JPH07264201A - 通信システムにおけるバッファ制御方式 - Google Patents
通信システムにおけるバッファ制御方式Info
- Publication number
- JPH07264201A JPH07264201A JP6051538A JP5153894A JPH07264201A JP H07264201 A JPH07264201 A JP H07264201A JP 6051538 A JP6051538 A JP 6051538A JP 5153894 A JP5153894 A JP 5153894A JP H07264201 A JPH07264201 A JP H07264201A
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- JP
- Japan
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- transmission
- data
- buffer size
- reception buffer
- control unit
- Prior art date
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- Pending
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- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ユーザ空間とシステム空間の間でコピーされる
送受信バッファサイズを伝送媒体の種別により自動的に
変化させることを目的とする。 【構成】コネクション設定時に、伝送媒体の種別を判定
し、ネットワークインタフェース制御部1013内のバ
ッファ制御部1014の送受信バッファサイズテーブル
1015より適切な送受信バッファサイズ値を取り出
し、プロトコル制御部1005内のバッファサイズテー
ブル1007に登録する。 【効果】伝送媒体の種別に応じて、送受信バッファサイ
ズを決めるため、効率のよいデータ転送を行うことがで
きる。
送受信バッファサイズを伝送媒体の種別により自動的に
変化させることを目的とする。 【構成】コネクション設定時に、伝送媒体の種別を判定
し、ネットワークインタフェース制御部1013内のバ
ッファ制御部1014の送受信バッファサイズテーブル
1015より適切な送受信バッファサイズ値を取り出
し、プロトコル制御部1005内のバッファサイズテー
ブル1007に登録する。 【効果】伝送媒体の種別に応じて、送受信バッファサイ
ズを決めるため、効率のよいデータ転送を行うことがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のローカルエリア
ネットワークに接続し、高信頼のプロトコルを用いて通
信を行なう場合に、伝送媒体に合わせたデータ送受信バ
ッファサイズを自動的に設定するための通信システムに
おけるバッファ制御方式に関するものである。
ネットワークに接続し、高信頼のプロトコルを用いて通
信を行なう場合に、伝送媒体に合わせたデータ送受信バ
ッファサイズを自動的に設定するための通信システムに
おけるバッファ制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5、図6を用いて従来の通信システム
について説明する。
について説明する。
【0003】(引用資料:UNIX 4.3BSDの設
計と実装 中村 他訳 丸善)図5は、通信制御システ
ムの構成図である。通信制御装置5000は、ワークス
テーション又は、パーソナルコンピュータ等の情報機器
であり、LAN5013に接続されて他の情報機器とデ
ータ転送を行う。ユーザアプリケーションプログラム5
001は、送達確認型のプロトコル制御を行うプロトコ
ル制御部5004に対して、ユーザ空間にある送信又は
受信データエリア5002、5003内のデータの送受
信要求を発行してデータの送受信を行う。プロトコル制
御部5004は、送信バッファ5005及び受信バッフ
ァ5006を使って送達確認型のプロトコルに従ったデ
ータ送受信制御を行う。アダプタ制御部5012は、L
AN5013との入出力を制御し、ネットワークインタ
フェース制御部5011は、アダプタ制御部5012と
プロトコル制御部5004とのインタフェース制御を行
う。
計と実装 中村 他訳 丸善)図5は、通信制御システ
ムの構成図である。通信制御装置5000は、ワークス
テーション又は、パーソナルコンピュータ等の情報機器
であり、LAN5013に接続されて他の情報機器とデ
ータ転送を行う。ユーザアプリケーションプログラム5
001は、送達確認型のプロトコル制御を行うプロトコ
ル制御部5004に対して、ユーザ空間にある送信又は
受信データエリア5002、5003内のデータの送受
信要求を発行してデータの送受信を行う。プロトコル制
御部5004は、送信バッファ5005及び受信バッフ
ァ5006を使って送達確認型のプロトコルに従ったデ
ータ送受信制御を行う。アダプタ制御部5012は、L
AN5013との入出力を制御し、ネットワークインタ
フェース制御部5011は、アダプタ制御部5012と
プロトコル制御部5004とのインタフェース制御を行
う。
【0004】つぎに、データ送信時の制御について説明
する。プロトコル制御部5004は、受信側で正常にデ
ータが受信されたことを示すACK(送達確認)を受信
するまで送信バッファ5005内に送信データを保持す
る。送信バッファサイズは、伝送媒体の種別に関わら
ず、ある一定の容量に制限されている。そして、送信バ
ッファ5005内のデータより伝送媒体の最大転送量に
合わせて送信データ5007〜5008が作成され、送
信される。
する。プロトコル制御部5004は、受信側で正常にデ
ータが受信されたことを示すACK(送達確認)を受信
するまで送信バッファ5005内に送信データを保持す
る。送信バッファサイズは、伝送媒体の種別に関わら
ず、ある一定の容量に制限されている。そして、送信バ
ッファ5005内のデータより伝送媒体の最大転送量に
合わせて送信データ5007〜5008が作成され、送
信される。
【0005】つぎに、データ受信時の制御について説明
する。アダプタ制御部5012が、LAN5013より
データを受信すると,ネットワークインタフェース制御
部5011を通して割込みによってプロトコル制御部5
004に受信を報告し、プロトコル制御部5004が受
信したデータ5009〜5010に対してプロトコル処
理を行った後、データ受信バッファ5006に格納して
ユーザアプリケーションプログラム5001にデータ受
信を通知する。そして、受信バッファを開放し、バッフ
ァに空きができた後にACKの送信が行われる。
する。アダプタ制御部5012が、LAN5013より
データを受信すると,ネットワークインタフェース制御
部5011を通して割込みによってプロトコル制御部5
004に受信を報告し、プロトコル制御部5004が受
信したデータ5009〜5010に対してプロトコル処
理を行った後、データ受信バッファ5006に格納して
ユーザアプリケーションプログラム5001にデータ受
信を通知する。そして、受信バッファを開放し、バッフ
ァに空きができた後にACKの送信が行われる。
【0006】つぎに、従来の通信システムのシーケンス
を図6を使って説明する。
を図6を使って説明する。
【0007】送信側では、受信側に対しコネクションデ
ータを送信する(6000)。受信側では、コネクショ
ンデータを受け付け(6006)、これに対するACK
データを送信し(6007)、コネクションが張られ
る。つぎに、送信側では、ユーザ空間からシステム空間
へ送信バッファサイズ(伝送媒体に関わらず一定値)分
データコピーを行う(6001)。そして、LANの最
大転送量に合わせて送信バッファから送信データを作成
し、送信する(6002〜6003)。受信側では、こ
れを受信し(6008〜6009)、ACK送信する。
ータを送信する(6000)。受信側では、コネクショ
ンデータを受け付け(6006)、これに対するACK
データを送信し(6007)、コネクションが張られ
る。つぎに、送信側では、ユーザ空間からシステム空間
へ送信バッファサイズ(伝送媒体に関わらず一定値)分
データコピーを行う(6001)。そして、LANの最
大転送量に合わせて送信バッファから送信データを作成
し、送信する(6002〜6003)。受信側では、こ
れを受信し(6008〜6009)、ACK送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6におい
て、ユーザ空間とシステム空間の間でコピーされる送受
信バッファのデータ量は、伝送媒体の種別に関わらず一
定である。このため、複数のローカルエリアネットワー
ク(LAN)へ接続する通信制御システムを構築する場
合、データ転送の効率が落ちることになる。つまり、図
6において、伝送媒体が変化し、LANの最大転送量が
大きくなり、送受信バッファサイズに近づくと、データ
送信回数に対するACK送信回数の比率が大きくなるた
めである。
て、ユーザ空間とシステム空間の間でコピーされる送受
信バッファのデータ量は、伝送媒体の種別に関わらず一
定である。このため、複数のローカルエリアネットワー
ク(LAN)へ接続する通信制御システムを構築する場
合、データ転送の効率が落ちることになる。つまり、図
6において、伝送媒体が変化し、LANの最大転送量が
大きくなり、送受信バッファサイズに近づくと、データ
送信回数に対するACK送信回数の比率が大きくなるた
めである。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、複数のローカルエリアネットワーク(LA
N)へ接続し、送達確認型のネットワークプロトコルで
データ転送を行なう通信システムにおいて、接続するL
ANの最大転送量を認識して、自動的にバッファサイズ
を変更してLANの種別に応じた効率のよいデータ転送
を可能にした通信システムにおけるバッファ制御方式を
提供することにある。
決すべく、複数のローカルエリアネットワーク(LA
N)へ接続し、送達確認型のネットワークプロトコルで
データ転送を行なう通信システムにおいて、接続するL
ANの最大転送量を認識して、自動的にバッファサイズ
を変更してLANの種別に応じた効率のよいデータ転送
を可能にした通信システムにおけるバッファ制御方式を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】送達確認型プロトコルに
おいて、受信側通信制御システムは、送信側制御システ
ムから送信されたデータを受信すると、データを受信し
たことを知らせる制御用データ(ACK:Ackowl
ege)を送信側通信制御システムへ送信する。これに
より、データの転送処理が完了する。送信側通信制御シ
ステムは、転送データをいくつかのデータに分割し、分
割したデータを伝送媒体の最大転送単位(MTU:Ma
ximum Transfer Unit)に分割して
連続送信する。転送データの分割単位の上限値が送信バ
ッファサイズであり、連続送信できるデータ量の上限値
がウインドウサイズであるが、本発明では、送信又は受
信バッファサイズ=ウインドウサイズとする。
おいて、受信側通信制御システムは、送信側制御システ
ムから送信されたデータを受信すると、データを受信し
たことを知らせる制御用データ(ACK:Ackowl
ege)を送信側通信制御システムへ送信する。これに
より、データの転送処理が完了する。送信側通信制御シ
ステムは、転送データをいくつかのデータに分割し、分
割したデータを伝送媒体の最大転送単位(MTU:Ma
ximum Transfer Unit)に分割して
連続送信する。転送データの分割単位の上限値が送信バ
ッファサイズであり、連続送信できるデータ量の上限値
がウインドウサイズであるが、本発明では、送信又は受
信バッファサイズ=ウインドウサイズとする。
【0011】送信側通信制御システムは、送信バッファ
サイズ分のデータの連続送信とそれに対するACK受信
を繰り返して、全体のデータの転送を完了する。受信側
通信制御システムは、受信バッファサイズ分のデータの
連続受信と、それに対するACK送信を繰り返して全体
のデータの転送を完了する。
サイズ分のデータの連続送信とそれに対するACK受信
を繰り返して、全体のデータの転送を完了する。受信側
通信制御システムは、受信バッファサイズ分のデータの
連続受信と、それに対するACK送信を繰り返して全体
のデータの転送を完了する。
【0012】前記目的を達成させるため、ネットワーク
インタフェース制御部にバッファ制御部を設ける。この
バッファ制御部は、通信制御システムのコネクション時
にアダプタ制御部の種別を判定し、バッファ制御部内の
送受信バッファサイズテーブルに登録されている適切な
送受信バッファサイズ値で送信バッファサイズ又は受信
バッファサイズを変更するため、前記目的は、達成され
る。
インタフェース制御部にバッファ制御部を設ける。この
バッファ制御部は、通信制御システムのコネクション時
にアダプタ制御部の種別を判定し、バッファ制御部内の
送受信バッファサイズテーブルに登録されている適切な
送受信バッファサイズ値で送信バッファサイズ又は受信
バッファサイズを変更するため、前記目的は、達成され
る。
【0013】また、上記目的を達成させるため、プロト
コル制御部内に送受信バッファサイズテーブル及びバッ
ファ制御部を設ける。送受信バッファサイズテーブルに
はLAN識別子に対応した送受信バッファサイズ値が登
録されている。バッファ制御部は、コネクション処理終
了時にネットワークインタフェース制御部内のネットワ
ークインタフェーステーブルより接続しているLANの
種別を判定し、送受信バッファサイズテーブルより該当
する送受信バッファサイズを求める。そして、プロトコ
ル制御テーブルに登録し、送受信バッファサイズを変更
することにより、前記目的は、達成される。
コル制御部内に送受信バッファサイズテーブル及びバッ
ファ制御部を設ける。送受信バッファサイズテーブルに
はLAN識別子に対応した送受信バッファサイズ値が登
録されている。バッファ制御部は、コネクション処理終
了時にネットワークインタフェース制御部内のネットワ
ークインタフェーステーブルより接続しているLANの
種別を判定し、送受信バッファサイズテーブルより該当
する送受信バッファサイズを求める。そして、プロトコ
ル制御テーブルに登録し、送受信バッファサイズを変更
することにより、前記目的は、達成される。
【0014】また、別の手段としては、プロトコル制御
部内のバッファ制御部がコネクション処理終了時にネッ
トワークインタフェース制御部内のネットワークインタ
フェーステーブルより、接続しているLANの種別及び
最大転送量値を取り出し、最大転送量値より送受信バッ
ファサイズを算出する。そして、プロトコル制御テーブ
ルに登録し、送受信バッファサイズを変更することによ
り、前記目的は、達成される。
部内のバッファ制御部がコネクション処理終了時にネッ
トワークインタフェース制御部内のネットワークインタ
フェーステーブルより、接続しているLANの種別及び
最大転送量値を取り出し、最大転送量値より送受信バッ
ファサイズを算出する。そして、プロトコル制御テーブ
ルに登録し、送受信バッファサイズを変更することによ
り、前記目的は、達成される。
【0015】
【作用】最初に、ネットワークインタフェース制御部に
バッファ制御部を設けた場合について説明する。
バッファ制御部を設けた場合について説明する。
【0016】コネクションデータ送信側通信制御装置の
場合、受信側よりコネクションデータに対するACKを
受信したとき、ネットワークインタフェース制御部内の
バッファ制御部は、接続されるLANの種別を判定す
る。そして、バッファ制御部内の送受信バッファサイズ
テーブルを参照して適切な送信バッファサイズ値をプロ
トコル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する。
場合、受信側よりコネクションデータに対するACKを
受信したとき、ネットワークインタフェース制御部内の
バッファ制御部は、接続されるLANの種別を判定す
る。そして、バッファ制御部内の送受信バッファサイズ
テーブルを参照して適切な送信バッファサイズ値をプロ
トコル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する。
【0017】コネクションデータ受信側通信制御装置の
場合、コネクションデータを送信側より受信したとき
に、ネットワークインタフェース制御部内のバッファ制
御部は、接続されるLANの種別を判定し、送受信バッ
ファサイズテーブルを参照して適切な受信バッファサイ
ズ値をプロトコル制御部内のバッファサイズテーブルに
登録する。
場合、コネクションデータを送信側より受信したとき
に、ネットワークインタフェース制御部内のバッファ制
御部は、接続されるLANの種別を判定し、送受信バッ
ファサイズテーブルを参照して適切な受信バッファサイ
ズ値をプロトコル制御部内のバッファサイズテーブルに
登録する。
【0018】プロトコル制御部は、プロトコル制御部内
のバッファサイズテーブルに登録されている値を基に、
連続してデータを送信または、受信する。ここでバッフ
ァサイズテーブルには、伝送媒体に応じた送受信バッフ
ァサイズ値が登録されているため、伝送媒体の伝送能力
に応じてデータを連続送信し、効率的データ転送が実現
できる。
のバッファサイズテーブルに登録されている値を基に、
連続してデータを送信または、受信する。ここでバッフ
ァサイズテーブルには、伝送媒体に応じた送受信バッフ
ァサイズ値が登録されているため、伝送媒体の伝送能力
に応じてデータを連続送信し、効率的データ転送が実現
できる。
【0019】つぎに、プロトコル制御部にバッファ制御
部を設けた場合について説明する。
部を設けた場合について説明する。
【0020】コネクションデータ送信側通信制御装置の
場合、プロトコル制御部内のバッファ制御部は、コネク
ションデータの送信処理終了後、プロトコル制御テーブ
ル内をサーチし、ネットワークインタフェーステーブル
へのポインタを求める。そして、ネットワークインタフ
ェーステーブル内のLAN識別子より送受信バッファサ
イズテーブルをサーチし、該当する送受信バッファサイ
ズ値をプロトコル制御テーブルに登録する。
場合、プロトコル制御部内のバッファ制御部は、コネク
ションデータの送信処理終了後、プロトコル制御テーブ
ル内をサーチし、ネットワークインタフェーステーブル
へのポインタを求める。そして、ネットワークインタフ
ェーステーブル内のLAN識別子より送受信バッファサ
イズテーブルをサーチし、該当する送受信バッファサイ
ズ値をプロトコル制御テーブルに登録する。
【0021】コネクションデータ受信側通信制御装置の
場合、コネクションデータを送信側通信制御装置より受
信し、コネクションデータ受信処理終了後、プロトコル
制御部内のバッファ制御部は、プロトコル制御テーブル
内をサーチし、ネットワークインタフェーステーブルへ
のポインタを求める。そして、ネットワークインタフェ
ーステーブル内のLAN識別子より送受信バッファサイ
ズテーブルをサーチし、該当する送受信バッファサイズ
値をプロトコル制御テーブルに登録する。
場合、コネクションデータを送信側通信制御装置より受
信し、コネクションデータ受信処理終了後、プロトコル
制御部内のバッファ制御部は、プロトコル制御テーブル
内をサーチし、ネットワークインタフェーステーブルへ
のポインタを求める。そして、ネットワークインタフェ
ーステーブル内のLAN識別子より送受信バッファサイ
ズテーブルをサーチし、該当する送受信バッファサイズ
値をプロトコル制御テーブルに登録する。
【0022】ネットワークインタフェース制御部にバッ
ファ制御部を設けた場合と同様に、プロトコル制御部
は、プロトコル制御部内の送信又は受信バッファサイズ
テーブルに登録されている値を基に連続してデータを送
信又は受信する。つまり、プロトコル制御部は、送信時
ユーザ空間内の送信データエリアからプロトコル制御テ
ーブル内に登録されている送信バッファサイズを基にシ
ステム空間内にある送信バッファにデータをコピーす
る。そして、送信バッファ内のデータを伝送媒体の最大
転送量に分割して送信バッファサイズ分連続送信し、受
信側通信制御装置より送達確認データを受信する。これ
により送信バッファ内のデータの送信が完了する。つま
り連続送信できる回数が多いほど送達確認のための処理
が少なくなるため伝送効率は向上する。送受信(送信又
は受信)バッファ制御部は、送受信バッファサイズテー
ブルと参照して送受信バッファサイズを決定するが、送
受信バッファサイズテーブルには、伝送媒体の種別に合
せた送受信バッファサイズ値が登録されている。つま
り、連続送信回数を同じにするため、最大転送量の大き
な伝送媒体に対しては大きな送受信バッファサイズ値
を、最大転送量の小さな伝送媒体に対しては小さな送受
信バッファを送受信バッファサイズテーブルに登録して
おく。このため伝送媒体の種別に関わらず、データ転送
効率は変わらず一定となる。即ち、複数のローカルエリ
アネットワーク(LAN)へ接続し、送達確認型のネッ
トワークプロトコルでデータ転送を行なう通信システム
において、送受信バッファサイズテーブルには、伝送媒
体に応じた送受信バッファサイズ値が登録されているた
め、伝送媒体の伝送能力に応じてデータを連続送信して
効率的データ転送を実現することができる。
ファ制御部を設けた場合と同様に、プロトコル制御部
は、プロトコル制御部内の送信又は受信バッファサイズ
テーブルに登録されている値を基に連続してデータを送
信又は受信する。つまり、プロトコル制御部は、送信時
ユーザ空間内の送信データエリアからプロトコル制御テ
ーブル内に登録されている送信バッファサイズを基にシ
ステム空間内にある送信バッファにデータをコピーす
る。そして、送信バッファ内のデータを伝送媒体の最大
転送量に分割して送信バッファサイズ分連続送信し、受
信側通信制御装置より送達確認データを受信する。これ
により送信バッファ内のデータの送信が完了する。つま
り連続送信できる回数が多いほど送達確認のための処理
が少なくなるため伝送効率は向上する。送受信(送信又
は受信)バッファ制御部は、送受信バッファサイズテー
ブルと参照して送受信バッファサイズを決定するが、送
受信バッファサイズテーブルには、伝送媒体の種別に合
せた送受信バッファサイズ値が登録されている。つま
り、連続送信回数を同じにするため、最大転送量の大き
な伝送媒体に対しては大きな送受信バッファサイズ値
を、最大転送量の小さな伝送媒体に対しては小さな送受
信バッファを送受信バッファサイズテーブルに登録して
おく。このため伝送媒体の種別に関わらず、データ転送
効率は変わらず一定となる。即ち、複数のローカルエリ
アネットワーク(LAN)へ接続し、送達確認型のネッ
トワークプロトコルでデータ転送を行なう通信システム
において、送受信バッファサイズテーブルには、伝送媒
体に応じた送受信バッファサイズ値が登録されているた
め、伝送媒体の伝送能力に応じてデータを連続送信して
効率的データ転送を実現することができる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4を使って説明
する。図1は、通信制御システムの構成図である。
する。図1は、通信制御システムの構成図である。
【0024】まず、各制御ブロックについて説明する。
【0025】通信制御装置1001は、ワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータ等の情報機器であり、例
えば、Ethernet、FDDIなどのようなロウカ
ルエリアネットワーク(LAN)を構築するような伝送
媒体、LAN1(1019),LAN2(1020),
LAN3(1021)に接続されて、他の情報機器とデ
ータ転送を行う。ユーザアプリケーションプログラム1
002は、通信制御装置内のユーザアプリケーションだ
けが動作するメモリ空間(ユーザ空間)内で動作するプ
ログラムである。ユーザアプリケーション1002は、
送達確認型のプロトコル制御を行うプロトコル制御部1
005に対して、ユーザ空間の送信データエリア100
3内にあるデータの送信又は受信データエリア1004
へのデータ受信要求を発行して、データの送受信を行
う。プロトコル制御部1005は、送信バッファ100
6及び受信バッファ1008を使って送達確認型プロト
コルに従ったデータ送受信制御を行う。アダプタ制御部
1(1016)、アダプタ制御部2(1017)、アダ
プタ制御部3(1018)は、システム空間内で動作
し、それぞれ、LAN1(1019),LAN2(10
20),LAN3(1021)との入出力を制御する。
ネットワークインタフェース制御部1013は、システ
ム空間で動作し、アダプタ制御部(1016〜101
8)とプロトコル制御部とのインタフェース制御を行
う。
ョン、パーソナルコンピュータ等の情報機器であり、例
えば、Ethernet、FDDIなどのようなロウカ
ルエリアネットワーク(LAN)を構築するような伝送
媒体、LAN1(1019),LAN2(1020),
LAN3(1021)に接続されて、他の情報機器とデ
ータ転送を行う。ユーザアプリケーションプログラム1
002は、通信制御装置内のユーザアプリケーションだ
けが動作するメモリ空間(ユーザ空間)内で動作するプ
ログラムである。ユーザアプリケーション1002は、
送達確認型のプロトコル制御を行うプロトコル制御部1
005に対して、ユーザ空間の送信データエリア100
3内にあるデータの送信又は受信データエリア1004
へのデータ受信要求を発行して、データの送受信を行
う。プロトコル制御部1005は、送信バッファ100
6及び受信バッファ1008を使って送達確認型プロト
コルに従ったデータ送受信制御を行う。アダプタ制御部
1(1016)、アダプタ制御部2(1017)、アダ
プタ制御部3(1018)は、システム空間内で動作
し、それぞれ、LAN1(1019),LAN2(10
20),LAN3(1021)との入出力を制御する。
ネットワークインタフェース制御部1013は、システ
ム空間で動作し、アダプタ制御部(1016〜101
8)とプロトコル制御部とのインタフェース制御を行
う。
【0026】つぎに、送信時の制御の流れについて説明
する。
する。
【0027】ユーザアプリケーションプログラム100
2は、プロトコル制御部1005に対してユーザ空間内
の送信データエリア1003内にあるデータの送信要求
を発行する。これに対し、プロトコル制御部1006
は、送信データエリア1003よりデータを送信バッフ
ァ1006にコピーする。このとき、コピーするデータ
量は、プロトコル制御部内のバッファサイズテーブル1
007に登録されている値に従う。バッファサイズテー
ブル1007の構成例を図3に示す。このテーブルは、
ユーザアプリケーション種別とバッファサイズの2つの
項目より構成されており、プロトコル制御部1005
は、ユーザアプリケーションプログラム1002より送
信要求を受けるとユーザアプリケーションの種別を判定
し、バッファサイズテーブルより送信バッファサイズ値
を決定する。
2は、プロトコル制御部1005に対してユーザ空間内
の送信データエリア1003内にあるデータの送信要求
を発行する。これに対し、プロトコル制御部1006
は、送信データエリア1003よりデータを送信バッフ
ァ1006にコピーする。このとき、コピーするデータ
量は、プロトコル制御部内のバッファサイズテーブル1
007に登録されている値に従う。バッファサイズテー
ブル1007の構成例を図3に示す。このテーブルは、
ユーザアプリケーション種別とバッファサイズの2つの
項目より構成されており、プロトコル制御部1005
は、ユーザアプリケーションプログラム1002より送
信要求を受けるとユーザアプリケーションの種別を判定
し、バッファサイズテーブルより送信バッファサイズ値
を決定する。
【0028】つぎに、データ受信時の制御の流れについ
て説明する。
て説明する。
【0029】アダプタ制御部(1016〜1018)
が、LAN(1019〜1021)よりデータを受信す
ると、ネットワークインタフェース制御部1013を通
して割込みによってプロトコル制御部1005に受信を
報告し、プロトコル制御部1005が受信したデータ1
011〜1012に対してプロトコル処理を行った後、
データ受信バッファ1008に格納してユーザアプリケ
ーションプログラム1002にデータ受信を通知する。
このとき、受信バッファサイズは、バッファサイズテー
ブルの登録値に従い、決定される。そして、受信バッフ
ァを開放し、バッファに空きができた後にACK送信が
行われる。
が、LAN(1019〜1021)よりデータを受信す
ると、ネットワークインタフェース制御部1013を通
して割込みによってプロトコル制御部1005に受信を
報告し、プロトコル制御部1005が受信したデータ1
011〜1012に対してプロトコル処理を行った後、
データ受信バッファ1008に格納してユーザアプリケ
ーションプログラム1002にデータ受信を通知する。
このとき、受信バッファサイズは、バッファサイズテー
ブルの登録値に従い、決定される。そして、受信バッフ
ァを開放し、バッファに空きができた後にACK送信が
行われる。
【0030】最後に、送受信バッファサイズ値を決める
方法を、本実施例の通信制御システムのシーケンス図
(図4)を使って説明する。
方法を、本実施例の通信制御システムのシーケンス図
(図4)を使って説明する。
【0031】送信側では、受信側に対し、コネクション
データを送信する(4001)。受信側では、これを受
け付け(4008)、受信したLANの種別に応じて、
バッファ制御部内の送受信バッファサイズテーブル10
15に登録されている受信バッファサイズ値を、プロト
コル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する(4
009)。送受信バッファサイズテーブルの構成例を図
2に示す。送受信バッファサイズテーブルは、LAN種
別とバッファサイズの2つの項目より構成され、LAN
の種別に応じて送受信バッファサイズを初期値として登
録しておくテーブルである。つぎに、受信側では、コネ
クションデータに対するACKデータを送信(401
0)する。送信側では、コネクションデータに対するA
CKデータを受信すると、受信したLANの種別に応じ
て、バッファ制御部内の送受信バッファサイズテーブル
1015に登録されている送信バッファサイズ値をプロ
トコル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する
(4002)。このようにして、コネクション設定時に
送信側、受信側の送受信バッファ値がLANの種別に応
じて決定され、効率のよいデータ転送が行われる。
データを送信する(4001)。受信側では、これを受
け付け(4008)、受信したLANの種別に応じて、
バッファ制御部内の送受信バッファサイズテーブル10
15に登録されている受信バッファサイズ値を、プロト
コル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する(4
009)。送受信バッファサイズテーブルの構成例を図
2に示す。送受信バッファサイズテーブルは、LAN種
別とバッファサイズの2つの項目より構成され、LAN
の種別に応じて送受信バッファサイズを初期値として登
録しておくテーブルである。つぎに、受信側では、コネ
クションデータに対するACKデータを送信(401
0)する。送信側では、コネクションデータに対するA
CKデータを受信すると、受信したLANの種別に応じ
て、バッファ制御部内の送受信バッファサイズテーブル
1015に登録されている送信バッファサイズ値をプロ
トコル制御部内のバッファサイズテーブルに登録する
(4002)。このようにして、コネクション設定時に
送信側、受信側の送受信バッファ値がLANの種別に応
じて決定され、効率のよいデータ転送が行われる。
【0032】つぎに、本発明の別の実施例を図7〜図1
4を使って説明する。
4を使って説明する。
【0033】図7は、通信制御システムの構成図であ
る。
る。
【0034】まず、各制御ブロック及びテーブルについ
て説明する。
て説明する。
【0035】通信制御装置7001は、ワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータ等の情報機器であり、例
えば、Ethernet、FDDIなどのようなローカ
ルエリアネットワーク(LAN)を構築するような伝送
媒体、LAN1 7020、LAN2 7021、LA
N3 7022に接続されて、他の情報機器とデータ転
送を行う。通信制御装置7001内には、ユーザアプリ
ケーションプログラムが動作するメモリ空間(ユーザ空
間)とオペレーティングシステム(OS)等が動作する
システムメモリ空間(システム空間)がある。ユーザア
プリケーションプログラム7002は、ユーザ空間内で
動作するプログラムであり、送達確認型のプロトコル制
御を行うプロトコル制御部7005に対して、ユーザ空
間の送信データエリア7003内にあるデータの送信又
は受信データエリア7004へのデータ受信要求を発行
して、データの送受信を行う。プロトコル制御部700
5は、送信バッファ7006及び受信バッファ7008
を使って送達確認型プロトコルに従ったデータ送受信制
御を行う。ネットワークインタフェース制御部7013
は、システム空間内で動作し、アダプタ制御部1〜3と
プロトコル制御部7005とのインタフェース制御を行
う。アダプタ制御部1 7017、アダプタ制御部2
7018、アダプタ制御部3 7019は、システム空
間内で動作し、それぞれLAN1 7020、LAN2
7021、LAN3 7022との入出力を制御す
る。送受信バッファ制御部7014は、プロトコル制御
部7005内に位置し、プロトコル制御テーブル701
5を作成する。そして、コネクション処理終了後、送受
信バッファサイズ値をセットする。
ョン、パーソナルコンピュータ等の情報機器であり、例
えば、Ethernet、FDDIなどのようなローカ
ルエリアネットワーク(LAN)を構築するような伝送
媒体、LAN1 7020、LAN2 7021、LA
N3 7022に接続されて、他の情報機器とデータ転
送を行う。通信制御装置7001内には、ユーザアプリ
ケーションプログラムが動作するメモリ空間(ユーザ空
間)とオペレーティングシステム(OS)等が動作する
システムメモリ空間(システム空間)がある。ユーザア
プリケーションプログラム7002は、ユーザ空間内で
動作するプログラムであり、送達確認型のプロトコル制
御を行うプロトコル制御部7005に対して、ユーザ空
間の送信データエリア7003内にあるデータの送信又
は受信データエリア7004へのデータ受信要求を発行
して、データの送受信を行う。プロトコル制御部700
5は、送信バッファ7006及び受信バッファ7008
を使って送達確認型プロトコルに従ったデータ送受信制
御を行う。ネットワークインタフェース制御部7013
は、システム空間内で動作し、アダプタ制御部1〜3と
プロトコル制御部7005とのインタフェース制御を行
う。アダプタ制御部1 7017、アダプタ制御部2
7018、アダプタ制御部3 7019は、システム空
間内で動作し、それぞれLAN1 7020、LAN2
7021、LAN3 7022との入出力を制御す
る。送受信バッファ制御部7014は、プロトコル制御
部7005内に位置し、プロトコル制御テーブル701
5を作成する。そして、コネクション処理終了後、送受
信バッファサイズ値をセットする。
【0036】ネットワークインタフェーステーブル70
16の構成例を図8に示す。
16の構成例を図8に示す。
【0037】テーブルを構成する要素のうち、LAN識
別子は、接続するLANの種別を示している。最大転送
単位(MTU)は、接続するLANを通して、転送でき
るデータサイズの最大値を示しており、LANを構成す
る伝送媒体の種別によって異なる。そして、このネット
ワークインタフェーステーブル7016は、接続するL
AN対応に作成され、コネクション時にプロトコル制御
テーブル7015に、そのポインタが登録される。
別子は、接続するLANの種別を示している。最大転送
単位(MTU)は、接続するLANを通して、転送でき
るデータサイズの最大値を示しており、LANを構成す
る伝送媒体の種別によって異なる。そして、このネット
ワークインタフェーステーブル7016は、接続するL
AN対応に作成され、コネクション時にプロトコル制御
テーブル7015に、そのポインタが登録される。
【0038】送受信バッファサイズテーブルの構成例を
図2に示す。
図2に示す。
【0039】これは、LAN種別毎に送受信バッファサ
イズ値が設定されているテーブルで、コネクション処理
の後、接続されたLANの種別に応じた送受信バッファ
サイズ値を送受信バッファ制御部7014が決定する手
段として用いられる。
イズ値が設定されているテーブルで、コネクション処理
の後、接続されたLANの種別に応じた送受信バッファ
サイズ値を送受信バッファ制御部7014が決定する手
段として用いられる。
【0040】以上のように、構成された本実施例の通信
制御装置の動作について説明する。
制御装置の動作について説明する。
【0041】便宜上、本通信制御装置が扱う通信プロト
コルは、TCP/IP(Transmission C
ontrol Protocol/Internet
Protocol)とする。
コルは、TCP/IP(Transmission C
ontrol Protocol/Internet
Protocol)とする。
【0042】LAN1、2、3に流れるデータフレーム
のフォーマットを図11に示す。
のフォーマットを図11に示す。
【0043】図11においてデータフレームは、MAC
(Medical Access Control)ヘ
ッダ11002、プロトコルヘッダ11003、ユーザ
データ11004より構成されており、MACヘッダ1
1002には、伝送路に応じた宛先アドレス情報等が入
っており、その構成は、伝送媒体の種別により異なる。
MACヘッダの生成、解読は、アダプタ制御部1〜3で
行う。プロトコルヘッダ11003は、IPヘッダ13
001とTCPヘッダ12001に分かれ、それぞれ図
12、図13のような構成になっている。TCPヘッダ
12001内のWindowエリアは、受信ウインドウ
サイズ(送受信バッファサイズ)を登録するエリアであ
り、コネクション時及びデータ転送時に送信側通信制御
装置又は受信側通信制御装置内のプロトコル制御テーブ
ル7015に登録されている送受信バッファサイズ値が
プロトコル制御部7005によって反映される。つまり
送受信バッファ制御部7014によって自動変更された
送受信バッファサイズ値がTCPヘッダ12001内の
Windowエリアに反映される。ヘッダの生成、解読
は、プロトコル制御部7005で行われる。
(Medical Access Control)ヘ
ッダ11002、プロトコルヘッダ11003、ユーザ
データ11004より構成されており、MACヘッダ1
1002には、伝送路に応じた宛先アドレス情報等が入
っており、その構成は、伝送媒体の種別により異なる。
MACヘッダの生成、解読は、アダプタ制御部1〜3で
行う。プロトコルヘッダ11003は、IPヘッダ13
001とTCPヘッダ12001に分かれ、それぞれ図
12、図13のような構成になっている。TCPヘッダ
12001内のWindowエリアは、受信ウインドウ
サイズ(送受信バッファサイズ)を登録するエリアであ
り、コネクション時及びデータ転送時に送信側通信制御
装置又は受信側通信制御装置内のプロトコル制御テーブ
ル7015に登録されている送受信バッファサイズ値が
プロトコル制御部7005によって反映される。つまり
送受信バッファ制御部7014によって自動変更された
送受信バッファサイズ値がTCPヘッダ12001内の
Windowエリアに反映される。ヘッダの生成、解読
は、プロトコル制御部7005で行われる。
【0044】ユーザデータは、ユーザアプリケーション
プログラム7002で使用されるものであり、ユーザア
プリケーションプログラム7002からプロトコル制御
部7005へ渡される。
プログラム7002で使用されるものであり、ユーザア
プリケーションプログラム7002からプロトコル制御
部7005へ渡される。
【0045】図9は、送受信バッファ制御部7014に
よる送受信バッファサイズ自動変更処理の流れを示して
いる。プロトコル制御部7005によるコネクション処
理が終了する(9002)と、送受信バッファ制御部7
014は、当該プロトコル制御テーブル7015内をサ
ーチし、ネットワークインタフェーステーブル7016
へのポインタを求める(9003)。つぎに、ネットワ
ークインタフェーステーブル7016内をサーチし(9
004)、LAN識別子を求める。そして、当該LAN
識別子より送受信バッファサイズテーブル7007をサ
ーチし(9005)、該当する送受信バッファサイズを
プロトコル制御テーブル7015に登録する(900
6)。
よる送受信バッファサイズ自動変更処理の流れを示して
いる。プロトコル制御部7005によるコネクション処
理が終了する(9002)と、送受信バッファ制御部7
014は、当該プロトコル制御テーブル7015内をサ
ーチし、ネットワークインタフェーステーブル7016
へのポインタを求める(9003)。つぎに、ネットワ
ークインタフェーステーブル7016内をサーチし(9
004)、LAN識別子を求める。そして、当該LAN
識別子より送受信バッファサイズテーブル7007をサ
ーチし(9005)、該当する送受信バッファサイズを
プロトコル制御テーブル7015に登録する(900
6)。
【0046】図10は、送受信バッファ制御部による別
のバッファサイズ自動変更処理の流れを示している。
のバッファサイズ自動変更処理の流れを示している。
【0047】プロトコル制御部7015によるコネクシ
ョン処理が終了する(10002)と、送受信バッファ
制御部7014は、当該プロトコル制御テーブル701
5をサーチし、ネットワークインタフェーステーブル7
016へのポインタを求める。つぎに、ネットワークイ
ンタフェーステーブル7016内をサーチし(1000
4)、接続しているLANの最大転送量を求める。そし
て、当該最大転送量を基に、送受信バッファサイズ値を
算出する(10005)。
ョン処理が終了する(10002)と、送受信バッファ
制御部7014は、当該プロトコル制御テーブル701
5をサーチし、ネットワークインタフェーステーブル7
016へのポインタを求める。つぎに、ネットワークイ
ンタフェーステーブル7016内をサーチし(1000
4)、接続しているLANの最大転送量を求める。そし
て、当該最大転送量を基に、送受信バッファサイズ値を
算出する(10005)。
【0048】送受信バッファサイズ値の算出方法につい
て以下に説明する。
て以下に説明する。
【0049】まず、第1の方法について説明する。
【0050】送受信バッファサイズ値とは連続送信又は
受信できるデータ量の上限値であり、そのデータは、シ
ステム空間内にとられる。現在の計算機システムでは、
システム空間内のデータを効率良く扱うためには、2の
n乗(nは正の整数)の整数倍を用いる必要がある。
受信できるデータ量の上限値であり、そのデータは、シ
ステム空間内にとられる。現在の計算機システムでは、
システム空間内のデータを効率良く扱うためには、2の
n乗(nは正の整数)の整数倍を用いる必要がある。
【0051】また、異機種間でデータの送受信を行う場
合、例えば、送受信データを格納するメモリ量の大きい
通信制御装置からメモリ量の少ない通信制御装置へデー
タを送信するとき、送受信バッファサイズ値をあまり大
きくすると、連続送信回数が増加し、メモリ量の少ない
通信制御装置は連続データ受信中に受信バッファが足り
なくなり、受信に失敗する。このため、連続送信の回数
は4回とする。以上のことから、 (1)最大転送量の4倍を4096で割った商の4倍を
送受信バッファサイズ値とする を第1の方法とする。
合、例えば、送受信データを格納するメモリ量の大きい
通信制御装置からメモリ量の少ない通信制御装置へデー
タを送信するとき、送受信バッファサイズ値をあまり大
きくすると、連続送信回数が増加し、メモリ量の少ない
通信制御装置は連続データ受信中に受信バッファが足り
なくなり、受信に失敗する。このため、連続送信の回数
は4回とする。以上のことから、 (1)最大転送量の4倍を4096で割った商の4倍を
送受信バッファサイズ値とする を第1の方法とする。
【0052】つぎに第2の方法について説明する。
【0053】最大転送量からプロトコルヘッダのデータ
サイズを引いた値をMSS(MaxSegment S
ize)と呼ぶが、送受信バッファからデータを送信す
る場合、(又は受信データを送受信バッファに格納する
場合)、このMSSを単位としている。つまり、送受信
バッファからデータを連続送信する場合、連続送信する
回数は、送受信バッファサイズをMSSで割った商であ
ることから送受信バッファを使って効率の良い連続送信
(又は受信)を行うため、 (2)MSSの4倍を送受信バッファサイズ値とする を第2の方法とする。
サイズを引いた値をMSS(MaxSegment S
ize)と呼ぶが、送受信バッファからデータを送信す
る場合、(又は受信データを送受信バッファに格納する
場合)、このMSSを単位としている。つまり、送受信
バッファからデータを連続送信する場合、連続送信する
回数は、送受信バッファサイズをMSSで割った商であ
ることから送受信バッファを使って効率の良い連続送信
(又は受信)を行うため、 (2)MSSの4倍を送受信バッファサイズ値とする を第2の方法とする。
【0054】最後に第3、第4の方法について説明す
る。
る。
【0055】送受信データを格納するメモリ量の大きい
通信制御装置間のデータ送受信を考えるとき、連続送信
(又は受信)できる回数N(Nは正の整数)とすると、 (3)最大転送量のN倍を4096で割った商のN倍を
送受信バッファ値とする。を第3の方法とする。
通信制御装置間のデータ送受信を考えるとき、連続送信
(又は受信)できる回数N(Nは正の整数)とすると、 (3)最大転送量のN倍を4096で割った商のN倍を
送受信バッファ値とする。を第3の方法とする。
【0056】(4)MSSのN倍を送受信バッファサイ
ズ値とする。
ズ値とする。
【0057】以上を送受信バッファサイズ値を算出する
方法とする。
方法とする。
【0058】送受信バッファサイズが決定されると、送
受信バッファ制御部は、送受信バッファサイズをプロト
コル制御テーブルに登録し(10006)、処理で終了
する。
受信バッファ制御部は、送受信バッファサイズをプロト
コル制御テーブルに登録し(10006)、処理で終了
する。
【0059】つぎに、図15、図16を使って、送受信
バッファ制御部による別のバッファサイズ自動変更処理
について説明する。
バッファ制御部による別のバッファサイズ自動変更処理
について説明する。
【0060】図15は、送受信バッファサイズテーブル
の構成例を示している。
の構成例を示している。
【0061】送受信バッファサイズテーブル15001
は、ユーザアプリケーション種別、LAN種別、バッフ
ァサイズを構成要素としている。ユーザアプリケーショ
ン種別には、データ転送を行うユーザアプリケーション
の識別子が登録されている。LAN種別には、接続する
LANの識別子が登録されている。バッファサイズに
は、各ユーザアプリケーション種別とLAN種別に対応
した送受信バッファサイズが登録されている。
は、ユーザアプリケーション種別、LAN種別、バッフ
ァサイズを構成要素としている。ユーザアプリケーショ
ン種別には、データ転送を行うユーザアプリケーション
の識別子が登録されている。LAN種別には、接続する
LANの識別子が登録されている。バッファサイズに
は、各ユーザアプリケーション種別とLAN種別に対応
した送受信バッファサイズが登録されている。
【0062】ユーザアプリケーションとは、ファイル転
送プログラム(FTP:FileTransfer P
rotocol)のような転送データ量の大きいもの
と、仮想端末プログラム(telnet)のような転送
データ量の小さいものがある。転送データ量の大きいユ
ーザアプリケーションの場合、連続送信できる回数が大
きいほど送達確認処理回数が減少するため、データ転送
効率は向上する。つまり、送受信バッファサイズを大き
くすることによってデータ転送効率は向上する。これに
対し、転送データ量の小さいユーザアプリケーションの
場合、それほど大きな送受信バッファは必要ない。この
ことからユーザアプリケーション種別を送受信バッファ
サイズテーブルの構成要素とし、ユーザアプリケーショ
ンのデータ転送量に対応して送受信バッファサイズを自
動変更できるようにすることは、伝送媒体種別対応送受
信バッファサイズ自動変更方式に合わせることにより、
よりきめ細いデータ転送の効率化が可能になる。
送プログラム(FTP:FileTransfer P
rotocol)のような転送データ量の大きいもの
と、仮想端末プログラム(telnet)のような転送
データ量の小さいものがある。転送データ量の大きいユ
ーザアプリケーションの場合、連続送信できる回数が大
きいほど送達確認処理回数が減少するため、データ転送
効率は向上する。つまり、送受信バッファサイズを大き
くすることによってデータ転送効率は向上する。これに
対し、転送データ量の小さいユーザアプリケーションの
場合、それほど大きな送受信バッファは必要ない。この
ことからユーザアプリケーション種別を送受信バッファ
サイズテーブルの構成要素とし、ユーザアプリケーショ
ンのデータ転送量に対応して送受信バッファサイズを自
動変更できるようにすることは、伝送媒体種別対応送受
信バッファサイズ自動変更方式に合わせることにより、
よりきめ細いデータ転送の効率化が可能になる。
【0063】即ち、ユーザアプリケーション種別を送受
信バッファサイズテーブルの構成要素とすることによ
り、ユーザアプリケーションのデータ転送量に対応した
送受信バッファサイズに自動変更できるようになる。例
えば、データ転送量の少ないユーザアプリケーション
が、最大転送量の大きい伝送媒体を使用する場合、小さ
い送受信バッファサイズを選択できるようになる。
信バッファサイズテーブルの構成要素とすることによ
り、ユーザアプリケーションのデータ転送量に対応した
送受信バッファサイズに自動変更できるようになる。例
えば、データ転送量の少ないユーザアプリケーション
が、最大転送量の大きい伝送媒体を使用する場合、小さ
い送受信バッファサイズを選択できるようになる。
【0064】図16は、送受信バッファ制御部7014
による送受信バッファサイズテーブル15001を使っ
た、送受信バッファサイズ自動変更処理の流れを示して
いる。
による送受信バッファサイズテーブル15001を使っ
た、送受信バッファサイズ自動変更処理の流れを示して
いる。
【0065】プロトコル制御部7015によるコネクシ
ョン処理が終了する(16002)と、送受信バッファ
制御部7014は、当該プロトコル制御テーブル701
5をサーチし(16003)、ネットワークインタフェ
ーステーブル7016へのポインタを求める。つぎに、
ネットワークインタフェーステーブル7016内をサー
チし(16004)、接続しているLANのLAN識別
子を求める。そして、当該LAN識別子とユーザアプリ
ケーション識別子より、送受信バッファサイズテーブル
15001をサーチし(16005)、該当する送受信
バッファサイズをプロトコル制御テーブル7015に登
録し(16006)、処理を終了する。
ョン処理が終了する(16002)と、送受信バッファ
制御部7014は、当該プロトコル制御テーブル701
5をサーチし(16003)、ネットワークインタフェ
ーステーブル7016へのポインタを求める。つぎに、
ネットワークインタフェーステーブル7016内をサー
チし(16004)、接続しているLANのLAN識別
子を求める。そして、当該LAN識別子とユーザアプリ
ケーション識別子より、送受信バッファサイズテーブル
15001をサーチし(16005)、該当する送受信
バッファサイズをプロトコル制御テーブル7015に登
録し(16006)、処理を終了する。
【0066】最後に、通信制御システムのシーケンスを
説明する。図14は、通信制御システム間のデータ送受
信シーケンス図である。図14では、コネクションデー
タ送信側通信制御システムからコネクション受信側通信
制御システムへデータを送信するシーケンスを示してい
る。コネクションデータ受信側通信制御システムは、コ
ネクションデータ送信側通信制御システムよりコネクシ
ョンデータを受信すると(14009)、自局の受信バ
ッファサイズを変更し、プロトコル制御テーブル内の送
受信バッファサイズ値を変更する。そして、コネクショ
ン確認応答フレームをコネクションデータ送信側通信制
御システムに送信する。このとき、伝送媒体上を流れる
フレームデータ11001のTCPヘッダ12001内
のWindow値は、変更された受信バッファサイズ値
に変更されている。コネクションデータ送信側通信制御
システムは、コネクション確認応答フレームを受信し、
コネクション終了処理を行った後(14002)、自局
のプロトコル制御テーブル内の送受信バッファサイズ値
を変更する(14003)。その後、変更した送受信バ
ッファサイズ値に従って、ユーザアプリケーションプロ
グラム内の送信データエリアにあるデータをコピーし
(14004)、データ送信を連続して行う(1400
5〜14006)。このとき、フレームデータのTCP
ヘッダ内のWindow値は、変更された受信バッファ
サイズ値に変更されている。
説明する。図14は、通信制御システム間のデータ送受
信シーケンス図である。図14では、コネクションデー
タ送信側通信制御システムからコネクション受信側通信
制御システムへデータを送信するシーケンスを示してい
る。コネクションデータ受信側通信制御システムは、コ
ネクションデータ送信側通信制御システムよりコネクシ
ョンデータを受信すると(14009)、自局の受信バ
ッファサイズを変更し、プロトコル制御テーブル内の送
受信バッファサイズ値を変更する。そして、コネクショ
ン確認応答フレームをコネクションデータ送信側通信制
御システムに送信する。このとき、伝送媒体上を流れる
フレームデータ11001のTCPヘッダ12001内
のWindow値は、変更された受信バッファサイズ値
に変更されている。コネクションデータ送信側通信制御
システムは、コネクション確認応答フレームを受信し、
コネクション終了処理を行った後(14002)、自局
のプロトコル制御テーブル内の送受信バッファサイズ値
を変更する(14003)。その後、変更した送受信バ
ッファサイズ値に従って、ユーザアプリケーションプロ
グラム内の送信データエリアにあるデータをコピーし
(14004)、データ送信を連続して行う(1400
5〜14006)。このとき、フレームデータのTCP
ヘッダ内のWindow値は、変更された受信バッファ
サイズ値に変更されている。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、接続するLANの最大
転送量に応じて自動的に、送受信バッファサイズを変更
でき、また、ユーザアプリケーションのデータ転送量に
対応した送受信バッファサイズに自動変更できるため、
LANのデータ転送能力やアプリケーションのデータ転
送量の傾向に応じた効率のよいデータ転送が可能となる
効果を奏する。
転送量に応じて自動的に、送受信バッファサイズを変更
でき、また、ユーザアプリケーションのデータ転送量に
対応した送受信バッファサイズに自動変更できるため、
LANのデータ転送能力やアプリケーションのデータ転
送量の傾向に応じた効率のよいデータ転送が可能となる
効果を奏する。
【図1】通信制御システム構成図である。
【図2】ネットワークインタフェース制御部内の送受信
バッファサイズテーブルの構成例である。
バッファサイズテーブルの構成例である。
【図3】プロトコル制御部内のバッファサイズテーブル
の構成例である。
の構成例である。
【図4】通信制御システムのシーケンス図である。
【図5】従来の通信制御システムである。
【図6】従来の通信制御システムのシーケンス図であ
る。
る。
【図7】通信制御システム構成図である。
【図8】ネットワークインタフェーステーブルの構成図
である。
である。
【図9】送受信バッファ制御部によるバッファサイズ自
動変更処理1の処理フロー図である。
動変更処理1の処理フロー図である。
【図10】送受信バッファ制御部によるバッファサイズ
自動変更処理2の処理フロー図である。
自動変更処理2の処理フロー図である。
【図11】フレーム構成図である。
【図12】TCPヘッダ構成図である。
【図13】IPヘッダ構成図である。
【図14】通信制御システムのシーケンス図である。
【図15】プロトコル制御部内の送受信バッファサイズ
テーブルの構成例である。
テーブルの構成例である。
【図16】送受信バッファ制御部によるバッファサイズ
自動変更処理2の処理フロー図である。
自動変更処理2の処理フロー図である。
1001…通信制御装置 1002…ユーザアプリケーションプログラム 1003…送信データエリア 1004…受信データエリア 1005…プロトコル制御部 1006…送信バッファ 1007…バッファサイズテーブル 1008…受信バッファ 1013…ネットワークインタフェース制御部 1014…バッファ制御部 1015…送受信バッファサイズテーブル 1016…アダプタ制御部1 1019…LAN1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 智史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、該ローカルエリアネッ
トワークに対し、連続送信又は受信できるデータ量の上
限(送信又は受信バッファサイズ又はウインドウサイ
ズ)を該ローカルエリアネットワークの伝送媒体の最大
転送量に対応して変更することを特徴とする通信システ
ムにおけるバッファ制御方式。 - 【請求項2】送信又は受信データバッファサイズの変更
をコネクション処理に基づいて行なうことを特徴とする
請求項1記載の通信システムにおけるバッファ制御方
式。 - 【請求項3】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、送信又は受信バッファ
サイズテーブル及びバッファ制御部をネットワークイン
タフェース制御部に設け、コネクション処理終了後、ネ
ットワークインタフェース制御部内のネットワークイン
タフェーステーブルより、伝送媒体種別を判別し、該送
信又は受信バッファサイズテーブルをもとに送信又は受
信バッファサイズを設定することを特徴とする通信シス
テムにおけるバッファ制御方式。 - 【請求項4】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、送信又は受信バッファ
サイズテーブル及びバッファ制御部をプロトコル制御部
内に設け、コネクション処理終了後ネットワークインタ
フェース制御部内のネットワークインタフェーステーブ
ルより伝送媒体種別を判別し、該送信又は受信バッファ
サイズテーブルをもとに送信又は受信バッファサイズを
設定することを特徴とする通信システムにおけるバッフ
ァ制御方式。 - 【請求項5】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、送信又は受信バッファ
サイズテーブル及びバッファ制御部をプロトコル制御部
内に設け、コネクション処理終了後、ネットワークイン
タフェース制御部内のネットワークインタフェーステー
ブルより伝送媒体種別及び最大転送量を判別し、最大転
送量を基に送信又は受信バッファサイズを算出して設定
することを特徴とする請求項1記載の通信システムにお
けるバッファ制御方式。 - 【請求項6】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、ユーザアプリケーショ
ン種別、伝送媒体に応じた送信又は受信バッファサイズ
及びLAN種別を格納する送信又は受信バッファサイズ
テーブルとバッファ制御部とをプロトコル制御部内に設
け、コネクション処理終了後、ネットワークインタフェ
ース制御部内のネットワークインタフェーステーブルよ
りLAN種別を判定し、データ送信又は受信を行うユー
ザアプリケーションの種別情報から該送信又は受信バッ
ファサイズテーブルより送信又は受信バッファサイズを
設定することを特徴とする通信システムにおけるバッフ
ァ制御方式。 - 【請求項7】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、所望のローカルエリア
ネットワークの伝送媒体に対して連続送信又は受信でき
るデータ量の上限を決める送信又は受信バッファサイズ
値を、前記伝送媒体の最大転送量の4倍を4096で割
った商の4倍とすることを特徴とする通信システムにお
けるバッファ制御方式。 - 【請求項8】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、所望のローカルエリア
ネットワークの伝送媒体に対して連続送信又は受信でき
るデータ量の上限を決める送信又は受信バッファサイズ
値を、前記伝送媒体の最大転送量からプロトコルヘッダ
のデータサイズを引いた値の4倍とすることを特徴とす
る通信システムにおけるバッファ制御方式。 - 【請求項9】複数のローカルエリアネットワークに接続
し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転送
を行なう通信システムであって、所望のローカルエリア
ネットワークの伝送媒体に対して連続送信又は受信でき
るデータ量の上限を決める送信又は受信バッファサイズ
値を、前記伝送媒体の最大転送量のN(正の整数)倍を
4096で割った商のN倍とすることを特徴とする通信
システムにおけるバッファ制御方式。 - 【請求項10】複数のローカルエリアネットワークに接
続し、送達確認型のネットワークプロトコルでデータ転
送を行なう通信システムであって、所望のローカルエリ
アネットワークの伝送媒体に対して連続送信又は受信で
きるデータ量の上限を決める送信又は受信バッファサイ
ズ値を、前記伝送媒体の最大転送量からプロトコルヘッ
ダのデータサイズを引いた値のN(正の整数)倍とする
ことを特徴とする通信システムにおけるバッファ制御方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051538A JPH07264201A (ja) | 1994-02-01 | 1994-03-23 | 通信システムにおけるバッファ制御方式 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-10234 | 1994-02-01 | ||
JP1023494 | 1994-02-01 | ||
JP6051538A JPH07264201A (ja) | 1994-02-01 | 1994-03-23 | 通信システムにおけるバッファ制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264201A true JPH07264201A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=26345471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6051538A Pending JPH07264201A (ja) | 1994-02-01 | 1994-03-23 | 通信システムにおけるバッファ制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07264201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012160901A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051538A patent/JPH07264201A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012160901A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
US9762511B2 (en) | 2011-01-31 | 2017-09-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication device |
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