JPH07265193A - 電動カーテン駆動装置 - Google Patents

電動カーテン駆動装置

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JPH07265193A
JPH07265193A JP6061130A JP6113094A JPH07265193A JP H07265193 A JPH07265193 A JP H07265193A JP 6061130 A JP6061130 A JP 6061130A JP 6113094 A JP6113094 A JP 6113094A JP H07265193 A JPH07265193 A JP H07265193A
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JP
Japan
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speed
curtain
motor
control means
power switch
Prior art date
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Application number
JP6061130A
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English (en)
Inventor
Shunji Togawa
俊次 外川
Hiroaki Koshin
博昭 小新
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP6061130A priority Critical patent/JPH07265193A/ja
Publication of JPH07265193A publication Critical patent/JPH07265193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害物等がカーテンの動作を阻害するような
影響を与えたあるいは与えていた状況にあって操作スイ
ッチにより開放又は閉鎖の指示を与えたりあるいは与え
続けた場合、モータ装置が破壊しないように、モータを
停止させたり、モータ制御手段の実質的な動作を停止さ
せたりできる電動カーテン駆動装置の提供。 【構成】 検出速度が設定速度に略一致するようにモー
タ7 を制御するべく設定速度、検出速度、制御定数から
モータへの指令値を演算するとともにカーテンが停止し
たときそれを検知して電源スイッチ遮断信号を出力する
演算処理部14を有したモータ制御手段10に、検出速度が
所定の高速度状態を超えたときそれを検知して電源スイ
ッチ2 を遮断する遮断信号を出力する機能を付加した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンの開閉制御を
行う電動カーテン駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動カーテン駆動装置として、電
源スイッチを含む電源部と、カーテンを駆動するモータ
と、カーテンの駆動速度、すなわちモータの速度を設定
する速度設定部と、カーテンの駆動速度を検出する速度
検出手段と、検出速度が設定速度に略一致するようにモ
ータを制御するべく設定速度、検出速度、制御定数から
モータへの指令値を演算する演算処理部を有したモータ
制御手段と、そして操作スイッチ(カーテンの開放、閉
鎖、停止を指示するスイッチ)を備えるものが存在する
(例えば、特願平5−074819) 。この指令値の計
算に用いる制御定数は、設定速度に応じて変わるように
してある。また、このモータ制御手段は、マイクロコン
ピュータによって構成される。
【0003】演算処理部は、速度検出手段にて検出した
検出速度と速度設定部にて設定された設定速度を比較し
て両者間の速度差を計算し、この速度差に設定速度に応
じた制御定数を作用させてモータへの指令値を算出す
る。カーテンの駆動速度を決定するモータは、この指令
値に基づく電圧が印加され、その結果、検出速度が設定
速度に一致するよう制御されるのである。
【0004】さらに、この演算処理部は、カーテンが終
端位置に達したときや駆動途中にカーテン、すなわちモ
ータが停止したとき、それを検知して電源スイッチ遮断
信号を出力する。この場合、操作スイッチの指示内容も
消去する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した電
動カーテン駆動装置は、カーテンの駆動速度が何らかの
理由で異常に速くなった場合、例えば、駆動中のカーテ
ンが障害物により短時間停止させられそしてその障害物
が除去されたような場合に、操作スイッチにより開放又
は閉鎖の指示を与えると、高速で起動し、検出速度が設
定速度に一致するよう制御しても、かなり高速のまま終
端位置に衝突することがある。これは、検出速度を設定
速度に一致させる制御は、カーテンの駆動速度の変化を
滑らかにするために比較的緩やかに行う必要があるから
である。
【0006】また、カーテンが何らかの理由で停止した
場合、例えば、カーテンが障害物により固定されたよう
な場合あるいはカーテンが終端位置に既に到達している
状態で、操作スイッチにより開放又は閉鎖の指示を与え
続けた場合、指令値に基づく電圧が印加され続けてモー
タのコイルが過熱する。
【0007】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、障害物等がカーテンの動
作を阻害するような影響を与えたあるいは与えていた状
況にあって操作スイッチにより開放又は閉鎖の指示を与
えたりあるいは与え続けた場合、モータ装置が破壊しな
いように、モータを停止させたり、モータ制御手段の実
質的な動作を停止させたりできる電動カーテン駆動装置
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の電動カーテン駆動装置は、電源ス
イッチを含む電源部と、電源部から電力を供給されてカ
ーテンを駆動するモータと、カーテンの駆動速度を検出
する速度検出手段と、カーテンの駆動速度を設定する速
度設定部と、検出速度が設定速度に略一致するようにモ
ータを制御するべく設定速度、検出速度、制御定数から
モータへの指令値を演算するとともにカーテンが停止し
たときそれを検知して電源スイッチ遮断信号を出力する
演算処理部を有したモータ制御手段と、カーテン動作の
指示を与える操作スイッチと、を備える電動カーテン駆
動装置において、前記モータ制御手段に、検出速度が所
定の高速度状態を超えたときそれを検知して電源スイッ
チ遮断信号を出力する機能を付加した構成としている。
【0009】また、請求項2記載の電動カーテン駆動装
置は、電源スイッチを含む電源部と、電源部から電力を
供給されてカーテンを駆動するモータと、カーテンの駆
動速度を検出する速度検出手段と、カーテンの駆動速度
を設定する速度設定部と、検出速度が設定速度に略一致
するようにモータを制御するべく設定速度、検出速度、
制御定数からモータへの指令値を演算するとともにカー
テンが停止したときそれを検知して電源スイッチ遮断信
号を出力する演算処理部を有したモータ制御手段と、カ
ーテン動作の指示を与える操作スイッチと、を備える電
動カーテン駆動装置において、前記モータ制御手段に、
カーテンが停止したときに出力される電源スイッチ遮断
信号をカウントしてその信号が所定回数に達したとき、
所定時間が経過するまでモータ制御手段の実質的な動作
を停止する機能を付加した構成としている。
【0010】さらに、請求項3記載の電動カーテン駆動
装置は、請求項1記載のモータ制御手段に、カーテンが
停止したときに出力される電源スイッチ遮断信号をカウ
ントしてその信号が所定回数に達したとき、所定時間が
経過するまでモータ制御手段の実質的な動作を停止する
機能を付加した構成としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成によれば、カーテンの駆動
速度が何らかの理由で所定の高速度状態になったとき
に、モータ制御手段がそれを検知し、検出速度が設定速
度に略一致する制御に優先して電源スイッチを遮断する
信号を出力してモータを停止させる。
【0012】請求項2記載の構成によれば、カーテンが
何らかの理由で停止したときに、操作スイッチにより開
放又は閉鎖の指示を与え続けても、カーテンが停止した
ときに出力される電源スイッチ遮断信号が所定回数に達
した後は、所定時間が経過するまでモータ制御手段の実
質的な動作が停止されてモータのコイルへの電圧印加が
されず、従ってモータのコイルが過熱するのを防ぐこと
ができる。
【0013】請求項3記載の構成によれば、請求項1記
載の作用と請求項2記載の作用を有する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。この電動カーテン駆動装置は、電源ス
イッチ2 を含む電源部1 と、カーテンを駆動するモータ
7と、カーテンの駆動速度を検出する速度検出手段8(こ
の実施例では、エンコーダ8aと単安定マルチバイブレー
タ8bと後述するモータ制御手段内に設けた速度検出部8c
により構成している) と、カーテンの駆動速度を設定す
る速度設定部9 と、モータ7 への指令値を演算する演算
処理部14を有したモータ制御手段10と、操作スイッチ19
を主要構成部材としている。
【0015】電源部1 は、商用電源PSに対し直列に介挿
される電源スイッチ2 、ダイオードブリッジからなる整
流器3 、平滑コンデンサ4 、直流電源回路5 、極性切換
回路6 を有する。電源スイッチ2 は、モータ制御手段10
からの信号によりオンオフするもので、例えばリレー接
点を用いる。直流電源回路5 は、商用電源PSの交流を整
流器3 により全波整流し、さらに平滑コンデンサ4 によ
って平滑して得られた直流電圧を、モータ制御手段10か
らの信号により調節する。この調節された電圧は、極性
切換回路6 を介し、信号線を介してモータ7 のコイルに
印加される。極性切換回路6 は、モータ制御手段10から
の信号によりモータ7 に印加する直流電圧の極性を反転
させるもので、これも例えばリレー接点を用いる。
【0016】モータ7 は、例えば、カーテンレールに組
み込まれたリニアモータからなり、モータ7 の可動子に
移動可能なカーテンの一端を吊り下げている。このモー
タ7は、電源部1 より印加される直流電圧の大きさに応
じて速度が変化し、極性切換回路6 が反転する毎に駆動
方向、すなわちカーテンの開放又は閉鎖方向の駆動方向
も切り換わる。
【0017】速度検出手段8 を構成するエンコーダ8a
は、図3(a) に示すように、モータ7の速度に比例した
周期のパルスを発生し、このパルスを単安定マルチバイ
ブレータ8bに入力する。また、単安定マルチバイブレー
タ8bは、図3(b) に示すように、エンコーダ8aのパルス
の立ち上がりでトリガされ、ローレベル期間が一定の負
パルスからなるパルス列信号を出力し、これをモータ制
御手段10内に設けた速度検出部8cに入力する。この単安
定マルチバイブレータ8bのパルス数や周期から、モータ
7 の速度さらには位置を検出することができ、それはカ
ーテンの速度や位置に一致する。
【0018】速度設定部9 は、モータ7 の速度、すなわ
ちカーテンの開閉速度を予め設定するものであり、後述
するモータ制御手段10に設定速度データを与える。モー
タ制御手段10は、速度検出手段8 にて検出した検出速度
が速度設定部9 にて設定した設定速度に一致するように
モータ7 への印加電圧を制御したり、電源スイッチ2や
極性切換回路6 に制御信号を出力するもので、マイクロ
コンピュータにて構成される。
【0019】モータ制御手段10は、詳しくは、図1に示
すように、操作スイッチ19の指示内容を検出する操作入
力検出部11、速度検出手段8 を構成する速度検出部8c、
設定速度検出部12、制御定数記憶部13、演算処理部14、
停止検知カウンタ15、ロック停止回数カウンタ16、出力
電圧制御部17、リレー制御部18などから構成され、後述
するプログラムに基づいて動作する。
【0020】操作入力検出部11は、カーテンの開放、閉
鎖あるいは停止の指示をする操作スイッチ19の指示内容
を検出する。速度検出部8cは、実質的にはパルスカウン
タであり、単安定マルチバイブレータ8bの出力パルスか
らカーテンの位置及び速度を検出する。設定速度検出部
12は、速度設定部9 からの速度設定内容を検出する。こ
の実施例では、通常時の速度を20乃至50cm/sec に
設定している。制御定数記憶部13は、異なる複数の制御
定数を保持するものであり、設定速度が読み込まれると
それに対応する適宜の制御定数が選択される。
【0021】演算処理部14は、操作入力検出部11、速度
検出部8c、設定速度検出部12、制御定数記憶部13からの
信号が入力されると、プログラムされた通りにモータ7
を制御するための演算処理を行ない、出力電圧制御部17
やリレー制御部18に信号を出力する。この演算処理、す
なわちプログラムの実行は、図外直流電源がモータ制御
手段10に電圧を印加した時点から開始し、通常の実際的
な実行は、操作入力検出部11が操作スイッチ19の指示を
検出した時点から開始する。また、演算処理部14は、プ
ログラムされた通りに各カウンタ8c,15,16をリセットし
たり加算したりカウントアップした情報に基づいて演算
したりする。出力電圧制御部17は、演算処理部14の処理
結果に応じて直流電源回路5 の出力電圧を可変制御す
る。リレー制御部18は、演算処理部14の処理結果に応じ
て電源スイッチ2 と極性切換回路6を制御する。
【0022】すなわち、演算処理部14は、操作入力検出
部11が操作スイッチ19によるカーテンの開放又は閉鎖と
いう指示を検出すると、カーテンの開放又は閉鎖方向の
駆動方向に対応して極性切換回路6 を反転させる信号
と、電源スイッチ2 を投入する信号をリレー制御部18に
出力する。また、操作入力検出部11が操作スイッチ19に
よるカーテンの停止という指示を検出すると、ただちに
電源スイッチ2 を遮断する電源スイッチ遮断信号をリレ
ー制御部18に出力する。
【0023】また、演算処理部14は、カーテンが駆動す
ると、速度検出部8cにて検出した検出速度と設定速度検
出部12にて検出された設定速度と制御定数記憶部13から
制御定数が入力され、検出速度と設定速度を比較して両
者間の速度差を計算し、この速度差に設定速度に応じた
制御定数を作用させてモータへの指令値を算出する。こ
の演算処理部14の処理結果、すなわちモータへの指令値
は、検出速度が設定速度に一致するよう制御するべく出
力電圧制御部17を介して直流電源回路5 に出力され、そ
の出力電圧を可変制御する。
【0024】また、演算処理部14は、カーテンが終端位
置に達した場合等停止したとき、停止検知カウンタ15が
クロック信号をカウントし、これがオーバーフローする
と電源スイッチ遮断信号をリレー制御部18に出力する。
【0025】この演算処理部14は、さらに以下のような
機能を付加している。第1は、速度検出部8cにて検出し
た検出速度が所定の高速度状態、例えば100cm/sec
(設定速度の2乃至5倍程度) に達したとき、それを検
知してモータへの電力供給を遮断する信号、すなわち電
源スイッチ遮断信号をリレー制御部18に出力する機能で
ある。
【0026】第2は、カーテンが停止したときに出力さ
れる電源スイッチ遮断信号をロック停止回数カウンタ16
によりカウントしてその信号が所定回数、例えば5回に
達したとき、所定時間、例えば30秒が経過するまで、
モータ制御手段の実質的な動作を停止する機能である。
【0027】次に、モータ制御手段10の動作をフローチ
ャートに基づいて説明する。前述したように、モータ制
御手段10の演算処理部14は、図外直流電源がモータ制御
手段10に電圧を印加した時点から開始し、まず初期設定
が行われる。ここでは、ロック停止回数カウンタ16をリ
セットし、直流電圧回路6 の出力電圧を0とする (ステ
ップ1, 2) 。
【0028】その後は、操作スイッチ19が操作されるま
で待機する。この待機処理は、ステップ3の「電源スイ
ッチの投入判断」と図5に示すループ処理により行われ
る。そして、今カーテンが閉鎖されていて操作スイッチ
19により開放の指示がなされると、操作入力検出部11が
それを検出し、演算処理部14に入力して通常の実際的な
プログラムの実行が始まる。
【0029】すなわち、演算処理部14は、ステップ18
にて「操作スイッチの入力読み込み」を行い、それが開
放命令であるから、直流電源回路5 の出力電圧が所定の
値になるよう出力電圧制御部17を制御し (ステップ2
1) 、実質的な速度検出部8cであるパルスカウンタをリ
セットし (ステップ22) 、停止検知カウンタ15をリセ
ットし (ステップ23) 、極性切換回路7 の極性が開放
方向になるようリレー制御部18を制御し (ステップ2
4) 、電源スイッチ2 をオンするための電源スイッチ投
入信号をリレー制御部18に出力する (ステップ25) 。
これにより、モータ7 が駆動されてカーテンは開放方向
に駆動し、プログラムはステップ3を経由してステップ
5に戻る。なお、ステップ21では、カーテンの起動性
を考慮し、出力電圧を大きくしておいて設定速度より速
くなる状態から設定速度に一致するよう制御してもよ
い。
【0030】このとき、電源スイッチ2 はオンであるか
ら、単安定マルチバイブレータ8bの出力パルスをパルス
カウンタ8cが読み込みがを始し (ステップ6) 、この出
力パルスの立ち下がりがあると (ステップ7) 、停止検
知カウンタ15をリセットして(ステップ8) パルスカウ
ンタ8cが出力パルスをカウントする (ステップ9) 。こ
の出力パルスのカウント数によりモータ7 の速度が検出
され (ステップ10)、次いで設定速度、制御定数が読
み込まれて (ステップ12、13) 、検出速度が設定速
度に一致する方向の出力電圧、すなわちモータ7 への指
令値が算出される (ステップ17) 。このようにして、
モータ7 の駆動速度は設定速度に一致する方向に制御さ
れる。
【0031】また、カーテンが終端位置に達するとモー
タ7 は停止することとなる。その場合、単安定マルチバ
イブレータ8bは出力パルスを出力しなくなり、従って出
力パルスの立ち下がりがないことを確認し (ステップ
7) 、停止検知カウンタ15がカウントを開始する (ステ
ップ14) 。すなわち、停止検知カウンタ15は、例えば
クロック信号をカウントするもので、モータ駆動中には
単安定マルチバイブレータ8bの出力パルス毎にリセット
されて所定数までカウントアップしない。そして出力パ
ルスがなくなると、リセットされずにクロック信号をカ
ウントし、所定の短時間、例えば4. 5sec 程度でカウ
ントアップして (ステップ15) 電源スイッチ遮断信号
をリレー制御部18に出力する (ステップ35) 。
【0032】また、本発明の特徴ある機能に関しては、
次のようになっている。第1の機能、すなわち検出速度
が所定の高速度状態に達したとき、電源スイッチ遮断信
号をリレー制御部18に出力する機能を付加するために、
この実施例では、「検出速度が100cm/sec より速い
か否かの判断」をステップ11に設けている。そして、
100cm/sec より速い場合に電源スイッチ遮断信号を
リレー制御部18に出力するようにしている。これによ
り、100cm/sec を超える速度になるとモータ7 は速
やかに停止してカーテンが終端部に高速で衝突するとい
う現象が防げる。
【0033】第2の機能、すなわちカーテンが停止した
ときに出力される電源スイッチ遮断信号をロック停止回
数カウンタ16によりカウントしてその信号が所定回数に
達したとき、所定時間が経過するまで、モータ制御手段
10の実質的な動作を停止する機能を付加するために、ま
ず、「カーテンが停止したときに出力される電源スイッ
チ遮断信号をロック停止回数カウンタ16によりカウント
する」ステップをステップ34に設け、さらに「この電
源スイッチ遮断信号を所定回数、例えば5回に達したか
否かの判断」をステップ19に設け、そして「所定時
間、例えば30秒が経過したか否かの判断」をステップ
3に、「ロック停止回数カウンタ16をリセットする」ス
テップをステップ4に設けている。
【0034】これにより、電源スイッチ遮断信号が5回
になると、30秒が経過するまでは、操作スイッチ19に
より開放又は閉鎖の指示をしても操作入力検出部11の動
作のステップ (ステップ20、26、32) には進め
ず、モータ制御手段10の実質的な動作が停止してモータ
7 は停止したままとなる。
【0035】この第2の機能は、カーテン、すなわちモ
ータ7 が何らかの理由で停止 (ロック停止) した場合、
例えば、カーテンが障害物により固定されたような場合
あるいはカーテンが終端位置に既に到達している状態
で、操作スイッチにより開放又は閉鎖の指示を与え続け
た場合に、指令値に基づく電圧が印加され続けてモータ
のコイルが過熱するのを防ぐ。図6は、この第2の機能
を説明するためのロック停止回数とモータコイルの上昇
温度の関係を示すものである。(a) はロック停止状態に
あるときに操作スイッチにより開放又は閉鎖の指示を与
え続けた場合のロック停止回数、(b) はそれに対応した
モータコイルの上昇温度である。すなわち、電源スイッ
チ遮断信号が出力されても、操作スイッチにより開放又
は閉鎖の指示を与え続けた場合には、モータ7 には電圧
の印加、印加停止が繰り返され、モータ7 は加熱状態に
なってやがては破壊するに至るのである。なお、この所
定回数、所定時間は、モータの特性に合わせて適宜に設
定すればよいものであり、特に放熱特性が高いものであ
れば、所定時間は30sec より短くしてもよい。
【0036】なお、実施例にて説明した2つの特徴ある
機能は、ともに具備することが好ましいものの、いずれ
か一方の機能のみを備えるものでも実用的には意義があ
ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の電動カーテン駆動装置
は、カーテンの駆動速度が何らかの理由で所定の高速度
状態になったときに、モータ制御手段がそれを検知し、
検出速度が設定速度に略一致する制御に優先して電源ス
イッチを遮断する信号を出力してモータを停止させら
れ、モータや装置が破壊する危険度を低減できる。
【0038】請求項2記載の電動カーテン駆動装置は、
カーテンが何らかの理由で停止したときに、操作スイッ
チにより開放又は閉鎖の指示を与え続けても、カーテン
が停止したときに出力される電源スイッチ遮断信号が所
定回数に達した後は、所定時間が経過するまでモータ制
御手段の実質的な動作が停止されてモータのコイルが過
熱するのを防ぐことができ、やはりモータや装置が破壊
する危険度を低減できる。
【0039】請求項3記載の電動カーテン駆動装置は、
請求項1記載の作用効果と請求項2記載の作用効果のい
ずれも奏するものとなり、モータや装置が破壊する危険
度をより低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータ制御手段を示すブロ
ック回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図3】そのエンコーダとマルチバイブレータの動作説
明図である。
【図4】その動作を説明するフローチャートである。
【図5】その動作を説明するフローチャートである。
【図6】そのロック停止回数とモータコイルの上昇温度
の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 電源部 2 電源スイッチ 5 直流電源回路 6 極性切換回路 7 モータ 8 速度検出手段 8a 速度検出手段のエンコーダ 8b 速度検出手段の単安定マルチバイブレータ 8c モータ制御手段に設けた速度検出手段の速度検出部 9 速度設定部 10 モータ制御手段 11 操作入力検出部 12 設定速度検出部 13 制御定数記憶部 14 演算処理部 15 停止検知カウンタ 16 ロック停止回数カウンタ 17 出力電圧制御部 18 リレー制御部 19 操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/06 W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源スイッチを含む電源部と、電源部
    から電力を供給されてカーテンを駆動するモータと、カ
    ーテンの駆動速度を検出する速度検出手段と、カーテン
    の駆動速度を設定する速度設定部と、検出速度が設定速
    度に略一致するようにモータを制御するべく設定速度、
    検出速度、制御定数からモータへの指令値を演算すると
    ともにカーテンが停止したときそれを検知して電源スイ
    ッチ遮断信号を出力する演算処理部を有したモータ制御
    手段と、カーテン動作の指示を与える操作スイッチと、
    を備える電動カーテン駆動装置において、前記モータ制
    御手段に、検出速度が所定の高速度状態にあるときそれ
    を検知して電源スイッチ遮断信号を出力する機能を付加
    したことを特徴とする電動カーテン駆動装置。
  2. 【請求項2】 電源スイッチを含む電源部と、電源部
    から電力を供給されてカーテンを駆動するモータと、カ
    ーテンの駆動速度を検出する速度検出手段と、カーテン
    の駆動速度を設定する速度設定部と、検出速度が設定速
    度に略一致するようにモータを制御するべく設定速度、
    検出速度、制御定数からモータへの指令値を演算すると
    ともにカーテンが停止したときそれを検知して電源スイ
    ッチ遮断信号を出力する演算処理部を有したモータ制御
    手段と、カーテン動作の指示を与える操作スイッチと、
    を備える電動カーテン駆動装置において、前記モータ制
    御手段に、カーテンが停止したときに出力される電源ス
    イッチ遮断信号をカウントしてその信号が所定回数に達
    したとき、所定時間が経過するまでモータ制御手段の実
    質的な動作を停止する機能を付加したことを特徴とする
    電動カーテン駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のモータ制御手段に、カ
    ーテンが停止したときに出力される電源スイッチ遮断信
    号をカウントしてその信号が所定回数に達したとき、所
    定時間が経過するまでモータ制御手段の実質的な動作を
    停止する機能を付加したことを特徴とする電動カーテン
    駆動装置。
JP6061130A 1994-03-30 1994-03-30 電動カーテン駆動装置 Pending JPH07265193A (ja)

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JP6061130A JPH07265193A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 電動カーテン駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102894856A (zh) * 2012-07-13 2013-01-30 太仓博天网络科技有限公司 一种智能家居电动窗帘的系统
JP2020185174A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 トーソー株式会社 日射遮蔽装置の制御装置、日射遮蔽装置の制御方法、及び日射遮蔽装置の制御プログラム

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