JPH07265738A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
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- JPH07265738A JPH07265738A JP6387494A JP6387494A JPH07265738A JP H07265738 A JPH07265738 A JP H07265738A JP 6387494 A JP6387494 A JP 6387494A JP 6387494 A JP6387494 A JP 6387494A JP H07265738 A JPH07265738 A JP H07265738A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集塵極における圧力損失を低下させることに
より後段に設置したファンに多大な負荷をかけることの
ない電気集塵装置を提供する。 【構成】 電気集塵装置8は被処理気体の流通ダクト1
の途中に接続されており、ケーシング9内に集塵極10
と放電極11とが交互に配置されている。集塵極10は
支持枠12とこの支持枠12に取り付けられた多数の格
子板13、13、…とで構成されている。各格子板13
は水平断面の形状がくさび型をなしており、くさびの頂
点側が流れの上流側を向くように支持枠12に固定され
ている。
より後段に設置したファンに多大な負荷をかけることの
ない電気集塵装置を提供する。 【構成】 電気集塵装置8は被処理気体の流通ダクト1
の途中に接続されており、ケーシング9内に集塵極10
と放電極11とが交互に配置されている。集塵極10は
支持枠12とこの支持枠12に取り付けられた多数の格
子板13、13、…とで構成されている。各格子板13
は水平断面の形状がくさび型をなしており、くさびの頂
点側が流れの上流側を向くように支持枠12に固定され
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉塵等の粒子が混入し
た被処理気体の流路中に設置されて粒子を捕集するため
の電気集塵装置に関するものである。
た被処理気体の流路中に設置されて粒子を捕集するため
の電気集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気集塵装置は放電極と集塵極
との間に高電圧を印加することによりこれら放電極、集
塵極の両電極間にコロナ放電を生じさせ、電界の強い部
分の空気を電離させて荷電帯を発生させる構成のもので
ある。そして、例えば粉塵等の粒子が混入した被処理気
体の流路中にこの電気集塵装置を設置し、被処理気体を
電気集塵装置に導入すると、被処理気体が前記荷電帯に
到達したときに粉塵等の粒子が帯電し、この帯電粒子が
反対電位の集塵極に付着して捕集されるようになってい
る。
との間に高電圧を印加することによりこれら放電極、集
塵極の両電極間にコロナ放電を生じさせ、電界の強い部
分の空気を電離させて荷電帯を発生させる構成のもので
ある。そして、例えば粉塵等の粒子が混入した被処理気
体の流路中にこの電気集塵装置を設置し、被処理気体を
電気集塵装置に導入すると、被処理気体が前記荷電帯に
到達したときに粉塵等の粒子が帯電し、この帯電粒子が
反対電位の集塵極に付着して捕集されるようになってい
る。
【0003】図4は従来一般の電気集塵装置の一例を示
す図であって、被処理気体の流通ダクト1に電気集塵装
置2が接続され、電気集塵装置2の後段にファン7が接
続されている。この電気集塵装置2は、被処理気体の流
れ方向(図中矢印X方向)に対して垂直方向に設置さ
れ、被処理気体を通過させるための多数の孔3、3、…
が形成された板状の集塵極4と、流れ方向に平行に延び
るとともに両端が針状に形成された放電棒5を有する複
数の放電極6、6、…とが流れ方向に沿って交互に配置
された構成となっている。
す図であって、被処理気体の流通ダクト1に電気集塵装
置2が接続され、電気集塵装置2の後段にファン7が接
続されている。この電気集塵装置2は、被処理気体の流
れ方向(図中矢印X方向)に対して垂直方向に設置さ
れ、被処理気体を通過させるための多数の孔3、3、…
が形成された板状の集塵極4と、流れ方向に平行に延び
るとともに両端が針状に形成された放電棒5を有する複
数の放電極6、6、…とが流れ方向に沿って交互に配置
された構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電気集塵装置2において、集塵極4の孔3、3、…
はその板厚方向で同一の開口面積を有する孔であり、集
塵極4の被処理気体の流れと対向する面4aはその流れ
方向に対して垂直となっている。したがって、この集塵
極4の面4aが被処理気体の流れに対する抵抗となるた
め、この部分における被処理気体の圧力損失が大きくな
ってしまい、被処理気体を吸引すべく電気集塵装置2の
後段に設置したファン7に多大な負荷がかかるといった
問題が生じていた。
来の電気集塵装置2において、集塵極4の孔3、3、…
はその板厚方向で同一の開口面積を有する孔であり、集
塵極4の被処理気体の流れと対向する面4aはその流れ
方向に対して垂直となっている。したがって、この集塵
極4の面4aが被処理気体の流れに対する抵抗となるた
め、この部分における被処理気体の圧力損失が大きくな
ってしまい、被処理気体を吸引すべく電気集塵装置2の
後段に設置したファン7に多大な負荷がかかるといった
問題が生じていた。
【0005】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、集塵極における圧力損失を低下さ
せることにより後段に設置したファンに多大な負荷をか
けることのない電気集塵装置を提供することを目的とす
る。
されたものであって、集塵極における圧力損失を低下さ
せることにより後段に設置したファンに多大な負荷をか
けることのない電気集塵装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の電気集塵装置は、被処理気体の流れ方向
に対して垂直となるように設置され、該被処理気体を通
過させるための多数の孔が設けられた板状の集塵極と、
該集塵極から所定距離離間して対向配置された放電極と
を具備してなる電気集塵装置において、前記集塵極に設
けられている孔の開口面積は、該集塵極の板厚方向に沿
って漸次変化するものとされ、かつ該集塵極の前記被処
理気体の流れ方向上流側の表面における開口面積が前記
板厚方向における最小の開口面積より大きくなるものと
されたことを特徴とするものである。
めに、本発明の電気集塵装置は、被処理気体の流れ方向
に対して垂直となるように設置され、該被処理気体を通
過させるための多数の孔が設けられた板状の集塵極と、
該集塵極から所定距離離間して対向配置された放電極と
を具備してなる電気集塵装置において、前記集塵極に設
けられている孔の開口面積は、該集塵極の板厚方向に沿
って漸次変化するものとされ、かつ該集塵極の前記被処
理気体の流れ方向上流側の表面における開口面積が前記
板厚方向における最小の開口面積より大きくなるものと
されたことを特徴とするものである。
【0007】また、前記集塵極に前記流れ方向と垂直な
方向に延びる多数の格子板を備えたことによりそれら格
子板間の隙間を前記被処理気体を通過させるための多数
の孔とし、前記格子板の横断面形状が、くさび型、ひし
型、エアロフォイル型、ベンチュリー管壁型のいずれか
の形状となるようにしても良い。
方向に延びる多数の格子板を備えたことによりそれら格
子板間の隙間を前記被処理気体を通過させるための多数
の孔とし、前記格子板の横断面形状が、くさび型、ひし
型、エアロフォイル型、ベンチュリー管壁型のいずれか
の形状となるようにしても良い。
【0008】
【作用】本発明の電気集塵装置においては、被処理気体
を通過させる孔の開口面積が集塵極の板厚方向に沿って
漸次変化するものとされ、かつ集塵極の被処理気体の流
れ方向上流側の表面における開口面積が板厚方向におけ
る最小の開口面積より大きくなるように設定されたこと
により、孔が板厚方向で同一の開口面積を有する場合に
比べて、前記集塵極における流れと対向する面の面積が
小さくなる。これにより、被処理気体の流れに対する抵
抗を小さくすることで圧力損失を小さくすることができ
る。
を通過させる孔の開口面積が集塵極の板厚方向に沿って
漸次変化するものとされ、かつ集塵極の被処理気体の流
れ方向上流側の表面における開口面積が板厚方向におけ
る最小の開口面積より大きくなるように設定されたこと
により、孔が板厚方向で同一の開口面積を有する場合に
比べて、前記集塵極における流れと対向する面の面積が
小さくなる。これにより、被処理気体の流れに対する抵
抗を小さくすることで圧力損失を小さくすることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
3を参照して説明する。図1は本実施例の電気集塵装置
8を示す図であって、図中符号1は被処理気体の流通ダ
クト、9はケーシング、10は集塵極、11は放電極で
ある。
3を参照して説明する。図1は本実施例の電気集塵装置
8を示す図であって、図中符号1は被処理気体の流通ダ
クト、9はケーシング、10は集塵極、11は放電極で
ある。
【0010】電気集塵装置8は被処理気体の流通ダクト
1の途中に接続されており、ケーシング9内に複数の集
塵極10と複数の放電極11とが交互に配置された構成
となっている(図1では1組の集塵極10と放電極11
のみを示す)。そして、電気集塵装置8の後段にはファ
ン7が設置されており、被処理気体は図中左から右(矢
印Xの方向)に向けて流れるようになっている。
1の途中に接続されており、ケーシング9内に複数の集
塵極10と複数の放電極11とが交互に配置された構成
となっている(図1では1組の集塵極10と放電極11
のみを示す)。そして、電気集塵装置8の後段にはファ
ン7が設置されており、被処理気体は図中左から右(矢
印Xの方向)に向けて流れるようになっている。
【0011】集塵極10は、図2に示すように、支持枠
12と、この支持枠12に取り付けられた鉛直方向に延
びる多数の格子板13、13、…で構成されており、鉛
直方向に延びるこれら格子板13間の隙間(孔)14を
被処理気体が通過するようになっている。そして、図1
に示すように、この集塵極10全体は被処理気体の流れ
方向に対して垂直となるようにケーシング9に取り付け
られている。
12と、この支持枠12に取り付けられた鉛直方向に延
びる多数の格子板13、13、…で構成されており、鉛
直方向に延びるこれら格子板13間の隙間(孔)14を
被処理気体が通過するようになっている。そして、図1
に示すように、この集塵極10全体は被処理気体の流れ
方向に対して垂直となるようにケーシング9に取り付け
られている。
【0012】また、各格子板13は水平断面の形状がく
さび型をなしており、くさびの頂点側が流れの上流側を
向くように支持枠12に固定されている。そして、図3
(a)に示すように、隣接する格子板13、13間の最
小開口寸法tは従来の格子板(2点鎖線で示す)の場合
と比べて同等程度に設定されている。
さび型をなしており、くさびの頂点側が流れの上流側を
向くように支持枠12に固定されている。そして、図3
(a)に示すように、隣接する格子板13、13間の最
小開口寸法tは従来の格子板(2点鎖線で示す)の場合
と比べて同等程度に設定されている。
【0013】一方、図2に示すように、放電極11は、
支持枠15に対して鉛直方向に固定された複数の支持部
材16、16、…と、各支持部材16に鉛直方向一定間
隔おきに取り付けられた水平方向に延びる複数の放電棒
17、17、…とからなるものである。そして、放電棒
17の先端は放電強度を高めるために針状に形成され、
この先端が集塵極10に対向するように配置されてい
る。
支持枠15に対して鉛直方向に固定された複数の支持部
材16、16、…と、各支持部材16に鉛直方向一定間
隔おきに取り付けられた水平方向に延びる複数の放電棒
17、17、…とからなるものである。そして、放電棒
17の先端は放電強度を高めるために針状に形成され、
この先端が集塵極10に対向するように配置されてい
る。
【0014】また、放電極11と集塵極10との間に高
電圧を印加するための高電圧印加装置24が設けられて
いる。
電圧を印加するための高電圧印加装置24が設けられて
いる。
【0015】上記構成の電気集塵装置8を使用する際に
は、高電圧印加装置24により放電極11と集塵極10
との間に高電圧を印加すると、放電棒17、17、…の
先端から集塵極10に向けて強度の高いコロナ放電が生
じ、荷電帯が形成される。そこで、ファン7を作動させ
て電気集塵装置8内に粉塵等の粒子が混入した被処理気
体を導入すると、被処理気体が前記荷電帯に到達したと
きに粉塵等の粒子が帯電し、この帯電粒子が反対電位の
集塵極10に付着してこれが捕集される。
は、高電圧印加装置24により放電極11と集塵極10
との間に高電圧を印加すると、放電棒17、17、…の
先端から集塵極10に向けて強度の高いコロナ放電が生
じ、荷電帯が形成される。そこで、ファン7を作動させ
て電気集塵装置8内に粉塵等の粒子が混入した被処理気
体を導入すると、被処理気体が前記荷電帯に到達したと
きに粉塵等の粒子が帯電し、この帯電粒子が反対電位の
集塵極10に付着してこれが捕集される。
【0016】本実施例の電気集塵装置8においては、集
塵極10の各格子板13の断面形状がくさび型であり、
くさびの頂点側が流れの上流側を向くように取り付けら
れているため、被処理気体の流れに対する抵抗を小さく
することができ、圧力損失を小さくすることができる。
その結果、電気集塵装置8後段のファン7にかかる負荷
を低減させることができる。
塵極10の各格子板13の断面形状がくさび型であり、
くさびの頂点側が流れの上流側を向くように取り付けら
れているため、被処理気体の流れに対する抵抗を小さく
することができ、圧力損失を小さくすることができる。
その結果、電気集塵装置8後段のファン7にかかる負荷
を低減させることができる。
【0017】また、集塵極10の構成は前記実施例に限
るものではなく、つぎに集塵極の構成のみを代えた電気
集塵装置の他の実施例について説明する。以下に示す各
実施例の集塵極においても、支持枠12とこれに取り付
けられた鉛直方向に延びる多数の格子板とからなる構成
は前記第1実施例と同様である。
るものではなく、つぎに集塵極の構成のみを代えた電気
集塵装置の他の実施例について説明する。以下に示す各
実施例の集塵極においても、支持枠12とこれに取り付
けられた鉛直方向に延びる多数の格子板とからなる構成
は前記第1実施例と同様である。
【0018】図3(b)は第2実施例の電気集塵装置の
集塵極18を示す図であって、格子板19の水平断面の
形状がひし型となっており、ひし型の一つの頂点が流れ
の上流側を向くように支持枠12に取り付けられてい
る。
集塵極18を示す図であって、格子板19の水平断面の
形状がひし型となっており、ひし型の一つの頂点が流れ
の上流側を向くように支持枠12に取り付けられてい
る。
【0019】図3(c)は第3実施例の電気集塵装置の
集塵極20を示す図であって、格子板21の水平断面の
形状がエアロフォイル(翼)型となっており、長軸方向
が流れ方向に平行となるように取り付けられている。
集塵極20を示す図であって、格子板21の水平断面の
形状がエアロフォイル(翼)型となっており、長軸方向
が流れ方向に平行となるように取り付けられている。
【0020】図3(d)は第4実施例の電気集塵装置の
集塵極22を示す図であって、格子板23の水平断面の
形状がベンチュリー管壁部の型となっている。
集塵極22を示す図であって、格子板23の水平断面の
形状がベンチュリー管壁部の型となっている。
【0021】上記第2、第3、第4実施例のいずれの集
塵極18、20、22においても、格子板19、21、
23の被処理気体の流れと対向する面積が小さくなるた
め、被処理気体の流れに対する抵抗を小さくすることで
圧力損失を小さくすることができる。具体的には、圧力
損失をhとすると以下の式で表すことができる。 h=Cd ・{1/2(ρV2 )} Cd:抵抗係数 ρ:流体の密度 V:流体の速度 すなわち、上式より圧力損失hは抵抗係数Cd と比例関
係にある。
塵極18、20、22においても、格子板19、21、
23の被処理気体の流れと対向する面積が小さくなるた
め、被処理気体の流れに対する抵抗を小さくすることで
圧力損失を小さくすることができる。具体的には、圧力
損失をhとすると以下の式で表すことができる。 h=Cd ・{1/2(ρV2 )} Cd:抵抗係数 ρ:流体の密度 V:流体の速度 すなわち、上式より圧力損失hは抵抗係数Cd と比例関
係にある。
【0022】そこで、上記の各場合の抵抗係数Cd の値
は、従来型の断面形状が長方形の場合(図3(a)に2
点鎖線で示す)がCd =1.4であるのに対し、例えば
ひし型の場合(図3(b)に示す)がCd =1.1、エ
アロフォイル型の場合(図3(c)に示す)がCd =
0.012というように、従来の場合に比べて抵抗係数
が小さいため、圧力損失が小さくなる。このように、上
記いずれの実施例の場合においても、圧力損失を小さく
することで電気集塵装置後段のファンにかかる負荷を低
減させることができる。
は、従来型の断面形状が長方形の場合(図3(a)に2
点鎖線で示す)がCd =1.4であるのに対し、例えば
ひし型の場合(図3(b)に示す)がCd =1.1、エ
アロフォイル型の場合(図3(c)に示す)がCd =
0.012というように、従来の場合に比べて抵抗係数
が小さいため、圧力損失が小さくなる。このように、上
記いずれの実施例の場合においても、圧力損失を小さく
することで電気集塵装置後段のファンにかかる負荷を低
減させることができる。
【0023】なお、前記全ての実施例においては、集塵
極10、18、20、22における格子板13、19、
21、23を鉛直方向に延在するものとしたが、この構
成に代えて格子板を水平方向または斜め方向に延在する
ものとしても良い。また、支持枠12に多数の格子板1
3、19、21、23を取り付けた構成に代えて、集塵
極を多孔板で構成することもできる。この場合でも、隣
接する孔を含み被処理気体の流れ方向に沿った面で切断
した際の集塵極の断面形状がくさび型、ひし型、エアロ
フォイル型、ベンチュリー管壁型のいずれかになるよう
にすれば良い。一方、放電極11の形状については本実
施例に限ることなく種々の形状のものを用いることがで
きる。
極10、18、20、22における格子板13、19、
21、23を鉛直方向に延在するものとしたが、この構
成に代えて格子板を水平方向または斜め方向に延在する
ものとしても良い。また、支持枠12に多数の格子板1
3、19、21、23を取り付けた構成に代えて、集塵
極を多孔板で構成することもできる。この場合でも、隣
接する孔を含み被処理気体の流れ方向に沿った面で切断
した際の集塵極の断面形状がくさび型、ひし型、エアロ
フォイル型、ベンチュリー管壁型のいずれかになるよう
にすれば良い。一方、放電極11の形状については本実
施例に限ることなく種々の形状のものを用いることがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
電気集塵装置は、被処理気体を通過させる孔が、集塵極
の板厚方向に沿って異なる開口面積を有し、集塵極にお
ける被処理気体の流れ方向上流側の面内での開口面積
が、前記板厚方向における最小の開口面積より大きくな
るように設定されたことにより、孔が板厚方向で同一の
開口面積を有する場合に比べて、前記集塵極における上
流側の面の被処理気体の流れと対向する面積が小さくな
る。これにより、被処理気体の流れに対する流体抵抗を
小さくし、圧力損失を小さくすることができる。その結
果、電気集塵装置後段のファンにかかる負荷を低減させ
ることができる。
電気集塵装置は、被処理気体を通過させる孔が、集塵極
の板厚方向に沿って異なる開口面積を有し、集塵極にお
ける被処理気体の流れ方向上流側の面内での開口面積
が、前記板厚方向における最小の開口面積より大きくな
るように設定されたことにより、孔が板厚方向で同一の
開口面積を有する場合に比べて、前記集塵極における上
流側の面の被処理気体の流れと対向する面積が小さくな
る。これにより、被処理気体の流れに対する流体抵抗を
小さくし、圧力損失を小さくすることができる。その結
果、電気集塵装置後段のファンにかかる負荷を低減させ
ることができる。
【図1】本発明の第1実施例である電気集塵装置を示す
平断面図である。
平断面図である。
【図2】同装置の集塵極および放電極を拡大視した斜視
図である。
図である。
【図3】本発明の他の実施例における格子板の形状を示
す平断面図である。
す平断面図である。
【図4】従来の電気集塵装置の一例を示す平断面図であ
る。
る。
8 電気集塵装置 10、18、20、22 集塵極 11 放電極 13、19、21、23 格子板 14 隙間(孔)
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理気体の流れ方向に対して垂直とな
るように設置され、該被処理気体を通過させるための多
数の孔が設けられた板状の集塵極と、該集塵極から所定
距離離間して対向配置された放電極とを具備してなる電
気集塵装置において、 前記集塵極に設けられている孔の開口面積は、該集塵極
の板厚方向に沿って漸次変化するものとされ、かつ該集
塵極の前記被処理気体の流れ方向上流側の表面における
開口面積が前記板厚方向における最小の開口面積より大
きくなるものとされたことを特徴とする電気集塵装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電気集塵装置において、 前記集塵極に前記流れ方向と垂直な方向に延びる多数の
格子板が備えられたことによりそれら格子板間の隙間が
前記被処理気体を通過させるための多数の孔とされ、 前記格子板の横断面形状が、くさび型、ひし型、エアロ
フォイル型、ベンチュリー管壁型のいずれかの形状とさ
れたことを特徴とする電気集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06387494A JP3384096B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電気集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06387494A JP3384096B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電気集塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265738A true JPH07265738A (ja) | 1995-10-17 |
JP3384096B2 JP3384096B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=13241889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06387494A Expired - Fee Related JP3384096B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3384096B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056431A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Daikin Ind Ltd | 集塵装置 |
KR101577954B1 (ko) * | 2015-09-08 | 2015-12-16 | (주)신영에어텍 | 지지유닛을 포함하는 덕트용 공기정화장치 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP06387494A patent/JP3384096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056431A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Daikin Ind Ltd | 集塵装置 |
KR101577954B1 (ko) * | 2015-09-08 | 2015-12-16 | (주)신영에어텍 | 지지유닛을 포함하는 덕트용 공기정화장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3384096B2 (ja) | 2003-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021126 |
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