JPH0897847A - ゲートウェイシステムおよびその生成方法 - Google Patents

ゲートウェイシステムおよびその生成方法

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JPH0897847A
JPH0897847A JP7264671A JP26467195A JPH0897847A JP H0897847 A JPH0897847 A JP H0897847A JP 7264671 A JP7264671 A JP 7264671A JP 26467195 A JP26467195 A JP 26467195A JP H0897847 A JPH0897847 A JP H0897847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲートウェイシステムを通じて情報を送受信
するネットワークユーザにサービスのスーパーセットを
提供するプロトコルコンバータを有するゲートウェイシ
ステムを自動的に生成する。 【解決手段】 まずプロトコルによって提供されるサー
ビスの共通部分に等しいサービスの共通サブセットを決
定する。次に、ネットワークプロトコルによって提供さ
れるサービスの第1および第2の補プロトコルを特徴づ
ける有限状態マシン(FSM)を生成する。次に、各ネ
ットワークプロトコルを表現する相互通信するFSMの
集合を簡略化して第1および第2補ネットワークプロト
コルFSMを生成する。次に、終端ノードおよびプロト
コルコンバータが、プロトコルFSMの集合の動作を実
行する回路と、第1および第2の補ネットワークプロト
コルFSMと、インタフェースコンバータとを使用して
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワーク間のゲートウェイに関し、特に、ネットワーク
のユーザが、いずれかのネットワーク上で利用可能なサ
ービスを使用してゲートウェイシステムを通じて情報を
送受信することを可能にするゲートウェイシステムの合
成に関する。
【0002】
【従来の技術】通信プロトコル(例えば、SNA(Syste
ms Network Architecture)、DECNET、およびOpen
Systems Architecture(OSI))を使用するコンピ
ュータネットワークおよびその他のデータ通信ネットワ
ークは現在世界中で利用されている。ネットワークプロ
トコルは、ネットワーク上でのデータ伝送の構文、意味
規則およびタイミングを決定する規則の適切に定義され
たセットである。電子メールおよびファイル転送サービ
スの広範な使用とともに、ネットワーク間の相互接続を
提供することがますます重要になっている。一般的に使
用されている3種類のネットワーク相互接続として、ブ
リッジ、ルータおよびゲートウェイがある。
【0003】従来のネットワーク相互接続システムは一
般に特別の技術を使用して構築されている。相互接続を
自動的に合成する際の問題点としては、ネットワークア
ーキテクチャの不整合を克服することおよびネットワー
ク間のプロトコルコンバータを設計することがある。ア
ーキテクチャ不整合には、ネットワーク層機能、ビット
レート、バッファリング、インタフェースおよびハンド
オフ手順の相違がある。アーキテクチャ不整合を克服す
るためには多くの判断、トレードオフ、解析、および意
志決定が要求されるため、アーキテクチャ不整合を克服
するシステムの自動生成は近い将来には見通しがない。
【0004】プロトコルコンバータは、あるプロトコル
から別のプロトコルへメッセージを変換して、ネットワ
ークプロトコル間の不整合を修正する。最近、対応する
ネットワークプロトコルの形式的仕様からプロトコルコ
ンバータを自動的に生成する技術が開発されている。既
知の自動生成技術には、エス.ラム(S. Lam)、「プロト
コル変換(Protocol Conversion)」、IEEE Trans. Soft.
Engr.、第14巻第3号第353〜362ページ(19
88年3月、前のバージョンはSIGCOMM '86で発表され
た)、および、ワイ.ダブリュ.ヤオ(Y. W. Yao)、ダ
ブリュ.エス.チェン(W. S. Chen)、エム.ティ.リウ
(M. T. Liu)、「プロトコルコンバータを構成するため
のモジュラアプローチ(A Modular approach to constru
cting Protocol Converters)」、Proc. INFOCOM '90、
第572〜579ページ(1990年6月)、に記載さ
れているものがある。
【0005】形式的仕様に基づくプロトコルコンバータ
の自動生成は以下のような利点を有する。 (1)プロトコル変換の動作を正確に証明することがで
きる。 (2)プロトコルコンバータを比較的短時間で構成する
ことができる。 (3)プロトコル仕様の変更にすばやく適応してプロト
コルコンバータを変更することができる。 しかし、最近の自動合成技術は、多数の現実的なプロト
コルを扱うことが可能な有効な手順がないため、およ
び、プロトコルの形式的仕様を準備することが困難なた
めに、比較的複雑かつ非効率的である。
【0006】しかし、効率的自動合成技術の例が、デ
ィ.エム.クリストル(D. M. Kristol)、ディ.リー(D.
Lee)、エー.エヌ.ネトラバリ(A. N. Netravali)、ケ
ー.サブナニ(K. Sabnani)、「形式的仕様からプロトコ
ルコンバータを計算する多項式時間アルゴリズム(A Pol
ynomial time Algorithm for computing Protocol Conv
erters from Formal Specifications)」、IEEE/ACM Tra
nsactions on Networking、第217〜229ページ
(1993年4月)、および米国特許第5,327,5
44号に記載されている。これらの文献に記載された自
動合成技術は、対応するネットワークプロトコル上で利
用可能なサービスの最大共通サブセットを提供するプロ
トコルコンバータを生成する。このサービスの共通サブ
セットは、このプロトコルコンバータを通じて情報を送
受信するユーザに利用可能である。代表的なネットワー
クサービスには、データ転送、データベース問合せおよ
びファイル転送がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術は、
ネットワーク上のユーザに利用可能なすべてのサービス
がプロトコルコンバータにおいて実装されたサブセット
の一部であるとは限らず、従って、プロトコルコンバー
タを通じて通信する際に使用可能であるとは限らないた
め、いずれのネットワーク上のユーザにも透過的ではな
い。従って、ゲートウェイシステムを通じて情報を送受
信するネットワークユーザにサービスのスーパーセット
を提供するプロトコルコンバータを有するゲートウェイ
システムを自動的に生成する方法に対する必要性が存在
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施の形
態によれば、第1および第2の通信ネットワークを接続
するゲートウェイシステムは、第1および第2のネット
ワーク終端ノードおよびプロトコルコンバータを有す
る。このゲートウェイシステムは、終端ノードおよびプ
ロトコルコンバータ内の対応する補プロコトル回路を使
用して、終端ノードに接続された対応するネットワーク
のプロトコルのプロトコルによって提供されないプロト
コルのサービスを提供する。その結果、ゲートウェイシ
ステムは、当該ゲートウェイシステムを通じて通信する
際に両方のネットワークのユーザに両方のネットワーク
プロトコルのサービスのスーパーセットを提供する。
【0009】本発明の実施の形態によれば、第1ネット
ワークと第2ネットワークの間のゲートウェイシステム
を生成する方法は、まず、プロトコルによって提供され
るサービスの共通部分に等しいサービスの共通サブセッ
トを決定する。次に、ネットワークプロトコルによって
提供されるサービスの第1および第2の補プロトコルを
特徴づける有限状態マシン(FSM)が生成される。第
1補サービスFSMは、第1ネットワークプロトコルに
よって提供されないサービスのうち第2ネットワークプ
ロトコルによって提供されるものを含む。同様に、第2
補サービスプロトコルは、第1ネットワークプロトコル
によって提供され第2ネットワークプロトコルによって
は提供されないサービスを含む。
【0010】次に、各ネットワークプロトコルを表現す
る相互通信する有限状態マシンのセットを簡略化して第
1および第2補ネットワークプロトコル有限状態マシン
を生成する。次に、終端ノードおよびプロトコルコンバ
ータは、プロトコルに対するプロトコル有限状態マシン
のセットの動作を実行する回路と、第1および第2の補
ネットワークプロトコル有限状態マシンと、インタフェ
ースコンバータとを使用して構成される。ゲートウェイ
システムを生成する方法は、簡単かつ効率的であり、多
項式ステップ数で完了することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に従って、ゲートウェイシ
ステム1による2つのネットワークの相互接続の実施の
形態を図1に示す。図1で、第1および第2のデータ通
信ネットワーク10および20はそれぞれ対応する第1
および第2のネットワーク終端ノード30および40に
接続される。終端ノード30および40はそれぞれ第1
および第2の通信チャネル60および70によってプロ
トコルコンバータ50に接続される。ゲートウェイシス
テム1は、終端ノード30および40、ならびにプロト
コルコンバータ50から構成される。
【0012】データ通信ネットワーク10および20は
それぞれ、コンピュータ80、プリンタ90、ファイル
サーバ92およびその他のデータ記憶装置94に接続さ
れることが可能である。適当なデータ通信機器をさらに
ネットワーク10および20に接続することも可能であ
る。図1で、第1データ通信ネットワーク10はプロト
コルAを使用し、第2データ通信ネットワーク20はプ
ロトコルBを使用する。
【0013】ネットワークプロトコルの動作は、相互通
信する有限状態マシン(FSM)のセットによってモデ
ル化することができる。半二重および全二重の通信プロ
トコルを特徴づけるFSMの例示的なセットをそれぞれ
図6〜図11および図14〜図21に示し、以下で詳細
に説明する。以下の説明では、CSP言語で使用される
ものと類似のプロセス間入出力動作記法を用いて、プロ
トコルFSM間の相互通信を指定する。CSPはCommun
icating Sequential Processesの略であり、シー.エ
ー.アール.ホーア(C. A. R. Hoare)、「相互通信逐次
プロセス系(Communicating Sequential Processes)」、
Communications of the ACM、第21巻第8号第666
〜677ページ(1978年8月)に記載されている。
【0014】この記法によれば、FSMは、記号「!」
によって示される「出力操作」によって他のFSMへメ
ッセージを送信する。例えば、マシン#1(machine1)と
マシン#2(machine2)という2個のFSMがある場合、
マシン#1においてメッセージmsgをマシン#2へ送信
する出力操作はmachine2!msgと書かれる。FSMはメッ
セージを受信することもできる。あるFSMによって送
信されたメッセージごとに、少なくとも1つの他のFS
Mによるメッセージの受信がなければならない。FSM
は、記号「?」によって示される「入力操作」によって
他のFSMからメッセージを受信する。上記の例の出力
操作の場合、マシン#2における対応する入力操作はma
chine1?msgと書かれ、これはマシン#1からのメッセー
ジmsgを受信することを意味する。
【0015】操作machine1?msgおよびmachine2!msgは、
それぞれ同じイベントの別の見方であるから、同時に実
行される。いずれの操作も単独で実行することはできな
い。このように、第1のFSMが出力操作をしようとす
る場合には、第2のFSMが対応する入力操作を実行す
る準備ができるまで待機しなければならない。このよう
な2つのFSM間の同期したメッセージ交換はランデブ
ーと呼ばれる。
【0016】入力または出力の操作でFSM名が指定さ
れない場合、その入出力操作は、対応する操作を実行す
る準備ができている任意の他のFSMで行われることが
可能である。例えば、FSMが操作?msgを有する場合、
任意の他のFSMからのmsgの受信によりそのFSMの
操作が引き起こされる。このようなタイプの入出力操作
は、複数の通信チャネル上での複数のユーザとのプロト
コル対話をモデル化するために使用されることが多い。
【0017】本発明の実施の形態で使用する代表的なF
SMは4項組F=(Σ,V,ρ,s0)である。ただ
し、記号ΣはすべてのFSMの入出力操作および内部操
作からなる集合であり、記号VはFSMがとりうる状態
の有限集合であり、記号ρはmachine!msgやmachine?msg
のような状態遷移関数の有限集合であり、記号s0はF
SM Fの初期状態である。ある状態から他の状態へ内
部遷移をする場合、FSMは他のFSMと相互作用せず
に状態遷移を行う。FSMに関するさらに多くの情報
は、ゼッド.コハヴィ(Z. Kohavi)、「スイッチング理
論と有限オートマトン理論(Switching Theory and Fini
te Automata Theory)」、McGraw-Hill、第275〜31
5ページ(1978年)と、前掲の"Communicating Seq
uential Processes"に記載されている。
【0018】FSMは有向グラフ(V,E)として表現
することができる。ただし、記号VはFSMの状態の集
合であり、記号Eは辺すなわち状態間の可能な状態遷移
の集合である。FSMの各状態は、図6の状態マシンHt
ransの状態900のような、状態を示す円による有向グ
ラフに表現される。各辺は、集合Σに属する入出力操作
によってラベルされる。これは、状態遷移を引き起こす
か、または、状態遷移の結果であるかのいずれかであ
る。例えば、図6の状態900から延びる辺910は?t
imeoutとラベルされている。さらに、辺は、独立に、ま
たはともに、状態遷移を引き起こすか、または、状態遷
移の結果である複数の入出力操作によってラベルされる
こともある。
【0019】記法として、a*bによってラベルされた
辺は、入出力操作aの後に入出力操作bをすることによ
って引き起こされる辺を示す。記号「*」はANDブー
ル演算を表す。従って、?ack0*?cancelとラベルされた
辺によって表される状態遷移は、メッセージack0および
cancelの受信によってのみ引き起こされる。?ack0*!sta
rtとラベルされた辺によって表される状態遷移は、メッ
セージack0の受信およびメッセージstartの送信によっ
て引き起こされる。a+bによってラベルされた辺は、
同じ2つの状態を連結する2つの辺であって、入出力操
作aによってラベルされた辺と入出力操作bによってラ
ベルされた辺を示す。記号「+」はORブール演算を表
す。例えば、?ack1+?startとラベルされた辺によって表
される状態遷移は、メッセージack1またはstartのいず
れかの受信によって引き起こされる。
【0020】FSMは必ずその初期状態s0から始動す
る。初期状態は0とラベルされ、さらに、FSMを表す
有向グラフにおいて、0を囲む同心円の存在によって示
される。FSMが任意の与えられた状態にあるとき、F
SMは、その状態からの遷移をラベルする任意の動作を
実行することができる。
【0021】プロトコルは、当該プロトコルのユーザに
1つ以上のサービスを提供する。それらのサービスはま
た、サービスFSMと呼ばれるFSMとしても表され
る。しかし、プロトコルによって提供されるサービスの
集合と、そのプロトコルの動作を表現することが可能な
FSMの集合との間に一対一のマッピングあるいは相関
が必ずしもあるとは限らない。サービスFSMによって
表されるプロトコルの入出力操作は、そのプロトコルの
サービスプリミティブと呼ばれる。国際標準によれば、
サービスプリミティブは、プロトコルとそのユーザある
いは上位層の間の抽象メッセージ交換を意味する。サー
ビスプリミティブの例としては!send(data)がある。た
だし、プリミティブsendはメッセージdataを送信するた
めに使用されるものである。
【0022】あるFSMの辺が他のFSMには対応する
操作のない入出力操作によってラベルされる場合、その
遷移は決して起こり得ない。例えば、マシン#1の辺が
machine2!msgとラベルされ、マシン#2はmachine1?msg
とラベルされた辺を含まない場合、machine1におけるそ
の遷移は決して起こり得ない。通信するFSMのこの特
性は、本発明によるゲートウェイシステムを生成する方
法において利用される。
【0023】F1およびF2という任意の2つのFSMに
対して、F1とF2を併せた挙動に対応するF1#F2とい
うFSMを構成することができる。このF1#F2という
FSMは可到達FSMあるいはF1とF2の合成と呼ばれ
る。成分F1およびF2からF1#F2を構成するプロセス
は、可到達性計算あるいは合成と呼ばれ、当業者に周知
である。可到達FSMを見つけることは、可到達大域状
態を計算することによってなされる。F1#F2の大域状
態は、2項組(s1,s2)として定義される。ただし、
1はF1の現状態でありs2はF2の現状態である。可到
達大域状態の計算については、ジー.ヴィ.ボホマン
(G. v. Bochmann)、シー.エー.サンシャイン(C. A. S
unshine)、「形式的方法の概観(A Survey of Formal Me
thods)」、Computer Networks and Protocols、ピー.
イー.グリーン(P. E. Green)編、第561〜578ペ
ージ、Plenum Press(1983年5月)に記載されてい
る。
【0024】図1のゲートウェイシステム1をさらに詳
細に図2に示す。図2で、データ通信ネットワーク10
はネットワーク終端ノード30内のプロトコル回路A1
100および補プロトコル回路PB-A,1105に接続さ
れる。ネットワーク終端ノード30内で、回路A110
0およびPB-A,1105は、第1の結合マルチプレクサ
・デマルチプレクサ(MUX−DEMUX)110に接
続される。
【0025】プロトコル回路A1100は、プロトコル
FSMの集合のプロトコルAを特徴づける部分で指定さ
れる操作を実行する(詳細は後述)。補プロトコル回路
B- A, 1105は、補プロトコルFSMの集合の補プロ
トコルPB-Aを特徴づける部分で指定される操作を実行
する。補プロトコルPB-Aは、ネットワーク20に実装
されたプロトコルBのサービスのうちネットワーク10
のプロトコルAによって提供されないものを提供する。
補プロトコル回路PB-A,1105および補プロトコルP
B-Aについても詳細は後述する。
【0026】MUX−DEMUX110は、第1通信チ
ャネル60にも接続され、第1通信チャネル60は、プ
ロトコルコンバータ50にある第2のMUX−DEMU
X120に接続される。プロトコルコンバータ50内
で、MUX−DEMUX120はインタフェースプロト
コル回路A2125およびインタフェース補プロトコル
回路PB-A,2130に接続される。インタフェースプロ
トコル回路A2125は、プロトコルAのFSMの集合
のうち、プロトコル回路A1100によって実行されな
い残りの部分で特徴づけられる操作を実行する(詳細は
後述)。同様に、インタフェース補プロトコル回路P
B-A,2130は、補プロトコルPB-AのFSMの集合のう
ち、補プロトコル回路PB-A,1105によって実行され
ない残りの部分で特徴づけられる操作を実行する。イン
タフェース補プロトコル回路PB-A,2130についても
詳細は後述する。MUX−DEMUX110および12
0は、それぞれ、回路A1100とA2125の間、およ
び、回路PB-A,1105とPB-A,2130の間の通信チャ
ネル60上の信号を多重化および分離化するためにとも
に動作する。
【0027】ゲートウェイプロトコルコンバータ50内
で、回路A2125およびPB-A,2130はインタフェー
スコンバータIC135に接続される。インタフェース
コンバータIC135はさらに、インタフェースプロト
コル回路B1140およびインタフェース補プロトコル
回路PA-B,1145に接続される(詳細は後述)。回路
1140およびPA-B,1145は、第3のMUX−DE
MUX150に接続され、この第3MUX−DEMUX
150は第2通信チャネル70に接続される。
【0028】通信チャネル70はさらに、ネットワーク
終端ノード40内にある第4のMUX−DEMUX16
0に接続される。ネットワーク終端ノード40内で、M
UX−DEMUX160はプロトコル回路B2165お
よび補プロトコル回路PA-B,2170に接続される。回
路B2およびPA-B,2は、第2データ通信ネットワーク2
0にも接続される。
【0029】プロトコル回路A1100およびインタフ
ェースプロトコル回路A2125は、対応するFSMの
集合によってモデル化されるように、プロトコルAの通
信機能を実行する。プロトコルFSMの集合のうちいず
れのFSMを回路A1100またはA2125のいずれに
おいて実装するかの決定は、当業者には容易に明らかで
ある。一般的に、ネットワークのユーザおよび上位レベ
ルと通信するために使用されるFSMの集合によって指
定される機能は、回路A1100に実装される。対応し
て、他のネットワークとの通信を容易にするFSMの集
合によって特徴づけられる機能は回路A2125に実装
される。それぞれのプロトコル回路内のさまざまなFS
Mの機能の構成の例は図29に関して後述する。
【0030】インタフェースプロトコル回路B1140
およびプロトコル回路B2165は、それぞれ、回路A2
125およびA1100と同様にして、対応するFSM
の集合で指定されるプロトコルBに従って動作する。同
様に、補プロトコルPB-AおよびPA-Bの機能は、それぞ
れのFSMの集合によって特徴づけられ、それぞれ回路
B-A,1105とPB-A,2130の間、および、PA-B,1
145とPA-B,2170の間で分割される。上記と同様
にして、補プロトコルPA-Bは、プロトコルAによって
提供されるサービスのうちプロトコルBにはないものの
動作を特徴づける。
【0031】終端ノード30および40ならびにプロト
コルコンバータ50にプロトコルおよび補プロトコルの
機能を適切に配置することによって、図2のゲートウェ
イシステム1により、ネットワーク10に接続されたユ
ーザが、ネットワーク20と通信する際にプロトコルA
およびBのすべてのサービス、すなわち、サービスのス
ーパーセットを利用することが可能となる。同様に、ネ
ットワーク20に接続されたユーザは、ネットワーク1
0と通信する際にプロトコルAおよびBのすべてのサー
ビスを利用することが可能となる。
【0032】動作時に、プロトコルAおよびBの両方に
よって提供されるサービスは、図2のインタフェースI
C135を通じて回路A2125とB1140の間での対
応するサービスプリミティブの交換の縦続組合せによっ
て実行される。同様に、プロトコルAによって提供され
るがプロトコルBによって提供されないサービスは、イ
ンタフェースIC135を通じて回路A2125とP
A-B,1145の間での対応するサービスプリミティブの
交換の縦続組合せによって実行される。プロトコルBに
よって提供されるがプロトコルAによって提供されない
サービスは、インタフェースIC135を通じて回路B
1140とPB-A,2130の間での対応するサービスプリ
ミティブの交換の縦続組合せによって実行される。
【0033】インタフェースコンバータIC135は、
プロトコルコンバータ50を通じて通信しようとしてい
るサービスプロセスを識別する。次に、インタフェース
コンバータIC135は、プロトコルコンバータ50内
の適当な回路間で、そのサービスの各サービスプリミテ
ィブをルーティングする。インタフェースコンバータI
C135の動作を実行する適当な回路は、対応するサー
ビスプリミティブのマッピングテーブルを含むメモリに
接続されたマイクロプロセッサまたはマイクロコントロ
ーラである。必要なルーティング機能を有するASIC
またはPLAが、インタフェースコンバータIC135
として使用可能である。
【0034】MUX−DEMUX110、120、15
0および160を利用することによって、回路A110
0およびPB-A,1105、A2125およびPB-A,213
0、B1140およびPA-B,1145、ならびにB216
5およびPA-B,2170の動作は並列に実行可能であ
る。メッセージが回路A1100とA2125のようなプ
ロトコル回路間で、および、回路PB-A,1105とP
B-A,2130のような補プロトコル回路間でのみ交換さ
れることを保証する適当な技術としては、通信チャネル
を通じて伝送されるメッセージがプロトコル回路または
補プロトコル回路のいずれからのものであるかを示す1
または2のようなタグを使用することがある。別の実施
の形態として、対応するプロトコル回路および補プロト
コル回路が相互に直接に接続される場合にMUX−DE
MUX110、120、150および160を省略する
ことも可能である。
【0035】終端ノード30において、プロトコル回路
1100および補プロトコル回路PB-A,1105ならび
にMUX−DEMUX110は、別々の回路として、あ
るいは、組み合わせた回路としてのいずれの構成も可能
である。さらに、この別々のあるいは組み合わせた回路
は、通常のマイクロプロセッサ、ASICまたはPLA
のいずれとすることも可能である。プロトコルコンバー
タ50および終端ノード40の回路もまた、同様に、別
々のまたは組み合わせた回路のさまざまな構成として実
装可能である。
【0036】プロトコルAおよびBによってユーザに提
供されるサービス動作を特徴づけるFSMをそれぞれ記
号SAおよびSBで表すことにする。SAおよびSBのFS
Mによって示される入出力操作はそれぞれプロトコルA
およびBのサービスプリミティブである。回路A110
0およびA2125の入出力操作の集合は、それぞれの
ローカルユーザあるいは上位レベルとともにそれぞれI
1およびIA2で表す。このタイプの入出力操作の例と
しては!deliver(data)がある。ただし、サービスプリミ
ティブdeliverはメッセージdataを配送するために使用
される。同様に、回路B1140およびB2165の入出
力操作の集合はそれぞれのローカルユーザあるいは上位
レベルとともにそれぞれIB1およびIB2で表す。
【0037】例示のために、プロトコルAおよびBによ
って提供されるサービスはいずれもデータ転送プロトコ
ルであると仮定する。動作時に、回路A1100には、
接続を確立するサービスプリミティブが与えられるとす
る。これに応答して、回路A1100は、回路A2125
への対応する出力操作を生成する。回路A2125は、
そのローカルユーザであるインタフェースコンバータI
C135に、回路A1100に対するリモートユーザが
接続を確立することを希望していることを示すサービス
プリミティブを生成する。このサービスプリミティブを
受信すると、インタフェースコンバータIC135は、
ローカルユーザである回路A2125が接続を確立する
ことを希望していることを示すプロトコルBに対する入
力サービスプリミティブを生成する。
【0038】続いて、インタフェースコンバータIC1
35は、回路A2125の出力サービスプリミティブを
回路B1140の入力サービスプリミティブへルーティ
ングすることによって、回路B1140を回路A2125
のローカルユーザとするように動作する。次に、回路B
1140は、そのローカルユーザでありネットワーク2
0との通信を提供する回路B2165に対する対応する
入力操作を生成する。こうして、ネットワーク10上の
ユーザによってゲートウェイシステム1を通じてネット
ワーク20への接続が形成される。
【0039】逆方向では、回路B1140からの出力サ
ービスプリミティブがインタフェースコンバータIC1
35によって回路A2125の入力サービスプリミティ
ブに提供される。しかし、ネットワークプロトコル10
と20は異なるため、回路A2125の入力サービスプ
リミティブは回路B1140の出力サービスプリミティ
ブと一対一対応を有しない可能性がある。従って、IA
2とIB1のサービスプリミティブすなわち入出力操作の
間のマッピングあるいは変換をインタフェースコンバー
タIC135に実装しなければならない。
【0040】ほとんどの場合、この変換は、2つのプロ
トコルの対応する操作要素の間の直接マッピングとする
ことが可能である。しかし、他の場合、マッピングは複
雑となる可能性がある。例えば、回路A2125からの
2つの出力サービスプリミティブxとyが回路B114
0の単一の入力サービスプリミティブzと等価である場
合、インタフェースコンバータIC135は、入力サー
ビスプリミティブxまたはyのいずれかを受信すると出
力サービスプリミティブzを生成しなければならない。
あるプロトコルの特定のサービスプリミティブが、対応
するプロトコルのサービスプリミティブのいずれの組合
せによっても実行されない機能を実行することがある。
このような一致しないサービスによって提供されるサー
ビスプリミティブは、回路PA-B,1145およびPA-B,2
170、ならびにPB-A,1105およびPB -A,2130に
それぞれ実装された補プロトコルPA-BおよびPB-Aによ
って実行される。
【0041】ゲートウェイシステム1および対応する補
プロトコルPA-BおよびPB-Aを生成する1つの適当な方
法200を図3に示す。図3において、ステップ210
で、プロトコルAおよびBのサービスの最大共通サブセ
ットを表すFSMであるWを計算する。FSM Wを計
算する1つの方法は、式W=SA′#IC#SB′を計算
することである。ただし、SA′およびSB′それぞれF
SM SAおよびSBを簡略化したFSMの集合である。
簡略化したFSM SA′およびSB′は、FSM SA
およびSBの辺のうち、それぞれ他方のサービスFSM
BおよびSAによって提供される対応するサービスプ
リミティブがないものを除去することによって形成され
る。その結果得られるFSM Wは、ピー.シー.カネ
ラキス(P.C. Kanellakis)、エス.エー.スモルカ(S.
A. Smolka)、「CCS式、有限状態過程、および等価性
の3つの問題(CCS Expressions, Finite State Process
es,and Three Problems of Equivalence)」、Informati
on and Computation、第86巻第43〜68ページ(1
990年)に記載された方法に従って動作の等価性を維
持しつつ縮小されることがある。
【0042】次に、ステップ220で、補プロトコルP
B-AおよびPA-Bに対するサービスプリミティブ操作を指
定する補サービスFSMであるSB-AおよびSA-Bが生成
される。補サービスFSM SB-AおよびSA-Bを生成す
る1つの方法は、共通サービスサブセットFSM Wに
関してFSM SBおよびSAを簡略化することである。
この方法によれば、補サービスFSM SB-Aは、共通
サブセットFSM W内の現在の辺に対応するサービス
FSM SBの辺を除去することによって生成される。
【0043】ステップ220で補サービスFSM S
B-AおよびSA-Bを生成した後、方法200はステップ2
30に進む。ステップ230で、補サービスFSM S
B-AおよびSA-Bのサービスのみを提供するために、プロ
トコルBおよびAをそれぞれ特徴づけるプロトコルFS
Mの集合を簡略化することによって、補プロトコルFS
M PB-AおよびPA-Bが生成される。プロトコルAおよ
びBを表すFSMを簡略化する1つの適当な技術を以下
で図4を参照して詳細に説明する。
【0044】次に、ステップ240で、図2に示したよ
うに、プロトコルコンバータ50ならびにネットワーク
終端ノード30および40を構成する。プロトコルコン
バータ50ならびにネットワーク終端ノード30および
40は、それぞれ、少なくとも1つのプロセッサ(例え
ばマイクロプロセッサ、ASICまたはPLA)からな
り、図2に示した回路におけるプロトコルおよび補プロ
トコルのFSMの対応する相互接続の動作を提供する。
プロセッサにおいてFSMを実現する方法は当業者に周
知である。
【0045】図4に、図3のステップ230で補プロト
コルFSM PB-AおよびPA-Bを生成するためにプロト
コルFSMを簡略化する適当な方法300を示す。図4
の方法300のステップは以下のようにグループ化する
ことができる。ステップ320〜340のシーケンスに
おいて、対応するサービスFSM Sで見つかった以外
のサービスプリミティブでラベルされた辺が削除され
る。ステップ350〜400において、ステップ320
〜340の最初のシーケンスの後で一致するサービスプ
リミティブを有しないプロトコルFSMの辺が削除され
る。ステップ405〜460において、方法300は、
初期状態から始まる強結合FSM成分を計算して保持
し、マシンの残りの部分を捨てる。
【0046】図4において、ステップ305で、データ
構造体MATCH、FSMリストLおよびカウンタ変数i、
j、k、mを0に初期化する。次に、ステップ310
で、プロトコルP(例えば図1のネットワーク10で使
用されるプロトコルA)の動作がFSMの集合Fi(i
=1,...,N)によって特徴づけられる。ただし、N
の値はその集合内のFSMの総数である。次に、ステッ
プ320で、カウンタiをインクリメントする。ステッ
プ330で、FSM Fiにおいて対応するプロトコル
サービスFSM Sによって利用されるサービスプリミ
ティブに対応しない状態遷移を削除する。方法300に
おけるプロトコルPとしてネットワーク10のプロトコ
ルAを使用した場合、方法300におけるサービスFS
M SとしてはサービスFSM SAが使用されること
になる。
【0047】次に、ステップ340で、カウンタiをF
SMの総数Nと比較する。カウンタiがマシンの総数N
に等しくない場合、方法300はステップ320および
330を繰り返し、集合の次のFSM Fiにおいて一
致しないサービスプリミティブを有する状態遷移を削除
(簡略化)する。しかし、カウンタiがマシンの総数N
に等しい場合、方法300はステップ350に進み、そ
こでカウンタjをインクリメントする。
【0048】ステップ350を実行した後、ステップ3
60で、FSM Fjを評価し、このFSMが、FSM
Fの集合のうちの他のFSM内の対応するサービスプ
リミティブと一致しないサービスプリミティブに対応す
る辺を含むかどうかを判定する。ステップ330で対応
する辺を削除したために、サービスプリミティブを表す
辺が一致しないことがある。例えば、FSM Fjの辺
がサービスプリミティブstartxを送信するラベル!start
xを有し、集合のうちの他のFSMで?startxとラベルさ
れた対応する辺がステップ330で削除された場合、F
SM Fjのその辺は一致しないことになる。FSM
jの少なくとも1つの辺が一致しない場合、方法30
0はステップ370〜390を実行する。ステップ37
0で、FSM Fjのすべての識別した不一致の辺を削
除し、ステップ380で、FSMFjをリストLに付加
する。ステップ390で、リストLの長さに対応するカ
ウンタmをインクリメントする。ステップ390を実行
した後、方法300はステップ400に進む。しかし、
ステップ360で、FSM Fjが一致するサービスプ
リミティブを有する辺のみを含む場合、方法300は直
接ステップ400に進む。
【0049】ステップ400で、カウンタjをテスト
し、これが集合F内のFSMの総数Nに等しくない場
合、方法300はステップ350および360を反復
し、次のFSM Fjが不一致のサービスプリミティブ
を有する辺を含むかどうかを識別し、ステップ370〜
390に従ってFSM FjおよびリストLを補正す
る。あるいは、ステップ400で、方法300は、カウ
ンタjがFSMの総数Nに等しいと判定した場合、集合
のすべてのFSM Fが不一致のサービスプリミティブ
を有する辺に対して処理されており、方法300はステ
ップ405に進む。
【0050】ステップ405で、方法300は、カウン
タmの値が0であるかどうかを判定する。カウンタmの
値が0である場合、FSM Fの集合内のFSMにはス
テップ370で辺が削除されたものはない。その結果、
方法300は直接ステップ470(後述)に進む。しか
し、ステップ405でカウンタmが0でない場合、方法
300はステップ410に進む。ステップ410で、カ
ウンタkをインクリメントし、その後、ステップ420
で、さらにステップ430、440および450で処理
するために、FSM FkをリストLから取り出す。対
応するリストLに含まれるすべてのFSMは少なくとも
1つの辺がステップ370で削除されている。リストL
内のFSMの数はカウンタmによって表される。
【0051】ステップ430で、初期状態を含むFSM
kの強結合成分を判定しそれをCkで表す。強結合F
SM成分では、各ノードはあらゆる他のノードへの直接
経路を有する。ステップ440で、Ckに含まれないF
SM Fkの辺を削除し、ステップ450において、ス
テップ440で削除した辺を反映するようにデータ構造
体MATCHを更新する。接続管理や呼設定プロトコルのよ
うな、データ転送に無限ループがないプロトコルを特徴
づけるFSMは、ダミー遷移を追加することによって強
結合にすることが可能である。
【0052】次に、ステップ460で、方法300は、
カウンタkとlが等しいかどうかを判断する。カウンタ
kとlが等しい場合、方法300はステップ470に進
む。しかし、カウンタkとlが等しくない場合、方法3
00はステップ410〜450を反復し、カウンタkを
インクリメントし、リストL内の残りのFSMの強結合
成分を判定する。
【0053】ステップ470で、方法300は、簡略化
したプロトコルPを特徴づけるFSM Fi(i=
1,...,N)を出力する。結果のFSM Fi(i=
1,...,N)は、元のFSMの集合の成分簡約FSM
であって、プロトコルPを特徴づけ、サービスFSM
Sのサービスに対応するサービスを含むものである。従
って、補プロトコルFSM PB-AおよびPA-Bは、方法
300を2回実行することによって生成することができ
る。1回目は、プロトコルPをプロトコルBとし、サー
ビスFSM SをサービスFSM SB-Aとする。2回
目は、プロトコルPをプロトコルAとし、サービスFS
M SをサービスFSM SA-Bとする。
【0054】方法300の1つの特徴は、指数関数では
なく多項式回数の計算ステップを使用して簡略化マシン
を生成することである。この特徴の利点は、従来のコン
ピュータネットワークプロトコルのような比較的大規模
で複雑なプロトコルの簡略化が、比較的短い計算時間で
可能なことである。一般に、従来の簡略化技術は指数関
数回数の計算ステップを必要とし、現在のネットワーク
プロトコルのサイズおよび複雑さに対しては全く実用的
ではない。
【0055】データ構造体MATCHは、一致する入出力サ
ービスを追跡する。同一のサービスにはあるカウンタ値
が対応し、このカウンタ値がそれらのサービスの総数を
記録する。一致する入出力サービスのカウンタ値は相互
に対応する。入出力サービスが削除されると、対応する
カウンタ値は1つだけ減ぜられる。あるカウンタ値が0
になると、対応するすべてのカウンタ値が以下のように
検査される。カウンタ値μが0に変化し、FSMにおい
てその入出力サービスを図示する対応するすべての辺が
削除される。カウンタ値μの対応するカウンタ値も同様
に処理される。このカウンタ値更新は、関連するカウン
タ値の変化が不要になるまで反復して行われる。
【0056】データ構造体MATCHを初期化し更新する計
算回数の総コストは次の式で表される。
【数1】 ただし、miはFiの辺の数であり、kは集合内のFSM
の数である。kビットのベクトルを用いて、FSM F
iがリストL内にあるか否かを記録することができる。
ある特定のベクトルフォーマットでは、FSM Fi
リストL内にある場合、ベクトルの第iビットは1で、
その他の場合は0である。ベクトルを更新し、FSM
iがリストL内にあるか否かを検査するには一定の時
間がかかる。成分FSM FiがリストLに付加された
場合には、少なくとも1つの辺が取り除かれる。その場
合、成分FSM FiがリストLから取り除かれると、
初期状態を含む強結合成分が構成される。深さ優先探索
を用いてFSM Fiの強結合成分を計算するにはO
(mi)の時間がかかる。FSM Fiは、リストLに
付加された後でのみリストLから取り除くことができる
ため、総計算コストは次の式で表される。
【数2】 ただし、diはFSM Fiから削除される辺の数であ
る。
【0057】図3の方法200を用いた例示的なゲート
ウェイシステム1の合成について、図5〜図29を参照
して説明する。この例において、ゲートウェイシステム
1によって接続される2つのネットワークプロトコル
は、半二重交代ビットプロトコル(HABP)と全二重
交代ビットプロトコル(FABP)である。HABP
は、損失のある通信チャネルを通じて送信器ユーザプロ
セスから受信器プロセスへデータメッセージを伝送す
る。HABPでは、逆方向へ伝送されるデータメッセー
ジはない。これに対して、FABPは、2つのリモート
プロセスがデータメッセージを交換することが可能なよ
うに動作する。
【0058】プロトコルを特徴づける成分FSMの全体
的編成500を図5に示す。図5において、この構成
は、通信チャネルCA12530とCA21540を通じて相
互に通信するエンドエンティティD1510およびD2
20からなる。エンドエンティティD1510およびD2
520は、それぞれ、プロトコルを特徴づける対応する
FSM内のFSMのそれぞれのグループに従って動作す
る。HABPの動作は、図5の編成500に従って構成
された5個のFSMを用いて以下のように特徴づけられ
る。 (1)図6のデータ送信器マシンHtransは、図5のエン
ドエンティティD1510に対応し、ローカルユーザか
ら受信したデータを再送する。 (2)図7のデータ受信器マシンHrecは、エンドエンテ
ィティD2520に対応し、FSM Htransによって再
送されたデータを受信する。 (3)図8の順通信チャネルマシンCH12は、図6およ
び図7のFSM HtransからHrecへデータメッセージを
伝送する。 (4)図9の逆通信チャネルマシンCH21は、データメ
ッセージの受信を確認する確認信号ack0またはack1を伝
送する。 (5)図10のタイママシンTimerは、データ送信器マ
シンHtransのサテライトFSMであり、かつ、図5のエ
ンドエンティティD1510内に含まれる。 始動後、図10のタイママシンTimerは、所定時間待機
し、その時間中に図6の送信器マシンHtransからメッセ
ージcancelを受信しなければ、送信器マシンHtransへの
時間切れ信号timeoutを生成する。
【0059】さらに、HABPのサービスFSM SH
を図11に示す。図11において、サービスFSM S
Hは2つの状態0および1からなる。FSM SHは、H
ABPのデータ転送動作を記述する。?dataIとラベルさ
れた辺は、HABPが送信器ユーザプロセスからデータ
メッセージを受信する入力動作を記述する。!dateOとラ
ベルされた第2の辺は、HABPが受信器ユーザプロセ
スへデータメッセージを送信する出力動作を記述する。
図12は、図5の編成500に従って構成された5個の
成分HABP FSMを示す。明確化のため、例えばエ
ンドエンティティ510のように、図5と図12におけ
る同様の成分には同様の番号をつけている。
【0060】動作時に、図6〜図10のFSM Htran
s、Timer、CH12、CH21およびHrecならびに図11のサ
ービスFSM SHによって表されるHABPは、FS
M Htransが入力操作?dataIを用いてユーザからデータ
メッセージを受信することによって特徴づけられる送信
器機能から開始する。次に、送信器機能FSM Htrans
は、0または1のいずれかのシーケンス番号を有するデ
ータメッセージを、チャネルCH12を通じて、FSM H
recによって特徴づけられる受信器機能へ送信する。F
SM Hrecによって特徴づけられる受信器機能がデータ
メッセージが失われたかどうかを識別するために、送信
器機能FSM Htransは、連続する各データメッセージ
に対するシーケンス番号を0と1の間で交代させる。
【0061】送信器機能FSM Htransは、データメッ
セージを送信すると、さらに、FSM Timerによって
特徴づけられるローカルタイマ動作を始動させ、FSM
H 21によって特徴づけられるチャネルを通じての正
しい確認信号ack0またはack1を待機する。正しい確認信
号を受信すると、送信器機能は、メッセージcancelを送
信することによってタイマを中止する。しかし、タイマ
FSM Timerが信号timeoutを発生する前に確認信号を
受信しない場合、データメッセージは受信器FSM Hr
ecへ再送される。
【0062】データメッセージを受信すると、受信器機
能FSM Hrecは、それが正しいシーケンス番号を含む
かどうかを判断し、サービスFSM SHの出力操作!da
taOを用いてローカルユーザへデータメッセージを送信
する。また、受信器機能は、通信チャネルCH21を通じ
て送信器機能FSM Htransへ正しいシーケンス番号を
有する確認信号を返送する。
【0063】FABPの動作を特徴づけるFSMもま
た、図5のシステム500に従って、図13の構成70
0によって示されるように編成することができる。図1
3において、FABPは、2つの通信チャネルCF12
よびCF21によって相互に通信する2つの同一のプロト
コルエンティティ710を用いてモデル化される。FA
BPでは、各プロトコルエンティティは7個のFSMか
らなることが可能である。その7個のFSMは以下の通
りである。 (1)図14の送信器機能FSM Ftransは、ユーザか
ら受信した出力データメッセージを再送する。 (2)図15の再送タイマFSM Retimerは、図10
のFSM Timerと同様に動作する。 (3)図16の受信器機能FSM Frecは、入力データ
メッセージおよび確認信号を受信する。 (4)図17のシーケンス番号記憶FSM NRは、受信
器機能FSM Frecによって受信されることが予想され
る次のメッセージのシーケンス番号を記憶する。 (5)図18のシーケンス番号記憶FSM NSは、送信
器機能FSM Ftransによって送信されることが予想さ
れる次のメッセージのシーケンス番号を記憶する。 (6)図19の明示的確認FSM Bufは、データメッ
セージの受信を確認する確認信号を送信する。 (7)図20の確認タイマFSM Atimerは、FSM
Bufのタイミング動作を実行する。
【0064】FABPのサービスFSM SFを図21
に示す。図21において、サービスFSM SFは4個
の状態0、1、2および3からなる。FSM SFは、
FABPのデータ転送動作を記述する。動作中に、サー
ビスFSM SFは、入力動作?dataFを起動する辺を通
ることによって、あるネットワークユーザプロセスから
のデータメッセージを受信し、出力動作!dataFを起動す
る辺を通ることによってそのデータメッセージを他のユ
ーザプロセスへ送る。
【0065】図13のFABPの各エンドエンティティ
710は、正しいシーケンス番号を有するデータメッセ
ージの受信を確認する2つの方法を使用する。第1の方
法では、受信器機能FSM Frecは図19のFSM Bu
fおよび図20の対応するFSM Atimerを使用して、
確認信号ack0およびack1を生成する。さらに、データメ
ッセージの受信を確認する第2の方法は、返送データメ
ッセージ上に確認信号をピギーバックする。
【0066】データメッセージはdata[x][y]という構造
を有する。ただしdataは送信される情報である。パラメ
ータxはメッセージのシーケンス番号であり、0または
1のいずれかである。パラメータyはピギーバック確認
であり、0または1のいずれかの値を有する。パラメー
タyは、最近受信したデータメッセージに対する確認信
号ack0またはack1の送信と同じ作用を実行する。動作時
には、データメッセージを受信すると、FSM Frecに
よって特徴づけられる動作が、プロセスAtimerを起動す
るFSM Bufによって表される動作を開始する。タイ
マAtimerが満了する前に図13のエンドエンティティ7
10によってデータメッセージが送出されない場合、正
しい確認信号ack0またはack1が送信される。図14〜図
20のこれらの7個のFABPプロトコルFSMの成分
は、全部で3,192個の状態および14,026本の
辺を表す。
【0067】図3の方法200に従って生成される、H
ABPネットワークとFABPネットワークを接続する
ゲートウェイシステムは、各ネットワーク上のユーザ間
でゲートウェイを通じて全二重通信を可能にする。説明
を簡単にするため、以下の説明では、HABPをプロト
コルAと呼び、FABPをプロトコルBと呼ぶことにす
る。図3の方法200のステップ210に従ってこのよ
うなゲートウェイシステムを生成する場合、サービスF
SM SA(この例ではFSM SH)およびサービスF
SM SB(この例ではFSM SF)によって提供され
るサービスの最大共通サブセットに対応するFSM W
を計算する。図11のサービスFSMSHのサービス動
作はすべてサービスFSM SFに含まれ、その結果、
FSMWはサービスFSM SHに等しい。
【0068】次に、ステップ220に従って、補サービ
スFSM SA-BおよびSB-Aを計算する。補サービスF
SM SA-BおよびSB-Aは、それぞれ、サービスFSM
AおよびSBからFSM Wによって提供されるサー
ビスを取り除くことによって計算される。従って、FS
M Wによって提供されるすべてのサービスはサービス
プロトコルFSM SHで提供されるため、補サービス
プロトコルFSM SA -Bは空である。しかし、結果の
補サービスプロトコルSB-Aは、逆方向に、すなわち、
HABPによって提供されない方向にデータを伝送する
FSM SFのサービスを提供する。結果の補サービス
FSM SB-Aを図22に示す。
【0069】次に、方法200はステップ230に進
み、プロトコルAおよびBを簡略化して補プロトコルF
SM PA-BおよびPB-Aを形成する。補サービスプロト
コルFSM SA-Bが空であるため、対応する補プロト
コルFSM PA-Bもまた空である。しかし、図14〜
図20のFSMの集合によって表される、補サービスプ
ロトコルSB-Aのサービスを提供するプロトコルBを簡
略化すると、図23〜図28のFSMが得られる。図2
3〜図28において、簡略化したFSMは、図14〜図
20の対応するFSMの名前にダッシュを付することに
よってラベルされている。例えば、図14の送信器FS
M Ftransは、図23の簡略化した送信器FSM Ftra
ns'に対応する。
【0070】簡略化ステップ中に、図20のFSM At
imerは簡略化されて消去されるが、図18のシーケンス
番号記憶FSM NSおよび図15の再送タイマFSM
Retimerは完全にもとのまま保存され図27および図2
4の簡略化した対応物を形成する。図23〜図28の補
プロトコルPB-Aの簡略化FSMは、逆方向のデータ転
送機能のみを提供する。方法200の最終ステップ24
0は、図2のようにして、生成された補プロトコルに従
ってプロトコルコンバータ50ならびにネットワーク終
端ノード30および40を構成することである。
【0071】図23〜図28のFSMによる回路を使用
してHABPネットワーク10とFABPネットワーク
20を接続するゲートウェイシステム800を図29に
示す。明確化のため、図2のものに対応する図29の回
路は、例えば補プロトコル回路105のように、同様に
番号付けされている。さらに、説明を簡単にするため、
図14〜図28のFSMの動作を実行する図29の回路
も同様に命名されている(例えば、図29の回路Htrans
と、図14の対応する送信器機能FSM Htrans)。
【0072】図29において、ネットワーク10の終端
ノード30は、回路A1100およびPB-A,1105を含
む。プロトコル回路A1100は、ネットワーク10の
HABPのデータメッセージ送信動作を実行する。回路
1100は、それぞれ図8および図9に従って動作す
る回路Htransならびに半二重通信チャネルCH21および
H 12を含む。補プロトコル回路PB-A,1105は、デー
タを受信する回路Frec'およびNS'を含む。回路A110
0およびPB-A,1105は、プロトコルコンバータ50
からのメッセージを、MUX−DEMUX110および
120を介して通信チャネル60を通じて送受信する。
【0073】図29のプロトコルコンバータ50は、図
7のHABP受信器FSM Hrecの動作を実行する回路
A2125を含む。また、プロトコルコンバータ50
は、図13のプロトコルエンドエンティティ710に対
応して、インタフェース補プロトコル回路PB-A,213
0、インタフェースコンバータIC135、およびイン
タフェースプロトコル回路B1140からなる。回路B1
140は、図14〜図20の7個のFABPプロトコル
FSMの動作を実行する。図29の補プロトコル回路P
B-A,1105およびPB-A,2130は、図23〜図28の
補プロトコルFSMによって指定されるように動作す
る。従って、データを宛先ユーザへ再送する補プロトコ
ル回路動作Frec'およびNS'は、回路PB-A,1105内に
配置される。従って、ローカルユーザからデータを受信
する補プロトコル回路動作Ftrans'、Buf'、NR'およびRe
timer'は回路PB-A,2130内に配置される。プロトコ
ルコンバータ50の回路B1140は第2のネットワー
ク終端ノード40に直接接続される。ネットワーク終端
ノード40は、プロトコルコンバータ50内の回路B1
140と同一の動作を実行するプロトコル回路B216
5からなる。回路140と165の間の全二重通信はチ
ャネルCF12およびCF21を通じて行われる。回路B21
65はネットワーク20にも接続される。
【0074】図2の補プロトコル回路PA-B,1145お
よびPA-B,2170ならびに対応するMUX−DEMU
X150および160は図29のシステム800では使
用されない。このような回路は必要とされないからであ
る。補プロトコルFSM PA- Bおよび補サービスFS
M SA-Bは空であるため、対応する補プロトコル回路
は要求されない。この例でこのような回路が必要でない
のは、ネットワーク10のプロトコルHABPによって
実行される動作で、ネットワーク20のプロトコルFA
BPによって実行されないものはないためである。回路
1140およびB2165は、全二重プロトコルの鏡像
的プロセスであるため、図29において同一の動作を実
行する。しかし、これらの回路は、ネットワーク10お
よび20に実装されたプロトコルに応じて、他のゲート
ウェイシステム1では異なる動作を実行することも可能
である。
【0075】図29において、ネットワーク10のユー
ザからネットワーク20のユーザプロセスへ情報を送信
する際に、情報はネットワーク終端ノード30内の回路
1100を通じて回路A2125へ送信される。次に、
回路A2125からの情報は、インタフェースコンバー
タIC135によって回路B1140へ送られる。次
に、情報は回路B1140によって終端ノード40内の
回路B2165へ送信され、そこで、ネットワーク20
のユーザプロセスへ再送される。
【0076】逆方向では、図29のネットワーク20の
ユーザは、ネットワーク10にはHABPしか実装され
ていないことにかかわらず、ネットワーク10のユーザ
へデータを送信する可能性がある。ネットワーク20の
ユーザプロセスからネットワーク10のユーザプロセス
へ情報を送信する際に、情報はネットワーク終端ノード
40内の回路B2165を通じてプロトコルコンバータ
50内の回路B1140へ送信される。回路B1140
は、インタフェースコンバータIC135へ情報を送
る。インタフェースコンバータIC135は、情報を回
路PB-A,2130へ送信するように構成される。次に、
情報は回路PB-A,2130によってネットワーク終端ノ
ード30内の回路PB-A,1105へ送信される。回路P
B-A,1105は、ネットワーク10上のユーザプロセス
へ情報を再送する能力を有する。
【0077】このようにして、本発明は、両方のネット
ワークのプロトコルによって提供されるサービスのスー
パーセットを使用して両方のネットワークのユーザが相
互に情報を送受信することを可能にする補プロトコルを
用いて相異なるネットワークプロトコル間のゲートウェ
イを生成する比較的短い単純な技術を提供する。サービ
スのスーパーセットを提供することの1つの利点は、一
方のネットワークのユーザが慣れているそのネットワー
ク上のすべてのサービスを利用して他方のネットワーク
とデータを交換することができるため、ネットワーク間
のゲートウェイシステムがユーザに透過的に見えるとい
う点である。
【0078】図2のゲートウェイシステム1のもう1つ
の実施の形態では、補プロトコルおよび対応する回路は
図3の方法200を使用して一方のネットワークのみに
対して生成される。例えば、補プロトコルPB-Aはこの
ようなシステムに対して生成されるが、PA-Bは生成さ
れない。従って、回路PA-B,1145およびPA-B,217
0はプロトコルコンバータ50および終端ノード40か
ら除去される。同様に、回路B1140とB2165の間
の通信チャネル70上でメッセージを多重化する必要が
ないため、MUX−DEMUX150および160は除
去される。その結果、ネットワーク10上のユーザは、
このもう1つのゲートウェイシステムを使用して情報を
送受信する際には、プロトコルAおよびBの両方のすべ
てのサービスを利用することが可能である。しかし、ネ
ットワーク20上のユーザは、このもう1つのゲートウ
ェイシステムを通じて通信する際には、プロトコルAお
よびBに共通のサービスのみを使用することに制限され
る。
【0079】プロトコルサービスのスーパーセットを提
供するゲートウェイシステムを生成する方法の1つの実
施の形態のみについて詳細に説明したが、当業者には容
易に理解されるように、本発明の技術思想から離れるこ
となく、説明した実施の形態には多くの変形が可能であ
る。このようなすべての変形は特許請求の範囲に含まれ
る。例えば、ネットワーク終端ノードおよびプロトコル
コンバータでは、含まれるFSMによって指定された動
作を実行するために単一のマイクロプロセッサを使用す
ることも可能である。さらに、例示したゲートウェイシ
ステムはコンピュータネットワークに関するものではあ
るが、本発明は他のデータネットワークおよび通信ネッ
トワークのゲートウェイシステムを生成し提供するため
に使用することも可能である。
【0080】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ゲ
ートウェイシステムを通じて情報を送受信するネットワ
ークユーザにサービスのスーパーセットを提供するプロ
トコルコンバータを有するゲートウェイシステムを自動
的に生成することが可能となる。本発明によるゲートウ
ェイシステムを生成する方法は、簡単かつ効率的であ
り、多項式ステップ数で完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゲートウェイシステムによって相
互接続された2つのデータ通信ネットワークの概略図で
ある。
【図2】図1のゲートウェイシステム内のプロトコルコ
ンバータおよび対応するネットワーク終端ノードの詳細
図である。
【図3】図1および図2のゲートウェイシステムを生成
する方法の流れ図である。
【図4】図3の方法で使用される補プロトコルを生成す
るためにプロトコルを簡略化する方法の流れ図である。
【図5】図1のゲートウェイシステムを生成する際に使
用される通信プロトコルを特徴づける要素有限状態マシ
ン(FSM)のモデル配置のブロック図である。
【図6】図1のネットワークのうちの一方において実装
することが可能な半二重交替ビットプロトコル(HAB
P)で使用される送信器FSMの図である。
【図7】HABPで使用される受信器FSMの図であ
る。
【図8】HABPにおける第1通信チャネルのFSMの
図である。
【図9】HABPにおける第2通信チャネルのFSMの
図である。
【図10】図6の送信器FSMに対応するタイマのFS
Mの図である。
【図11】HABPのサービスFSMの図である。
【図12】図5の編成による図6〜図11のHABPの
FSMの構成の図である。
【図13】図1のネットワークのうちの一方において実
装することが可能な全二重交替ビットプロトコル(FA
BP)を特徴づける要素FSMの構成のブロック図であ
る。
【図14】FABPで使用される送信器FSMの図であ
る。
【図15】図14のFSMに対応するデータ再送タイマ
FSMの図である。
【図16】FABPで使用される受信器FSMの図であ
る。
【図17】図16の受信器FSMに対応する順番号記憶
FSMの図である。
【図18】図14の送信器FSMに対応する順番号記憶
FSMの図である。
【図19】図16の受信器FSMに対応する確認信号を
生成するFSMの図である。
【図20】図19のFSMに対応する確認タイマの図で
ある。
【図21】FABPのサービスFSMの図である。
【図22】図11および図12のサービスFSMに基づ
いて図3の方法によって生成される補サービスの図であ
る。
【図23】図14のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される簡略化送信器FSMの図である。
【図24】図15のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される簡略化データ再送タイマFSMの図であ
る。
【図25】図16のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される簡略化受信器FSMの図である。
【図26】図17のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される簡略化順番号記憶FSMの図である。
【図27】図18のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される簡略化順番号記憶FSMの図である。
【図28】図19のFSMに基づいて図4の方法によっ
て生成される確認信号を生成する簡略化FSMの図であ
る。
【図29】本発明によって構成される図14〜図28の
FSMを使用するHABPネットワークとFABPネッ
トワークの間のゲートウェイシステムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲートウェイシステム 10 データ通信ネットワーク 20 データ通信ネットワーク 30 ネットワーク終端ノード 40 ネットワーク終端ノード 50 プロトコルコンバータ 60 通信チャネル 70 通信チャネル 80 コンピュータ 90 プリンタ 92 ファイルサーバ 94 データ記憶装置 100 プロトコル回路A1 105 補プロトコル回路PB-A,1 110 結合マルチプレクサ・デマルチプレクサ(MU
X−DEMUX) 120 MUX−DEMUX 125 インタフェースプロトコル回路A2 130 インタフェース補プロトコル回路PB-A,2 135 インタフェースコンバータIC 140 インタフェースプロトコル回路B1 145 インタフェース補プロトコル回路PA-B,1 150 MUX−DEMUX 160 MUX−DEMUX 165 プロトコル回路B2 170 補プロトコル回路PA-B,2 510 エンドエンティティ 520 エンドエンティティ 530 通信チャネル 540 通信チャネル 710 プロトコルエンティティ 800 ゲートウェイシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/66 29/06 9466−5K H04L 11/20 B 9371−5K 13/00 305 B (72)発明者 クリシャン カマー サブナーニ アメリカ合衆国,07090 ニュージャージ ー,ウェストフィールド,ゴルフ エッジ ドライブ 206

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサービスの集合を提供する第1の
    通信プロトコルを実装した第1のネットワークと、第2
    のサービスの集合を提供する第2の通信プロトコルを実
    装した第2のネットワークの間のゲートウェイシステム
    を生成する方法において、各プロトコルは少なくとも1
    つの有現状態マシン(以下FSMという)の集合によっ
    て表現され、当該方法は、 プロトコルによって提供されるサービスの共通部分のサ
    ブセットに等しいサービスの共通サブセットを決定する
    ステップと、 第1および第2のネットワークのプロトコルに対して、
    第2ネットワークのプロトコルによって提供され第1ネ
    ットワークのプロトコルでは特徴づけられないサービス
    からなる第1の補サービスFSMと、第1ネットワーク
    のプロトコルによって提供され第2ネットワークのプロ
    トコルでは特徴づけられないサービスからなる第2の補
    サービスFSMを決定する補サービスFSM決定ステッ
    プと、 第2のネットワークプロトコルFSMを、第1の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第1の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成する第1簡略化ステッ
    プと、 第1のネットワークプロトコルFSMを、第2の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第2の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成する第2簡略化ステッ
    プと、 第1および第2のプロトコルFSMの集合と、第1およ
    び第2の補プロトコルFSMの集合と、インタフェース
    コンバータとに基づいて、ゲートウェイシステムを構成
    するステップとからなることを特徴とする、ゲートウェ
    イシステムの生成方法。
  2. 【請求項2】 各簡略化ステップは、 第2プロトコルサービスFSMで特徴づけられないサー
    ビスに対応する第1プロトコルサービスFSMから辺を
    削除し、第1サービスFSMで特徴づけられないサービ
    スに対応する第2プロトコルサービスFSMから辺を削
    除して、第1の簡略化FSMの集合を形成するステップ
    と、 第1の簡略化FSMの集合から、不一致サービスプリミ
    ティブを表す辺を削除して、第2の簡略化FSMの集合
    を形成するステップと、 第2の簡略化FSMにおいて、初期状態を含む強結合成
    分内にない辺を削除して、第2の簡略化FSMの集合か
    ら第3の簡略化FSMの集合を形成するステップとから
    なることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 補サービスFSM決定ステップは、前記
    サービスの共通サブセットで提供されるサービスに対応
    するサービスFSM内の辺を除去することによって、プ
    ロトコルによって提供されるサービスを特徴づけるプロ
    トコルFSMを簡略化するステップからなることを特徴
    とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 第1のサービスの集合を提供する第1の
    通信プロトコルを実装した第1のネットワークと、第2
    のサービスの集合を提供する第2の通信プロトコルを実
    装した第2のネットワークの間のゲートウェイシステム
    を生成する方法において、各プロトコルは少なくとも1
    つの有現状態マシン(以下FSMという)の集合によっ
    て表現され、当該方法は、 プロトコルによって提供されるサービスの共通部分のサ
    ブセットに等しいサービスの共通サブセットを決定する
    ステップと、 第1および第2のネットワークのプロトコルに対して、
    第2ネットワークのプロトコルによって提供され第1ネ
    ットワークのプロトコルでは特徴づけられないサービス
    からなる第1の補サービスFSMと、第1ネットワーク
    のプロトコルによって提供され第2ネットワークのプロ
    トコルでは特徴づけられないサービスからなる第2の補
    サービスFSMを決定する補サービスFSM決定ステッ
    プと、 第2のネットワークプロトコルFSMを、第1の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第1の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成する第1簡略化ステッ
    プと、 第1のネットワークプロトコルFSMを、第2の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第2の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成する第2簡略化ステッ
    プと、 第1および第2のプロトコルFSMの集合ならびに第1
    および第2の補プロトコルFSMの集合に相当する回路
    と、インタフェースコンバータとを使用して、ゲートウ
    ェイシステムを構成するステップとからなり、 各簡略化ステップは、 第2プロトコルサービスFSMで特徴づけられないサー
    ビスに対応する第1プロトコルサービスFSMから辺を
    削除し、第1サービスFSMで特徴づけられないサービ
    スに対応する第2プロトコルサービスFSMから辺を削
    除して、第1の簡略化FSMの集合を形成するステップ
    と、 第1の簡略化FSMの集合から、第1の簡略化FSMの
    集合内に対応するサービスプリミティブがないサービス
    プリミティブを表す辺を削除して、第2の簡略化FSM
    の集合を形成するステップと、 第2の簡略化FSMにおいて、初期状態を含む強結合成
    分内にない辺を削除して、第2の簡略化FSMの集合か
    ら第3の簡略化FSMの集合を形成するステップとから
    なることを特徴とする、ゲートウェイシステムの生成方
    法。
  5. 【請求項5】 第1のサービスの集合を提供する第1の
    通信プロトコルを実装した第1のネットワークと、第2
    のサービスの集合を提供する第2の通信プロトコルを実
    装した第2のネットワークの間のゲートウェイシステム
    を生成する方法において、各プロトコルは少なくとも1
    つの有現状態マシン(以下FSMという)の集合によっ
    て表現され、当該方法は、 プロトコルによって提供されるサービスの共通部分のサ
    ブセットに等しいサービスの共通サブセットを決定する
    ステップと、 第1のネットワークのプロトコルに対して、第2ネット
    ワークのプロトコルによって提供され第1ネットワーク
    のプロトコルでは特徴づけられないサービスからなる第
    1の補サービスFSMを決定するステップと、 第2のネットワークプロトコルFSMを、第1の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第1の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成するステップと、 第1および第2のプロトコルFSMの集合ならびに第1
    の補プロトコルFSMの集合に相当する回路と、インタ
    フェースコンバータとを使用して、当該ゲートウェイを
    通じて通信する際に第1のネットワークのユーザに第1
    および第2のネットワークのすべての入出力サービスを
    提供するようにゲートウェイシステムを構成するゲート
    ウェイ構成ステップとからなることを特徴とする、ゲー
    トウェイシステムの生成方法。
  6. 【請求項6】 第2のネットワークのプロトコルに対し
    て、第1ネットワークのプロトコルによって提供され第
    2ネットワークのプロトコルによって提供されないサー
    ビスからなる第2の補サービスFSMを決定するステッ
    プと、 第1のネットワークプロトコルFSMを、第2の補サー
    ビスFSMによって実行されるサービスに対応する動作
    のみを提供するように簡略化して、第2の補ネットワー
    クプロトコルFSMの集合を生成するステップとをさら
    に有し、 ゲートウェイ構成ステップは、さらに、第2の補プロト
    コルFSMの集合に相当する回路とインタフェースコン
    バータとを使用して、当該ゲートウェイを通じて通信す
    る際に第1および第2のネットワークのユーザに第1お
    よび第2のネットワークのすべての入出力サービスを提
    供するようにゲートウェイシステムを構成することを特
    徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 それぞれプロトコルを実装した第1のネ
    ットワークと第2のネットワークの間のゲートウェイシ
    ステムにおいて、 プロトコル回路および第1の補プロトコル回路を有し第
    1のネットワークに接続された第1の終端ノードと、 第1の終端ノードに接続された第1の通信チャネルと、 プロトコル回路を有し第2のネットワークに接続された
    第2の終端ノードと、 第2のネットワーク終端ノードに接続された第2の通信
    チャネルと、 第1および第2の終端ノードに接続されたプロトコルコ
    ンバータとからなり、当該プロトコルコンバータは、 第1の終端ノードのプロトコル回路と通信する第1のイ
    ンタフェースプロトコル回路と、 第1の補プロトコル回路と通信する第1のインタフェー
    ス補プロトコル回路と、 第2の終端ノードのプロトコル回路と通信する第2のイ
    ンタフェースプロトコル回路と、 第1および第2のインタフェースプロトコル回路ならび
    に第1のインタフェース補プロトコル回路に接続された
    インタフェースコンバータとからなり、当該インタフェ
    ースコンバータは、 第1のインタフェースプロトコル回路と第2のインタフ
    ェースプロトコル回路の間、および、第1のインタフェ
    ース補プロトコル回路と第2のインタフェースプロトコ
    ル回路の間で、情報の変換およびルーティングを行い、
    当該ゲートウェイを通じて通信する際に第1のネットワ
    ークのユーザに第1および第2のネットワークの入出力
    サービスを提供することを特徴とするゲートウェイシス
    テム。
  8. 【請求項8】 終端ノード内の回路が単一のプロセッサ
    内に含まれることを特徴とする請求項7のゲートウェイ
    システム。
  9. 【請求項9】 第1のプロトコル回路と第1のインタフ
    ェースプロトコル回路の間の信号および第1の補プロト
    コル回路と第1のインタフェース補プロトコル回路の間
    の信号が第1の通信チャネル上に多重化されることを特
    徴とする請求項7のゲートウェイシステム。
  10. 【請求項10】 第2の終端ノード内に配置され、第2
    のネットワークおよび第2の通信チャネルに接続された
    第2の補プロトコル回路と、 プロトコルコンバータ内に配置され、インタフェースコ
    ンバータおよび第2の通信チャネルに接続された第2の
    インタフェース補プロトコル回路とをさらに有し、 インタフェースコンバータは、第1のインタフェースプ
    ロトコル回路およびインタフェース補プロトコル回路
    と、第2のインタフェースプロトコル回路および第2の
    インタフェース補プロトコル回路の間で情報をルーティ
    ングし、当該ゲートウェイを通じて通信する際に第1お
    よび第2のネットワークのユーザに第1および第2のネ
    ットワークの入出力サービスを提供することを特徴とす
    る請求項7のゲートウェイシステム。
  11. 【請求項11】 第2の終端ノード内の回路が単一のプ
    ロセッサ内に含まれることを特徴とする請求項10のゲ
    ートウェイシステム。
  12. 【請求項12】 プロトコルコンバータ内の少なくとも
    2つの回路が単一のプロセッサ内に含まれることを特徴
    とする請求項7または10のゲートウェイシステム。
  13. 【請求項13】 第2のプロトコル回路および第2の補
    プロトコル回路と、対応する第2のインタフェースプロ
    トコル回路および第2のインタフェース補プロトコル回
    路との間の信号が、それぞれ第2の通信チャネル上に多
    重化されることを特徴とする請求項10のゲートウェイ
    システム。
JP26467195A 1994-09-20 1995-09-20 ゲートウェイシステムおよびその生成方法 Expired - Lifetime JP3335510B2 (ja)

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