JPH0726190U - 定 規 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の反射をなくすると共に、取り扱いの容易
な定規を提供する。 【構成】 表裏面がフラットになり、かつ透明な薄い帯
状の板状体１１と、この板状体の側縁に設けた目盛１２
と、板状体の表面に設けた突出条１３とから成り、フラ
ットな面により光の反射をなくすると共に、突出条をつ
かんで取り扱う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、定規に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の定規は、図３に示すように、透明な帯状板１と、この帯状板１の上面長 手方向に沿う片側全長に設けた斜面部２と、この斜面部２の下面に設けた目盛３ とで構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような定規によると、斜面部により光が反射するので、目盛が読みとり にくくなると共に、線の接続がスムーズにできない問題があった。

【０００４】 また、斜面部を設けるので、帯状板の厚みが厚くなって重くなる問題があった 。

【０００５】 さらに、定規を移動する場合、帯状板の両側縁をつかむので、つかみつらい問 題もあった。

【０００６】 そこで、この考案は、目盛の読みとりや線の接続がスムーズにでき、かつ取り 扱いが容易になるようにした定規を提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は、表裏面がフラットになり、かつ透 明な薄い帯状の板状体と、この板状体の長手方向に沿う少なくとも片方の側縁に 設けた目盛と、上記板状体の表面両側縁間の中央線上全長に設けた撮み用の突出 条とから成る定規を採用する。

【０００８】

【作用】

上記のように構成した定規は、突出条を把持して板状体を押し付け或は移動す る。

【０００９】 また、板状体の表面がフラットなため、光の反射がない。

【００１０】 さらに、光の反射がないため、線の接続などがスムーズになる。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００１２】 図１及び図２に示すように、１１は表裏面がフラットになり、かつ透明な薄い 帯状の板状体で、この板状体１１の長手方向に沿う少なくとも片方の側縁には、 目盛１２が設けてある。

【００１３】 上記の目盛１２は、図示の場合、側縁の片方に設けたが、両方に設けることも あり、また板状体１１の下面に設けたが、上面に設けることもある。

【００１４】 また、板状体１１の表面両側縁間の中央線上には、板状体１１の全長にわたり 撮み用の突出条１３が設けてある。

【００１５】 なお、図示の場合別に突出条１３を設けて、接着剤１４を介し板条体１１に突 出条１３を固着したが、一体に成形して設けることもある。

【００１６】 上記突出条１３を透明な合成樹脂により形成し、板状体１１に接着剤１４を介 し突出条１３を固着すると、接着剤１４が見えるので、板状体１１の裏面の接着 剤１４を被う範囲に不透明な薄いシート１５を張り付け或は塗膜を設けておくと 、接着剤が見えなくなると共に、板状体１１の裏側面が相手面から浮き上がって インクエッジになり、インクのボタ落ちがなくなると共に、カッティングエッジ にもなって、カッタナイフが板状体１１にのり上げることもない。

【００１７】

【効果】

この考案に係る定規は、以上のように構成してあるので、斜面部による光の反 射がなく、目盛の読みとりや線の接続が容易になる。

【００１８】 また、突出条により相手に対する押し付けが容易になると共に、移動などの取 り扱いがスムーズになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る定規の斜視図

【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図

【図３】従来品の斜視図

【符号の説明】

１１ 板状体 １２ 目盛 １３ 突出条

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表裏面がフラットになり、かつ透明な薄
   い帯状の板状体と、この板状体の長手方向に沿う少なく
   とも片方の側縁に設けた目盛と、上記板状体の表面両側
   縁間の中央線上全長に設けた撮み用の突出条とから成る
   定規。