JPH07261593A - 定着装置の用紙蛇行矯正方法 - Google Patents
定着装置の用紙蛇行矯正方法Info
- Publication number
- JPH07261593A JPH07261593A JP6055864A JP5586494A JPH07261593A JP H07261593 A JPH07261593 A JP H07261593A JP 6055864 A JP6055864 A JP 6055864A JP 5586494 A JP5586494 A JP 5586494A JP H07261593 A JPH07261593 A JP H07261593A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- cam
- sheet
- paper sheet
- meandering
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- Withdrawn
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、定着装置の用紙蛇行矯正方
法に関するものであり、その目的は、用紙蛇行矯正によ
る加圧ロール、加熱ロールの偏磨耗の発生を防ぎ部品の
長寿命化及び用紙搬送性の安定性を得ることである。 【構成】 加圧ロール５に対し用紙１搬送方向下流側に
ガイドロール７とガイドロール７を保持する左右一対の
支持体１０を設け、用紙１搬送時に支持体１０の少なく
とも一方をモータ１５、カム１３により揺動させ、ガイ
ドロール７を加熱ロール３に対し近接離脱させることに
より用紙１の蛇行矯正をする。
法に関するものであり、その目的は、用紙蛇行矯正によ
る加圧ロール、加熱ロールの偏磨耗の発生を防ぎ部品の
長寿命化及び用紙搬送性の安定性を得ることである。 【構成】 加圧ロール５に対し用紙１搬送方向下流側に
ガイドロール７とガイドロール７を保持する左右一対の
支持体１０を設け、用紙１搬送時に支持体１０の少なく
とも一方をモータ１５、カム１３により揺動させ、ガイ
ドロール７を加熱ロール３に対し近接離脱させることに
より用紙１の蛇行矯正をする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置の定着装
置に関するものであり、特に、定着装置の用紙蛇行矯正
方法に関するものである。
置に関するものであり、特に、定着装置の用紙蛇行矯正
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の定着装置の用紙蛇行矯正方法を図
面を用いて説明する。図４は、電子写真装置の定着装置
の従来例を示す側面図である。図４において、用紙１上
のトナー２は、内部にヒータ1５を有する加熱板1４よ
り、用紙１裏面から熱を受け軟化を始める。軟化を始め
たトナー２は、内部にヒータ４を有する加熱ロール３と
支持体６で保持される加圧ロール５とにより、挾持搬送
されることにより用紙１上に定着される。加圧ロール５
はカム１１の回転により押し上げられ、加熱ロール３に
圧接しカム１１の上死点にて最大の押しつけ力を生ず
る。印刷停止時には、カム１１の回転とバネ８の復元力
により加圧ロール５は加熱ロール３から離脱し、用紙１
及びトナー２への加熱、加圧は終了する。
面を用いて説明する。図４は、電子写真装置の定着装置
の従来例を示す側面図である。図４において、用紙１上
のトナー２は、内部にヒータ1５を有する加熱板1４よ
り、用紙１裏面から熱を受け軟化を始める。軟化を始め
たトナー２は、内部にヒータ４を有する加熱ロール３と
支持体６で保持される加圧ロール５とにより、挾持搬送
されることにより用紙１上に定着される。加圧ロール５
はカム１１の回転により押し上げられ、加熱ロール３に
圧接しカム１１の上死点にて最大の押しつけ力を生ず
る。印刷停止時には、カム１１の回転とバネ８の復元力
により加圧ロール５は加熱ロール３から離脱し、用紙１
及びトナー２への加熱、加圧は終了する。
【０００３】図５は図４の斜視図である。用紙１は加熱
ロール３及び加圧ロール５により挾持搬送されるが、こ
の時、用紙１に蛇行が生じていた場合は、図５に示す方
法により用紙１の蛇行を矯正する。加圧ロール５の両端
を支持する一対の支持体６は、プーリ１４及びバネ８で
接続され、その中央にモータ１６が取付けられている。
バネ８による荷重Ｆは、プーリ１４の組み合わせによる
動滑車及び支持体６のアーム比Ｌ1、Ｌ2により増幅さ
れ、図６に示すように加熱ロール３に対する加圧ロール
５の押しつけ力Ｐになる。
ロール３及び加圧ロール５により挾持搬送されるが、こ
の時、用紙１に蛇行が生じていた場合は、図５に示す方
法により用紙１の蛇行を矯正する。加圧ロール５の両端
を支持する一対の支持体６は、プーリ１４及びバネ８で
接続され、その中央にモータ１６が取付けられている。
バネ８による荷重Ｆは、プーリ１４の組み合わせによる
動滑車及び支持体６のアーム比Ｌ1、Ｌ2により増幅さ
れ、図６に示すように加熱ロール３に対する加圧ロール
５の押しつけ力Ｐになる。
【０００４】従来の用紙蛇行矯正方法においては、図示
しない蛇行検出器により検出した用紙１の蛇行検出量に
応じ、モータ１６を回転させバネ８の左右の荷重差を生
じさせる。これにより上記した増幅率に従い、加圧ロー
ル５の左右の押し付け力のアンバランスを生じさせる。
このアンバランス力により発生する分力により、用紙１
を増大した押しつけ力側に引っ張ることにより蛇行矯正
する。例えば、図７のように用紙１が蛇行している場合
は、右側の押し付け力を増大させることにより蛇行を矯
正する。
しない蛇行検出器により検出した用紙１の蛇行検出量に
応じ、モータ１６を回転させバネ８の左右の荷重差を生
じさせる。これにより上記した増幅率に従い、加圧ロー
ル５の左右の押し付け力のアンバランスを生じさせる。
このアンバランス力により発生する分力により、用紙１
を増大した押しつけ力側に引っ張ることにより蛇行矯正
する。例えば、図７のように用紙１が蛇行している場合
は、右側の押し付け力を増大させることにより蛇行を矯
正する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
る定着装置の用紙蛇行矯正方法においては、加圧ロール
を加熱ロールに対して高圧で押しつけかつ偏荷重をかけ
ることにより蛇行矯正をするため、加圧ロール、加熱ロ
ール共局部的な偏磨耗を生ずるという問題点があった。
この偏磨耗は、部品の寿命短縮はもちろん、磨耗による
段差による記録紙の走行障害や定着不良等の原因にな
る。
る定着装置の用紙蛇行矯正方法においては、加圧ロール
を加熱ロールに対して高圧で押しつけかつ偏荷重をかけ
ることにより蛇行矯正をするため、加圧ロール、加熱ロ
ール共局部的な偏磨耗を生ずるという問題点があった。
この偏磨耗は、部品の寿命短縮はもちろん、磨耗による
段差による記録紙の走行障害や定着不良等の原因にな
る。
【０００６】従って、本発明の目的は、加圧ロール、加
熱ロールに偏磨耗の発生しない記録紙蛇行矯正方法を提
供し、部品の超寿命化及び用紙搬送性の安定を図ること
である。
熱ロールに偏磨耗の発生しない記録紙蛇行矯正方法を提
供し、部品の超寿命化及び用紙搬送性の安定を図ること
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、加熱ロール
及び加圧ロール間に形成されたニップ部にて未定着トナ
ー像を有する用紙を定着及び挾持搬送する定着装置にお
いて、前記加圧ロールに対し用紙搬送方向下流側にガイ
ドロールと前記ガイドロールを保持する左右一対の支持
体を設け、用紙搬送時に前記支持体の少なくとも一方を
駆動手段と制御手段により揺動させ、前記ガイドロール
を前記加熱ロールに対し近接離脱させることにより用紙
の蛇行矯正をすることにより達成される。
及び加圧ロール間に形成されたニップ部にて未定着トナ
ー像を有する用紙を定着及び挾持搬送する定着装置にお
いて、前記加圧ロールに対し用紙搬送方向下流側にガイ
ドロールと前記ガイドロールを保持する左右一対の支持
体を設け、用紙搬送時に前記支持体の少なくとも一方を
駆動手段と制御手段により揺動させ、前記ガイドロール
を前記加熱ロールに対し近接離脱させることにより用紙
の蛇行矯正をすることにより達成される。
【０００８】
【作用】本発明の用紙蛇行矯正方法においては、用紙の
搬送力と定着力を得るに必要な加圧ロール、加熱ロール
の圧接力を左右均等な状態で保持し、用紙の蛇行矯正は
ガイドロールの支持体の左右の揺動による用紙搬送経路
長の左右端長の差を生じさせることにより適切な蛇行矯
正を行なうことができる。これにより、加圧ロール、加
熱ロールの偏磨耗の発生を防ぎ、部品の長寿命化及び用
紙搬送性の安定性を得ることができる。
搬送力と定着力を得るに必要な加圧ロール、加熱ロール
の圧接力を左右均等な状態で保持し、用紙の蛇行矯正は
ガイドロールの支持体の左右の揺動による用紙搬送経路
長の左右端長の差を生じさせることにより適切な蛇行矯
正を行なうことができる。これにより、加圧ロール、加
熱ロールの偏磨耗の発生を防ぎ、部品の長寿命化及び用
紙搬送性の安定性を得ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明となる定着装置の用紙蛇行矯正方法
を示す側面図、図２はその斜視図、図３はその平面図で
ある。図１において、用紙１上のトナー２は、内部にヒ
ーター４を有する加熱ロール３とそれに圧接する加圧ロ
ール５とに挾持搬送され、加圧加熱されることにより、
用紙１上に定着される。加圧ロール５は、支持体６によ
り保持され、カム１１の回転とバネ８の復元力により支
持体６が上下動し加熱ロール３に対し圧接または離脱す
る。また、ガイドロール７は、カム１１の回転軸１２を
回転中心とする支持体１０により保持され、支持体６の
上下動にならって動く。
する。図１は本発明となる定着装置の用紙蛇行矯正方法
を示す側面図、図２はその斜視図、図３はその平面図で
ある。図１において、用紙１上のトナー２は、内部にヒ
ーター４を有する加熱ロール３とそれに圧接する加圧ロ
ール５とに挾持搬送され、加圧加熱されることにより、
用紙１上に定着される。加圧ロール５は、支持体６によ
り保持され、カム１１の回転とバネ８の復元力により支
持体６が上下動し加熱ロール３に対し圧接または離脱す
る。また、ガイドロール７は、カム１１の回転軸１２を
回転中心とする支持体１０により保持され、支持体６の
上下動にならって動く。
【００１０】次にカム１３の回転により、回転軸１２を
中心に支持体１０が上方に動きだす。さらにカム１１の
回転により支持体６は持ち上げられ、同時にカム１３の
回転により支持体１０は持ち上げられ、ガイドロール７
は加熱ロール３とＧ0なるギャップを維持する。
中心に支持体１０が上方に動きだす。さらにカム１１の
回転により支持体６は持ち上げられ、同時にカム１３の
回転により支持体１０は持ち上げられ、ガイドロール７
は加熱ロール３とＧ0なるギャップを維持する。
【００１１】この状態で加圧ロール５はバネ８の荷重が
増幅された均等押しつけ力により加熱ロール３に圧接さ
れる。用紙１が蛇行した状態で前記圧接部に侵入しても
この部分での矯正力は持ち得ない。圧接部を通過した用
紙１は、左右の支持体１０にそれぞれ保持されたガイド
ロール７に巻き付く。この時、支持体１０の少なくとも
一方の他端部に接触回転するカム１３が、カム１３に接
続されているモータ１５の回転により回転し、ガイドロ
ール７の一端が持ち上げられるか下がる。これにより、
図３に示すように、用紙１搬送経路長の左右差が生じ、
蛇行を矯正することができる。
増幅された均等押しつけ力により加熱ロール３に圧接さ
れる。用紙１が蛇行した状態で前記圧接部に侵入しても
この部分での矯正力は持ち得ない。圧接部を通過した用
紙１は、左右の支持体１０にそれぞれ保持されたガイド
ロール７に巻き付く。この時、支持体１０の少なくとも
一方の他端部に接触回転するカム１３が、カム１３に接
続されているモータ１５の回転により回転し、ガイドロ
ール７の一端が持ち上げられるか下がる。これにより、
図３に示すように、用紙１搬送経路長の左右差が生じ、
蛇行を矯正することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、加圧ロールに対し用紙
搬送方向下流側にガイドロールとガイドロールを保持す
る左右一対の支持体を設け、用紙搬送時に支持体の少な
くとも一方を駆動手段と制御手段により揺動させ、ガイ
ドロールを加熱ロールに対し近接離脱させることにより
用紙の蛇行矯正をすることにより、偏荷重による加熱ロ
ール、加圧ロールの局部的偏磨耗を防止することができ
た。従って、部品の長寿命化、用紙搬送の安定化、さら
には印刷品質の向上を達成することができた。
搬送方向下流側にガイドロールとガイドロールを保持す
る左右一対の支持体を設け、用紙搬送時に支持体の少な
くとも一方を駆動手段と制御手段により揺動させ、ガイ
ドロールを加熱ロールに対し近接離脱させることにより
用紙の蛇行矯正をすることにより、偏荷重による加熱ロ
ール、加圧ロールの局部的偏磨耗を防止することができ
た。従って、部品の長寿命化、用紙搬送の安定化、さら
には印刷品質の向上を達成することができた。
【図１】 本発明となる定着装置の用紙蛇行矯正方法の
一実施例を示す側面図である。
一実施例を示す側面図である。
【図２】 図１の斜視図である。
【図３】 図１の平面図である。
【図４】 従来の定着装置を示す側面図である。
【図５】 図４の斜視図である。
【図６】 従来の定着装置の加熱ロールへかかる偏荷重
を示す図である。
を示す図である。
【図７】 従来の定着装置の蛇行矯正を示す図である。
１は用紙、２はトナー、３は加熱ロール、４はヒータ、
５は加圧ロール、６、１０は支持体、７はガイドロー
ル、８はバネ、１１、１３はカム、１２は回転軸、１４
はプーリ、１５はモータである。
５は加圧ロール、６、１０は支持体、７はガイドロー
ル、８はバネ、１１、１３はカム、１２は回転軸、１４
はプーリ、１５はモータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 司 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 白田 宏 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 澤畑 昌 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 加熱ロール及び加圧ロール間に形成され
たニップ部にて未定着トナー像を有する用紙を定着及び
挾持搬送する定着装置において、 前記加圧ロールに対し用紙搬送方向下流側にガイドロー
ルと前記ガイドロールを保持する左右一対の支持体を設
け、用紙搬送時に前記支持体の少なくとも一方を駆動手
段と制御手段により揺動させ、前記ガイドロールを前記
加熱ロールに対し近接離脱させることにより用紙の蛇行
矯正をすることを特徴とする定着装置の用紙蛇行矯正方
法。 - 【請求項２】 前記ガイドロールの支持体が、前記加圧
ロールを前記加熱ロールから接触離脱させるカムの回転
軸を回転中心に揺動することを特徴とする請求項１記載
の定着装置の用紙蛇行矯正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6055864A JPH07261593A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 定着装置の用紙蛇行矯正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6055864A JPH07261593A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 定着装置の用紙蛇行矯正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07261593A true JPH07261593A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=13010942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6055864A Withdrawn JPH07261593A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 定着装置の用紙蛇行矯正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07261593A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108975026A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-11 | 广东仕诚塑料机械有限公司 | 一种流延机的薄膜夹边装置 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6055864A patent/JPH07261593A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108975026A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-11 | 广东仕诚塑料机械有限公司 | 一种流延机的薄膜夹边装置 |
| CN108975026B (zh) * | 2018-06-29 | 2024-05-28 | 广东仕诚塑料机械有限公司 | 一种流延机的薄膜夹边装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |