JPH07264449A - テレビカメラ用レンズの状態診断装置 - Google Patents
テレビカメラ用レンズの状態診断装置Info
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- JPH07264449A JPH07264449A JP6049294A JP4929494A JPH07264449A JP H07264449 A JPH07264449 A JP H07264449A JP 6049294 A JP6049294 A JP 6049294A JP 4929494 A JP4929494 A JP 4929494A JP H07264449 A JPH07264449 A JP H07264449A
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- Japan
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- diagnosis
- lens
- diagnostic
- unit
- lens unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズユニット内部の複数の可動部に対する
動作状態診断の動作指示部および診断結果の表示部を、
着脱可能として複数のレンズユニットで共用化する。 【構成】 テレビカメラのレンズユニット10に内蔵され
た複数の可動部の動作状態を診断するについて、前記可
動部の動作状態の診断を指示する診断動作指示スイッチ
31、および診断の結果を表示する診断結果表示部37を有
する診断操作部としての自己診断インタフェースボード
21を、前記レンズユニット10に着脱自在に配設してな
る。
動作状態診断の動作指示部および診断結果の表示部を、
着脱可能として複数のレンズユニットで共用化する。 【構成】 テレビカメラのレンズユニット10に内蔵され
た複数の可動部の動作状態を診断するについて、前記可
動部の動作状態の診断を指示する診断動作指示スイッチ
31、および診断の結果を表示する診断結果表示部37を有
する診断操作部としての自己診断インタフェースボード
21を、前記レンズユニット10に着脱自在に配設してな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラ用のフォ
ーカス、ズーム等の各種レンズにおける駆動機構や絞り
機構の動作状態を診断するテレビカメラ用レンズの状態
診断装置に関し、例えばテレビ局等において、多数のテ
レビカメラの各種レンズ等についてその動作状態を点検
するためのテレビカメラ用レンズの状態診断装置に関す
るものである。
ーカス、ズーム等の各種レンズにおける駆動機構や絞り
機構の動作状態を診断するテレビカメラ用レンズの状態
診断装置に関し、例えばテレビ局等において、多数のテ
レビカメラの各種レンズ等についてその動作状態を点検
するためのテレビカメラ用レンズの状態診断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ局等において使用されているテレ
ビカメラでは、カメラの前側に、フォーカスやズーム等
の各種可動レンズや絞り機構等の可動機構を搭載したレ
ンズユニットが装着されている。
ビカメラでは、カメラの前側に、フォーカスやズーム等
の各種可動レンズや絞り機構等の可動機構を搭載したレ
ンズユニットが装着されている。
【0003】これら可動部の動作状態の良、不良は撮像
される画像に直ちに影響を与えるため、これら可動部の
動作状態が良好に保たれるようにオペレータによりその
点検が行われる。
される画像に直ちに影響を与えるため、これら可動部の
動作状態が良好に保たれるようにオペレータによりその
点検が行われる。
【0004】しかしながら、テレビ局等では多数のテレ
ビカメラが使用されており、また一台のテレビカメラの
レンズユニットにも多くの可動部が搭載されているた
め、オペレータがこれらの可動部を逐一点検するのは大
変である。
ビカメラが使用されており、また一台のテレビカメラの
レンズユニットにも多くの可動部が搭載されているた
め、オペレータがこれらの可動部を逐一点検するのは大
変である。
【0005】そこで、本願出願人はこのような実情に鑑
み、レンズユニットの各可動部の動作状態を自動的に診
断する装置を開発し、既に開示している(特願平5-8964
0 号、特願平5-109098号各明細書等)。
み、レンズユニットの各可動部の動作状態を自動的に診
断する装置を開発し、既に開示している(特願平5-8964
0 号、特願平5-109098号各明細書等)。
【0006】この装置は、上記可動部に診断用動作を行
わせ(例えばズームレンズであればこのズームレンズを
テレ端からワイド端まで移動させる)、その間の各位置
における速度や電流値等を検出し、この検出値が所定の
基準値からはずれていないかを判断し、この判断結果に
基づき、表示部にその旨の表示を行うものである。
わせ(例えばズームレンズであればこのズームレンズを
テレ端からワイド端まで移動させる)、その間の各位置
における速度や電流値等を検出し、この検出値が所定の
基準値からはずれていないかを判断し、この判断結果に
基づき、表示部にその旨の表示を行うものである。
【0007】この装置を使用することにより、レンズユ
ニットの各可動部を点検するオペレータの労力が大幅に
軽減され、点検時間も短縮されることとなる。また、特
に地方のテレビ局においてはレンズユニットの点検を専
門とするオペレータが必ずしも配されていないため、こ
の点検を一般の局員が行うことも多く、このような場合
に上記装置を使用することで点検の信頼性を向上させる
ことが可能となる。
ニットの各可動部を点検するオペレータの労力が大幅に
軽減され、点検時間も短縮されることとなる。また、特
に地方のテレビ局においてはレンズユニットの点検を専
門とするオペレータが必ずしも配されていないため、こ
の点検を一般の局員が行うことも多く、このような場合
に上記装置を使用することで点検の信頼性を向上させる
ことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータが点検すべきレンズユニットの可動部としてはフォ
ーカスレンズ、ズームレンズ、エクステンダレンズ、補
正用レンズ、絞り機構等数多く、それらの動作状態の診
断を行うための装置には、各種動作の選択設定を行うス
イッチ類、診断結果を表示する表示器等を必要とし、こ
れをレンズユニットに設置することで該レンズユニット
が大型化したり、診断装置の設置を必要としないユーザ
ーにおいてはコストの上昇を招くことになる。
ータが点検すべきレンズユニットの可動部としてはフォ
ーカスレンズ、ズームレンズ、エクステンダレンズ、補
正用レンズ、絞り機構等数多く、それらの動作状態の診
断を行うための装置には、各種動作の選択設定を行うス
イッチ類、診断結果を表示する表示器等を必要とし、こ
れをレンズユニットに設置することで該レンズユニット
が大型化したり、診断装置の設置を必要としないユーザ
ーにおいてはコストの上昇を招くことになる。
【0009】具体的には、上記動作状態の診断は常時行
われるものではなく、定期的にもしくはある程度の不具
合部分が発生した時点で、診断動作を行ってその故障部
位、故障程度等を調べ、早期に点検、調整、修理が必要
か否かの判定を行おうとするものであり、このように使
用頻度がそれほど高くなく、しかも操作スイッチ類およ
び表示器等を有して設置スペースを要するものを、レン
ズユニットに常設しておくことはレンズユニットの軽量
化、コンパクト化の障害となる。
われるものではなく、定期的にもしくはある程度の不具
合部分が発生した時点で、診断動作を行ってその故障部
位、故障程度等を調べ、早期に点検、調整、修理が必要
か否かの判定を行おうとするものであり、このように使
用頻度がそれほど高くなく、しかも操作スイッチ類およ
び表示器等を有して設置スペースを要するものを、レン
ズユニットに常設しておくことはレンズユニットの軽量
化、コンパクト化の障害となる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、診断ユニットの共用化を可能としてレンズユニッ
トの軽量コンパクト化を図ることができるテレビカメラ
用レンズの状態診断装置を提供することを目的とするも
のである。
ので、診断ユニットの共用化を可能としてレンズユニッ
トの軽量コンパクト化を図ることができるテレビカメラ
用レンズの状態診断装置を提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビカメラ用
レンズの状態診断装置は、テレビカメラのレンズユニッ
トに内蔵された複数の可動部の動作状態を診断するにつ
いて、前記可動部の動作状態の診断を指示する診断動作
指示スイッチおよび診断の結果を表示する診断結果表示
部を有する診断操作部を、前記レンズユニットに着脱自
在に配設したことを特徴とする。
レンズの状態診断装置は、テレビカメラのレンズユニッ
トに内蔵された複数の可動部の動作状態を診断するにつ
いて、前記可動部の動作状態の診断を指示する診断動作
指示スイッチおよび診断の結果を表示する診断結果表示
部を有する診断操作部を、前記レンズユニットに着脱自
在に配設したことを特徴とする。
【0012】また、前記診断操作部は、レンズユニット
のカバー内に配設されたコネクタに接続することで、ま
たは、レンズユニットの表面部に配設されたコネクタに
接続することで、着脱自在とすることが可能である。
のカバー内に配設されたコネクタに接続することで、ま
たは、レンズユニットの表面部に配設されたコネクタに
接続することで、着脱自在とすることが可能である。
【0013】一方、前記診断操作部を操作ユニットに構
成し、レンズユニットの表面部に配設されたコネクタに
ケーブルを介して着脱自在に接続するようにしてもよ
い。
成し、レンズユニットの表面部に配設されたコネクタに
ケーブルを介して着脱自在に接続するようにしてもよ
い。
【0014】
【作用および発明の効果】本発明のテレビカメラ用レン
ズの状態診断装置によれば、可動部の動作状態の診断を
指示する診断動作指示スイッチおよび診断の結果を表示
する診断結果表示部を有する診断操作部もしくは操作ユ
ニットを、レンズユニットに対して着脱自在に接続する
ようにしたことで、1つの診断操作部もしくは操作ユニ
ットによって、複数のレンズユニットの動作状態診断を
行うことができ、レンズユニットには常設する必要がな
いことで、その設置スペースを不要として軽量コンパク
ト化が実現でき、さらに、装着がオプションとなってコ
スト的にも有利となるものである。
ズの状態診断装置によれば、可動部の動作状態の診断を
指示する診断動作指示スイッチおよび診断の結果を表示
する診断結果表示部を有する診断操作部もしくは操作ユ
ニットを、レンズユニットに対して着脱自在に接続する
ようにしたことで、1つの診断操作部もしくは操作ユニ
ットによって、複数のレンズユニットの動作状態診断を
行うことができ、レンズユニットには常設する必要がな
いことで、その設置スペースを不要として軽量コンパク
ト化が実現でき、さらに、装着がオプションとなってコ
スト的にも有利となるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本発明の実施例に係るテレビカメラ用レ
ンズの状態診断装置を搭載したレンズユニットはテレビ
カメラのカメラ本体の前側部分に装着され、またこのカ
メラ本体は旋回方向のパンおよび上下傾動方向のチルト
可能な雲台の支持台に支承されている。
つつ説明する。本発明の実施例に係るテレビカメラ用レ
ンズの状態診断装置を搭載したレンズユニットはテレビ
カメラのカメラ本体の前側部分に装着され、またこのカ
メラ本体は旋回方向のパンおよび上下傾動方向のチルト
可能な雲台の支持台に支承されている。
【0016】次に図1を用い、カメラ本体100 に装着さ
れたレンズユニット10について説明する。図1におい
て、レンズユニット10内の各可動部の動作状態を診断す
る状態診断装置部11は、診断操作部としての着脱自在な
自己診断インタフェースボード21およびCPUボード23
により構成されている。このCPUボード23に対し、そ
の動作状態が診断される、ズームレンズ駆動部12、フォ
ーカスレンズ駆動部13、エクステンダレンズ駆動部14、
絞り(アイリス)駆動部15、補正レンズ駆動部16、基準
電圧検出部17および電流検出部18の各部が各々電気的に
接続されている。
れたレンズユニット10について説明する。図1におい
て、レンズユニット10内の各可動部の動作状態を診断す
る状態診断装置部11は、診断操作部としての着脱自在な
自己診断インタフェースボード21およびCPUボード23
により構成されている。このCPUボード23に対し、そ
の動作状態が診断される、ズームレンズ駆動部12、フォ
ーカスレンズ駆動部13、エクステンダレンズ駆動部14、
絞り(アイリス)駆動部15、補正レンズ駆動部16、基準
電圧検出部17および電流検出部18の各部が各々電気的に
接続されている。
【0017】各レンズ駆動部12,13,14,16および絞り
駆動部15は各々A/D変換部、アンプ部、駆動モータ、
ポテンショメータ(またはセンサ)およびD/A変換部
を有しており、各々、CPUボード23のCPUからのモ
ータ駆動信号に応じてモータを駆動するとともに、この
駆動モータにより移動された所定のタイミングにおける
レンズや絞りの位置(必要に応じて位置および速度)を
検出し、その検出データを上記CPUに送出する。
駆動部15は各々A/D変換部、アンプ部、駆動モータ、
ポテンショメータ(またはセンサ)およびD/A変換部
を有しており、各々、CPUボード23のCPUからのモ
ータ駆動信号に応じてモータを駆動するとともに、この
駆動モータにより移動された所定のタイミングにおける
レンズや絞りの位置(必要に応じて位置および速度)を
検出し、その検出データを上記CPUに送出する。
【0018】また、電源の基準電圧を検出する基準電圧
検出部17およびこの電源からの出力電流を検出する電流
検出部18はA/D変換部を有しており、検出された基準
電圧あるいは出力電流はデジタル量に変換されて上記C
PUに送出される。
検出部17およびこの電源からの出力電流を検出する電流
検出部18はA/D変換部を有しており、検出された基準
電圧あるいは出力電流はデジタル量に変換されて上記C
PUに送出される。
【0019】上記状態診断装置部11は、概念的に図2に
示す如きブロック図により表わされる。この状態診断装
置部11は、オペレータの操作により、診断の開始または
中止の指示および診断すべき一部もしくは全部の可動部
が指定される診断動作指示スイッチ31と、該診断動作指
示スイッチ31から出力された指示および指定信号に基づ
き、指定された可動部にモータ駆動信号を送出または停
止する診断用動作指示部33と、各可動部の動作状態を検
出するセンサからの動作データを入力され、この動作デ
ータと診断用動作の基準データとの比較に基づき各可動
部の動作状態を診断する可動部動作状態診断部35と、こ
の診断結果を表示する診断結果表示部37とを備えてい
る。
示す如きブロック図により表わされる。この状態診断装
置部11は、オペレータの操作により、診断の開始または
中止の指示および診断すべき一部もしくは全部の可動部
が指定される診断動作指示スイッチ31と、該診断動作指
示スイッチ31から出力された指示および指定信号に基づ
き、指定された可動部にモータ駆動信号を送出または停
止する診断用動作指示部33と、各可動部の動作状態を検
出するセンサからの動作データを入力され、この動作デ
ータと診断用動作の基準データとの比較に基づき各可動
部の動作状態を診断する可動部動作状態診断部35と、こ
の診断結果を表示する診断結果表示部37とを備えてい
る。
【0020】そして、上記診断動作指示スイッチ31と診
断結果表示部37は、前述した診断操作部としての自己診
断インタフェースボード21に搭載されており、該自己診
断インタフェースボード21が図3に示されるようにレン
ズユニット10に対して着脱自在に装着されるとともに、
内蔵可能に設けられている。一方、上記診断用動作指示
部33と可動部動作状態診断部35は前述したCPUボード
23のROM内に格納されたプログラムによりソフト的に
構成されている。
断結果表示部37は、前述した診断操作部としての自己診
断インタフェースボード21に搭載されており、該自己診
断インタフェースボード21が図3に示されるようにレン
ズユニット10に対して着脱自在に装着されるとともに、
内蔵可能に設けられている。一方、上記診断用動作指示
部33と可動部動作状態診断部35は前述したCPUボード
23のROM内に格納されたプログラムによりソフト的に
構成されている。
【0021】また、この状態診断装置部11において、前
記自己診断インタフェースボード21の装着とともに、図
1に示すように、オペレーションユニット(外部コント
ローラ;パーソナルコンピュータにより構成される)41
を接続して動作状態の診断を行ってもよい。すなわち、
上記可動部動作状態診断部35からの診断結果をオペレー
ションユニット41に送出して、該オペレーションユニッ
ト41のCRT43上にその診断結果を表示もしくは記憶処
理することも可能である。このオペレーションユニット
41とレンズユニット10はRS232 Cコネクタ45およびR
S232 Cケーブル47を介して接続される。
記自己診断インタフェースボード21の装着とともに、図
1に示すように、オペレーションユニット(外部コント
ローラ;パーソナルコンピュータにより構成される)41
を接続して動作状態の診断を行ってもよい。すなわち、
上記可動部動作状態診断部35からの診断結果をオペレー
ションユニット41に送出して、該オペレーションユニッ
ト41のCRT43上にその診断結果を表示もしくは記憶処
理することも可能である。このオペレーションユニット
41とレンズユニット10はRS232 Cコネクタ45およびR
S232 Cケーブル47を介して接続される。
【0022】また、図1の破線内に示すようにオペレー
ションユニット41a とレンズユニット10の接続ケーブル
の一部をモデム49a ,49b および公衆電話回線51に代え
ることも可能である。この場合、レンズユニット10の部
分で自己診断インタフェースボード21によって診断操作
するオペレータとは別に、離れた調整室などで診断結果
を管理することができる。
ションユニット41a とレンズユニット10の接続ケーブル
の一部をモデム49a ,49b および公衆電話回線51に代え
ることも可能である。この場合、レンズユニット10の部
分で自己診断インタフェースボード21によって診断操作
するオペレータとは別に、離れた調整室などで診断結果
を管理することができる。
【0023】図3は、上記状態診断装置11の自己診断イ
ンタフェースボード21のレンズユニット10への装着例を
示す外観図である。なお、この図3は、レンズユニット
10のカバーが取りはずされた状態を示している。
ンタフェースボード21のレンズユニット10への装着例を
示す外観図である。なお、この図3は、レンズユニット
10のカバーが取りはずされた状態を示している。
【0024】この図3の装着例では、レンズユニット10
の外壁部にマザーボード61およびCPUボード23が上下
方向にビス締めにより取り付けられており、このマザー
ボード61のコネクタ63に自己診断インタフェースボード
21のコネクタ65が着脱自在に接続されるようになってお
り、このマザーボード61のコネクタ63は下部のCPUボ
ード67の所定位置と電気的に接続されている。
の外壁部にマザーボード61およびCPUボード23が上下
方向にビス締めにより取り付けられており、このマザー
ボード61のコネクタ63に自己診断インタフェースボード
21のコネクタ65が着脱自在に接続されるようになってお
り、このマザーボード61のコネクタ63は下部のCPUボ
ード67の所定位置と電気的に接続されている。
【0025】また、上記レンズユニット10の図示されな
いカバーに開閉可能な窓を形成しておき、この窓を開け
てカバー全体を外すことなく、自己診断インタフェース
ボード21の着脱および診断操作が可能となるように設け
てもよい。
いカバーに開閉可能な窓を形成しておき、この窓を開け
てカバー全体を外すことなく、自己診断インタフェース
ボード21の着脱および診断操作が可能となるように設け
てもよい。
【0026】次に、上述した自己診断インタフェースボ
ード21の主要部について図4を用いて説明する。
ード21の主要部について図4を用いて説明する。
【0027】この自己診断インタフェースボード21に
は、前記診断動作指示スイッチ31を構成するスタートボ
タン73、ストップボタン75、セレクトスイッチ77、前記
診断結果表示部37を構成する診断レベル表示部79、診断
項目表示部81、および、前述したコネクタボード61と接
続するためのコネクタ65、図示されないLEDドライバ
等が搭載されている。
は、前記診断動作指示スイッチ31を構成するスタートボ
タン73、ストップボタン75、セレクトスイッチ77、前記
診断結果表示部37を構成する診断レベル表示部79、診断
項目表示部81、および、前述したコネクタボード61と接
続するためのコネクタ65、図示されないLEDドライバ
等が搭載されている。
【0028】上記スタートボタン73は可動部の動作状態
の診断を開始するためのスイッチであって、このボタン
73を押下することによって自己診断開始信号が前記CP
Uボード23のCPUに入力される。CPUはこの信号が
入力されたことを確認すると後述する自己診断サブルー
チンの処理を開始する。一方、上記ストップボタン75は
可動部の動作状態の診断を停止するためのスイッチであ
って、上記自己診断サブルーチンの実行中にこのボタン
75が押下されると、CPUは自己診断サブルーチンの処
理を停止し、このサブルーチンをぬけて通常のレンズ作
動ルーチン(メインルーチン)の処理に戻る。なお、上
記スタートボタン73とストップボタン75は互いに区別し
易くするためスタートボタン73は緑色に、ストップボタ
ン75は赤色に各々着色されている。
の診断を開始するためのスイッチであって、このボタン
73を押下することによって自己診断開始信号が前記CP
Uボード23のCPUに入力される。CPUはこの信号が
入力されたことを確認すると後述する自己診断サブルー
チンの処理を開始する。一方、上記ストップボタン75は
可動部の動作状態の診断を停止するためのスイッチであ
って、上記自己診断サブルーチンの実行中にこのボタン
75が押下されると、CPUは自己診断サブルーチンの処
理を停止し、このサブルーチンをぬけて通常のレンズ作
動ルーチン(メインルーチン)の処理に戻る。なお、上
記スタートボタン73とストップボタン75は互いに区別し
易くするためスタートボタン73は緑色に、ストップボタ
ン75は赤色に各々着色されている。
【0029】次に、上記セレクトスイッチ77は4ビッ
ト、16接点切替えのDIPスイッチであって、このスイ
ッチ77が各スイッチ番号に設定されることによりそのス
イッチ番号に応じた指定信号がCPUボード23のCPU
に送出され、これにより状態診断装置部11がそれに応じ
た下記の如き機能を有するように設定される。
ト、16接点切替えのDIPスイッチであって、このスイ
ッチ77が各スイッチ番号に設定されることによりそのス
イッチ番号に応じた指定信号がCPUボード23のCPU
に送出され、これにより状態診断装置部11がそれに応じ
た下記の如き機能を有するように設定される。
【0030】スイッチ番号 0……………全ての可動部、電源部の自己診断を行う 1……………基準電源の電圧値、電流値の確認を行う 2……………スイッチの動作確認を行う 3……………絞りの動作確認を行う 4……………エクステンダレンズの動作確認を行う 5……………ズームレンズの動作確認を行う 6……………フォーカスレンズの動作確認を行う 7……………補正レンズの動作確認を行う 8〜F………不使用。
【0031】このように、セレクトスイッチ77の設定に
応じて、診断される可動部が変化し、スイッチ番号が0
のときは全ての可動部、電源部についての診断が順次行
われ、また、スイッチ番号が1〜7のときは所定の1つ
の可動部もしくは電源部のみが診断されることになる。
応じて、診断される可動部が変化し、スイッチ番号が0
のときは全ての可動部、電源部についての診断が順次行
われ、また、スイッチ番号が1〜7のときは所定の1つ
の可動部もしくは電源部のみが診断されることになる。
【0032】また、上記診断レベル表示部79はCPUの
診断結果に基づき、その動作状態の良否および不良の程
度を色表示するものであって、1つの緑色のLED、2
つの黄色のLEDおよび3つの赤色のLEDからなって
いる。緑色のLEDが点灯された場合には動作状態が正
常であることを、黄色のLEDが点灯された場合には使
用可能であるが調整が必要であることを、さらに赤色の
LEDが点灯された場合には修理が必要であることを示
す。
診断結果に基づき、その動作状態の良否および不良の程
度を色表示するものであって、1つの緑色のLED、2
つの黄色のLEDおよび3つの赤色のLEDからなって
いる。緑色のLEDが点灯された場合には動作状態が正
常であることを、黄色のLEDが点灯された場合には使
用可能であるが調整が必要であることを、さらに赤色の
LEDが点灯された場合には修理が必要であることを示
す。
【0033】なお、黄色と赤色のLEDについては、点
灯されるLEDが多い程、その動作状態がより不良であ
ることを示す。
灯されるLEDが多い程、その動作状態がより不良であ
ることを示す。
【0034】また、上記診断項目表示部81は2つの7セ
グメントLEDからなり、左桁には診断項目に応じた数
字が、右桁には診断結果が不良状態である場合に、その
不良内容に応じた数字が示される。オペレータはこの診
断項目表示部81に表示された2桁の数字から、その診断
項目および不良内容を認識できる。上記診断項目に応じ
た数字は、上記診断項目に応じたセレクトスイッチ77の
スイッチ番号と同じ対応関係に定められている。また、
上記不良内容に応じた数字は、例えば、入力信号発生回
路不良が1、アンプ不良が2、モータ不良が3、機構部
不良が4となるように定められている。例えば52と表
示された場合には左桁の5から、現在ズームレンズ部分
が診断されていることを、右桁の2からアンプ部が不良
であることが認識される。なお、診断結果が正常である
場合には上記右桁のLEDに0が表示される。
グメントLEDからなり、左桁には診断項目に応じた数
字が、右桁には診断結果が不良状態である場合に、その
不良内容に応じた数字が示される。オペレータはこの診
断項目表示部81に表示された2桁の数字から、その診断
項目および不良内容を認識できる。上記診断項目に応じ
た数字は、上記診断項目に応じたセレクトスイッチ77の
スイッチ番号と同じ対応関係に定められている。また、
上記不良内容に応じた数字は、例えば、入力信号発生回
路不良が1、アンプ不良が2、モータ不良が3、機構部
不良が4となるように定められている。例えば52と表
示された場合には左桁の5から、現在ズームレンズ部分
が診断されていることを、右桁の2からアンプ部が不良
であることが認識される。なお、診断結果が正常である
場合には上記右桁のLEDに0が表示される。
【0035】次に、このレンズユニット10を上記CPU
が作動させるためのメインルーチンについて、図5に示
すフローチャートを用いて説明する。このメインルーチ
ンでは、まず初期設定がなされ(S1)、カメラ側本体
100 からの指示に基づき各可動部の基本動作の処理が行
われる(S2)。基本動作の処理中には、フォーカスレ
ンズ、ズームレンズ、エクステンダレンズ等の適正位置
への移動、これらレンズ移動に伴う絞りの補正動作、さ
らにはこれら可動部の位置データをカメラに送出する動
作等が含まれる。
が作動させるためのメインルーチンについて、図5に示
すフローチャートを用いて説明する。このメインルーチ
ンでは、まず初期設定がなされ(S1)、カメラ側本体
100 からの指示に基づき各可動部の基本動作の処理が行
われる(S2)。基本動作の処理中には、フォーカスレ
ンズ、ズームレンズ、エクステンダレンズ等の適正位置
への移動、これらレンズ移動に伴う絞りの補正動作、さ
らにはこれら可動部の位置データをカメラに送出する動
作等が含まれる。
【0036】次に、所定のタイミング毎に上記可動部基
本動作の処理(S2)を中断して、上記自己診断インタ
フェースボード21のスタートボタン73が押下されたか否
かを判定する操作(S3)、およびオペレーションユニ
ット41,41a からの自己診断を指令する指令信号が入力
されたか否かを判定する操作(S4)を行う。
本動作の処理(S2)を中断して、上記自己診断インタ
フェースボード21のスタートボタン73が押下されたか否
かを判定する操作(S3)、およびオペレーションユニ
ット41,41a からの自己診断を指令する指令信号が入力
されたか否かを判定する操作(S4)を行う。
【0037】上記ステップ3(S3)においてスタート
ボタン73が押下されたと判定された場合、もしくはステ
ップ4(S4)において指令信号が入力されたと判定さ
れた場合には自己診断サブルーチンを実行し(S5)、
そうでなければ可動部基本動作の処理(S2)に戻る。
ボタン73が押下されたと判定された場合、もしくはステ
ップ4(S4)において指令信号が入力されたと判定さ
れた場合には自己診断サブルーチンを実行し(S5)、
そうでなければ可動部基本動作の処理(S2)に戻る。
【0038】次に、図6を用いて前述した自己診断サブ
ルーチンについて説明する。この自己診断サブルーチン
は、セレクトスイッチ77で設定されたスイッチ番号を判
断し、その判断結果に応じて、所定の可動部の診断を実
行するルーチンである。
ルーチンについて説明する。この自己診断サブルーチン
は、セレクトスイッチ77で設定されたスイッチ番号を判
断し、その判断結果に応じて、所定の可動部の診断を実
行するルーチンである。
【0039】まず前述した自己診断インタフェースボー
ド21のセレクトスイッチ77が0もしくは1に設定されて
いるか否かを判定する(S11)。0は可動部、電源部全
てについての診断を指示するものであり、1は電源部の
基準電圧、さらには出力電流についての診断を指示する
ものであるから、上記ステップ11(S11)の判定結果が
YESであれば基準電圧診断サブルーチンを実行する
(S12)。上記ステップ11(S11)の判定結果がNOの
場合、あるいは基準電圧診断サブルーチンの実行が終了
した場合にはステップ13(S13)に進む。このステップ
13(S13)においてはセレクトスイッチ77が0もしくは
2(2はスイッチ関係の診断を指示するものである)に
設定されているか否かを判定し、その判定結果がYES
であればスイッチ関係診断サブルーチンを実行(S14)
した後、NOであれば直接ステップ15(S15)に進む。
ド21のセレクトスイッチ77が0もしくは1に設定されて
いるか否かを判定する(S11)。0は可動部、電源部全
てについての診断を指示するものであり、1は電源部の
基準電圧、さらには出力電流についての診断を指示する
ものであるから、上記ステップ11(S11)の判定結果が
YESであれば基準電圧診断サブルーチンを実行する
(S12)。上記ステップ11(S11)の判定結果がNOの
場合、あるいは基準電圧診断サブルーチンの実行が終了
した場合にはステップ13(S13)に進む。このステップ
13(S13)においてはセレクトスイッチ77が0もしくは
2(2はスイッチ関係の診断を指示するものである)に
設定されているか否かを判定し、その判定結果がYES
であればスイッチ関係診断サブルーチンを実行(S14)
した後、NOであれば直接ステップ15(S15)に進む。
【0040】以下、同様にして、ステップ15(S15)に
おいてセレクトスイッチ77が0もしくは3(3は絞り
(アイリス)の診断を指示するものである)に設定され
ているか否かを判定し、その判定結果がYESであれば
絞り診断サブルーチンを実行(S16)した後、NOであ
れば直接ステップ17(S17)に進む。
おいてセレクトスイッチ77が0もしくは3(3は絞り
(アイリス)の診断を指示するものである)に設定され
ているか否かを判定し、その判定結果がYESであれば
絞り診断サブルーチンを実行(S16)した後、NOであ
れば直接ステップ17(S17)に進む。
【0041】次に、ステップ17(S17)においてセレク
トスイッチ77が0もしくは4(4はエクステンダレンズ
の診断を指示するものである)に設定されているか否か
を判定し、その判定結果がYESであればエクステンダ
レンズ診断サブルーチンを実行(S18)した後、NOで
あれば直接ステップ19(S19)に進む。
トスイッチ77が0もしくは4(4はエクステンダレンズ
の診断を指示するものである)に設定されているか否か
を判定し、その判定結果がYESであればエクステンダ
レンズ診断サブルーチンを実行(S18)した後、NOで
あれば直接ステップ19(S19)に進む。
【0042】さらに、ステップ19(S19)においてセレ
クトスイッチ77が0もしくは5(5はズームレンズの診
断を指示するものである)に設定されているか否かを判
定し、その判定結果がYESであればズームレンズ診断
サブルーチンを実行(S20)した後、NOであれば直接
ステップ21(S21)に進む。
クトスイッチ77が0もしくは5(5はズームレンズの診
断を指示するものである)に設定されているか否かを判
定し、その判定結果がYESであればズームレンズ診断
サブルーチンを実行(S20)した後、NOであれば直接
ステップ21(S21)に進む。
【0043】次に、ステップ21(S21)においてセレク
トスイッチ77が0もしくは6(6はフォーカスレンズの
診断を指示するものである)に設定されているか否かを
判定し、その判定結果がYESであればフォーカスレン
ズ診断サブルーチンを実行(S22)した後、NOであれ
ば直接ステップ23(S23)に進む。
トスイッチ77が0もしくは6(6はフォーカスレンズの
診断を指示するものである)に設定されているか否かを
判定し、その判定結果がYESであればフォーカスレン
ズ診断サブルーチンを実行(S22)した後、NOであれ
ば直接ステップ23(S23)に進む。
【0044】さらに、ステップ23(S23)においてセレ
クトスイッチ77が0もしくは7(7は補正レンズの診断
を指示するものである)に設定されているか否かを判定
し、その判定結果がYESであれば補正レンズ診断サブ
ルーチンを実行(S24)した後、NOであれば直接この
自己診断サブルーチンをぬけて、前述したメインルーチ
ンの可動部基本動作の処理ルーチン(S2)に戻ること
になる。
クトスイッチ77が0もしくは7(7は補正レンズの診断
を指示するものである)に設定されているか否かを判定
し、その判定結果がYESであれば補正レンズ診断サブ
ルーチンを実行(S24)した後、NOであれば直接この
自己診断サブルーチンをぬけて、前述したメインルーチ
ンの可動部基本動作の処理ルーチン(S2)に戻ること
になる。
【0045】したがって、セレクトスイッチ77で設定さ
れたスイッチ番号が0の場合には上述した7つの項目全
てについての診断が順次行われることとなり、1〜7の
場合には、その設定されたスイッチ番号に応じた1つの
項目のみの診断が行われることとなる。
れたスイッチ番号が0の場合には上述した7つの項目全
てについての診断が順次行われることとなり、1〜7の
場合には、その設定されたスイッチ番号に応じた1つの
項目のみの診断が行われることとなる。
【0046】このように、本実施例においては診断項目
全ての診断、さらには所望の1つの診断項目の診断の選
択が自己診断インタフェースボード21上のセレクトスイ
ッチ77を切り替えること(もしくはオペレーションユニ
ット41,41a からの信号入力)により行われるので、オ
ペレータが任意に、かつ簡単に診断項目を選択、変更す
ることが可能となる。
全ての診断、さらには所望の1つの診断項目の診断の選
択が自己診断インタフェースボード21上のセレクトスイ
ッチ77を切り替えること(もしくはオペレーションユニ
ット41,41a からの信号入力)により行われるので、オ
ペレータが任意に、かつ簡単に診断項目を選択、変更す
ることが可能となる。
【0047】また診断項目全ての診断の外、所望の1つ
の診断項目のみの診断が可能とされており、オペレータ
は、過去の故障頻度およびそのときの状況等に応じて個
々の診断項目のみの診断を行うことができるので、これ
ら可動部、電源部の状態診断の効率化を図ることが可能
となる。
の診断項目のみの診断が可能とされており、オペレータ
は、過去の故障頻度およびそのときの状況等に応じて個
々の診断項目のみの診断を行うことができるので、これ
ら可動部、電源部の状態診断の効率化を図ることが可能
となる。
【0048】図7は、図6の自己診断サブルーチンで示
されるズームレンズ診断サブルーチン(S20)を示すフ
ローチャートである。
されるズームレンズ診断サブルーチン(S20)を示すフ
ローチャートである。
【0049】このズームレンズ診断サブルーチンにおい
ては、まず、現在のズームレンズの位置情報を記憶して
おき(S31)、このズームレンズをTELE端とWID
E端の中間であるセンタ位置に移動させる(S32)。こ
のように、診断の開始位置を常にセンタ位置とすること
により診断精度の安定性が確保される。
ては、まず、現在のズームレンズの位置情報を記憶して
おき(S31)、このズームレンズをTELE端とWID
E端の中間であるセンタ位置に移動させる(S32)。こ
のように、診断の開始位置を常にセンタ位置とすること
により診断精度の安定性が確保される。
【0050】このズームレンズの移動中、および停止後
においてその位置が前述したポテンショメータにより検
出され(S33)、その位置が正常であるか否かが判断さ
れる(S34)。上述したズーレンズの移動中および後述
するズームレンズの移動中における位置検出は例えば所
定の時間間隔毎になされる。また、上述した判断および
後述する判断は、ポテンショメータにより得られた位置
データと予め設定された基準位置データを比較すること
によりなされる。
においてその位置が前述したポテンショメータにより検
出され(S33)、その位置が正常であるか否かが判断さ
れる(S34)。上述したズーレンズの移動中および後述
するズームレンズの移動中における位置検出は例えば所
定の時間間隔毎になされる。また、上述した判断および
後述する判断は、ポテンショメータにより得られた位置
データと予め設定された基準位置データを比較すること
によりなされる。
【0051】上記ステップS34(S34)における判断の
結果、正常であれば次のステップ35(S35)に進み、不
良であれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン
(S44)に進む。
結果、正常であれば次のステップ35(S35)に進み、不
良であれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン
(S44)に進む。
【0052】ステップ35(S35)において、センタ位置
に停止していたズームレンズをTELE端まで移動させ
る。このときのズームレンズの移動中および停止後にお
いてその位置が前述したポテンショメータにより検出さ
れ(S36)、その位置が正常であるか否かが判断される
(S37)。
に停止していたズームレンズをTELE端まで移動させ
る。このときのズームレンズの移動中および停止後にお
いてその位置が前述したポテンショメータにより検出さ
れ(S36)、その位置が正常であるか否かが判断される
(S37)。
【0053】上記ステップ37(S37)における判断の結
果、正常であれば、次のステップ38(S38)に進み、不
良であれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン
(S44)に進む。
果、正常であれば、次のステップ38(S38)に進み、不
良であれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン
(S44)に進む。
【0054】以後、ズームレンズはWIDE端まで移動
させられ(S38)、次に再びTELE端まで移動させら
れ(S41)、この移動中、および停止後において前述し
たステップ33,36(S33,S36)およびステップ34,37
(S34,S37)と同様に位置検出(S39,S42)および
その位置が正常であるか否かの判断(S40,S43)がな
され、この判断の結果が正常であればそのまま、不良で
あれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン(S
44)に進む。なお、上記ズームレンズの各位置において
はモータの駆動電流値も測定され、この電流値も正常で
あるか否かが判断され、不良であれば所定のフラグが立
てられる。
させられ(S38)、次に再びTELE端まで移動させら
れ(S41)、この移動中、および停止後において前述し
たステップ33,36(S33,S36)およびステップ34,37
(S34,S37)と同様に位置検出(S39,S42)および
その位置が正常であるか否かの判断(S40,S43)がな
され、この判断の結果が正常であればそのまま、不良で
あれば所定のフラグを立てて良否判断サブルーチン(S
44)に進む。なお、上記ズームレンズの各位置において
はモータの駆動電流値も測定され、この電流値も正常で
あるか否かが判断され、不良であれば所定のフラグが立
てられる。
【0055】この良否判断サブルーチン(S44)におい
ては、上記ステップ34,37,40,43(S34,S37,S4
0,S43)の判断により立てられたフラグを検出し、そ
のフラグによる情報等に基づき、ズームレンズの動作状
態が正常であるか不良であるかの判断、不良であればそ
の不良状態の程度を判断し、その判断結果に応じ前述し
た自己診断インタフェースボード21の診断レベル表示部
79のLEDを点灯させる。
ては、上記ステップ34,37,40,43(S34,S37,S4
0,S43)の判断により立てられたフラグを検出し、そ
のフラグによる情報等に基づき、ズームレンズの動作状
態が正常であるか不良であるかの判断、不良であればそ
の不良状態の程度を判断し、その判断結果に応じ前述し
た自己診断インタフェースボード21の診断レベル表示部
79のLEDを点灯させる。
【0056】例えば、ズームレンズが全く移動しなけれ
ば直ちに修理が必要となるので赤色のLED3つが点灯
され、また、モータの駆動電流値が基準値よりやや高け
れば定期点検時に調整すればよいので黄色のLED1つ
が点灯され、正常であれば緑色のLEDが点灯される。
ば直ちに修理が必要となるので赤色のLED3つが点灯
され、また、モータの駆動電流値が基準値よりやや高け
れば定期点検時に調整すればよいので黄色のLED1つ
が点灯され、正常であれば緑色のLEDが点灯される。
【0057】また、その不良となった部位およびその内
容を対応する数字で診断項目表示部81に表示する。
容を対応する数字で診断項目表示部81に表示する。
【0058】この後、良否判断サブルーチン(S44)の
処理が終了すると、ステップ45(S45)に進み、ズーム
レンズが、ステップ31(S31)において記憶された位
置、すなわち、この自己診断サブルーチンに入る前の状
態に戻される。これにより、この後自己診断サブルーチ
ンをぬけてメインルーチンの可動部基本動作の処理(S
2)を行う場合に直ちにその処理に移行することが容易
となる。
処理が終了すると、ステップ45(S45)に進み、ズーム
レンズが、ステップ31(S31)において記憶された位
置、すなわち、この自己診断サブルーチンに入る前の状
態に戻される。これにより、この後自己診断サブルーチ
ンをぬけてメインルーチンの可動部基本動作の処理(S
2)を行う場合に直ちにその処理に移行することが容易
となる。
【0059】また、上記自己診断サブルーチンを実行中
に重大な不良内容があると診断された場合には、その旨
の表示をし(例えば3つの赤色LEDを点灯する)、こ
の自己診断サブルーチンの実行を直ちに中止し、オペレ
ータによる修理を待つようにすることが望ましい。
に重大な不良内容があると診断された場合には、その旨
の表示をし(例えば3つの赤色LEDを点灯する)、こ
の自己診断サブルーチンの実行を直ちに中止し、オペレ
ータによる修理を待つようにすることが望ましい。
【0060】なお、この自己診断サブルーチンにおけ
る、他の可動部、電源部の診断サブルーチン(S12,S
14,S16,S18,S22,S24)は、このズームレンズ診
断サブルーチン(S20)と略同様の内容であるから、そ
れらの説明は省略する。
る、他の可動部、電源部の診断サブルーチン(S12,S
14,S16,S18,S22,S24)は、このズームレンズ診
断サブルーチン(S20)と略同様の内容であるから、そ
れらの説明は省略する。
【0061】次に、図8には変形例のレンズユニット10
Aが示され、そのカバー20に前記マザーボード61に接続
するためのコネクタ63が配設され、カバー20を外すこと
なく外部から前記自己診断インタフェースボード21のコ
ネクタ65を装着し得るように構成した例である。図示の
状態は、自己診断インタフェースボード21を装着する前
の状態であり、そのコネクタ63にはコネクタカバー64が
嵌合されている。
Aが示され、そのカバー20に前記マザーボード61に接続
するためのコネクタ63が配設され、カバー20を外すこと
なく外部から前記自己診断インタフェースボード21のコ
ネクタ65を装着し得るように構成した例である。図示の
状態は、自己診断インタフェースボード21を装着する前
の状態であり、そのコネクタ63にはコネクタカバー64が
嵌合されている。
【0062】また、上記コネクタカバー64に代えて、コ
ネクタ63が外部に露出するようにカバー20に開閉可能な
開口を形成し、自己診断インタフェースボード21のコネ
クタ65を該開口を通して着脱自在に接続するようにして
もよい。
ネクタ63が外部に露出するようにカバー20に開閉可能な
開口を形成し、自己診断インタフェースボード21のコネ
クタ65を該開口を通して着脱自在に接続するようにして
もよい。
【0063】図9にはさらに他の実施例のレンズユニッ
ト10Bが示され、このレンズユニット10Bのカバー20の
下面には、外部から接続可能に前記マザーボード61に接
続するためのコネクタ63と同様の図示されていないコネ
クタが配設されている。
ト10Bが示され、このレンズユニット10Bのカバー20の
下面には、外部から接続可能に前記マザーボード61に接
続するためのコネクタ63と同様の図示されていないコネ
クタが配設されている。
【0064】一方、前記自己診断インタフェースボード
21は、自己診断操作ユニット70に内蔵され、そのスター
トボタン73、ストップボタン75、セレクトスイッチ77が
外部から操作可能であり、診断レベル表示部79および診
断項目表示部81が外部から視認可能に設けられている。
21は、自己診断操作ユニット70に内蔵され、そのスター
トボタン73、ストップボタン75、セレクトスイッチ77が
外部から操作可能であり、診断レベル表示部79および診
断項目表示部81が外部から視認可能に設けられている。
【0065】さらに、その内部の自己診断インタフェー
スボード21の前記コネクタ65に相当するコネクタ66がケ
ーブル67によって自己診断操作ユニット70の外部に導出
され、このコネクタ66が前記レンズユニット10Bのカバ
ー20の表面(下面)部分のコネクタに着脱可能に装着さ
れるものである。
スボード21の前記コネクタ65に相当するコネクタ66がケ
ーブル67によって自己診断操作ユニット70の外部に導出
され、このコネクタ66が前記レンズユニット10Bのカバ
ー20の表面(下面)部分のコネクタに着脱可能に装着さ
れるものである。
【0066】なお、本発明のテレビカメラ用レンズの状
態診断装置は、上記実施例のものに限られるものではな
く、その他の種々の態様への変更が可能である。
態診断装置は、上記実施例のものに限られるものではな
く、その他の種々の態様への変更が可能である。
【0067】例えば、上記実施例においては、診断項目
の選択をDIPタイプのセレクトスイッチ77を用いて行
っているが、これに代えて種々のタイプの切替スイッチ
を用いることが可能である。
の選択をDIPタイプのセレクトスイッチ77を用いて行
っているが、これに代えて種々のタイプの切替スイッチ
を用いることが可能である。
【0068】また、上記実施例では、診断項目全体もし
くは1つの診断項目を選択し得るように構成されている
が、グループ化された所定の診断項目を選択するように
構成することも可能である。
くは1つの診断項目を選択し得るように構成されている
が、グループ化された所定の診断項目を選択するように
構成することも可能である。
【0069】さらに、診断項目としては上記実施例のも
のに限られず、その他レンズユニット内の種々の要素の
状態を診断することが可能である。
のに限られず、その他レンズユニット内の種々の要素の
状態を診断することが可能である。
【0070】なお、上記レンズユニット各部の状態を診
断している期間はカメラ本体側からの可動部の駆動信号
を遮断することにより、診断する際の電流値のふらつき
を押さえることができ診断精度の安定性を確保すること
ができる。
断している期間はカメラ本体側からの可動部の駆動信号
を遮断することにより、診断する際の電流値のふらつき
を押さえることができ診断精度の安定性を確保すること
ができる。
【図1】本発明の実施例に係るテレビカメラ用レンズの
状態診断装置を説明するためのブロック図
状態診断装置を説明するためのブロック図
【図2】図1に示される状態診断装置部の構成を概念的
に示すブロック図
に示すブロック図
【図3】図1に示されるレンズユニットに状態診断装置
部を装着した様子を示す外観図
部を装着した様子を示す外観図
【図4】図1に示される診断操作部の主要部を示す概略
図
図
【図5】図1に示されるレンズユニットの動作を説明す
るためのフローチャート
るためのフローチャート
【図6】図5で示される自己診断サブルーチンを示すフ
ローチャート
ローチャート
【図7】図6で示されるズームレンズ診断サブルーチン
を示すフローチャート
を示すフローチャート
【図8】他の実施例のレンズユニットにおける診断操作
部の装着前の状態を示す概略側面図
部の装着前の状態を示す概略側面図
【図9】さらに他の実施例を示すレンズユニットに状態
診断装置部を装着した様子を示す概略側面図
診断装置部を装着した様子を示す概略側面図
10,10A,10B レンズユニット 11 状態診断装置部 12 ズームレンズ駆動部 13 フォーカスレンズ駆動部 14 エクステンダレンズ駆動部 15 絞り(アイリス)駆動部 16 補正レンズ駆動部 17 基準電圧検出部 18 電流検出部 20 カバー 21 自己診断インタフェースボード(診断操作部) 23 CPUボード 31 診断動作指示スイッチ 33 診断用動作指示部 35 可動部動作状態診断部 37 診断結果表示部 41,41a オペーションユニット 45,63,65,66 コネクタ 64 コネクタカバー 67 ケーブル 70 自己診断操作ユニット 73 スタートボタン 75 ストップボタン 77 セレクトスイッチ 79 診断レベル表示部 81 診断項目表示部
Claims (4)
- 【請求項1】 テレビカメラのレンズユニットに内蔵さ
れた複数の可動部の動作状態を診断するテレビカメラ用
レンズの状態診断装置において、 前記可動部の動作状態の診断を指示する診断動作指示ス
イッチおよび診断の結果を表示する診断結果表示部を有
する診断操作部を、前記レンズユニットに着脱自在に配
設したことを特徴とするテレビカメラ用レンズの状態診
断装置。 - 【請求項2】 前記診断操作部は、レンズユニットのカ
バー内に配設されたコネクタに接続され内蔵可能である
ことを特徴とする請求項1記載のテレビカメラ用レンズ
の状態診断装置。 - 【請求項3】 前記診断操作部は、レンズユニットの表
面部に配設されたコネクタに接続されることを特徴とす
る請求項1記載のテレビカメラ用レンズの状態診断装
置。 - 【請求項4】 前記診断操作部は操作ユニットに構成さ
れ、レンズユニットの表面部に配設されたコネクタにケ
ーブルを介して接続されることを特徴とする請求項1記
載のテレビカメラ用レンズの状態診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6049294A JPH07264449A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | テレビカメラ用レンズの状態診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6049294A JPH07264449A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | テレビカメラ用レンズの状態診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264449A true JPH07264449A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12826905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6049294A Pending JPH07264449A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | テレビカメラ用レンズの状態診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07264449A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149423B2 (en) | 2002-04-03 | 2006-12-12 | Fujinon Corporation | Lens apparatus diagnostic system, diagnostic program, record medium, lens diagnostic system and controller diagnostic system |
CN115083320A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-09-20 | 深圳益实科技有限公司 | 一种具有诊断功能的显控装置及诊断方法 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP6049294A patent/JPH07264449A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149423B2 (en) | 2002-04-03 | 2006-12-12 | Fujinon Corporation | Lens apparatus diagnostic system, diagnostic program, record medium, lens diagnostic system and controller diagnostic system |
CN115083320A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-09-20 | 深圳益实科技有限公司 | 一种具有诊断功能的显控装置及诊断方法 |
CN115083320B (zh) * | 2022-07-21 | 2022-11-15 | 深圳益实科技有限公司 | 一种具有诊断功能的显控装置及诊断方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030401 |