JPH072635Y2 - 伸縮自在な組紐 - Google Patents
伸縮自在な組紐Info
- Publication number
- JPH072635Y2 JPH072635Y2 JP5383790U JP5383790U JPH072635Y2 JP H072635 Y2 JPH072635 Y2 JP H072635Y2 JP 5383790 U JP5383790 U JP 5383790U JP 5383790 U JP5383790 U JP 5383790U JP H072635 Y2 JPH072635 Y2 JP H072635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- false
- braid
- rubber
- yarns
- stretchable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はゴム糸を用いなくても伸縮を可能としソフトに
働く伸縮自在な組紐に関するものである。
働く伸縮自在な組紐に関するものである。
（従来の技術） 現在組紐は、各種の糸や金属線を材料として交互に交錯
させて、ゴム紐や靴紐から日用紐類等の広範囲にわたっ
て生産されている。
させて、ゴム紐や靴紐から日用紐類等の広範囲にわたっ
て生産されている。
そのような中において伸縮可能な組紐としては一般的に
はゴム紐で丸紐と平紐の二種類に別れており、丸ゴム組
の場合には芯材にゴム糸を用い他の糸で被覆しており、
平ゴム紐の場合にはゴム糸数本を並列させ他の糸で編織
していた。いずれの場合もゴムを用いゴムの弾性をその
まゝ利用しているのが現状である。
はゴム紐で丸紐と平紐の二種類に別れており、丸ゴム組
の場合には芯材にゴム糸を用い他の糸で被覆しており、
平ゴム紐の場合にはゴム糸数本を並列させ他の糸で編織
していた。いずれの場合もゴムを用いゴムの弾性をその
まゝ利用しているのが現状である。
（考案が解決しようとする問題点） このようにゴムの弾性による伸縮力を用いたゴム紐を直
接人体に触れさせて使用した場合、時間の経過と共にゴ
ム紐が人体に食い込むような状態となって苦痛となる。
特に風邪を引いてマスクをした場合、マスクの紐が掛け
ている内にだんだん耳に食い込む状態となり途中ではず
してしまうのが常である。そのために食い込まないよう
な耳に苦痛を与えないようなゴム紐が考えられているの
が、結果的には多少苦痛が緩和するのみで余り効果なく
使用上非常に不都合を感じていた。
接人体に触れさせて使用した場合、時間の経過と共にゴ
ム紐が人体に食い込むような状態となって苦痛となる。
特に風邪を引いてマスクをした場合、マスクの紐が掛け
ている内にだんだん耳に食い込む状態となり途中ではず
してしまうのが常である。そのために食い込まないよう
な耳に苦痛を与えないようなゴム紐が考えられているの
が、結果的には多少苦痛が緩和するのみで余り効果なく
使用上非常に不都合を感じていた。
（問題点を解決するための手段） 本考案はこのような不都合を解消し、ゴム糸を用いない
でも伸縮可能としソフトに働き長時間用いても食い込む
こともなく快的に使用出来るようにしたものである。
でも伸縮可能としソフトに働き長時間用いても食い込む
こともなく快的に使用出来るようにしたものである。
即ち、熱加塑性合成繊維を伸縮性かさ高加工法にて、Ｓ
方向（右方向）に仮撚してなる右仮撚糸と、Ｚ方向（左
方向）に仮撚してなる左仮撚糸とを、同じ撚り数とし適
テンションのもとでバランスを取りながら一本若しくは
複数本を同数平行に揃えて一本とした平衡糸をボビンに
巻取り、平衡糸任意本数を、公知の平型製組紐機に掛け
て編組し組紐としたものである。
方向（右方向）に仮撚してなる右仮撚糸と、Ｚ方向（左
方向）に仮撚してなる左仮撚糸とを、同じ撚り数とし適
テンションのもとでバランスを取りながら一本若しくは
複数本を同数平行に揃えて一本とした平衡糸をボビンに
巻取り、平衡糸任意本数を、公知の平型製組紐機に掛け
て編組し組紐としたものである。
（作用） このような組紐を用いると、組紐自体の伸縮性によっ
て、伸びたまゝとならず自由に伸び縮みが出来、長時間
用いてもゴム糸のように食い込むことがないし又、一般
的には平組紐とするため人体への接触面も広くビロード
のような風合を有するためソフトな感触を与える。
て、伸びたまゝとならず自由に伸び縮みが出来、長時間
用いてもゴム糸のように食い込むことがないし又、一般
的には平組紐とするため人体への接触面も広くビロード
のような風合を有するためソフトな感触を与える。
（実施例） 以下本考案の一実施例を図面について説明する。
図中（１）は右仮撚糸であって、熱加塑性合成繊維（通
常ウーリー加工糸）を伸縮性かさ高加工法にてＳ方向
（右方向）に仮撚してチーズにしたものである。
常ウーリー加工糸）を伸縮性かさ高加工法にてＳ方向
（右方向）に仮撚してチーズにしたものである。
（２）は左仮撚糸であって、熱加塑性合成繊維（通常ウ
ーリー加工糸）を伸縮性かさ高加工法にてＺ方向（左方
向）に右仮撚糸（１）と同じ撚り数で仮撚してチーズに
したものである。
ーリー加工糸）を伸縮性かさ高加工法にてＺ方向（左方
向）に右仮撚糸（１）と同じ撚り数で仮撚してチーズに
したものである。
（３）は特殊ボビンワインダー（図では省略）のテンシ
ョン調整装置であって、ボビン（４）に巻取る右仮撚糸
（１）及び左仮撚糸（２）のテンションを調整自在とし
ている。
ョン調整装置であって、ボビン（４）に巻取る右仮撚糸
（１）及び左仮撚糸（２）のテンションを調整自在とし
ている。
（５）は平衡糸全体であって、特殊ボビンワインダーを
用い前記テンション調整装置（３）にてテンションを調
整しながら一本若しくは複数本の右仮撚糸（１）と左仮
撚糸（２）を同数同じ状態の適テンションでバランスを
取りながら平行に揃えて案内環（６）を通して一本と
し、バランスの崩れを防ぐためボビン（４）に巻取って
いる。
用い前記テンション調整装置（３）にてテンションを調
整しながら一本若しくは複数本の右仮撚糸（１）と左仮
撚糸（２）を同数同じ状態の適テンションでバランスを
取りながら平行に揃えて案内環（６）を通して一本と
し、バランスの崩れを防ぐためボビン（４）に巻取って
いる。
（７）は伸縮自在でビロードの様な感触を持つ組紐であ
って、任意数の平衡糸（５）を公知の平型製組機械に掛
けて編組し製造したものである。（参考資料１参照） 使用に当たって、第５図に示す如くマスク（８）の掛紐
に組紐（７）を用いると、組紐（７）の伸縮性によって
伸びて耳に掛けることが出来、時間が過ぎても組紐
（７）が耳に食い込むことが無くソフトに作用してい
る。
って、任意数の平衡糸（５）を公知の平型製組機械に掛
けて編組し製造したものである。（参考資料１参照） 使用に当たって、第５図に示す如くマスク（８）の掛紐
に組紐（７）を用いると、組紐（７）の伸縮性によって
伸びて耳に掛けることが出来、時間が過ぎても組紐
（７）が耳に食い込むことが無くソフトに作用してい
る。
そして使用し終わってマスクを取ると、組紐（７）の伸
縮性によって縮み、元の状態に戻どる。
縮性によって縮み、元の状態に戻どる。
（考案の効果） 上述の如く本考案は、撚糸であっても平行に揃えて一本
とし、互いに捩れを相殺しているため一方向への絡み付
きがなく、組紐全体に伸縮性を持たせたことによって、
ゴムを用いなくても伸縮を自在に行なえ且つ、ゴムによ
る締付（食い込み）が全くなくソフトにタッチし長時間
使用しても耳が少しでも痛くならないと共に、ビロード
のような風合を持つため使用時の感触がよく快的な気分
で用いることが出来る等多くの特長があり実用上非常に
優れた考案である。
とし、互いに捩れを相殺しているため一方向への絡み付
きがなく、組紐全体に伸縮性を持たせたことによって、
ゴムを用いなくても伸縮を自在に行なえ且つ、ゴムによ
る締付（食い込み）が全くなくソフトにタッチし長時間
使用しても耳が少しでも痛くならないと共に、ビロード
のような風合を持つため使用時の感触がよく快的な気分
で用いることが出来る等多くの特長があり実用上非常に
優れた考案である。
図は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案の平衡糸
製造の概要図、第２図は第１図のＡ部拡大図、第３図は
本考案の一部分の平面図、第４図は第３図のＢ部拡大
図、第５図は本考案の使用状態図である。 （１）……右仮撚糸 （２）……左仮撚糸 （３）……テンション調整装置 （４）……ボビン （５）……平衡糸 （６）……案内環 （７）……組紐 （８）……マスク
製造の概要図、第２図は第１図のＡ部拡大図、第３図は
本考案の一部分の平面図、第４図は第３図のＢ部拡大
図、第５図は本考案の使用状態図である。 （１）……右仮撚糸 （２）……左仮撚糸 （３）……テンション調整装置 （４）……ボビン （５）……平衡糸 （６）……案内環 （７）……組紐 （８）……マスク
Claims (1)
- 【請求項１】熱加塑性合成繊維を伸縮性かさ高加工法に
てＳ方向（右方向）に仮撚してからなる右仮撚糸と、Ｚ
方向（左方向）に仮撚してなる左仮撚糸とを、同じ撚り
数とし適テンションのもとでバランスを取りながら一本
若しくは複数本を同数平行に揃えて一本の平衡糸とし、
平衡糸任意本数を編組したことを特徴とする伸縮自在な
組紐。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5383790U JPH072635Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伸縮自在な組紐 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5383790U JPH072635Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伸縮自在な組紐 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413689U JPH0413689U (ja) | 1992-02-04 |
| JPH072635Y2 true JPH072635Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31575367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5383790U Expired - Lifetime JPH072635Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伸縮自在な組紐 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072635Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4620257B2 (ja) * | 1999-04-28 | 2011-01-26 | 株式会社東和コーポレーション | 作業用手袋 |
| WO2020255203A1 (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | Ykk株式会社 | スライドファスナーのファスナーストリンガー、及びスライドファスナー |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP5383790U patent/JPH072635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413689U (ja) | 1992-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |