JPH072636A - ベンズイミダゾール誘導体の染毛組成物 - Google Patents

ベンズイミダゾール誘導体の染毛組成物

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JPH072636A
JPH072636A JP5336036A JP33603693A JPH072636A JP H072636 A JPH072636 A JP H072636A JP 5336036 A JP5336036 A JP 5336036A JP 33603693 A JP33603693 A JP 33603693A JP H072636 A JPH072636 A JP H072636A
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aminophenol
bis
aniline
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JP5336036A
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Marie P Audousset
− パスカル オドゥセ マリー
Jean Cotteret
コテレ ジャン
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LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少くとも一つのメタフェニレンジアミンと少
くとも一つのパラおよび(または)オルト酸化染料前駆
体との存在下で、ケラチン繊維特にヒトの毛髪を酸化染
色するためにベンズイミダゾール誘導体をカップラーと
して使用することを目的とする。 【構成】 このベンズイミダゾール前駆体は、式 【化1】 (式中、R1 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を
表わし、R2 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基ま
たはフェニル基を表わし、R3 はヒドロキシル、アミノ
またはメトキシ基を表わし、R4 は水素原子、ヒドロキ
シルまたはメトキシまたはC1 〜C4 アルキル基を表わ
すが、ただしR3 がNH2 を表わす場合、R3 は4位置
を占め;R3 が4位置を占める場合、R4 は7位置を占
め;R3 が5位置を占める場合、R4 は6位置を占め
る)に相当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸化染料前駆体、ベンズ
イミダゾール誘導体カップラーおよびメタフェニレンジ
アミンを含有するケラチン繊維特にヒトの毛髪を染色す
るための新規な染色組成物、ならびにこの組成物を使用
する染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化染料特にパラフェニレンジアミン、
一般に「酸化ベース」と称するオルト−またはパラ−ア
ミノフェノールを含有する染色組成物によりケラチン繊
維特にヒトの毛髪を染色することが知られている。
【0003】また、芳香族メタジアミン、メタ−アミノ
フェノール、メタジフェノールのうちから特に選択する
修正剤とも称するカップラーに上記の酸化ベースを組合
わせることにより、酸化ベースによって得られる色合い
を変化させ得ることも知られている。
【0004】芳香族メタジアミンは、パラフェニレンジ
アミンを用いて青または灰色の色合いを得ることを可能
とすることが特に知られている。
【0005】FR−A第2,013,346号明細書
は、ブロンドから青および灰色に至る範囲の色を得るこ
とを可能とするベンズイミダゾール誘導体をカップラー
として使用することにつき述べている。
【0006】DE−A第2,812,678号明細書
は、ベンズイミダゾールの他の誘導体の染色特性に触れ
つつ、その使用についても述べている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】染毛の分野において
は、光線、洗浄、悪天候および発汗に対する十分な抵抗
力を有する染色を毛髪に与えることのできる酸化染料前
駆体またはカップラーが研究されている。
【0008】一層具体的には、繰り返しなされる照射お
よび洗浄に対して極めて良好な性能を示す染色が注目さ
れている。
【0009】上記した技術の組成物はこれらの点で、特
に灰色または青色の色合いを得ることに関し十分な満足
を与えない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、メタフェニ
レンジアミンとそしてパラおよび(または)オルト誘導
体族の酸化ベースと組合わされたベンズイミダゾール誘
導体をカップラーとして使用すると、特に、染色された
ケラチン繊維、特にヒトの毛髪が照射特に紫外線に繰り
返し曝露されまた反復的に洗浄される場合に、顕著な強
靱性を発揮する染色が行なわれることを見出した。
【0011】従って本発明は、パラおよび(または)オ
ルト型の酸化染料前駆体と、少くとも一つのベンズイミ
ダゾールと少くとも一つのメタフェニレンジアミンとか
らなるカップラーとを含有する、ケラチン繊維、特にヒ
トの毛髪を酸化染色するために使用する染色組成物を目
的とする。
【0012】本発明はまた、パラおよび(または)オル
ト酸化染料前駆体とメタフェニレンジアミンとを含有す
る染色組成物中にベンズイミダゾールをカップラーとし
て使用することも目的とする。
【0013】本発明の他の目的は酸化剤の存在でこのよ
うな組成物を使用する、ケラチン繊維特にヒトの毛髪の
染色方法からなる。本発明の別な目的は、以下の記載お
よび実施例を閲読すれば明らかになるであろう。
【0014】少くとも一つのメタフェニレンジアミンと
少くとも一つのパラおよび(または)オルト酸化染料前
駆体との存在で、ケラチン繊維特にヒトの毛髪の酸化染
色のためにカップラーとして使用するベンズイミダゾー
ル誘導体は式(I)
【化6】 (式中、R1 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を
表わし、R2 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基ま
たはフェニル基を表わし、R3 はヒドロキシル、アミノ
またはメトキシ基を表わし、R4 は水素原子、ヒドロキ
シルまたはメトキシまたはC1 〜C4 アルキル基を表わ
すが、ただしR3 がNH2 を表わす場合、R3 は4位置
を占め;R3 が4位置を占める場合、R4 は7位置を占
め;R3 が5位置を占める場合、R4 は6位置を占め
る)に相当する。
【0015】特に使用可能なベンズイミダゾールは、4
−ヒドロキシベンズイミダゾール、4−アミノベンズイ
ミダゾール、4−ヒドロキシ7−メチルベンズイミダゾ
ール、2−メチル4−ヒドロキシベンズイミダゾール、
1−ブチル4−ヒドロキシベンズイミダゾール、2−メ
チル4−アミノベンズイミダゾール、5,6−ジヒドロ
キシベンズイミダゾール、5−ヒドロキシ6−メトキシ
ベンズイミダゾール、4,7−ジヒドロキシベンズイミ
ダゾール、4,7−ジヒドロキシ1−メチルベンズイミ
ダゾール、4,7−ジメトキシベンズイミダゾール、
5,6−ジヒドロキシ1−メチルベンズイミダゾール、
5,6−ジヒドロキシ2−メチルベンズイミダゾール、
5,6−ジメトキシベンズイミダゾールである。4−ヒ
ドロキシベンズイミダゾールが特に好ましい。
【0016】パラまたはオルト型の染料前駆体は、それ
自体は染料でないが、それ自体のまたはカップラーもし
くは修正剤の存在下での酸化縮合過程により染料を生成
する化合物である。
【0017】これらの化合物は、互いにパラまたはオル
トである位置に官能基すなわち二つのアミノ基または一
つのアミノ基と一つのヒドロキシ基を有する。
【0018】パラ型の酸化染料前駆体は、パラフェニレ
ンジアミン、パラアミノフェノール、パラ複素環前駆体
例えば2,5ジアミノピリジン、2−ヒドロキシ5−ア
ミノピリジン、テトラアミノピリジンおよびビス−フェ
ニルアルキレンジアミン族のいわゆる「複」塩基のうち
から特に選択する。
【0019】パラフェニレンジアミンとしては式(I
I)
【化7】 (式中、同じであるか異なるR5 、R6 およびR7 は、
水素またはハロゲン原子、炭素原子1〜4個を有するア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基、炭素原子1〜4個
を有するアルコキシ基、カルボキシ基またはスルホ基を
表わし、同じであるか異なるR8 およびR9 は、水素原
子、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ル、カルバミルアルキル、メシルアミノアルキル、アセ
チルアミノアルキル、ウレイドアルキル、カルボアルコ
キシアミノアルキル、スルホアルキル、ピペリジノアル
キル、モルホリノアルキル基を表わし、しかもこれらの
アルキルまたはアルコキシ基は炭素原子1〜4個を有す
るか、あるいはR8 およびR 9 はこれらが結合する窒素
原子とともにピペリジノまたはモルホリノ複素環を形成
するが、ただしR8 およびR9 が水素原子を表わさない
場合、R5 またはR7は水素原子を表わす)の化合物お
よびその塩をあげることができる。
【0020】式(II)の化合物のうち、p−フェニレ
ンジアミン、p−トルイレンジアミン、メトキシパラフ
ェニレンジアミン、クロロパラフェニレンジアミン、
2,6−ジメチルパラフェニレンジアミン、2,6−ジ
エチルパラフェニレンジアミン、2,5−ジメチルパラ
フェニレンジアミン、2−メチル5−メトキシパラフェ
ニレンジアミン、2,6−ジメチル5−メトキシパラフ
ェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニレンジ
アミン、N,N−ジエチルパラフェニレンジアミン、
N,N−ジプロピルパラフェニレンジアミン、3−メチ
ル4−アミノN,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ−
(β−ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3
−メチル4−アミノN,N−ジ−(β−ヒドロキシエチ
ル)アニリン、3−クロロ4−アミノN,N−ジ−(β
−ヒドロキシエチル)アニリン、4−アミノN,N−
(エチルカルバミルメチル)アニリン、3−メチル4−
アミノN,N−(エチルカルバミルメチル)アニリン、
4−アミノN,N−(エチル,β−ピペリジノエチル)
アニリン、3−メチル4−アミノN,N−(エチル,β
−ピペリジノエチル)アニリン、4−アミノN,N−
(エチル,β−モルホリノエチル)アニリン、3−メチ
ル4−アミノN,N−(エチル,β−モルホリノエチ
ル)アニリン、4−アミノN,N−(エチル,β−アセ
チルアミノエチル)アニリン、4−アミノN−(β−メ
トキシエチル)アニリン、3−メチル4−アミノN,N
−(エチル,β−アセチルアミノエチル)アニリン、4
−アミノN,N−(エチル,β−メシルアミノエチル)
アニリン、3−メチル4−アミノN,N−(エチル,β
−メシルアミノエチル)アニリン、4−アミノN,N−
(エチル,β−スルホエチル)アニリン、3−メチル4
−アミノN,N−(エチル,β−スルホエチル)アニリ
ン、N−〔(4′−アミノ)フェニル〕モルホリン、N
−〔(4′−アミノ)フェニル〕ピペリジン、2−ヒド
ロキシエチルパラフェニレンジアミン、フルオロパラフ
ェニレンジアミン、カルボキシパラフェニレンジアミ
ン、スルホパラフェニレンジアミン、2−イソプロピル
パラフェニレンジアミン、2−n−プロピルパラフェニ
レンジアミン、ヒドロキシ−2−n−プロピルパラフェ
ニレンジアミン、2−ヒドロキシメチルパラフェニレン
ジアミンをあげることができる。
【0021】パラ型のこれらの酸化染料前駆体は、遊離
の塩基の形または塩酸塩、臭化水素酸塩または硫酸塩の
ような塩の形で染色組成物中に導入されてよい。
【0022】p−アミノフェノール化合物のうち、p−
アミノフェノール、2−メチル4−アミノフェノール、
2−クロロ4−アミノフェノール、3−クロロ4−アミ
ノフェノール、2,6−ジメチル4−アミノフェノー
ル、3,5−ジメチル4−アミノフェノール、2,3−
ジメチル4−アミノフェノール、2−ヒドロキシメチル
4−アミノフェノール、2−(β−ヒドロキシエチル)
−4−アミノフェノール、2−メトキシ4−アミノフェ
ノール、3−メトキシ4−アミノフェノール、2,5−
ジメチル4−アミノフェノール、2−メトキシメチル4
−アミノフェノール、2−アミノメチル4−アミノフェ
ノール、2−β−ヒドロキシエチルアミノメチル4−ア
ミノフェノールをあげることができる。
【0023】オルト型酸化染料は、オルトアミノフェノ
ール例えば1−アミノ2−ヒドロキシベンゼン、6−メ
チル1−ヒドロキシ2−アミノベンゼン、4−メチル1
−アミノ2−ヒドロキシベンゼン、オルトフェニレンジ
アミンのうちから選択する。
【0024】いわゆる複塩基は式、
【化8】 (式中、同じであるか異なるZ1 およびZ2 はヒドロキ
シル基またはNHR3 を表わし、R3 は水素原子または
低級アルキル基を表わし、同じであるか異なるR 11およ
びR12は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル基を表
わし、R10は水素原子、アルキル、ヒドロキシアルキル
またはアミノアルキル基を表わし、このアミノアルキル
基のアミノ残基は置換されていてよく、Yは−(C
2 n −、−(CH2 m −O−(CH2 m −、−
(CH2 m −CHOH−(CH2 m−、−(C
2 m −N(CH3 )−(CH2 m −からなる群か
ら選択される基を表わし、nは0から8の整数でありま
たmは0から4の整数である)に相当するビス−フェニ
ルアルキレンジアミンまたはその酸付加塩である。
【0025】アルキルまたはアルコキシ基は、炭素原子
1〜4個を有する基、特にメチル、エチル、プロピル、
メトキシ、エトキシ基を表わすのが好ましい。
【0026】式(III)の化合物のうち、ビス−フェ
ニルアルキレンジアミンを、N,N′−ビス−(β−ヒ
ドロキシエチル)N,N′−ビス−(4′−アミノフェ
ニル)1,3−ジアミノ2−プロパノール、N,N′−
ビス−(β−ヒドロキシエチル)N,N′−ビス−
(4′−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N′
−ビス−(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミ
ン、N,N′−ビス−(β−ヒドロキシエチル)N,
N′−ビス−(4−アミノフェニル)テトラメチレンジ
アミン、N,N′−ビス−(4−メチルアミノフェニ
ル)テトラメチレンジアミン、N,N′−ビス(エチ
ル)N,N′−ビス−(4′−アミノ3′−メチルフェ
ニル)エチレンジアミンをあげることができる。
【0027】本発明で利用できるメタフェニレンジアミ
ンは、式(IV)
【化9】 (式中、R13およびR14は互いに独立に水素、C1 〜C
4 アルキル基、C1 〜C 4 ヒドロキシアルキル基を表わ
し、R15は水素、アルキル基またはC1 〜C4 アルコキ
シ基を表わし、R16は水素原子またはアルキル(C1
4 )基またはC 1 〜C4 ヒドロキシアルコキシ基また
はC1 〜C4 アルコキシ基を表わし、R17は水素原子ま
たはC1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基、
1 〜C4ヒドロキシアルキル基、C1 〜C4 ヒドロキ
シアルコキシ基、C2 〜C4 ポリヒドロキシアルコキシ
基、ハロゲン原子、C1 〜C4 カルボキシアルコキシ
基、C 1 〜C4 2′,4′−ジアミノフェノキシアルコ
キシ基、C1 〜C4 アミノアルコキシ基を表わすが、R
17がカルボキシアルコキシ基または2′,4′−ジアミ
ノフェノキシアルコキシ基を表わす場合、R13、R14
15およびR16は水素を表わす)に相当する。この化合
物は遊離の形または塩の形で利用できる。
【0028】式(IV)に相当するメタフェニレンジア
ミンのうち特に好ましいものは、1,3−ジアミノベン
ゼン、1−メトキシ2,4−ジアミノベンゼン、1−
(2−ヒドロキシエトキシ)2,4−ジアミノベンゼ
ン、1−エトキシ2,4−ジアミノベンゼン、1−メチ
ル2,6−ジアミノベンゼン、1−アミノ3−(N,N
−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、1
−β−ヒドロキシエチル2,4−ジアミノベンゼン、1
−メトキシ2−アミノ4−β−ヒドロキシエチルアミノ
ベンゼン、1,3−ジアミノ4−β−アミノエチルオキ
シベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチルオキシ)2−
アミノ4−メチルアミノベンゼン、2,4−ジアミノフ
ェノキシ酢酸、4,6−ビス−(2−ヒドロキシエチル
オキシ)1,3−ジアミノベンゼン、2,4−ジアミノ
5−メチルフェノール、2,4−ジアミノ5−(β−ヒ
ドロキシエチルオキシ)トルエン、2,4−ジメトキシ
1,3−ジアミノベンゼンのうちから選択する。
【0029】本発明の別な目的をなす、ケラチン繊維特
にヒトの毛髪のための染色組成物は、ケラチン繊維の染
色のために許容できそして染色に適する媒体であって、
染色組成物をヒトの毛髪に適用する時に香粧品である媒
体の内に、少くとも一つのパラおよび(または)オルト
酸化染料前駆体、少くとも一つのメタフェニレンジアミ
ンおよび少くとも一つの式(I)に相当するベンズイミ
ダゾール誘導体を含有することを特徴とする。本発明の
組成物中で使用するのが特に好ましい化合物は上記に規
定する化合物である。
【0030】特に好ましい実施態様は、式(I)のベン
ズイミダゾール誘導体、少くとも一つの上記に規定する
メタフェニレンジアミン、少くとも一つのパラフェニレ
ンジアミンおよびビス−フェニルアルキレンジアミン族
の少くとも一つの複塩基を同一の組成物中に使用するこ
とからなる。
【0031】本発明の組成物は、ケラチン繊維特に毛髪
のための染色組成物中に通常使用される他のカップラー
例えば特にメタジフェノール、メタアミノフェノール、
メタアシルアミノフェノール、メタウレイドフェノー
ル、メタカルボアルコキシアミノフェノール、ヒドロキ
シナフトール、活性メチレン基を有するカップラー、例
えばβ−ケトン化合物、ピラゾロンまたはFR−A第
2,636,236号、EP−A第428,442号、
第428,441号、第496,653号、第424,
261号の各明細書に特に記載されているごときインド
ールカップラーおよび4−ヒドロキシインドールも含有
してよい。
【0032】カップラーのうち、メタフェニレンジアミ
ンおよび式(I)のベンズイミダゾール誘導体とは異な
るカップラーを、メタアミノフェノール、1,3−ジヒ
ドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ4−クロロベ
ンゼン、α−ナフトール、6−ヒドロキシベンゾモルホ
リン、1−メチル2−ヒドロキシ4−アミノベンゼン、
1−メチル2−ヒドロキシ4−(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノベンゼン、1,3−ジヒドロキシ2−メチル
ベンゼン、1−ヒドロキシ3,4−メチレンジオキシベ
ンゼン、1−(β−ヒドロキシエチルアミノ)3,4−
メチレンジオキシベンゼン、2−ブロモ−4,5−メチ
レンジオキシフェノール、2−アミノ5−アセトアミド
フェノール、2,6−ジアミノピリジン、6−ヒドロキ
シインドール、7−ヒドロキシインドール、7−アミノ
インドールを特にあげることができる。
【0033】特に、酸化染料前駆体によって得られる色
に濃淡をつけ、反射色を与えるために、酸化染料前駆体
および前記のカップラーとともに、アゾ染料、アントラ
キノン染料、またはベンゼン系のニトロ誘導体のような
直接染料を使用できる。
【0034】式(I)のベンズイミダゾール誘導体およ
び前記に規定する組成物は、使用の直前に組成物中に導
入できるあるいは前記に規定した前駆体を含有する染色
組成物の適用の前、最中、後にケラチン繊維に適用でき
る酸化剤と一緒に使用する。
【0035】酸化剤として過酸化水素、過酸化尿素、ア
ルカリ金属の臭素酸塩、過硼素酸塩および過硫酸塩のよ
うな過酸塩を特にあげることができ、過酸化水素が特に
好ましい。
【0036】直ちに使える染色組成物は本発明の他の一
目的をなし、そして染色に適する媒体中に、 a)式(I)のベンズイミダゾール族の少くとも一つの
誘導体、 b)パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、
複素環前駆体、オルトアミノフェノール、オルトフェニ
レンジアミン、、ビス−フェニルアルキレンジアミン族
のいわゆる複塩のうちから選択する少くとも一つのパラ
および(または)オルト酸化染料前駆体、 c)少くとも一つのメタフェニレンジアミンおよび d)少くとも一つの上記に規定の酸化剤 を含有することを特徴とする。
【0037】パラおよび(または)オルト型の酸化染料
前駆体およびカップラーは、遊離の塩基の形または塩酸
塩、臭化水素酸塩または硫酸塩のような塩の形で本発明
の組成物中に導入されてよい。
【0038】本発明で使用するパラおよび(または)オ
ルト型の酸化染料前駆体とカップラーとの全体は、組成
物の全重量に対して0.002〜10重量%、望ましく
は0.1〜10重量%を占める。式(I)の化合物の濃
度は組成物の全重量に基き一般に0.004〜3.5重
量%、望ましくは0.05〜3.5重量%である。メタ
フェニレンジアミンの濃度は組成物の全重量に基き一般
に0.004〜3.5重量%、望ましくは0.01〜
3.5重量%である。
【0039】メタフェニレンジアミンとベンズイミダゾ
ール誘導体との比は0.01〜6.5であるのが好まし
い。ケラチン繊維特に毛髪に適用する組成物のpHは一
般に3〜11である。このpHは染毛技術分野において
周知の酸性化剤またはアルカリ剤を使用して調整する。
【0040】本発明の染色組成物は、当該技術において
周知の陰イオン、陽イオン、非イオン、両性界面活性ま
たはこれらの混合物を一般に含有する。
【0041】これらの界面活性剤は組成物中にその全量
に対して0.5〜55重量%、望ましくは2〜50重量
%の割合で存在する。
【0042】本発明の組成物は、水中に十分に溶解しな
い化合物を溶解化するための有機溶媒も含有してよい。
この溶媒のうち、例えばC1 〜C4 低級アルカノール例
えばエタノールおよびイソプロパノール;グリセロー
ル;グリコールまたはグリコールエーテル例えば2−ブ
トキシエタノール、エチレングリコール、プロピレング
リコール、モノエチルエテールおよびジエチレングリコ
ールのモノメチルエーテル;ならびに芳香族アルコール
例えばベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール
およびこれらと類似の化合物またはこれらの混合物をあ
げることができる。
【0043】溶媒は組成物の全重量に対して1〜40重
量%、特に5〜30重量%の割合で存在するのが好まし
い。
【0044】本組成物中に添加してよい増粘剤は、アル
ギン酸ナトリウム、アラビアガム、セルロース誘導体、
アクリル酸ポリマー、キサンタンガムのうちから選択で
きる。ベントナイトのような無機増粘剤も利用できる。
【0045】これらの増粘剤は組成物の全重量に対して
0.1〜5重量%、特に0.2〜3重量%の割合で存在
するのが好ましい。
【0046】組成物中に存在してよい酸化防止剤は、亜
硫酸ナトリウム、チオグリコール酸、重亜硫酸ナトリウ
ム、デヒドロアスコルビン酸、ハイドロキノンおよびホ
モゲンチシン酸のうちから特に選択される。これらの酸
化防止剤は組成物中に、その全重量に対して0.05〜
1.5重量%の割合で存在する。
【0047】本組成物は香粧品として許容できる他の補
助剤例えば浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、緩衝剤な
ども含有してよい。
【0048】本発明の組成物は、例えば液体、クリーム
状物、ゲルのような各種の形あるいはケラチン繊維特に
ヒトの毛髪の染色を行なうのに適する他のあらゆる形を
とってよい。この組成物は推進剤の存在下でエアゾル容
器中に包装されてよい。
【0049】本発明の方法は、式(I)の少くとも一つ
のカップラー、少くとも一つのメタフェニレンジアミ
ン、パラ型の少くとも一つの酸化染料前駆体および発色
可能な十分な量の少くとも一つの酸化剤を含有する組成
物を使用時に用意してケラチン繊維に適用することから
なる。
【0050】20容強度の過酸化水素溶液を使用するの
が好ましい。得られる混合物を毛髪に適用しそして10
〜40分間、望ましくは15〜30分間放置し、その
後、毛髪をリンスし、シャンプー洗浄し、改めてリンス
しそして乾燥する。
【0051】別な実施態様は、式(I)のベンズイミダ
ゾールカップラー、メタフェニレンジアミンおよび酸化
染料前駆体を含有する組成物(A)を別に適用し、続い
てリンスの後、酸化剤を含有する組成物(B)を適用す
ることからなる。
【0052】本発明において、酸化染料前駆体を含有す
る組成物を別に適用し、続いてリンスの後、式(I)の
ベンズイミダゾールカップラー、メタフェニレンジアミ
ンおよび酸化剤を含有する組成物を適用することも可能
である。放置および乾燥または洗浄の條件は上記したも
のと同じである。
【0053】
【実施例】以下の諸例は限定的な正確を何らもつことな
く本発明を例解するための例である。例1〜3 90%が白髪である自然なままの灰色の毛髪に、染色組
成物(A)と酸化剤組成物(B)とをその場で混ぜあわ
せた混合物(等重量の)を適用して染毛を行う。この混
合物を毛髪に30分間作用させ、続いてリンスし、シャ
ンプーする。乾燥後、毛髪は下表の下欄に示す色合いに
染まる。
【表1】
【0054】 染色補助剤(I) ・ヘンケル社によりEUTANOL Gの名で発売の オクチルドデカノール 8g ・オレイン酸 20g ・ヘンケル社によりSIPON LM35の名で有効成分33% にて発売のモノエタノールアミンのラウリルサルフェート 有効成分 1g ・エチルアルコール 10g ・ベンジルアルコール 10g ・セピック社によりSIMULSOL GSの名で発売の エチレンオキサイド33モルでオキシエチレン化した セチルステアリルアルコール 2.4g ・フランス特許第2,270,846号明細書に記載のごとく製造される、式
【化10】 の反復単位を有する陽イオンポリマーの有効成分60%の水溶液 有効成分2.22g ・モノエタノールアミン 7.5g ・ヘンケル社によりCOMPERLAN Fの名で発売の リノレン酸のジエタノールアシド 8.2g ・20%アンモニア水 10.2g ・メタ重亜硫酸ナトリウムの35%水溶液 有効成分0.46g ・ハイドロキノン 0.15g ・1−フェニル3−メチル5−ピラゾロン 0.2g ・金属イオン封鎖剤 十分な量
【0055】例4および5 下記の組成物を調製する。
【表2】
【0056】 染色補助剤(II) ・グリセロール2モルでポリグリセロール化したオレイン アルコール 4g ・グリセロール4モルでポリグリセロール化したオレ イルアルコール 有効成分5.69g ・オレイン酸 3g ・アクゾ社によりETHOMEEN O12の名で発売 のエチレンオキサイド2モルを有するオレインアミン 7g ・ジエチルアミノプロピルラウリルアミノスクシナメート、 有効成分55%のナトリウム塩 有効成分 3g ・オレインアルコール 5g ・オレイン酸ジエタノールアミド 12g ・プロピレングリコール 3.5g ・エチルアルコール 7g ・ジプロピレングリコール 0.5g ・プロピレングリコールのモノメチルエーテル 9g ・メタ重亜硫酸ナトリウムの有効成分35%の水溶液 有効成分0.455g ・酢酸アンモニウム ・酸化防止剤、金属イオン封鎖剤 十分な量 ・香料、保存剤 十分な量 ・20%アンモニア水 10g
【0057】得られる組成物を20容強度の過酸化水素
と等重量混合する。脱色した毛髪に、混合物を毛髪3g
について28gの割合で30分間適用する。次に毛髪を
リンスし、標準的なシャンプーで洗浄しそして乾燥す
る。毛髪の色は肉眼により評価する。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも一つのメタフェニレンジアミン
    と少くとも一つのパラおよび(または)オルト酸化染料
    前駆体との存在で、式 【化1】 (式中、R1 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を
    表わし、R2 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基ま
    たはフェニル基を表わし、R3 はヒドロキシル、アミノ
    またはメトキシ基を表わし、R4 は水素原子、ヒドロキ
    シル、メトキシまたはC1 〜C4 アルキル基を表わす
    が、ただしR3 がNH2 を表わす場合、R3は4位置を
    占め;R3 が4位置を占める場合、R4 は7位置を占
    め;R3 が5位置を占める場合、R4 は6位置を占め
    る)に相当するベンズイミダゾール誘導体を、ケラチン
    繊維特にヒトの毛髪の酸化染色用カップラーとして使用
    すること。
  2. 【請求項2】 ベンズイミダゾール誘導体を、4−ヒド
    ロキシベンズイミダゾール、4−アミノベンズイミダゾ
    ール、4−ヒドロキシ7−メチルベンズイミダゾール、
    2−メチル4−ヒドロキシベンズイミダゾール、1−ブ
    チル4−ヒドロキシベンズイミダゾール、2−メチル4
    −アミノベンズイミダゾール、5,6−ジヒドロキシベ
    ンズイミダゾール、5−ヒドロキシ6−メトキシベンズ
    イミダゾール、4,7−ジヒドロキシベンズイミダゾー
    ル、4,7−ジヒドロキシ1−メチルベンズイミダゾー
    ル、4,7−ジメトキシベンズイミダゾール、5,6−
    ジヒドロキシ1−メチルベンズイミダゾール、5,6−
    ジヒドロキシ2−メチルベンズイミダゾール、5,6−
    ジメトキシベンズイミダゾールのうちから選択する、請
    求項1記載の使用。
  3. 【請求項3】 ケラチン繊維、特に毛髪を染色するのに
    適する媒体中に、少くとも一つのパラおよび(または)
    オルト酸化染料前駆体、少くとも一つのメタフェニレン
    ジアミンおよびカップラーとしての少くとも一つの式
    (I): 【化2】 (式中、R1 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を
    表わし、R2 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基ま
    たはフェニル基を表わし、R3 はヒドロキシル、アミノ
    またはメトキシ基を表わし、R4 は水素原子、ヒドロキ
    シルまたはメトキシまたはC1 〜C4 アルキル基を表わ
    すが、ただしR3 がNH2 を表わす場合、R3 は4位置
    を占め;R3 が4位置を占める場合、R4 は7位置を占
    め;R3 が5位置を占める場合、R4 は6位置を占め
    る)に相当するベンズイミダゾール誘導体を含有するこ
    とを特徴とする、ケラチン繊維用染色組成物。
  4. 【請求項4】 式(I)のベンズイミダゾール誘導体を
    請求項2記載の化合物のうちから選択する、請求項3記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 パラおよび(または)オルト型酸化染料
    前駆体を、パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノ
    ール、パラ複素環前駆体およびビス−フェニルアルキレ
    ンジアミン族のいわゆる「複」塩基のうちから選択す
    る、請求項3または4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 パラフェニレンジアミンを、式(II) 【化3】 (式中、同じであるか異なるR5 、R6 およびR7 は、
    水素またはハロゲン原子、炭素原子1〜4個を有するア
    ルキルまたはヒドロキシアルキル基、炭素原子1〜4個
    を有するアルコキシ基、カルボキシ基またはスルホ基を
    表わし、同じであるか異なるR8 およびR9 は、水素原
    子、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
    ル、カルバミルアルキル、メシルアミノアルキル、アセ
    チルアミノアルキル、ウレイドアルキル、カルボアルコ
    キシアミノアルキル、スルホアルキル、ピペリジノアル
    キル、モルホリノアルキル基を表わし、しかもこれらの
    アルキルまたはアルコキシ基は炭素原子1〜4個を有す
    るか、あるいはR8 およびR 9 はこれらが結合する窒素
    原子とともにピペリジノまたはモルホリノ複素環を形成
    するが、ただしR8 およびR9 が水素原子を表わさない
    場合、R5 またはR7は水素原子を表わす)の化合物お
    よびその塩のうちから選択する、請求項3から5のいず
    れか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 パラフェニレンジアミン化合物を、p−
    フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、メトキ
    シパラフェニレンジアミン、クロロパラフェニレンジア
    ミン、2,6−ジメチルパラフェニレンジアミン、2,
    6−ジエチルパラフェニレンジアミン、2,5−ジメチ
    ルパラフェニレンジアミン、2−メチル5−メトキシパ
    ラフェニレンジアミン、2,6−ジメチル5−メトキシ
    パラフェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニ
    レンジアミン、N,N−ジエチルパラフェニレンジアミ
    ン、N,N−ジプロピルパラフェニレンジアミン、3−
    メチル4−アミノN,N−ジエチルアニリン、N,N−
    ジ−(β−ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミ
    ン、3−メチル4−アミノN,N−ジ−(β−ヒドロキ
    シエチル)アニリン、3−クロロ4−アミノN,N−ジ
    −(β−ヒドロキシエチル)アニリン、4−アミノN,
    N−(エチルカルバミルメチル)アニリン、3−メチル
    4−アミノN,N−(エチルカルバミルメチル)アニリ
    ン、4−アミノN,N−(エチル,β−ピペリジノエチ
    ル)アニリン、3−メチル4−アミノN,N−(エチ
    ル,β−ピペリジノエチル)アニリン、4−アミノN,
    N−(エチル,β−モルホリノエチル)アニリン、3−
    メチル4−アミノN,N−(エチル,β−モルホリノエ
    チル)アニリン、4−アミノN,N−(エチル,β−ア
    セチルアミノエチル)アニリン、4−アミノN−(β−
    メトキシエチル)アニリン、3−メチル4−アミノN,
    N−(エチル,β−アセチルアミノエチル)アニリン、
    4−アミノN,N−(エチル,β−メシルアミノエチ
    ル)アニリン、3−メチル4−アミノN,N−(エチ
    ル,β−メシルアミノエチル)アニリン、4−アミノ
    N,N−(エチル,β−スルホエチル)アニリン、3−
    メチル4−アミノN,N−(エチル,β−スルホエチ
    ル)アニリン、N−〔(4′−アミノ)フェニル〕モル
    ホリン、N−〔(4′−アミノ)フェニル〕ピペリジ
    ン、2−ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、フ
    ルオロパラフェニレンジアミン、カルボキシパラフェニ
    レンジアミン、スルホパラフェニレンジアミン、2−イ
    ソプロピルパラフェニレンジアミン、2−n−プロピル
    パラフェニレンジアミン、ヒドロキシ−2−n−プロピ
    ルパラフェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチルパラ
    フェニレンジアミンのうちから選択する、請求項3から
    6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 p−アミノフェノール化合物を、p−ア
    ミノフェノール、2−メチル4−アミノフェノール、2
    −クロロ4−アミノフェノール、3−クロロ4−アミノ
    フェノール、2,6−ジメチル4−アミノフェノール、
    3,5−ジメチル4−アミノフェノール、2,3−ジメ
    チル4−アミノフェノール、2−ヒドロキシメチル4−
    アミノフェノール、2−(β−ヒドロキシエチル)−4
    −アミノフェノール、2−メトキシ4−アミノフェノー
    ル、3−メトキシ4−アミノフェノール、2,5−ジメ
    チル4−アミノフェノール、2−メトキシメチル4−ア
    ミノフェノール、2−アミノメチル4−アミノフェノー
    ル、2−β−ヒドロキシエチルアミノメチル4−アミノ
    フェノールのうちから選択する、請求項3から5のいず
    れか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 オルト型酸化染料を、オルトアミノフェ
    ノール、オルトフェニレンジアミンのうちから選択す
    る、請求項3から5のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ビス−フェニルアルキレンジアミン族
    のいわゆる複塩基が、式(III) 【化4】 (式中、同じであるか異なるZ1 およびZ2 はヒドロキ
    シル基またはNHR3 を表わし、R3 は水素原子または
    低級アルキル基を表わし、同じであるか異なるR 11およ
    びR12は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル基を表
    わし、R10は水素原子、アルキル、ヒドロキシアルキル
    またはアミノアルキル基を表わし、このアミノアルキル
    基のアミノ残基は置換されていてよく、Yは−(C
    2 n −、−(CH2 m −O−(CH2 m −、−
    (CH2 m −CHOH−(CH2 m−、−(C
    2 m −N(CH3 )−(CH2 m −からなる群か
    ら選択される基を表わし、nは0から8の整数でありま
    たmは0から4の整数である)に相当する化合物または
    その酸付加塩である、請求項3から5のいずれか1項に
    記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ビス−フェニルアルキレンジアミン
    を、N,N′−ビス−(β−ヒドロキシエチル)N,
    N′−ビス−(4′−アミノフェニル)1,3−ジアミ
    ノ2−プロパノール、N,N′−ビス−(β−ヒドロキ
    シエチル)N,N′−ビス−(4′−アミノフェニル)
    エチレンジアミン、N,N′−ビス−(4−アミノフェ
    ニル)テトラメチレンジアミン、N,N′−ビス−(β
    −ヒドロキシエチル)N,N′−ビス−(4−アミノフ
    ェニル)テトラメチレンジアミン、N,N′−ビス−
    (4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミ
    ン、N,N′−ビス(エチル)N,N′−ビス−(4′
    −アミノ3′−メチルフェニル)エチレンジアミンのう
    ちから選択する、請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 メタフェニレンジアミンを、式 【化5】 (式中、R13およびR14は互いに独立に水素、C1 〜C
    4 アルキル基、C1 〜C 4 ヒドロキシアルキル基を表わ
    し、R15は水素、アルキル基またはC1 〜C4 アルコキ
    シ基を表わし、R16は水素原子またはアルキル(C1
    4 )基またはC 1 〜C4 ヒドロキシアルコキシ基また
    はC1 〜C4 アルコキシ基を表わし、R17は水素原子ま
    たはC1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基、
    1 〜C4ヒドロキシアルキル基、C1 〜C4 ヒドロキ
    シアルコキシ基、C2 〜C4 ポリヒドロキシアルコキシ
    基、ハロゲン、C1 〜C4 カルボキシアルコキシ基、C
    1 〜C4 2′,4′−ジアミノフェノキシアルコキシ
    基、C1 〜C4 アミノアルコキシ基を表わすが、R17
    1 〜C4 カルボキシアルコキシ基またはC1 〜C
    4 2′,4′−ジアミノフェノキシアルコキシ基を表わ
    す場合、R13、R14、R15およびR16は水素を表わす)
    に相当する化合物のうちから選択する、請求項3から1
    1のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 メタフェニレンジアミンを、1,3−
    ジアミノベンゼン、1−メトキシ2,4−ジアミノベン
    ゼン、1−(2−ヒドロキシエトキシ)2,4−ジアミ
    ノベンゼン、1−エトキシ2,4−ジアミノベンゼン、
    1−メチル2,6−ジアミノベンゼン、1−アミノ3−
    (N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノベン
    ゼン、1−β−ヒドロキシエチル2,4−ジアミノベン
    ゼン、1−メトキシ2−アミノ4−β−ヒドロキシエチ
    ルアミノベンゼン、1,3−ジアミノ4−β−アミノエ
    チルオキシベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチルオキ
    シ)2−アミノ4−メチルアミノベンゼン、2,4−ジ
    アミノフェノキシ酢酸、4,6−ビス−(2−ヒドロキ
    シエチルオキシ)1,3−ジアミノベンゼン、2,4−
    ジアミノ5−メチルフェノール、2,4−ジアミノ5−
    (β−ヒドロキシエチルオキシ)トルエン、2,4−ジ
    メトキシ1,3−ジアミノベンゼンのうちから選択す
    る、請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 式(I)に相当する少くとも一つのベ
    ンズイミダゾール誘導体、少くとも一つのパラフェニレ
    ンジアミン、少くとも一つのメタフェニレンジアミンお
    よび必要に応じてビス−フェニルアルキレンジアミン族
    のいわゆる複塩基を含有する、請求項3から13のいず
    れか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 メタジフェノール、メタアミノフェノ
    ール、メタアシルアミノフェノール、メタウレイドフェ
    ノール、メタカルボアルコキシアミノフェノール、ヒド
    ロキシナフトール、β−ケトン誘導体ピラゾロン、イン
    ドールカップラーから選択する活性メチレン基を有する
    カップラーのうちから選択する、メタフェニレンジアミ
    ンおよび式(I)のベンズイミダゾール誘導体とは異な
    るカップラーも含有する、請求項1から3および14の
    いずれか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 メタフェニレンジアミンおよび式
    (I)のベンズイミダゾール誘導体とは異なるカップラ
    ーを、メタアミノフェノール、1,3−ジヒドロキシベ
    ンゼン、1,3−ジヒドロキシ4−クロロベンゼン、α
    −ナフトール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、1−
    メチル2−ヒドロキシ4−アミノベンゼン、1−メチル
    2−ヒドロキシ4−(2−ヒドロキシエチル)アミノベ
    ンゼン、1,3−ジヒドロキシ2−メチルベンゼン、1
    −ヒドロキシ3,4−メチレンジオキシベンゼン、1−
    (β−ヒドロキシエチルアミノ)3,4−メチレンジオ
    キシベンゼン、2−ブロモ−4,5−メチレンジオキシ
    フェノール、2−アミノ5−アセトアミドフェノール、
    2,6−ジアミノピリジン、6−ヒドロキシインドー
    ル、7−ヒドロキシインドール、7−アミノインドール
    のうちから選択する、請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 式(I)のベンズイミダゾール誘導体
    は、組成物の全重量に対して0.004〜3.5重量%
    の割合で存在し、またメタフェニレンジアミンは組成物
    の全重量に対して0.004〜3.5重量%の割合で存
    在し、またパラおよび(または)オルト型の酸化染料前
    駆体とカップラーとを合わせたものが、組成物の全重量
    に対して0.02〜10重量%の割合で存在する、請求
    項3から16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 請求項3から17のいずれか1項に記
    載の組成物であって、処理されるケラチン繊維を発色す
    るのに十分な量の酸化剤をさらに含有することを特徴と
    する、ケラチン繊維特に毛髪を染色するのに直ちに使用
    できる染色組成物。
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