JPH098838A

JPH098838A - Ｌａｎを相互接続するための方法および装置

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Publication number: JPH098838A
Application number: JP5069396A
Authority: JP
Inventors: Tian-Pong P Chang; ピーターチャンティアン−ポン; Seyhan Civanlar; シヴァンラーセイハン; Vikram R Saksena; アール．サクセナヴィクラム
Original assignee: AT&T Corp; AT&T IPM Corp
Current assignee: AT&T Corp
Priority date: 1995-03-10
Filing date: 1996-03-08
Publication date: 1997-01-10
Also published as: SG64900A1; EP0731582A3; CA2169493A1; US5600644A; EP0731582A2; MX9600885A; CA2169493C; CN1135689A

Abstract

(57)【要約】【課題】ＥＬＡＮが大きくなると、伝送されるブロー
ドカーストメッセージの数が増加し、ネットワークの性
能が劣化していた。【解決手段】本発明においては、いわゆる“ＥＬＡＮ
contronect網”が、サブ−ＥＬＡＮを相互接続し、Ｅ
ＬＡＮを形成するために採用される。より詳細には、こ
の“ＥＬＡＮ contronect網 ”は、サブ−ＥＬＡＮの
サーバを相互接続するための別個の網である。ここで、
サブ−ＥＬＡＮは、これも一つのスタンドアローンＥＬ
ＡＮとして構成することができる、それ自身のＬＥＳと
ＢＵＳを有するＥＬＡＮの一部分である。各サブ−ＥＬ
ＡＮは、ポイント・ツウ・ポイントコネクションオリエ
ンティッド接続、例えば、非同期転送モード（ＡＴＭ）
接続を介して、ＥＬＡＮ contronect網に接続され、Ｅ
ＬＡＮ contronect網は、自身がサブ−ＥＬＡＮの各サ
ーバに対して、それらのクライアントとして存在（機
能）するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はローカルエリア網（ＬＡ
Ｎ）とそれらの下位部分との相互接続に関する。

【０００２】

【従来の技術】データ網の現在の埋め込み型データベー
スは、IEEE 802 Local Area Networks、つまり、いわゆ
る“レガシーＬＡＮ”に基づく。これらレガシーＬＡＮ
は、網主体が層２接続を確立することなしにパケットを
交換するために、いわゆる“コネクションレス”であ
る。多くの現存の、および新に出現中の、アプリケーシ
ョンは、主としてレガシーＬＡＮ上でランするように設
計される。これらアプリケーションは、いわゆる“層
２”および“層３”プロトコル、例えば、それぞれ、メ
ディアアクセス（ＭＡＣ）およびインターネットプロト
コル（ＩＰ）の最上部に駐在する。当分野において周知
のように、上に言及の層は、国際標準化組織（ＩＳＯ）
の７層ネットワーキング参照モデルの層である。

【０００３】非同期転送モード（ＡＴＭ）は、これが有
する、ａ）固定サイズセル交換、ｂ）数ギガビットから
数百メガビットまでのスケーラビリティ、ｃ）接続ベー
スにて保証されたサービス品質（ＱOＳ）を提供できる
能力、およびｄ）コネクションオリエンティッド性のた
めに、高速マルチメディアネットワーキングのための可
能化技術であると見られている。従って、当分野におい
ては、レガシーＬＡＮとＡＴＭエンドステーションを、
ＡＴＭを使用して、それ自身および互いに、相互接続す
ることが要望される。これが従来の技術において様々な
方法にて達成されている。

【０００４】現存の解決方法を説明するために、一例と
しての図１に示される各々が異なる層３論理サブネット
を表す（構成する）二つの小規模な網１０１と１０３を
考察する。ＬＡＮ１０１は、サイト１１１、１１３、お
よび１１５を有し、これらは、ＡＴＭ広域網（ＷＡＮ）
１３１によって相互接続される。サイト１１３のホスト
１１１−１、１１１−２、１１１−３は、イーサネット
１１１−４を介して接続され、サイト１１３のホスト１
１３−１、１１３−２、１１３−３はイーサネット１１
３−４を介して接続され、一方、ＡＴＭホスト１１５−
１と１１５−２はサイト１１５の所でＡＴＭスイッチ１
１５−６に接続される。類似するように構成された第二
の網であるＬＡＮ１０３は、イーサネットサイト当たり
二つのホストを持つのみである。

【０００５】これらサイトを相互接続するための伝統的
な方法は、いわゆる“ブリッジングとルーティング”で
ある。ホスト１１１−１がデータパケットをホスト１１
３−２のＭＡＣアドレスに送信する場合を考える。イー
サネット１１１−４上の全てのステーション、および、
結果として、ブリッジ１１１−５がこのパケットを受信
する。ブリッジ１１１−５は、ａ）ブリッジ１１３−
５、ホスト１１５−１、およびホスト１１５−２へのブ
ロードカーストＡＴＭ接続を構築し；ｂ）ＡＴＭ層の最
上部のホスト１１１−１のデータパケットをカプセル化
し；ｃ）これをＡＴＭ接続を通じて送信する。

【０００６】ブリッジ１１３−５、ホスト１１５−１、
およびホスト１１５−２がおのおののＡＴＭ接続を通じ
て送信されたこの情報を受信する。ブリッジ１１３−５
はＡＴＭのカプセルを裸にし、ＡＴＭセルをＭＡＣパケ
ットに変換し、これをイーサネット１１３−４に送信す
る。従って、イーサネット１１３−４上の全てのステー
ション、および結果として、ホスト１１３−２がそのデ
ータパケットを受信する。ホスト１１５−１と１１５−
２は、こうして受信されたデータをこれらがそれらにア
ドレスされていないために無視する。

【０００７】この技法によるＬＡＮ間通信は、網１０１
と１０３が異なる層３サブネット内に存在するために、
外部ルータ１５１を使用して達成される。例えば、ホス
ト１１７−１がホスト１１１−１と通信したい場合は、
ホスト１１７−１がデータパケットをルータ１５１のＭ
ＡＣアドレスに送信するが、この場合、ブリッジ１１７
−５がルータ１５１へのＡＴＭ接続を構築し、ＡＴＭカ
プセル化されたデータパケットをこれに送信する。ルー
タ１５１は、このパケットをブリッジ１１１−５に転送
する。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】この方法の欠点は、こ
れがブロードカースト原理に基づき、従って、共有メデ
ィア動作を模擬するために、全てのデータパケットが、
全てのＡＴＭ宛先にブロードカーストされ、このため
に、網がブロードカーストトラヒックにて溢れることで
ある。もう一つの欠点は、この技法のブロードカースト
特性のために、本質的に、全てのブリッジとあるＬＡＮ
内のＡＴＭホストとの間にメッシュ網が要求され、全て
のＬＡＮ間トラヒックがルータ１５１を通過することを
要求されることである。

【０００９】ＡＴＭフォーラムは、ＬＡＮエミュレーシ
ョン（ＬＡＮＥ）と呼ばれるもう一つのブリッジングに
よる解決策を開発した。LANEはＡＴＭからＭＡＣへのア
ドレス解決、つまり、翻訳を遂行するＬＡＮエミュレー
ションサーバ（ＬＥＳ）と、データのブロードカースト
を遂行するブロードカースト／アンノウンサーバ（ＢＵ
Ｓ）とに依存する。上に説明の例は、LANE環境内におい
ては、以下のように動作する。

【００１０】ＬＡＮ１０１とＬＡＮ１０３は、二つの異
なるＥＬＡＮを表す。図２に示されるように、ＬＡＮ１
０１はＬＥＳ２０１とＢＵＳ２０３によって処理され、
一方、ＬＡＮ１０３は、ＬＥＳ２１１とＢＵＳ２１３に
よって処理される。上の技法と同様に、ホスト１１１−
１がホスト１１３−２のＭＡＣアドレスを持つデータパ
ケットを送信する。イーサネット１１１−４上の全ての
ステーション、および結果として、ブリッジ１１１−５
がこのデータパケットを受信する。ブリッジ１１１−５
は、それ自身の情報の中にホスト１１３−２のＡＴＭア
ドレスを含むことも、含まないこともあり、含まない場
合は、これは、ＬＥＳ２０１へのＡＴＭ接続を確立し、
これに、ホスト１１３−２のＡＴＭアドレスを得るため
に、いわゆる“LE_ARP_request”メッセージを送信す
る。このLE_ARP_requestは、ATM Forum's LAN Emulatio
n Over ATM Specifications,Version 1.0 において定義
されており、ここに参照のために編入されるが、この内
容に関しては当業者において周知である。

【００１１】ＬＥＳ２０１がそれ自身の情報の中に要求
されたアドレスを含む場合は、これは、これに応答し
て、それをブリッジ１１１−５に送信する。ブリッジ１
１１−５が次にブリッジ１１３−５へのＡＴＭ接続を構
築し、これにデータパケットを送信する。含まない場合
は、ＬＥＳ２０１は、ホスト１１３−２のＡＴＭアドレ
スを要求するLE_ARP_requestメッセージをＥＬＡＮ１０
１内の全ての他のＬＡＮエミュレーションクライアント
（ＬＥＣ）、つまり、ブリッジ１１３−５、ホスト１１
５−１、１１５−２にブロードカーストする。一般的に
述べて、ＬＡＮエミュレーションクライアント（ＬＥ
Ｃ）は、ＡＴＭ網に直接に接続されたエンドステーショ
ンあるいはブリッジである。ブリッジ１１３−５は、Ｌ
ＥＳ２０１に応答して、これがそのＭＡＣアドレスが指
定するホスト１１３−２を処理するために、それ自身の
ＡＴＭアドレスを送り返す。ここでは、ブリッジ１１３
−５は、これが複数のエンドポイントアドレス、例え
ば、ホスト１１３−１、１１３−２、１１３−３のＭＡ
Ｃアドレスを代表するために、“代理ＬＥＣ”と呼ばれ
る。ＬＥＣと代理ＬＥＣの定義に関してのより詳細な説
明については、上に述べたATM Forum's LAN Emulation
Over ATM Specifications,Version 1.0 を参照された
い。

【００１２】ブロードカーストデータパケット、例え
ば、いわゆる“ARP_request” は、ＢＵＳに転送され、
ＢＵＳは、次に、これらを全てのＬＥＣに送信する。
“ARP_request”については、Bell Communications Res
earch (Bellcore) request for comments(RFC) 826にお
いて定義されているために、これを参照されたい。ま
た、データパケットが、ＢＵＳに、そのＬＡＮ内の目標
アドレスへの直接ＡＴＭ接続が確立されるまで送信され
る。

【００１３】上に述べた例と同様に、二つのエミュレー
トＬＡＮ間の通信は外部ルータ１５１を介して遂行され
る。ブリッジ１１７−５がホスト１１７−１からルータ
１５１のＭＡＣアドレスへのデータパケットを受信す
る。ブリッジ１１７−５はルータ１５１のＡＴＭアドレ
スを有するか、あるいはこのアドレスをＬＥＳ２１１か
ら要求する。ルータ１５１のＡＴＭアドレスを得た後
に、ブリッジ１１７−５はこれへのＡＴＭ接続を構築
し、データパケットをこの接続を通じて送信する。

【００１４】ルータ１５１は、ブリッジ１１５−５のＡ
ＴＭアドレスを持つ場合も、あるいはこのアドレスをＬ
ＥＳ２０１から要求する場合もある。ルータ１５１は、
次に、ブリッジ１１１−５へのＡＴＭ接続を構築し、こ
れにデータパケットを送信する。このデータパケット
は、ブリッジ１１１−５によって受信され、ホスト１１
１−１、１１１−２、および１１１−３にパスされる。
こうして、短所として、全てのＬＡＮ間パケットがルー
タ１５１を通過し、このために、これが通信ボトルネッ
クとなる。

【００１５】第三のモデルは、LANEに基づいて構築され
るが、ただし、いわゆる多層ＬＡＮスイッチ内に、ルー
ティング機能、ならびにブリッジ機能を組み込む。基本
的に、ルーティングと関連して、１）ルーティング、つ
まり、目標アドレスへの経路に沿っての次のホップのル
ータの層３アドレスの決定、２）アドレス解決あるいは
翻訳、つまり、その層３アドレスに対応するルータのＡ
ＴＭアドレスの決定、および３）データの転送、つま
り、データパケットのルータのある部分から別の部分へ
の転送、から成る３つの主要な機能が存在する。伝統的
なルータは、機能（１）と（３）を遂行し、一方、機能
（２）は、隣接するルータホップ間の、あるいは目標Ａ
ＴＭアドレスへの、ＡＴＭ接続を確立することが必要で
あるために要求される。多層スイッチは、機能（３）、
つまり、データの転送のみを遂行する。

【００１６】ルータサーバは、次のホップのルータの層
３アドレスを格納するために使用され、一方、アドレス
解決プロトコル（address resolution protocol 、ＡＲ
Ｐ）サーバは、層３アドレスをＡＴＭアドレスに解決す
る、つまり、翻訳するために使用される。しばしば、こ
れら機能は、一つのサーバ、いわゆる“ルート／ＡＲＰ
サーバ”に融合される。多層ＬＡＮスイッチを使用する
場合、ＬＡＮ内通信は、各ＥＬＡＮのローカルＬＥＳと
ＢＵＳを使用するLANEとちょうど同様に遂行される。た
だし、ＬＡＮ間通信は異なる。以下の説明においては、
図２のルータ１５１がルート／ＡＲＰサーバの役割を果
たすものと想定される。ホスト１１１−１がホスト１１
７−２と話したいと思う場合、ルータとして機能するブ
リッジ１１１−５は、次のホップのルータのＩＰアドレ
スをルータサーバ１５１から取得し、対応するＡＴＭア
ドレスをＡＲＰサーバから取得する。これは、次に、直
接にブリッジ１１７−５へのＡＴＭ接続を確立し、デー
タパケットを送信する。

【００１７】この方法は、外部ルータを使用する方法よ
りも、外部ルータホップが削除されるために効率的であ
る。さらに、各多層スイッチが層２と層３の両方のパケ
ットに対して高速のデータ転送を遂行し、一方で、複雑
なルートの決定とアドレス解決機能が、これらスイッチ
から論理的に排除されるために、効率が向上される。た
だし、短所として、ルートサーバはルーティングとデー
タ転送を分離するが、これは、少数の論理サブネットを
扱うことができるのみであり、従って、多数の論理サブ
ネットをカバーするのには適さない。このアプローチに
よって得られる効率の向上は、単一のルートサーバによ
って管理されるサブネットの数が増加するにつれて、事
実上数個のルートホップを使用することが必要となり、
大幅に低減する。

【００１８】従って、現存のLANEおよびルート／ＡＲＰ
サーバを使用する方法は、小規模のローカル網に対して
のみ効率的に機能する。このLANE解決方法は、ＥＬＡＮ
当たり一つのＬＥＳとＢＵＳ、並びに、サブネット当た
り一つのＥＬＡＮを必要とする。ＥＬＡＮが大きくなる
と、伝送されるブロードカーストメッセージの数が増加
し、結果として、網の性能が劣化する。同様に、単一ル
ート／ＡＲＰサーバアプローチも、これも性能のボトル
ネックを生成するために大規模の網に対しては適当でな
い。

【００１９】上のアプローチのもう一つの問題は、ある
ＥＬＡＮが企業の境界を越えて広がり、複数の遠隔サイ
トにまたがるような場合に、ＥＬＡＮ間での頻繁な移動
と変更の取り扱いが困難となることである。例えば、あ
るプロジェクトの一生を通じて、ＬＡＮ１０１とＬＡＮ
１０３を単一のＬＡＮを形成するように構成するほうが
有利な場合がある。ただし、上の解決策においては、ホ
ストを単一のＬＡＮに割り振ることは、比較的小さなロ
ーカル網の場合を除いて、管理が容易でない。

【００２０】

【課題を解決するための手段】上記の問題が本発明の原
理に従ってＥＬＡＮを相互接続することによって克服さ
れる。本発明は、サブ−ＥＬＡＮのサーバを相互接続す
るための別個の網である、いわゆる“ＥＬＡＮ contro
nect網”を採用する。ここで、サブ−ＥＬＡＮは、これ
もスタンドアローンＥＬＡＮとして構成することができ
る、それ自身のＬＥＳとＢＵＳを有するＥＬＡＮの一部
分である。各サブ−ＥＬＡＮは、ポイント・ツウ・ポイ
ントコネクションオリエンティッド接続を介してＥＬＡ
Ｎ contronect網に接続され、ＥＬＡＮ contronect網
は、自身がサブ−ＥＬＡＮの各サーバに対して、それら
のクライアントとして存在（機能）するように構成され
る。

【００２１】長所として、別個のサブ-ＥＬＡＮサーバ
を相互接続して複数のサブ−ＥＬＡＮを含む一つのＥ
ＬＡＮを形成するのに要求される接続の数が、相互接続
されるサブ−ＥＬＡＮの数に対して、squared($N sup 2
$) の桁からlinear(KN)の桁に削減される。もう一つの
長所として、あるＥＬＡＮ内の異なるサブ−ＥＬＡＮ間
で送信されるブロードカーストメッセージの数が、その
ＥＬＡＮが形成されるように相互接続された全てのサブ
−ＥＬＡＮ内のクライアントの総数から、ＥＬＡＮ co
ntronect網からそのＥＬＡＮの、メッセージ発信者以外
の、各サブ−ＥＬＡＮに一つのブロードカーストメッセ
ージのみを送信することによって、そのＥＬＡＮ内のサ
ブ−ＥＬＡＮの数から１引いた数に削減される。もう一
つの長所として、サブ−ＥＬＡＮは、ＥＬＡＮ contro
nect網に追加のクライアントを接続する容量が存在する
という前提の下で、それらサーバのハードウエアあるい
はソフトウエアに修正を加えることなしに結合すること
ができる。

【００２２】本発明の一つの特定の実施例においては、
ＥＬＡＮ contronect網は、高速バックボーンを通じて
相互接続されたアドレスサーバとブロードカースト／ル
ートサーバを含む。さらに、この高速バックボーンに
は、少なくとも一つのＬＡＮハブが接続され、これが、
少なくとも一つのＥＬＡＮの少なくとも一つのサーバに
接続される。

【００２３】アドレスサーバは、各ＥＬＡＮエンドポイ
ントの少なくとも二つのアドレス間のアドレス解決、つ
まり、翻訳を、アドレス翻訳に対するリクエストに応答
して遂行するためのアドレスデータベースを含む。ブロ
ードカースト／ルートサーバは、それからそのパケット
が発信されたのとは異なるサブ−ＥＬＡＮに向けられた
ブロードカーストデータパケットを受信し、こうして受
信されたデータパケットを少なくとも一つの他のサブ−
ＥＬＡＮに送信する。ブロードカースト／ルートサーバ
は、また、層２ブロードカーストパケットであるパケッ
トが、実際は、層３アドレス解決に対するリクエストで
あることを認識する。そうである場合は、ブロードカー
スト／ルートサーバは、アドレスサーバと協力して、必
要なアドレス解決（翻訳）を遂行し、さらに、応答がそ
のリクエストを発信したクライアントにのみ送られるこ
とを確保する。長所として、ブロードカーストメッセー
ジの数が、その中でそのアドレス解決リクエストが発信
されるＥＬＡＮのクライアント数に等しい数から、１に
削減される。層３ルーティングもブロードカースト／ル
ートサーバによって遂行される。

【００２４】オプションとして、ＥＬＡＮ contronect
網は、さらに、コンフィギュレーションサーバと一つあ
るいは複数のマルチメディアサーバを含むこともでき
る。

【００２５】

【実施例】図３は、本発明の原理に従うＥＬＡＮ cont
ronect網４０１がサブ−ＥＬＡＮ２０７、２１９、２２
７、２３７のサーバを相互接続するように構成された本
発明の一つの実施例を示す。サブ-ＥＬＡＮ２０７、２
１９、２２７、２３７のおのおのは、非同期転送モード
（ＡＴＭ）広域網１３１を通じてポイント・ツウ・ポイ
ントコネクションオリエンティッド接続を介してＥＬＡ
Ｎ contronect網４０１に接続される。ＥＬＡＮ cont
ronect網４０１は、ａ）アドレスサーバ２４７、ｂ）ブ
ロードカースト／ルートサーバ２１５を、サブ−ＥＬＡ
Ｎのサーバ２０１、２０３、２１１、２１３、３０１、
３０３、３０５、３０７のおのおのに対して、それらの
ＬＥＣ、より詳細には、代理ＬＥＳとして存在（機能）
するように構成される。

【００２６】アドレスサーバ４２７とブロードカースト
／ルートサーバ２１５は、これらが全て各対応するサブ
-ELEAN内にはない他のエンドステーションアドレスを表
すために“代理”と呼ばれる。長所として、別個のＥＬ
ＡＮサーバを相互接続するために要求される接続の数
が、相互接続されるＥＬＡＮの数に対して、squared($N
sup 2$)の桁からlinear(KN)の桁に削減される。

【００２７】もう一つの長所として、ＥＬＡＮ内の異な
るサブ−ＥＬＡＮ間で送信されるメッセージの総数が、
そのＥＬＡＮを形成するために相互接続された全てのサ
ブ−ＥＬＡＮ内のクライアントの総数から、ＥＬＡＮ
contronect網からそのメッセージ発信者以外のそのＥＬ
ＡＮの各サブ−ＥＬＡＮに、単に、一つのブロードカー
ストメッセージを送信することによって、そのＥＬＡＮ
内のサブ−ＥＬＡＮの数に削減される。もう一つの長所
として、これらＥＬＡＮは、ＥＬＡＮ contronect網４
０１に、別のクライアントを接続する容量が存在すると
いう前提の下で、それらのサーバのハードウエアあるい
はソフトウエアに変更を加えることなしに、結合するこ
とができる。

【００２８】より詳細に説明すると、図３には、サブ−
ＥＬＡＮ２０７、サブ−ＥＬＡＮ２１９、サブ−ＥＬＡ
Ｎ２２７、サブ−ＥＬＡＮ２３７が示される。サブ−Ｅ
ＬＡＮ２０７は、従来の技術による網１０１と、関連す
るＬＡＮエミュレーションサーバ（ＬＥＳ）２０１、ブ
ロードカースト／アンノウンサーバ（ＢＵＳ）２０３、
およびルート／アドレス解決プロトコル（ＡＲＰ）サー
バ１５１を含む。サブ−ＥＬＡＮ２１９は、従来の技術
による網１０３と、これと関連する、図２のルータ１５
１へのアクセスに対する代替として機能する、サーバＬ
ＥＳ２１１、ＢＵＳ２１３、およびルート／ＡＲＰ３１
１を含む。サブ-ＥＬＡＮ２２７は、ブリッジとレガシ
ーＬＡＮ１７９、ＡＴＭエンドステーション１３１、Ａ
ＴＭスイッチ１７５、および関連するサーバＬＥＳ３０
５とＢＵＳ３０７を含む。サブ−ＥＬＡＮ２３７は、ブ
リッジとレガシーＬＡＮ１７３、ＡＴＭエンドステーシ
ョン１２１、ＡＴＭスイッチ１９３、および関連するサ
ーバＬＥＳ３０１とＢＵＳ３０３を含む。

【００２９】ＥＬＡＮ contronect網４０１は、ａ）ア
ドレスサーバ４２７、ｂ）ブロードカースト／ルートサ
ーバ４１５、ｃ）オプションとしてのコンフィギュレー
ションサーバ４１９、ｄ）オプションとしてのマルチメ
ディアサーバファーム４２１、および高速バックボーン
４２５を介して接続されたＬＡＮハブ４３１−１から４
３１−Ｎを含むＬＡＮハブ４３１を含む。アドレスサー
バ４２７は、様々な網エンドポイントの層３アドレスと
層２アドレスの間のアドレス解決、つまり、アドレス翻
訳を遂行する。

【００３０】当業者において周知のように、各網エンド
ポイント、つまり、データパケットを送受信するために
接続された任意のユニットは、一つ以上のアドレス、つ
まり、識別子を持ち、これによってその存在を知られ
る。従って、第一のエンドポイントが、第二のエンドポ
イントに対する一つの特定のアドレスを知っているが、
ただし、その第二のエンドポイントの、第二のエンドポ
イントとデータパケットを交換するときに要求されるも
う一つの対応するアドレスを知らないという状況が発生
し得る。このようなアドレス翻訳を遂行するために必要
な情報は、アドレステーブル内に格納されている。テー
ブル１は、一例としてのアドレステーブルである。

【００３１】アドレスサーバ４２７がそれ自身の中に要
求されるアドレス翻訳を遂行するために必要な情報を含
まない場合、つまり、必要な項目が、そのアドレステー
ブル内に存在しない場合は、アドレスサーバは、必要な
情報を得て、自身の中に格納するために必要なプロセス
を遂行する。その後は、アドレスサーバ４２７は、その
要求されたアドレス翻訳を直接に遂行できるようにな
る。

【００３２】

【表１】

【００３３】ブロードカースト／ルートサーバ４１５
は、同時に一つ以上のエンドポイントと通信することと
関連する複数の機能を遂行する。より詳細には、ブロー
ドカースト／ルートサーバ４１５は、ある特定のＥＬＡ
Ｎのサブ−ＥＬＡＮからデータパケットを受信し、これ
を、同一のあるいは異なるＥＬＡＮ内の一つのあるいは
それ以上のサブ−ＥＬＡＮに送信する。ブロードカース
ト／ルートサーバ４１５は、また、層２ブロードカース
トパケットであると示されているデータパケットが、実
際には、層３アドレス解決リクエストを含むような状況
の認識を行なう。このようなデータパケットが認識され
ると、ブロードカースト／ルートサーバ４１５は、アド
レスサーバ４２７と交信して、要求されるアドレスを得
る。ブロードカースト／ルートサーバ４１５は、次に、
その翻訳されたアドレスをそのデータパケットを発信し
たエンドポイントに直接に送信する。長所として、こう
することによって、データパケットの余分な送信の必要
性を排除することができる。

【００３４】ブロードカースト／ルートサーバ４１５
は、オプション機能として、ルータ／ＡＰＲサーバによ
って、パケットのルーティングを要求する、これに向け
られたパケットに対するルータとして機能する。典型的
には、このようなリクエストは、層３において遂行さ
れ、パケットは、そのパケット発信エンドポイントのＥ
ＬＡＮ以外のＥＬＡＮに送信することを必要とされる。
長所として、ブロードカースト／ルートサーバ４１５
は、ＥＬＡＮ contronect網４０１によるサービスに加
入するエンドポイントの全ての層３アドレスを知ってい
るために、パケットは、最終的な宛先に、二つ以上のホ
ップを必要とすることなしにルートできる。つまり、第
一に、そのパケットが、それを発信したサブ−ＥＬＡＮ
のルート／ＡＲＰサーバを介して、そして、第二に、ブ
ロードカースト／ルートサーバ４１５を介してルートさ
れる。

【００３５】オプションとしてのコンフィギュレーショ
ンサーバ４１９は、一つあるいは複数のサブ−ＥＬＡＮ
を、それらのサブ−ＥＬＡＮの位置とは関係なく、一つ
のＥＬＡＮにグループ化する働きをする。コンフィギュ
レーションサーバ４１９は、複数のＥＬＡＮを処理する
ことができる。例えば、コンフィギュレーションサーバ
４１９は、サブ−ＥＬＡＮ２０７とサブ−ＥＬＡＮ２３
７を一つのＥＬＡＮ３０１に構成する。同様にして、コ
ンフィギュレーションサーバ４１９は、サブ−ＥＬＡＮ
２２７とサブ-ＥＬＡＮ２１９を一つのＥＬＡＮ３７１
に構成する。

【００３６】コンフィギュレーションサーバ４１９は、
アドレスサーバ４２７およびブロードカースト／ルート
サーバ４１５と交信して、単一のＥＬＡＮに結合される
べき複数のサブ−ＥＬＡＮのサーバ間の接続を、各々の
ＥＬＡＮの分離性（disjointedness）を保証しながら確
立する。この結果を達成するための一つの方法において
は、あるＥＬＡＮの複数のサブ−ＥＬＡＮを処理するサ
ーバに対応するアドレスの少なくとも一つのセットが
“コンフィギュレーションテーブル”と呼ばれるテーブ
ル内に一緒にグループ化される。例えば、このために採
用されるアドレスは、ＡＴＭアドレスであり得る。サブ
−ＥＬＡＮのある特定のグループ内のアドレスから発信
されたパケットは、それと同一のグループ内のアドレス
を持つエンドポイントにのみ伝送される。

【００３７】同一のタイプの構成を使用することによっ
て、コンフィギュレーションサーバ４１９は、また、様
々なＥＬＡＮおよびサブ−ＥＬＡＮによる、マルチメデ
ィアサーバファーム４２１によって提供されるサービス
へのアクセスを制御する。

【００３８】オプションとしてのマルチメディアサーバ
ファーム４２１は、様々なマルチメディアサービスを提
供するための一つあるいは複数のマルチメディアサーバ
を含む。任意のエンドポイントが利用することができる
特定のマルチメディアサービスは、そのエンドポイント
が属するＥＬＡＮがどのサービスに加入するかに依存す
る。マルチメディアサーバファーム４２１によって提供
される一例としてのサービスには、ａ）マルチポイント
ビデオ電話会議、ｂ）マルチポイント黒板、ｃ）ビデオ
・オン・デマンド、およびｄ）検索ファイルの遅延再生
などが含まれる。これらサービスを得るためには、エン
ドポイントが、エンドポイント自身として、マルチメデ
ィアサーバファーム４２１への接続を要求し、このリク
エストによって要求される特定のサービスを指定する。

【００３９】ＬＡＮハブ４３１は、ＡＴＭから高速バッ
クボーン４２５のプロトコルへの変換を提供する。サブ
−ＥＬＡＮのおのおのの中の各ＬＥＳ、ＢＵＳ、および
ルート／ＡＰＲサーバに対して、ＬＡＮハブ４３１の一
つへの単一のＡＴＭ接続が存在する。これらは、接続３
２６として示される。

【００４０】ＡＴＭ接続３２６は、ＡＴＭ網の、サブ−
ＥＬＡＮの全てのエンドステーションによって見ること
ができ、その中のＬＡＮエミュレーションに対して使用
される“ローカルＡＴＭ網”と呼ばれる部分を横断す
る。ＡＴＭ接続３２６は、また、各ローカルＡＴＭ網か
らＬＡＮハブ４３１への相互接続を提供するＡＴＭ広域
網（ＷＡＮ）１３１も横断する。ローカルＡＴＭ網とＡ
ＴＭ広域網１３１は、全て、単一のＡＴＭ網の論理部分
から構成することもできる。ローカルＡＴＭ網とＡＴＭ
広域網１３１は、エンドポイント間で正しくアドレスさ
れたパケットを直接に運ぶ。

【００４１】図４、５、６、７は、一緒に繋がれたと
き、図３のシステムのパケットを処理するための一例と
しての手続きを示す。この手続きには、本発明の原理に
従う、アドレス解決の遂行と、データパケットの指定さ
れたアドレスへの転送が含まれる。このプロセスは、あ
るエンドステーションが伝送のためにパケットを準備し
たとき、ステップ５０１から開始される。次に、条件分
岐点５０３において、準備されたパケットがルート可能
なパケットであるか、つまり、そのパケットが層３プロ
トコルを持つか判定される。ステップ５０３におけるテ
スト結果が、否定であり、そのパケットがルート可能で
ないことが示された場合は、制御は、条件分岐点５０５
に渡され、ここで、そのパケットが同一のＥＬＡＮ内の
エンドステーションに向けられたものであるか判定され
る。ステップ５０５におけるテスト結果が否定である場
合は、制御は、ステップ５０７に渡され、プロセスは退
出する。

【００４２】ステップ５０３におけるテスト結果が肯定
であり、そのパケットがルート可能であることが示され
た場合は、制御は、条件分岐点５０９に渡され、ここ
で、そのパケットが同一ＥＬＡＮ内のエンドステーショ
ンに向けられたものであるか、あるいはそのパケットが
ブロードカーストパケットであるか調べるためのテスト
が行なわれる。ステップ５０９におけるテスト結果が肯
定である場合、あるいはステップ５０５におけるテスト
結果が肯定である場合は、制御は、条件分岐点５１１に
渡され、ここで、そのパケットが制御パケットであるか
テストされる。ステップ５１１におけるテスト結果が肯
定である場合は、制御は、ステップ５１３に渡され、こ
こで、エンドステーションがこのパケットをそれが接続
されているサブ-ＥＬＡＮのＬＥＳに伝送する。

【００４３】ステップ５０１−５１３は、ＡＴＭエンド
ステーションによって、これがパケットを発信するとき
に遂行される。ＡＴＭエンドステーションは、スタンド
アローンＡＴＭエンドステーション、例えば、ＡＴＭエ
ンドステーション１３１であることも、あるいは、ＡＴ
ＭからレガシーＬＡＮへのコンバータ、例えば、サイト
１１１の所に含まれるブリッジ１１１−５であることも
あり得る。このようなＡＴＭエンドステーションは、当
業者において、ＬＡＮエミュレーションクライアント
（ＬＥＣ）として知られている。

【００４４】制御は、次に、条件分岐点５１５に渡さ
れ、ここで、そのパケットの宛先のＡＴＭアドレスがそ
のＬＥＳ内に発見されるか調べるテストが遂行される。
ステップ５１５におけるテスト結果が肯定である場合
は、制御は、ステップ５１７に渡され、ここで、サブ−
ＥＬＡＮのＬＥＳがパケット発信ＬＥＣへの接続を、接
続が既に存在しない場合は、確立する。次に、ステップ
５１９において、ＬＥＳが要求されたＡＴＭアドレスを
パケットを発信したＡＴＭエンドステーションに送信す
る。このプロセスは、次に、ステップ５０７において退
出する。この実例においては、ステップ５１７−５１９
は、エンドステーションのサブ−ＥＬＡＮのＬＥＳによ
って遂行される。

【００４５】ステップ５１５におけるテスト結果が否定
であり、宛先のＡＴＭアドレスがパケット発信ＬＥＣの
サブ−ＥＬＡＮのＬＥＳ内に含まれないことが示された
場合は、制御は、ステップ５２１に渡され、ここで、Ｌ
ＥＳが本発明の原理に従ってアドレス解決要求をそのサ
ブ−ＥＬＡＮの全てのＬＥＣに、従って、このＬＥＳに
とってはＬＥＣと見えるＥＬＡＮ contronect network
４０１のアドレスサーバ４２７にも、ブロードカースト
する。

【００４６】次に、以下のステップが、サブ−ＥＬＡＮ
内の各ＬＥＣによって実質的に並列に遂行され、また、
別個のセットのプロセスステップが、アドレスサーバ４
２７内において遂行される。

【００４７】ステップ５２３から５２５は、各ＬＥＣ内
で遂行される。ブロードカーストメッセージを受信する
と、各ＬＥＣは、条件分岐点５２３において、それが宛
先ＬＥＣであるか調べるためのテストを遂行する。条件
分岐点５２３におけるテスト結果が否定であり、そのＬ
ＥＣが宛先ＬＥＣではないことが示された場合は、制御
は、ステップ５２５に渡され、解決要求を含むパケット
が破棄される。制御は、次に、ステップ５０７に渡さ
れ、プロセスは退出する。ステップ５２３におけるテス
ト結果が肯定であり、そのＬＥＣが宛先ＬＥＣであるこ
とが示された場合は、制御は、ステップ５２４に渡さ
れ、ここで、ＬＥＣは、要求されたアドレスを含むパケ
ットをそのアドレス解決要求を発信したサブ-ＥＬＡＮ
のＬＥＳに送信する。その後、制御は、ステップ５１７
に戻り、上に説明されたプロセスがＬＥＳ内で継続され
る。

【００４８】アドレスサーバ４２７内にアドレス解決要
求を受信すると、これに応答して、アドレスサーバ４２
７は、条件分岐点５２７において、それ自身がそのアド
レス解決要求パケットを発信したのか判定するテストを
遂行する。ステップ５２７におけるテスト結果が肯定で
ある場合は、制御は、ステップ５２５に渡され、ここ
で、アドレスサーバ４２７は、その要求を含むパケット
を破棄する。プロセスは、次に、ステップ５０７におい
て、退出する。

【００４９】ステップ５２７におけるテスト結果が否定
である場合は、制御は、条件分岐点５３１に渡され、こ
こで、アドレスサーバ４２７は、その要求された宛先ア
ドレスがそのデータベース内に含まれるか調べるテスト
を遂行する。ステップ５３１におけるテスト結果が肯定
である場合は、制御は、ステップ５１７に戻され、この
プロセスが、ステップ５１７と５１９が、アドレス解決
要求が発信されたサブ−ＥＬＡＮのＬＥＳによって遂行
されるのではなく、今回は、アドレスサーバ４２７によ
って遂行されることを除いて、上記と同様に継続され
る。

【００５０】ステップ５３１におけるテスト結果が否定
である場合は、制御は、条件分岐点５３３に渡され、こ
こで、その宛先を処理するＬＥＳがアドレスサーバ４２
７に知られているか判定するテストが遂行される。ステ
ップ５３３におけるテスト結果が肯定である場合は、制
御は、ステップ５３５に渡され、ここで、本発明の原理
に従って、アドレスサーバ４２７は、アドレス解決リク
エストをその宛先を処理するサブ−ＥＬＡＮのＬＥＳに
のみ送信する。ステップ５３３におけるテスト結果が否
定である場合は、制御は、ステップ５３７に渡され、こ
こで、アドレス解決リクエストが、好ましくは、そのリ
クエストを発信したサブ−ＥＬＡＮのＬＥＳを除いて、
そのＥＬＡＮを処理する全てのＬＥＳに送信される。ス
テップ５３５あるいはステップ５３７の遂行の後に、制
御は、ステップ５１５に戻され、ここで、アドレスサー
バ４２７からメッセージを受信する各ＬＥＳが、ステッ
プ５１５においてこのプロセスを上に説明されたように
継続実行する。

【００５１】ステップ５１１におけるテスト結果が否定
であり、パケットがデータパケットであることが示され
た場合は、制御は、条件分岐点５３９（図５）に渡さ
れ、ここで、宛先アドレスがそのデータパケットを発信
したＬＥＣに知られているか調べるテストが遂行され
る。ステップ５３９におけるテスト結果が肯定である場
合は、制御はステップ５４１に渡され、ここで、そのパ
ケットがユニカーストパケット、つまり、単一のエンド
ポイントに宛てられたパケットであるか調べるテストが
遂行される。ステップ５４１におけるテスト結果が肯定
である場合は、制御は、ステップ５４５に渡され、ここ
で、発信ＬＥＣが、既にそれが存在しない場合は、宛先
アドレスへの接続を確立する。制御は、次に、ステップ
５４７に渡され、パケットがその接続を通じて送信され
る。このプロセスは、次に、ステップ５０７において、
退出する。

【００５２】ステップ５３９あるいはステップ５４１に
おけるテスト結果が否定であり、発信ＬＥＣが宛先アド
レスを知らないか、あるいはパケットが一つ以上の宛先
に向けられている、つまり、ブロードカーストあるいは
マルチカーストパケットであることが示された場合は、
制御は、ステップ５４９に渡され、ここで、パケット
が、そのデータパケットを発信したＬＥＣを処理するサ
ブ−ＥＬＡＮのＢＵＳに送信される。次に、ステップ５
５１において、この受信ＢＵＳがデータパケットをその
サブ−ＥＬＡＮ内の全てのＬＥＣおよび、結果として、
本発明の原理に従って、その代理ＬＥＣであるＥＬＡＮ
contronect網４０１内のブロードカースト／ルートサ
ーバ４１５に、ブロードカーストする。結果として、以
降、二つの別個の並列な経路が存在することとなる。こ
こで、ステップ５３３から５５７を含む第一の経路は、
ブロードカーストデータパケットを受信した各ＬＥＣ内
において遂行され、一方、ステップ５５９から５７９を
含む第二の経路は、ブロードカースト／ルートサーバ４
１５内で遂行される。

【００５３】制御がステップ５３３に渡されると、ブロ
ードカーストパケットを受信したＬＥＣは、それがその
宛先ＬＥＣの一つであるか調べるテストを遂行する。ス
テップ５５３におけるテスト結果が否定である場合は、
制御は、ステップ５５７に渡され、ここでパケットが破
棄される。プロセスは、次に、ステップ５０７に進む。
一方、ステップ５３３におけるテスト結果が肯定であっ
た場合は、制御は、ステップ５５５に渡され、ここで、
受信ＬＥＣがそのパケットを処理する。つまり、パケッ
ト見出しを調べ、パケットを上位層に送信する。プロセ
スは次にステップ５０７において退出する。

【００５４】制御が条件分岐点５５９に渡されると、ブ
ロードカースト／ルートサーバ４１５がブロードカース
トパケットを受信したために、ブロードカースト／ルー
トサーバ４１５は、それがそのパケットを発信したのか
調べるテストを遂行する。ステップ５５９におけるテス
ト結果が肯定である場合は、制御は、ステップ５６１に
渡され、データパケットが破棄される。プロセスは次に
ステップ５０７において退出する。

【００５５】ステップ５５９におけるテスト結果が否定
である場合は、制御は条件分岐点５６３に渡され、ここ
で、本発明の原理に従って、そのパケットが、層３アド
レス解決プロトコル（ＡＲＰ）リクエスト、つまり、層
３アドレス翻訳に対するリクエスト、に応答して発信さ
れた層２ブロードカーストパケットであるか調べるテス
トを遂行する。ステップ５６３におけるテスト結果が肯
定である場合は、制御は条件分岐点５６７に渡され、こ
こで、その宛先の層２アドレスがアドレスサーバ４２７
内に含まれているか調べるテストが遂行される。このス
テップは、ブロードカースト／ルートサーバ４１５によ
って遂行される。つまり、ブロードカースト／ルートサ
ーバ４１５は、アドレスサーバ４２７に照会し、これが
存在する場合は、アドレスサーバから要求されたアドレ
スを含む応答を受信する。ステップ５６７におけるテス
ト結果が肯定である場合は、制御は、ステップ５６９に
渡され、ここで、ブロードカースト／ルートサーバ４１
５は、要求されたアドレスを含むARP＿Rsponseメッセー
ジを用意する。制御は、次に、ステップ５１７に戻り、
ここで、このプロセスが、ステップ５１７とステップ５
１９がブロードカースト／ルートサーバ４１５によって
遂行され、また、送信される要求アドレスがARP＿Rspon
seメッセージであることを除いて、上に説明と同様に継
続される。

【００５６】ステップ５６７におけるテスト結果が否定
であり、宛先層２アドレスがアドレスサーバ４２７内に
存在しないことが示された場合は、制御は、条件分岐点
５７３に渡され、ここで宛先ＬＥＣを処理するＢＵＳが
知られているか調べるテストが遂行される。ステップ５
７３におけるテスト結果が肯定である場合は、本発明の
一面に従って、ブロードカースト／ルートサーバ４１５
は、その宛先ＬＥＣを処理するＢＵＳにのみ層３ＡＲＰ
リクエストを送信する。ステップ５７３におけるテスト
結果が否定であった場合は、制御はステップ５７９に渡
され、ここで層３ＡＲＰリクエストがそのＥＬＡＮの全
てのＢＵＳに送信される。ステップ５７５あるいは５７
９の遂行が終了すると、制御はステップ５５１に戻り、
ここでブロードカースト／ルートサーバ４１５からリク
エトスを受信する各ＢＵＳがリクエストを上に説明のよ
うに処理する。

【００５７】ステップ５６３におけるテスト結果が否定
であり、パケットが従来のブロードカーストパケットで
あることが示された場合は、制御は条件分岐点５８１
（図６）に渡され、ここでパケットがブロードカースト
パケットであるか調べるテストが遂行される。ステップ
５８１におけるテスト結果が肯定であり、そのパケット
がブロードカーストパケットであることが示される場合
は、制御はステップ５８３に渡され、ここでブロードカ
ースト／ルートサーバ４１５は、そのパケットをそれか
らパケットが発信されたＥＬＡＮの全てのＢＵＳにブロ
ードカーストする。制御は次にステップ５１１（図５）
に戻り、このプロセスが、ＢＵＳの各々がブロードカー
ストパケットのコピーを受信したとき、上に説明のよう
に継続される。

【００５８】ステップ５８１におけるテスト結果が否定
であり、パケットがマルチカーストパケットであること
が示される場合は、制御は条件分岐点５８５に渡され、
ここで、そのマルチカーストパケットのマルチカースト
層３アドレスが知られているか調べるテストが遂行され
る。ステップ５８５におけるテスト結果が肯定である場
合は、制御は条件分岐点５８７に渡され、ここで、それ
らマルチカースト層３アドレスのおのおのに対応する層
２アドレスがアドレスサーバ４２７内に格納されている
か調べるテストが遂行される。

【００５９】ステップ５８７におけるテスト結果が肯定
である場合は、制御はステップ５８９に渡され、ここで
ブロードカースト／ルートサーバ４１５は、本発明の一
面に従って、マルチカーストアドレス内に指定される全
ての宛先ＬＥＣに対する層２アドレスを得る。制御はス
テップ５９３に渡され、ここでブロードカースト／ルー
トサーバ４１５は、それ自身から、それに対して接続が
既に存在しない宛先ＬＥＣのおのおのへの接続を確立す
る。次に、ステップ５９５において、本発明の一面に従
って、ブロードカースト／ルートサーバ４１５は、デー
タパケットを各宛先ＬＥＣに伝送する。プロセスは次に
ステップ５０７において退出する。長所として、データ
パケットをマルチカーストアドレスによって指定される
ＬＥＣにのみ伝送することによって迅速なマルチカース
ティングが達成される。もう一つの長所として、各マル
チカーストパケットに対して伝送されるパケットの数が
そのＥＬＡＮ内のＬＥＣの数からマルチカーストアドレ
スによって指定されるＬＥＣの数に削減される。

【００６０】ステップ５８５におけるテスト結果が否定
であり、マルチカースト層３アドレスに対応する層２ア
ドレスが知られていないことが示される場合は、制御は
条件分岐点５９７に渡され、ここでその一つあるいはそ
れ以上のマルチカースト層３アドレスを含むサブ−ＥＬ
ＡＮを処理するＢＵＳが知られているか調べるテストが
遂行される。ステップ５９７におけるテスト結果が否定
である場合は、制御はステップ５８３に戻され、プロセ
スは上に説明のように継続される。一方、ステップ５９
７におけるテスト結果が肯定である場合は、制御はステ
ップ５９９に渡され、ここで、データパケットが、本発
明の一面に従って、一つあるいは複数の宛先ＬＥＣを含
むそのサブ−ＥＬＡＮを処理するＢＵＳにのみ伝送され
る。制御は次にステップ５５１（図５）に戻され、この
プロセスが、上に説明のように、各ＢＵＳがブロードカ
ーストパケットのコピーを受信したときに、継続され
る。長所として、上のプロセスは、特定のＬＥＣが知ら
れていないときにパケットのマルチカースト伝送を実行
するために伝送されなければならないパケットの数を削
減することができる。

【００６１】ステップ５０９（図４）におけるテスト結
果が肯定であり、パケットが発信ＬＥＣが接続されてい
るＥＬＡＮの外側の宛先に宛てられたものであることが
示される場合は、制御はステップ６０１（図７）に渡さ
れ、ここで、宛先ＡＴＭアドレスが発信ＬＥＣによって
知られているか調べるテストが遂行される。ステップ６
０１におけるテスト結果が肯定であり、発信ＬＥＣが、
ａ）宛先ＬＥＣとの直接の接続をそのような接続が既に
存在しない場合に確立するため、およびｂ）パケットを
それに転送するため、に必要とされる情報を持つことが
示される場合は、制御はステップ５４５に戻り、このプ
ロセスは、上に説明のように継続される。

【００６２】ステップ６０１におけるテスト結果が否定
であり、宛先アドレスが、１）発信ＬＥＣに知られてい
ないこと、および２）発信ＥＬＡＮの外側であるとこが
示される場合は、制御はステップ６０２に渡される。以
下の説明においては、ＡＴＭエンドステーションを呼ぶ
のに“ＬＥＣ”という用語が使用されるが、ＡＴＭエン
ドステーションは、同一のＥＬＡＮの一部分ではない宛
先と交信する場合、ＬＡＮエミュレーションに対して採
用される以外のプロトコルを使用する場合があることに
注意する。一つのこのようなプロトコルとして、ＡＴＭ
を通じての古典的なＩＰがある。ステップ６０２におい
て、発信ＬＥＣがパケットをそのＬＥＣを処理している
ルート／ＡＲＰサーバに送信する。特定のＬＥＣに対す
るルート／ＡＲＰサーバは、ａ）同一のサブ-ＥＬＡＮ
内、ｂ）異なるサブ−ＥＬＡＮ内、さらにはｃ）異なる
ＥＬＡＮ内に設置できることに注意する。ただし、発信
ＬＥＣはルート／ＡＲＰサーバのアドレスを知ってお
り、それに接続を確立できることを要求される。

【００６３】制御は次に条件分岐点６０３に渡され、こ
こで、ルート／ＡＲＰサーバは、宛先ＬＥＣのアドレス
が知られているか調べるためのテストを遂行する。ステ
ップ６０３におけるテスト結果が否定である場合は、制
御はステップ６０５に渡され、ここで、ルート／ＡＲＰ
サーバは、本発明の原理に従って、パケットをブロード
カースト／ルートサーバ４１５に送信する。次に、条件
分岐点６０７において、ブロードカースト／ルートサー
バ４１５は、宛先アドレスがそれに知られているか調べ
るためのテストを遂行する。このステップは、ブロード
カースト／ルートサーバ４１５によって、アドレスサー
バ４２７と交信し、その中の情報にアクセスすることに
よって遂行される。ステップ６０７におけるテスト結果
が否定である場合は、これは、その宛先がＥＬＡＮ co
ntronect網４０１によって処理されてないとこを示す。
従って、ブロードカースト／ルートサーバ４１５は、そ
のパケットを標準のルーティングテーブルに従ってルー
トする。例えば、パケットを、ＥＬＡＮ contronect網
４０１によって処理されてないが、ただし、これに直接
あるいは間接的に接続されている別の網に転送する。プ
ロセスは次にステップ５０７において退出する。

【００６４】ステップ６０７におけるテスト結果が肯定
であり、宛先アドレスが知られていることが示された場
合は、制御はステップ６１３と５４５の両方に渡され
る。これらステップは、それらの後続のステップととに
も、実質的に平行して遂行される。ステップ５４５と５
４７において、ブロードカースト／ルートサーバ４１５
は、パケットを接続を通じて宛先ＬＥＣに送信する。こ
のプロセスは次にステップ５０７において退出する。ス
テップ６１３において、ブロードカースト／ルートサー
バ４１５は、本発明の一面に従って、宛先アドレスを発
信ＬＥＣに送信する。ステップ６１５において、送信Ｌ
ＥＣが宛先アドレスをブロードカースト／ルートサーバ
４１５から受信し、これを格納する。制御は次にステッ
プ４５４に戻される。ステップ５４５が送信ＬＥＣによ
って遂行され、このプロセスは、上に説明のように継続
される。

【００６５】ステップ６０３におけるテスト結果が肯定
であり、宛先アドレスがルート／ＡＲＰサーバ内に知ら
れていることが示された場合は、制御はステップ６２１
とステップ６２５の両方に渡される。これらは、それら
の後続のステップとともに、実質的に平行して遂行され
る。ブロードカースト／ルートサーバ４１５が、次に、
ステップ６２７において、パケットを宛先ＬＥＣにルー
トする。プロセスは次にステップ５０７において退出す
る。ルート／ＡＲＰサーバがパケットを直接にルートで
きる場合は、これは、ステップ６２５と６２７の代わり
に直接にそうすることに注意する。ステップ６２１にお
いて、ルート／ＡＲＰサーバが宛先アドレスを送信ＬＥ
Ｃに送信する。ステップ６２３において、送信ＬＥＣが
ルート／ＡＲＰサーバから宛先アドレスを受信し、これ
を格納する。制御は次にステップ５４５に戻され、プロ
セスは上に説明のように継続される。

【００６６】図８はコンフィギュレーションサーバ４１
９によって新たなＬＥＳ、ＢＵＳ、あるいはルート／Ａ
ＲＰサーバを追加するために遂行される一例としてのプ
ロセスを示す。このプロセスは、網管理者がコンフィギ
ュレーションサーバ４１９にログインしたときに、ステ
ップ８０１から開始される。ログインはコンフィギュレ
ーションサーバ４１９に直接に接続されたコンソールの
所で遂行することも、あるいはＥＬＡＮ contronect網
４０１によって処理されるＥＬＡＮの一つの中に位置す
る遠隔アクセスコンソールを介して遂行することもでき
る。網管理者はＥＬＡＮ contronect網４０１に接続さ
れた一つあるいは複数のＥＬＡＮを管理するこもと、あ
るいは、網管理者は、ＥＬＡＮ contronect網４０１自
身のシステム管理者であることもある。

【００６７】次に、ステップ８０３において、網管理者
が、１）少なくともそれらのＡＴＭアドレスおよび２）
オプションとして、これに加えて、他の層２および層３
アドレスを供給する、ことによってこれら新たなＬＥ
Ｓ、ＢＵＳ、およびルート／ＡＲＰサーバを指定する。
網管理者はその後ログアウトする。次の二つの別個のプ
ロセスが遂行される。一つは新たなＬＥＳを加えるため
のものであり、もう一つは、新たなＢＵＳと新たなルー
ト／ＡＲＰサーバを加えるためのプロセスである。これ
らプロセスは平行に遂行される。

【００６８】新たなＬＥＳを加えるために、条件分岐点
８０５において、網管理者が新たなＬＥＳに対する情報
を入力したか調べるためのテストが行なわれる。ステッ
プ８０５におけるテスト結果が肯定である場合は、制御
はステップ８０７に渡され、ここで、コンフィギュレー
ションサーバ４１９が新たなＬＥＳ情報をアドレスサー
バ４２７内にダウンロードする。次に、ステップ８０９
において、アドレスサーバ４２７が新たなＬＥＳを登録
する。つまり、新たなＬＥＳに、アドレスサーバ４２７
が新たなＬＥＳのクライアントであることを自覚させ
る。

【００６９】ステップ８１３において、アドレスサーバ
４２７が、そのＥＬＡＮコンフィギュレーションテーブ
ルを、新たなＬＥＳがあるＥＬＡＮと対応するように更
新する。一例としてのＥＬＡＮコンフィギュレーション
テーブルがテーブル２と３に示されるが、これについて
は後に詳細に説明される。制御は次にステップ８０５に
戻り、プロセスは、上に説明のように継続される。

【００７０】テーブル２と３には、一例としてのＥＬＡ
Ｎコンフィギュレーションテーブルが示される。テーブ
ル２は、ＥＬＡＮ３０１に対するコンフィギュレーショ
ンテーブルであり、テーブル３は、ＥＬＡＮ３１１に対
するコンフィギュレーションテーブルである。これらコ
ンフィギュレーションテーブルは、これらはＬＥＳ内に
使用されるテーブルと類似するために、当業者において
は、容易に理解できるものである。テーブル２と３内に
おいては、ＡＴＭ、ＭＡＣ、およびＩＰアドレスは、概
念を説明するためにのみ示され、任意のプロトコルの実
際のアドレシングスキームを表すものではないことに注
意する。さらに、同一のＡＴＭアドレスが、レガシーＬ
ＡＮ上の全てのステーションに対して、これら全てのス
テーションは同一のＬＡＮスイッチに接続されるため
に、使用されることに注意する。例えば、全てのステー
ション１１１−１から１１１−Ｎは、同一のＡＴＭアド
レス、つまり、ブリッジ１１１−５のＡＴＭ−１１１を
持つ。

【００７１】

【表２】

【表３】

【００７２】新たなＢＵＳあるいはルート／ＡＲＰサー
バを加えるために、条件分岐点８１５において、網管理
者が新たなＢＵＳあるいはルート／ＡＲＰサーバに対す
る情報を入力したのか調べるテストが遂行される。ステ
ップ８１５におけるテスト結果が否定である場合は、制
御はステップ８１１に渡され、プロセスは退出する。ス
テップ８１５におけるテスト結果が肯定である場合は、
制御はステップ８１７に渡され、ここで、コンフィギュ
レーションサーバ４１９が新たなＢＵＳあるいはルート
／ＡＲＰサーバ情報をブロードカースト／ルートサーバ
４１５内にダウンロードする。次に、ステップ８１９に
おいて、ブロードカースト／ルートサーバ４１５が新た
なＢＵＳを登録する。つまり、新たなＢＵＳに、ブロー
ドカースト／ルートサーバ４１５がその新たなＢＵＳの
クライアントであることを自覚させる。さらに、ステッ
プ８１９において、ブロードカースト／ルートサーバ４
１５が、新たなルート／ＡＲＰサーバに、ブロードカー
スト／ルートサーバ４１５がルータとして利用できるこ
とを通知する。

【００７３】その後、条件分岐点８２１において、新た
なＢＵＳが加えられたか調べるテストが遂行される。ス
テップ８２１におけるテスト結果が肯定である場合は、
ステップ８２３において、ブロードカースト／ルートサ
ーバ４１５がそのＥＬＡＮコンフィギュレーションテー
ブルを、その新たなＢＵＳがあるＥＬＡＮと対応するよ
うに更新する。制御は次にステップ８１５に戻り、この
プロセスは上に説明されたように継続する。ステップ８
２１におけるテスト結果が否定である場合は、制御はス
テップ８２５に渡され、ここでブロードカースト／ルー
トサーバ４１５がそのルーティングテーブルを更新し、
こうして、ルート／ＡＲＰサーバに、ブロードカースト
／ルートサーバ４１５がルータとして利用できることを
通知する。制御は次にステップ８１５に戻され、プロセ
スは上に説明されたように継続される。

【００７４】ＬＥＳ、ＢＵＳ、およびルート／ＡＲＰサ
ーバを網から削除する動作は、当業者においては明らか
のように図８に示されるのと同一の一般プロセスに従
う。

【００７５】図９は、本発明の原理に従って、現存のコ
ンフィギュレーションを検視あるいは修正するための一
例としてのプロセスを示す。このプロセスは、ステップ
９０１において、網管理者がコンフィギュレーションサ
ーバ内にログインしたときに開始される。次に、条件分
岐点９０３において、網管理者が網コンフィギュレーシ
ョンを検視することを望むのであるか調べるテストが遂
行される。ステップ９０３におけるテスト結果が肯定で
ある場合は、制御は条件分岐点９０５に渡され、ここ
で、コンフィギュレーションサーバ４１９は、その網管
理者が要求された網コンフィギュレーションを検視する
許可を持つか調べるテストが遂行される。ステップ９０
５におけるテスト結果が肯定である場合は、制御はステ
ップ９０７に渡され、要求された網コンフィギュレーシ
ョンが表示される。制御は次にステップ９０９に渡さ
れ、プロセスは退出する。ステップ９０５におけるテス
ト結果が否定である場合は、制御はステップ９１１に渡
され、ここで、保安違反事象がコンフィギュレーション
サーバ４１９によって登録される。制御は次にステップ
９０９に渡され、プロセスは退出する。

【００７６】ステップ９０３におけるテスト結果が否定
である場合は、制御は条件分岐点９１３に渡され、ここ
で網管理者が網コンフィギュレーションを修正する許可
を持つか調べるテストが遂行される。ステップ９１３に
おけるテスト結果が否定である場合は、制御はステップ
９１１に渡され、保安違反事象が記録される。このプロ
セスは、次に、ステップ９０９において退出する。

【００７７】ステップ９１３におけるテスト結果が肯定
である場合は、制御は条件分岐点９１５に渡され、ここ
で要求される修正がその網管理者によって管理されるＥ
ＬＡＮにのみ及ぶものであるか調べるためのテストが遂
行される。ステップ９１５におけるテスト結果が肯定で
ある場合は、制御はステップ９１７に渡され、ここで、
コンフィギュレーションサーバ４１９が網のコンフィギ
ュレーション表現を更新する。次に、ステップ９１９に
おいて、コンフィギュレーションサーバ４１９がアドレ
スサーバ４２７とブロードカースト／ルートサーバ４１
５に要求される修正について通知する。アドレスサーバ
４２７とブロードカースト／ルートサーバ４１５がステ
ップ９２１において、要求される修正を実行し、各々の
コンフィギュレーションテーブルを更新する。このプロ
セスは次にステップ９０９において退出する。

【００７８】ステップ９１５におけるテスト結果が否定
であり、ａ）異なる主体によって管理される網が併合さ
れるべきである、あるいはｂ）単一の網が別個の網に分
割されるべきであることが示される場合、制御はステッ
プ９２３に渡され、ここで、コンフィギュレーションサ
ーバ４１９によって、１）申し出のあった修正が格納さ
れるが、ただし、２）実現は留保される。つまり、本発
明の一面に従って修正情報がアドレスサーバ４２７とブ
ロードカースト／ルートサーバ４１５に中継される。制
御は次に条件分岐点９２５に渡され、ここで、本発明の
一面に従って、他の主体が申し出のあった修正を承認す
るか調べるためのテストが遂行される。ステップ９２５
におけるテスト結果が肯定である場合は、制御はステッ
プ９１７に渡され、プロセスは上に説明されたように継
続される。

【００７９】オプションとしてのコンフィギュレーショ
ンサーバ４１９は、さらに、網管理者が、ａ）マルチメ
ディアサーバファーム４２１によって申し出されたサー
ビスを拾読みし、ｂ）一つあるいは複数のサービスをＥ
ＬＡＮに対して利用できるように選択することを可能に
する。網管理者がマルチメディアサービスを選択する
と、コンフィギュレーションサーバ４１９は、マルチメ
ディアサーバファーム４２１と通信し、選択されたサー
ビスを提供するマルチメディアサーバに、その網管理者
のＥＬＡＮのＬＥＳとＢＵＳを登録させる。同様にし
て、網管理者があるマルチメディアサービスの加入を中
止するために、コンフィギュレーションサーバ４１９に
ログインし、以前に選択された特定のマルチメディアサ
ービスの選択を取り消すと、コンフィギュレーションサ
ーバ４１９は、マルチメディアサーバファーム４２１と
通信し、マルチメディアサーバ４２１にそのＥＬＡＮの
ＬＥＳとＢＵＳからクライアントとしての登録を削除さ
せる。

【００８０】さらに、複数のＥＬＡＮがコンフィギュレ
ーションサーバ４１９内でコンフィギュレーションの変
更を行った場合は、マルチメディアサーバ４２１は、そ
の登録を適当なＬＥＳとＢＵＳにて再構成する。例え
ば、二つのＥＬＡＮが、例えば、コーポレートマージャ
に応答して、一つに併合された場合は、以前はおのおの
別個のＥＬＡＮに利用できたマルチメディアサービス
が、併合の後は、新たな生成された併合ＥＬＡＮの全て
のエンドポイントで利用できるようになる。

【００８１】図１０は、アドレスサーバ４２７、ブロー
ドカースト／ルートサーバ４１５、コンフィギュレーシ
ョンサーバあるいはマルチメディアサーバファーム４２
１のサーバとして機能する一般サーバ１００１の一例と
してのブロック図を示す。各サーバ１００１は、ａ）中
央処理ユニット（ＣＰＵ）１００２、ｂ）インタフェー
スポート１００３、ｃ）データバス１００４、および
ｄ）メモリ１００５を含む。中央処理ユニット（ＣＰ
Ｕ）１００２は、サーバ１００１の処理の制御に必要な
全ての計算能力を提供する。データバス１００４は、サ
ーバ１００１の要素間のデータの交換を遂行する。イン
タフェースポート１００３はサーバ１００１とサーバ１
００１の外側のデバイスとの間のデータの交換を高速バ
ックボーンリンク４２５を介して提供する。この目的の
ために、インタフェースポート１００３は、例えば、周
知のデータトランシーバを含む。メモリ１００５は、
１）ＣＰＵ１００２によって、上に説明のようなサーバ
１００１の処理を制御するために使用されるインストラ
クション（プログラム）を含むコード部分１００６、お
よび２）サーバにとって特定の機能を遂行するために必
要とされる情報、例えば、アドレスサーバに対するアド
レステーブル、あるいはコンフィギュレーションサーバ
４１９に対するＥＬＡＮコンフィギュレーションテーブ
ルを含むデータメモリ部分１００７を含む。

【００８２】上の説明は、単に、本発明の原理を解説す
るためのものである。当業者においては、ここに明示的
には説明あるいは図示されなかったが、本発明の原理を
具現する様々な構成を考案できることは明らかであり、
従って、これらも本発明の精神および範囲に入ると見な
されるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】各々が層３レベルの異なる論理サブネットを表
す二つの小規模な従来の技術による網を示す図である。

【図２】図１のＬＡＮが様々なサーバ、例えば、ＬＥＳ
およびＢＵＳによって処理される従来の技術によるＬＡ
Ｎエミュレーションを示す図である。

【図３】ＥＬＡＮ contronect網が本発明の原理に従っ
て複数のサブ−ＥＬＡＮを相互接続するように構成され
た本発明の一つの実施例を示す図である。

【図４】本発明の原理に従って図３に示されたパケット
を処理する実施例を示す図である。

【図５】本発明の原理に従って図３に示されたパケット
を処理する実施例を示す図である。

【図６】本発明の原理に従って図３に示されたパケット
を処理する実施例を示す図である。

【図７】本発明の原理に従って図３に示されたパケット
を処理する実施例を示す図である。

【図８】図３のコンフィギュレーションサーバによっ
て、新たなＬＥＳ、ＢＵＳ、あるいはルート／ＡＲＰサ
ーバを追加するために、本発明の原理に従って遂行され
る一例としてのプロセスを示す図である。

【図９】本発明の原理に従って現存のコンフィギュレー
ションを検視あるいは修正するための一例としてのプロ
セスを示す図である。

【図１０】図３に示されるサーバとして使用することが
できる一般サーバ１００１の一つの実施例のブロック図
である。

フロントページの続き (72)発明者セイハンシヴァンラーアメリカ合衆国 07701 ニュージャーシィ，レッドバンク，コールマンアヴェニュー 85 (72)発明者ヴィクラムアール．サクセナアメリカ合衆国 07728 ニュージャーシィ，フリーホールド，タスカンドライヴ 31

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のサブエミュレートローカルエリア
網（サブ−ＥＬＡＮ）を相互接続するための装置であっ
て：この装置が前記の複数のサブ-ＥＬＡＮを相互接続
するためのＥＬＡＮ contronect網を含み、前記の複数
のサブ−ＥＬＡＮのおのおのがポイント・ツウ・ポイン
トコネクションオリエンティッド接続を介してＥＬＡＮ
contronect網に接続され、このＥＬＡＮ contronect
網が前記のサブ−ＥＬＡＮのサーバの各々に対してそれ
らのクライアントとして存在（機能）するように構成さ
れ、こうして相互接続された少なくとも二つのサブ−Ｅ
ＬＡＮによって一つのＥＬＡＮが形成されることを特徴
とする装置。
【請求項２】前記のＥＬＡＮ contronect網が：アド
レスサーバ；ブロードカースト／ルートサーバ；および
前記のアドレスサーバと前記のブロードカースト／ルー
トサーバを相互接続するためのバックボーンを含むこと
を特徴とする請求項１の装置。
【請求項３】前記のアドレスサーバが受信されたクラ
イアントアドレスをそのクライアントに対するもう一つ
のアドレスに変換することを特徴とする請求項２の装
置。
【請求項４】前記のブロードカースト／ルートサーバ
が受信された情報を前記のサブ−ＥＬＡＮの、その受信
された情報を発信したクライアントが接続されているサ
ブ−ＥＬＡＮ以外の、一つに接続された少なくとも一つ
のクライアントに送信することを特徴とする請求項２の
装置。
【請求項５】前記のバックボーン網がコネクションレ
スメディアであることを特徴とする請求項２の装置。
【請求項６】前記のＥＬＡＮ contronect網がさら
に：マルチメディアサービスをそのマルチメディアサー
ビスを利用することを許可された前記のサブ−ＥＬＡＮ
のおのおのに提供するためのマルチメディアサーバを含
み、このマルチメディアサーバが前記のバックボーンに
接続されることを特徴とする請求項２の装置。
【請求項７】前記のポイント・ツウ・ポイントコネク
ションオリエンティッド接続が非同期転送モード（ＡＴ
Ｍ）網を介して接続されることを特徴とする請求項１の
装置。
【請求項８】前記のブロードカースト／ルートサーバ
がさらに：層２ブロードカースト指標を含む層３パケッ
トを受信するための手段；前記の受信されたパケットが
層３アドレス照会であり、層３受信クライアントアドレ
スを含むことを認識するための手段；前記の受信クライ
アントアドレスに対応するアドレスを前記のアドレスサ
ーバから要求するための手段；および前記の層３パケッ
トに応答して前記の対応するアドレスを送り返すための
手段を含むことを特徴とする請求項２の装置。
【請求項９】前記のブロードカースト／ルートサーバ
がさらに：受信層３パケットを最終宛先あるいは次のホ
ップのルータにルーティングするための手段を含むこと
を特徴とする請求項２の装置。
【請求項１０】前記のブロードカースト／ルートサー
バがルーティング情報をパケットに対するルートを確立
するために前記のＥＬＡＮ contronect網の外側のル
ータと交換するための手段を含むことを特徴とする請求
項２の装置。
【請求項１１】前記のアドレスサーバがさらに受信層
２クライアントアドレスをもう一つの層２アドレスに変
換することを特徴とする請求項２の装置。
【請求項１２】前記の受信層２クライアントアドレス
がメディアアクセス制御（ＭＡＣ）アドレスであり、前
記のもう一つの層２アドレスが非同期転送モード（ＡＴ
Ｍ）アドレスであることを特徴とする請求項１１の装
置。
【請求項１３】前記の受信層２クライアントアドレス
が非同期転送モード（ＡＴＭ）アドレスであり、前記の
もう一つの層２アドレスがメディアアクセス制御（ＭＡ
Ｃ）アドレスであることを特徴とする請求項１１の装
置。
【請求項１４】前記のアドレスサーバがさらに受信層
２アドレスを層３アドレスに変換することを特徴とする
請求項２の装置。
【請求項１５】前記のアドレスサーバがさらに受信層
３アドレスを層２アドレスに変換することを特徴とする
請求項２の装置。
【請求項１６】前記のアドレス変換が前記のブロード
カースト／ルートサーバからのアドレス変換に対するリ
クエストに応答して遂行されることを特徴とする請求項
１５の装置。
【請求項１７】前記のアドレス変換が前記のサブ−Ｅ
ＬＡＮの一つのＬＡＮエミュレーションサーバ（ＬＥ
Ｓ）からのアドレス変換に対するリクエストに応答して
遂行されることを特徴とする請求項１５の装置。
【請求項１８】前記の受信層３クライアントアドレス
がインターネットプロトコル（ＩＰ）であり、前記のも
う一つの層２アドレスがメディアアクセス制御（ＭＡ
Ｃ）アドレスであることを特徴とする請求項１５の装
置。
【請求項１９】前記の受信層３クライアントアドレス
がインターネットプロトコル（ＩＰ）であり、前記のも
う一つの層２アドレスが非同期転送モード（ＡＴＭ）ア
ドレスであることを特徴とする請求項１５の装置。
【請求項２０】前記のアドレスサーバが前記のサブ-
ＥＬＡＮの少なくとも一つのＬＥＳから、変換の遂行に
必要な情報が前記のアドレスサーバに存在しないとき
に、アドレス変換をリクエストすることを特徴とする請
求項３の装置。
【請求項２１】前記のＥＬＡＮ contronect網がさら
に：前記のバックボーン網に接続された前記のサブ-Ｅ
ＬＡＮの相互接続のトポロジーを構成するためのコンフ
ィギュレーションサーバを含むことを特徴とする請求項
１の装置。
【請求項２２】前記のコンフィギュレーションサーバ
が：一体となって一つのＥＬＡＮを構成する複数の前記
のサブ−ＥＬＡＮのサーバのアドレスを格納するための
手段を含むことを特徴とする請求項２１の装置。
【請求項２３】前記のコンフィギュレーションサーバ
が：前記のアドレスサーバおよび前記のブロードカース
ト／ルートサーバと、それらに前記のサブ−ＥＬＡＮの
相互接続のトポロジーの変更を示す情報を伝送するため
に、通信するための手段を含むことを特徴とする請求項
２１の装置。
【請求項２４】前記のコンフィギュレーションサーバ
が：前記の二つあるいはそれ以上のＥＬＡＮの併合の前
に前記のＥＬＡＮ contronect網によって相互接続され
たサブ−ＥＬＡＮから構成される二つあるいはそれ以上
のＥＬＡＮの各々の少なくとも一つを管理する各主体か
ら要求される保安レベルでの承認を得るための手段を含
むことを特徴とする請求項２１の装置。
【請求項２５】前記のコンフィギュレーションサーバ
が：あるＥＬＡＮを異なる主体によって管理される二つ
あるいはそれ以上のＥＬＡＮに分割する前に要求される
保安レベルでの承認を得るための手段を含むことを特徴
とする請求項２１の装置。
【請求項２６】前記のＥＬＡＮ contronect網がマル
チメディアサービスを前記のＥＬＡＮ contronect網に
よって接続されたサブ−ＥＬＡＮから構成される前記の
マルチメディアサービスを利用することを許可された各
ＥＬＡＮに提供するためのマルチメディアサーバを含
み、前記のコンフィギュレーションサーバが：前記のマ
ルチメディアサーバと通信し、前記のＥＬＡＮによるマ
ルチメディアサービスの使用許可の変更を示す情報をそ
れに送信するための手段を含むことを特徴とする請求項
２１の装置。
【請求項２７】パケットを運ぶためのバックボーン；
前記のバックボーンに接続された複数のサーバ；および
前記のバックボーンに接続されたコネクションオリエン
ティッド通信網とのインタフェースのための少なくとも
一つのＬＡＮハブ；から構成される装置であって、この
装置が複数のサブ−ＥＬＡＮの各ＬＥＳと前記の複数の
サブ−ＥＬＡＮの各ＢＵＳを互いに接続して複数のサブ
-ＥＬＡＮから成る一つのＥＬＡＮを形成するように構
成され、前記のサーバが前記のバックボーンに、それ自
身が前記のＬＥＳと前記のＢＵＳのおのおのに対するク
ライアントとして存在（機能）するように接続され、ま
た、前記のＬＥＳとＢＵＳに、前記のバックボーン、Ｌ
ＡＮハブおよびコネクションオリエンティッド接続を介
して接続されることを特徴とする装置。
【請求項２８】前記のコネクションオリエンティッド
接続が非同期転送モード（ＡＴＭ）接続であることを特
徴とする請求項２７の装置。
【請求項２９】前記の複数のサーバがアドレスサーバ
とブロードカースト／ルートサーバを含むことを特徴と
する請求項２７の装置。
【請求項３０】網内で使用されるための方法であっ
て、この方法が：層２ブロードカースト指標を含む層３
パケットを受信するステップ；前記の受信されたパケッ
トが層３アドレス照会であり、受信された層３クライア
ントアドレスを含むことを認識するステップ；前記の受
信クライアントアドレスに対応するアドレスを得るステ
ップ；および前記の層３パケットに応答して前記の対応
するアドレスを送り返すステップを含むことを特徴とす
る方法。