JPH0726235Y2 - 船積土砂の陸揚げ装置 - Google Patents

船積土砂の陸揚げ装置

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JPH0726235Y2
JPH0726235Y2 JP7395089U JP7395089U JPH0726235Y2 JP H0726235 Y2 JPH0726235 Y2 JP H0726235Y2 JP 7395089 U JP7395089 U JP 7395089U JP 7395089 U JP7395089 U JP 7395089U JP H0726235 Y2 JPH0726235 Y2 JP H0726235Y2
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和雄 柴坂
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、浚渫船等の船内土砂槽に積載した土砂を陸
地に陸上げする陸揚げ装置、特に散水装置に関するもの
である。
第5図は従来の船積土砂の陸揚げ装置による土砂の陸揚
げ状態を示すもので、1は浚渫船または土砂運搬船のよ
うな船、2は同船に設けた土砂槽で、この槽に、海底や
湖底などを浚渫して得られた土砂を積載している。
また、土砂槽2の底部は傾斜角θが約3〜5°の下り勾
配となり、その前端にピット3を設け、このピット3に
陸揚用サンドポンプ4の吸込口を連通させ、このポンプ
4の吐出口に配送管5を連結して、土砂槽2の土砂をサ
ンドポンプ4で吸出し、配送管5をへて目的の場所6へ
排出する。
しかし、上記の土砂槽2中の土砂は水が除去された状態
であるため、このままサンドポンプ4を稼動しても土砂
は吸込めない。
このため、土砂槽2の後方上に散水装置7を設けて、そ
のノズル8から土砂槽2へ向けて散水し、土砂に水分を
与えて流動状とすると共ににピット3へ移動させてポン
プ4に吸込ませるようにしている。
上記の散水装置7は第6図乃至第8図のようなもので、
散水用ノズル8は、外周にハンドル10を固定した基部管
11に軸線が下向きに傾斜した状態で固定され、基部管11
は回転継手管12に回動自在に連結されているから、ハン
ドル10を回動することによって基部管11の軸線まわりに
回動する。
また回転継手管12はT型継手管13を介して送水本管14に
立に設けた90°曲管15に水平に取付けた回転継手管16に
連結されており、回転継手管12に固定した取付部材17に
連結された油圧シリンダ18を収縮することによって第7
図の鎖線のように、鉛直方向に揺動させる。
上記のようなノズル8の方向の制御は作業者がノズル8
から噴出する噴流の方向を見定めながら、ハンドル10の
回動と油圧シリンダ18の操作により行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の散水装置7は、ノズル8の方向制御
をハンドル操作と油圧シリンダの操作の二つの操作によ
り行わなければならない。
すなわち、油圧シリンダ18によりノズル8を上下方向の
所定の向きにして固定し、つぎに、ハンドル10を回転操
作してノズル8を左右方向に動かしながら噴流を目標方
向に指向させて土砂槽2内の土砂を排砂するという二つ
の別々の操作を行う必要があるので、操作が面倒で熟練
者を要するとともに排砂効率上においても問題がある。
この考案の課題は上記の問題点を解決して、熟練者でな
くとも簡単容易に操作でき、かつ土砂排出効率を向上さ
せることができる装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は船積土砂の陸
揚げ装置に用いる散水装置として、箱形ケースを、その
両側の支承部材を介して船上のフレームに回動自在に支
承せしめ、一側の支承部材は箱形ケース内に通じる中空
とすると共に、この中空の支承部材を送水管に連通さ
せ、さらに上記箱形ケースには、同箱形ケースの回動方
向とほぼ直交する方向に回動する基部管を貫通せしめ
て、この基部管に箱形ケースに連通する連通孔を設け、
基部管の一端に基部管回動用のハンドル、他端に噴出ノ
ズルを設けたことである。
〔作用〕
この考案の装置は上記の構成であり、その作用を説明す
れば、水は送水管から中空の支承部材を経て基部管に入
りノズルから噴出する。
ここで、ハンドルに手をかけてこれを引き上げると、箱
形ケースが、支承部材を支点として回動し、この回動に
よってノズルが下向きとなる。一方、ハンドルを下げる
と、ノズルは上向きとなる。
このように引き上げ、引き下げによってノズルが上向き
のときは土砂槽の前方に水を噴射し、下向きのときは土
砂槽の手前に水を噴射する。
また、ハンドルを回動すると、基部管が箱形ケースを支
点として回動し、この回動によって、ノズルが土砂槽の
左右方向に指向して、左右方向に水を噴射する。
以上のように、1個のハンドルのみの操作で、ノズルの
向き、すなわち、上下方向及び左右方向に自在に動かす
ことができ、これによってノズルからの水の噴流を目標
の方向に簡単かつ容易に向けることができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
る。
図において、21は海水、湖水をポンプ(図示省略)によ
って送水する送水本管であり、22は送水本管21上に設け
たフレーム23に支承部材24、25を介して回動自在に支承
せしめた箱形ケースである。
この箱形ケース22の一側の支承部材24は、ケース22の側
壁28に設けた軸26をフレーム23に設けた軸受取付台20上
の軸受27で支持したものからなり、他側の支持部材25
は、フレーム23の他側に固定した水平管29の外側に固定
したつば付スリーブ30の外側に、箱形ケース22の他方の
側壁32の開口をベアリング31を支承せしめてなるもの
で、水平管29の外周とスリーブ30の内周の間およびスリ
ーブ30の外周と側壁32の開口の間には水密を保つための
パッキンを介在させる。
上記水平管29の外端は90°曲管33により前記送水本管21
上の開閉バルブ34に接続する。
35は前記箱形ケース22の中央を前後方向に貫通する基部
管で、この基部管35の外周前後に固定したスリーブ40、
41を、前後のベアリング36、37により、ケース22の前後
の端壁38、39に設けた開口に回動自在および軸方向移動
不可に支承せしめ、パッキンにより水密を保持せしめ
る。
上記基部管35の前端には下方へ傾斜したノズル42を固定
し、基部管35の後端は蓋43で閉じ、この蓋にハンドル44
を固定する。
また、基部管35の中間部にはケース22内と基部管35内を
連通させる連通孔45を設ける。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
開閉バルビ34を開くと、水は送水本管21→バルブ34→90
°曲管33→水平管29と流れて箱形ケース22内に流入し、
連通孔45から基部管35内に入って、その先端のノズル42
から噴出する。
ここで、ハンドル44に手をかけてこれを引き上げると、
箱形ケース22が支承部材24、25を支点として回動し、こ
の回動によってノズル42が下向きとなる。また、ハンド
ル44を下げると、ノズル42は上向きとなる。
また、ハンドル44を回動すると、基部管35が箱形ケース
22を支点として回動し、この回動によって、ノズル42が
左右方向に指向する。
従って、この実施例の散水装置を第5図に示す船1に設
けた散水装置7の位置に据え付けることにより土砂槽2
内の前後左右のあらゆる方向に向けて散水を行える。
なお、第1図の46は箱形ケース22の振れ止め機構で、こ
れはフレーム23上の軸受取付台20の側面に軸26の軸心を
中心とする円周上(約90°の範囲)に、等間隔に10個程
度のピン孔47を設けるとともに、軸26端に貫通孔49を有
するレバー48を設けたものであり、必要により、貫通孔
49と所定のピン孔47にピン50を差し込んで、箱形ケース
22の回動すなわちノズル42を所定位置(上下方向)に停
止させるのである。
また、第3図の51は基部管35の回り止め機構で、これは
箱形ケース22に回り止め板52を設け、この板の基部管35
の回転軸心を中心とする円周上(約90°の範囲)に、等
間隔に10個程度のピン孔53を設けるとともに、基部管35
に貫通孔55を有するピン孔53を設けるとともに、基部管
35に貫通孔55を有するレバー54を設けたものであり、必
要により貫通孔55と所定のピン孔53にピン56を差し込ん
で、基部管35の回動すなわち、ノズル42を所定位置(左
右方向)に停止させるのである。
また、上記実施例では散水装置を土砂槽の後方寄り船上
に1個設けたものについて述べたが、間隔をおいて2個
を設けてもよく、また土砂槽の両側にも1〜2個づつ設
けることもできる。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成と作用を有するもので、以
下に記載したような効果を奏する。
1個のハンドルの操作で、ノズルを上下方向と左右方向
に動かすことができるから、熟練者でなくともノズルか
らの噴流を目標とする方向に簡単、容易に向けることが
できる。
また、1個のハンドルで二つの操作を同時に行なうこと
によってノズルからの水の噴出方向を的確かつ迅速に目
標の方向に指向させることができるから、土砂を効率よ
く移動排出させることができる。従って土砂の陸揚げ作
業時間を短縮化できる。
さらに、1個のハンドルで、ノズルの左右方向制御を行
うようにしたから、従来のような油圧シリンダ、油圧発
生装置等が省略されて構造が著しく簡単となり、その製
作コスト安価につくとともに、そのメンテナンス性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置の一部縦断正面図、第2図は同上
の側面図、第3図は同じく要部の縦断側面図、第4図は
平面図、第5図は従来の浚渫船の要部縦断側面図、第6
図は従来の散水装置の正面図、第7図は同上の一部縦断
側面図、第8図は同じく平面図である。 1……船、2……土砂槽、4……サンドポンプ、5……
配送管、21……送水本管、22……箱形ケース、23……フ
レーム、24、25……支承部材、26……軸、29……水平
管、33……90°曲管、34……開閉バルブ、35……基部
管、42……ノズル、43……蓋、44……ハンドル。45……
連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船内の土砂槽に積載された土砂を散水装置
    により切り崩し、この切り崩された土砂を水とともにサ
    ンドポンプにより陸地に陸揚げするようにした船内積載
    土砂の陸揚げ装置において、前記散水装置として、箱形
    ケースを、その両側の支承部材を介して船上のフレーム
    に回動自在に支承せしめ、一側の支承部材は箱形ケース
    内に通じる中空とすると共に、この中空の支承部材を送
    水管に連通させ、さらに上記箱形ケースには、同箱形ケ
    ースの回動方向とほぼ直交する方向に回動する基部管を
    貫通せしめて、この基部管に箱形ケースに連通する連通
    孔を設け、基部管の一端に基部管回動用のハンドル、他
    端に噴出ノズルを設けた船積土砂の陸揚げ装置。
JP7395089U 1989-06-23 1989-06-23 船積土砂の陸揚げ装置 Expired - Lifetime JPH0726235Y2 (ja)

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JPH0311996U JPH0311996U (ja) 1991-02-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102596706A (zh) * 2009-09-03 2012-07-18 维金卓京有限公司 用于沙子运输和流体化卸载的散装货船的装置

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