JPH0726474Y2 - 水膜型トイレ装置 - Google Patents

水膜型トイレ装置

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JPH0726474Y2
JPH0726474Y2 JP7046590U JP7046590U JPH0726474Y2 JP H0726474 Y2 JPH0726474 Y2 JP H0726474Y2 JP 7046590 U JP7046590 U JP 7046590U JP 7046590 U JP7046590 U JP 7046590U JP H0726474 Y2 JPH0726474 Y2 JP H0726474Y2
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JP
Japan
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water supply
supply pipe
water
panel
valve
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Application number
JP7046590U
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JPH0430175U (ja
Inventor
昭 黒部
一久 築島
伸歩 宮脇
峰治 近藤
里広 鈴木
勝久 鈴木
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は男子が起立姿勢にて小用を足すためのトイレ装
置に係り、特に正面の透明又は半透明の尿受用パネル面
に水膜を形成しておくよう構成された水膜型トイレ装置
に関する。
[従来の技術] この種の水膜型トイレ装置は、開放感の高いトイレルー
ムとして提案されたものである。
従来の水膜型トイレ装置を第3図にて概略的に説明す
る。1はブースであり、側壁2、3、床部4、正面の透
明又は半透明のガラス等よりなる尿受用パネル5、床部
4とパネル5との交叉隅辺に沿って設けられた排水溝6
を備えている。パネル5の左右の側辺に沿って複数個の
ノズル7、8が配設され、各ノズル7、8から噴出され
た水によりパネル5の使用者側のパネル面に水膜が形成
される。
床部4に起立した使用者がパネル5に向って放尿をなす
と、小水は水膜と共に排水溝6に流下し、排水溝6の排
水口(図示略)から排出される。
かかる水膜型トイレ装置にあっては、パネル5が透明又
は半透明となっているから、該パネル5の背面側に空間
部を設けることによりトイレルーム内の開放感が高いも
のとなる。なお、必要に応じこの空間部に照明や植物な
どを配置し、独特の風情を醸し出すこともできる。ま
た、水膜に対し小水が当るから、はね返りもない。
上記の水膜型トイレ装置において、左側のノズル7及び
右側のノズル8に給水管を接続する場合、バルブ(開閉
弁)を1ヶ所にまとめて設置するのが設置施工上有利で
ある。また、バルブの点検等を行ない易くするために、
バルブは床下ではなく側壁2、3の部分に設けるのが有
利である。
このような施工上の要請に応える配管例の第1案として
第4図に示す配管例が考えられる。第4図において、共
通給水管10から左系統給水管11及び右系統給水管12が分
岐しており、左系統給水管11が左側ノズル7に接続さ
れ、右系統給水管12が右側ノズル12に接続されている。
そして、共通給水管10に開閉弁13が設置されている。該
開閉弁13は左側の側壁2の裏側の中途高さの部分に配置
されており、右系統給水管12は開閉弁13の下流側からブ
ース1の下を回り込み、右側の側壁3の裏側を立ち上っ
てノズル8に接続されている。
配管例の第2案として、第5図に示す如く共通給水管の
開閉弁を省略し、代わりに左系統給水管11及び右系統給
水管12にそれぞれ開閉弁14、15を設けることが考えられ
る。
[考案が解決しようとする課題] 第4図に示した第1案では、開閉弁13を通過した後の水
圧が低くなっているので、共通給水管10を流れた水が左
系統給水管11及び右系統給水管12に均等に分流せず、一
方のノズルにのみ多量に水が供給され他方には少量しか
給水されないという問題がある。
第5図に示した第2案によれば、水圧の高い状態で水が
左系統給水管11及び右系統給水管12に供給されるので、
両給水管21、22に均等量の水が流れる。ところが、この
第5図に示した配管例にあっては、開閉弁14、15を同時
に開弁すると左側ノズル7から早期に水が噴出し、右側
ノズル8からの噴出時期が遅れるという問題がある。
(この原因については、給水管11、12の弾性や、開閉弁
14、15の閉弁後におけるノズル7、8からの洩出量の差
などが考えられる。) [課題を解決するための手段] 本考案の水膜型トイレ装置は、パネルの左右にそれぞれ
ノズルを設け、共通給水管から分岐した左系統給水管及
び右系統給水管をそれぞれ左右のノズルに接続したもの
において、左系統給水管及び右系統給水管のそれぞれに
開閉弁を設け、各開閉弁の開弁時期を独立して制御可能
としたものである。
[作用] かかる本考案の水膜型トイレ装置においては、各開閉弁
を開弁してからノズルから水が噴出されるまでの時間差
を勘案し、各ノズルの噴水開始時期が一致するように各
開閉弁の開弁時期を調節できる。
[実施例] 第1図は実施例に係る水膜型トイレ装置の斜視図であ
り、第2図はその配管図である。左側の側壁2の裏側に
おいて共通給水管10が立ち上げられ、該共通給水管10が
左系統給水管11及び右系統給水管12に分岐している。該
給水管11、12はそれぞれノズル7、8に接続されてい
る。各給水管11、12には開閉弁14、15が設けられてい
る。側壁2には床部4上に立つトイレ使用者を検知する
ためのセンサ16が設けられており、このセンサ16の検出
信号は制御器17に入力されている。該制御部17からの制
御信号が開閉弁14、15に出力され、これにより開閉弁1
4、15が開閉される。
なお、制御器17は基本的にはセンサ16が人体を検知する
と開弁信号を出力し、人体を検知しなくなると閉弁信号
を出力するのであるが、人体を検知してから開弁信号出
力するまでの時間を調節することができる遅延回路が内
蔵されている。本実施例では、開閉弁14に対し開弁信号
を出力するタイミングは開閉弁15に対し開弁信号を出力
するタイミングよりも所定時間遅くなるように調節され
ている。(開弁信号を出力するタイミングは同時となっ
ている。) 第1図の18はV字形の切込よりなる垂受部であり、この
下方部分に排水口19が設けられている。
このように構成された水膜型トイレ装置において、使用
者が床部4上に乗るとセンサ16がこれを検知し、まず開
閉弁15を開弁させ、続いて所定時間遅れて開閉弁14を開
示させる。そして、各ノズル7、8から同時に噴水が開
始され、パネル5に水膜が形成される。
排水溝6に流れ下った水は排水口19から排出される。
上記実施例ではパネル5の左右に1個ずつノズル7、8
が設けられ、1個のノズルでパネル面の広い範囲にわた
って水膜を形成しているが、第3図の従来例の如く多数
のノズルを配列しても良い。
[効果] 以上の通り、本考案の水膜型トイレ装置では左右のノズ
ルから同時に水の噴出がなされる。
また、この給水制御を行なう開閉弁を側壁の裏側などの
適当箇所の1ヶ所にまとめて配置できるので、開閉弁の
保守管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る水膜型トイレ装置の斜視図、第2
図は配管系統図、第3図は従来例を示す斜視図、第4図
及び第5図は配管系統図である。 1……ブース、2,3……側壁、4……床部、5……パネ
ル、6……排水溝、7,8……ノズル、10……共通給水
管、11……左系統給水管、12……右系統給水管、13,14,
15……開閉弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 近藤 峰治 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 鈴木 里広 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 鈴木 勝久 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者が起立する床部と、該床部の前方に
    立設された透明又は半透明な尿受用パネルと、該パネル
    面に対して水を噴出して該パネル面に水膜を形成するノ
    ズルと、該パネルと床部との交叉隅辺に沿って設けられ
    た排水溝とを有し、前記ノズルはパネルの左側の縦辺部
    及び右側の縦辺部にそれぞれ設けられている水膜型トイ
    レ装置において、 前記左側のノズル及び右側のノズルにはそれぞれ共通の
    給水管から分岐した左系統給水管及び右系統給水管が接
    続されており、 左系統給水管及び右系統給水管のそれぞれに開閉弁が設
    けられ、各開閉弁の開弁時期が独立して制御可能とされ
    ていることを特徴とする水膜型トイレ装置。
JP7046590U 1990-07-02 1990-07-02 水膜型トイレ装置 Expired - Lifetime JPH0726474Y2 (ja)

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JP7046590U JPH0726474Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 水膜型トイレ装置

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JP7046590U JPH0726474Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 水膜型トイレ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0430175U JPH0430175U (ja) 1992-03-11
JPH0726474Y2 true JPH0726474Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=31606646

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JP7046590U Expired - Lifetime JPH0726474Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 水膜型トイレ装置

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JP2005179911A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Uro Electronics Co Ltd 男性用トイレット装置

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JPH0430175U (ja) 1992-03-11

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