JPH07264183A - 通信データ遠隔モニタシステム - Google Patents
通信データ遠隔モニタシステムInfo
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- JPH07264183A JPH07264183A JP6046823A JP4682394A JPH07264183A JP H07264183 A JPH07264183 A JP H07264183A JP 6046823 A JP6046823 A JP 6046823A JP 4682394 A JP4682394 A JP 4682394A JP H07264183 A JPH07264183 A JP H07264183A
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- data
- communication
- time
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠隔モニタ対象の通信データ対の各転送網に
よる到着ずれを吸収して、表示装置に同時表示し、試験
者による端末間の通信状況の確認を容易にする。 【構成】 通信中の端末1、2の各々の近傍で通信デー
タを受信し、各通信データの通信単位毎に先端と終端の
通過時間を付与して第1、第2の通信データとして各々
ISDN回線交換網7、DDXパケット交換網8に送信
するタイムスタンプ付きデータ転送装置5、6と、IS
DN回線交換網7、DDXパケット交換網8を介して第
1、第2の通信データを受信し、所定の通信単位量の第
1の通信データ群を表示装置27に表示させると共に、
表示対象の第1の通信データ群の先端および終端の時刻
に基づき第1の通信データ群と発信側/着信側で対をな
す第2の通信データ群を判別し、表示装置27に第1の
通信データ群と同時表示させる通信データ突き合わせ装
置9とを設けた通信データ遠隔モニタシステム。
よる到着ずれを吸収して、表示装置に同時表示し、試験
者による端末間の通信状況の確認を容易にする。 【構成】 通信中の端末1、2の各々の近傍で通信デー
タを受信し、各通信データの通信単位毎に先端と終端の
通過時間を付与して第1、第2の通信データとして各々
ISDN回線交換網7、DDXパケット交換網8に送信
するタイムスタンプ付きデータ転送装置5、6と、IS
DN回線交換網7、DDXパケット交換網8を介して第
1、第2の通信データを受信し、所定の通信単位量の第
1の通信データ群を表示装置27に表示させると共に、
表示対象の第1の通信データ群の先端および終端の時刻
に基づき第1の通信データ群と発信側/着信側で対をな
す第2の通信データ群を判別し、表示装置27に第1の
通信データ群と同時表示させる通信データ突き合わせ装
置9とを設けた通信データ遠隔モニタシステム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2地点で通信している
通信データを、それぞれの通信地点の近傍のモニタ地点
から、通信回線を介して収集し、遠隔にモニタするシス
テムに係り、特に、各モニタ地点からの通信データの通
信回線による遅延の影響を効率良く吸収するのに好適な
通信データ遠隔モニタシステムに関するものである。
通信データを、それぞれの通信地点の近傍のモニタ地点
から、通信回線を介して収集し、遠隔にモニタするシス
テムに係り、特に、各モニタ地点からの通信データの通
信回線による遅延の影響を効率良く吸収するのに好適な
通信データ遠隔モニタシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パケット交換網やISDN網等のデータ
通信網を利用した通信システムの故障は、ビット誤り等
の物理的な故障以外に、プロトコル上に問題があるため
に発生している場合がある。このような故障の原因の発
見のために、通信用の端末とデータ通信網との間で通信
データをモニタしているが、特定の条件が揃わないかぎ
り、故障が発生しないことが多く、また、故障原因が、
通信相手の端末にある場合もあり、故障原因の発見に時
間を要していた。このような故障原因の発見には、通信
を行っている端末の両端から通信データをモニタし、手
もとの表示装置に同時に表示することが有効であり、以
下、このようなシステムを、図9を用いて説明する。
通信網を利用した通信システムの故障は、ビット誤り等
の物理的な故障以外に、プロトコル上に問題があるため
に発生している場合がある。このような故障の原因の発
見のために、通信用の端末とデータ通信網との間で通信
データをモニタしているが、特定の条件が揃わないかぎ
り、故障が発生しないことが多く、また、故障原因が、
通信相手の端末にある場合もあり、故障原因の発見に時
間を要していた。このような故障原因の発見には、通信
を行っている端末の両端から通信データをモニタし、手
もとの表示装置に同時に表示することが有効であり、以
下、このようなシステムを、図9を用いて説明する。
【0003】図9は、従来の遠隔モニタシステムの構成
例を示すブロック図である。本図において、20は通信
網、21、22は通信網20を介して通信を行う端末
(図中、A側端末、B側端末と記載)、23、24はそ
れぞれ端末21、22の近傍で端末21、22間の通信
データを取り込み、その取り込んだ時刻を付与して送信
するタイムスタンプ付きデータ転送装置、25、26は
タイムスタンプ付きデータ転送装置23、24からのタ
イムスタンプ付きデータを転送するデータ転送網、27
はタイムスタンプ付きデータ転送装置23、24からデ
ータ転送網25、26を介して転送されてきた通信デー
タをモニタできるように表示出力する表示装置、28、
29は表示装置27に表示出力するタイムスタンプ付き
データ転送装置23、24からの通信データを格納する
データ蓄積装置(図中、データ蓄積と記載)である。
例を示すブロック図である。本図において、20は通信
網、21、22は通信網20を介して通信を行う端末
(図中、A側端末、B側端末と記載)、23、24はそ
れぞれ端末21、22の近傍で端末21、22間の通信
データを取り込み、その取り込んだ時刻を付与して送信
するタイムスタンプ付きデータ転送装置、25、26は
タイムスタンプ付きデータ転送装置23、24からのタ
イムスタンプ付きデータを転送するデータ転送網、27
はタイムスタンプ付きデータ転送装置23、24からデ
ータ転送網25、26を介して転送されてきた通信デー
タをモニタできるように表示出力する表示装置、28、
29は表示装置27に表示出力するタイムスタンプ付き
データ転送装置23、24からの通信データを格納する
データ蓄積装置(図中、データ蓄積と記載)である。
【0004】このシステムでは、タイムスタンプ付きデ
ータ転送装置23、24により、端末21、22の両端
のモニタ点において、通信データにモニタした時刻(タ
イムスタンプ)を付与する。そして、その通信データ
を、データ転送網25、26を経由して、表示装置まで
転送して表示を行う。しかし、一般的に、通信データの
量は、時間的に一定ではなく、比較的、短時間に多量の
通信データが発生する場合がある。また、データ転送網
25、26は、それぞれ、単位時間当たりに転送できる
データ量について上限がある。その上、パケット交換網
のように、時間により、その上限が変動するデータ転送
網もある。
ータ転送装置23、24により、端末21、22の両端
のモニタ点において、通信データにモニタした時刻(タ
イムスタンプ)を付与する。そして、その通信データ
を、データ転送網25、26を経由して、表示装置まで
転送して表示を行う。しかし、一般的に、通信データの
量は、時間的に一定ではなく、比較的、短時間に多量の
通信データが発生する場合がある。また、データ転送網
25、26は、それぞれ、単位時間当たりに転送できる
データ量について上限がある。その上、パケット交換網
のように、時間により、その上限が変動するデータ転送
網もある。
【0005】このような状態のもとで従来の技術を利用
して、発生した通信データを、データ転送網25、26
を経由して表示装置に転送する場合、一方、もしくは、
両方のモニタ点において、収集したデータが直ちに表示
装置27に転送できないため、データ紛失を防止するた
めに、タイムスタンプ付きデータ転送装置23、24で
通信データを蓄積し、通信可能な時点まで転送を待つこ
とになる。従って、同時に発生した(発信側と着信側で
対をなす)通信データが表示装置27に転送されてくる
時間が、2点間で異なることになる。このような現象
は、2点で異なるデータ転送網を使用した場合に顕著に
表れる。以下、図10に、このような問題が発生した例
を示す。
して、発生した通信データを、データ転送網25、26
を経由して表示装置に転送する場合、一方、もしくは、
両方のモニタ点において、収集したデータが直ちに表示
装置27に転送できないため、データ紛失を防止するた
めに、タイムスタンプ付きデータ転送装置23、24で
通信データを蓄積し、通信可能な時点まで転送を待つこ
とになる。従って、同時に発生した(発信側と着信側で
対をなす)通信データが表示装置27に転送されてくる
時間が、2点間で異なることになる。このような現象
は、2点で異なるデータ転送網を使用した場合に顕著に
表れる。以下、図10に、このような問題が発生した例
を示す。
【0006】図10は、図9におけるシステムでの通信
データの流れを示す説明図である。図10(a)で示す
実際の通信データの流れでは、端末21(A側端末)か
ら通信データaを送信すると、端末22(B側端末)で
は、通信網20を介して通信データa’を受信し、ま
た、端末22から通信データbを送信すると、端末21
では、通信網20を介して通信データb’を受信する。
さらに、端末21から通信データcを送信すると、端末
22では、通信網20を介して通信データc’を受信す
る。しかし、例えば、端末21から送信された通信デー
タaが、図9におけるタイムスタンプ付きデータ転送装
置23により保留され、図9におけるデータ転送網25
への転送が遅れると、図9の表示装置27においては、
図10(b)で示すように、端末22が、端末21から
の通信データa’を、端末21からの通信データcに対
応する時間のタイミングで受信しているように見える。
データの流れを示す説明図である。図10(a)で示す
実際の通信データの流れでは、端末21(A側端末)か
ら通信データaを送信すると、端末22(B側端末)で
は、通信網20を介して通信データa’を受信し、ま
た、端末22から通信データbを送信すると、端末21
では、通信網20を介して通信データb’を受信する。
さらに、端末21から通信データcを送信すると、端末
22では、通信網20を介して通信データc’を受信す
る。しかし、例えば、端末21から送信された通信デー
タaが、図9におけるタイムスタンプ付きデータ転送装
置23により保留され、図9におけるデータ転送網25
への転送が遅れると、図9の表示装置27においては、
図10(b)で示すように、端末22が、端末21から
の通信データa’を、端末21からの通信データcに対
応する時間のタイミングで受信しているように見える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、発信側および着信側のそれぞれ
の近傍の二つのモニタ点で取り込んだ対の通信データ
が、それぞれを転送する各転送網の違いにより、異なる
時間で遠隔モニタ用の表示装置に届いてしまい、発信側
と着信側で対をなす各通信データを同時表示することが
できない点である。本発明の目的は、これら従来技術の
課題を解決し、試験者による通信データの流れの理解を
容易にすることを可能とする通信データ遠隔モニタシス
テムを提供することである。
点は、従来の技術では、発信側および着信側のそれぞれ
の近傍の二つのモニタ点で取り込んだ対の通信データ
が、それぞれを転送する各転送網の違いにより、異なる
時間で遠隔モニタ用の表示装置に届いてしまい、発信側
と着信側で対をなす各通信データを同時表示することが
できない点である。本発明の目的は、これら従来技術の
課題を解決し、試験者による通信データの流れの理解を
容易にすることを可能とする通信データ遠隔モニタシス
テムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信データ遠隔モニタシステムは、(1)
通信中の第1、第2の端末1、2のそれぞれの近傍で通
信データを受信し、各通信データの通信単位毎に先端と
終端の通過時間を付与して第1、第2の通信データとし
てそれぞれ個別のデータ転送網(ISDN回線交換網
7、DDXパケット交換網8)に送信する第1、第2の
通信データ転送手段(タイムスタンプ付きデータ転送装
置5、6)と、ISDN回線交換網7、DDXパケット
交換網8を介して第1、第2の通信データを受信し、所
定の通信単位量の第1の通信データ群を表示装置27に
表示させると共に、この表示対象の第1の通信データ群
の先端および終端の時刻に基づき、この第1の通信デー
タ群と発信側と着信側で対をなす第2の通信データ群を
判別し、この第2の通信データ群を表示装置27に第1
の通信データ群と同時表示させる通信データ突き合わせ
装置9とを設けることを特徴とする。また、(2)上記
(1)に記載の通信データ遠隔モニタシステムにおい
て、通信データ突き合わせ装置9は、第1、第2のデー
タ転送網(ISDN回線交換網7、DDXパケット交換
網8)を介して受信する第1、第2の通信データを、こ
の第1、第2の通信データの通信単位を複数個含む所定
の周期で切り出して、この所定の周期の先端と後端の受
信時刻を付与して第1、第2のモニタデータとして蓄積
する第1、第2のモニタデータ蓄積手段(A側モニタデ
ータ蓄積手段10、B側モニタデータ蓄積手段11)
と、タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6により付
与された第1、第2のモニタデータの先端と後端を構成
する第1、第2の通信データの先端と後端の時刻から、
A側モニタデータ蓄積手段10、B側モニタデータ蓄積
手段11に蓄積した第1、第2のモニタデータのそれぞ
れの通信時間の範囲を求める第1、第2の収集時間範囲
の取り出し手段12、13と、それぞれ予め設定される
タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6のそれぞれの
内部時計の相対的な誤差の最大値とISDN回線交換網
7、DDXパケット交換網8のデータ転送網の通信デー
タの転送遅延時間の相対的な差の最大値との和を、第1
の収集時間範囲の取り出し手段12で求めた第1のモニ
タデータの通信時間の範囲の前後に加えた拡張通信時間
範囲を求める保証時間範囲の決定手段14と、この保証
時間範囲の決定手段14で求めた拡張通信時間範囲に含
まれる第2の通信データ群を、第2のモニタデータから
取り出す保証時間範囲通信データ取り出し手段15とを
具備し、第1の収集時間範囲の取り出し手段12で求め
た通信時間の範囲の第1のモニタデータを構成する第1
の通信データ群と、この第1のモニタデータに対応して
保証時間範囲通信データ取り出し手段14で取り出した
第2の通信データ群を、表示装置27に同時表示させる
ことを特徴とする。また、(3)上記(1)、もしく
は、(2)のいずれかに記載の通信データ遠隔モニタシ
ステムにおいて、通信データ突き合わせ装置9は、予め
設定されるISDN回線交換網7、DDXパケット交換
網8の通信データの転送遅延時間の差の最大値と、IS
DN回線交換網7、DDXパケット交換網8のそれぞれ
のデータ転送保留時間の平均値の差との和を限度とし
て、第1の通信データの到着後の第2の通信データの到
着を待つことを特徴とする。
め、本発明の通信データ遠隔モニタシステムは、(1)
通信中の第1、第2の端末1、2のそれぞれの近傍で通
信データを受信し、各通信データの通信単位毎に先端と
終端の通過時間を付与して第1、第2の通信データとし
てそれぞれ個別のデータ転送網(ISDN回線交換網
7、DDXパケット交換網8)に送信する第1、第2の
通信データ転送手段(タイムスタンプ付きデータ転送装
置5、6)と、ISDN回線交換網7、DDXパケット
交換網8を介して第1、第2の通信データを受信し、所
定の通信単位量の第1の通信データ群を表示装置27に
表示させると共に、この表示対象の第1の通信データ群
の先端および終端の時刻に基づき、この第1の通信デー
タ群と発信側と着信側で対をなす第2の通信データ群を
判別し、この第2の通信データ群を表示装置27に第1
の通信データ群と同時表示させる通信データ突き合わせ
装置9とを設けることを特徴とする。また、(2)上記
(1)に記載の通信データ遠隔モニタシステムにおい
て、通信データ突き合わせ装置9は、第1、第2のデー
タ転送網(ISDN回線交換網7、DDXパケット交換
網8)を介して受信する第1、第2の通信データを、こ
の第1、第2の通信データの通信単位を複数個含む所定
の周期で切り出して、この所定の周期の先端と後端の受
信時刻を付与して第1、第2のモニタデータとして蓄積
する第1、第2のモニタデータ蓄積手段(A側モニタデ
ータ蓄積手段10、B側モニタデータ蓄積手段11)
と、タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6により付
与された第1、第2のモニタデータの先端と後端を構成
する第1、第2の通信データの先端と後端の時刻から、
A側モニタデータ蓄積手段10、B側モニタデータ蓄積
手段11に蓄積した第1、第2のモニタデータのそれぞ
れの通信時間の範囲を求める第1、第2の収集時間範囲
の取り出し手段12、13と、それぞれ予め設定される
タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6のそれぞれの
内部時計の相対的な誤差の最大値とISDN回線交換網
7、DDXパケット交換網8のデータ転送網の通信デー
タの転送遅延時間の相対的な差の最大値との和を、第1
の収集時間範囲の取り出し手段12で求めた第1のモニ
タデータの通信時間の範囲の前後に加えた拡張通信時間
範囲を求める保証時間範囲の決定手段14と、この保証
時間範囲の決定手段14で求めた拡張通信時間範囲に含
まれる第2の通信データ群を、第2のモニタデータから
取り出す保証時間範囲通信データ取り出し手段15とを
具備し、第1の収集時間範囲の取り出し手段12で求め
た通信時間の範囲の第1のモニタデータを構成する第1
の通信データ群と、この第1のモニタデータに対応して
保証時間範囲通信データ取り出し手段14で取り出した
第2の通信データ群を、表示装置27に同時表示させる
ことを特徴とする。また、(3)上記(1)、もしく
は、(2)のいずれかに記載の通信データ遠隔モニタシ
ステムにおいて、通信データ突き合わせ装置9は、予め
設定されるISDN回線交換網7、DDXパケット交換
網8の通信データの転送遅延時間の差の最大値と、IS
DN回線交換網7、DDXパケット交換網8のそれぞれ
のデータ転送保留時間の平均値の差との和を限度とし
て、第1の通信データの到着後の第2の通信データの到
着を待つことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、通信網を経由して通信して
いる2つの端末の近傍における各通信データを個別のデ
ータ転送網を経由して遠隔でモニタする場合に、発信側
と着信側で対をなす各通信データの特定を、各モニタ点
でのモニタ時刻に基づき行うことにより、対をなす各通
信データを表示装置に同時表示させることができる。例
えば、一方のモニタ点からの通信データの表示対象の範
囲を、他方のモニタ点からの通信データの表示対象の範
囲の前後を拡張した範囲とする。すなわち、第1、第2
の通信データ転送手段(タイムスタンプ付きデータ転送
装置5、6)は、2つの端末のそれぞれの近傍で、第
1、第2の通信データを受信し、この第1、第2の通信
データの通信単位毎に、この通信単位の先端と終端の通
過時間をタイムスタンプとして付与し、第1、第2のデ
ータ転送網を経由して送信する。通信データ突き合わせ
手段は、これらタイムスタンプ付きの第1、第2の通信
データを受信し、まず、モニタデータ蓄積手段により、
少なくとも複数個の通信単位を含むような適当な一定周
期で切り出し、さらに、この周期の先端と終端の時刻
(受信時刻)をタイムスタンプとして付与し、第1、第
2のモニタデータとして別個に蓄積し、次に、収集時間
範囲の取り出し手段により、第1、第2のモニタデータ
の先端と後端を構成する各通信データの先端後端のタイ
ムスタンプを基に、第1、第2のモニタデータを構成す
る各通信データ群の通信時間範囲を求める。そして、保
証時間範囲の決定手段により、それぞれ発信側と着信側
で対をなす第1、第2の通信データのそれぞれのタイム
スタンプの相対的な最大誤差と、第1、第2のデータ転
送網の伝送遅延時間の相対的な最大値との和を、拡張時
間範囲として定め、例えば、第1のモニタデータに着目
して、この第1のモニタデータの時間範囲を基準として
選択し、保証時間範囲通信データ取り出し手段により、
この基準の時間範囲の前後に拡張時間範囲を加えた時間
範囲に含まれる第2のモニタデータ内の第2の通信デー
タ群を、第1のモニタデータとの突き合わせ対象として
取り出す。そして、この取り出した第2の通信データ群
を、基準の第1のモニタデータに含まれた第1の通信デ
ータ群と共に、表示装置に同時表示させる。このことに
より、それぞれのモニタ点のタイムスタンプ付きデータ
転送装置の内部時計にずれがあり、また、2点間の通信
データに転送網での伝送遅延があり、発信側と着信側で
対をなす第1、第2の通信データのそれぞれの到着がず
れた場合でも、2つの通信データの対をなす部分を表示
装置に同時表示させることができる。また、基準となる
第1のモニタデータの到着後に、この第1のモニタデー
タを構成する第1の通信データ群の対をなす第2の通信
データの到着が、所定の時間(例えば、第1、第2のデ
ータ転送網の、第1、第2の通信データの伝送遅延時間
の相対的な最大値と平均データ転送保留時間の差との和
からなる最大限待ち合わせ時間)まで無い場合には、次
の第1のモニタデータに対するモニタ処理に移ることに
より、オンラインでのモニタを行う。
いる2つの端末の近傍における各通信データを個別のデ
ータ転送網を経由して遠隔でモニタする場合に、発信側
と着信側で対をなす各通信データの特定を、各モニタ点
でのモニタ時刻に基づき行うことにより、対をなす各通
信データを表示装置に同時表示させることができる。例
えば、一方のモニタ点からの通信データの表示対象の範
囲を、他方のモニタ点からの通信データの表示対象の範
囲の前後を拡張した範囲とする。すなわち、第1、第2
の通信データ転送手段(タイムスタンプ付きデータ転送
装置5、6)は、2つの端末のそれぞれの近傍で、第
1、第2の通信データを受信し、この第1、第2の通信
データの通信単位毎に、この通信単位の先端と終端の通
過時間をタイムスタンプとして付与し、第1、第2のデ
ータ転送網を経由して送信する。通信データ突き合わせ
手段は、これらタイムスタンプ付きの第1、第2の通信
データを受信し、まず、モニタデータ蓄積手段により、
少なくとも複数個の通信単位を含むような適当な一定周
期で切り出し、さらに、この周期の先端と終端の時刻
(受信時刻)をタイムスタンプとして付与し、第1、第
2のモニタデータとして別個に蓄積し、次に、収集時間
範囲の取り出し手段により、第1、第2のモニタデータ
の先端と後端を構成する各通信データの先端後端のタイ
ムスタンプを基に、第1、第2のモニタデータを構成す
る各通信データ群の通信時間範囲を求める。そして、保
証時間範囲の決定手段により、それぞれ発信側と着信側
で対をなす第1、第2の通信データのそれぞれのタイム
スタンプの相対的な最大誤差と、第1、第2のデータ転
送網の伝送遅延時間の相対的な最大値との和を、拡張時
間範囲として定め、例えば、第1のモニタデータに着目
して、この第1のモニタデータの時間範囲を基準として
選択し、保証時間範囲通信データ取り出し手段により、
この基準の時間範囲の前後に拡張時間範囲を加えた時間
範囲に含まれる第2のモニタデータ内の第2の通信デー
タ群を、第1のモニタデータとの突き合わせ対象として
取り出す。そして、この取り出した第2の通信データ群
を、基準の第1のモニタデータに含まれた第1の通信デ
ータ群と共に、表示装置に同時表示させる。このことに
より、それぞれのモニタ点のタイムスタンプ付きデータ
転送装置の内部時計にずれがあり、また、2点間の通信
データに転送網での伝送遅延があり、発信側と着信側で
対をなす第1、第2の通信データのそれぞれの到着がず
れた場合でも、2つの通信データの対をなす部分を表示
装置に同時表示させることができる。また、基準となる
第1のモニタデータの到着後に、この第1のモニタデー
タを構成する第1の通信データ群の対をなす第2の通信
データの到着が、所定の時間(例えば、第1、第2のデ
ータ転送網の、第1、第2の通信データの伝送遅延時間
の相対的な最大値と平均データ転送保留時間の差との和
からなる最大限待ち合わせ時間)まで無い場合には、次
の第1のモニタデータに対するモニタ処理に移ることに
より、オンラインでのモニタを行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の通信データ遠隔モニタシス
テムの本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図で
ある。本図において、1、2はそれぞれDDX交換機3
とISDN交換機4からなる通信網を介して通信を行う
第1、第2の端末としてのA側端末、B側端末、5、6
はそれぞれA側端末1、B側端末2の近傍でA側端末
1、B側端末2間の通信データを取り込み、その取り込
んだ時刻を付与して送信する本発明の第1、第2の通信
データ転送手段としてのタイムスタンプ付きデータ転送
装置、7、8はタイムスタンプ付きデータ転送装置5、
6からのタイムスタンプ付きデータを転送する第1、第
2のデータ転送網としてのISDN回線交換網、DDX
パケット交換網、9はタイムスタンプ付きデータ転送装
置5、6の内部時計のずれやISDN回線交換網7とD
DXパケット交換網8による通信データの遅延の影響を
効率良く吸収するための本発明に係る通信データ突き合
わせ装置、27はタイムスタンプ付きデータ転送装置
5、6からISDN回線交換網7とDDXパケット交換
網8を介して転送されてきた通信データをモニタできる
ように表示出力する表示装置、28、29は表示装置2
7に表示出力するタイムスタンプ付きデータ転送装置
5、6からの通信データを格納するデータ蓄積装置であ
る。
説明する。図1は、本発明の通信データ遠隔モニタシス
テムの本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図で
ある。本図において、1、2はそれぞれDDX交換機3
とISDN交換機4からなる通信網を介して通信を行う
第1、第2の端末としてのA側端末、B側端末、5、6
はそれぞれA側端末1、B側端末2の近傍でA側端末
1、B側端末2間の通信データを取り込み、その取り込
んだ時刻を付与して送信する本発明の第1、第2の通信
データ転送手段としてのタイムスタンプ付きデータ転送
装置、7、8はタイムスタンプ付きデータ転送装置5、
6からのタイムスタンプ付きデータを転送する第1、第
2のデータ転送網としてのISDN回線交換網、DDX
パケット交換網、9はタイムスタンプ付きデータ転送装
置5、6の内部時計のずれやISDN回線交換網7とD
DXパケット交換網8による通信データの遅延の影響を
効率良く吸収するための本発明に係る通信データ突き合
わせ装置、27はタイムスタンプ付きデータ転送装置
5、6からISDN回線交換網7とDDXパケット交換
網8を介して転送されてきた通信データをモニタできる
ように表示出力する表示装置、28、29は表示装置2
7に表示出力するタイムスタンプ付きデータ転送装置
5、6からの通信データを格納するデータ蓄積装置であ
る。
【0011】タイムスタンプ付きデータ転送装置5は、
DDX交換機3とA側端末1間でモニタされる通信デー
タに、内部時計により、先端と後端が通過した時刻をタ
イムスタンプとして付与し、第1の通信データとして、
ISDN回線交換網7を介して表示装置27に転送す
る。同様に、タイムスタンプ付きデータ転送装置6は、
ISDN交換機4とB側端末2間でモニタされる通信デ
ータに、内部時計により、先端と後端が通過した時刻を
タイムスタンプとして付与し、第2の通信データとし
て、DDXパケット交換網8を介して表示装置27に転
送する。DDX側の通信データ、すなわち、A側端末1
の近傍でモニタされる第1の通信データは、タイムスタ
ンプ付きデータ転送装置5からISDN回線交換網7を
介して、また、ISDN側の通信データすなわち、B側
端末2の近傍でモニタされる第2の通信データは、タイ
ムスタンプ付きデータ転送装置6からDDXパケット交
換網8を介して、表示装置27まで転送される。
DDX交換機3とA側端末1間でモニタされる通信デー
タに、内部時計により、先端と後端が通過した時刻をタ
イムスタンプとして付与し、第1の通信データとして、
ISDN回線交換網7を介して表示装置27に転送す
る。同様に、タイムスタンプ付きデータ転送装置6は、
ISDN交換機4とB側端末2間でモニタされる通信デ
ータに、内部時計により、先端と後端が通過した時刻を
タイムスタンプとして付与し、第2の通信データとし
て、DDXパケット交換網8を介して表示装置27に転
送する。DDX側の通信データ、すなわち、A側端末1
の近傍でモニタされる第1の通信データは、タイムスタ
ンプ付きデータ転送装置5からISDN回線交換網7を
介して、また、ISDN側の通信データすなわち、B側
端末2の近傍でモニタされる第2の通信データは、タイ
ムスタンプ付きデータ転送装置6からDDXパケット交
換網8を介して、表示装置27まで転送される。
【0012】ここで、DDX回線の最大通信速度は48
キロビット/秒(kbit/s)であり、ISDN回線
は64キロビット/秒である。このため、タイムスタン
プ付きデータ転送装置6によるタイムスタンプ等の制御
情報が付与されたB側端末2の近傍のISDN回線の通
信データを、DDXパケット交換網8を介して転送する
場合、一度に全て転送できない状態になり、タイムスタ
ンプ付きデータ転送装置6内のバッファに、一時的に蓄
えられて転送される。しかし、A側端末1の近傍のDD
X回線の通信データは、通信量よりもISDN回線交換
網7の転送能力が上回っているために、ほぼ遅れること
なく表示装置27に転送される。従って、B側端末2の
近傍からの第2の通信データが表示装置27に到着する
時刻は、A側端末1の近傍からの第1の通信データより
も遅れることになる。
キロビット/秒(kbit/s)であり、ISDN回線
は64キロビット/秒である。このため、タイムスタン
プ付きデータ転送装置6によるタイムスタンプ等の制御
情報が付与されたB側端末2の近傍のISDN回線の通
信データを、DDXパケット交換網8を介して転送する
場合、一度に全て転送できない状態になり、タイムスタ
ンプ付きデータ転送装置6内のバッファに、一時的に蓄
えられて転送される。しかし、A側端末1の近傍のDD
X回線の通信データは、通信量よりもISDN回線交換
網7の転送能力が上回っているために、ほぼ遅れること
なく表示装置27に転送される。従って、B側端末2の
近傍からの第2の通信データが表示装置27に到着する
時刻は、A側端末1の近傍からの第1の通信データより
も遅れることになる。
【0013】このままでは、A側端末1およびB側端末
2のそれぞれの近傍で対となる通信データを、表示装置
27に同時に表示することができず、試験者は、発信側
と着信側における通信データの流れを理解することがで
きず、A側端末1とB側端末2との間の通信状況の確認
が容易ではない。本実施例では、通信データ突き合わせ
装置9を設けることにより、このような問題に対処す
る。すなわち、通信データ突き合わせ装置9は、ISD
N回線交換網7、および、DDXパケット交換網8を介
して、タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6からの
第1、第2の通信データを受信し、所定の通信単位量の
第1の通信データ群を表示装置27に表示させると共
に、この表示対象の第1の通信データ群の先端および終
端のタイムスタンプに基づき、この第1の通信データ群
と発信側と着信側で対をなす第2の通信データ群を判別
し、この第2の通信データ群を表示装置27に第1の通
信データ群と同時表示させる。
2のそれぞれの近傍で対となる通信データを、表示装置
27に同時に表示することができず、試験者は、発信側
と着信側における通信データの流れを理解することがで
きず、A側端末1とB側端末2との間の通信状況の確認
が容易ではない。本実施例では、通信データ突き合わせ
装置9を設けることにより、このような問題に対処す
る。すなわち、通信データ突き合わせ装置9は、ISD
N回線交換網7、および、DDXパケット交換網8を介
して、タイムスタンプ付きデータ転送装置5、6からの
第1、第2の通信データを受信し、所定の通信単位量の
第1の通信データ群を表示装置27に表示させると共
に、この表示対象の第1の通信データ群の先端および終
端のタイムスタンプに基づき、この第1の通信データ群
と発信側と着信側で対をなす第2の通信データ群を判別
し、この第2の通信データ群を表示装置27に第1の通
信データ群と同時表示させる。
【0014】このように、本実施例の通信データ遠隔モ
ニタシステムでは、A側端末1およびB側端末2のそれ
ぞれの近傍における各通信データを、個別のISDN回
線交換網7とDDXパケット交換網8を経由して遠隔で
モニタする場合に、発信側(例えば、A側端末1)と着
信側(例えば、B側端末2)で対をなす各通信データ
(第1、第2の通信データ)の特定を、各モニタ点での
モニタ時刻に基づき行うことにより、対をなす各通信デ
ータを表示装置27に同時表示させることができる。こ
のことにより、それぞれのモニタ点のタイムスタンプ付
きデータ転送装置5、6の内部時計にずれがあり、ま
た、2点間の通信データにISDN回線交換網7とDD
Xパケット交換網8での伝送遅延があり、発信側と着信
側で対をなす第1、第2の通信データのそれぞれの到着
がずれた場合でも、2つの通信データの対をなす部分を
表示装置27に同時表示させることができる。このよう
な、各モニタ点でのモニタ時刻に基づき、対をなす各通
信データの特定を行うためには、例えば、一方のモニタ
点(B側端末2)からの通信データの表示対象の範囲
を、他方のモニタ点(A側端末1)からの通信データの
表示対象の範囲の前後を拡張した範囲とすることが有効
であり、以下、図2を用いて、その説明を行う。
ニタシステムでは、A側端末1およびB側端末2のそれ
ぞれの近傍における各通信データを、個別のISDN回
線交換網7とDDXパケット交換網8を経由して遠隔で
モニタする場合に、発信側(例えば、A側端末1)と着
信側(例えば、B側端末2)で対をなす各通信データ
(第1、第2の通信データ)の特定を、各モニタ点での
モニタ時刻に基づき行うことにより、対をなす各通信デ
ータを表示装置27に同時表示させることができる。こ
のことにより、それぞれのモニタ点のタイムスタンプ付
きデータ転送装置5、6の内部時計にずれがあり、ま
た、2点間の通信データにISDN回線交換網7とDD
Xパケット交換網8での伝送遅延があり、発信側と着信
側で対をなす第1、第2の通信データのそれぞれの到着
がずれた場合でも、2つの通信データの対をなす部分を
表示装置27に同時表示させることができる。このよう
な、各モニタ点でのモニタ時刻に基づき、対をなす各通
信データの特定を行うためには、例えば、一方のモニタ
点(B側端末2)からの通信データの表示対象の範囲
を、他方のモニタ点(A側端末1)からの通信データの
表示対象の範囲の前後を拡張した範囲とすることが有効
であり、以下、図2を用いて、その説明を行う。
【0015】図2は、図1における通信データ突き合わ
せ装置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図
である。通信データ突き合わせ装置9は、本発明に係る
構成要素として、A側モニタデータ蓄積手段10、B側
モニタデータ蓄積手段11、収集時間範囲の取り出し手
段12、13、保証時間範囲の決定手段14、保証時間
範囲通信データ取り出し手段(図中、取り出し手段と記
載)15とを具備し、図1におけるタイムスタンプ付き
データ転送装置5、6から送られてきた各通信データ
を、図1の表示装置27の1画面に、対で同時表示す
る。尚、通信データ突き合わせ装置9は、予め設定され
るISDN回線交換網7、DDXパケット交換網8の通
信データの転送遅延時間の差の最大値と、ISDN回線
交換網7、DDXパケット交換網8のそれぞれのデータ
転送保留時間の平均値の差との和を、第1の通信データ
の到着後の第2の通信データの到着を待つ限度とする。
以下、通信データ突き合わせ装置9の各構成要素の動作
を説明する。
せ装置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図
である。通信データ突き合わせ装置9は、本発明に係る
構成要素として、A側モニタデータ蓄積手段10、B側
モニタデータ蓄積手段11、収集時間範囲の取り出し手
段12、13、保証時間範囲の決定手段14、保証時間
範囲通信データ取り出し手段(図中、取り出し手段と記
載)15とを具備し、図1におけるタイムスタンプ付き
データ転送装置5、6から送られてきた各通信データ
を、図1の表示装置27の1画面に、対で同時表示す
る。尚、通信データ突き合わせ装置9は、予め設定され
るISDN回線交換網7、DDXパケット交換網8の通
信データの転送遅延時間の差の最大値と、ISDN回線
交換網7、DDXパケット交換網8のそれぞれのデータ
転送保留時間の平均値の差との和を、第1の通信データ
の到着後の第2の通信データの到着を待つ限度とする。
以下、通信データ突き合わせ装置9の各構成要素の動作
を説明する。
【0016】A側モニタデータ蓄積手段10およびB側
モニタデータ蓄積手段11は、図1におけるタイムスタ
ンプ付きデータ転送装置5、6から送られてきた通信デ
ータを、予め決められた収集時間単位、例えば、図1の
表示装置27の1画面に表示できる程度になるまで切り
出し、モニタデータとして蓄積する。ここで、モニタデ
ータは、予め定めた収集時間単位ごとにパケット等の通
信単位を区切ったものである。このモニタデータにも、
その先端と終端の受信時における通過時刻をタイムスタ
ンプとして付与する。収集時間範囲の取り出し手段1
2、13は、A側モニタデータ蓄積手段10およびB側
モニタデータ蓄積手段11に蓄積された各モニタデータ
に付与されたタイムスタンプから、蓄積されたモニタデ
ータ(通信データ)の通信時間の範囲を求める。
モニタデータ蓄積手段11は、図1におけるタイムスタ
ンプ付きデータ転送装置5、6から送られてきた通信デ
ータを、予め決められた収集時間単位、例えば、図1の
表示装置27の1画面に表示できる程度になるまで切り
出し、モニタデータとして蓄積する。ここで、モニタデ
ータは、予め定めた収集時間単位ごとにパケット等の通
信単位を区切ったものである。このモニタデータにも、
その先端と終端の受信時における通過時刻をタイムスタ
ンプとして付与する。収集時間範囲の取り出し手段1
2、13は、A側モニタデータ蓄積手段10およびB側
モニタデータ蓄積手段11に蓄積された各モニタデータ
に付与されたタイムスタンプから、蓄積されたモニタデ
ータ(通信データ)の通信時間の範囲を求める。
【0017】保証時間範囲の決定手段14は、基準とす
る側の通信データ、ここでは、A側モニタデータ蓄積手
段10に蓄積される通信データについて、収集時間範囲
の取り出し手段12によって求められた時間範囲に、予
め設定される (a)図1におけるタイムスタンプ付きデータ転送装置
6の内部時計のタイムスタンプ付きデータ転送装置5
(基準とする側)に対する相対的な最大誤差と、(b)
データ転送網の網内遅延時間の基準とする側に対する最
大値、すなわち、図1におけるDDXパケット交換網8
のISDN回線交換網7(基準とする側)に対する網内
遅延時間差の最大値ととの和によって求められた時間を
前後に拡張することによって、保証時間の範囲を決定す
る。
る側の通信データ、ここでは、A側モニタデータ蓄積手
段10に蓄積される通信データについて、収集時間範囲
の取り出し手段12によって求められた時間範囲に、予
め設定される (a)図1におけるタイムスタンプ付きデータ転送装置
6の内部時計のタイムスタンプ付きデータ転送装置5
(基準とする側)に対する相対的な最大誤差と、(b)
データ転送網の網内遅延時間の基準とする側に対する最
大値、すなわち、図1におけるDDXパケット交換網8
のISDN回線交換網7(基準とする側)に対する網内
遅延時間差の最大値ととの和によって求められた時間を
前後に拡張することによって、保証時間の範囲を決定す
る。
【0018】保証時間範囲通信データ取り出し手段15
は、保証時間範囲の決定手段14で決定された保証時間
範囲にあるB側モニタデータ蓄積手段11(基準ではな
い側)に蓄積された通信データ群を切り出して結合する
ことにより、B側モニタデータ蓄積手段11側の通信デ
ータを再構成する。尚、基準ではないB側モニタデータ
蓄積手段11側の通信データが到着することを待つ最大
値は、保証時間範囲の決定手段14で用いた(b)の網
内遅延時間差の最大値に、(c)図1におけるタイムス
タンプ付きデータ転送装置5、6の各々に蓄積された、
通信データの平均データ保留時間の差を加えることによ
って求められた時間までとする。
は、保証時間範囲の決定手段14で決定された保証時間
範囲にあるB側モニタデータ蓄積手段11(基準ではな
い側)に蓄積された通信データ群を切り出して結合する
ことにより、B側モニタデータ蓄積手段11側の通信デ
ータを再構成する。尚、基準ではないB側モニタデータ
蓄積手段11側の通信データが到着することを待つ最大
値は、保証時間範囲の決定手段14で用いた(b)の網
内遅延時間差の最大値に、(c)図1におけるタイムス
タンプ付きデータ転送装置5、6の各々に蓄積された、
通信データの平均データ保留時間の差を加えることによ
って求められた時間までとする。
【0019】以下、下記の設定条件での通信データ付き
合わせ装置9の動作説明を行う。 (A)収集時間単位:1分(60秒)とする (B)前提条件 タイムスタンプの誤差 :10秒 最大網内遅延時間 : 3秒 ISDN側保留時間 :40秒 DDX側保留時間 : 0秒 (C)収集範囲 (a)2点間の時計の最大誤差=タイムスタンプの誤差
=10秒 (b)伝送遅延時間の最大値 =最大網内遅延時間
= 3秒 よって、収集範囲=(a)+(b)=13秒 (D)最大待ち時間 (b)伝送遅延時間の最大値=最大網内遅延時間=3秒 (c)平均データ転送保留時間の差=ISDN側保留時
間−DDX側保留時間=40−0=40秒 よって、最大待ち時間=(b)+(c)=43秒
合わせ装置9の動作説明を行う。 (A)収集時間単位:1分(60秒)とする (B)前提条件 タイムスタンプの誤差 :10秒 最大網内遅延時間 : 3秒 ISDN側保留時間 :40秒 DDX側保留時間 : 0秒 (C)収集範囲 (a)2点間の時計の最大誤差=タイムスタンプの誤差
=10秒 (b)伝送遅延時間の最大値 =最大網内遅延時間
= 3秒 よって、収集範囲=(a)+(b)=13秒 (D)最大待ち時間 (b)伝送遅延時間の最大値=最大網内遅延時間=3秒 (c)平均データ転送保留時間の差=ISDN側保留時
間−DDX側保留時間=40−0=40秒 よって、最大待ち時間=(b)+(c)=43秒
【0020】通信データ突き合わせ装置9は、A側モニ
タデータ蓄積手段10およびB側モニタデータ蓄積手段
11により以下の処理を行う。基準とするDDX側の通
信データが、図1におけるタイムスタンプ付きデータ転
送装置5から転送され、A側モニタデータ蓄積手段10
は、収集時間単位分(1分間)のモニタデータの蓄積を
次々に行う。また、ISDN側の通信データも同時に図
1におけるタイムスタンプ付きデータ転送装置6から転
送され、B側モニタデータ蓄積手段11は、収集時間単
位分(1分間)のモニタデータの蓄積を行う。図3にお
ける「A2、A3、A4」がA側モニタデータ蓄積手段
10に、また、「B2、B3、B4」がB側モニタデー
タ蓄積手段11に、それぞれ1分間の収集時間単位で蓄
積されたモニタデータである。
タデータ蓄積手段10およびB側モニタデータ蓄積手段
11により以下の処理を行う。基準とするDDX側の通
信データが、図1におけるタイムスタンプ付きデータ転
送装置5から転送され、A側モニタデータ蓄積手段10
は、収集時間単位分(1分間)のモニタデータの蓄積を
次々に行う。また、ISDN側の通信データも同時に図
1におけるタイムスタンプ付きデータ転送装置6から転
送され、B側モニタデータ蓄積手段11は、収集時間単
位分(1分間)のモニタデータの蓄積を行う。図3にお
ける「A2、A3、A4」がA側モニタデータ蓄積手段
10に、また、「B2、B3、B4」がB側モニタデー
タ蓄積手段11に、それぞれ1分間の収集時間単位で蓄
積されたモニタデータである。
【0021】次に、収集時間範囲の取り出し手段12、
13により以下の処理を行う。1分間の収集時間単位毎
に収集された各モニタデータを構成する通信データの先
端と終端に付与されている通信時刻(図1におけるタイ
ムスタンプ付きデータ転送装置5、6で付与されたタイ
ムスタンプ)から、各通信データの通信時間の範囲を求
める。図4における「A2、A3、A4」が収集時間範
囲の取り出し手段12で、また、「B2、B3、B4」
が収集時間範囲の取り出し手段13で求めた通信データ
の通信時間の範囲である。さらに、保証時間範囲の決定
手段14により、基準とするDDX側の収集時間範囲
を、図5に示すように、上述の保証時間(13秒)だけ
前後に拡張した範囲をモニタの保証範囲として求める。
図5においては、通信データ(A3)を基準として、
「B3、B4」にまたがる「60秒+13秒(前)+1
3秒(後)」の保証時間範囲が求められている。そし
て、保証時間範囲通信データ取り出し手段15により、
この保証時間範囲に入っているISDN側の通信データ
(実際には、パケット等の通信単位の集合)を、図6に
示すように切り出して結合する。図6においては、「b
3」が「B3」と「B4」の結合結果である。
13により以下の処理を行う。1分間の収集時間単位毎
に収集された各モニタデータを構成する通信データの先
端と終端に付与されている通信時刻(図1におけるタイ
ムスタンプ付きデータ転送装置5、6で付与されたタイ
ムスタンプ)から、各通信データの通信時間の範囲を求
める。図4における「A2、A3、A4」が収集時間範
囲の取り出し手段12で、また、「B2、B3、B4」
が収集時間範囲の取り出し手段13で求めた通信データ
の通信時間の範囲である。さらに、保証時間範囲の決定
手段14により、基準とするDDX側の収集時間範囲
を、図5に示すように、上述の保証時間(13秒)だけ
前後に拡張した範囲をモニタの保証範囲として求める。
図5においては、通信データ(A3)を基準として、
「B3、B4」にまたがる「60秒+13秒(前)+1
3秒(後)」の保証時間範囲が求められている。そし
て、保証時間範囲通信データ取り出し手段15により、
この保証時間範囲に入っているISDN側の通信データ
(実際には、パケット等の通信単位の集合)を、図6に
示すように切り出して結合する。図6においては、「b
3」が「B3」と「B4」の結合結果である。
【0022】このような処理を、基準とするDDX側毎
に行うことによって、DDX側の通信データとそれに対
応する通信データが必ず含まれるISDN側の通信デー
タが、図7に示すようにして求められる。すなわち、図
7においては、DDX側通信データ「A1〜A3」のそ
れぞれに対応して、ISDN側通信データ「b1〜b
3」が求められている。ここで、DDX側通信データ、
例えば「A3」に対応するISDN側通信データ(b
3)を求める際、何らかの理由により、ISDN側通信
データ(b3)が到着しない場合があり、これを待って
いると、DDX側通信データ(A3、A4、・・・)も
表示できないことになる。本実施例では、もし、上記で
求めた43秒間(最大待ち合わせ時間)待っても、DD
X側通信データ(A3)に対応するISDN側通信デー
タ(b3)が到着しない場合には、DDX側通信データ
(A4)に対応するISDN側通信データを待つことに
する。これにより、オンラインでモニタ可能となる。
に行うことによって、DDX側の通信データとそれに対
応する通信データが必ず含まれるISDN側の通信デー
タが、図7に示すようにして求められる。すなわち、図
7においては、DDX側通信データ「A1〜A3」のそ
れぞれに対応して、ISDN側通信データ「b1〜b
3」が求められている。ここで、DDX側通信データ、
例えば「A3」に対応するISDN側通信データ(b
3)を求める際、何らかの理由により、ISDN側通信
データ(b3)が到着しない場合があり、これを待って
いると、DDX側通信データ(A3、A4、・・・)も
表示できないことになる。本実施例では、もし、上記で
求めた43秒間(最大待ち合わせ時間)待っても、DD
X側通信データ(A3)に対応するISDN側通信デー
タ(b3)が到着しない場合には、DDX側通信データ
(A4)に対応するISDN側通信データを待つことに
する。これにより、オンラインでモニタ可能となる。
【0023】このようにして、通信データ突き合わせ装
置9により対応付けられたDDX側通信データとISD
N側通信データは、図1における表示装置27に表示さ
れる。このようなDDX側通信データと、このデータに
対応するISDN側通信データとの突き合わせ結果によ
る、表示装置における通信データの流れを図8に示す。
図8は、図1の通信データ遠隔モニタシステムにおける
表示装置での通信データの流れを示す説明図である。図
1における表示装置27には、DDX側からの通信デー
タa、cと、それに対応するISDN側からの通信デー
タa’c’、および、ISDN側からの通信データb
と、それに対応するDDX側からの通信データb’のそ
れぞれが、同期が取られた状態で、図1の通信データ突
き合わせ装置9から送られてくるので、それぞれ対応す
る通信データを同時に表示することができる。
置9により対応付けられたDDX側通信データとISD
N側通信データは、図1における表示装置27に表示さ
れる。このようなDDX側通信データと、このデータに
対応するISDN側通信データとの突き合わせ結果によ
る、表示装置における通信データの流れを図8に示す。
図8は、図1の通信データ遠隔モニタシステムにおける
表示装置での通信データの流れを示す説明図である。図
1における表示装置27には、DDX側からの通信デー
タa、cと、それに対応するISDN側からの通信デー
タa’c’、および、ISDN側からの通信データb
と、それに対応するDDX側からの通信データb’のそ
れぞれが、同期が取られた状態で、図1の通信データ突
き合わせ装置9から送られてくるので、それぞれ対応す
る通信データを同時に表示することができる。
【0024】以上、図1〜図8を用いて説明したよう
に、本実施例の通信データ遠隔モニタシステムでは、そ
れぞれのモニタ点のタイムスタンプ付きデータ転送装置
の内部時計にずれがあり、また、2点間の通信データに
転送網での伝送遅延があり、対をなす通信データの到着
がずれた場合でも、対をなす通信データをリアルタイム
に同時表示することができる。尚、本発明は、図1〜図
8を用いて説明した実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であ
る。例えば、本実施例では、DDXパケット交換網とI
SDN回線交換網とを使用して通信している端末間の通
信データを遠隔モニタするシステムを説明しているが、
他の種別の通信網を使用する場合にも適用可能である。
に、本実施例の通信データ遠隔モニタシステムでは、そ
れぞれのモニタ点のタイムスタンプ付きデータ転送装置
の内部時計にずれがあり、また、2点間の通信データに
転送網での伝送遅延があり、対をなす通信データの到着
がずれた場合でも、対をなす通信データをリアルタイム
に同時表示することができる。尚、本発明は、図1〜図
8を用いて説明した実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であ
る。例えば、本実施例では、DDXパケット交換網とI
SDN回線交換網とを使用して通信している端末間の通
信データを遠隔モニタするシステムを説明しているが、
他の種別の通信網を使用する場合にも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、発信側端末および着信
側端末のそれぞれの近傍の二つのモニタ点で取り込んだ
対の通信データが、それぞれを転送する各転送網の違い
等により、異なる時間で遠隔モニタ用の表示装置に届い
てても、発信側と着信側で対をなす各通信データを同時
表示することができ、試験者は、通信データの流れを容
易に理解でき、端末間の通信状況の確認を効率良く行う
ことが可能である。
側端末のそれぞれの近傍の二つのモニタ点で取り込んだ
対の通信データが、それぞれを転送する各転送網の違い
等により、異なる時間で遠隔モニタ用の表示装置に届い
てても、発信側と着信側で対をなす各通信データを同時
表示することができ、試験者は、通信データの流れを容
易に理解でき、端末間の通信状況の確認を効率良く行う
ことが可能である。
【図1】本発明の通信データ遠隔モニタシステムの本発
明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における通信データ突き合わせ装置の本発
明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2におけるモニタデータ蓄積手段による所定
の収集時間単位でのモニタデータの蓄積状況を示す説明
図である。
の収集時間単位でのモニタデータの蓄積状況を示す説明
図である。
【図4】図2における収集時間範囲の取り出し手段によ
る収集時間範囲の取り出し状況を示す説明図である。
る収集時間範囲の取り出し状況を示す説明図である。
【図5】図2における保証時間範囲の決定手段による保
証時間範囲の切り出し状況を示す説明図である。
証時間範囲の切り出し状況を示す説明図である。
【図6】図2における保証時間範囲通信データ取り出し
手段による保証時間範囲の通信データの結合状況を示す
説明図である。
手段による保証時間範囲の通信データの結合状況を示す
説明図である。
【図7】図2における通信データ突け合わせ装置による
通信データの再構成状況を示す説明図である。
通信データの再構成状況を示す説明図である。
【図8】図1の通信データ遠隔モニタシステムにおける
表示装置での通信データの流れを示す説明図である。
表示装置での通信データの流れを示す説明図である。
【図9】従来の遠隔モニタシステムの構成例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】図9におけるシステムでの通信データの流れ
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 A側端末 2 B側端末 3 DDX交換機、 4 ISDN交換機 5、6 タイムスタンプ付きデータ転送装置 7 ISDN回線交換網 8 DDXパケット交換網 9 通信データ突き合わせ装置 10 A側モニタデータ蓄積手段 11 B側モニタデータ蓄積手段 12、13 収集時間範囲の取り出し手段 14 保証時間範囲の決定手段 15 保証時間範囲通信データ取り出し手段 20 通信網 21、22 端末 23、24 タイムスタンプ付きデータ転送装置 25、26 データ転送網 27 表示装置 28、29 データ蓄積装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/00 B 3/22 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 通信網を経由して通信している第1、第
2の端末のそれぞれの近傍における発側と着側の対をな
す第1、第2の通信データを、それぞれ個別の第1、第
2のデータ転送網を経由して受信し、表示装置に同時表
示して遠隔でモニタするシステムであり、上記第1、第
2の端末のそれぞれの近傍で上記第1、第2の通信デー
タを受信し、該第1、第2の通信データの通信単位毎に
先端と終端の通過時間を付与して上記データ転送網に送
信する第1、第2の通信データ転送手段と、上記第1、
第2の通信データを上記第1、第2のデータ転送網を介
して受信し、所定の通信単位量の第1の通信データ群を
上記表示装置を介して表示させると共に、該表示対象の
第1の通信データ群の先端および終端の時刻に基づき、
該表示対象の第1の通信データ群と対をなす上記第2の
通信データ群を判別し、該判別した第2の通信データ群
を上記表示装置を介して上記第1の通信データ群と同時
表示させる通信データ突き合わせ手段とを設けることを
特徴とする通信データ遠隔モニタシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の通信データ遠隔モニタ
システムにおいて、上記通信データ突き合わせ手段は、
上記第1、第2のデータ転送網を介して受信する上記第
1、第2の通信データを、該第1、第2の通信データの
通信単位を複数個含む所定の周期で切り出して、該所定
の周期の先端と後端の受信時刻を付与して第1、第2の
モニタデータとして蓄積する第1、第2のモニタデータ
蓄積手段と、上記第1、第2の通信データ転送手段によ
り付与された上記第1、第2のモニタデータの先端と後
端を構成する上記第1、第2の通信データの先端と後端
の時刻から、上記第1、第2のモニタデータのそれぞれ
の通信時間の範囲を求める第1、第2の収集時間範囲の
取り出し手段と、それぞれ予め設定される上記第1、第
2の通信データ転送手段のそれぞれの内部時計の相対的
な誤差の最大値と上記第1、第2のデータ転送網の上記
第1、第2の通信データの転送遅延時間の相対的な差の
最大値との和を、上記第1の収集時間範囲の取り出し手
段で求めた上記第1のモニタデータの通信時間の範囲の
前後に加えた拡張通信時間範囲を求める保証時間範囲の
決定手段と、該保証時間範囲の決定手段で求めた拡張通
信時間範囲に含まれる上記第2の通信データ群を、上記
第2のモニタデータから取り出す保証時間範囲通信デー
タ取り出し手段とを具備し、上記第1の収集時間範囲の
取り出し手段で求めた通信時間の範囲の上記第1のモニ
タデータを構成する上記第1の通信データ群と、該第1
のモニタデータに対応して上記保証時間範囲通信データ
取り出し手段で取り出した上記第2の通信データ群を、
上記表示装置に同時表示させることを特徴とする通信デ
ータ遠隔モニタシステム。 - 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
かに記載の通信データ遠隔モニタシステムにおいて、上
記通信データ突き合わせ手段は、上記予め設定される第
1、第2のデータ転送網の上記第1、第2の通信データ
の転送遅延時間の差の最大値と、上記第1、第2のデー
タ通信網のそれぞれのデータ転送保留時間の平均値の差
との和を限度として、上記第1の通信データの到着後の
上記第2の通信データの到着を待つことを特徴とする通
信データ遠隔モニタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6046823A JPH07264183A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 通信データ遠隔モニタシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6046823A JPH07264183A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 通信データ遠隔モニタシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264183A true JPH07264183A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12758060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6046823A Pending JPH07264183A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 通信データ遠隔モニタシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07264183A (ja) |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP6046823A patent/JPH07264183A/ja active Pending
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