JPH07262332A - 非接触交信装置 - Google Patents
非接触交信装置Info
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- JPH07262332A JPH07262332A JP6051670A JP5167094A JPH07262332A JP H07262332 A JPH07262332 A JP H07262332A JP 6051670 A JP6051670 A JP 6051670A JP 5167094 A JP5167094 A JP 5167094A JP H07262332 A JPH07262332 A JP H07262332A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
- G06K7/10009—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves
- G06K7/10366—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves the interrogation device being adapted for miscellaneous applications
- G06K7/10415—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves the interrogation device being adapted for miscellaneous applications the interrogation device being fixed in its position, such as an access control device for reading wireless access cards, or a wireless ATM
- G06K7/10425—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves the interrogation device being adapted for miscellaneous applications the interrogation device being fixed in its position, such as an access control device for reading wireless access cards, or a wireless ATM the interrogation device being arranged for interrogation of record carriers passing by the interrogation device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】アンテナを複数組み合わせることによって使用
状況に応じて異なる形状の通信可能範囲を自由に設定で
きるようにし、製造コストの削減を図る。 【構成】データキャリア2を取り付けた移動体1を搬送
するコンベア7の一部にアンテナユニットAN1〜AN
3を設置し、これらアンテナユニットAN1〜AN3の
いずれかを択一的に有効にするコントローラ6を備え
る。コントローラ6は、コンベア7上における移動体1
の移動に伴ってアンテナユニットAN1から順にアンテ
ナユニットAN2,AN3を順次切り換えて有効にし、
アンテナユニットAN1〜AN3のそれぞれとデータキ
ャリア2との間でデータ交信処理を継続して行う。
状況に応じて異なる形状の通信可能範囲を自由に設定で
きるようにし、製造コストの削減を図る。 【構成】データキャリア2を取り付けた移動体1を搬送
するコンベア7の一部にアンテナユニットAN1〜AN
3を設置し、これらアンテナユニットAN1〜AN3の
いずれかを択一的に有効にするコントローラ6を備え
る。コントローラ6は、コンベア7上における移動体1
の移動に伴ってアンテナユニットAN1から順にアンテ
ナユニットAN2,AN3を順次切り換えて有効にし、
アンテナユニットAN1〜AN3のそれぞれとデータキ
ャリア2との間でデータ交信処理を継続して行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主装置が有するアン
テナと、このアンテナに対して相対的に移動する通信媒
体との間でデータを無線送受信する非接触交信装置に関
する。
テナと、このアンテナに対して相対的に移動する通信媒
体との間でデータを無線送受信する非接触交信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】主装置が有するアンテナによって構成さ
れる通信可能範囲に対して通信媒体を相対的に移動さ
せ、通信可能範囲内に侵入した通信媒体との間でデータ
を無線送受信する場合には、一連のデータの送受信が完
了するまで通信媒体が通信可能範囲内に存在することが
必要になる。例えば、コンベア上を搬送される複数の移
動体のそれぞれにデータキャリアを取り付け、コンベア
によって構成される搬送路の一部に設置したアンテナと
データキャリアとの間で移動体の特性等に関するデータ
の送受信を行うデータキャリアシステムでは、アンテナ
によって構成される通信可能範囲の搬送方向の幅に対し
て移動体の移動速度が早い場合やデータ通信時間が長い
場合には、データ通信が終了するまでに移動体に取り付
けたデータキャリアが通信可能範囲を外れ、データ通信
を完了することができない。
れる通信可能範囲に対して通信媒体を相対的に移動さ
せ、通信可能範囲内に侵入した通信媒体との間でデータ
を無線送受信する場合には、一連のデータの送受信が完
了するまで通信媒体が通信可能範囲内に存在することが
必要になる。例えば、コンベア上を搬送される複数の移
動体のそれぞれにデータキャリアを取り付け、コンベア
によって構成される搬送路の一部に設置したアンテナと
データキャリアとの間で移動体の特性等に関するデータ
の送受信を行うデータキャリアシステムでは、アンテナ
によって構成される通信可能範囲の搬送方向の幅に対し
て移動体の移動速度が早い場合やデータ通信時間が長い
場合には、データ通信が終了するまでに移動体に取り付
けたデータキャリアが通信可能範囲を外れ、データ通信
を完了することができない。
【0003】また、データキャリアを取り付けた移動体
を通信可能範囲内で一旦停止させた状態でデータの送受
信を行う場合であっても、移動体の搬送方向における通
信可能範囲の幅に対し、移動体の停止位置の誤差が大き
い場合にはアンテナとデータキャリアとの間でデータの
送受信を行うことができなくなる。このように、通信媒
体の移動方向についてアンテナが構成すべき通信可能範
囲の幅は、データ通信時間および通信媒体の移動速度等
によって異なるため、従来の非接触交信装置では、使用
状況に応じて通信媒体の移動方向に関する長さを延長し
た特殊形状のアンテナを製作し、通信媒体の移動に多少
の誤差を生じた場合であってもアンテナと通信媒体との
間のデータ通信が正確に行われるようにしていた。
を通信可能範囲内で一旦停止させた状態でデータの送受
信を行う場合であっても、移動体の搬送方向における通
信可能範囲の幅に対し、移動体の停止位置の誤差が大き
い場合にはアンテナとデータキャリアとの間でデータの
送受信を行うことができなくなる。このように、通信媒
体の移動方向についてアンテナが構成すべき通信可能範
囲の幅は、データ通信時間および通信媒体の移動速度等
によって異なるため、従来の非接触交信装置では、使用
状況に応じて通信媒体の移動方向に関する長さを延長し
た特殊形状のアンテナを製作し、通信媒体の移動に多少
の誤差を生じた場合であってもアンテナと通信媒体との
間のデータ通信が正確に行われるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用条
件ごとに形状の異なる特殊なアンテナを製作する場合、
各形状についての生産量が比較的少なくなって大量生産
に馴染まないため、製造コストの上昇を招く問題があっ
た。また、図8(A)に示すように、単一のアンテナ8
1により水平方向の長さLの長い通信可能範囲82を構
成すると、この通信可能範囲82の垂直方向の高さHは
長さLに略一致し、アンテナ81の上方に不必要な通信
可能範囲が形成されてしまう結果、複数の通信媒体が同
時に通信可能範囲82内に侵入する可能性が高くなる。
このことは、図8(A)の紙面方向についても同様であ
り、混信の発生により正確なデータの送受信を実行でき
なくなる問題があった。
件ごとに形状の異なる特殊なアンテナを製作する場合、
各形状についての生産量が比較的少なくなって大量生産
に馴染まないため、製造コストの上昇を招く問題があっ
た。また、図8(A)に示すように、単一のアンテナ8
1により水平方向の長さLの長い通信可能範囲82を構
成すると、この通信可能範囲82の垂直方向の高さHは
長さLに略一致し、アンテナ81の上方に不必要な通信
可能範囲が形成されてしまう結果、複数の通信媒体が同
時に通信可能範囲82内に侵入する可能性が高くなる。
このことは、図8(A)の紙面方向についても同様であ
り、混信の発生により正確なデータの送受信を実行でき
なくなる問題があった。
【0005】この発明の目的は、基本形状のアンテナを
組み合わせることによって使用条件に応じた形状の通信
可能範囲を構成できるようにすることにより、使用条件
ごとに異なる形状のアンテナを製造する必要をなくし、
基本形状のアンテナを多量生産できるようにし、製造コ
ストの削減を実現できるとともに、必要充分な大きさの
通信可能範囲を形成することができ、複数の通信媒体が
同時に通信可能範囲内に侵入して混信を生じることを防
止し、アンテナと通信媒体との間で正確なデータの送受
信を実行できる非接触交信装置を提供することにある。
組み合わせることによって使用条件に応じた形状の通信
可能範囲を構成できるようにすることにより、使用条件
ごとに異なる形状のアンテナを製造する必要をなくし、
基本形状のアンテナを多量生産できるようにし、製造コ
ストの削減を実現できるとともに、必要充分な大きさの
通信可能範囲を形成することができ、複数の通信媒体が
同時に通信可能範囲内に侵入して混信を生じることを防
止し、アンテナと通信媒体との間で正確なデータの送受
信を実行できる非接触交信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、アンテナによって構成される通信可能範囲内に侵入
した通信媒体との間でアンテナを介してデータの送受信
を実行する非接触交信装置において、それぞれの通信可
能範囲が一部において重複する複数のアンテナと、前記
複数のアンテナのいずれかを択一的に有効にして通信媒
体にレスポンスを要求するレスポンス要求データを送信
するレスポンス要求手段と、通信媒体から送信されたレ
スポンスを受信したアンテナを通信媒体との間の交信が
終了するまで継続して有効にするデータ交信手段と、通
信媒体からのレスポンスを受信しなかった時、または、
通信媒体との交信が中断した時に、順次他のアンテナを
切り換えて有効にするアンテナ切換手段と、を設けたこ
とを特徴とする。
は、アンテナによって構成される通信可能範囲内に侵入
した通信媒体との間でアンテナを介してデータの送受信
を実行する非接触交信装置において、それぞれの通信可
能範囲が一部において重複する複数のアンテナと、前記
複数のアンテナのいずれかを択一的に有効にして通信媒
体にレスポンスを要求するレスポンス要求データを送信
するレスポンス要求手段と、通信媒体から送信されたレ
スポンスを受信したアンテナを通信媒体との間の交信が
終了するまで継続して有効にするデータ交信手段と、通
信媒体からのレスポンスを受信しなかった時、または、
通信媒体との交信が中断した時に、順次他のアンテナを
切り換えて有効にするアンテナ切換手段と、を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に記載した発明は、前記複数のア
ンテナを、予め設定された通信媒体の通過方向に配置
し、前記レスポンス要求手段が、前記通過方向の最も上
流側にに配置されたアンテナからレスポンス要求データ
を送信するとともに、前記アンテナ切換手段が、通信媒
体との交信が中断した時に、有効にするアンテナを前記
通信媒体の通過方向の下流側に順次切り換えることを特
徴とする。
ンテナを、予め設定された通信媒体の通過方向に配置
し、前記レスポンス要求手段が、前記通過方向の最も上
流側にに配置されたアンテナからレスポンス要求データ
を送信するとともに、前記アンテナ切換手段が、通信媒
体との交信が中断した時に、有効にするアンテナを前記
通信媒体の通過方向の下流側に順次切り換えることを特
徴とする。
【0008】請求項3に記載した発明は、前記複数のア
ンテナが、少なくとも1つの基本アンテナユニットおよ
び単一または複数の増設アンテナユニットからなり、基
本アンテナユニットが、送受信コイルを含む送受信回路
と、主装置との接続用のインタフェースと、増設アンテ
ナユニットとの接続用のインタフェースと、前記レスポ
ンス要求手段、データ交信手段およびアンテナ切換手段
を含む制御回路と、から構成され、増設アンテナユニッ
トは、通信コイルを含む送受信回路と、他の増設アンテ
ナユニットとの接続用のインタフェースと、から構成さ
れることを特徴とする。
ンテナが、少なくとも1つの基本アンテナユニットおよ
び単一または複数の増設アンテナユニットからなり、基
本アンテナユニットが、送受信コイルを含む送受信回路
と、主装置との接続用のインタフェースと、増設アンテ
ナユニットとの接続用のインタフェースと、前記レスポ
ンス要求手段、データ交信手段およびアンテナ切換手段
を含む制御回路と、から構成され、増設アンテナユニッ
トは、通信コイルを含む送受信回路と、他の増設アンテ
ナユニットとの接続用のインタフェースと、から構成さ
れることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明においては、複数のア
ンテナにより所定範囲の通信可能範囲が形成される。レ
スポンス要求手段は通信可能範囲を構成する複数のアン
テナのいずれかから通信媒体に対してレスポンス要求デ
ータを送信する。データ交信手段は特定のアンテナから
送信したレスポンス要求データに対し、通信媒体から送
信されたレスポンスを受信すると、レスポンス要求手段
により有効にされたアンテナを継続的に有効にして通信
媒体との間の交信を実行する。アンテナ切換手段は、レ
スポンス要求手段によりアンテナから送信したレスポン
ス要求データに対するレスポンスを受信しなかった時、
または、データ交信手段による通信媒体との交信が中断
した時に、レスポンス要求手段またはデータ交信手段が
有効にすべきアンテナを順次切り換える。したがって、
いずれかのアンテナの通信可能範囲に通信媒体が侵入す
ると、そのアンテナとの間でデータの交信が開始され、
交信が終了する前に通信媒体がそのアンテナの通信可能
範囲から別のアンテナの通信可能範囲に移動すると、移
動後の通信可能範囲を構成するアンテナとの間でデータ
の交信が行われる。
ンテナにより所定範囲の通信可能範囲が形成される。レ
スポンス要求手段は通信可能範囲を構成する複数のアン
テナのいずれかから通信媒体に対してレスポンス要求デ
ータを送信する。データ交信手段は特定のアンテナから
送信したレスポンス要求データに対し、通信媒体から送
信されたレスポンスを受信すると、レスポンス要求手段
により有効にされたアンテナを継続的に有効にして通信
媒体との間の交信を実行する。アンテナ切換手段は、レ
スポンス要求手段によりアンテナから送信したレスポン
ス要求データに対するレスポンスを受信しなかった時、
または、データ交信手段による通信媒体との交信が中断
した時に、レスポンス要求手段またはデータ交信手段が
有効にすべきアンテナを順次切り換える。したがって、
いずれかのアンテナの通信可能範囲に通信媒体が侵入す
ると、そのアンテナとの間でデータの交信が開始され、
交信が終了する前に通信媒体がそのアンテナの通信可能
範囲から別のアンテナの通信可能範囲に移動すると、移
動後の通信可能範囲を構成するアンテナとの間でデータ
の交信が行われる。
【0010】請求項2に記載した発明においては、通信
媒体の通過方向に複数のアンテナが配置され、通過方向
の最も上流側に配置されたアンテナからレスポンス要求
データを送信して通信媒体の有無を判断する。通信媒体
が複数のアンテナによって構成される通信可能範囲内に
進入すると、通過方向の最も上流側に配置されたアンテ
ナがこれを検出し、このアンテナとの間でデータの送受
信が開始される。この後通信媒体が移動し、通過方向の
最も上流側に配置されたアンテナの通信可能範囲から外
れると、通過方向の下流側に位置するアンテナが有効に
される。したがって、通信媒体の通過に伴い、有効にさ
れるアンテナが順次下流側に切り換えられ、通信媒体と
のデータの交信が複数のアンテナにより継続される。
媒体の通過方向に複数のアンテナが配置され、通過方向
の最も上流側に配置されたアンテナからレスポンス要求
データを送信して通信媒体の有無を判断する。通信媒体
が複数のアンテナによって構成される通信可能範囲内に
進入すると、通過方向の最も上流側に配置されたアンテ
ナがこれを検出し、このアンテナとの間でデータの送受
信が開始される。この後通信媒体が移動し、通過方向の
最も上流側に配置されたアンテナの通信可能範囲から外
れると、通過方向の下流側に位置するアンテナが有効に
される。したがって、通信媒体の通過に伴い、有効にさ
れるアンテナが順次下流側に切り換えられ、通信媒体と
のデータの交信が複数のアンテナにより継続される。
【0011】請求項3に記載した発明においては、少な
くとも一つの基本アンテナユニットと単一または複数の
増設アンテナユニットの接続により任意の大きさの通信
可能範囲が形成される。基本アンテナユニットにはレス
ポンス要求手段、データ交信手段およびアンテナ切換手
段を含む制御回路が設けられている。したがって、基本
アンテナユニットに接続された単一または複数の増設ア
ンテナユニットは、基本アンテナユニットの制御回路に
より制御され、それぞれの増設アンテナユニットは自己
が構成する通信可能範囲内に通信媒体が位置している間
にその通信媒体とデータの交信を行う。
くとも一つの基本アンテナユニットと単一または複数の
増設アンテナユニットの接続により任意の大きさの通信
可能範囲が形成される。基本アンテナユニットにはレス
ポンス要求手段、データ交信手段およびアンテナ切換手
段を含む制御回路が設けられている。したがって、基本
アンテナユニットに接続された単一または複数の増設ア
ンテナユニットは、基本アンテナユニットの制御回路に
より制御され、それぞれの増設アンテナユニットは自己
が構成する通信可能範囲内に通信媒体が位置している間
にその通信媒体とデータの交信を行う。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係るデータ通信方式が実施
される装置の構成図である。この装置は、コンベア10
上を移動する移動体(物品)3の側面に取り付けられて
いるデータキャリア(タグ)2と、このデータキャリア
2に対して近接対向する位置に配置されるアンテナ1
と、このアンテナ1における送受信を制御するコントロ
ーラ6とで構成されている。アンテナ1は、3個の同一
形状のアンテナユニットAN1〜AN3を移動体3の搬
送方向に配置して構成されており、アンテナユニットA
N1〜AN3のそれぞれは、通信エリア5a〜5cを形
成している。この通信エリア5a〜5c内にデータキャ
リア2が侵入してくると、その存在を検出してデータキ
ャリア2との間で通信を行う。アンテナユニットAN1
〜AN3のそれぞれは、伝送ライン4a〜4cを介して
コントローラ6に接続されている。
される装置の構成図である。この装置は、コンベア10
上を移動する移動体(物品)3の側面に取り付けられて
いるデータキャリア(タグ)2と、このデータキャリア
2に対して近接対向する位置に配置されるアンテナ1
と、このアンテナ1における送受信を制御するコントロ
ーラ6とで構成されている。アンテナ1は、3個の同一
形状のアンテナユニットAN1〜AN3を移動体3の搬
送方向に配置して構成されており、アンテナユニットA
N1〜AN3のそれぞれは、通信エリア5a〜5cを形
成している。この通信エリア5a〜5c内にデータキャ
リア2が侵入してくると、その存在を検出してデータキ
ャリア2との間で通信を行う。アンテナユニットAN1
〜AN3のそれぞれは、伝送ライン4a〜4cを介して
コントローラ6に接続されている。
【0013】図2は、上記装置を構成するアンテナおよ
びデータキャリアのブロック図である。アンテナユニッ
トAN1〜AN3のそれぞれは、制御回路11、送受信
回路12、インタフェース13および電源14により構
成されている。送受信回路12は、送受信用のコイルL
1を有し、データキャリア2の送受信回路18と電磁結
合することによって通信を行う。制御回路11は、デー
タの送信制御および受信制御とともに、伝送ライン4a
〜4cを介して接続されたコントローラ6との間でデー
タのやり取りを行う。コントローラ6は後述する処理に
より、データキャリア2との間で通信を行うべきアンテ
ナユニットAN1〜AN3のいずれかを選択して有効に
する。
びデータキャリアのブロック図である。アンテナユニッ
トAN1〜AN3のそれぞれは、制御回路11、送受信
回路12、インタフェース13および電源14により構
成されている。送受信回路12は、送受信用のコイルL
1を有し、データキャリア2の送受信回路18と電磁結
合することによって通信を行う。制御回路11は、デー
タの送信制御および受信制御とともに、伝送ライン4a
〜4cを介して接続されたコントローラ6との間でデー
タのやり取りを行う。コントローラ6は後述する処理に
より、データキャリア2との間で通信を行うべきアンテ
ナユニットAN1〜AN3のいずれかを選択して有効に
する。
【0014】データキャリア2は、制御回路16、メモ
リ17、送受信回路18および電源回路19により構成
されている。制御回路16は、送受信回路18に対し送
信すべきデータを送ったり、送受信回路18で受信した
データを取り込んでメモリ17に記憶したりする制御を
行う。メモリ17は、アンテナユニットAN1〜AN3
に送信すべきデータを記憶したり、アンテナユニットA
N1〜AN3から受信したデータを格納する領域などが
割り当てられている。送受信回路18は、アンテナユニ
ットAN1〜AN3の送受信回路12と電磁結合によっ
て通信を行う。電源回路19は、これらの要素に対して
電源を供給する。
リ17、送受信回路18および電源回路19により構成
されている。制御回路16は、送受信回路18に対し送
信すべきデータを送ったり、送受信回路18で受信した
データを取り込んでメモリ17に記憶したりする制御を
行う。メモリ17は、アンテナユニットAN1〜AN3
に送信すべきデータを記憶したり、アンテナユニットA
N1〜AN3から受信したデータを格納する領域などが
割り当てられている。送受信回路18は、アンテナユニ
ットAN1〜AN3の送受信回路12と電磁結合によっ
て通信を行う。電源回路19は、これらの要素に対して
電源を供給する。
【0015】図3は、上記コントローラの処理手順を示
すフローチャートである。コントローラ6は、まずアン
テナ番号ANに1を設定し(n1)、移動体3の搬送方
向の最も上流側に位置するアンテナユニットAN1から
レスポンス要求を送信する(n2)。このアンテナユニ
ットAN1からのレスポンス要求の送信は、データキャ
リア2からのレスポンスを受信するまで継続して行われ
る(n3)。レスポンス要求を送信したアンテナユニッ
トAN1がデータキャリア2から送信されたレスポンス
を受信すると、所定のコマンドデータをこのアンテナユ
ニットAN1から順に送信する(n4〜n7)。このコ
マンドデータの送信は、レスポンスを受信するまでM回
繰り返して行われる(n5〜n7,n9,n10)。
すフローチャートである。コントローラ6は、まずアン
テナ番号ANに1を設定し(n1)、移動体3の搬送方
向の最も上流側に位置するアンテナユニットAN1から
レスポンス要求を送信する(n2)。このアンテナユニ
ットAN1からのレスポンス要求の送信は、データキャ
リア2からのレスポンスを受信するまで継続して行われ
る(n3)。レスポンス要求を送信したアンテナユニッ
トAN1がデータキャリア2から送信されたレスポンス
を受信すると、所定のコマンドデータをこのアンテナユ
ニットAN1から順に送信する(n4〜n7)。このコ
マンドデータの送信は、レスポンスを受信するまでM回
繰り返して行われる(n5〜n7,n9,n10)。
【0016】アンテナからデータキャリアとの間で行う
べきデータ交信処理は複数のコマンドによって構成され
ており、各コマンドについてデータキャリア2からレス
ポンスが送信されるごとに次のコマンドを送信する(n
8)。所定回数M回のリトライにおいてもレスポンスを
受信しなかった場合には1つ下流側に位置するアンテナ
ユニットAN2を設定してコマンドの送信を行う(n1
1)。
べきデータ交信処理は複数のコマンドによって構成され
ており、各コマンドについてデータキャリア2からレス
ポンスが送信されるごとに次のコマンドを送信する(n
8)。所定回数M回のリトライにおいてもレスポンスを
受信しなかった場合には1つ下流側に位置するアンテナ
ユニットAN2を設定してコマンドの送信を行う(n1
1)。
【0017】以上の処理により、移動体3の搬送方向に
おける最も上流側に位置するアンテナユニットAN1に
おいてデータキャリア2の通信可能範囲5a内への侵入
を待機し、アンテナユニットAN1の通信可能範囲5a
内にデータキャリア2が侵入すると、このアンテナユニ
ットAN1とデータキャリア2との間でデータの交信処
理を開始する。データの交信処理が終了する前に移動体
3が搬送方向に移動し、データキャリア2がアンテナユ
ニットAN1の通信可能範囲から外れると、アンテナユ
ニットAN1はデータの交信処理を行うことができなく
なり、データキャリア2からレスポンスが送信されなく
なる。この時、コントローラ6は、データの交信を行う
アンテナユニットを1つ下流側のアンテナユニットAN
2に切り換え、レスポンスを受信できなかったコマンド
からデータの交信処理を再開する。
おける最も上流側に位置するアンテナユニットAN1に
おいてデータキャリア2の通信可能範囲5a内への侵入
を待機し、アンテナユニットAN1の通信可能範囲5a
内にデータキャリア2が侵入すると、このアンテナユニ
ットAN1とデータキャリア2との間でデータの交信処
理を開始する。データの交信処理が終了する前に移動体
3が搬送方向に移動し、データキャリア2がアンテナユ
ニットAN1の通信可能範囲から外れると、アンテナユ
ニットAN1はデータの交信処理を行うことができなく
なり、データキャリア2からレスポンスが送信されなく
なる。この時、コントローラ6は、データの交信を行う
アンテナユニットを1つ下流側のアンテナユニットAN
2に切り換え、レスポンスを受信できなかったコマンド
からデータの交信処理を再開する。
【0018】更に、データの交信処理が完了する前に移
動体3の移動によりデータキャリア2がアンテナユニッ
トAN2の通信可能範囲から外れると、コントローラ6
は同様にして更に1つ下流側に位置するアンテナユニッ
トAN3によりコマンドの送信を行う。このように、移
動体3の搬送方向の最も上流側に位置するアンテナユニ
ットAN1から順次下流側に位置するアンテナユニット
に切り換えてデータキャリア2とのデータの交信処理が
行われる。したがって、それぞれのアンテナユニットA
N1〜AN3は比較的狭い範囲の通信可能範囲5a〜5
cを構成する同一形状のアンテナユニットとすることが
でき、その設置個数はデータの交信処理に必要な時間お
よび移動体3の移動速度を考慮して任意に設定すること
ができる。
動体3の移動によりデータキャリア2がアンテナユニッ
トAN2の通信可能範囲から外れると、コントローラ6
は同様にして更に1つ下流側に位置するアンテナユニッ
トAN3によりコマンドの送信を行う。このように、移
動体3の搬送方向の最も上流側に位置するアンテナユニ
ットAN1から順次下流側に位置するアンテナユニット
に切り換えてデータキャリア2とのデータの交信処理が
行われる。したがって、それぞれのアンテナユニットA
N1〜AN3は比較的狭い範囲の通信可能範囲5a〜5
cを構成する同一形状のアンテナユニットとすることが
でき、その設置個数はデータの交信処理に必要な時間お
よび移動体3の移動速度を考慮して任意に設定すること
ができる。
【0019】図4は、この発明の別の実施例に係るアン
テナの配置状態を示す図である。たとえば、パスゲート
システムのように通信媒体22の通過経路が一定でない
場合には、複数のアンテナユニットAN11〜AN14
を図4に示すように配置し、アンテナユニットAN11
〜AN14のそれぞれが形成する通信可能範囲15a〜
15dにより、通信媒体が通過する可能性のある範囲の
全てをカバーする大きな通信可能範囲を構成することが
できる。
テナの配置状態を示す図である。たとえば、パスゲート
システムのように通信媒体22の通過経路が一定でない
場合には、複数のアンテナユニットAN11〜AN14
を図4に示すように配置し、アンテナユニットAN11
〜AN14のそれぞれが形成する通信可能範囲15a〜
15dにより、通信媒体が通過する可能性のある範囲の
全てをカバーする大きな通信可能範囲を構成することが
できる。
【0020】また、図8(B)に示すように、アンテナ
AN1〜ANmの上方に構成される通信可能範囲83の
高さH1は、通信可能範囲83の長さL1に比較して充
分低くすることができる。このため、データキャリア2
が正常に通信する範囲にのみ通信可能範囲を形成するこ
とができ、不必要な大きさの通信可能範囲が形成される
ことがなく、他の正常に搬送されたものでないデータキ
ャリアが通信可能範囲内に同時に侵入することを未然防
止でき、混信の発生を確実に防ぐことができる。このこ
とは、図8(B)の紙面方向についても同様である。
AN1〜ANmの上方に構成される通信可能範囲83の
高さH1は、通信可能範囲83の長さL1に比較して充
分低くすることができる。このため、データキャリア2
が正常に通信する範囲にのみ通信可能範囲を形成するこ
とができ、不必要な大きさの通信可能範囲が形成される
ことがなく、他の正常に搬送されたものでないデータキ
ャリアが通信可能範囲内に同時に侵入することを未然防
止でき、混信の発生を確実に防ぐことができる。このこ
とは、図8(B)の紙面方向についても同様である。
【0021】図5は、上記別の実施例におけるコントロ
ーラ16の処理手順を示すフローチャートである。コン
トローラ16は、まずデータの送受信を行うべきアンテ
ナユニットAN11を選択し(n21)、アンテナユニ
ットAN11から通信媒体22に対してレスポンスを要
求するコマンドを送信する(n23)。このアンテナユ
ニットAN11からのレスポンス要求の送信は、所定回
数Ma回繰り返し行われ(n22,n24〜n26)、
この間に通信媒体22からのレスポンスを受信しなかっ
た場合には、配置されている他のアンテナユニットAN
12〜AN14のそれぞれから順次Ma回ずつレスポン
ス要求コマンドを送信する(n27〜n29)。
ーラ16の処理手順を示すフローチャートである。コン
トローラ16は、まずデータの送受信を行うべきアンテ
ナユニットAN11を選択し(n21)、アンテナユニ
ットAN11から通信媒体22に対してレスポンスを要
求するコマンドを送信する(n23)。このアンテナユ
ニットAN11からのレスポンス要求の送信は、所定回
数Ma回繰り返し行われ(n22,n24〜n26)、
この間に通信媒体22からのレスポンスを受信しなかっ
た場合には、配置されている他のアンテナユニットAN
12〜AN14のそれぞれから順次Ma回ずつレスポン
ス要求コマンドを送信する(n27〜n29)。
【0022】アンテナユニットAN11〜AN14のい
ずれかが、通信媒体22から送信されたレスポンスを受
信すると、レスポンスを受信したアンテナユニットから
交信処理を構成する複数のコマンドのそれぞれを所定回
数Mb回ずつ送信する(n30〜n36)。この時、各
コマンドについて通信媒体22から送信されたレスポン
スを受信する毎に送信するコマンドを更新し(n33→
n36)、いずれかのコマンドにおいて所定回数Mb回
の送信によっても通信媒体22からのレスポンスを受信
しなかった場合には、アンテナユニットAN11〜AN
14のそれぞれから所定回数Ma回ずつレスポンス要求
コマンドを送信し、通信媒体が存在する通信可能範囲を
有するアンテナユニットの検索を行う(n35→n29
→n22)。
ずれかが、通信媒体22から送信されたレスポンスを受
信すると、レスポンスを受信したアンテナユニットから
交信処理を構成する複数のコマンドのそれぞれを所定回
数Mb回ずつ送信する(n30〜n36)。この時、各
コマンドについて通信媒体22から送信されたレスポン
スを受信する毎に送信するコマンドを更新し(n33→
n36)、いずれかのコマンドにおいて所定回数Mb回
の送信によっても通信媒体22からのレスポンスを受信
しなかった場合には、アンテナユニットAN11〜AN
14のそれぞれから所定回数Ma回ずつレスポンス要求
コマンドを送信し、通信媒体が存在する通信可能範囲を
有するアンテナユニットの検索を行う(n35→n29
→n22)。
【0023】以上のようにして通信媒体22の通過経路
が一定でない場合であっても、通信媒体22が通過する
可能性のある範囲に設置された複数のアンテナユニット
AN11〜AN14のそれぞれにおいて通信媒体22の
存在を判断し、通信媒体22が存在する通信可能範囲を
形成するアンテナユニットとの間で通信媒体22とのデ
ータの交信処理を開始し、このデータの交信処理が中断
した場合には、通信媒体22が移動した他の通信可能範
囲を構成するアンテナユニットとの間でデータの通信処
理を再開することができる。
が一定でない場合であっても、通信媒体22が通過する
可能性のある範囲に設置された複数のアンテナユニット
AN11〜AN14のそれぞれにおいて通信媒体22の
存在を判断し、通信媒体22が存在する通信可能範囲を
形成するアンテナユニットとの間で通信媒体22とのデ
ータの交信処理を開始し、このデータの交信処理が中断
した場合には、通信媒体22が移動した他の通信可能範
囲を構成するアンテナユニットとの間でデータの通信処
理を再開することができる。
【0024】図6は、請求項3に記載した発明の実施例
に係る非接触交信装置のブロック図である。同図に示す
ように、アンテナは、単一の基本アンテナユニットAN
21および複数の増設アンテナユニットAN22・・・
によって構成されている。基本アンテナユニットAN2
1は、送受信コイル23を含む送受信回路24、インタ
フェース回路25,26および制御回路27を備えてい
る。また、増設アンテナユニットAN22・・・は、送
受信コイル28を含む送受信回路29とインタフェース
回路30によって構成されている。基本アンテナユニッ
トAN21において制御回路27はインタフェース回路
26により図外の主装置と接続されている。
に係る非接触交信装置のブロック図である。同図に示す
ように、アンテナは、単一の基本アンテナユニットAN
21および複数の増設アンテナユニットAN22・・・
によって構成されている。基本アンテナユニットAN2
1は、送受信コイル23を含む送受信回路24、インタ
フェース回路25,26および制御回路27を備えてい
る。また、増設アンテナユニットAN22・・・は、送
受信コイル28を含む送受信回路29とインタフェース
回路30によって構成されている。基本アンテナユニッ
トAN21において制御回路27はインタフェース回路
26により図外の主装置と接続されている。
【0025】また、制御回路27はインタフェース回路
25を介して送受信回路24に接続されているととも
に、増設アンテナユニットAN22・・・のインタフェ
ース回路30を介してこれらの送受信回路29と接続さ
れている。増設アンテナユニットAN22・・・が有す
るインタフェース回路30は増設アンテナユニットAN
22・・・内において送受信回路29に接続されている
とともに、基本アンテナユニットAN21および隣接す
る他の増設アンテナユニットAN23に接続される。ま
た、増設アンテナユニットAN23は、両側に位置する
増設アンテナユニットAN22およびAN24に接続さ
れている。したがって、基本アンテナユニットAN21
の制御回路27は、複数の増設アンテナユニット22の
それぞれの送受信回路29の全てに接続されており、前
述の図3または図5に示した処理動作を実行して、通信
媒体とデータの交信処理を行うべきいずれかのアンテナ
ユニットを択一的に有効にする。
25を介して送受信回路24に接続されているととも
に、増設アンテナユニットAN22・・・のインタフェ
ース回路30を介してこれらの送受信回路29と接続さ
れている。増設アンテナユニットAN22・・・が有す
るインタフェース回路30は増設アンテナユニットAN
22・・・内において送受信回路29に接続されている
とともに、基本アンテナユニットAN21および隣接す
る他の増設アンテナユニットAN23に接続される。ま
た、増設アンテナユニットAN23は、両側に位置する
増設アンテナユニットAN22およびAN24に接続さ
れている。したがって、基本アンテナユニットAN21
の制御回路27は、複数の増設アンテナユニット22の
それぞれの送受信回路29の全てに接続されており、前
述の図3または図5に示した処理動作を実行して、通信
媒体とデータの交信処理を行うべきいずれかのアンテナ
ユニットを択一的に有効にする。
【0026】以上のように構成された基本アンテナユニ
ットAN21および増設アンテナユニットAN22・・
・を用いることにより、図7(A),(B)に示すよう
に、少なくとも1つの基本アンテナユニットAN21に
対して単一または複数の増設アンテナユニットAN22
・・・を順次接続することができ、増設アンテナユニッ
トAN22・・・についてはコントローラに接続するた
めのケーブルラインが不要になり、コストの削減を図る
ことができるとともに、アンテナの設置作業が容易にな
る。
ットAN21および増設アンテナユニットAN22・・
・を用いることにより、図7(A),(B)に示すよう
に、少なくとも1つの基本アンテナユニットAN21に
対して単一または複数の増設アンテナユニットAN22
・・・を順次接続することができ、増設アンテナユニッ
トAN22・・・についてはコントローラに接続するた
めのケーブルラインが不要になり、コストの削減を図る
ことができるとともに、アンテナの設置作業が容易にな
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、通信
媒体が進入する通信可能範囲を複数のアンテナにより構
成し、複数のアンテナのうち単一のアンテナと通信媒体
との間でデータの交信処理を行うことができるため、通
信媒体が通過する可能性のある通信可能範囲を複数のア
ンテナにより構成することができ、これら複数のアンテ
ナを同一形状とすると使用状況に応じてそれぞれ異なる
形状のアンテナを製作する必要がなく、製造コストの削
減を図ることができる利点がある。また、必要充分な大
きさの通信可能範囲を形成することができるため、複数
の通信媒体が同時に通信可能範囲内に侵入しないように
して混信の発生を未然に防止し、アンテナと通信媒体と
の間のデータの送受信を正確に行うことができる利点も
ある。
媒体が進入する通信可能範囲を複数のアンテナにより構
成し、複数のアンテナのうち単一のアンテナと通信媒体
との間でデータの交信処理を行うことができるため、通
信媒体が通過する可能性のある通信可能範囲を複数のア
ンテナにより構成することができ、これら複数のアンテ
ナを同一形状とすると使用状況に応じてそれぞれ異なる
形状のアンテナを製作する必要がなく、製造コストの削
減を図ることができる利点がある。また、必要充分な大
きさの通信可能範囲を形成することができるため、複数
の通信媒体が同時に通信可能範囲内に侵入しないように
して混信の発生を未然に防止し、アンテナと通信媒体と
の間のデータの送受信を正確に行うことができる利点も
ある。
【0028】請求項2に記載した発明によれば、通信媒
体の通過方向が予め定められている場合に、通過方向の
最も上流側に位置するアンテナから順次下流側に位置す
るアンテナに切り換えて通信媒体との交信を継続するこ
とができ、アンテナの制御を容易に行うことができる利
点がある。
体の通過方向が予め定められている場合に、通過方向の
最も上流側に位置するアンテナから順次下流側に位置す
るアンテナに切り換えて通信媒体との交信を継続するこ
とができ、アンテナの制御を容易に行うことができる利
点がある。
【0029】請求項3に記載した発明によれば、少なく
とも1つの基本アンテナユニットに単一または複数の増
設アンテナユニットを接続することができるとともに、
接続された増設アンテナユニットを基本アンテナユニッ
トが有する制御部によって制御することができるため、
複数のアンテナに対する配線処理が簡略化でき、非接触
交信装置のコストの削減を図ることができる利点があ
る。
とも1つの基本アンテナユニットに単一または複数の増
設アンテナユニットを接続することができるとともに、
接続された増設アンテナユニットを基本アンテナユニッ
トが有する制御部によって制御することができるため、
複数のアンテナに対する配線処理が簡略化でき、非接触
交信装置のコストの削減を図ることができる利点があ
る。
【図1】この発明の実施例である非接触交信装置である
データキャリアシステムの構成を示す図である。
データキャリアシステムの構成を示す図である。
【図2】同データキャリアシステムを構成するアンテナ
とデータキャリアとのブロック図である。
とデータキャリアとのブロック図である。
【図3】同データキャリアシステムに備えられるコント
ローラの処理手順を示すフローチャートである。
ローラの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】この発明の別の実施例に係る非接触交信装置に
おけるアンテナの配置状態を示す図である。
おけるアンテナの配置状態を示す図である。
【図5】同別の実施例に係る非接触交信装置が有するコ
ントローラの処理手順を示すフローチャートである。
ントローラの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】請求項3に記載した発明の実施例である非接触
交信装置を構成する基本アンテナユニットおよび増設ア
ンテナユニットのブロック図である。
交信装置を構成する基本アンテナユニットおよび増設ア
ンテナユニットのブロック図である。
【図7】同請求項3に記載した発明の実施例に係る非接
触交信装置における基本アンテナユニットおよび増設ア
ンテナユニットの接続状態を示す図である。
触交信装置における基本アンテナユニットおよび増設ア
ンテナユニットの接続状態を示す図である。
【図8】従来の非接触交信装置およびこの発明の実施例
において形成される通信可能範囲の形状を示す図であ
る。
において形成される通信可能範囲の形状を示す図であ
る。
1−移動体 2−データキャリア(通信媒体) AN1〜AN4−アンテナ 5−通信可能範囲 6−コントローラ 23,28−送受信アンテナ 24,29−送受信回路 25,26,30−インタフェース回路 27−制御回路 21−基本アンテナユニット 22−増設アンテナユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26
Claims (3)
- 【請求項1】アンテナによって構成される通信可能範囲
内に侵入した通信媒体との間でアンテナを介してデータ
の送受信を実行する非接触交信装置において、 それぞれの通信可能範囲が一部において重複する複数の
アンテナと、前記複数のアンテナのいずれかを択一的に
有効にして通信媒体にレスポンスを要求するレスポンス
要求データを送信するレスポンス要求手段と、通信媒体
から送信されたレスポンスを受信したアンテナを通信媒
体との間の交信が終了するまで継続して有効にするデー
タ交信手段と、通信媒体からのレスポンスを受信しなか
った時、または、通信媒体との交信が中断した時に、順
次他のアンテナを切り換えて有効にするアンテナ切換手
段と、を設けたことを特徴とする非接触交信装置。 - 【請求項2】前記複数のアンテナを、予め設定された通
信媒体の通過方向に配置し、前記レスポンス要求手段
が、前記通過方向の最も上流側に配置されたアンテナか
らレスポンス要求データを送信するとともに、前記アン
テナ切換手段が、通信媒体との交信が中断した時に、有
効にするアンテナを前記通信媒体の通過方向の下流側に
順次切り換える請求項1に記載の非接触交信装置。 - 【請求項3】前記複数のアンテナが、少なくとも1つの
基本アンテナユニットおよび単一または複数の増設アン
テナユニットからなり、基本アンテナユニットが、送受
信コイルを含む送受信回路と、主装置との接続用のイン
タフェースと、増設アンテナユニットとの接続用のイン
タフェースと、前記レスポンス要求手段、データ交信手
段およびアンテナ切換手段を含む制御回路と、から構成
され、増設アンテナユニットは、通信コイルを含む送受
信回路と、増設アンテナユニットとの接続用の少なくと
も2つのインタフェースと、から構成される請求項1ま
たは2に記載の非接触交信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051670A JPH07262332A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 非接触交信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051670A JPH07262332A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 非接触交信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262332A true JPH07262332A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12893323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6051670A Pending JPH07262332A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 非接触交信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07262332A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998038120A1 (fr) | 1997-02-26 | 1998-09-03 | Rohm Co., Ltd. | Systeme de cartes a circuit integre, systeme de transport, et equipements de transmission |
JP2001224580A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-21 | Hitachi Medical Corp | 移動型x線装置 |
JP2006245951A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ulsi Systems Co Ltd | リーダライタ装置 |
JP2007047955A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Brother Ind Ltd | 無線タグ情報通信装置 |
JP2007300409A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nippon Signal Co Ltd:The | トンネル型リーダライタ用アンテナ及びトンネル型リーダライタ |
EP1921563A2 (en) * | 2006-10-23 | 2008-05-14 | Fujitsu Ltd. | Communication method, communication system, access control apparatus, and computer readable storage medium |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051670A patent/JPH07262332A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998038120A1 (fr) | 1997-02-26 | 1998-09-03 | Rohm Co., Ltd. | Systeme de cartes a circuit integre, systeme de transport, et equipements de transmission |
JP2001224580A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-21 | Hitachi Medical Corp | 移動型x線装置 |
JP2006245951A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ulsi Systems Co Ltd | リーダライタ装置 |
JP2007047955A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Brother Ind Ltd | 無線タグ情報通信装置 |
JP2007300409A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nippon Signal Co Ltd:The | トンネル型リーダライタ用アンテナ及びトンネル型リーダライタ |
EP1921563A2 (en) * | 2006-10-23 | 2008-05-14 | Fujitsu Ltd. | Communication method, communication system, access control apparatus, and computer readable storage medium |
EP1921563A3 (en) * | 2006-10-23 | 2012-11-21 | Fujitsu Ltd. | Communication method, communication system, access control apparatus, and computer readable storage medium |
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