JPH07264172A - 回路切替制御装置 - Google Patents

回路切替制御装置

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JPH07264172A
JPH07264172A JP4626394A JP4626394A JPH07264172A JP H07264172 A JPH07264172 A JP H07264172A JP 4626394 A JP4626394 A JP 4626394A JP 4626394 A JP4626394 A JP 4626394A JP H07264172 A JPH07264172 A JP H07264172A
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JP
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alarm
clock
data
line
switching control
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JP4626394A
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Toshitsugu Hagio
俊継 萩尾
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数の回線で構成する装置におけ
る運用系切替えに常に最良の回線を選択し、かつ、回線
異常による無効データを最小限に抑える回路切替制御装
置を提供することを目的とする。 【構成】 0系,1系の各警報処理部100,200
に、クロック監視手段110,210と警報カウント記
憶手段120,220を有し、出力処理部300には警
報比較切替制御手段310を有する構成とし、0系,1
系の各警報処理部100,200は、クロック幅を監視
して異常を検出すると、所定のカウント方法で警報発生
回数をカウントするとともに、各系毎に回線断等の各種
警報も入力して所定のカウント方法でカウントし、それ
ぞれ両者を加算合計して記憶しておき、状態変化をトリ
ガに警報比較切替制御手段310は両系の警報発生累積
回数を比較し、警報発生回数の少ない系を選択して運用
系に切替えるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、0系と1系の複数回線
で構成する装置において、データ異常を最小限に抑える
ために、常により良い通信回線側でデータ処理を行い、
データ異常が発生した場合も無効データを最小限に抑え
る回線切替え制御方法に関する。
【0002】近年のデータ転送は、銀行のオンライン
等、重要データの転送が増加しているため、データ異常
を最小限に抑えるために、より良い状態の回線でデータ
を処理することが要請されている。
【0003】このため、通信回線を複数の系で構成し、
運用系が切断した場合、予備系に切替えて対応するよう
にするが、運用系の切断等の重要障害が発生しない限り
ハードウエアで系選択を行なわないので、常に最良の通
信回線を選択しているとは限らないため、常に最良の通
信回線を選択し、また、運用系の異常で系切替えを行う
場合も無効となるデータを最小限にする必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来の0系,1系の複数の回線を持つ構
成においては、通常0系を運用系、1系を予備系(或い
は非運用系)として位置付けており、運用系の切替えを
行う場合は、ハードウエアでは、物理的にクロック断、
BIP(パリティチェック異常)、AIS(データがA
LL“1”の場合)等の障害警報が出て回線断が発生し
たと考えられる場合のみ、運用系の切替えを行ってい
た。
【0005】そして、0系の回線断が回復すると、0系
を運用系に戻し、1系を予備系に戻すようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、運用系の回線断等の警報が出ない限りハー
ドウエアで系を切替えることはなく、必ずしも運用系と
している0系回線が常に最良の系であるとしてデータ処
理しているとは限らない。
【0007】また、回線断の警報が出て始めて系切替え
制御をするので、無効データを最小限にできるとは限ら
ず、従って、データ処理を最良の回線で行っているとは
限らないといった問題があった。
【0008】本発明は、係る問題を解決するもので、複
数の回線の中から最良の回線を選択し、かつ、回線異常
による無効データを最小限に抑える回路切替え制御方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図中、100,200は0系,1系警報処理
部、110,210はクロック監視手段、120,22
0は警報カウント記憶手段、300は出力処理部、31
0は警報比較切替制御手段である。
【0010】本発明は、0系と1系の複数回線のうちの
回線状態の良い系を選択して運用系として切替える回路
切替制御装置であって、両系の警報処理部100,20
0のそれぞれに、クロック幅異常を監視して警報を出す
クロック監視手段110,210と、該クロック幅異常
警報以外の警報を含む自系の全警報の発生回数を累積加
算する警報カウント記憶手段120,220を設ける。
【0011】また、共通の出力処理部300に、両系の
警報発生累積回数を常時比較し、該警報発生累積回数が
少ない方の系を選択して、運用系として切替えを行う警
報比較切替制御手段310を設けることにより,目的を
達成することができる。
【0012】ここで、前記クロック監視手段110,2
10は、選択、非選択にかかわらず、常時監視を行うよ
うにする。また、前記警報カウント記憶手段120,2
20は、警報項目毎の重要性に応じたランクを付け、該
ランク別に警報発生回数をカウントし、各ランクの計数
結果に該ランクに応じたウエイトを乗じたものを加算し
た結果を警報発生累積回数とするようにする。
【0013】さらに、前記警報比較切替制御手段310
は、回線断により運用を切替えた後に回線断が回復した
ときに、該運用系に供した系をそのまま運用状態に保持
するのではなく、両系のそれまでの前記警報発生累積回
数を比較して、該警報発生累積回数が少ない系を選択し
て運用系とするようにする。
【0014】そして、両系に、有効なデータが伝送され
ている期間を識別する有効データ長監視部150,25
0をさらに設け、有効データ期間中は運用系切替え要求
が生じても運用系の切替えを行わないよう制御する。
【0015】また、1ビットでも異常になるとデータ無
効となる重要データ部分を認識する重要データ位置認識
部160,260をさらに設け、前記有効データ期間中
にクロック幅異常の発生を検出した場合には、該有効デ
ータ期間中であっても、運用系切替え要求により、系切
替えを行うようにする。
【0016】そして、前記クロック異常が、前記重要デ
ータ位置認識部160,260が認識する重要データ部
分以外で発生したものである場合には、前記警報カウン
ト記憶手段120,220にクロック異常警報を通知す
るが、運用系の切替えは行わないよう制御するようにし
てもよい。
【0017】
【作用】本発明は、0系,1系の各警報処理部100,
200に設けたクロック監視手段110,210でクロ
ック幅を監視して異常が検出されると、警報カウント記
憶手段120,220で所定のカウント方法で警報発生
回数を累積加算した警報発生累積回数(以下、警報累積
回数と称する)を記憶する。また、警報カウント記憶手
段120,220は、クロック幅異常警報以外の警報を
含む自系の警報の発生回数をクロック幅異常警報とは別
に、所定のカウント方法で累積加算し、さらにクロック
幅異常の警報累積回数とを加算して自系の全警報累積回
数として記憶するので、共通の出力処理部300の警報
比較切替制御手段310において、両系の警報累積回数
を常時比較して警報累積回数が少ない方の系を選択で
き、常に最良の回線を運用系として用いることができ
る。
【0018】また、両系のクロック監視手段110,2
10は、運用系の選択を行う、行なわないにかかわら
ず、常時クロック幅監視を行っており、警報カウント記
憶手段120,220は、クロック幅異常警報の警報累
積回数と、その他の警報を含む自系の警報の発生回数を
加算した自系の全警報累積回数を常時更新しているの
で、常時最新の警報累積回数を得ることができる。
【0019】また、警報カウント記憶手段120,22
0は、クロック幅異常警報に対して所定の方法で警報発
生回数をカウントし、また、回線断等の警報項目毎に警
報の重要度に応じてランクを付けをして警報発生回数を
カウントするので、累積して得た警報累積回数は、各系
の警報発生履歴、或いは回線品質の良否の目安とするこ
とができる。
【0020】このようにすることにより、0系、或いは
1系に回線断が発生し、運用系をもう一方の系に切替え
た後、回線断が回復したとき、運用系をそのままの系に
保持するのでなく、0系、1系の各警報処理部100,
200毎の警報累積回数を比較することができるので、
警報累積回数が少ない系を選択し、運用系として用いる
ことができる。
【0021】更に、0系,1系の各クロック監視手段1
10,210としてクロック幅監視部130,230を
用い、警報カウント記憶手段120,220としてカウ
ント・メモリー部140,240と有効データ長監視部
150,250を有する構成とし、予め決められている
有効データ長をカウントして識別することにより、デー
タの有効データ領域を監視することができる。
【0022】このようにすることにより、有効データ領
域内においては、運用系の切替えを行うのではなく、有
効データ領域以外の位置で系の切替えを行うように制御
することができるので、有効データを無効にすることを
減少することができる。
【0023】また、0系,1系の各クロック監視手段1
10,210としてクロック幅監視部130,230を
用い、また、警報カウント記憶手段120,220とし
てカウント・メモリー部140,240と有効データ長
監視部150,250と重要データ位置認識部160,
260を有する構成として、入力するデータと同期させ
て、予め決められている重要データ位置等、データの特
定位置を表す情報を入力するようにしたので、データの
特定位置を表す情報の位置においてクロック幅異常の発
生を検出した場合には、処理中のデータを無効データと
みなすことができるので、他系に運用系の切替えを行う
ようにすることが可能となる。
【0024】また、歯抜け程度のクロック異常を検出し
たデータ位置が重要データ位置ではないと判断した場合
には、データ再送等の方法によりデータの再現が可能で
あり、運用系の切替えは行わないように制御することが
できるので、不要な系切替えを防止できる。
【0025】
【実施例】実施例について、図2〜図10を用いて説明
する。図2は本発明の実施例、図3は本実施例のクロッ
ク幅監視部の具体例、図4は図3のクロック幅監視部の
具体例のタイムチャート、図5は本実施例のカウント・
メモリー部の具体例を示す図、図6は図5のカウント・
メモリー部の具体例のタイムチャート、図7は本実施例
の有効データ長監視部及び重要データ位置認識部の具体
例を示す図、図8は図7の有効データ長監視部及び重要
データ位置認識部の具体例のタイムチャート、図9及び
図10は本実施例の系切替え動作のフローチャートを示
す図である。
【0026】図2,図3,図5,図7において、図1と
同じ符号は同じものを示し、130,230はクロック
幅監視部、131,141,142,143,151は
カウンタ、132,320は比較器、133,162,
172,340はANDゲート、140,240はカウ
ント・メモリー部、144は加算器、150,250は
有効データ長監視部、152はINV、150,260
は重要データ位置認識部、161,173はフリップ・
フロップ(以下、FFと称する)、170,270はA
ND回路部、171はORゲート、330はNORゲー
ト、350は選択器である。
【0027】まず、図2を用いて実施例の概要を説明す
る。0系警報処理部100と1系警報処理部200とは
同じ構成であるので、0系警報処理部100について説
明する。
【0028】図1の原理構成図におけるクロック監視手
段110をクロック幅監視部130、有効データ長監視
部150、重要データ位置認識部160、AND回路部
170で構成し、警報カウント記憶手段120としてカ
ウント・メモリー部140で構成する。
【0029】クロック幅監視部130には、被監視クロ
ックと監視用クロックとクロック断警報情報が入力し、
被監視クロックに歯抜け等を検出すると、警報情報を送
出するが、クロック断が発生しているときには、クロッ
ク断対応を優先するため、歯抜け等による警報情報送出
を防止し、不用の混乱を避けるようにしている。
【0030】また、カウント・メモリー部140には、
クロック幅監視部130からクロック異常警報情報と外
部から回線断等の各種障害情報とが入力しており、これ
らの情報を別々に累積カウントした警報累積回数を得て
おり、さらに両者を合計した警報累積回数を記憶してい
る。
【0031】有効データ長監視部150には、データの
先頭を“H”で示すデータ先頭情報が入力し、データの
先頭位置を認識する。また、重要データ位置認識部16
0には、データ先頭情報と同期してデータの重要データ
位置を“H”で示す監視用の重要部分位置情報が入力
し、監視用クロックで位相合わせを行うとともに、クロ
ック幅監視部130の出力するクロック異常警報情報が
入力しているので、両者の論理和を求め、その結果、即
ち0系として現時点でのデータの品質状況(以下、デー
タ状況と称する)を出力する。
【0032】そして、AND回路部170において、有
効データ長監視部150の出力するデータ先頭位置情報
と重要データ位置認識部160の出力する警報情報とを
重合わせて警報が発生している位置がデータのどの位置
にあるのかを判断し、重要データ位置においてクロック
異常のような警報が発生している場合は、そのデータを
無効にするような情報を出力する。
【0033】次に、出力処理部300について説明す
る。0系警報処理部100,1系警報処理部200が出
力する現時点の,データ状況、即ち、現在処理され
ているデータが有効データか、無効データかについて、
NORゲート330で双方を重合わせ、双方の系ともが
無効データであるとときのみ、系の切替えができるよ
う、切替え可能情報をANDゲート340と選択器35
0に送出する。
【0034】一方、0系,1系の各,警報累積回数
を比較器320において比較し、警報累積回数の小さい
系を選択され、その系が系切替え要求1 としてAND
ゲート340に送出される。比較器320は、,警
報累積回数の比較を、,警報累積回数のいずれかの
変化をトリガとして行う。
【0035】なお、0系,1系の各,警報累積回数
が同じ場合は、例えば、0系を選択するようにしてお
く。ANDゲート340では、NORゲート330から
の切替え可能情報と比較器320からの0系か、1系
かの系切替え要求1 とを入力し、NORゲート330
からの切替え可能情報が入力している期間のみ、出力に
切替え期間を限定された系切替え要求2 を送出する。
【0036】選択器350では、ANDゲート340か
らの切替え期間を限定された、系切替え要求2 を入力
したときは、系を切替える系切替信号を送出する。選択
器350には、0系の回線断等各種警報と、1系の
回線断等各種警報とを入力しており、0系、又は1系の
回線断等が発生した場合は、最優先で系切替えを行う。
【0037】次に図3〜図8を用いて、それぞれ、クロ
ック幅監視部130、カウント・メモリー部140、有
効データ長監視部150、重要データ位置認識部16
0、AND回路部170についての具体例について説明
する。
【0038】なお、図3に示す○符号は図4に示す○符
号と一致する。これらの関係は図5と図6、及び図7と
図8についても同様である。図3に示すクロック幅監視
部130の具体例は、カウンタ131と比較器132と
ANDゲート133とで構成している。図4に示す動作
タイムチャートを参照しながら、動作を説明する。
【0039】カウンタ131のDATAは“0”に接続
されており、LOADに被監視クロックが入力し、監視
用クロックがCKに入力している。監視用クロックは、
クロックを監視するためにクロックのビット周波数より
高いビット周波数が必要であり、本実施例の具体例では
クロックの4倍の周波数の監視用クロックを用いたもの
である。
【0040】また、比較器132には、カウンタ131
の出力データとクロック幅監視のためのクロック幅
データが入力しており、本実施例の具体例の場合、入力
するデータは監視用クロックの周波数がクロックの周波
数の4倍であるので4が与えられる。クロックが正常な
ときは、カウンタ131の出力データは0から3を繰
り返すが、4に等しいか、4以上になると、出力に
“H”を送出する。
【0041】また、ANDゲート133には、比較器1
32の出力信号とクロック断警報情報(“H”のと
きはクロック正常で、“L”のときクロック異常を示
す)が入力しており、図4のに示すようにクロックに
歯抜けのような異常が発生した場合には出力にクロック
異常を示す“H”を送出するが、そのときクロック断
のような異常警報が入力したときには、クロック断によ
り回線断状態となり、図2におけるで示す回線等各種
警報情報に、警報発生を意味する信号が入力するので、
ANDゲート133の出力はクロック異常を示す“H”
の送出を停止するようにしている。
【0042】カウンタ131の動作は、DATAに
“0”が与えられているので、LOADにクロックパ
ルスが与えられると、監視用クロックのタイミングで
0からカウントを開始し、カウンタ131の出力Qに
カウント値が出力する。
【0043】そして、LOADに次のクロックパルスが
与えられると、カウントをリセットして0からカウント
を開始し、LOADに次のクロックパルス“H”が与え
られるまで、カウントを継続する。
【0044】ここで、LOADに与えられるクロックに
歯抜けがあると、歯抜けの位置では“H”にならないた
め、カウンタ131は次のクロックパルス“H”が与え
られるまで0から7までをカウントすることになる。
【0045】カウント値が4になったとき、比較器13
2は出力に“H”を送出する。それに伴って、クロッ
クが正常でクロック断警報が“H”であれば、AND
ゲート133の出力も“H”となる。
【0046】次に、図5に示すカウント・メモリー部1
40の具体例は、3つのカウンタ141〜143と加算
器134とで構成しているが、図6に示す動作タイムチ
ャートを参照しながら、図5について動作を説明する。
【0047】カウンタ1 141のDATAは“1”に接
続されており、LOADにはカウンタ141の出力が
接続されている。このため、LOADに“H”が入力す
るとカウンタは1からカウントを開始する。
【0048】また、CKにはクロック異常警報データ
が入力しており、クロックが正常であれば、CKに入力
するクロック異常データは“L”であるため、カウン
1141は動作せず、従って、カウンタ1 141の出
力は“L”であるが、クロックに異常が発生すると、C
Kにクロック異常データが入力するので、カウンタ 1
141はカウントを開始し、デコード値に達すると
“H”を出力する。
【0049】ここで、デコード値は警報の重要度に応じ
てランク分けした値であり、本実施例の場合、クロック
断や回線断等の重要障害警報は1パルスで警報カウント
値とし、クロックの歯抜けのような異常警報は3パルス
で警報カウント値とするため、デコード値は3となる。
【0050】図6のカウンタ1 出力に示すように、
クロック異常警報パルスが3個入力したとき、出力は
“H”となる。カウンタ2 142はカウンタ1 141の
出力を入力してカウントし、出力Qに最終カウント
値を出力する。
【0051】また、カウンタ3 143はCKに重要障
害警報を入力しており、CKに重要障害警報を示す
“H”が入力したときのみカウントを行い、最終カウン
ト値を出力Qに出力する。
【0052】加算器144では、カウンタ2 142とカ
ウンタ3 143の出力カウント値を合計し、結果の値を
警報累積回数として出力する。この警報累積回数に
より、系別のクロックや回線の過去の異常発生状態を把
握することができる。
【0053】本実施例の場合は、加算器144にカウン
ト値リセット回路を省略しているが、一定期間毎にリセ
ットするようにしてもよい。次に、図7,図8により、
有効データ長監視部・重要データ位置認識部の具体例を
説明する。
【0054】図7に示す有効データ長監視部150の具
体例は、カウンタ151とインバータ152とで構成
し、重要データ位置認識部160はFF1 161とAN
Dゲート1 162とで構成する。そして、有効データ長
監視部150と重要データ位置認識部160の出力をA
ND回路部170のORゲート171に入力する。
【0055】図8に示す動作タイムチャートを参照しな
がら、図7の動作を説明する。有効データ長監視部15
0のカウンタ151のLOADに、入力するデータ(フ
レームデータ)の先頭を示すデータ先頭信号が入力して
いる。CKには監視用クロックが入力し、ENABLE
(以下、Eと称する)にはカウンタ151の出力Qが出
力する信号がINV152を介して接続されているの
で、カウンタ151の出力Qに“H”が出力している間
は“L”がEに入力し、LOADに“H”が入力するま
でカウントを停止する。そして、カウンタ151は
“H”のデータ先頭信号を入力すると、監視用クロック
のタイミングでカウントを開始し、デコード値に達する
と、出力Qに“H”を出力する。
【0056】ここで、デコード値はクロック周波数に対
する監視用クロックの周波数との比と、入力するデータ
のデータ長の積により決定する値であって、本実施例の
場合、監視用クロックの周波数はクロック周波数の4倍
であり、また、データのデータ長をクロックビットの6
ビット分とすると、デコード値としては、4×6=24
となる。
【0057】カウンタ151の動作としては、図8の
データ先頭信号“H”がLOADに入力すると、そのと
きは、信号Qは“L”であるため、Eは“H”になって
おり、カウンタ151はカウント可能状態にある。即、
監視用クロックのタイミングでカウントを開始し、デ
コード値24をカウントすると出力Qに“H”を出力
する。出力Qに“H”が出力するとEが“L”となる
ので、カウントは停止する。そして、次にデータ先頭
信号の入力でカウントが開始され、カウント値が24に
達し、出力Qに“H”を出力すると、Eが“L”とな
り、カウントを停止する。そして、この動作を繰り返す
ことになる。
【0058】次に、重要データ位置認識部160の動作
については、FF1 161のDATAに、データ(フレ
ームデータ)の重要データ部分を“H”で表示し、フレ
ーム同期信号で同期がとられて、重要部分位置情報を
入力している。そして、CKに監視用クロックを入力し
ているので、FF1 161で重要部分位置の位相を合
わせを行う。
【0059】そして、ANDゲート1 162には、FF
1 161の出力するデータの重要部分位置信号と、
クロック異常情報とが入力しており、FF1 161の出
力であるデータの重要部分位置信号と、もう一方の入力
のクロック異常信号との論理和がとられてANDゲート
1 162の出力に出力される。FF1 161の出力
するデータの重要部分位置信号の重要位置を示す“H”
の位置において、クロック異常(“H”で示す)が発
生すれば、ANDゲート1 162は警報を示す“H”を
出力する。そして、そのデータ(フレームデータ)を無
効データとして監視をする。
【0060】次に、そのAND162の出力信号はAN
D回路部170のORゲート171でカウンタ151の
出力信号との論理積がとられる(図8のOR出
力)。ORゲート171の出力はANDゲート2 172
においてデータ先頭情報との論理積を求め、有効デー
タのデータ先頭情報のみを出力に取り出す。
【0061】そして、FF2 173において、有効デ
ータのデータ先頭信号をラッチして出力することによ
り、図8のに示すように、データの重要部分位置でク
ロック異常が発生しなければそのデータは有効データを
示す信号“H”が出力し、そして、データの重要部分位
置でクロック異常が発生すれば、そのデータは無効デー
タを示す信号“L”が出力するようにデータ状況を示
す。
【0062】次に、図9及び図10を用い、図9の
(イ)〜(ホ)の各時点について、図2の出力処理部3
00を中心にした系切替え動作を、図10のフローチャ
ートに従って説明する。なお、図9の○符号は、図2に
示す○符号と一致し、また、図10における(イ)〜
(ホ)は、図9に示す(イ)〜(ホ)の時点と一致す
る。
【0063】イ.の時点. (1)各系の警報発生数の比較. 0系,1系各警報処理部100,200で記憶している
それぞれの,警報累積回数を比較器320で比較
し、警報累積回数が少ない系を選択し、選択した系への
切替え要求を出力する。
【0064】図10の例1に示すように、警報累積回数
が0系が5、1系が6であれば、0系を選択し、0系へ
の切替え要求1 を出力する。 (2)各系のデータ状況の確認. NORゲート330で、0系100,1系200それぞ
れの,データ状況について、有効データの有無を確
認する。
【0065】(イ)の時点では、0系のデータは有効デ
ータであるので、データの中での切替えを阻止する情
報を送出する。 (3)0系選択/0系運用継続. (1)の結果より、0系が運用系として選択されるが、
(2)より切替え不可であり、ANDゲート340から
は、0系への切替え要求信号2 は選択器350へ送出
されない。既に0系で運用されているので、現状保持と
なる。ロ.の時点. (1)0系回線断. 次に、0系に回線断が発生したとする。 (2)各系の警報発生数の比較. 上記(1)の時点で、0系の回線断の発生により、0
系回線状況のカウント値が5から6に増加する。その結
果、0系,1系とも6となる。
【0066】比較器320では、,警報累積回数が
ともに6であるので、例えば、0系を選択する。 (3)各系のデータ状況の確認. 同時に、NORゲート330で、0系,1系双方の現時
点での,データ状況についての有効データの有無を
検出する。
【0067】ともに、無効データであるので、系切替え
が可能となる。 (4)1系選択/1系運用. 上記(2)においては、例えば0系を選択し、(3)に
おいては、系切替え可能が確認されたが、選択器350
としては、0系断であるので、1系への切替えを即実行
する。その結果、1系が運用系となる。
【0068】但し、0系から1系への切替えは、1系デ
ータの重要データ位置でない位置で切替えを行う。 ハ.の時点. (1)0系回線復旧. 1系で運用中、0系回線が復旧する。 (2)各系の警報発生数の比較. ,の0系,1系の回線状況のカウント値には変化が
なく、例3の如く,警報累積回数がともに6である
ので、比較器320は、ロ(2)同様に例えば、0系を
選択する。 (3)各系のデータ状況の確認. NORゲート330では、,データ状況の有効デー
タの有無を確認し、0系が無効データ,1系が有効デー
タであるため、系の切替えは不可。
【0069】ANDゲート340から選択器350へ
系切替要求2 が出ない。 (4)切替不可/1系継続. 選択器350は、ANDゲート340の系切替要求2
が来ないことと、0系の回線断等の各種警報情報が正
常状態にあるため、警報情報が来ないこと、及び1系
の回線断等の各種警報情報が正常状態にあるため、警報
情報が来ないことのため、系切替え信号を送出しない。
【0070】ニ.の時点. (1)各系の警報発生数の比較. 0系のクロック異常が発生し、警報累積回数が1つ増加
し、この時点の各系の警報累積回数が例4のような値に
なったとする。
【0071】警報累積回数が0系が7、1系が6である
ので、1系が選択される。 (2)各系のデータ状況の確認. NORゲート330では、,データ状況の有効デー
タの有無を検出し、0系が無効データで1系が有効デー
タであるため、系切替えは不可であり、そのため、選択
器350は系切替え信号を送出しない。
【0072】結果として、1系運用が継続される。 ホ.の時点. (1)各系のデータ状況の確認. 1系のデータ状況が無効データとなったため、系切
替えが可能となり、既に、ハ(1)で1系が選択されて
いるので、ANDゲート340から選択器350に1
系への系切替え要求2 を送出する。 (2)1系選択/1系継続. 選択器350は、ANDゲート340からの1系への
系切替え要求2 と、0系の回線断等の各種警報情報
(正常)、及び1系の回線断等の各種警報情報(正
常)より判断し、1系への切替え信号を送出するが、既
に1系で運用されているので、1系運用が継続される。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロックの歯抜け,間延び,ひげ等の異常を監視し、ク
ロック異常警報を出力し、他の回線断等の警報を個別に
カウントし、回線断等の重要警報や、クロック異常警報
の注意警報としてランク付けして重要性に応じてカウン
トし、警報発生累積回数を得て系の状態を監視し、双方
の系を比較しているので、切替え要求に応じるときは最
良の回線を選択して運用回線とすることができる。
【0074】また、処理するデータの有効データ長を監
視しているので、有効データ内では切替えを回避するこ
とができ、また、データの重要部分位置情報を入力して
併用監視することにより、異常発生位置によりデータを
無効データとみなした場合、即座に切替えが可能となる
ため、系異常による無効データを最小限に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例である。
【図3】本実施例のクロック幅監視部の具体例を示す図
である。
【図4】本実施例のクロック幅監視部の具体例のタイム
チャートである。
【図5】本実施例のカウント・メモリー部の具体例を示
す図である。
【図6】本実施例のカウント・メモリー部の具体例のタ
イムチャートである。
【図7】本実施例の有効データ長監視部及び重要データ
位置認識部の具体例を示す図である。
【図8】本実施例の有効データ長監視部及び重要データ
位置認識部の具体例のタイムチャートである。
【図9】本発明の系切替え動作のタイムチャート例を示
す図である。
【図10】本発明の系切替え動作のフローチャート例を
示す図である。
【符号の説明】
100,200 0系,1系警報処理部 110,210 クロック監視手段 120,220 警報カウント記憶手段 130,230 クロック幅監視部 131,141,142,143,151 カウンタ 132,320 比較器 133,162,172,340 ANDゲート 140,240 カウント・メモリー部 144 加算器 150,250 有効データ長監視部 152 INV 160,260 重要データ位置認識部 161,173 フリップ・フロップ 170,270 AND回路部 171 ORゲート 300 出力処理部 310 警報比較切替制御手段 330 NORゲート 350 選択器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0系と1系の複数回線のうちの回線状態
    の良い系を選択して運用系として切替える回路切替制御
    装置であって、 両系の警報処理部(100,200)のそれぞれに、ク
    ロック幅異常を監視して警報を出すクロック監視手段
    (110,210)と、該クロック幅異常警報以外の警
    報を含む自系の全警報の発生回数を累積加算する警報カ
    ウント記憶手段(120,220)を設け、 共通の出力処理部(300)に、両系の警報発生累積回
    数を常時比較し、該警報発生累積回数が少ない方の系を
    選択して、運用系として切替えを行う警報比較切替制御
    手段(310)を設けたことを特徴とする回路切替制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック監視手段(110,21
    0)は、選択、非選択にかかわらず、常時監視を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載の回線切替制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記警報カウント記憶手段(120,2
    20)は、警報項目毎の重要性に応じたランクを付け、
    該ランク別に警報発生回数をカウントし、各ランクの計
    数結果に該ランクに応じたウエイトを乗じたものを加算
    した結果を警報発生累計回数とすることを特徴とする請
    求項1記載の回線切替制御装置。
  4. 【請求項4】 前記警報比較切替制御手段(310)
    は、回線断により運用を切替えた後に回線断が回復した
    ときに、該運用系に供した系をそのまま運用状態に保持
    するのではなく、両系のそれまでの前記警報発生累計回
    数を比較して、該警報発生累計回数が少ない系を選択し
    て運用系とすることを特徴とする請求項1乃至3記載の
    回線切替制御装置。
  5. 【請求項5】 両系に、有効なデータが伝送されている
    期間を識別する有効データ長監視部(150,250)
    をさらに設け、 有効データ期間中は運用系切替え要求が生じても運用系
    の切替えを行わないよう制御することを特徴とする請求
    項1乃至3記載の回線切替制御装置。
  6. 【請求項6】 1ビットでも異常になるとデータ無効と
    なる重要データ部分を認識する重要データ位置認識部
    (160,260)をさらに設け、 前記有効データ期間中にクロック幅異常の発生を検出し
    た場合には、該有効データ期間中であっても、運用系切
    替え要求により、系切替えを行うことを特徴とする請求
    項5記載の回線切替制御装置。
  7. 【請求項7】 前記クロック異常が、前記重要データ位
    置認識部(160,260)が認識する重要データ部分
    以外で発生したものである場合には、前記警報カウント
    記憶手段(120,220)にクロック異常警報を通知
    するが、運用系の切替えは行わないよう制御することを
    特徴とする請求項5記載の回線切替制御装置。
JP4626394A 1994-03-17 1994-03-17 回路切替制御装置 Withdrawn JPH07264172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001031818A1 (fr) * 1999-10-28 2001-05-03 Fujitsu Limited Systeme de transmission
CN117079699A (zh) * 2023-07-20 2023-11-17 重庆蓝鲸智联科技有限公司 一种识别u盘设备的测试装置及测试方法

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