JPH07261575A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH07261575A
JPH07261575A JP4626794A JP4626794A JPH07261575A JP H07261575 A JPH07261575 A JP H07261575A JP 4626794 A JP4626794 A JP 4626794A JP 4626794 A JP4626794 A JP 4626794A JP H07261575 A JPH07261575 A JP H07261575A
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Fumiaki Seto
文明 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続用紙のミシン目付近が転写器の近くに到
達した時に、転写電圧を変更するプリンタに関し、用紙
のミシン目の近傍でも正常に印刷ができるプリンタを提
供する。 【構成】 像形成体50に形成された静電潜像をトナー現
像し、ページの切れ目にミシン目を設けた連続用紙2を
搬送して、転写器54のコロナ放電により像形成体50のト
ナー像を連続用紙2に転写するプリンタであって、連続
用紙2のサイズを検出するサイズ検出手段9と、転写器
54に供給する直流電圧を定常電圧から第1の所定電圧に
変更する第1の電圧変更手段10とを備え、サイズ検出手
段9によって検出した連続用紙2のサイズに応じたミシ
ン目付近の所定領域が転写器54による転写位置に到達し
た時に、第1の電圧変更手段10により第1の所定電圧に
変更する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り畳みのミシン目を
有する連続用紙を使用するプリンタに係り、特に連続用
紙のミシン目付近が転写器の近くに到達した時に、転写
電圧を変更するプリンタに関するものである。
【0002】近来、オフィスオートメーションの進展に
より、コンピュータの出力端末装置、ファクシミリ装
置、及び複写機等にレーザプリンタ等の電子写真印刷装
置が多用されている。
【0003】これらの装置では、感光ドラムに形成した
トナー像を転写器で印刷用紙に転写しているが、連続用
紙を使用する場合に、ミシン目付近まで印刷するもので
は、ミシン目付近が転写器の位置にきた時に、連続用紙
のミシン目が山折り或いは谷折り形状になっていて、感
光ドラムに連続用紙が吸着せず隙間が生じるため、トナ
ー像の転写が正常に行われないという問題が発生してい
る。そこで、ミシン目の付近の転写が正常に行われる方
法が望まれている。
【0004】
【従来の技術】図6は本発明が適用されるレーザプリン
タの内部側面図を例示している。図において、1はミシ
ン目で折り畳んだ連続用紙(以下用紙という)2aを集積
して収容した給紙部、3はトラクタ、4は搬送路、5は
プリンタ部、6はカット部を示す。
【0005】プリンタ部5は、像形成体である感光ドラ
ム50aの周辺に配置された帯電器51、光学ユニット52、
現像ユニット53、転写器54a、除電器55、クリーナ56、
ブレード57、及び定着器58で構成されている。
【0006】帯電器51は、電圧Vpの印加で感光ドラム
50a上をプラスに帯電させる。その後、光学ユニット52
から印刷情報が光変調させたレーザ光が感光ドラム50a
に照射され、その照射された箇所だけが電荷が下がり静
電潜像が形成される。
【0007】現像ユニット53は、現像ローラ53bを有す
る現像部53a及びトナー供給部53cとから成り、現像部
53aは電圧VBが印加されているため、供給されるトナ
ーはプラス帯電される。そのため、感光ドラム50aの静
電潜像にトナーが吸着しトナー像が得られる。
【0008】用紙2aは、ミシン目での折り畳みにより山
折り/谷折り(以下山/谷という)になっており、給紙
部1に収容した時に、サイズセンサSによって用紙サイ
ズが検出される。サイズセンサSは用紙サイズに対応し
て遮蔽される複数の光センサで構成されている。
【0009】また用紙2aは、印刷に先立ってオートロー
ドした時に、所定位置のミシン目の山/谷形状のいずれ
かを図示省略した操作パネルから入力することにより、
印刷後の用紙2aを折り畳む時に、折り目を誘導する図示
省略したスイングアームの揺動方向が決められる。
【0010】またこのオートロードによりミシン目が転
写器54aの僅か手前に位置するようにセットされる。そ
して印刷開始でトラクタ3の駆動により感光ドラム50a
に接しながら感光ドラム50aの周速度と同速度で図中矢
印A方向に搬送される。
【0011】転写器54aは、マイナス電圧 (転写電圧)
VTが印加され、搬送を開始した用紙2aはマイナス帯電
される。よって感光ドラム50a上のトナー像が用紙2aに
吸着されることで転写動作が行われる。
【0012】転写後、感光ドラム50a上に残存したトナ
ーは除電器55による帯電除去とクリーナ56及びブレード
57によってクリーニングされ、次の印刷動作に備える。
用紙2aに転写されたトナー像は定着器58で、例えば、加
熱/加圧定着され、1つの印刷ジョブが終了する毎にカ
ット部6でミンシ目でカットされ、図示省略したスタッ
カテーブルに折り畳み集積される。
【0013】上記例は、ミシン目で折り畳んだ用紙2aを
使用する場合で説明したが、ミシン目を設けた用紙2aを
ロールにして使用する場合もある。この場合には、転
写、定着後の用紙2aを巻き取る機構を備えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、用紙のミシン目の近傍まで印刷する場合に、図7
(a)及び(b) に示すように、ミシン目が転写領域にある
時、即ち、山/谷形状の部分が感光ドラムに対向する位
置にきた時、転写器のコロナ放電により用紙に感光ドラ
ム側への吸着力が働くが、用紙の変形のために感光ドラ
ムに平らに吸着せず、局部的に感光ドラムと間に隙間が
できてしまう。この隙間量は山/谷形状によって異な
り、また用紙の厚さによっても異なる。
【0015】従来、転写するための転写電圧VTは常に
一定として設定しているため、隙間が生じると定常電圧
では感光ドラムに用紙が平らに吸着せず、転写が正常に
行われない。
【0016】また、ミシン目を設けた用紙をロールにし
て使用する場合には、用紙に残るロールによるカールぐ
せによりミシン目で凸部が形成されて変形するので、感
光ドラムに用紙が平らに対向せず、この隙間のために転
写が正常に行われない。
【0017】このため、ミシン目前後の或る幅を印刷禁
止領域、或いは印刷非保証領域として制限を加えてい
た。最近のプリンタはページ単位に印刷する機構を持つ
ページプリンタが主流となっており、ページの切れ目に
ミシン目を有する用紙を使用するプリンタであっても、
ミシン目から次のミシン目までの領域を一般にページの
単位として、ページ単位に印刷する機構を持っている。
【0018】そのため、ミシン目前後の或る幅の領域に
印刷制限を加えることは、非常に使いにくい装置になっ
ているという問題点がある。これに対処する方法とし
て、特開昭55−149959号公報では、ミシン目の
折り目形状を矯正するローラを設ける方法が提案されて
いるが、使用される用紙の紙質や紙厚によって効果が十
分とは言えない。
【0019】また特開平5−303287号公報では、
転写器の前段にトナーと逆特性の電荷を用紙裏面に付与
する電極を設ける方法が提案されているが、電荷を付与
するタイミング制御が必要であり、また電極及び電源を
余分に設ける必要があってコストが掛かるばかりでな
く、電極によって付与された電荷が、用紙が転写位置へ
移動する間に低下するため効率が悪く、結果として転写
不十分となる。
【0020】本発明は、用紙のミシン目の近傍でも正常
に印刷ができるプリンタを提供することを目的としてい
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図において、50は像形成体、54は転写器、2
はページの切れ目にミシン目を設けた連続用紙、9は連
続用紙2のサイズを検出するサイズ検出手段、10は転写
器54に供給する直流電圧を定常電圧から第1の所定電圧
に変更する第1の電圧変更手段である。
【0022】従って、像形成体50に形成された静電潜像
をトナー現像し、連続用紙2を搬送して、像形成体50の
トナー像を転写器54のコロナ放電により連続用紙2に転
写するプリンタにおいて、サイズ検出手段9が検出した
連続用紙2のサイズに応じてミシン目付近の所定領域が
転写器54による転写位置に到達した時に、第1の電圧変
更手段10により第1の所定電圧に変更するように構成さ
れている。
【0023】
【作用】連続用紙2のサイズをサイズ検出手段9によっ
て検出し、サイズに応じたミシン目付近の所定領域が転
写器54による転写位置に到達した時に、第1の電圧変更
手段10により第1の所定電圧に変更することにより、像
形成体50と連続用紙2の隙間が変化しても、これに対応
する電圧が転写器54に印加されて、像形成体50のトナー
像を正常に連続用紙2に転写することができる。
【0024】即ち、連続用紙2は通常、搬送方向に0.5
インチ長単位で3.5〜1.4インチのものが使用されてい
る。そのため、連続用紙2のサイズを検出して、ミシン
目付近の所定領域が転写器54の転写領域に到達するタイ
ミングを判定する。
【0025】ミシン目付近の所定領域はミシン目によっ
て連続用紙2の形状に凹凸を生じているので、連続用紙
2と像形成体50の隙間が変化して正常な転写が阻害され
る。そこで、転写器54の転写電流を増加させると転写電
圧が増加する。その結果、転写性が向上する。転写性と
は、像形成体50上の転写する前のトナー量と転写後のト
ナー量を比較し、転写後の像形成体50上のトナー量が少
ない方を転写性が良いという。
【0026】転写性が向上することは、像形成体50と連
続用紙2の吸着力が向上することである。よって連続用
紙2のミシン目付近の所定領域が転写領域に到達した
時、転写電圧を増加することによって、像形成体50と連
続用紙2の吸着力を向上させて、隙間をなくすことで転
写性を一様にすることができる。もし、連続用紙2のミ
シン目付近の所定領域以外の領域にも増加した転写電圧
を印加すると「かぶり」を生じて印刷品質が低下する。
【0027】またミシン目で折り畳んだ連続用紙2を折
り畳みを延ばして使用する場合は、像形成体50に対して
ミシン目の山折り/谷折りによって、隙間が生じるた
め、吸着力を変更する必要がある。
【0028】
【実施例】従来例で説明したレーザプリンタに本発明を
適用した実施例で、ページの切れ目にミシン目を設けて
折り畳んだ用紙2aを給紙部1に収容し、折り畳みを延ば
しながら搬送して印刷するプリンタにおいて、用紙2aの
厚さ及びミシン目の山/谷形状に対応して、転写電圧を
変更することにより、ミシン目付近でも正常な印刷を可
能とするものである。
【0029】以下、図2〜図5により実施例を説明す
る。図2は本発明の実施例を示す電子写真プリンタのブ
ロック図、図3はVT電圧/時間テーブルの説明図、図
4は実施例のフローチャート、図5は実施例のタイムチ
ャートである。全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0030】図2の感光ドラム50a及びサイズセンサS
は、図1の像形成体50及びサイズ検出手段9に夫々対応
し、図2のVT電圧/時間テーブル107 及び電源制御部
109は、図1の第1の電圧変更手段10、請求項2の第2
の電圧変更手段、請求項3の時間変更手段及び請求項4
の第3の電圧変更手段に対応している。
【0031】図2において、7はMPU、8は操作パネ
ル、10aはROM、11はRAM、12は通信部、13はセン
サアンプ、14は高圧電源、15はモータ駆動部、16はホス
トコンピュータ (以下ホストという) を示す。
【0032】MPU7は、ROM10aに格納された制御
プログラムに基づいて各部を制御する。操作パネル8
は、印刷枚数、印刷濃度等の印刷条件を指定する指定釦
(図示していない)の他に、用紙2aの厚さを入力する厚
さ入力釦(請求項5の第1の入力手段に対応している)8
0 、用紙2aをトラクタ3にセットした時に所定位置(用
紙2aがオートロード時に搬送されてミシン目が転写器54
aによる転写位置に到達した時の山/谷形状に対応す
る)のミシン目の山/谷情報を入力する山/谷スイッチ
(請求項6の第2の入力手段に対応している)81 及び転
写器54aに対する印加電圧及び印加時間の変更を禁止す
る禁止釦 (請求項7の第3の入力手段に対応している)8
2 を備える。
【0033】禁止釦82は、用紙2aの厚さが薄くて電圧を
上げると「かぶり」を生じる場合や、ミシン目の孔が大
きくて転写器54aのコロナ放電が感光ドラム50aを損傷
する恐れがある場合等に操作される。
【0034】ROM10aは、サイズ情報制御部100 、厚
さ情報制御部101 、山/谷情報制御部102 、ミシン目対
応制御部103 、ミシン目対応禁止情報制御部104 、搬送
制御部105 及び印刷制御部106 等の制御プログラム、及
びVT電圧/時間テーブル107 を備える。
【0035】サイズ情報制御部100 は、サイズセンサS
が検出した用紙サイズを認識して、1ページ分の長さを
RAM11の用紙サイズファイル110 に格納し、印刷制御
部106 による印刷時にページ長さを後述する機構制御部
108 に通知する。
【0036】厚さ情報制御部101 は、操作パネル8の厚
さ入力釦80により入力された用紙2aの厚さを認識して、
RAM11の厚さ情報ファイル111 に格納する。山/谷情
報制御部102 は、操作パネル8の山/谷スイッチ81から
入力された用紙2aの次にくるミシン目の山/谷形状に対
応するフラグをRAM11の後述する山/谷情報ファイル
112 に書込み/読取りすると共に、用紙2aが1ページ分
搬送される毎に山→谷→山→のように交互にフラグを反
転する。
【0037】ミシン目対応制御部103 は、搬送制御部10
5 からのミシン目より所定寸法手前の位置の通知によ
り、RAM11の厚さ情報ファイル111 の厚さ情報及び山
/谷情報ファイル112 の山/谷形状を示すフラグに基づ
いて、VT電圧/時間テーブル107 から厚さ、山/谷形
状に対応した印加電圧及び印加時間を読み出して、RA
M11のVT電圧/時間ファイル114 に一時格納し、印加
電圧変更指令VTLを後述する電源制御部109 へ送信す
ると共に、VT電圧/時間ファイル114 から印加電圧及
び印加時間を読み出して送る。
【0038】ミシン目対応禁止情報制御部104 は、操作
パネル8の禁止釦82の入力を認識して、その情報に対応
するフラグをRAM11のミシン目対応禁止ファイル113
にフラグを立てる。
【0039】搬送制御部105 は、モータ駆動部15に指令
して、モータM1の回転でトラクタ3を駆動させてトラク
タ3にセットされた用紙2aを搬送し、RAM11の用紙サ
イズファイル110 のページ長さを参照してミシン目前後
の所定領域の位置を判断して、ミシン目対応制御部102
に通知する。
【0040】印刷制御部106 は、機構制御部108 及び電
源制御部109 を備え、トラクタ3の駆動によって搬送さ
れた用紙2aに対するプリンタ部5による印刷を制御す
る。機構制御部108 は、モータ駆動部15に指令して、プ
リンタ部5の感光ドラム50a及び、現像ローラ53b等の
モータM2,M3,─を後述するタイミングで駆動させる。
【0041】電源制御部109 は、高圧電源14により供給
されるプリンタ部5の帯電器51の電圧VP及び現像部53
aのバイアス電圧VBの印加と、転写器54aの電圧VT
の印加及び印加時間を後述するタイミングで制御する。
即ち、電圧VP及び電圧VBは所定の電圧が印加され
る。また電圧VTは、用紙2aのミシン目の山/谷形状付
近の所定領域以外の領域では定常電圧及び定常印加時間
が印加され、ミシン目の山/谷形状付近の所定領域で
は、RAM11のVT電圧/時間ファイル114 に格納され
た印加電圧及び印加時間に基づいて、山/谷形状付近の
所定領域が転写位置に到達した時、用紙2aの厚さに応じ
た所定電圧及び所定印加時間に変更制御される。
【0042】VT電圧/時間テーブル107 は、用紙2aの
厚さに対して、用紙2aのミシン目の山/谷形状の付近の
所定領域が転写位置に到達した時の転写器54aに対する
印加電圧及び印加時間が設定されている。即ち、定常印
加電圧VT1 に対して、図3に示すように、用紙2aの厚
さt1,t2 により、ミシン目の山折れ形状に対して複数対
の印加電圧VT2 、VT3 及び印加時間T1 、ミシン目
の谷折れ形状に対して複数対の印加電圧VT4 、VT5
及び印加時間T2 が設定されている。ここで、t1<t2
VT2 <VT4 、T2 <T4 であり、用紙2aの厚さが厚
い場合には、印加電圧を高く、印加時間を長く設定し、
VT2 >VT3 、VT4 >VT5 であり、山折りの場合
は谷折りの場合より印加電圧を高く設定している。
【0043】例えば、VT1 =6.0KVに対して、紙厚
t1=0.05mmで、VT2 =6.4KV、VT3 =6.2K
V、T1 =16ms、紙厚t2=0.1 mmで、VT4 =7.2
KV、VT3 =6.8KV、T2 =21msである。
【0044】RAM11は、用紙サイズファイル110 、厚
さ情報ファイル111 、山/谷情報ファイル112 、ミシン
目対応禁止情報ファイル113 及びVT電圧/時間ファイ
ル114 を備えている。なお装置電源がOFFされた時は
バッテリサポートされる。
【0045】用紙サイズファイル110 は、サイズセンサ
Sが検出した用紙サイズをサイズ情報制御部100 の制御
により格納する。厚さ情報ファイル111 は、操作パネル
8の厚さ入力釦80から入力された用紙厚さを厚さ情報制
御部101 の制御により格納する。
【0046】山/谷情報ファイル112 は、操作パネル8
の山/谷スイッチ81から用紙2aのミシン目の山/谷形状
の情報が入力されると、山/谷情報制御部102 の制御に
より、山/谷形状に対応するいずれか一方のフラグが立
てられ、用紙2aが1ページ分搬送される毎に、山/谷情
報制御部102 によって山→谷→山→のようにフラグが交
互に反転される。
【0047】ミシン目対応禁止情報ファイル113 は、ミ
シン目対応禁止情報制御部104 の制御により、転写器54
aに対する印加電圧及び印加時間の変更の禁止を示すフ
ラグが立てられる。
【0048】VT電圧/時間ファイル114 は、ミシン目
対応制御部103 の制御によってVT電圧/時間テーブル
107 から読み出された印加電圧及び印加時間が一時格納
される。
【0049】通信部12は、ホスト16との交信が行われ、
ホスト16からの印刷開始/停止、1ページの領域、解像
度等の印刷に必要な条件のコマンド及び印刷データが受
信される。またホスト16に対して機構状態をステイタス
として送信する。
【0050】高圧電源14は、帯電器51、現像ローラ53b
へのバイアスの供給電源で、夫々に対するON信号によ
り高電圧VP、VT、VBを出力する。このような構成
及び機能を有するので、次に図4のフローチャート及び
図5のタイムチャートにより作用を説明する。図4に示
すように、 (1) まず、用紙2aを給紙部1にセットして、装置電源を
ONすると、サイズセンサSが用紙サイズを検出し、サ
イズ情報制御部100 により用紙サイズを用紙サイズファ
イル110 に格納する。
【0051】(2) 次に用紙2aの先端を所定位置に合わせ
てトラクタ3にセットして、図示省略したオートロード
釦を押すと、トラクタ3が駆動して、用紙2aはオートロ
ードされて、ミシン目が転写器54aに対向する位置のわ
ずか手前に位置する。
【0052】(3) 山/谷スイッチ81によりセット位置の
ミシン目の形状(山折り或いは谷折り)の山/谷情報を
入力する。入力された情報は、図5に示すように、山
/谷情報制御部102 により山/谷情報ファイル112 に山
/谷に対応したフラグ「1」或いは「0」を立てる。
【0053】(4) 必要ならば禁止釦83を押下する。禁止
釦82が押下されると、ミシン目対応禁止情報制御部104
はミシン目対応禁止情報ファイル113 にフラグ「1」を
立てる。
【0054】(5) 禁止釦82を押下しない時は、更に用紙
2aの厚さ (t1或いはt2) を入力する。厚さ情報制御部10
1 は入力された厚さ情報を厚さ情報ファイル111 に格納
する。 (厚さが入力されない時は、通常使用されている
厚さ (例えば、t1) の紙厚が指定されたものとする。) (6) 図5に示すように、印刷開始信号を受信して所定
時間経過後、図5、に示すように、印刷制御部106
が起動し、感光ドラム50a、現像ローラ53b等が駆動及
び電圧印加され、図5のタイミングで、ホスト16から
印刷ジョブデータの送信が開始されて、光学ユニット52
により印刷データを光データに変換してレーザ光を回転
する感光ドラム50aに照射して静電潜像を形成し、現像
ユニット53によってトナー現像される。すると図5の
タイミングで搬送制御部105 が起動して用紙2aの搬送が
開始され、一方、図5に示すように、転写器54aに定
常電圧VT1 が印加される。
【0055】(7) 搬送制御部105 からミシン目から所定
寸法だけ手前の位置にきたことの通知を受けたミシン目
対応制御部103 は、まず、ミシン目対応禁止情報ファイ
ル113 にフラグ「1」があるか否かをチェックし、フラ
グ「1」がなければ、厚さ情報ファイル111 の厚さ情報
及び山/谷情報ファイル112 の山/谷形状を示すフラグ
「1」或いは「0」に基づいて、図3に示したVT電圧
/時間テーブル107 から用紙2aの厚さt1或いはt2及び山
/谷形状に対応した印加電圧 (フラグ「1」の時はVT
2 或いはVT4 、フラグ「0」の時はVT3 或いはVT
5 ) 及び印加時間T1 或いはT2 を読み出し、VT電圧
/時間ファイル114 に一時格納する。
【0056】例えば、厚さt1で山折りとすると、印加電
圧VT2 で印加時間T1 となる。(以下印加電圧VT2
及び印加時間T1 で説明する。)そして、図5のタイ
ミングで、電源制御部109 に対して印加電圧変更指令V
TLを発信すると共に、印加電圧VT2 及び印加時間T
1 を電源制御部109 に送る。
【0057】(8) 電源制御部109 は、図5に示すよう
に、転写器54aに対して印加電圧VT2 を印加時間T1
印加する。(次のミシン目付近では谷折りのため印加電
圧VT3 を印加時間T2 印加される。) (9) 印加時間T1 が経過すると、図5に示すように、
元の電圧VT1 に復帰して印加を継続する。
【0058】(10)この間に、用紙2aの1ページ分(ミシ
ン目から次のミシン目まで)の長さの搬送が行われる毎
に、図5、に示すように、山/谷情報ファイル112
の山/谷に対応したフラグ「1」或いは「0」を反転す
る。
【0059】(11)該当する印刷ジョブが終了するまで、
(7)〜の印刷動作を繰り返す。また次の印刷ジョブがあ
ればこれを繰り返す。 (12)上記(7) でミシン目対応禁止情報ファイル113 にフ
ラグ「1」が立っている時は、ミシン目対応制御部103
は起動せず、図5に破線で示すように、(7)の印加電
圧VT1で各ページを印刷し、(10)〜のフローで同様に
印刷を継続する。
【0060】このようにして、用紙2aの厚さ及びミシン
目の山/谷形状に応じて、ミシン目付近の転写電圧を変
更することにより、用紙2aが感光ドラム50aに隙間なく
吸着して転写を正常に行うことができ、ミシン目付近ま
で印刷領域として用紙2aを使用することができる。
【0061】また、終業等により装置電源をOFFして
も、RAM11がバッテリサポートされているので、格納
した用紙ページ長さ、用紙2aの厚さ、山/谷情報のフラ
グ及びVT電圧/時間情報は保持されており、用紙2aを
そのままずらさずに使用すれば、装置電源をONした後
に再び用紙2aの厚さ及び山/谷情報を操作入力する必要
がなく、印刷を開始することができる。
【0062】また上記例では、ミシン目で折り畳んだ用
紙2aを延ばして使用するプリンタの場合を説明したが、
ページの切れ目にミシン目を設けてロール状に巻いた用
紙 (以下ロール紙という) を使用して印刷するプリンタ
の場合にも同様に適用することができる。
【0063】ロール紙を使用する場合は、給紙部にセッ
トした時に、ロール幅の寸法をサイズセンサで検出する
ことにより、規格サイズ(例えば、A5,A4,─,B5,B4,
─) であれば、搬送方向のページ長さ(ミシン目間の長
さ)を容易に求めることができる。
【0064】また、上記例では、山/谷が1ページ毎に
反転したが、ロール紙の場合は、ロール紙を上向きに使
用するか、或いは下向きに使用するかによって、ミシン
目が山折りか谷折り形状となり、いずれかの形状が継続
する。
【0065】従って、ロール紙の厚さに応じて、1ペー
ジ目のミシン目で山/谷形状のいずれかに対応する印加
電圧及び印加時間を設定すれば、以後は用紙サイズに応
じてミシン目毎に同条件で変化させた電圧を印加すれば
良く、上記例の場合に比較して制御が簡単になる。
【0066】上記例のROM10aを、RAMに変更し
て、プリンタの使用開始時に、ホスト16等の上位装置か
ら初期ロードする方法としても良いことは勿論である。
また上記例では、用紙2aの厚さ検出手段を、厚さ入力釦
80からの入力を厚さ情報制御部101 で認識する方法の場
合を説明したが、用紙2aの厚さを搬送路4上で公知技術
の厚さ測定手段によって測定する方法としても良く、ま
たミシン目の山折り或いは谷折りの形状の認識手段を、
山/谷スイッチ81による入力を山/谷情報制御部103 に
よる認識、山/谷情報ファイル113 への格納及びページ
毎に山/谷を反転させる方法の場合を説明したが、用紙
2aのミシン目の山折り或いは谷折りの形状を搬送路4上
で公知技術の認識手段によって認識する方法としても良
いことは勿論である。
【0067】更に上記例では、用紙2aの厚さに応じて、
ミシン目の山/谷形状の付近の転写領域に対して転写器
54aの印加電圧を所定時間変更する場合を説明したが、
用紙2aの厚さに関係なく、ミシン目の山/谷形状の付近
の転写領域に対して転写器54aの印加電圧を所定時間変
更する方法としても良い。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
サイズに応じたミシン目付近の所定領域が転写器による
転写位置に到達した時に、定常電圧から所定電圧に変更
することにより、連続用紙のミシン目付近の像形成体に
対向する形状が変形していて隙間があっても、これに対
応する電圧が転写器に印加されて、像形成体に連続用紙
が吸着されて、像形成体のトナー像を正常に連続用紙に
転写することができ、連続用紙のミシン目付近まで印刷
領域として使用することができるので、印刷禁止領域或
いは印刷非保証領域を設定しないで、ページ全面が印刷
可能となる。
【0069】また、連続用紙の厚さに応じた所定電圧及
び所定時間、或いは連続用紙のミシン目形状の山折り/
谷折りに応じた所定電圧を設定することにより、適切な
転写電圧に切り換えて印加することができるので、一層
正常な転写を行うことができ、印刷品質を一定に保つこ
とができる。
【0070】しかも、従来、提案されている方法のよう
に矯正ローラや電極を設ける必要がなく、コストの改善
を図ることができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 本発明の実施例を示すブロック図
【図3】 VT電圧/時間テーブルの説明図
【図4】 実施例のフローチャート
【図5】 実施例のタイムチャート
【図6】 本発明が適用されるレーザプリンタの内部側
面図
【図7】 従来例の問題点の説明図
【符号の説明】
2は連続用紙、 2aは用紙、 8
は操作パネル、9はサイズ検出手段、 10は第1の電
圧変更手段、10aはROM、11はRAM、
50は像形成体、 50aは感光ドラム、54,54aは
転写器、 80は厚さ入力釦、 81は山/谷
スイッチ、82は禁止釦、 101 は厚さ情報制
御部、102 は山/谷情報制御部、107 はVT電圧/時間
テーブル、109 は電源制御部、 112 は山/谷情報
ファイル、Sはサイズセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体(50)に形成された静電潜像をト
    ナー現像し、ページの切れ目にミシン目を設けた連続用
    紙(2) を搬送して、転写器(54)のコロナ放電により該像
    形成体(50)のトナー像を該連続用紙(2) に転写するプリ
    ンタであって、 前記連続用紙(2) のサイズを検出するサイズ検出手段
    (9) と、 前記転写器(54)に供給する直流電圧を定常電圧から第1
    の所定電圧に変更する第1の電圧変更手段(10)とを備
    え、 該サイズ検出手段(9) によって検出した連続用紙(2) の
    サイズに応じたミシン目付近の所定領域が該転写器(54)
    による転写位置に到達した時に、該第1の電圧変更手段
    (10)により第1の所定電圧に変更することを特徴とする
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記連続用紙(2) の厚さを検出する厚さ
    検出手段と、 前記転写器(54)に供給する直流電圧を定常電圧から第2
    の所定電圧に変更する第2の電圧変更手段とを備え、 該厚さ検出手段によって検出された該連続用紙(2) の厚
    さに応じて、該連続用紙(2) のミシン目付近の所定領域
    が該転写器(54)による転写位置に到達した時に、該第2
    の電圧変更手段により該第2の所定電圧に変更すること
    を特徴とする請求項1のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記転写器(54)に対する前記第2の所定
    電圧の供給時間を変更する時間変更手段とを備え、 前記厚さ検出手段によって検出された該連続用紙(2) の
    厚さに応じて、該連続用紙(2) のミシン目付近の所定領
    域が該転写器(54)による転写位置に到達した時に、該時
    間変更手段により該第2の所定電圧の供給を所定時間に
    変更することを特徴とする請求項2のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記連続用紙(2) の前記ミシン目の山折
    り或いは谷折りの形状を認識する認識手段と、 前記転写器(54)に供給する直流電圧を定常電圧から第3
    の所定電圧或いは第4の所定電圧に変更する第3の電圧
    変更手段とを備え、 該認識手段によって認識された該連続用紙(2) のミシン
    目の山折り或いは谷折りの形状に応じて、該第3の電圧
    変更手段により該第3の所定電圧或いは該第4の所定電
    圧に変更することを特徴とする請求項1のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記連続用紙(2) の厚さを入力する第1
    の入力手段を備えたことを特徴とする請求項2或いは請
    求項3のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記連続用紙(2) の前記ミシン目の山折
    り或いは谷折りの形状の情報を入力する第2の入力手段
    を備えたことを特徴とする請求項4のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記ミシン目付近の所定領域の転写電圧
    の変更或いは電圧供給時間の変更の禁止を入力する第3
    の入力手段を備え、 該第3の入力手段による入力に基づいて、該所定領域の
    転写電圧の変更或いは電圧供給時間の変更を禁止するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5或いは請求項6のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6606945B1 (en) 1999-07-12 2003-08-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Continuous medium printing apparatus
JP2015081924A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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