JP3084767B2 - コーマ - Google Patents

コーマ

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JP3084767B2
JP3084767B2 JP03047731A JP4773191A JP3084767B2 JP 3084767 B2 JP3084767 B2 JP 3084767B2 JP 03047731 A JP03047731 A JP 03047731A JP 4773191 A JP4773191 A JP 4773191A JP 3084767 B2 JP3084767 B2 JP 3084767B2
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coiler
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勝敏 岸
芳春 戸本
繁征 館
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一対のコイラ装置を備
えたコーマに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対(2つ)のコイラ装置を備え
たコーマ51として図5,6に示すものが知られてい
る。このコーマ51では機台長手方向と直交して、2つ
のコイラ装置10A,10Bが並設してある。各コーミ
ングヘッド2から紡出された複数本の繊維スライバ3
(ドラフト前のコーマスライバを指す)はスライバテー
ブル4上に平行に整列されて移送され、スライバテーブ
ル4端で斜め上方へ持ち上げられてドラフト装置30で
ドラフトされた後、集束されて2本のコーマスライバ1
2a,12bとなる。このコーマスライバ12a,12
bは更に上方へ持ち上げられ、夫々ガイドローラ52と
U字状のガイドプレート53を介してコイラ装置10
A,10Bへと導かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置では、ド
ラフト後のコーマスライバ12a,12bはドラフト装
置30の出口、ガイドローラ52及びガイドプレート5
3の先端でその進行方向が変えられている。コーマスラ
イバ12a,12bは厚みを持っているので、ガイドロ
ーラ52やガイドプレート53のような固定の案内部材
でその進行方向を変更すると、案内部材に接している側
と接していない側では移動距離が大きく異なり、スライ
バ斑を生じる問題があった。更に、ドラフト装置30が
繊維スライバ3の斜め持ち上げ経路の途中にあって、ド
ラフト後のコーマスライバ12a,12bをコイラ装置
10A,10Bまで運ぶ移送距離が長いために風綿等が
混入するおそれも高いという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では一対のコイ
ラ装置を備えたコーマにおいて、ドラフト後のコイラー
スライバのスライバ斑を抑えることのできるコーマを提
供するもので、機台長手方向に沿うスライバテーブル上
を移送される複数本の繊維スライバを上方へ持上げてス
ライバテーブル前方のドラフト装置でドラフトして2本
のコーマスライバとし、これらを夫々別々のコイラ装置
を介して別々のケンスに収容するコーマにおいて、スラ
イバテーブルの前方に、機台長手方向に2つのコイラ装
置を並設し、各コイラ装置は、夫々コイラディスクのス
ライバ入口上方にトランペットを設けると共に、各トラ
ンペット上方にはガイドローラを設け、これらのコイラ
装置の内、スライバテーブルに近い側のコイラ装置上方
、そのコイラ装置のガイドローラに接近してドラフト
装置を配設して各コイラ装置のスライバ入口がドラフト
装置のまっすぐ前方下方となるようにし、ドラフト装置
の出口からのコーマスライバを、各コイラ装置において
前記ガイドローラにより対応するトランペットに向けて
進路を変えるように構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記コーマによれば、スライバテーブル上を移
送されてくる複数本の繊維スライバを斜め上方へ持ち上
げコイラ装置上方のドラフト装置でドラフトし、集束し
て2本のコーマスライバとする。2本のコーマスライバ
はドラフト装置の出口において機台幅方向に大きく進行
方向を変えることなく夫々と対応して機台長手方向に並
設されたコイラ装置へと導かれる。
【0006】
【実施例】図3に示すように機台1の長手方向(左右方
向)に複数(例えば8個)のコーミングヘッド2が並設
されている。コーミングヘッド2の前側(図3下側)に
は機台長手方向に沿って、各ヘッド2から紡出される複
数本の繊維スライバ3を平行に整列移送するスライバテ
ーブル4が配設してある。スライバテーブル4の前端前
方には図2に示すように積極回転するフィードローラ5
と、これに圧接回転するトップローラ6が配設してあ
る。トップローラ6の前方にはフランジ付のアッパーロ
ーラ7が積極回転するように設けてある。
【0007】アッパーローラ7の前方には2つのコイラ
装置10A,10Bが機台長手方向に並設されている。
各コイラ装置10A,10Bは同一のものであるので一
方について説明する。コイラ装置10Aは周知のように
ケンス11上方で回転し、コーマスライバ12aを案内
するコイラディスク13と、ケンス11下面を受けてケ
ンス11を回転させるカンテーブル14(図4)とを備
えている。コイラディスク13は図4に示すようにメイ
ンモータ(図示せず)により回転されるフロントローラ
32からギヤ列、ベルト伝動機構等により構成される第
1駆動系Aを介して回転駆動されるようになっている。
またカンテーブル14は第1駆動系Aの中間軸15から
ギヤ列、チェン伝動機構等で構成される第2駆動系Bを
介して回転されるようにしてある。
【0008】各コイラディスク13のスライバ入口13
a鉛直上方には、夫々一対のカレンダローラ20,21
がブラケット22,23に回動自在に支持してある。各
対の一方のカレンダローラ20はフレーム19に固定の
ブラケット22に支持され、他方は固定のブラケット2
2に対して開閉するブラケット23に支持され、固定側
のカレンダローラ20に対して開閉側のものが圧接され
ている。固定ブラケット22からトランペット24が支
持され、コイラディスク13のスライバ入口13aの鉛
直上方に位置している。各一対のカレンダローラ20,
21は図4に示すように互いに前記ブラケット22,2
3内においてギヤ噛合しており、一方のカレンダローラ
20が前記中間軸15との間でベルト伝動機構25を介
して回転されるようになっている。ブラケット22上面
にはフランジ付のガイドローラ26が回動自在に支持し
てある。2つのガイドローラ26の機台長手方向中間に
は前記中間軸15先端に一体連結したスライバガイドロ
ーラ27が配置してある。
【0009】スライバテーブル4に近い側のコイラ装置
10Aの上方には、ガイドローラ26に接近してフレー
ム19上にドラフト装置30が設けてある。ドラフト装
置30はドラフト下流から上下一対のドローカレンダロ
ーラ31、フロントローラ32、ミドルローラ33、バ
ックローラ34を備え、ドローカレンダローラ31とフ
ロントローラ32との間にはフリース収束のためのトラ
ンペット35とフリースガイド36が一対設けてある。
各ボトムローラは図4に示すギヤ列37〜39によって
夫々回転駆動されるようになっている。そして前記コイ
ラ装置10A,10B上方2つのトランペット24をつ
なぐ直線L両側にドラフト装置30の2つのトランペッ
ト35が夫々配置されるようになっている。
【0010】ドラフト装置30のバックローラ34への
入口と、アッパーローラ7との間には、複数の繊維スラ
イバ3を斜め上方へ案内するとい40が設けてある。と
い40はスライバテーブル4上を整列して移送されてき
た複数本の繊維スライバ3の機台幅方向の進路をまった
く変更することのないように、スライバテーブル4のま
っすぐ前方に配置してある。また、このとい40は幅方
向中央に8本の繊維スライバ3を4本ずつに分ける仕切
板41が設けてある。
【0011】各コーミングヘッド2から紡出された複数
本の繊維スライバ3はスライバテーブル4上で平行に整
列されて前方へ移送され、フィードローラ5とトップロ
ーラ6にはさまれてアッパーローラ7へ移送され、アッ
パーローラ7で斜め上方へ進行方向が変えられる。アッ
パーローラ7の中央フランジ7aにより8本の繊維スラ
イバ3は4本ずつに分けられる。バックローラ34の回
転による引上げとフィードローラ5による送り出しによ
って繊維スライバ3はとい40に沿って斜めに引き上げ
られ、ドラフトされた後フリースガイド36とトランペ
ット35で収束されて2本のコーマスライバ12a,1
2bとなる。ドローカレンダローラ31により2本のコ
ーマスライバ12a,12bは前方へ引出され、一本は
ドラフト装置30に近い側のガイドローラ26を経てコ
イラ装置10A上方のトランペット24から対応したカ
レンダローラ20,21へと導かれ、他方はスライバガ
イドローラ27で中間を支持されて遠い側の積極駆動さ
れるガイドローラ26を経てコイラ装置10B上方のト
ランペット24から対応したカレンダローラ20,21
へと導かれる。ガイドローラ27は風綿の堆積、混入が
なく、かつ一定のテンションでスライバを送るので、ス
ライバ斑が少ない。
【0012】ドラフト装置30から紡出される2本のコ
ーマスライバ12a,12bはドラフト装置30のまっ
すぐ前方下方に2つのコイラ装置10A,10Bのスラ
イバ入口13aが位置しているため、ドローカレンダロ
ーラ31の出入口部分で機台1の幅方向に極めて僅かに
進路が変更されているだけであり、ドローカレンダロー
ラ31での僅かな進路変更の後は、カレンダローラ2
0,21上方のガイドローラ26で上下方向に進路が変
えられるだけであるので、コーマスライバ12a,12
bの上下方向の進路変更箇所も従来に比べて少なく、ス
ライバ斑が減少されることになる。これに加えてドラフ
ト装置30と各コイラ装置10A,10Bまでの距離が
従来より短くなっているため風綿等の混入も減少され
る。
【0013】尚、この実施例ではコイラ装置10A,1
0B上方2つのトランペット24をつなぐ直線Lの両側
に、ドラフト装置30の2つのトランペット35が位置
するようにしたが、ドラフト装置30のトランペット3
5が直線L上にあるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明装置によれば、コ
イラ装置を一対有するコーマにおいてドラフト装置から
出る2本のコーマスライバの幅方向の進路変更が僅かと
なり、また、上下方向の進路変更個所を少なくできるの
で、スライバ斑を減少させることができ、更にドラフト
装置出口からコイラ装置のスライバ入口までの距離が短
縮されたのでこの部分での風綿混入のおそれも少なくな
り、2つのケンスに収容されるコーマスライバの品質を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイラ装置の平面図である。
【図2】図1の側断面図である
【図3】コーマ全体平面図である。
【図4】駆動関係を示す斜視図である。
【図5】従来のコーマの平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
1 機台、 3 繊維スライバ、 4 スライバテーブ
ル、 10A,10B コイラ装置、 11 ケンス、 12a,12b コーマスライバ、 30 ドラフト装
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01G 27/00 D01G 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台長手方向に沿うスライバテーブル上
    を移送される複数本の繊維スライバを上方へ持上げてス
    ライバテーブル前方のドラフト装置でドラフトして2本
    のコーマスライバとし、これらを夫々別々のコイラ装置
    を介して別々のケンスに収容するコーマにおいて、スラ
    イバテーブルの前方に、機台長手方向に2つのコイラ装
    置を並設し、各コイラ装置は、夫々コイラディスクのス
    ライバ入口上方にトランペットを設けると共に、各トラ
    ンペット上方にはガイドローラを設け、これらのコイラ
    装置の内、スライバテーブルに近い側のコイラ装置上方
    、そのコイラ装置のガイドローラに接近してドラフト
    装置を配設して各コイラ装置のスライバ入口がドラフト
    装置のまっすぐ前方下方となるようにし、ドラフト装置
    の出口からのコーマスライバを、各コイラ装置において
    前記ガイドローラにより対応するトランペットに向けて
    進路を変えるように構成したことを特徴とするコーマ。
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