JPH0726437A - 製織準備機における風綿捕集装置 - Google Patents
製織準備機における風綿捕集装置Info
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- JPH0726437A JPH0726437A JP16947693A JP16947693A JPH0726437A JP H0726437 A JPH0726437 A JP H0726437A JP 16947693 A JP16947693 A JP 16947693A JP 16947693 A JP16947693 A JP 16947693A JP H0726437 A JPH0726437 A JP H0726437A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 捲取部の上方に適当な広さの作業空間を確保
するとともに、風綿付着による製品欠陥を防止する。 【構成】 製織準備機から捲取部３に向って走行する糸
条群４およびその随伴気流１１と併流させることによっ
て、糸条の解除、走行などにより発生した風綿を、１次
送風機５の負圧吸引作用によってフィルタ７上に捕捉す
るように構成した製織準備機における風綿捕集装置８に
おいて、風綿捕集装置８の１次吸引ダクト６の下部に、
２次送風機２１、２次吸引ダクト２２およびフィルタ２
３とからなる風綿捕集手段兼用の２次エア流噴出装置２
４を連設するとともに、この噴出装置２４に、２次吸引
ダクト２２の下端とコームとの間で開閉可能な透明材料
からなる気流案内プレート２６と、この気流案内プレー
トの開閉動手段とからなる１次エア流１０および随伴気
流１１と２次エア流２５の気流分離誘導装置２８を取付
けた。
するとともに、風綿付着による製品欠陥を防止する。 【構成】 製織準備機から捲取部３に向って走行する糸
条群４およびその随伴気流１１と併流させることによっ
て、糸条の解除、走行などにより発生した風綿を、１次
送風機５の負圧吸引作用によってフィルタ７上に捕捉す
るように構成した製織準備機における風綿捕集装置８に
おいて、風綿捕集装置８の１次吸引ダクト６の下部に、
２次送風機２１、２次吸引ダクト２２およびフィルタ２
３とからなる風綿捕集手段兼用の２次エア流噴出装置２
４を連設するとともに、この噴出装置２４に、２次吸引
ダクト２２の下端とコームとの間で開閉可能な透明材料
からなる気流案内プレート２６と、この気流案内プレー
トの開閉動手段とからなる１次エア流１０および随伴気
流１１と２次エア流２５の気流分離誘導装置２８を取付
けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、整経機や分繊機あるい
は糊付機等の製織準備機における風綿捕集装置に関する
ものである。
は糊付機等の製織準備機における風綿捕集装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、特願平３−１５６３６１号
において製織準備機における風綿捕集装置を先に出願し
ている。この出願に係る製織準備機における風綿捕集装
置を、図３乃至図５に基づいて説明する。
において製織準備機における風綿捕集装置を先に出願し
ている。この出願に係る製織準備機における風綿捕集装
置を、図３乃至図５に基づいて説明する。
【０００３】図３に示すように、製織準備機（１）の後
部上方に、下面にエアの吹出し口を開口させた噴気ダク
ト（２）を配設し、上記製織準備機（１）から捲取部
（３）に向って延びる糸条群（４）の走行域の終端上部
に、１次送風機（５）が上端部に備えられた１次吸引ダ
クト（６）の背面側器壁にフィルタ（７）を取付けた風
綿捕集装置（８）を配設し、この風綿捕集装置（８）の
１次送風機（５）と上記噴気ダクト（２）との間を送風
ダクト（９）で接続し、上記噴気ダクト（２）から噴出
した１次エア流（10）を、製織準備機（１）から捲取部
（３）に向って走行する糸条群（４）およびその随伴気
流（11）と併流させることによって、糸条の解除、走行
等により発生する風綿を、１次エア流（10）と随伴気流
（11）に担持させた状態で気送し、捲取部（３）の手前
側に捌き手段として設けられたコーム（12）の近傍に到
達した時点で上記風綿捕集装置（８）の１次送風機
（５）による負圧吸引作用によって１次吸引ダクト
（６）の背面側器壁に取付けられているフィルタ（７）
上に吸着させて捕捉する。そして、図４に示すように、
上記風綿捕捉装置（８）の１次吸引ダクト（６）の下部
に、２次送風機（13）が内部に組込まれた２次吸引ダク
ト（14）の背面側器壁にフィルタ（15）を取付けた風綿
捕集手段兼用のエアカーテン発生装置（16）を連設し、
上記２次送風機（13）からコーム（12）に向って下向き
に噴出する２次エア流（17）によって上記製織準備機
（１）から捲取部（３）に向って走行する糸条群（４）
の上にエアカーテンを形成することによって、または、
図５に示すように、上記風綿捕集装置（８）の１次吸引
ダクト（６）の外器壁と対向するように透明材料からな
る気流遮断プレート（18）と、この気流遮断プレート
（18）の上下動手段、例えばエアシリンダ装置（19）と
からなる遮断装置（20）を配設し、上記エアシリンダ装
置（19）によって気流遮断プレート（18）をコーム（1
2）の上方に降下することによって、風綿の捲取部
（３）側への飛散を防止し、捲取部（３）の上方に適当
な広さの作業空間を確保する。
部上方に、下面にエアの吹出し口を開口させた噴気ダク
ト（２）を配設し、上記製織準備機（１）から捲取部
（３）に向って延びる糸条群（４）の走行域の終端上部
に、１次送風機（５）が上端部に備えられた１次吸引ダ
クト（６）の背面側器壁にフィルタ（７）を取付けた風
綿捕集装置（８）を配設し、この風綿捕集装置（８）の
１次送風機（５）と上記噴気ダクト（２）との間を送風
ダクト（９）で接続し、上記噴気ダクト（２）から噴出
した１次エア流（10）を、製織準備機（１）から捲取部
（３）に向って走行する糸条群（４）およびその随伴気
流（11）と併流させることによって、糸条の解除、走行
等により発生する風綿を、１次エア流（10）と随伴気流
（11）に担持させた状態で気送し、捲取部（３）の手前
側に捌き手段として設けられたコーム（12）の近傍に到
達した時点で上記風綿捕集装置（８）の１次送風機
（５）による負圧吸引作用によって１次吸引ダクト
（６）の背面側器壁に取付けられているフィルタ（７）
上に吸着させて捕捉する。そして、図４に示すように、
上記風綿捕捉装置（８）の１次吸引ダクト（６）の下部
に、２次送風機（13）が内部に組込まれた２次吸引ダク
ト（14）の背面側器壁にフィルタ（15）を取付けた風綿
捕集手段兼用のエアカーテン発生装置（16）を連設し、
上記２次送風機（13）からコーム（12）に向って下向き
に噴出する２次エア流（17）によって上記製織準備機
（１）から捲取部（３）に向って走行する糸条群（４）
の上にエアカーテンを形成することによって、または、
図５に示すように、上記風綿捕集装置（８）の１次吸引
ダクト（６）の外器壁と対向するように透明材料からな
る気流遮断プレート（18）と、この気流遮断プレート
（18）の上下動手段、例えばエアシリンダ装置（19）と
からなる遮断装置（20）を配設し、上記エアシリンダ装
置（19）によって気流遮断プレート（18）をコーム（1
2）の上方に降下することによって、風綿の捲取部
（３）側への飛散を防止し、捲取部（３）の上方に適当
な広さの作業空間を確保する。
【０００４】図２は本発明装置の変形例を示すもので、
これは気流案内プレート（26）を二重構造に形成するよ
うにしたものである。このように気流案内プレート（2
6）を二重構造に形成することによって、２次エア流（2
5）の速度の均一化を図ることができる。
これは気流案内プレート（26）を二重構造に形成するよ
うにしたものである。このように気流案内プレート（2
6）を二重構造に形成することによって、２次エア流（2
5）の速度の均一化を図ることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記製織準備機におけ
る風綿捕集装置は、捲取部（３）の上方に適当な広さの
作業空間を確保するため、２次エア流（17）によるエア
カーテンまたは気流遮断プレート（18）によって風綿の
捲取部（３）側への飛散を防止するようにしているが、
前者の２次エア流（17）によるエアカーテンによって風
綿の捲取部（３）側への飛散を防止する方式では、２次
エア流（17）が２次送風機（13）のファンの回転方向の
影響を受けて拡散するため、風綿を担持した１次エア流
（11）と随伴気流（11）の一部がコーム（12）を通過し
て捲取部（３）に流れ、風綿付着等の製品欠陥を引起こ
す。一方、後者の気流遮断プレート（18）によって風綿
の捲取部（３）側への飛散を防止する方式では、コーム
（12）の下流側に気流遮断プレート（18）が配設されて
いるため、風綿を担持した１次エア流（11）と随伴気流
（11）の一部はコーム（12）を通過した後、気流遮断プ
レート（18）に衝突することによって流れの方向を上向
きに変換される。このため、コーム（12）に風綿が付着
して糸切れを起こしたり、製品不良の原因となる。
る風綿捕集装置は、捲取部（３）の上方に適当な広さの
作業空間を確保するため、２次エア流（17）によるエア
カーテンまたは気流遮断プレート（18）によって風綿の
捲取部（３）側への飛散を防止するようにしているが、
前者の２次エア流（17）によるエアカーテンによって風
綿の捲取部（３）側への飛散を防止する方式では、２次
エア流（17）が２次送風機（13）のファンの回転方向の
影響を受けて拡散するため、風綿を担持した１次エア流
（11）と随伴気流（11）の一部がコーム（12）を通過し
て捲取部（３）に流れ、風綿付着等の製品欠陥を引起こ
す。一方、後者の気流遮断プレート（18）によって風綿
の捲取部（３）側への飛散を防止する方式では、コーム
（12）の下流側に気流遮断プレート（18）が配設されて
いるため、風綿を担持した１次エア流（11）と随伴気流
（11）の一部はコーム（12）を通過した後、気流遮断プ
レート（18）に衝突することによって流れの方向を上向
きに変換される。このため、コーム（12）に風綿が付着
して糸切れを起こしたり、製品不良の原因となる。
【０００６】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、捲取部の上方に適当な広さの作業空間を確保すると
ともに、風綿付着による製品欠陥を防止することができ
る製織準備機における風綿捕集装置を提供することを目
的とするものである。
で、捲取部の上方に適当な広さの作業空間を確保すると
ともに、風綿付着による製品欠陥を防止することができ
る製織準備機における風綿捕集装置を提供することを目
的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、製織準備機の後部上方に、下面に吹出し口
を開口させた噴気ダクトを配設し、上記製織準備機から
捲取部に向って延びる糸条群の走行域の終端上部に、１
次送風機、１次吸引ダクトおよびフィルタとからなる風
綿捕集装置を配設し、この風綿捕集装置と上記噴気ダク
トの間を送風ダクトで接続し、上記噴気ダクトから噴出
した１次エア流を、製織準備機から捲取部に向って走行
する糸条群およびその随伴気流と併流させることによっ
て、糸条の解除、走行などにより発生した風綿を、１次
エア流と随伴気流に担持させた状態で気送して捲取部の
近傍に到達した時点で上記風綿捕集装置の１次送風機の
負圧吸引作用によってフィルタ上に捕捉するように構成
した製織準備機における風綿捕集装置において、上記風
綿捕集装置の１次吸引ダクトの下部に、２次送風機、２
次吸引ダクトおよびフィルタとからなる風綿捕集手段兼
用の２次エア流噴出装置を連設するとともに、この２次
エア噴出装置に、上記２次吸引ダクトの下端とコームと
の間で開閉可能な透明材料からなる気流案内プレート
と、この気流案内プレートの開閉動手段とからなる１次
エア流および随伴気流と２次エア流の気流分離誘導装置
を取付けた製織準備機における風綿捕集装置を提供する
ものである。
成するため、製織準備機の後部上方に、下面に吹出し口
を開口させた噴気ダクトを配設し、上記製織準備機から
捲取部に向って延びる糸条群の走行域の終端上部に、１
次送風機、１次吸引ダクトおよびフィルタとからなる風
綿捕集装置を配設し、この風綿捕集装置と上記噴気ダク
トの間を送風ダクトで接続し、上記噴気ダクトから噴出
した１次エア流を、製織準備機から捲取部に向って走行
する糸条群およびその随伴気流と併流させることによっ
て、糸条の解除、走行などにより発生した風綿を、１次
エア流と随伴気流に担持させた状態で気送して捲取部の
近傍に到達した時点で上記風綿捕集装置の１次送風機の
負圧吸引作用によってフィルタ上に捕捉するように構成
した製織準備機における風綿捕集装置において、上記風
綿捕集装置の１次吸引ダクトの下部に、２次送風機、２
次吸引ダクトおよびフィルタとからなる風綿捕集手段兼
用の２次エア流噴出装置を連設するとともに、この２次
エア噴出装置に、上記２次吸引ダクトの下端とコームと
の間で開閉可能な透明材料からなる気流案内プレート
と、この気流案内プレートの開閉動手段とからなる１次
エア流および随伴気流と２次エア流の気流分離誘導装置
を取付けた製織準備機における風綿捕集装置を提供する
ものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、風綿を担持させてきた不浄な
１次エア流および随伴気流と上記２次エア流噴出装置か
ら噴出される清浄な２次エア流を、上記気流案内プレー
トによって上記風綿捕集装置および風綿捕集手段兼用の
２次エア流噴出装置側と上記コーム側に分離誘導するこ
とによって、１次エア流および随伴気流に担持された風
綿を上記風綿捕集装置および風綿捕集手段兼用の２次エ
ア流噴出装置のフィルタ上に捕捉すると同時に、清浄な
２次エア流によってコームの近傍に到達される風綿を吹
払うことによって、風綿のコームへの付着を防止する。
１次エア流および随伴気流と上記２次エア流噴出装置か
ら噴出される清浄な２次エア流を、上記気流案内プレー
トによって上記風綿捕集装置および風綿捕集手段兼用の
２次エア流噴出装置側と上記コーム側に分離誘導するこ
とによって、１次エア流および随伴気流に担持された風
綿を上記風綿捕集装置および風綿捕集手段兼用の２次エ
ア流噴出装置のフィルタ上に捕捉すると同時に、清浄な
２次エア流によってコームの近傍に到達される風綿を吹
払うことによって、風綿のコームへの付着を防止する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明に係る製織準備機における風綿
捕集装置の実施例を図１および図２に示して説明する。
尚、図１および図２において、図３乃至図５に示したも
のと同一物には同一符号を付してその説明を省略する。
捕集装置の実施例を図１および図２に示して説明する。
尚、図１および図２において、図３乃至図５に示したも
のと同一物には同一符号を付してその説明を省略する。
【００１０】本発明装置は、図１に示すように風綿捕集
装置（８）の１次吸引ダクト（６）の下部に、２次送風
機（21）が内部に組込まれた２次吸引ダクト（22）の背
面側器壁にフィルタ（23）を取付けた風綿捕集手段兼用
の２次エア流噴出装置（24）を連設する。この２次エア
流噴出装置（24）は、２次吸引ダクト（22）内に組込ま
れた２次送風機（21）を起動すると、２次吸引ダクト
（22）の下端開口部からコーム（12）に向って下向きに
２次エア流（25）を噴出するとともに、２次送風機（2
1）による負圧吸引作用によって１次エア流（10）と随
伴気流（11）に担持された状態で気送されてきた風綿を
２次吸引ダクト（22）の背面側器壁に取付けられている
フィルタ（23）上に吸着させて捕捉する。そして、上記
２次エア流噴出装置（24）に、２次吸引ダクト（22）の
下端とコーム（12）との間で開閉可能な透明材料、例え
ばアクリル樹脂からなる透明な気流案内プレート（26）
と、この気流案内プレート（26）の開閉手段、例えばエ
アシリンダ装置（27）とからなる１次エア流（10）およ
び随伴気流（11）と２次エア流（25）の気流分離誘導装
置（28）を取付ける。この気流分離誘導装置（28）は、
製織準備機が運転状態に置かれているときには、気流案
内プレート（26）をエアシリンダ装置（27）によって糸
条群（４）の走行方向と略直交するように閉じることに
よって、風綿を担持させてきた不浄な１次エア流（10）
および随伴気流（11）と２次エア流噴出装置（24）から
噴出される清浄な２次エア流（25）を、気流案内プレー
ト（26）によって風綿捕集装置（８）および風綿捕集手
段兼用の２次エア流噴出装置（24）に向う上向き側とコ
ーム（12）に向う下向き側に分離誘導する。この結果、
気流案内プレート（26）によって遮断されることによっ
て上向き側に誘導された１次エア流（10）および随伴気
流（11）は、風綿捕集装置（８）の１次送風機（５）お
よび２次エア流噴出装置（24）の２次送風機（22）によ
る負圧吸引作用によってフィルタ（７）および（23）を
通過して１次吸引ダクト（６）および２次吸引ダクト
（22）内に吸引されるため、担持されてきた風綿をフィ
ルタ（７）およびフィルタ（23）上に捕捉させる。ま
た、気流案内プレート（26）によって下向き側に誘導さ
れた清浄な２次エア流（25）は、気流案内プレート（2
6）によって気流の拡散を防止され乍らコーム（12）に
向って吹付けられるため、風綿がコーム（12）の近傍に
到達すると２次エア流（25）によって吹払われることに
よって、風綿のコーム（12）への付着を防止させる。こ
の際、気流案内プレート（26）が透明材料から形成され
ているため、糸条群（４）の走行状態の監視は可能であ
る。一方、製織準備機が停止したときには、気流案内プ
レート（26）をエアシリンダ装置（27）によって糸条群
（４）の走行方向と略平行に開くことによって、捲取部
（３）の上方に所定の作業スペースを確保する。
装置（８）の１次吸引ダクト（６）の下部に、２次送風
機（21）が内部に組込まれた２次吸引ダクト（22）の背
面側器壁にフィルタ（23）を取付けた風綿捕集手段兼用
の２次エア流噴出装置（24）を連設する。この２次エア
流噴出装置（24）は、２次吸引ダクト（22）内に組込ま
れた２次送風機（21）を起動すると、２次吸引ダクト
（22）の下端開口部からコーム（12）に向って下向きに
２次エア流（25）を噴出するとともに、２次送風機（2
1）による負圧吸引作用によって１次エア流（10）と随
伴気流（11）に担持された状態で気送されてきた風綿を
２次吸引ダクト（22）の背面側器壁に取付けられている
フィルタ（23）上に吸着させて捕捉する。そして、上記
２次エア流噴出装置（24）に、２次吸引ダクト（22）の
下端とコーム（12）との間で開閉可能な透明材料、例え
ばアクリル樹脂からなる透明な気流案内プレート（26）
と、この気流案内プレート（26）の開閉手段、例えばエ
アシリンダ装置（27）とからなる１次エア流（10）およ
び随伴気流（11）と２次エア流（25）の気流分離誘導装
置（28）を取付ける。この気流分離誘導装置（28）は、
製織準備機が運転状態に置かれているときには、気流案
内プレート（26）をエアシリンダ装置（27）によって糸
条群（４）の走行方向と略直交するように閉じることに
よって、風綿を担持させてきた不浄な１次エア流（10）
および随伴気流（11）と２次エア流噴出装置（24）から
噴出される清浄な２次エア流（25）を、気流案内プレー
ト（26）によって風綿捕集装置（８）および風綿捕集手
段兼用の２次エア流噴出装置（24）に向う上向き側とコ
ーム（12）に向う下向き側に分離誘導する。この結果、
気流案内プレート（26）によって遮断されることによっ
て上向き側に誘導された１次エア流（10）および随伴気
流（11）は、風綿捕集装置（８）の１次送風機（５）お
よび２次エア流噴出装置（24）の２次送風機（22）によ
る負圧吸引作用によってフィルタ（７）および（23）を
通過して１次吸引ダクト（６）および２次吸引ダクト
（22）内に吸引されるため、担持されてきた風綿をフィ
ルタ（７）およびフィルタ（23）上に捕捉させる。ま
た、気流案内プレート（26）によって下向き側に誘導さ
れた清浄な２次エア流（25）は、気流案内プレート（2
6）によって気流の拡散を防止され乍らコーム（12）に
向って吹付けられるため、風綿がコーム（12）の近傍に
到達すると２次エア流（25）によって吹払われることに
よって、風綿のコーム（12）への付着を防止させる。こ
の際、気流案内プレート（26）が透明材料から形成され
ているため、糸条群（４）の走行状態の監視は可能であ
る。一方、製織準備機が停止したときには、気流案内プ
レート（26）をエアシリンダ装置（27）によって糸条群
（４）の走行方向と略平行に開くことによって、捲取部
（３）の上方に所定の作業スペースを確保する。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明装置は気流
案内プレートによって風綿を担持した１次エア流および
随伴気流と清浄な２次エア流を分離誘導することによっ
て、風綿を担持した１次エア流および随伴気流を風綿捕
集手段に誘導するとともに清浄な２次エア流をコームに
誘導し、１次エア流および随伴気流に担持された風綿を
略完全に捕集すると同時に、清浄な２次エア流によって
風綿のコームへの付着を防止する。この結果、捲取部の
上方に適当な広さの作業空間を確保して作業者の運転操
作を容易にさせ乍ら風綿付着による製品欠陥の問題が防
止される。
案内プレートによって風綿を担持した１次エア流および
随伴気流と清浄な２次エア流を分離誘導することによっ
て、風綿を担持した１次エア流および随伴気流を風綿捕
集手段に誘導するとともに清浄な２次エア流をコームに
誘導し、１次エア流および随伴気流に担持された風綿を
略完全に捕集すると同時に、清浄な２次エア流によって
風綿のコームへの付着を防止する。この結果、捲取部の
上方に適当な広さの作業空間を確保して作業者の運転操
作を容易にさせ乍ら風綿付着による製品欠陥の問題が防
止される。
【図１】本発明装置の実施例を示す要部側面図である。
【図２】本発明装置の変形例を示す要部側面図である。
【図３】従来の製織準備機における風綿捕集装置を示す
全体側面図である。
全体側面図である。
【図４】従来装置の要部側面図である。
【図５】従来装置の別例の要部側面図である。
３ 捲取部 ４ 糸条群 ５ １次送風機 ６ １次吸引ダクト ７ フィルタ ８ 風綿捕集装置 10 １次エア流 11 随伴気流 21 ２次送風機 22 ２次吸引ダクト 23 フィルタ 24 ２次エア流噴出装置 25 ２次エア流 26 気流案内プレート 27 エアシリンダ装置 28 気流分離誘導装置
Claims (1)
- 【請求項１】 製織準備機の後部上方に、下面に吹出し
口を開口させた噴気ダクトを配設し、上記製織準備機か
ら捲取部に向って延びる糸条群の走行域の終端上部に、
１次送風機、１次吸引ダクトおよびフィルタとからなる
風綿捕集装置を配設し、この風綿捕集装置と上記噴気ダ
クトの間を送風ダクトで接続し、上記噴気ダクトから噴
出した１次エア流を、製織準備機から捲取部に向って走
行する糸条群およびその随伴気流と併流させることによ
って、糸条の解除、走行などにより発生した風綿を、１
次エア流と随伴気流に担持させた状態で気送して捲取部
の近傍に到達した時点で上記風綿捕集装置の１次送風機
の負圧吸引作用によってフィルタ上に捕捉するように構
成した製織準備機における風綿捕集装置において、 上記風綿捕集装置の１次吸引ダクトの下部に、２次送風
機、２次吸引ダクトおよびフィルタとからなる風綿捕集
手段兼用の２次エア流噴出装置を連設するとともに、こ
の２次エア噴出装置に、上記２次吸引ダクトの下端とコ
ームとの間で開閉可能な透明材料からなる気流案内プレ
ートと、この気流案内プレートの開閉動手段とからなる
１次エア流および随伴気流と２次エア流の気流分離誘導
装置を取付けたことを特徴とする製織準備機における風
綿捕集装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16947693A JPH0726437A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 製織準備機における風綿捕集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16947693A JPH0726437A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 製織準備機における風綿捕集装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726437A true JPH0726437A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15887264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16947693A Withdrawn JPH0726437A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 製織準備機における風綿捕集装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726437A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103820931A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-05-28 | 湖州润源丝织有限公司 | 一种织机断纱捕获装置 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP16947693A patent/JPH0726437A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103820931A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-05-28 | 湖州润源丝织有限公司 | 一种织机断纱捕获装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |