JPH11325559A - 空気調和機の故障診断装置及びその故障診断方法 - Google Patents

空気調和機の故障診断装置及びその故障診断方法

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JPH11325559A
JPH11325559A JP10137947A JP13794798A JPH11325559A JP H11325559 A JPH11325559 A JP H11325559A JP 10137947 A JP10137947 A JP 10137947A JP 13794798 A JP13794798 A JP 13794798A JP H11325559 A JPH11325559 A JP H11325559A
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failure
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air conditioner
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JP10137947A
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English (en)
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Masahiko Iwata
征彦 岩田
Akihiro Kai
昭裕 甲斐
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機に故障が生じた場合、その原因解
明を迅速に行うことのできる故障診断装置又は故障診断
方法を得る。 【解決手段】 空気調和機1、2−1〜2−nに故障が
発生すると、この故障内容Dmを一旦記憶手段7bに記
憶させ、この故障内容Dmのうち表示切換装置8からの
指定に対応した故障内容Dmを表示器9に表示させると
共に、この現に表示されている故障内容Dmの次の故障
内容Dmを表示するために上記表示切換装置8によって
指定すべき指定内容mも同時に表示するようにして順次
故障内容Dmを切り換えて表示するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の故
障診断に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10から図12は、例えば、特開昭6
3−80151号公報に示された従来の空気調和機の故
障表示制御方式に関わるものである。図において、41
はリモコン、42−1〜42−nは空気調和機、43−
1〜43−nは空気調和機42−1〜42−nに装着さ
れた号機設定手段、44はリモコン41と空気調和機4
2−1〜42−nを接続する信号線である。45は故障
モード設定手段、46は号機指定手段、47は故障モー
ド送信手段で、いずれもリモコン41に装着された通常
の運転/停止、風量切換等を行う手段とは別に設けられ
た故障診断用の装置でである。そして、48は故障診断
用の表示器である。
【0003】この故障表示制御方式による空気調和機の
故障診断を、図11と図12に基いて説明する。故障診
断を行うには、故障モード設定手段45により故障モー
ドの動作となる。このとき、表示機48には故障診断モ
ードである旨の表示がなされる。更に、号機指定手段4
6により、任意の空気調和機42−1〜42−nを指定
すると、表示器48には指定された空気調和機42−1
〜42−nの号機が表示される。次に、故障モード送信
手段47を操作することにより、リモコン41から空気
調和機42−1〜42−nに対して図11に示す送信形
態で信号Tが送信される。この送信形態は、リモコン4
1が空気調和機42−1〜42−nに故障診断を指示す
るものであり、故障診断モードを示すコードと号機を指
定するコードとからなる。一方、空気調和機42−1〜
42−nは図11に示す故障診断指示を受信した場合、
故障診断指示に含まれる号機を指定するコードと各号機
設定手段43−1〜43−nで設定されている号機コー
ドとを比較する。この比較の結果、一致した号機は図1
2に示す送信形態で自己の号機を示すコードと自己の故
障コードとを図12に示す形態で信号Rをリモコン41
に送信する。リモコン41はこの信号Rを受信し、号機
コードと故障コードを表示器48に表示し、リモコン4
1と信号線44を介して接続される室内機42−1〜4
2−nの故障診断を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の故障表示制
御方式による空気調和機の故障診断は、リモコンを操作
して各空気調和機42−1〜42−nに対して信号Tを
送信して故障の有無を調査するものである。従って、過
去に故障の発生した履歴があれば、その故障の種別は故
障コードによって判明するものの、それ以外の情報は得
られない。このため、故障原因を究明するには、考えら
れるあらゆる原因を想定して空気調和機の構成部品の動
作確認や、部品の交換を行う必要があり、迅速な故障対
策が困難であるという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、故障が発生した場合、故障発生
号機と故障の種別を表す故障コードだけでなく、故障発
生時の運転状態も併せて把握できるようにして故障原因
の解明を容易化し、延いては故障対策の迅速化を可能と
することを目的とする。
【0006】また、故障時の運転状態と現時点での運転
状態とを択一的に表示できるようにして、故障原因の解
明の容易化と併せて、故障対策後の運転状態を把握する
ことにより故障解消の確認を容易化することを目的とす
るものである。
【0007】更に、故障発生時の運転状態は、故障種別
に関連するものに限るようにして無用な検討を避けて故
障原因の解明の迅速化を図るものである。
【0008】更にまた、故障発生時の故障内容は不揮発
性メモリに記憶させるようにして、故障後に停電が発生
した場合でも、故障原因の解明を可能とするものであ
る。
【0009】更にまた、室外機と複数の室内機とからな
る空気調和機の場合は、特定の号機を指定し、この指定
された号機について故障内容又は現時点の運転状態を表
示するようにして故障内容の迅速な把握と原因の解明又
は故障対策の確認の容易化を図るものである。
【0010】更にまた、作業スケジュールに従って故障
診断とそれに伴う故障対策を進めることができるように
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この出願に係る発明は、
空気調和装置に故障が発生すると、この故障内容を一旦
記憶手段に記憶させ、表示切換装置からの指定により上
記故障内容のうち上記指定に対応した故障内容を表示器
に表示させると共に、この現に表示されている故障内容
の次の故障内容を表示するために上記表示切換装置によ
って指定すべき指定内容をも同時に表示するようにして
順次故障内容を切り換えて表示するようにした空気調和
機の故障診断装置に係るものである。
【0012】また、この出願に係る発明は、故障内容と
現時点における運転状態の双方をメモリに記憶させ、表
示切換装置からの択一的指定により上記故障内容及び上
記運転内容を表示器に表示するようにした空気調和機の
故障診断装置に係るものである。
【0013】更に、この出願に係る発明は、記憶手段に
記憶させる故障内容を、故障の種別とこの故障に関連す
る故障発生時の運転状態からなるものとした空気調和機
の故障診断装置に係るものである。
【0014】更にまた、この出願に係る発明は、記憶装
置を不揮発性メモリで構成するとしたものである。
【0015】更にまた、この出願に係る発明は、室外機
と複数の室内機からなる空気調和機において、特定の号
機を指定し、この指定された号機について故障内容を表
示させるように表示切換装置を構成したものである。
【0016】更にまた、この出願に係る発明は、空気調
和機の故障を診断する方法に係るものであり、故障内容
を一旦記憶させておいて、事後的に外部操作により故障
内容を順次表示させることにより故障内容を把握するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図6は、
この発明の一実施の形態を示すもので、図1において、
1は室外機、2−1〜2−nは室内機、3は室外機1と
室内機2−1〜2−nに接続されて信号の授受を行う信
号線、4は信号線3からの信号を処理するCPU、5は
信号線3とCPU4とを接続する通信回線、6は室外機
1の運転状態をCPU4に入力する運転状態入力装置で
ある。
【0018】7aは、詳細を図2に示すとおり、故障種
別である故障コードD1と故障した室外機1又は室内機
2−1〜2−nの号機名D2及び故障時の運転状態を示
すデータDmとを記憶する不揮発性メモリからなる故障
時データメモリ、7bは同様に詳細を図4に示すとお
り、故障時データメモリ7aに記憶された内容のうち、
故障コードD1と故障号機D2、更に上記運転状態を表
すデータのうち上記故障コードに関連する故障時データ
Dmが抽出されたデータ群からなる故障内容が記憶され
た不揮発性メモリからなる表示データメモリである。
【0019】8は外部操作によって表示データメモリ7
bに記憶された故障内容Dmのうちこの指定に対応した
内容を表示するように表示指定番号mを指定する表示切
換装置、9は運転状態を表す表示器で、表示切換装置8
によって現に指定されている故障内容Dmとこの現指定
による故障内容Dmの次の故障内容を表示するために上
記表示切換装置8に指定すべき表示指定番号mとを同時
に表示する表示部9aと、正常に運転されていることを
示す正常ランプ9bと、更に故障が生じたことを示す故
障ランプ9cとからなる。
【0020】図2及び図3は故障時データメモリ7a
(以下、単に「メモリ7a」ともいう。)の詳細を示
す。図2において、kはメモリ7aでの番地を示すデー
タ番号(以下、単に「番号k」ともいう。)で、1から
10までの連続番号で表される。mは1から10まで連
続番号が付された表示指定番号(以下、単に「番号m」
ともいう。)で、「1」はデータ番号kが「1」である
番地に格納された表示指定番号である。同様に「2」か
ら「10」はそれぞれデータ番号kが「2」から「1
0」の番地に格納された表示指定番号である。番号m
は、表示切換装置8によって指定されるものである。D
mは故障時データ(以下、単に「データDm」ともい
う。)で、各種類の故障に対して、その故障原因の解明
に必要なデータとして予め定められた項目からなり、各
項目は番号mに対応させてメモリ7aに記憶されるもの
である。即ち、番号mが「1」の場合は「故障コードD
1」が対応しており、故障の種別が記憶される。番号m
が「2」の場合は「故障発生号機D2」が対応する。以
下、図2に示すとおり対応付けて記憶される。尚、メモ
リ7aへは、故障原因の解明には無関係なデータも含め
て番号mについて1から10まで予め設定された全項目
について記録される。
【0021】図3は、メモリ7aへのデータの書込みを
示す流れ図である。手順S31で故障が検出されるのを
待つ。尚、故障の検出方法については広く実施されてお
り、ここでは説明を省略する。故障が検出されると手順
S32でデータ番号kが「1」に初期設定される。手順
S33に移り、メモリ7aのデータ番号kの番地に記憶
されている番号mを読み取る。手順S34に移り、表示
指定番号mに対応する故障時データDmとして書き込む
べきデータを室外機1及び室内機2−1〜2−nから読
み取る。手順S35に移り、この読み取ったデータをメ
モリ7aの故障時データDmに書き込む。手順S36で
データ番号kは最後か否かチェックされる。最後でなけ
れば手順S37でデータ番号kはインクリメントされて
手順S33に移る。以下、手順S33から手順S36ま
でを繰り返し、データ番号kが最終値「10」に達する
と書込みを終了する。
【0022】図4及び図5は表示データメモリ7b(以
下、単に「メモリ7b」ともいう。)の詳細を示す。図
4において、nはメモリ7bでの番地を示す表示データ
番号(以下、単に「番号n」ともいう。)で、1から始
まる連続番号で表される。尚、既に述べたように、メモ
リ7bはメモリ7aに記憶された故障時データDmのう
ち、発生した故障を示す故障コードD1に関連する故障
時データDmのみが抽出されて番号mと共に記憶される
ので、番号nの最終値は故障の種類によって変動する。
この実施の形態では番号nの最終値は「8」である。
【0023】図5は、メモリ7bへの書込みを示す流れ
図である。手順S51で番号k及び番号nをいずれも
「1」に初期設定する。手順S52でメモリ7aのデー
タ番号kに記憶されている表示指定番号mとこれに対応
する故障時データDmを読み取る。手順S53でこの読
み取った故障時データDmは、故障コードD1が示す故
障に関連するデータであって表示器9に表示する必要が
あるものか否か判断される。具体的には、各故障時デー
タDm毎に故障コードD1との関連が予め定められてお
り、この定めに従って関連のある故障時データDmをピ
ックアップすることになる。例えば、図2のメモリ7a
において、故障コードD1と故障発生号機D2は全ての
故障について必要なデータであるが、電動機電流D3は
正常範囲内に保たれているような故障であれば不要なデ
ータであり、かかる故障の場合、電動機電流D3はメモ
リ7bに記憶されないことになる。
【0024】手順S53で故障時データDmは表示器9
に表示する必要なしと判断されると、手順S56に移
る。従って、表示不要な故障時データDmはメモリ7b
には書き込まれないことになる。一方、表示要と判断さ
れると手順S54に移り、メモリ7aの番号kの場所に
記憶されている表示指定番号mと故障時データDmを読
み取ってメモリ7bの番号nの記憶場所にそれぞれ書き
込む。手順S55で番号nをインクリメントする。手順
S56で番号kは最後か否かチェックされ、最後でなけ
れば手順S57で番号kをインクリメントして手順S5
2に戻り、以下同様の処理をする。手順S56で最後と
された場合はメモリ7bへの書込み処理を終了する。こ
の処理により、表示器9に表示すべき表示指定番号mと
故障時データDmとがメモリ7bに全て記憶されたこと
になる。
【0025】次に、図6の流れ図に従って空気調和機の
故障診断処理について説明する。まず、表示器9の正常
ランプ9bが点灯しておれば、故障は発生しておらず、
故障診断の必要はないものである。故障ランプが点灯し
ておれば、一過性の故障であれ、また自然回復不可能で
あって現在も継続している故障であれ、メモリ7a及び
メモリ7bのいずれにも表示指定番号mと一連の故障時
データDmが記憶されている。かかる状態において、表
示切換装置8が操作されることなく初期状態のままの場
合は、手順S61において待機状態となる。表示切換装
置8が操作されると手順S62に移り、指定された値が
表示指定番号mとして読み込まれる。最初の操作では、
通常「1」が指定される。まず、いかなる故障が発生し
たかを知る必要があり、そのためには図4に示されてい
るように、表示指定番号m=1に対応する故障コードD
1を表示させる必要があるからである。手順S63で表
示指定番号mに対応する表示データ番号nをメモリ7b
から読み取る。手順S64で表示データ番号nは最後の
値が否かチェックされ、最後の値でない場合は手順S6
5に移り、表示器9の表示部9aに、表示切換装置8で
現に指定された表示指定番号mによって特定された表示
データ番号nに対応する故障時データDmと、次の表示
データ番号n+1によって特定される表示指定番号mと
を、メモリ7bから読み取って表示する。手順S66で
表示切換装置8の指定値は変更されたかチェックされ
る。変更されていない場合は手順S65に戻り、故障時
データDmと次の故障時データDmを表示するための番
号mとを継続して表示する。変更された場合は、手順S
62へ戻り、表示を更新するために処理を繰り返す。
【0026】手順S64で、番号nが最後の値と判断さ
れた場合、手順S67に移る。この実施の形態1では、
最終値は図4からn=8である。手順S67で、表示切
換装置8で現に指定された表示指定番号mによって特定
された最後の表示データ番号nに対応する最後の故障時
データDmと、表示切換装置8を初期設定すべき旨の表
示をする。初期設定の具体的処理は図示しないが、例え
ば、終了釦の押下等が考えられる。手順S67で表示切
換装置8の指定値に変更がなければ手順S67へ戻り表
示を継続する。指定値に変更があれば手順S69に移
り、表示切換装置8は初期設定されたか否かチェックさ
れる。変更されたが初期設定でない場合は、手順S62
に戻り以下上記の処理を繰り返す。従って、最後の故障
時データDmが表示された後であってもメモリ7bに記
憶されている限り任意の故障時データDmを再び表示さ
せることが可能である。尚、初期設定された場合は故障
診断処理を終了する。
【0027】上記実施の形態1によれば、表示切換装置
8で指定した番号mに対応する故障時データDmとこの
データの次に続くデータを表示させるための表示指定番
号mも併せ表示するようにしたので、表示切換装置8を
操作することにより故障コードD1を表示させ、これか
ら故障の種別が把握され、故障発生号機D2から故障の
発生した号機を特定できる。更に後続の故障時データD
mも表示させるようにしたものである。これにより、限
られた表示スペースであるにも拘わらず故障時における
運転状態のうち当該故障に関係あるデータを全て表示
し、その内容を把握することができるので、故障原因の
解明を迅速に行うことが可能となる。また、メモリ7a
及びメモリ7bは上記実施の形態1では不揮発性とした
ので、故障発生後に停電が生じても故障原因の究明には
何ら支障となるものではない。
【0028】尚、上記実施の形態1では、故障が発生し
たとき一旦故障時データメモリ7aに故障時データDm
を記憶させた後、関連するデータDmを抽出してメモリ
7bに書き込むものとしたが、メモリ7aに記憶させる
のを省いて、故障発生号機から関連するデータDmを直
接読み取ってデータ7bに書き込むようにしても良いも
のである。これにより、メモリの節約を図ることができ
る。また、メモリ7aの故障時データDmを直接表示さ
せ、故障との関連性は保守員が行っても良い。これによ
ってメモリ7bを省くことができ、メモリの節約が可能
となる。
【0029】実施の形態2.実施の形態2は、現時点で
の運転状態も表示できるようにしたものである。その具
体例を図7に従って説明する。まず、表示切換装置8
は、故障診断と運転状態のいずれを表示させるかを選択
するための選択スイッチ8aと、表示指定番号mを入力
するための表示指定部8bから構成される。かかる表示
切換装置8を使用するものとして、手順S71で選択ス
イッチ8aが操作されるのを待つ。操作されると手順S
72で選択スイッチ8aの設定を確認する。「故障診
断」に設定された場合は、手順S73に移り、図6に示
す処理が実行される。「運転状態」に設定された場合
は、図2に掲げる各項目について運転状態のデータを表
示する。データの採取方法としては、メモリ(図示しな
い)に一旦書き込んでおいて、そのデータを表示するよ
うにしてもよいが、表示指定部8bで指定されるごと
に、その項目について実測し表示するようにしてもよ
い。その具体的内容は実施の形態1と同様であるので説
明を省略する。
【0030】上記実施の形態2によれば、現在の運転状
態も表示されるので、現実には故障に至っていないもの
の故障発生の事前予知に供することもできる。また、故
障対策後の運転状態の回復を確認するのに供することも
できる。なお、上記実施の形態2では、選択スイッチ8
aによって故障診断と現時点の運転状態のいずれも表示
できるものとしたが、運転状態のみの表示であってもよ
い。故障の予知及び故障対策の確認の用に供することが
できるからである。また、再現性のある故障の場合は、
その再現による運転状態を収録することにより故障診断
が可能となるからである。
【0031】実施の形態3.図8は、図1に示すごとく
1台の室外機1に複数の室内機2−1〜2−nが接続さ
れている場合、特定号機について現時点の運転状態を表
示器9に表示するようにしたものである。図8におい
て、表示切換装置8に号機指定部8cを設け、運転状態
の表示に先立って号機を選択するようにしたものであ
る。手順S81で始動スイッチ8dが「運転状態」とな
ると、手順S82で号機指定部8cによって号機が選択
されるのを待つ。号機が選択されると手順S83に移
り、選択された号機について表示指定部8bの指定に従
って図2に掲げる各項目について運転状態を表示する。
上記実施の形態3によれば、運転状態を表示させようと
する号機を特定することができるので複数の空気調和機
の故障診断に有効である。
【0032】実施の形態4.図9は、表示器9の表示部
9aの構成に関する一実施の形態を示す。即ち、LED
301〜307を7セグメントLED状に配置して数字
を形作るようにしたものである。例えば、数字の「1」
を表すには、LED302とLED303の2個のLE
Dを点灯させる。数字の「2」の場合は、LED30
1、302、304、305及び307の5個のLED
を点灯させる。また、表示は数字に限らず、例えば、
「A」を表示する場合は、LED301、302,30
3,305306及び307を点灯させればよい。
【0033】また、基板上にシルクスクリーンにより7
セグメントのパターンを形成して、上記LEDによる場
合と同様にして数字等を形作ることもできる。この場合
は点光源ではないので、LEDによる場合よりも見易い
という利点がある。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上述べたように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0035】空気調和機に故障が発生すると、この故障
内容を一旦記憶手段に記憶させ、表示切換装置からの指
定により上記故障内容のうち上記指定に対応した故障内
容を表示器に表示させると共に、この現に表示されてい
る故障内容の次の故障内容を表示するために上記表示切
換装置によって指定すべき指定内容をも同時に表示する
ようにして順次故障内容を切り換えて表示させるように
したので、限られた表示スペースであってもその表示を
通じて故障内容を把握することができる。このため、空
気調和機の故障原因の解明が容易となり、延いては故障
対策の迅速化が可能となるという効果を奏する。
【0036】また、故障内容と現時点における運転状態
の双方を記憶できるものとし、表示切換装置からの択一
的指定により上記故障内容及び上記運転内容を表示器に
表示させることにより、空気調和機の故障原因の解明が
容易化することと併せて、故障対策後の運転状態の把握
も容易になり、延いては故障解消の確認作業が迅速化す
るという効果を奏する。
【0037】更に、記憶手段に記憶させる故障内容を、
故障の種別とこの故障に関連する故障発生時の運転状態
からなるものとすることにより、故障原因の解明に当た
って検討すべきデータが限られ、故障対策の更なる迅速
化が可能となるという効果を奏する。
【0038】更にまた、記憶装置を不揮発性メモリで構
成することにより故障後に停電が発生した場合でも、故
障原因を解明できるという効果を奏する。
【0039】更にまた、室外機と複数の室内機からなる
空気調和機において、特定の号機を指定し、この指定さ
れた号機について故障内容又は現時点の運転状態を表示
させるように表示切換装置を構成することにより、故障
内容の迅速な把握と原因の解明又は故障対策後の運転状
態の確認が容易化する。
【0040】更にまた、この出願に係る発明は、空気調
和機の故障を診断する方法に係るものであり、故障内容
を一旦記憶させておいて、事後に外部操作により故障内
容を順次表示させるという方法により故障内容を把握し
て空気調和機の故障を診断するようにしたものである。
このため作業スケジュールに従って故障対策を進めるこ
とができ、効果的な作業が可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略構成を示すブ
ロック図。
【図2】 故障時データメモリ7aの概略構成を示す
図。
【図3】 故障時データメモリ7aへの書込みを示すフ
ローチャート。
【図4】 表示データメモリ7bの概略構成を示す図。
【図5】 表示データメモリ7bへの書込みを示すフロ
ーチャート。
【図6】 実施の形態1の動作フローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態2の動作フローチャー
ト。
【図8】 この発明の実施の形態3の動作フローチャー
ト。
【図9】 この発明の実施の形態4の概略構成を示す
図。
【図10】 従来の空気調和機の故障診断装置の概略構
成を示すブロック図。
【図11】 従来の空気調和機の故障診断装置の送信信
号の概略図。
【図12】 従来の空気調和機の故障診断装置の返信信
号の概略図。
【符号の説明】
1 室外機、2−1〜2−n 室内機、3 信号線、4
CPU、5 通信回路、6 運転状態入力装置、7a
故障時データメモリ、7b 表示データメモリ、8
表示切換装置、8a 選択スイッチ、8b 表示指定
部、8c 号機指定部、8d 始動スイッチ、9 表示
器、9a 表示部、9b 正常ランプ、9c 故障ラン
プ、301〜307 LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の故障を診断する装置におい
    て、上記故障が検出されるとこの故障内容を記憶する記
    憶手段と、外部操作による指定によって上記故障内容の
    うちこの指定に対応した内容を表示するように指令する
    表示切換装置と、この表示切換装置の現指定による上記
    故障内容とこの現指定による故障内容の次の故障内容を
    表示するために上記表示切換装置に指定すべき指定内容
    とを表示する表示器とを備えた空気調和機の故障診断装
    置。
  2. 【請求項2】 記憶手段を、故障内容と現時点における
    運転状態とを記憶するものとし、表示切換装置を、外部
    操作によって上記故障内容を表示する指令と上記運転状
    態を表示する指令とを択一的に指定できるものとし、表
    示器を、上記表示切換装置の指定に対応して上記故障内
    容及び上記運転状態を表示するものとした請求項1に記
    載の空気調和機の故障診断置。
  3. 【請求項3】 記憶手段によって記憶される故障内容
    を、故障の種別とこの故障に関連する故障発生時の運転
    状態を示すデータとからなるものとした請求項1又は請
    求項2に記載の空気調和機の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段を、不揮発性メモリとした請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の空気調和機の故障
    診断装置。
  5. 【請求項5】 空気調和機を、室外機とこの室外機に接
    続された複の室内機とからなるものとし、表示切換装置
    を、上記室外機及び上記室内機のうち特定の号機を指定
    する号機指定部と故障内容又は現時点の運転状態を表示
    するために指定する表示指定部とからなるものとし、表
    示器を、上記指定号機について上記表示指定部によって
    指定された上記故障内容又は上記運転状態を表示するも
    のとした請求項1から請求項4のいずれかに記載の空気
    調和機の故障診断装置。
  6. 【請求項6】 空気調和機の故障が検出されると、この
    故障の種別とこの故障発生時の運転状態とからなる故障
    内容を記憶させておいて、外部操作による指定により、
    上記故障内容のうちこの指定に対応した内容を表示させ
    ると共に、現に表示されている故障内容の次に続く部分
    の故障内容を表示するために指定すべき指定内容も表示
    させ、この表示に基いて指定することにより後続する上
    記故障内容を順次表示させて故障発生時の運転状態を把
    握することにより故障を診断する空気調和機の故障診断
    方法。
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