JPS6054412B2 - 伸縮性糸及びその製造方法 - Google Patents

伸縮性糸及びその製造方法

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JPS6054412B2
JPS6054412B2 JP10977081A JP10977081A JPS6054412B2 JP S6054412 B2 JPS6054412 B2 JP S6054412B2 JP 10977081 A JP10977081 A JP 10977081A JP 10977081 A JP10977081 A JP 10977081A JP S6054412 B2 JPS6054412 B2 JP S6054412B2
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JP
Japan
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yarn
thread
elastic
splint
elastic thread
Prior art date
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Expired
Application number
JP10977081A
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English (en)
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JPS5813735A (ja
Inventor
良一 鵜飼
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Maruichi Sangyo KK
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Maruichi Sangyo KK
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、能率よく生産でき、風合が柔らかい、特に透
明性を望む糸にあつては透明度を高めることのできる伸
縮性を有する糸及びその製法に関する。
靴下等の衣料に用いられる伸縮性を有する糸に、一例を
あげるとポリウレタン弾性糸とウーリー糸を撚り合わせ
てなる糸が用いられている。
この糸は、一定の伸長率で引き伸ばされてスピンドルを
通過するポリウレタン弾性糸に、スピンドルに支持され
たウーリーナイロン糸を加熱して作られるが、ポリウレ
タン弾性糸は、撚糸機機台上に置かれるために、その捲
き径は相当程度大きくすることができ、長期間連続消費
することができるが、ウーリーナイロン糸を捲き付けた
ボビンは、スピンドル上に支持されるため、自らその捲
き径には限度があり、長期間の連続使用には耐え得ず、
例えば、朝、満捲きのボビンをスピンドルに設置しても
夕刻或はその晩早くには消費されその錘は停止しなけれ
ばならなくなつてしまう。それを連続運転するために、
24時間連続してて人員を・配置すれは別てあるが、夜
間に停止した錘は翌朝までそのまま停止することになり
作業時間上のロスが多い。そこで、スピンドルに支持さ
れたボビンヘの捲付け糸長を多くすることによつて、ボ
ビン上の糸フが消費されるまての時間を長くすることを
本発明者は考えた。しかし、単にボビンの捲き径を増大
させることは不可能であつて、ボビン径を増大させるこ
となく捲き付け糸長を大にするためには糸の繊度を小さ
くしなければならない。しかし、そ5れではポリウレタ
ン弾性糸をカバーするウーり−ナイロン糸の量が少なく
なり満足な糸とはならない。このため、本発明者は、ス
パンデツクス糸と同じ伸長率でナイロン等をスピンドル
に給糸し、スピンドル上のボビンに捲き付けられている
細繊度のナイロン糸を前記両糸に捲き付けることによつ
て前記両糸を一本化するようにした。本発明の実施例を
図面と共に次に説明する。
第1図において、1はポリウレタン弾性糸或はゴム糸等
の弾性糸(以下単に弾性糸と云う)で1対の給糸ローラ
2,3にそれぞれ捲き付け該給糸ローラ2,3間で、ロ
ーラ2に対するローラ3の回転数を変化させることによ
つて適宜の伸長を与えられている。4は添え糸で、糸質
によつて、ウーリーナイロン糸或は透明性を有する糸等
を適宜使用し、テンション装置5を経て給糸ローラ3に
一旦捲き付け、給糸ローラ3とテンション装置5の間に
おいて、緊張し、伸長率0か或は適宜の伸長率で伸長さ
れている。
そして、両糸1,4はスピンドル6を通過しているが、
このとき、スピンドル6に支持されたボビン7から極く
細い前記両糸の20ハ00乃至5ハ00の繊度例えば1
4d程度のモノフィラメント糸例えばナイロン糸よりな
る捲き付け糸8が両糸1,4に捲き付けられる。捲き付
けの回数は、1m当たり250回乃至750回程度とす
る。捲き付け糸8が捲き付けられた伸縮糸10は緊張を
解かれパッケージ11に捲き取られる。上記において、
弾性糸にポリウレタン弾性糸を、添え糸にウーリーナイ
ロン糸をそれぞれ用いた場合、ポリウレタン弾性糸20
d,30d,40dのそれぞれに添え糸としてウーリー
ナイロン糸70d,140dの組み合わせがある。ウー
リーナイロンを用いた糸は、靴下等に主として用いられ
る。また、フアンデーシヨンなどに用いるための所謂透
明性の高い糸にするときは、添え糸に所謂透明ナイロン
を用いれば良い。本発明は上記のようにして作られるが
、スピンドル6を通過し捲き付け糸8が弾性糸1と添え
糸.4とに捲き付けられたときは、第2図に示す状態と
なる。
即ち、弾性糸1は伸張されて添え糸4と引き揃え状に上
昇し、その周囲に捲き付け糸8が捲き付いて両糸1,4
を合体している。給糸ローラ3を通過した伸縮糸10は
、伸張状態が開放さ−れ第3図に示すように縮少してい
るが、一応の直線状態を保ち添え糸4は弾性糸1よりも
縮少率が高くないために完全に緒少しても弾性糸よりは
長くそのたの弾性糸1の周囲に屈折しからみ付いた状態
で存在している。そして、更に該両糸1,4を囲う状態
で捲き付け糸8がからみ付いている。捲き付け糸8は、
全く伸長されていないし又極めて細いために、ウーリー
ナイロン糸4を、ポリウレタン弾性糸1の周囲に押さえ
込むような状態で纒い付いている。前記の捲き付け回数
が少ないと膨化した部分が多く見られ、捲き付け回数が
250回以下になると弾性糸と添え糸4とが分離してし
まうことにな・り、捲き付け糸の捲き付け回数が多くな
ればそれだけ膨化したフィラメントを押さえ込む部分が
多くなり締まつた状態の糸となり、捲き付け回数が75
0回以上となると糸質が締つて来る。
第4図に示す糸は、添え糸4に所謂透明ナイロンフィラ
メントを用いたもので、所謂透明ナイロンフィラメント
はウーリーナイロンと異なり嵩高処理は行なわれておら
ず、伸縮性は少ない。
そのため、スピンドル6に給糸されるとき、ポリウレタ
ン弾性糸1は伸張状態であるが、所謂透明糸の場合は特
に伸張状態ではなく、その上に捲き付け糸8が捲き付け
られるのであるから、弾性糸1の伸張が解かれると、第
4図に示すごとく、弾性糸1は直線状に縮少しているが
、その周囲に縮少できない添え糸4がループ15を作り
、更に該ループ15を押さえ込む形で捲き付け糸8が纒
い付いている。本発明方法は上記のごとく、弾性糸に引
き揃え状態に添え糸を給糸して、両糸の周囲に極めて細
い例えば14d程度の糸を、少ない撚数で捲き付けるよ
うにしているために、捲き付け時スピンドル上のボビン
に保持する捲き付け糸の総糸長は極めて長くすることが
でき、ボビン交換の時間間隔を長くすることができる。
そのため、ボビン上の添え糸が夜間に消費し尽され、そ
の錘を翌朝まで停止しなくてはならないような事態が生
じることが少なくなり、操業上ロスタイムを減すること
ができる。また、捲き付け糸8の長さを長くすることが
できるために、捲き上げたパッケージ11内に生ずるノ
ット(結び目)数も減少することができ糸質を向上する
ことができる。
本発明方法により作られた糸は、弾性糸に添え糸状に給
糸された添え糸が、弾性糸とは撚られていないために、
添え糸にウーリーナイロン糸を用いたときには縮少した
弾性糸等の周囲をウーリーナイロン糸が膨化した状態で
取り囲み、更にウーリーナイロン糸の周囲に極めて細い
捲き付け糸が少ない撚数で捲き付いているために、ウー
リー糸の特性が良く出せ糸の風合を極めてやわらかくす
ることができる。
また、特に従来のSZ糸の如く撚方向を顕著に出す糸と
は異なり撚方向性は全くないから、S撚糸とZ撚糸の2
種の糸を用意し、それを各コース交互に編成するという
ような手間も本発明糸を用いればなくすことができる。
更に、添え糸に所謂透明糸を用いた場合、添え糸と弾性
糸とは加熱されていないから、透明糸が膨化された状態
で弾性糸の周囲に位置し、しかも捲き付け糸も極めて細
い糸て透明糸を押さえているために透明感を損なうこと
が全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の概略図、第2図は
緊張状態にある本発明糸の正面図、第3図は添え糸にウ
ーリーナイロンを用いた本発明糸の正面図、第4図は添
え糸に透明糸を用いた本発明糸の正面図てある。 1・・・弾性糸、2,3・・・給糸ローラ、4・・・添
え糸、5・・・テンション装置、6・・・スピンドル、
7・・・ボビン、8・・・捲き付け糸、10・・・伸縮
糸、11・・・パッケージ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリウレタン弾性糸等の弾性糸に添えられた、該弾
    性糸より低い伸縮率を有する添え糸が、弾性糸の縮少時
    に弾性糸の周囲に、膨化し屈曲した状態で弾性糸とは撚
    り合わされない状態で位置し、更に前記弾性糸と添え糸
    には、前記両糸の20/100乃至5/100の繊度を
    有する前記両糸に対し極めて細いモノフィラメント糸が
    1m当たり250回乃至750回の範囲で捲き付いてお
    り前記膨化し屈曲した部分を緊締してなる伸縮性糸。 2 所定伸縮率に伸張されたポリウレタン弾性糸等の弾
    性糸に、無伸張状態か或は該弾性糸の伸張率よりも低い
    伸張率のもとで添え糸を添わせ、前記両糸の上に、前記
    両糸の20/100乃至5/100の繊度を有する前記
    両糸に対し極めて細いモノフィラメント糸を1m当たり
    250回乃至750回捲き付けて後弾性糸を無伸張状態
    とすることによつて、弾性糸の周囲に添え糸の膨化した
    部分及び該膨化した部分及びを捲き付け糸で押さえた部
    分を形成してなる伸縮性糸の製造方法。
JP10977081A 1981-07-14 1981-07-14 伸縮性糸及びその製造方法 Expired JPS6054412B2 (ja)

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JPS5813735A JPS5813735A (ja) 1983-01-26
JPS6054412B2 true JPS6054412B2 (ja) 1985-11-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604764U (ja) * 1983-06-24 1985-01-14 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却フアン取付装置
JPS6059146A (ja) * 1983-09-08 1985-04-05 前田 専一 装飾糸
JPS6089288U (ja) * 1983-11-28 1985-06-19 丸一産業株式会社
DE3535477C2 (de) * 1985-10-04 1996-05-02 Stihl Maschf Andreas Motorkettensäge oder ähnliche handgeführte Antriebsmaschine
JPS63295735A (ja) * 1987-05-27 1988-12-02 東洋紡績株式会社 複合糸及びその製造法

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JPS5813735A (ja) 1983-01-26

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