JPH0726521A - 壁面清掃装置 - Google Patents
壁面清掃装置Info
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
った壁面清掃装置を提供する。 【構成】 遮音壁11に対向して設けられて上部枠体2
2と下部枠体23とがヒンジ機構24及び折畳機構81
によって折畳自在とし、下部枠体23を駆動ローラ43
によって遮音壁11に沿って設けられた下部レール16
に移動自在に支持すると共に上部枠体22を3つの把持
ローラ32,34,38によって上部レールに着脱自在
支持し、上部枠体22及び下部枠体23に遮音壁11を
清掃する清掃ブラシ56を上下移動自在に設ける。
Description
ンネルの内壁面等を清掃する壁面清掃装置に関する。
って発生する騒音を低減させる遮音壁が設けられてい
る。この遮音壁は自動車の排気ガスや砂塵によって汚染
されるために、随時、清掃する必要がある。この遮音壁
の清掃作業は、一般的に、作業者の人力や高圧洗浄装置
によって行われている。即ち、道路の路肩に高所作業車
や水タンクローリー車、その他の作業車を停止し、作業
者が汚染された遮音壁に対して高圧の水を供給すること
で洗浄し、また、作業者が高所作業車に乗って各種の清
掃具によって洗浄作業を行っていた。
を低減する遮音壁は、道路と住宅地が隣接していく現状
のなかでその遮音効果を高める必要がある。そして、そ
のために、遮音壁の背丈を高くすると共に上部を道路の
内側に屈曲させて騒音を包み込み、この騒音を高く遠く
へ飛ばすような構造とするようになってきている。そし
て、一方で遮音壁を高くすることで道路の北側住宅地の
日照問題が発生しており、そのため、透光性の遮音壁が
採用されている。
用に際しては、その清掃作業にあたり、各種の問題が発
生している。即ち、従来の遮音壁の清掃作業時には、道
路の路肩に高所作業車や水タンクローリー車、その他の
作業車を停止して作業を行うため、道路を長時間車線規
制することとなり、交通渋滞や交通災害等の発生の要因
となってしまう。また、遮音壁の大型化によって清掃作
業が困難なものとなり、作業者にかかる負担も大きくな
って人力清掃による安全確保や作業能率の低下が問題と
なっている。更に、透光性の遮音壁は素材として化学薬
品であるポリカーボネイトが採用されているが、清掃時
の擦り傷が遮音壁の表面に施した皮膜を劣化させ、紫外
線によって黄変色して透光性を失わせてしまうことがあ
った。
あって、壁面清掃作業の簡便性及び作業性の向上を図っ
た壁面清掃装置を提供することを目的とする。
めの本発明の壁面清掃装置は、壁面に対向して設けられ
中間部にてヒンジ機構によって折畳可能な装置本体と、
該装置本体を前記壁面に沿って設けられた下部レールに
移動自在に支持する下部走行支持体と、前記装置本体を
前記壁面に沿って設けられた上部レールに対して移動自
在に拘束する上部走行支持体と、前記装置本体を折畳作
動させる折畳機構と、前記装置本体に往復動自在に設け
られた前記壁面を清掃する清掃機構とを具えたことを特
徴とするものである。
ールに支持されると共に下部走行支持体によって上部レ
ールに対して拘束されながら壁面に沿って移動し、所定
の位置で装置本体に設けられた清掃機構が往復動するこ
とで壁面の清掃作業を行う。そして、清掃作業の終了後
には、折畳機構を作動して装置本体を中間部にてヒンジ
機構により折畳むことで、小型化した状態で運搬が可能
となる。
に説明する。
置の装着状態を表す外観、図2にその壁面清掃装置の正
面視、図3に壁面清掃装置の側面視、図4に上部支持体
を表す図2のIV−IV断面、図5に上部支持体の板ばねの
斜視、図6に上部支持体の作動状態を表す説明、図7に
清掃機構を表す図2のVII−VII断面、図8に清掃機構の
斜視、図9に折畳機構の概略を示す。
本発明の壁面清掃装置を自動車道路の遮音壁の内面を清
掃するものに適用して説明する。自動車道路の遮音壁1
1は道路の側部に並んだ多数の支柱12によって湾曲状
に立設されており、透光部分は湾曲部13と垂直部14
とで構成されている。そして、透光部分の上方及び下方
には互いに平行をなす水平な上部レール15及び下部レ
ール16が取付けられている。一方、本実施例の清掃装
置21は遮音壁11に対向して設けられ、この上部レー
ル15及び下部レール16に沿って移動自在となってい
る。
に、遮音壁11の湾曲部13に沿う上部枠体22と垂直
部14に沿う下部枠体23とで構成され、この上部枠体
22と下部枠体23とはヒンジ機構24によって折畳自
在に連結されている。そして、上部枠体22の上部には
この上部枠体22を上部レール15に対して転倒しない
ように拘束して移動自在に支持する上部走行支持体25
が設けられている。一方、下部枠体23の下部にはこの
下部枠体23を下部レール16に沿って移動自在に支持
する下部走行支持体26が設けられている。
ように、上部枠体22の上部には伸縮シリンダ27が取
付けられ、その駆動ロッド28の先端部には支持ブロッ
ク29が固結されている。そして、支持ブロック29に
はブラケット30が固着され、このブラケット30には
水平軸31によって上部レール15に下方から圧接する
第1把持ローラ32が枢着されると共に、垂直軸33に
よって上部レール15に側方から圧接する第2把持ロー
ラ34が枢着されている。また、支持ブロック29には
把持シリンダ35が装着され、その駆動ロッドの先端部
に取付けられたブラケット36には垂直軸37によって
上部レール15に側方から圧接する第3把持ローラ38
が枢着されている。前述した垂直軸33の下部は支持ブ
ロック29を貫通すると共にこの支持ブロック29に固
結されており、また、支持ブロック29には垂直軸33
と並んで支持軸39の上部が連結されている。そして、
上部枠体22には板ばね40が巻かれた支柱41(図5
参照)が二組枢着されており、垂直軸33及び支持軸3
9の下端部は各板ばね39の端部に連結されている。
ローラ34は、通常、上部レール15に接触して転動自
在となっており、伸縮シリンダ27を作動して駆動ロッ
ド28を引き込むと、支持ブロック29を介して下方に
移動することで上部レール15から離脱することがで
き、伸縮シリンダ27を停止すると、板ばね40の弾性
力により支持ブロック29を介して上方に移動すること
で上部レール15に圧接することができるようになって
いる。また、把持ローラ38は把持シリンダ35を作動
して駆動ロッドを引き込むことで上部レール15に圧接
して転動自在であり、駆動ロッドを押し出すことで上部
レール15から離脱するようになっている。このように
3つの把持ローラ32,34,38が上部レール15に
圧接して拘束することで、上部枠体22は上部レール1
5に沿って移動することができるようになっている。
2に示すように、下部枠体23の下部にはブラケット4
2を介して駆動ローラ43が枢着されており、駆動ロー
ラ43は下部レール16上を転動自在となっている。そ
して、この駆動ローラ43は駆動モータ44によって駆
動することができる。また、下部枠体23にはリミット
スイッチ45が装着されており、このリミットスイッチ
45は遮音壁11の支柱12を検出して駆動モータ44
の作動を制御する。
ラ43を回転駆動することで下部枠体23は下部レール
16に沿って移動することができ、下部枠体23の移動
中に、リミットスイッチ45が遮音壁11の支柱12を
検出すると、駆動モータ44の作動を制御して下部枠体
23を所定の位置に停止することができるようになって
いる。
示すように、遮音壁11の湾曲部13及び垂直部14を
連続的に清掃を行う清掃機構51が上部枠体22及び下
部枠体23にわたって往復移動自在に設けられている。
即ち、上部枠体22の上部と下部枠体23の下部にはそ
れぞれスプロケット52,53が取付けられると共にこ
のスプロケット52,53にはチェーン54が掛け回さ
れている。そして、スプロケット52はモータ55によ
って回転駆動することができる。
枠体23の両側部に配設されており、一対のチェーン5
4に掛け渡すように駆動回転する清掃ブラシ56が設け
られている。この清掃ブラシ56は、図7及び図8に示
すように、チェーン54に掛け渡して図示しないモータ
により駆動回転自在な回転軸57にブラシ58が放射状
に取付けられて構成されている。そして、清掃ブラシ5
6の上方には洗浄水を噴出する洗浄ノズル59が配設さ
れると共に、下方には清掃ブラシ56のブラシ58に付
着した汚れを落とす叩き棒60が配設されている。ま
た、清掃ブラシ56の外周辺にはブラシ58から飛散す
る水滴の防止カバー61が取付けられ、この防止カバー
61の滋養部にはゴム状の水掻きへら62が取付けられ
ている。
すると共にモータによって清掃ブラシ56を駆動回転す
ることで、ブラシ58により遮音壁11の透光部分1
3,14の汚れが除去され、モータ55によって一対の
チェーン54を駆動することでこの清掃ブラシ56を上
下動し、遮音壁11の透光部分13,14の全体にわた
って清掃を行うことができるようになっている。
動発電機71及び制御操作盤72、洗浄水タンク73、
水ポンプ74、エアコンプレッサ75等が搭載されてい
る。
成する上部枠体22と下部枠体23はヒンジ機構24に
よって折畳自在に連結されおり、図9に示すように、折
畳機構81によって作動することができるようになって
いる。即ち、上部枠体22の下部には連結リンク82の
一端が枢着される一方、下部枠体23には三角形状の作
動リンク83の一端が枢着されており、連結リンク82
と作動リンク83の各他端同士が連結ピン84によって
連結されている。そして、下部枠体23に装着された油
圧シリンダ85の作動ロッド86の先端部が作動リンク
83に連結されている。
位置した状態から、油圧シリンダ85を作動して作動ロ
ッド86を引き込むと、作動リンク83が図9において
時計回り方向に回動し、連結リンク82を介しヒンジ機
構24を支点として上部枠体22を時計回り方向に回動
し、上部枠体22を下部枠体23の隣接位置に移動する
ことができるようになっている。
自動車道路の遮音壁11の透光部分(湾曲部13と垂直
部14)の清掃作業を行うには、まず、上部枠体22及
び下部枠体23が折り畳まれた(図9に二点鎖線で示
す)状態にある清掃装置21を清掃作業を行う遮音壁1
1の所定の位置に運搬して装着する。即ち、駆動ロール
43を下部レール16上に乗せ、この状態から、図9に
示すように、油圧シリンダ85を作動して作動ロッド8
6を伸長させ、作動リンク83を回動して上部枠体22
を下部枠体23の上方に移動する。
(a)に示すように、第1把持ローラ32及び第2把持ロ
ーラ34、第3把持ローラ38を下降させておくと共に
第3把持ローラ38を内方に移動しておく。そして、上
部枠体22が所定の位置に移動したら、図6(b)に示す
ように、各把持ローラ32,64,38を上昇させ、図
6(c)に示すように、第3把持ローラ38を移動するこ
とで、3つの把持ローラ32,64,38によって上部
レール15を拘束する。このようにして清掃装置21が
遮音壁11に付設されることとなる。
ラシ56を最下降位置から上昇させるが、このときに洗
浄ノズル59から予洗水を散布しなから移動すること
で、遮音壁11に付着した汚れを柔らかくする。そし
て、清掃ブラシ56を最上昇位置まで上昇させたら、今
度は洗浄ノズル59から洗浄水を散布すると共に清掃ブ
ラシ56を駆動回転することで、ブラシ58により遮音
壁11の汚れを除去し、且つ、水掻きへら62によって
遮音壁11に付着した水滴を回収する。なお、ブラシ5
8に付着した汚れは叩き棒60によって落とされる。
ら、この清掃ブラシ56の移動及び回転を停止すると共
に洗浄ノズル59から洗浄水の散布を停止する。そし
て、駆動モータ44によって駆動ローラ43を回転駆動
して清掃装置21を下部レール16に沿って移動し、リ
ミットスイッチ45が遮音壁11の支柱12を検出する
ことで駆動モータ44を停止し、清掃装置21を次の清
掃位置に位置させる。この状態から、前述と同様に、清
掃機構51によって遮音壁11の清掃作業を行う。
ては、装置を上部枠体22と下部枠体23とに分割し、
且つ、折畳自在としたので、装置自体を薄型に構成する
ことで道路に対して邪魔にならず、また、清掃装置21
には清掃のための駆動力や洗浄水等も搭載しているの
で、動力車や水タンクローリー車も不要となり、車線規
制をおこなうこともなくなって交通渋滞や交通災害等の
発生の虞もない。また、この清掃装置21を上部走行支
持体25及び下部走行支持体26によって上部レール1
5及び下部レール16に対して着脱自在としてので、清
掃箇所が不連続であっても容易に運搬して作業を行うこ
とができる。更に、清掃ブラシ56が装置内に収納され
ているので、外方への洗浄水の飛散を防止できると共に
節水も図られ、且つ、透光部分の擦り傷も低減できる。
うに本発明の壁面清掃装置によれば、壁面に対向して設
けられ中間部にてヒンジ機構によって折畳可能な装置本
体を下部走行支持体と上部走行支持体によって壁面に沿
って設けられた下部及びレールに移動自在に支持し、装
置本体を折畳作動させる折畳機構と壁面を清掃するため
に往復動自在な清掃機構とを設けたので、装置が薄型化
されると共に折畳可能で、且つ、着脱自在であるために
運搬が容易となり、壁面清掃作業の簡便性及び作業性の
向上を図ることができる。
態を表す外観図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 壁面に対向して設けられ中間部にてヒン
ジ機構によって折畳可能な装置本体と、該装置本体を前
記壁面に沿って設けられた下部レールに移動自在に支持
する下部走行支持体と、前記装置本体を前記壁面に沿っ
て設けられた上部レールに対して移動自在に拘束する上
部走行支持体と、前記装置本体を折畳作動させる折畳機
構と、前記装置本体に往復動自在に設けられた前記壁面
を清掃する清掃機構とを具えたことを特徴とする壁面清
掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173880A JP2858613B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 壁面清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173880A JP2858613B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 壁面清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726521A true JPH0726521A (ja) | 1995-01-27 |
JP2858613B2 JP2858613B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=15968834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5173880A Expired - Fee Related JP2858613B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 壁面清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858613B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101349930B1 (ko) * | 2013-11-04 | 2014-01-13 | 박정일 | 도로터널 유지관리장치 |
KR101438648B1 (ko) * | 2014-02-28 | 2014-09-12 | 이장민 | 터널 벽면의 보수 및 세척 장치 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5173880A patent/JP2858613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101349930B1 (ko) * | 2013-11-04 | 2014-01-13 | 박정일 | 도로터널 유지관리장치 |
KR101438648B1 (ko) * | 2014-02-28 | 2014-09-12 | 이장민 | 터널 벽면의 보수 및 세척 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2858613B2 (ja) | 1999-02-17 |
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