノズルとを圧送ホースを介し接続した構成を採用す
る。
【0009】また、ゴム製二条の無端帯の表面全長に設
けてある各リセス内を吸引しながら相手面を吸着すると
共に、遠隔操作により上記無端帯の駆動装置を運転して
走行する形式の走行車において、この走行車にショット
ブラストノズルと、溶接部非破壊検査器と塗装ノズルと
を上記走行車の走行方向に並べ、また、地上に配置した
ドライアイスペレットの製造機と上記ショットブラスト
ノズルとを圧送ホースを介し接続し、さらに、地上に配
置した塗料タンクと上記塗装ノズルとを圧送ホースを介
し接続し、上記の検査器により溶接部の異常を検出する
と上記塗装ノズルによる塗装をストップするように連動
した構成を採用する。
【0010】
【作用】上記のように構成すると、壁面などの被処理面
に無端帯を重ねると共に、無端帯の各リセス内を吸引し
て、被処理面に走行車を吸着させる。
【0011】被処理面に吸着させた走行車は、遠隔操作
により無端帯の駆動装置を運転して走行させる。
【0012】地上の製造機により製造されたドライアイ
スペレットは、ホースからショットブラストノズルに圧
送され、ショットブラストノズルから被処理面に噴射し
て被処理面を清掃する。
【0013】なお、被処理面に衝突したドライアイスペ
レットは、気化する。
【0014】清掃ずみの被処理面には、塗料タンクから
ホースを介し塗装ノズルに圧送する塗料が吹き付けら
れ、塗装する。
【0015】また、清掃した被処理尾面を溶接部非破壊
検査器により検査し、溶接部の異常を検出すると、塗装
ノズルからの塗料の吹き付けをストップし、溶接部の異
常が検出されないと、塗装ノズルから塗料を吹き付け
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0017】(第1実施例)図1に示すAは非処理面を
吸着しながら遠隔操作により走行する形式の走行車であ
る。
【0018】上記の走行車Aは、特開昭62−1517
9号公報と同様に、図2から図6に示すように、方形状
の機枠1と、この機枠1の両側前後端に軸支した前部ロ
ーラ2及び後部ローラ3と、この前部ローラ2と後部ロ
ーラ3との間にそれぞれ掛け渡されたゴム製の無端帯4
と、この無端帯4の表面全長に前後に所定の間隔を存し
て設けたリセス5と、この各リセス5の底面と無端帯4
の裏面とが連通するように設けた透孔6と、無端帯4の
往行側裏面にそれぞれの前面開放縁を当接して直列状に
並べた吸引ボックス7と、片方の片側前部ローラ2及び
もう片側後部ローラ3を遠隔操作により運転する駆動装
置8(減速機モーターを用いる)とで構成され、機体1
に搭載してある送風機(図示省略)の吸引側と吸引ボッ
クスの内とをホース(図示省略)を介し接続し、送風機
の運転によって往行側の各リセス5内を吸引しながら被
処理面に両無端帯4を吸着させて走行する。勿論、機枠
1には、遠隔操作の操作盤の無線を受信する受信器、受
信器によって駆動装置8を作用させる制御装置(図示省
略)が搭載してある。
【0019】なお、高層建造物などの垂直面や大型タン
ク或はトンネルなどの曲面に沿って走行車Aを走行させ
るので、直線や曲面に無端帯4の往行側が密着すること
になる。
【0020】このため、無端帯4の往行側の形状に各吸
引ボックス7が追従するように、支持部材9に対して支
軸10を進退並び揺動自在に支持すると共に、無端帯4
の裏面にバネ11を介し吸引ボックス7を押し付けてい
る。
【0021】また、機枠1の両無端帯4間には、ショッ
トブラストノズル12と塗装ノズル13とが走行車Aの
走行方向に並べてある。
【0022】なお、図5に示すように、ショットブラス
トノズル12及び塗装ノズル13を複数個千鳥状に並
べ、或は走行方向に対して適宜の手段により左右に揺動
するようにしておくことにより、噴射むらや吹き付けむ
らをなくすることができる。
【0023】上記のショットブラストノズル12には、
地上に配置したドライアイスペレットの製造機14で製
造したドライアイスペレットが圧送ホース15を介し供
給されるようになっている。
【0024】上記の塗装ノズル13には、地上に配置し
た塗料タンク16の塗料が圧送ホース17を介し供給さ
れるようになっている。
【0025】なお、地上の台車18に製造機14、塗料
タンク16及びドライアイスペレット、塗料の圧送コン
プレッサや走行車Aの動力発生装置などの機器19を積
み込んでおくと、作業性が良好になる。
【0026】上記のように構成すると、図1に示すよう
に、高層建造物やトンネルなどの壁面、大型タンクや船
舶などの金属板面などの被処理面Bに両無端帯4を重ね
ると共に、各リセス5内を吸引して、被処理面Bに走行
車Aを吸着させる。
【0027】被処理面Bに吸着させた走行車Aは、遠隔
操作により無端帯4の駆動装置8を運転して走行させ
る。
【0028】製造機14により製造したドライアイスペ
レットは、ホース15を介しショットブラストノズル1
2に圧送されてショットブラストノズル12から被処理
面Bに噴射し、噴射による衝突によって被処理面Bの古
い塗膜、錆、汚れなどの付着物を落下させて清掃する。
なお、被処理面Bに衝突したドライアイスペレットは、
気化する。
【0029】ドライアイスペレットは、衝撃を与えた表
面の下に入り込み、そこでドライアイスペレットは細か
く砕けて別れ、ドライアイスの微粒子の高速の流れとな
って表面下より異物(付着物)を上に浮き上がらせる。
【0030】清掃ずみの被処理面Bには、塗料タンク1
6からホース17を介し圧送した塗料を塗装ノズル13
から吹き付けて塗装する。
【0031】(第2実施例)走行車A、製造機14によ
って製造されたドライアイスペレットをショットブラス
トノズル12から噴射して被処理面Bを清掃し、清掃ず
みの被処理面Bに塗料タンク16の塗料を塗装ノズル1
3から吹き付けて塗装する方法は、第1実施例と同様に
つき説明を省略する。
【0032】図7に示すように、ショットブラストノズ
ル12と塗装ノズル13との間には、溶接部の非破壊検
査器21が設けてある。
【0033】上記の非破壊検査器21には、超音波検出
(深傷)センサーや磁気検出(深傷)センサーなどが使
用される。
【0034】また、非破壊検出器21によってタンクや
船舶などの溶接部の異常を検出すると、塗装ノズル13
からの塗料の吹き付けがストップするように連動させて
ある。
【0035】上記のように構成すると、清掃ずみ被処理
面Bの溶接部を非破壊検査器21によって検査し、検査
によって深傷部が検出されると、塗装ノズル13からの
塗料の吹き付けがストップする。勿論深傷部を通過して
検査による深傷部がないと、塗装ノズル13からの塗料
の吹き付けが行なわれる。
【0036】上記製造機14によるドライアイスペレッ
トの製造は、冷凍した液体CO2 をペレタイザに入れる
と、圧力室内で雪に変わる。
【0037】この雪をリングダイにより圧力をかけて押
し付けると、ドライアイスペレットが得られる。
【0038】図中31はトンネル内の塗装の際に用いる
移動式の養生シートである。
【0039】32は特開昭62−15179号公報と同
様の機枠1を方向転換する方向転換装置である。
【0040】
【効果】以上のように、塗装前の被処理面の清掃にドラ
イアイスペレットを用いるので、被処理面に衝突したド
ライアイスペレットが気化する。
【0041】このため、ショットブラストに用いる砂粒
の回収作業が不要になると共に、回収作業を容易にする
ための養生シートの張り付けなどが不要になる。
【0042】また、清掃ずみの被処理の溶接部非破壊を
検査し、深傷部を検出すると塗装しないようにしてある
ので、深傷部を発見し、修理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の側面図
【図2】無端帯の側面図
【図3】無端帯の平面図
【図4】要部を示す拡大側面図
【図5】要部を示す拡大底面図
【図6】吸引ボックスを示す縦断拡大側面図
【図7】第2実施例の側面図
【図8】他の使用状態を示す側面図
【符号の説明】
A 走行車 B 被処理面 1 機枠 2 前部ローラ 3 後部ローラ 4 無端帯 5 リセス 6 透孔 7 吸引ボックス 8 駆動装置 9 支持装置 10 支軸 11 バネ 12 ショットブラストノズル 13 塗装ノズル 14 製造機 15、17 ホース 16 塗料タンク 21 非破壊検査器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム製二条の無端帯の表面全長に設けて
    ある各リセス内を吸引しながら相手面を吸着すると共
    に、遠隔操作により上記無端帯の駆動装置を運転して走
    行する形成の走行車において、この走行車にショットブ
    ラストノズルと塗装ノズルとを上記走行車の走行方向に
    並べ、また、地上に配置したドライアイスペレットの製
    造機と上記ショットブラストノズルとを圧送ホースを介
    し接続し、さらに、地上に配置した塗料タンクと上記塗
    装ノズルとを圧送ホースを介し接続したことを特徴とす
    る塗装装置。
  2. 【請求項2】 ゴム製二条の無端帯の表面全長に設けて
    ある各リセス内を吸引しながら相手面を吸着すると共
    に、遠隔操作により上記無端帯の駆動装置を運転して走
    行する形式の走行車において、この走行車にショットブ
    ラストノズルと、溶接部非破壊検査器と塗装ノズルとを
    上記走行車の走行方向に並べ、また、地上に配置したド
    ライアイスペレットの製造機と上記ショットブラストノ
    ズルとを圧送ホースを介し接続し、さらに、地上に配置
    した塗料タンクと上記塗装ノズルとを圧送ホースを介し
    接続し、上記の検査器により溶接部の異常を検出すると
    上記塗装ノズルによる塗装をストップするように連動し
    たことを特徴とする塗装装置。
JP6058555A 1994-03-29 1994-03-29 塗装装置 Pending JPH07265763A (ja)

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JP6058555A JPH07265763A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 塗装装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535653A (ja) * 2005-04-08 2008-09-04 フラウンホファー ゲゼルシャフト ツール フェルドルンク デル アンゲヴァントテン フォルシュンク エー ファウ 塗装設備用構成要素及びかかる構成要素から塗料を除去する装置
JP2013224844A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Taisei Corp 除染装置
CN109178127A (zh) * 2018-10-30 2019-01-11 北京史河科技有限公司 吸附装置和履带装置

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