JPH07264274A - 折り畳み式通信機器 - Google Patents

折り畳み式通信機器

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JPH07264274A
JPH07264274A JP6075463A JP7546394A JPH07264274A JP H07264274 A JPH07264274 A JP H07264274A JP 6075463 A JP6075463 A JP 6075463A JP 7546394 A JP7546394 A JP 7546394A JP H07264274 A JPH07264274 A JP H07264274A
Authority
JP
Japan
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shape
section
memory alloy
shape memory
communication device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6075463A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Abe
彰 阿辺
Tokuo Hara
徳夫 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒンジ構造が簡単で、通話時に送,受話部を
手で開操作することなく自動的に最適通話状態にするこ
とができるようにする。 【構成】 受話部2と送話部3を形状記憶合金(もしく
は超弾性を有する形状記憶合金)4とケーブル5によっ
て折り畳み自在に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機等に適用し
て好適な折り畳み式通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機、特に携帯電話機としては、構造
的に大別すると、受話部と送話部が一体となっており、
曲がりのない箱型のタイプ(特開平4−6905号公報
等)のものと、受話部と送話部とをヒンジによって折り
畳み自在に連結したタイプのものの2種類がある。この
うち後者の折り畳み自在な携帯電話機はヒンジ構造とし
て蝶番を用い、開いた時にはある一定の開き角度で固定
され、最適通話条件が得られるように構成したものが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た蝶番によって受話部と送話部を回動自在に連結した従
来の携帯電話機においては、蝶番自体の部品点数が多
く、また大きな外力を受けると、蝶番もしくは電話機自
体の蝶番固定部が破損する虞れがあり、強度が要求され
るという問題があった。また、使用する際には受話部と
送話部を開き、使用しない場合には折り畳んだ状態にし
ておくことが多く、そのため、その都度手で開閉操作し
なければならず、特に折り畳んだ状態で電話がかかって
きた時には開いて応答しなければならず、使用上不便で
あるという問題もあった。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、通話時に送,受話部を手で開操作することなく自
動的に最適通話状態にできる折り畳み式通信機器を提供
することにある。また、本発明の他の目的はヒンジ構造
が簡単な折り畳み式通信機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の折り畳み式通信機器は、受話部と送
話部とを折り畳み可能に連結した折り畳み式通信機器に
おいて、前記受話部と前記送話部間を形状記憶合金とケ
ーブルとで電気的および機械的に接続してなり、前記形
状記憶合金は、前記受話部と送話部の位置的関係が常温
で最適通話条件を得る形状に記憶されていることを特徴
とする。請求項2記載の折り畳み式通信機器は、受話部
と送話部とを折り畳み可能に連結した折り畳み式通信機
器において、前記受話部と前記送話部間を超弾性を有す
る形状記憶合金とケーブルとで電気的および機械的に接
続してなり、前記形状記憶合金は、前記受話部と送話部
の位置的関係が最適通話条件を得る形状に記憶されてい
ることを特徴とする。請求項3記載の折り畳み式通信機
器は、請求項1又は2記載の折り畳み式携帯通信機器が
携帯電話機であることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、形状記憶合金は受話部と送話
部を通常最適通話条件に設定する形状に記憶されること
で、折り畳まれた状態から外力が取り除かれると、元の
形状に復し、受話部と送話部を最適通話条件に開く。し
たがって、手による開操作が不要である。一般のチタン
・ニッケル合金等の形状記憶合金の場合は、弾性限度を
越える大きな変形を受けても、加熱すると容易に元の形
状に復することができる。しかし、常用において、変形
した形状記憶合金は毎回加熱して元の形状に戻す必要が
ある。これに対して、超弾性を有する形状記憶合金の場
合は、一般の形状記憶合金に比べて捩れや曲がり応力に
強く、弾性変形限界を越える大きな負荷に対しても破損
することなくしなやかに変形し、かつ負荷が取り除かれ
ると自動的に元の形状に復元することができるので、加
熱が不要である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る折り畳み式通信機
器を携帯電話機に適用した場合の一実施例を示す使用状
態における外観斜視図、図2は側断面図、図3は形状記
憶合金の取付構造を示す斜視図である。これらの図にお
いて、1は携帯電話機で、別個に製作された受話部2と
送話部3と、これら両部を電気的および機械的に折り畳
み自在に接続するヒンジ部としての形状記憶合金4およ
びケーブル5とで構成されている。受話部2は、薄型の
矩形箱型に形成されたケース6を備え、このケース6の
表面中央部に押釦式のダイヤル7が配設されている。ま
た、ケース6の表面先端部、すなわち送話部3とは反対
側端部には一段高い凸部8が設けられ、この凸部8内に
スピーカ9が収納配置されている。送話部3は、前記ケ
ース6と略同一の幅でこれより小さい薄型箱型のケース
10を備え、その内部にマイクロホン11が収納されて
いる。
【0008】前記受話部2と送話部3のヒンジ部を形成
する前記形状記憶合金4は、Ti−Ni,Cu−Zn−
Al,Cu−Al−Ni等の合金からなり、前記受話部
2と送話部3の位置的関係が図1および図2に示す最適
通話状態になるよう、常温にて「く」の字状に屈曲した
形状に記憶されており、不使用時には略U字状に屈曲さ
れることにより、前記受話部2と送話部3が折り畳ま
れ、互いに重ね合わされるようになっている。形状記憶
合金4の形状としては、本実施例の場合断面円形の棒状
体に形成したものを示したが、これに限らず、適宜な断
面形状のものを使用することが可能である。形状記憶合
金4の取付構造としては、任意で、例えば図3に示すよ
うにΩ型の固定金具12と止めねじ13によって各ケー
ス6,10の内面に固定すればよい。また、本実施例に
おいては2本の形状記憶合金4を用いることにより、受
話部2と送話部3の捩れを少なくしたが、2本に限ら
ず、2本以上であっても、また1本であってもよい。但
し、1本の場合は捩れを軽減防止するため平板状のもの
が好ましい。
【0009】前記ケーブル4は、十分な可撓性を有する
ものであればなんでもよく、望ましくは、フレキシブル
プリントケーブルが用いられる。
【0010】かくしてこのような構成からなる携帯電話
機1においては、受話部2と送話部3のヒンジ部を形状
記憶合金4によって構成したので、ヒンジ構造が従来の
蝶番を用いたヒンジ構造に比べて簡単である。すなわ
ち、蝶番においては一対の蝶番片と、これらを相対回動
自在に連結する軸との3部品を必要とするが、形状記憶
合金4においては1部材で済む。また、形状記憶合金4
は、常温にて受話部2と送話部3を通常最適通話条件に
設定する形状に記憶されることで、折り畳まれた状態か
ら外力が取り除かれると、元の形状に復し、受話部2と
送話部3を最適通話状態に開くので、手で開く操作が不
要で、取扱いが便利である。因ちに、最適通話状態にお
ける受話部2と送話部3のなす角度θは、143°〜1
53°程度、受話位置と送話位置を結ぶ直線距離Yは1
42〜148mm、αは10〜15°程度とされる。
【0011】ここで、通常の形状記憶合金4は、弾性限
度を越えて変形を受けると、塑性変形し、熱を加えると
元に復する特性を有するため曲がったままになったり、
折損したりすることはなく、安定に使用することができ
る。但し、通常の形状記憶合金4は変形すると、加熱に
よる矯正の煩わしさを伴うため、超弾性を有する形状記
憶合金を使用するとよい。
【0012】図4は超弾性形状記憶合金の応力−歪特性
を示す図である。超弾性形状記憶合金の応力−歪特性
は、図4から明かなように、大きな負荷をかけ、歪(変
形)量が弾性限界を越えたとしても、その負荷を取り除
けば、完全に元の状態に復元することを示している。
【0013】一方、一般の形状記憶合金の場合は、図4
に示した特性と略同様な特性を示すが、負荷を取り除い
た場合、完全には元の形状に復さず、歪が残る点で超弾
性を有する形状記憶合金と異なっている。
【0014】図5は一般的な金属の応力−歪特性を示す
図である。この図から明らかなように、一般的な金属の
応力−歪特性は、超弾性を有する形状記憶合金とは異な
り、弾性限界を越える負荷を加えると、永久歪が残って
しまい、金属は変形したままとなる。また、加熱しても
復元することはない。
【0015】このように、最適通話条件を満たすために
超弾性を有する形状記憶合金を使用すると、使用状態で
の落下、カバン等への収納時等に加わる無理な負荷に対
して破損したりすることがなく、しなやかに変形し、か
つその負荷が取り除かれた時には自動的に歪のない元の
形状に復するので、一般の形状記憶合金のように加熱し
て元の状態に戻す必要がなく、取扱いが簡単かつ容易で
ある。
【0016】なお、上記実施例は通信機器として携帯電
話機に適用した場合について説明したが、本発明はこれ
に何等特定されるものではなく、送,受話部を備えた複
合型の端末機器等にも適用することが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る折り畳
み式通信機器は、受話部と送信部のヒンジ部を形状記憶
合金で構成し、この形状記憶合金に、送,受話部の位置
的関係が最適通話条件を満たす形状を記憶させたので、
負荷を取り除くと、送,受話部を自動的に最適通話状態
に戻すことができる。したがって、受信時に開操作する
必要がなく、取扱いが容易で、便利である。また、形状
記憶合金は、従来の蝶番からなるヒンジ構造と比べて、
構造が簡単で、部品点数が少なく、また弾性限度を越え
て変形を受けても、破損したりすることがなく、加熱す
ると元の形状に復すため使用上何等問題がなく、実用性
の優れた通信機器を提供することができる。また、超弾
性を有する形状記憶合金を使用すると、弾性限度を越え
て変形しても、負荷を取り除くと自動的に元の形状に復
すため、加熱して元の形状に戻す必要がなく、通常の形
状記憶合金に比べて一層取扱いが容易で、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を折り畳み式携帯電話機に適用した場
合の一実施例を示す使用状態の外観斜視図である。
【図2】 同使用状態の側断面図である。
【図3】 形状記憶合金の取付構造を示す斜視図であ
る。
【図4】 超弾性を有する形状記憶合金の応力−歪曲線
を示す特性図である。
【図5】 普通の金属の応力−歪曲線を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1…携帯電話機、2…受話部、3…送話部、4…形状記
憶合金、5…ケーブル、6…ケース、7…押釦式ダイヤ
ル、8…凸部、9…スピーカ、10…ケース、11…マ
イクロホン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話部と送話部とを折り畳み可能に連結
    した折り畳み式通信機器において、前記受話部と前記送
    話部間を形状記憶合金とケーブルとで電気的および機械
    的に接続してなり、前記形状記憶合金は、前記受話部と
    送話部の位置的関係が常温で最適通話条件を得る形状に
    記憶されていることを特徴とする折り畳み式通信機器。
  2. 【請求項2】 受話部と送話部とを折り畳み可能に連結
    した折り畳み式通信機器において、前記受話部と前記送
    話部間を超弾性を有する形状記憶合金とケーブルとで電
    気的および機械的に接続してなり、前記形状記憶合金
    は、前記受話部と送話部の位置的関係が最適通話条件を
    得る形状に記憶されていることを特徴とする折り畳み式
    通信機器。
  3. 【請求項3】 折り畳み式携帯通信機器が携帯電話機で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み式
    通信機器。
JP6075463A 1994-03-23 1994-03-23 折り畳み式通信機器 Pending JPH07264274A (ja)

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