JPH07263080A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH07263080A JPH07263080A JP7996694A JP7996694A JPH07263080A JP H07263080 A JPH07263080 A JP H07263080A JP 7996694 A JP7996694 A JP 7996694A JP 7996694 A JP7996694 A JP 7996694A JP H07263080 A JPH07263080 A JP H07263080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- key
- housing
- hole
- female terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数の端子を小さい力で接続でき、接続時に
雄端子が折れ曲がったりせず、ダブルロックプレートを
用いずに二重連結できるコネクタを提供する。 【構成】 ハウジング１の端子収容室２に装着した雌端
子３に、他のハウジング11の端子収容室12に装着した雄
端子４を接続するコネクタにおいて、雄端子４を挟持す
る為の舌片を有さない雌端子３内に雄端子４を挿入し、
前記双方のハウジング１,11 と雌端子３の側壁５が重な
る部分に貫通孔６を開け、この貫通孔６にキー７を差し
込み、このキー７の先端を雄端子４に押当てて、雄端子
４を雌端子３内面に接触させる。
雄端子が折れ曲がったりせず、ダブルロックプレートを
用いずに二重連結できるコネクタを提供する。 【構成】 ハウジング１の端子収容室２に装着した雌端
子３に、他のハウジング11の端子収容室12に装着した雄
端子４を接続するコネクタにおいて、雄端子４を挟持す
る為の舌片を有さない雌端子３内に雄端子４を挿入し、
前記双方のハウジング１,11 と雌端子３の側壁５が重な
る部分に貫通孔６を開け、この貫通孔６にキー７を差し
込み、このキー７の先端を雄端子４に押当てて、雄端子
４を雌端子３内面に接触させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、端子同士を小さい力で
接続でき、端子が損傷したりせず、ダブルロックプレー
トを用いずに二重連結できる、特に自動車内配線に適し
たコネクタに関する。
接続でき、端子が損傷したりせず、ダブルロックプレー
トを用いずに二重連結できる、特に自動車内配線に適し
たコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、自動車内の電気配線には、複数
本の電線を束ねたワイヤーハーネスが用いられている。
このワイヤーハーネスの電気接続は、各々の電線の端部
に端子を取付け、この端子を複数の端子収容室を設けた
ハウジングの前記端子収容室にそれぞれ装着して、複数
の端子同士を一度に接続する方法によりなされていた。
そして端子間の接続構造は、図３に示すように雄端子４
を雌端子13内に挿入し、雄端子４を雌端子13内面と舌片
15の間に狭持してなされていた。雄端子４を雌端子13に
挿入するには、雄端子４で舌片15を弾性変形させる必要
があり、舌片15を弾性変形させるにはそれなりの力を要
した。又ハウジング1,11同士の連結は、一方のハウジン
グ１上面のフック16を他方のハウジング11上面のロック
18に嵌着させて行っていた。用途によってはハウジング
1,11間にダブルロックプレート19を挟んで二重に連結し
ていた。
本の電線を束ねたワイヤーハーネスが用いられている。
このワイヤーハーネスの電気接続は、各々の電線の端部
に端子を取付け、この端子を複数の端子収容室を設けた
ハウジングの前記端子収容室にそれぞれ装着して、複数
の端子同士を一度に接続する方法によりなされていた。
そして端子間の接続構造は、図３に示すように雄端子４
を雌端子13内に挿入し、雄端子４を雌端子13内面と舌片
15の間に狭持してなされていた。雄端子４を雌端子13に
挿入するには、雄端子４で舌片15を弾性変形させる必要
があり、舌片15を弾性変形させるにはそれなりの力を要
した。又ハウジング1,11同士の連結は、一方のハウジン
グ１上面のフック16を他方のハウジング11上面のロック
18に嵌着させて行っていた。用途によってはハウジング
1,11間にダブルロックプレート19を挟んで二重に連結し
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車内の電気
回路数の増大に伴いハウジング内の端子装着数が増え、
この多数の端子を一度に接続しようとすると、雄端子を
雌端子に挿入する際に多大の力を要し、接続作業性に問
題が生じていた。又雄端子を雌端子に挿入する際、雄端
子が舌片に突き当たって折れ曲がり挿入ができなくなる
ことがあった。更にハウジング同士を二重連結するには
ダブルロックプレートが必要であった。
回路数の増大に伴いハウジング内の端子装着数が増え、
この多数の端子を一度に接続しようとすると、雄端子を
雌端子に挿入する際に多大の力を要し、接続作業性に問
題が生じていた。又雄端子を雌端子に挿入する際、雄端
子が舌片に突き当たって折れ曲がり挿入ができなくなる
ことがあった。更にハウジング同士を二重連結するには
ダブルロックプレートが必要であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような状
況に鑑み鋭意研究を行いなされたもので、その目的とす
るところは、多数の端子を容易に接続できるコネクタを
提供することにある。即ち、本発明は、ハウジングの端
子収容室に装着した雌端子に、他のハウジングの端子収
容室に装着した雄端子を接続するコネクタにおいて、雄
端子を挟持する為の舌片を有さない雌端子内に雄端子を
挿入し、前記両ハウジングと雌端子の側壁が重なる部分
に貫通孔を開け、この貫通孔にキーを差し込み、このキ
ーの先端を雄端子に押当てて、雄端子を雌端子内面に接
触させることを特徴とするものである。
況に鑑み鋭意研究を行いなされたもので、その目的とす
るところは、多数の端子を容易に接続できるコネクタを
提供することにある。即ち、本発明は、ハウジングの端
子収容室に装着した雌端子に、他のハウジングの端子収
容室に装着した雄端子を接続するコネクタにおいて、雄
端子を挟持する為の舌片を有さない雌端子内に雄端子を
挿入し、前記両ハウジングと雌端子の側壁が重なる部分
に貫通孔を開け、この貫通孔にキーを差し込み、このキ
ーの先端を雄端子に押当てて、雄端子を雌端子内面に接
触させることを特徴とするものである。
【０００５】本発明において、舌片を有さない雌端子と
は、従来の雌端子の舌片を除去したもの、又は雄端子を
挿入し得る内径を持つ筒状体等である。又その断面形状
は円形、角形等任意である。キーには上下方向に弾力を
有する構造のものが両端子間の接触を良好に保持できて
好ましい。キーは、ハウジングに嵌着する方法、ネジ込
む方法、ハウジングに一体に形成する方法等により固定
する。
は、従来の雌端子の舌片を除去したもの、又は雄端子を
挿入し得る内径を持つ筒状体等である。又その断面形状
は円形、角形等任意である。キーには上下方向に弾力を
有する構造のものが両端子間の接触を良好に保持できて
好ましい。キーは、ハウジングに嵌着する方法、ネジ込
む方法、ハウジングに一体に形成する方法等により固定
する。
【０００６】
【作用】本発明では、舌片を有さない雌端子内に雄端子
を挿入するので、雄端子を雌端子に挿入するのに力を要
さない。又雌端子に舌片がないので、雄端子が、挿入の
際舌片に突き当たって折れ曲がるようなことがない。又
前記両ハウジングと雌端子の側壁が重なる部分に貫通孔
を開け、この貫通孔にキーを差し込み、このキーの先端
を雄端子に押当てて、雄端子を雌端子内面に接触させる
ので、接続に要する力は雄端子を横方向に押す僅かな力
で済む。又このキーは双方のハウジングをロックする機
能も果たすので、ダブルロックプレートを用いずに二重
連結が行える。
を挿入するので、雄端子を雌端子に挿入するのに力を要
さない。又雌端子に舌片がないので、雄端子が、挿入の
際舌片に突き当たって折れ曲がるようなことがない。又
前記両ハウジングと雌端子の側壁が重なる部分に貫通孔
を開け、この貫通孔にキーを差し込み、このキーの先端
を雄端子に押当てて、雄端子を雌端子内面に接触させる
ので、接続に要する力は雄端子を横方向に押す僅かな力
で済む。又このキーは双方のハウジングをロックする機
能も果たすので、ダブルロックプレートを用いずに二重
連結が行える。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 （実施例１）図１は、本発明のコネクタの第１の実施例
を示す縦断面図である。ハウジング１の端子収容室２
に、舌片を有さない雌端子３が装着されており、この雌
端子３に、他のハウジング11の端子収容室12に装着され
た雄端子４が挿入されている。前記両ハウジング1,11と
雌端子３の側壁５が重なる部分に貫通孔６が開けられ、
この貫通孔６にキー７が差し込まれている。このキー７
の先端は、雄端子４に当接して、雄端子４を前記雌端子
３内面に押付けている。このキー７は、異径の円筒体を
積層させたもので、中間の拡径部に上下方向に働く弾性
を持たせて、雄端子４と雌端子３の接触力を高めてい
る。このキー７は、その基部を雄端子４のハウジング11
の下壁部８に嵌着させて固定されている。両ハウジング
1,11は、その上面に取付けたフック16とロック18を嵌着
させ、又キー７を貫通孔６に差し込むことにより、二重
に連結されている。
る。 （実施例１）図１は、本発明のコネクタの第１の実施例
を示す縦断面図である。ハウジング１の端子収容室２
に、舌片を有さない雌端子３が装着されており、この雌
端子３に、他のハウジング11の端子収容室12に装着され
た雄端子４が挿入されている。前記両ハウジング1,11と
雌端子３の側壁５が重なる部分に貫通孔６が開けられ、
この貫通孔６にキー７が差し込まれている。このキー７
の先端は、雄端子４に当接して、雄端子４を前記雌端子
３内面に押付けている。このキー７は、異径の円筒体を
積層させたもので、中間の拡径部に上下方向に働く弾性
を持たせて、雄端子４と雌端子３の接触力を高めてい
る。このキー７は、その基部を雄端子４のハウジング11
の下壁部８に嵌着させて固定されている。両ハウジング
1,11は、その上面に取付けたフック16とロック18を嵌着
させ、又キー７を貫通孔６に差し込むことにより、二重
に連結されている。
【０００８】（実施例２）図２イ、ロは、本発明のコネ
クタの第２の実施例を示す縦断面説明図である。雄端子
４のハウジング21の下壁部８が、ハウジング本体９にヒ
ンジ10により取付けられており、前記下壁部８内面にキ
ー17が固設されている（図２イ）。前記下壁部８を雄端
子４のハウジング本体９の所定位置に戻すことにより、
キー17が雌端子３のハウジング１と雌端子３の側壁５に
開けられた貫通孔６に差し込まれて、キー17の先端部が
雄端子４に当接し、雄端子４が押されて雌端子３内面に
接触して双方の接続がなされる。前記下壁部８は雌端子
３のハウジング１の下壁部８に嵌着させて（図示せず）
固定される（図２ロ）。ここで用いたキー17は、２個の
異径円筒を係合させ、この円筒内にコイルバネ14を入れ
て弾性を持たせたものである。両ハウジング1,21は、実
施例１の場合と同じようにハウジング上面のフック16と
ロック18、及びキー17により二重に連結されている。
クタの第２の実施例を示す縦断面説明図である。雄端子
４のハウジング21の下壁部８が、ハウジング本体９にヒ
ンジ10により取付けられており、前記下壁部８内面にキ
ー17が固設されている（図２イ）。前記下壁部８を雄端
子４のハウジング本体９の所定位置に戻すことにより、
キー17が雌端子３のハウジング１と雌端子３の側壁５に
開けられた貫通孔６に差し込まれて、キー17の先端部が
雄端子４に当接し、雄端子４が押されて雌端子３内面に
接触して双方の接続がなされる。前記下壁部８は雌端子
３のハウジング１の下壁部８に嵌着させて（図示せず）
固定される（図２ロ）。ここで用いたキー17は、２個の
異径円筒を係合させ、この円筒内にコイルバネ14を入れ
て弾性を持たせたものである。両ハウジング1,21は、実
施例１の場合と同じようにハウジング上面のフック16と
ロック18、及びキー17により二重に連結されている。
【０００９】本発明は、収容室が上下又は左右に１列に
配列されたコネクタの他、上下と左右に立体的に配列さ
れたコネクタにも、収容室がキーを差し込めるように配
列されていれば、任意のコネクタに適用できる。
配列されたコネクタの他、上下と左右に立体的に配列さ
れたコネクタにも、収容室がキーを差し込めるように配
列されていれば、任意のコネクタに適用できる。
【００１０】
【効果】以上述べたように、本発明のコネクタによれ
ば、多数の端子を小さな力で接続でき、又雄端子が挿入
時折れ曲がったりせず、又ダブルロックプレートを用い
ずに二重連結ができ、工業上顕著な効果を奏する。
ば、多数の端子を小さな力で接続でき、又雄端子が挿入
時折れ曲がったりせず、又ダブルロックプレートを用い
ずに二重連結ができ、工業上顕著な効果を奏する。
【図１】本発明のコネクタの第１の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明のコネクタの第２の実施例を示す縦断面
説明図である。
説明図である。
【図３】従来の端子間の接続構造を示す縦断面図であ
る。
る。
１,11,21─ハウジング ２,12 ──端子収容室 ３,13 ──雌端子 ４ ───雄端子 ５ ───雌端子の側壁 ６ ───貫通孔 ７,17 ──キー ８ ───下壁部 ９ ───ハウジング本体 10 ───ヒンジ 14 ───コイルバネ 15 ───舌片 16 ───ハウジング連結用フック 18 ───ハウジング連結用ロック 19 ───ダブルロックプレート
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジングの端子収容室に装着した雌端
子に、他のハウジングの端子収容室に装着した雄端子を
接続するコネクタにおいて、雄端子を挟持する為の舌片
を有さない雌端子内に雄端子を挿入し、前記双方のハウ
ジングと雌端子の側壁が重なる部分に貫通孔を開け、こ
の貫通孔にキーを差し込み、このキーの先端を雄端子に
押当てて、雄端子を雌端子内面に接触させることを特徴
とするコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7996694A JPH07263080A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7996694A JPH07263080A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07263080A true JPH07263080A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=13705062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7996694A Pending JPH07263080A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07263080A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009021069A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Seiko Epson Corp | コネクタ接続構造 |
| JP2011222361A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Hitachi Cable Ltd | コネクタ |
| WO2012043759A1 (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | 矢崎総業株式会社 | 端子接続構造 |
| KR101221042B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2013-01-10 | (주)라이트컴 | 랜선 차단장치 |
| DE102014215562A1 (de) * | 2014-08-06 | 2016-02-11 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer Kopplungsvorrichtung und Kopplungsvorrichtung |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP7996694A patent/JPH07263080A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009021069A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Seiko Epson Corp | コネクタ接続構造 |
| JP2011222361A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Hitachi Cable Ltd | コネクタ |
| WO2012043759A1 (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | 矢崎総業株式会社 | 端子接続構造 |
| JP2012079544A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Yazaki Corp | 端子接続構造 |
| CN103140988A (zh) * | 2010-10-01 | 2013-06-05 | 矢崎总业株式会社 | 端子连接结构 |
| US8684759B2 (en) | 2010-10-01 | 2014-04-01 | Yazaki Corporation | Terminal connection structure |
| KR101221042B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2013-01-10 | (주)라이트컴 | 랜선 차단장치 |
| DE102014215562A1 (de) * | 2014-08-06 | 2016-02-11 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer Kopplungsvorrichtung und Kopplungsvorrichtung |
| DE102014215562B4 (de) | 2014-08-06 | 2022-05-19 | Vitesco Technologies GmbH | Verfahren zur Herstellung einer Kopplungsvorrichtung und Kopplungsvorrichtung |
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