JPH072620Y2 - ダブルツイスタ用ロボット - Google Patents

ダブルツイスタ用ロボット

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JPH072620Y2
JPH072620Y2 JP1792591U JP1792591U JPH072620Y2 JP H072620 Y2 JPH072620 Y2 JP H072620Y2 JP 1792591 U JP1792591 U JP 1792591U JP 1792591 U JP1792591 U JP 1792591U JP H072620 Y2 JPH072620 Y2 JP H072620Y2
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JP
Japan
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yarn
threading
sphere
top cap
robot
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JPH0581284U (ja
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博志 美馬
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給糸パッケージのトッ
プキャップ上端に装着されていて糸通しの邪魔になるボ
ールテンサである球体を糸通し時に操作アーム側に一時
的に保持させるようにしたダブルツイスタ用ロボットに
関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルツイスタに要求される給糸交換、
口出し、糸通し、玉揚げおよび糸掛けを自動的に行うよ
うにしたロボットは既に知られている(特開平2−24
3470号)。このロボットは、糸通しを行う場合、先
ず操作アームによりコンベア上から実給糸パッケージを
ロボット上に移して糸端の口出しを行い、ダブルツイス
タのスピンドル上から空給糸パッケージをコンベア上に
排出してからその口出しされた実給糸パッケージをスピ
ンドル上に移した後、糸通しを行うようになっている。
【0003】ところで、ダブルツイスタのスピンドル
は、図6に示すように構成されている。すなわち、スピ
ンドル1上には給糸パッケージ2を装着するための静止
盤3が軸受4を介して支持され、この静止盤3は互いに
吸着する磁石5a,5bによって静止状態に保持されて
いる。静止盤3には給糸パッケージ2を囲繞する静止筒
体6が設けられ、固定側にはこの静止筒体6を囲繞する
ようにバルーン制御筒体7が配置されている。スピンド
ル1には上端から軸心を通って径方向に連通した糸通路
8と、下端から軸心を通って径方向の糸通路8部分と連
通した空気通路9とが形成されている。
【0004】静止筒体6には上記糸通路8と連通した糸
通路10を有し、給糸パッケージ2を挿立させるための
ペッグ11が設けられ、その糸通路10には通過する糸
Yに一定の張力を付与するためのカプセルテンサ12が
介設されている。
【0005】図示例の給糸パッケージ2は、円筒状アダ
プタ13に二個のパッケージ2a,2bをこれらの間に
糸ガイド14を介在させて上下に装着してなるいわゆる
二段給糸パッケージであり、アダプタ13の上端部には
糸Yをペッグ11の糸通路10に案内するための糸通路
15を有するトップキャップ16が設けられている。
【0006】従って、糸通しを行う場合には、操作アー
ムによりスピンドル1上の給糸パッケージ2上にその糸
端を位置決めする一方、スピンドル1の空気通路9に圧
縮空気を作用させて糸通路8に吸引給気流を生じさせれ
ばよい。これにより、糸端がトップキャップ16上端か
ら糸通路15,10,8を通って径方向外方に排出さ
れ、更にバルーン制御筒体7の下部に設けられた傾斜板
17により屈折され、静止筒体6とバルーン制御筒体7
との間の隙間18を通って上方に吹き上げられ、もって
糸通しが完了するようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、給糸パッケ
ージには解舒中の糸の張力変動を抑えビリ発生の防止を
図る目的で、図5に示すようにトップキャップ16の上
端部に円錐状の凹部19を設け、この凹部19にボール
テンサと称する等からなる球体20を載置したものがあ
る。このような給糸パッケージ2に対しては球体20が
糸通し時の糸端の通過を邪魔するため、従来のロボット
では糸通しを行うことが困難であるという問題があっ
た。
【0008】そこで、本考案の目的は、ボールテンサを
有する給糸パッケージに対しても容易に糸通しを行うこ
とができるダブルツイスタ用ロボットを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、ダブルツイスタのスピンドルに支持された
給糸パッケージの糸通しを行う操作アームを備えたロボ
ットにおいて、上記操作アームに糸通し時に給糸パッケ
ージのトップキャップ上端に装着されている球体を負圧
力で吸着保持する凹部を有する球体保持部を設けたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】糸通しを行うに際して、操作アームの凹部をト
ップキャップ上の球体に接近させ、その球体を凹部に負
圧力で吸着保持し、トップキャップから取外す。これに
より糸通しを容易に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】図1において、21は並設された複数のユ
ニットを備えたダブルツイスタであり、各ユニットには
前述したスピンドル1が設けられ、ユニットの前方には
給糸パッケージ2をトレイ22に載せて搬送するコンベ
ア23がユニットに沿って設けられると共に、このコン
ベア23の前方に位置させてロボット24がユニットに
沿って走行自在に設けられている。なお、図5に示した
部分と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0013】ロボット24は昇降軸25に枢支された長
尺の操作アーム26を備え、この操作アーム26は昇降
軸25が最下降したときストッパ27に先端側が係止さ
れることにより走行中に邪魔にならないようロボット2
4側に傾斜して引込まれ、先端側がストッパ27に係止
されない状態では図1のように水平を保って昇降軸25
により昇降操作されるようになっている。
【0014】また、ロボット24にはコンベア23によ
り運ばれた実給糸パッケージ2Aを仮置きしておく仮置
きペッグ28、この仮置きペッグ28上の実給糸パッケ
ージ2Aのトップキャップ16上端部に巻き付けられて
いる糸端を吸引して解舒する口出し用サクションマウス
29、糸通し時にスピンドル1上の実給糸パッケージ2
Aから口出し用サクションマウス29に連なる糸端YX
を切断するカッタ30等が設けられている。
【0015】上記操作アーム26の側部には給糸パッケ
ージ(実および空を含む)2のトップキャップ16を把
持するチャッカ31が長手方向に移動自在に設けられ、
このチャッカ31の上部には図1、図3に示すように実
給糸パッケージ2Aから口出し用サクションマウス29
に連なる糸端YXの途中を係止する糸係止部32が設け
られている。この糸係止部32の上部には糸通し時に実
給糸パッケージ2Aのトップキャップ16の糸通路15
内に圧縮空気を吹き込んで糸通しを補助する糸通し用空
気ノズル33が設けられ、糸係止部32の下部にはトッ
プキャップ16上端の凹部19に載置されているボール
テンサたる球体20を負圧力で吸着保持する凹部36を
有する球体保持部34が設けられている。
【0016】この球体保持部34は、図2〜図4に示す
ように断面L形のフレーム35に嵌込まれたゴムないし
合成樹脂等からなる弾性部材からなり、その下面に球体
20の上面と対応する球面状の凹部36を形成して構成
されている。この球体保持部34は吸盤と同じように凹
部36に負圧力を生じさせて球体20を吸着するもので
あるから、弾性および気密性を有すると共に、凹部36
が球体20の曲率と同じか若干小さめに形成されてい
る。糸係止部32の基端部には球体保持部34を糸係止
部32の下面に沿ってスライドさせるエアシリンダ37
が設けられ、エアシリンダ37により球体保持部34を
押出すと図2のように凹部36が糸通し用空気ノズル3
3の真下(操作位置)に位置し、球体保持部34を引込
むと図3のように凹部36が糸通し用空気ノズル33よ
り離反した糸係止部32の基端部(格納位置)に位置す
るようになっている。
【0017】次に実施例の作用を述べる。
【0018】糸通しを行う場合には、先ず操作アーム2
6の昇降、チャッカ31の移動および開閉の組合わせに
よりコンベア23のトレイ22上から実給糸パッケージ
2Aをロボット24側の仮置きペッグ28上に移載し、
この仮置きペッグ28上で口出し用サクションマウス2
9によりにより実給糸パッケージ2Aのトップキャップ
16上端部に巻付けられている糸端を吸引解舒する。こ
の口出しを行っている間に、上記実給糸パッケージ2A
の移載と同様にスピンドル1上から空給糸パッケージ2
Bをトレイ22上に移載する。
【0019】次いで、チャッカ31の移動で仮置きペッ
グ28上の実給糸パッケージ2Aから口出し用サクショ
ンマウス29に連なる糸端YXの途中を糸係止部32に
係止すると共に上記と同様の操作により図1のように仮
置きペッグ28上から実給糸パッケージ2Aをスピンド
ル1上に移載する。
【0020】そして、図2のようにエアシリンダ37に
より球体保持部34を作動位置に移動させ、操作アーム
26の下降により球体保持部34をスピンドル1上の給
糸パッケージ2のトップキャップ16上に接近させて、
その凹部36を球体20に押付ける。すると、球体20
によって凹部36から空気が押出され、吸盤と同じよう
に負圧力で球体20が凹部36に吸着保持される。
【0021】次いで、操作アーム26の上昇により球体
20をトップキャップ16の凹部19から引上げ、図3
のようにエアシリンダ37により球体保持部34を格納
位置に移動させると共に、操作アーム26の下降により
糸通し用空気ノズル33をトップキャップ16上に接近
させる。この状態でスピンドル1の空気通路9に圧縮空
気を作用させて糸通路8に吸引空気流を生じさせると共
に、糸通し用空気ノズル33からトップキャップ16の
糸通路15内に圧縮空気を噴射し、これと同時に実給糸
パッケージ2Aから口出し用サクションマウス29に連
なる糸端YXをカッタ30により切断すると、糸端YX
がトップキャップ16上端から糸通路15,10,8を
通り、傾斜板17を屈折して静止筒体6とバルーン制御
筒体7との間の隙間18を吹上げられて糸通しが完了す
る。
【0022】こうして糸通しが終わったら、図2のよう
に球体保持部34を作動位置に移動させ、操作アーム2
6の下降により球体20をトップキャップ16の凹部1
9に入れ、この状態で図4のように球体保持部34を格
納位置に移動させることにより球体20をトップキャッ
プ16の凹部19に残し、トップキャップ16に対する
球体20の装着が完了する。
【0023】このように球体保持部34の凹部36に負
圧力で球体20を吸着保持するようにしたので、磁石と
違い、球体20の材質を問わない。従って、球体20と
しては、鋼球は勿論のこと、セラミック製等の非磁性体
であってもよい。
【0024】なお、実施例では、球体保持部34の凹部
36を吸盤と同じように構成したが、図5に示すように
凹部36に負圧力を積極的に生じさせる空気吸引孔38
を設けるようにしてもよい。この場合、空気吸引孔38
には空気吸引源が接続されるが、同図のように空気吸引
源として糸通し用空気ノズル33の圧縮空気通路39に
エゼクタ効果により負圧を生じさせる吸引通路40を設
けるようにしてもよい。この吸引通路40と蒸気空気吸
引孔38との間はフレキシブルホース41で接続されて
いる。
【0025】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、糸通しを
行うに際して、トップキャップ上の球体を操作アームに
設けた球体保持部の凹部に負圧力で吸着させ、トップキ
ャップから取外すことができるので、ボールテンサを有
する給糸パッケージに対しても容易に糸通しを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るダブルツイスタ用ロボットの一実
施例を示す側面図である。
【図2】作動位置の球体保持部を示す側面図である。
【図3】糸通し時の球体保持部を示す側面図である。
【図4】球体をトップキャップに戻す動作を示す側面図
である。
【図5】球体保持部の他の実施例を示す一部断面側面図
である。
【図6】ダブルツイスタのスピンドル部分を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 スピンドル 2 給糸パッケージ 16 トップキャップ 20 球体 21 ダブルツイスタ 26 操作アーム 34 球体保持部 36 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルツイスタのスピンドルに支持され
    た給糸パッケージの糸通しを行う操作アームを備えたロ
    ボットにおいて、上記操作アームに糸通し時に給糸パッ
    ケージのトップキャップ上端に装着されている球体を負
    圧力で吸着保持する凹部を有する球体保持部を設けたこ
    とを特徴とするダブルツイスタ用ロボット。
JP1792591U 1991-03-25 1991-03-25 ダブルツイスタ用ロボット Expired - Fee Related JPH072620Y2 (ja)

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JP1792591U JPH072620Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 ダブルツイスタ用ロボット

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JPH0581284U JPH0581284U (ja) 1993-11-05
JPH072620Y2 true JPH072620Y2 (ja) 1995-01-25

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