JPH0726254B2 - コーマ - Google Patents
コーマInfo
- Publication number
- JPH0726254B2 JPH0726254B2 JP59068222A JP6822284A JPH0726254B2 JP H0726254 B2 JPH0726254 B2 JP H0726254B2 JP 59068222 A JP59068222 A JP 59068222A JP 6822284 A JP6822284 A JP 6822284A JP H0726254 B2 JPH0726254 B2 JP H0726254B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- working
- combing
- sliver
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はコーマに関するものであり詳しくはコーマの
新規な構成に関するものである。
新規な構成に関するものである。
従来技術 一般に60番手以上の細糸あるいは特に太さの均斉又は強
力を必要とする糸を紡出する場合には、カージング工程
で除去することが難しい短繊維及びカージングで残った
カス、ゴミ等の夾雑物やネップを完全に除去して長さの
揃った優良な繊維だけを残すとともに、スライバ中の各
繊維を平行に配列し、規則正しく重ねあわせて糸の強力
を増すためのコーミング作用をなすコーマが使用され
る。コーマは第１図に示すように、間欠的に回転される
一対のラップローラ１上に載置された該ラップローラ１
の回転及び同じく間欠的に回転されるフィードローラ２
の作用により所定量ずつ送り出されてボトムニッパ３及
びトップニッパ４からなるニッパに把持されたラップＬ
の先端を、第１図の反時計方向に回転するコーミングシ
リンダ５により梳り、ニッパの前進（第１図の左方への
移動）によって梳られたフリースＦをデタッチングロー
ラ６へ向けて移動させ、このフリースＦの前進に対応し
てデタッチングローラ６が逆転し、先に引き取ったフリ
ースＦを後退させこのフリースＦの上に前述した梳られ
たばかりのフリースＦを重ね合わせその後デタッチング
ローラ６が正転してニッパからフリースＦを引き取ると
ともに、フリースＦ内に突き刺されたトップコーム７に
よりフリースＦの後端を梳る。そして、この作用の繰返
しにより作られたフリースＦをトランペット８で集束
し、テーブルカレンダローラ９で圧縮してスライバＳと
する。ラップＬからスライバＳを作る前記一連の作用を
行う部分が一般にコーミングヘッド10と呼ばれている。
力を必要とする糸を紡出する場合には、カージング工程
で除去することが難しい短繊維及びカージングで残った
カス、ゴミ等の夾雑物やネップを完全に除去して長さの
揃った優良な繊維だけを残すとともに、スライバ中の各
繊維を平行に配列し、規則正しく重ねあわせて糸の強力
を増すためのコーミング作用をなすコーマが使用され
る。コーマは第１図に示すように、間欠的に回転される
一対のラップローラ１上に載置された該ラップローラ１
の回転及び同じく間欠的に回転されるフィードローラ２
の作用により所定量ずつ送り出されてボトムニッパ３及
びトップニッパ４からなるニッパに把持されたラップＬ
の先端を、第１図の反時計方向に回転するコーミングシ
リンダ５により梳り、ニッパの前進（第１図の左方への
移動）によって梳られたフリースＦをデタッチングロー
ラ６へ向けて移動させ、このフリースＦの前進に対応し
てデタッチングローラ６が逆転し、先に引き取ったフリ
ースＦを後退させこのフリースＦの上に前述した梳られ
たばかりのフリースＦを重ね合わせその後デタッチング
ローラ６が正転してニッパからフリースＦを引き取ると
ともに、フリースＦ内に突き刺されたトップコーム７に
よりフリースＦの後端を梳る。そして、この作用の繰返
しにより作られたフリースＦをトランペット８で集束
し、テーブルカレンダローラ９で圧縮してスライバＳと
する。ラップＬからスライバＳを作る前記一連の作用を
行う部分が一般にコーミングヘッド10と呼ばれている。
なお、コーミングシリンダ５により捕らえられた短繊維
は矢印方向に回転するブラシ11により除去されて風綿状
となって吹き飛ばされ、多孔ローラ12の吸引寄留により
サクションボックス13内を下方へ移動して該多孔ローラ
12の表面に吸着されてノイルＮとなり、多孔ローラ12の
回転に連れて後方へ移動され機台後部に配設された巻取
ローラ（図示せず）により巻取られるようになってい
る。
は矢印方向に回転するブラシ11により除去されて風綿状
となって吹き飛ばされ、多孔ローラ12の吸引寄留により
サクションボックス13内を下方へ移動して該多孔ローラ
12の表面に吸着されてノイルＮとなり、多孔ローラ12の
回転に連れて後方へ移動され機台後部に配設された巻取
ローラ（図示せず）により巻取られるようになってい
る。
従来のコーマは第２図に示すように、複数個（この図で
は８個）のコーミングヘッド10を平行に配設した作業部
Ｂの一側に前記各コーミングヘッド10にメインモータの
駆動力を伝達する駆動部Ａが配設され、他側には前記各
コーミングヘッド10で作られたスライバＳを複数本束ね
てドラフトした後ケンス14内に収めるコイラ装置（図示
せず）を装備した製品収納部Ｃが配設されている。とこ
ろが、従来装置においては各コーミングヘッド10から製
品収納部Ｃに配設されたドラフトローラ15までの距離が
異なるため、ケンス14に近い方の４つのコーミングヘッ
ド10よりのスライバを収めるケンスと、遠い方の４つの
コーミングヘッド10よりのスライバを納めるケンスと
で、スライバＳ間に品質、特にＵ％に差が生じ、最近の
より高品質のものに対する要求を十分満足することがで
きないという不都合がある。又、一般に作業者の作業を
し易くするため紡績工場においては第３図に示すように
コーマを１組ずつ向かい合わせに配置することが多く、
右台と左台との区別が生じ右台用と左台用の２種類の部
品をそれぞれ用意する必要があった。さらに、各コーミ
ングヘッド10がメインモータからギヤリングを介して駆
動される共通の長尺シャフトにより駆動されるため、該
長尺シャフトのねじれ等の制限からコーミングヘッド数
を増やしたり、長手方向に延ばしたり、コーミングヘッ
ドのスタッフを広げたりすることができなかった。又、
近年紡績糸の多品種小ロット生産に対する要求が高まっ
ているが、従来装置においては、長尺シャフトが１本で
あるため、これに対応して機台の運転条件を変更するこ
とが容易ではなかった。
は８個）のコーミングヘッド10を平行に配設した作業部
Ｂの一側に前記各コーミングヘッド10にメインモータの
駆動力を伝達する駆動部Ａが配設され、他側には前記各
コーミングヘッド10で作られたスライバＳを複数本束ね
てドラフトした後ケンス14内に収めるコイラ装置（図示
せず）を装備した製品収納部Ｃが配設されている。とこ
ろが、従来装置においては各コーミングヘッド10から製
品収納部Ｃに配設されたドラフトローラ15までの距離が
異なるため、ケンス14に近い方の４つのコーミングヘッ
ド10よりのスライバを収めるケンスと、遠い方の４つの
コーミングヘッド10よりのスライバを納めるケンスと
で、スライバＳ間に品質、特にＵ％に差が生じ、最近の
より高品質のものに対する要求を十分満足することがで
きないという不都合がある。又、一般に作業者の作業を
し易くするため紡績工場においては第３図に示すように
コーマを１組ずつ向かい合わせに配置することが多く、
右台と左台との区別が生じ右台用と左台用の２種類の部
品をそれぞれ用意する必要があった。さらに、各コーミ
ングヘッド10がメインモータからギヤリングを介して駆
動される共通の長尺シャフトにより駆動されるため、該
長尺シャフトのねじれ等の制限からコーミングヘッド数
を増やしたり、長手方向に延ばしたり、コーミングヘッ
ドのスタッフを広げたりすることができなかった。又、
近年紡績糸の多品種小ロット生産に対する要求が高まっ
ているが、従来装置においては、長尺シャフトが１本で
あるため、これに対応して機台の運転条件を変更するこ
とが容易ではなかった。
目的 この発明は前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであって、その目的はコーマにより得られるスライ
バの品質を高めるとともに品質のばらつきをなくすこと
ができ、機台の右台、左台の区別がなくなり部品の種類
を減らすことができ、さらに各コーミングヘッドを駆動
する長尺シャフトの長さが半分になり機台の半分ずつそ
れぞれ単独にゲージ調節することにより仕掛ロットを小
さくすることができ多品種小ロット生産に適したコーマ
を提供することにある。
ものであって、その目的はコーマにより得られるスライ
バの品質を高めるとともに品質のばらつきをなくすこと
ができ、機台の右台、左台の区別がなくなり部品の種類
を減らすことができ、さらに各コーミングヘッドを駆動
する長尺シャフトの長さが半分になり機台の半分ずつそ
れぞれ単独にゲージ調節することにより仕掛ロットを小
さくすることができ多品種小ロット生産に適したコーマ
を提供することにある。
発明の構成 前記の目的を達成するためこの発明においては、複数の
コーミングヘッドが平行に配設された機台の作業部を該
機台の長手方向において２分割するとともに、分割した
両作業部を前記各コーミングヘッドを駆動するためのメ
インモータが設けられた駆動部の両側に対称に配設し、
該駆動部には前記メインモータの駆動力を前記各作業部
毎に伝達可能な駆動力伝達手段を設け、さらに前記各作
業部の各コーミングヘッドで作られたスライバを各作業
部毎に複数本束ねてドラフトした後ケンス内に納めるコ
イラ装置を装備した製品収納部を設け、該製品収納部を
それぞれ対応する各作業部から等距離で且つ当該各作業
部の端部の位置に配設した。
コーミングヘッドが平行に配設された機台の作業部を該
機台の長手方向において２分割するとともに、分割した
両作業部を前記各コーミングヘッドを駆動するためのメ
インモータが設けられた駆動部の両側に対称に配設し、
該駆動部には前記メインモータの駆動力を前記各作業部
毎に伝達可能な駆動力伝達手段を設け、さらに前記各作
業部の各コーミングヘッドで作られたスライバを各作業
部毎に複数本束ねてドラフトした後ケンス内に納めるコ
イラ装置を装備した製品収納部を設け、該製品収納部を
それぞれ対応する各作業部から等距離で且つ当該各作業
部の端部の位置に配設した。
実施例 以下この発明の具体化した一実施例を第４〜８図に従っ
て説明する。第４図に示すようにこの実施例のコーマは
機台中央部に駆動部Ａが配設され、複数（この実施例で
は４個）のコーミングヘッド10がそれぞれ平行に配設さ
れた作業部B1,B2が前記駆動部Ａの両側に対称に配設さ
れている。又、前記駆動部Ａの前側には前記両作業部B
1,B2の各コーミングヘッド10で作られたスライバＳを４
本ずつ束ねてドラフトするドラフトローラ15と、ドラフ
トされたスライバＳを圧縮するカレンダローラ16と、該
カレンダローラ16で圧縮されたスライバＳをケンス14内
に納めるコイラ装置（図示せず）を装備した製品収納部
Ｃが配設されている。第５図に示すように駆動部Ａには
前記作業部B1,B2の各コーミングヘッド10及び製品収納
部Ｃのドラフトローラ15を駆動するドライビングプーリ
18が配設され、メインモータ17の駆動軸に嵌着されたモ
ータプーリ19と、該ドライビングプーリ18間とに巻掛け
された動力伝導ベルト20を介してメインモータ17により
回転されるようになっている。両作業部B1,B2にはそれ
ぞれ４個のコーミングヘッド10に共通のニッパシャフト
21、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23、デタッチ
ングローラシャフト24及びテーブルカレンダローラシャ
フト25が機台の長手方向と平行に配設されている。前記
ニッパシャフト21は駆動力伝達手段としてのクラッチ26
を介して前記ドライビングプーリ18の回転が伝達される
駆動軸27及びニッパシャフト駆動ギヤリング28を介して
駆動され、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23、デ
タッチングローラシャフト24も前記駆動軸27との間に配
設された駆動ギヤリング29を介して駆動されるようにな
っている。又、テーブルカレンダローラシャフト25は前
記駆動ギヤリング29の回転ベルト30を介して伝達される
被動軸31との間に配設されたギヤリング32を介して駆動
されるようになっている。又、製品収納部Ｃに配設され
たドラフトローラ15は前記被動軸31間に配設されたギヤ
リング33を介して駆動されるようになっている。
て説明する。第４図に示すようにこの実施例のコーマは
機台中央部に駆動部Ａが配設され、複数（この実施例で
は４個）のコーミングヘッド10がそれぞれ平行に配設さ
れた作業部B1,B2が前記駆動部Ａの両側に対称に配設さ
れている。又、前記駆動部Ａの前側には前記両作業部B
1,B2の各コーミングヘッド10で作られたスライバＳを４
本ずつ束ねてドラフトするドラフトローラ15と、ドラフ
トされたスライバＳを圧縮するカレンダローラ16と、該
カレンダローラ16で圧縮されたスライバＳをケンス14内
に納めるコイラ装置（図示せず）を装備した製品収納部
Ｃが配設されている。第５図に示すように駆動部Ａには
前記作業部B1,B2の各コーミングヘッド10及び製品収納
部Ｃのドラフトローラ15を駆動するドライビングプーリ
18が配設され、メインモータ17の駆動軸に嵌着されたモ
ータプーリ19と、該ドライビングプーリ18間とに巻掛け
された動力伝導ベルト20を介してメインモータ17により
回転されるようになっている。両作業部B1,B2にはそれ
ぞれ４個のコーミングヘッド10に共通のニッパシャフト
21、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23、デタッチ
ングローラシャフト24及びテーブルカレンダローラシャ
フト25が機台の長手方向と平行に配設されている。前記
ニッパシャフト21は駆動力伝達手段としてのクラッチ26
を介して前記ドライビングプーリ18の回転が伝達される
駆動軸27及びニッパシャフト駆動ギヤリング28を介して
駆動され、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23、デ
タッチングローラシャフト24も前記駆動軸27との間に配
設された駆動ギヤリング29を介して駆動されるようにな
っている。又、テーブルカレンダローラシャフト25は前
記駆動ギヤリング29の回転ベルト30を介して伝達される
被動軸31との間に配設されたギヤリング32を介して駆動
されるようになっている。又、製品収納部Ｃに配設され
たドラフトローラ15は前記被動軸31間に配設されたギヤ
リング33を介して駆動されるようになっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。さ
て、この実施例のコーマにおいては駆動部Ａの両側に配
設された作業部B1,B2の各コーミングヘッド10において
コーミング作用を受け、ネップ、短繊維、夾雑物等が除
去されるとともに繊維が平行に引き揃えられたフリース
Ｆが、トランペット８で集束された後、テーブルカレン
ダローラ９で圧縮されてスライバＳとなる。スライバＳ
はそれぞれ４本ずつ集められ両作業部B1,B2から等距離
に配設された製品収納部Ｃのドラフトローラ15へ導か
れ、該ドラフトローラ15でドラフトされた後トランペッ
トで集束されるとともにカレンダローラ16で圧縮された
後、コイラ装置を経てケンス14内に製品スライバとして
収納される。従来装置と異なり製品収納部Ｃと各作業部
B1,B2とを距離が等しいため２つのケンス14内には品
質、特にＵ％に差がないスライバが得られる。又、従来
装置と異なり作業部が２つに分割され、各作業部B1,B2
に配設されたコーミングヘド10に共通なニッパシャフト
21、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23等の長尺シ
ャフトの長さが従来装置のほぼ半分であるため、駆動部
Ａからメインモータ17の回転が該長尺シャフトの一端か
ら伝達された場合、他端におけるねじれや歪みがほぼ半
分となりかつ剛性を増すことができ、各コーミングヘッ
ド10のゲージ精度を長時間に渡り一定に保持することが
可能となり、スライバの品質が向上するばかりでなく従
来装置に比較して高速運転が可能となる。又、前記各種
の長尺シャフト類がほぼ半分の長さになるため製造コス
トが低下するとともに、機台を小さなユニットから構成
することができ、機台輸送費、移設費用を低減すること
ができる。さらに長尺シャフト類に組付けるコーミング
ヘッド10の数が半分となるため、組付け時における各種
ゲージの調節作業が容易となり組付け精度が向上する。
又、機台の半分ずつすなわち作業部B1,B2ごとに単独に
ゲージ調節が可能でしかもクラッチ26の入切により個別
に運転可能となるため、仕掛ロットを十分小さくするこ
とができ紡績糸の多品種小ロット生産に対応して製品ス
ライバの品種切換が容易になる。
て、この実施例のコーマにおいては駆動部Ａの両側に配
設された作業部B1,B2の各コーミングヘッド10において
コーミング作用を受け、ネップ、短繊維、夾雑物等が除
去されるとともに繊維が平行に引き揃えられたフリース
Ｆが、トランペット８で集束された後、テーブルカレン
ダローラ９で圧縮されてスライバＳとなる。スライバＳ
はそれぞれ４本ずつ集められ両作業部B1,B2から等距離
に配設された製品収納部Ｃのドラフトローラ15へ導か
れ、該ドラフトローラ15でドラフトされた後トランペッ
トで集束されるとともにカレンダローラ16で圧縮された
後、コイラ装置を経てケンス14内に製品スライバとして
収納される。従来装置と異なり製品収納部Ｃと各作業部
B1,B2とを距離が等しいため２つのケンス14内には品
質、特にＵ％に差がないスライバが得られる。又、従来
装置と異なり作業部が２つに分割され、各作業部B1,B2
に配設されたコーミングヘド10に共通なニッパシャフト
21、シリンダシャフト22、ブラシシャフト23等の長尺シ
ャフトの長さが従来装置のほぼ半分であるため、駆動部
Ａからメインモータ17の回転が該長尺シャフトの一端か
ら伝達された場合、他端におけるねじれや歪みがほぼ半
分となりかつ剛性を増すことができ、各コーミングヘッ
ド10のゲージ精度を長時間に渡り一定に保持することが
可能となり、スライバの品質が向上するばかりでなく従
来装置に比較して高速運転が可能となる。又、前記各種
の長尺シャフト類がほぼ半分の長さになるため製造コス
トが低下するとともに、機台を小さなユニットから構成
することができ、機台輸送費、移設費用を低減すること
ができる。さらに長尺シャフト類に組付けるコーミング
ヘッド10の数が半分となるため、組付け時における各種
ゲージの調節作業が容易となり組付け精度が向上する。
又、機台の半分ずつすなわち作業部B1,B2ごとに単独に
ゲージ調節が可能でしかもクラッチ26の入切により個別
に運転可能となるため、仕掛ロットを十分小さくするこ
とができ紡績糸の多品種小ロット生産に対応して製品ス
ライバの品種切換が容易になる。
このコーマを紡績工業において使用する場合第６図に示
すように、ケンス搬送路34を挾んで互いに対抗する状態
で多数のコーマを配設した場合には、作業者はケンス搬
送路34に沿って移動するだけで製品収納部Ｃにおけるケ
ンス14の交換作業及び機台運転開始時におけるスライバ
ＳやラップＬの口付け作業を行うことができるため作業
能率が向上する。又、駆動部Ａや製品収納部Ｃのカバー
装置が機台長手方向に対して直角方向へ開閉できるとこ
ろから、隣接機台と接合させても差支えがなく、例えば
第６図に示すように第２台ずつ整合させて配置すること
によっても設置面積の節約が顕著となる。その転従来装
置では、両端の駆動部Ａと製品収納部Ｃのカバー装置へ
の配慮から単独に独立設置しかできなかった。もちろ
ん、この実施例のコーマにおいても第7,8図に示すよう
に従来装置と同様な機台配置を採り、従来装置と同様に
作業者が移動しながら作業を行うことも可能である。し
かも、このように配置した場合にもその設置面積が従来
装置より少なくなる。又、第７図（ｂ）に示すように作
業者の作業をし易くするため機台を互いに向かい合わせ
に配置した場合に、従来装置においては機台に右台と左
台との区別が生じ部品種類が多くなるのに対して、この
実施例の装置においては機台に右台と左台との区別がな
くそのような不都合が生じない。
すように、ケンス搬送路34を挾んで互いに対抗する状態
で多数のコーマを配設した場合には、作業者はケンス搬
送路34に沿って移動するだけで製品収納部Ｃにおけるケ
ンス14の交換作業及び機台運転開始時におけるスライバ
ＳやラップＬの口付け作業を行うことができるため作業
能率が向上する。又、駆動部Ａや製品収納部Ｃのカバー
装置が機台長手方向に対して直角方向へ開閉できるとこ
ろから、隣接機台と接合させても差支えがなく、例えば
第６図に示すように第２台ずつ整合させて配置すること
によっても設置面積の節約が顕著となる。その転従来装
置では、両端の駆動部Ａと製品収納部Ｃのカバー装置へ
の配慮から単独に独立設置しかできなかった。もちろ
ん、この実施例のコーマにおいても第7,8図に示すよう
に従来装置と同様な機台配置を採り、従来装置と同様に
作業者が移動しながら作業を行うことも可能である。し
かも、このように配置した場合にもその設置面積が従来
装置より少なくなる。又、第７図（ｂ）に示すように作
業者の作業をし易くするため機台を互いに向かい合わせ
に配置した場合に、従来装置においては機台に右台と左
台との区別が生じ部品種類が多くなるのに対して、この
実施例の装置においては機台に右台と左台との区別がな
くそのような不都合が生じない。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、第９図に示すように駆動部Ａの両側に作業
部B1,B2を配設するとともに２つに分割した製品収納部C
1,C2をそれぞれ各作業部B1,B2の外側に配設するなどこ
の発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の形状、構
成等を任意に変更することも可能である。
く、例えば、第９図に示すように駆動部Ａの両側に作業
部B1,B2を配設するとともに２つに分割した製品収納部C
1,C2をそれぞれ各作業部B1,B2の外側に配設するなどこ
の発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の形状、構
成等を任意に変更することも可能である。
効果 以上詳述したように、この発明によれば複数のコーミン
グヘッドが平行に配設された作業部を２つに分割して駆
動部の両側に対称に配設したことにより、同一機台にお
けるケンス間に収納スライバの品質の差が生ぜず、又、
各コーミングヘッドに共通な長尺シャフト類の長さが従
来装置のほぼ半分になるため、ねじれや歪みが小さくな
り各コーミングヘッドごとのゲージ精度を一定に保つこ
とが可能となり、製品スライバの品質の安定性が向上す
る。又、機台を小さなユニットから構成することができ
るため機台の輸送費や移設費用を低減することができ
る。更に、各作業部とコイラ装置間のスライバ通路を機
台の長手方向に対して別々の位置に配設したので、気流
等の影響でスライバの進行方向が蛇行しても、互いのス
ライバが接触したりして干渉し合うことが無く、スライ
バの品質に悪影響を与えることがない。さらには機台を
各作業部ごとに単独にゲージ調節できると共に、駆動力
伝達手段の操作に基づき各作業部毎の単独運転が可能と
なるため仕掛ロットを十分小さくすることができ、紡績
糸の多品種ロット生産に対応して製品スライバの品種切
換を容易に行うことができるという優れた効果を奏す
る。
グヘッドが平行に配設された作業部を２つに分割して駆
動部の両側に対称に配設したことにより、同一機台にお
けるケンス間に収納スライバの品質の差が生ぜず、又、
各コーミングヘッドに共通な長尺シャフト類の長さが従
来装置のほぼ半分になるため、ねじれや歪みが小さくな
り各コーミングヘッドごとのゲージ精度を一定に保つこ
とが可能となり、製品スライバの品質の安定性が向上す
る。又、機台を小さなユニットから構成することができ
るため機台の輸送費や移設費用を低減することができ
る。更に、各作業部とコイラ装置間のスライバ通路を機
台の長手方向に対して別々の位置に配設したので、気流
等の影響でスライバの進行方向が蛇行しても、互いのス
ライバが接触したりして干渉し合うことが無く、スライ
バの品質に悪影響を与えることがない。さらには機台を
各作業部ごとに単独にゲージ調節できると共に、駆動力
伝達手段の操作に基づき各作業部毎の単独運転が可能と
なるため仕掛ロットを十分小さくすることができ、紡績
糸の多品種ロット生産に対応して製品スライバの品種切
換を容易に行うことができるという優れた効果を奏す
る。
第１図はコーマの要部概略側面図、第２図は従来のコー
マ全体を示す概略平面図、第３図は同じく紡績工場にお
ける機台配置を示す平面図、第４〜８図はこの発明を具
体化した一実施例を示すものであって、第４図は概略平
面図、第５図は駆動伝達機構を示す概略平断面図、第６
図は機台の配置を示す平面図、第7,8図は従来装置の機
台配置と対応して配置した場合を示す平面図であって、
第７図（ａ），第８図（ａ）はそれぞれ同実施例の装置
の配置を示す平面図、第７図（ｂ），第８図（ｂ）はそ
れぞれ従来装置の配置を示す平面図、第９図は変更例を
示す概略平面図である。 コーミングヘッド10、ケンス14、駆動力伝達手段として
のクラッチ26、ケンス搬送路34、駆動部Ａ、作業部B1,B
2、製品収納部C,C1,C2。
マ全体を示す概略平面図、第３図は同じく紡績工場にお
ける機台配置を示す平面図、第４〜８図はこの発明を具
体化した一実施例を示すものであって、第４図は概略平
面図、第５図は駆動伝達機構を示す概略平断面図、第６
図は機台の配置を示す平面図、第7,8図は従来装置の機
台配置と対応して配置した場合を示す平面図であって、
第７図（ａ），第８図（ａ）はそれぞれ同実施例の装置
の配置を示す平面図、第７図（ｂ），第８図（ｂ）はそ
れぞれ従来装置の配置を示す平面図、第９図は変更例を
示す概略平面図である。 コーミングヘッド10、ケンス14、駆動力伝達手段として
のクラッチ26、ケンス搬送路34、駆動部Ａ、作業部B1,B
2、製品収納部C,C1,C2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−147827（ＪＰ，Ａ) 特公 昭45−30653（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭48−2571（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭51−36380（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭56−3932（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】複数のコーミングヘッドが平行に配設され
た機台の作業部を該機台の長手方向において２分割する
とともに、分割した両作業部を前記各コーミングヘッド
を駆動するためのメインモータが設けられた駆動部の両
側に対称に配設し、該駆動部には前記メインモータの駆
動力を前記各作業部毎に伝達可能な駆動力伝達手段を設
け、さらに前記各作業部の各コーミングヘッドで作られ
たスライバを各作業部毎に複数本束ねてドラフトした後
ケンス内に収めるコイラ装置を装備した製品収納部を設
け、該製品収納部をそれぞれ対応する各作業部から等距
離で且つ当該各作業部の端部の位置に配設したことを特
徴とするコーマ。 - 【請求項２】前記製品収納部は機台中央、前記駆動部の
前側に配設されている特許請求の範囲第１項に記載のコ
ーマ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59068222A JPH0726254B2 (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | コーマ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59068222A JPH0726254B2 (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | コーマ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60215818A JPS60215818A (ja) | 1985-10-29 |
| JPH0726254B2 true JPH0726254B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=13367561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59068222A Expired - Lifetime JPH0726254B2 (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | コーマ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726254B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020039708A1 (ja) | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 国立大学法人九州大学 | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
| WO2022096222A1 (de) * | 2020-11-09 | 2022-05-12 | TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG | Kämmmaschine |
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|---|---|---|---|---|
| JP3084767B2 (ja) * | 1991-02-19 | 2000-09-04 | 豊和工業株式会社 | コーマ |
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| JP5589800B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2014-09-17 | 株式会社豊田自動織機 | コーマ |
| JP5853994B2 (ja) * | 2013-05-30 | 2016-02-09 | 株式会社豊田自動織機 | コーマ |
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| CH714580A2 (de) * | 2018-01-23 | 2019-07-31 | Rieter Ag Maschf | Kämmmaschine mit einem Getriebe in Modulbauweise. |
| DE102021104363A1 (de) * | 2021-02-24 | 2022-08-25 | Trützschler GmbH & Co Kommanditgesellschaft | Abwickelwalzenanordnung für eine Kämmmaschine und damit ausgestattete Kämmmaschine |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5136380A (en) * | 1974-09-20 | 1976-03-27 | Tachibana Seisakusho Kk | Kosokujutenhoho oyobi sochi |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP59068222A patent/JPH0726254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020039708A1 (ja) | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 国立大学法人九州大学 | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS60215818A (ja) | 1985-10-29 |
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