JPH0726092Y2 - 立型直圧式射出成形機の型締機 - Google Patents

立型直圧式射出成形機の型締機

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JPH0726092Y2
JPH0726092Y2 JP1989133714U JP13371489U JPH0726092Y2 JP H0726092 Y2 JPH0726092 Y2 JP H0726092Y2 JP 1989133714 U JP1989133714 U JP 1989133714U JP 13371489 U JP13371489 U JP 13371489U JP H0726092 Y2 JPH0726092 Y2 JP H0726092Y2
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正規 浅川
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、立型直圧式射出成形機における型締機に関す
るものである。
「従来の技術」 立型直圧式射出成形機における型締機として、従来、第
4図および第5図に示すものが広く用いられている(実
開昭51-142066号公報参照)。
この従来の型締機は、定位置に固定される固定盤1と、
その上面側において固定盤1と平行を保ちつつ上下動す
る移動盤2との間に、図示しない金型を配して締め付け
るようにしたものであり、移動盤2の固定盤1に対する
上下動および型締は、シリンダ本体3およびピストン
(ピストンロッド)4により構成される型締シリンダ5
により行うようになっている。
すなわち、固定盤1の下面側にはシリンダ本体3が下向
きに固定され、そのシリンダ本体3内に油圧を供給する
ことによってピストン4を押し下げ、それによってピス
トン4の下端に固定されたエンドプレート6を押し下げ
るようになっている。エンドプレート6は、固定盤1お
よび移動盤2の双方と平行とされた状態で、4本のタイ
バー7…によって上記移動盤2に連結されている。各タ
イバー7…は、互いに平行とされていて、それらの下端
部がエンドプレート6の四隅に固定されているととも
に、上端部が上記移動盤2の四隅に固定されており、こ
れらタイバー7…の中間部分は、上記固定盤1の四隅に
形成されてブッシュ8…が装着されているガイド孔9…
を、上下に摺動可能に挿通している。それらガイド孔9
…の下面側にはそれぞれボス10…が設けられており、こ
れらボス10…によって各ガイド孔9…は固定盤1の下面
側に延長されたものとなっている。
上記従来の型締機では、ピストン4をシリンダ本体3に
対して押し下げると、図中の想像線で示すようにエンド
プレート6が押し下げられ、これによって各タイバー7
…が各ガイド孔9……に案内されつつ下方に移動し、そ
れらタイバー7…に連結されている移動盤2が、固定盤
1に対する平行状態を保持しつつ押し下げられることに
なり、これによって、移動盤2の下面と固定盤1の上面
との間に配した金型(図示せず)を締め付けるようにな
っている。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記のような型締機においては、金型全体に
均一な型締力を作用させるために、移動盤2の固定盤1
に対する平行度を常に高精度で確保する必要があるが、
上記従来の型締機においては、固定盤1と移動盤2との
平行度を必ずしも充分に確保できるものではなかった。
すなわち、上記従来の型締機においては、ガイド孔9の
内面とタイバー7の外面との間に、タイバー7の摺動を
許容するための嵌合間隙を確保しなければならないこと
は勿論であり、したがって、第6図に示すようにその間
隙の範囲内でタイバー7が傾くことが可能な余地が残る
こととなり、このため、タイバー7が前記の間隙の範囲
内で傾く分、移動盤2と固定盤1の平行度が損なわれる
こととなる。特に、型締シリンダ5による型締力が盤面
に不均等に作用したような場合、または、固定盤1上に
射出圧が不均等に作用する場合には、ガイド孔9に装着
されたブッシュ8が偏摩耗することがあり、そのような
場合には上記の嵌合間隙が大きくなって、タイバー7が
大きく傾いてしまい、その結果、平行精度の低下が増大
される傾向が続いてしまう。
上記のような、ガイド孔9に対するタイバー7の傾きの
大きさは、嵌合間隙が一定であればタイバー7に対する
ガイド長さL(すなわちガイド孔9の長さ)が大きいほ
ど小さくなることは自明であり、上記従来の型締機にお
いても、ボス10を設けることでガイド孔9を固定盤1の
厚さ以上に延長しているのであるが、ボス10を余り長い
ものとした場合には、ボス10自体が片持ち梁となり、そ
の端面で必要な強度を確保するには構造上の制限もあ
り、一般的にはボス10の長さlは、通常、タイバー7の
直径の3倍程度までであり、ガイド長さLを余り大きく
することができないものである。このため、ボス10を設
けることのみでは、ガイド孔9に対するタイバー7の傾
き、その結果としての移動盤2の固定盤1に対する平行
精度を、必ずしも十分に確保できるものではなかった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、固定盤と移動盤の平行精度をより向上
させることのできる立型直圧式射出成形機の型締機を提
供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、本考案は、複数の第1ガ
イド孔が形成された固定盤と、上記各第1ガイド孔に上
下の軸方向に摺動可能にそれぞれ挿通された複数のタイ
バーと、該複数のタイバーの上端に固定された移動盤
と、該移動盤を固定した上記複数のタイバーの下端に固
定されたエンドプレートと、上記固定盤とエンドプレー
トとの間に、シリンダ本体を固定盤の下面に固定すると
ともにピストンをエンドプレートに固定して設けられ、
上記エンドプレートと上記タイバーとを介して上記移動
盤を下降させて固定盤と移動盤との間で金型を型締めす
る型締シリンダと、該型締シリンダによって上記移動盤
と一緒に軸方向に動かされる上記各タイバーを、各第2
ガイド孔にそれぞれ軸方向に摺動可能に挿通させて上記
シリンダ本体の側面に固定された複数のブラケットとを
具備した構成とした。
「作用」 本考案の立型直圧式射出成形機の型締機では、タイバー
が挿通している双方のガイド孔、すなわち固定盤に設け
られているガイド孔と、ブラケットに形成されているガ
イド孔の間隔を大きく確保することによって、タイバー
に対するガイド長さを大きく確保でき、それらガイド孔
に対するタイバーの傾きが低減させられ、したがって、
移動盤の固定盤に対する平行度が高精度で確保される。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図を参照し
て説明するが、本実施例の型締機において上述した従来
の型締機と同一部分には同一符号を付して説明を簡略化
する。
本実施例の型締機は、従来の型締機において設けられて
いたボス10が省略され、それに代えて、シリンダ本体3
にブラケット11…が設けられ、それらブラケット11…に
ガイド孔12…が設けられた構成とされている。
すなわち、シリンダ本体3の外面には、4つのブラケッ
ト11…が第1図、第2図に示すように側方に突出して取
り付けられている。そして、それらのブラケット11…
に、固定盤1に形成されている各ガイド孔9…と同一軸
線上の位置に、それらガイド孔9…と同径とされている
とともに同様にブッシュ8…が装着されたガイド孔12…
がそれぞれ形成されており、各タイバー7は、それらガ
イド孔9,12の双方を摺動可能に挿通するようにされてい
る。
この型締機にあっては、互いに離間して設けられた2つ
のガイド孔9,12の双方をタイバー7が挿通していること
によって、タイバー7に対するガイド長さL′は、第3
図に示すように、固定盤1の上面からブラケット11の下
面に至る長さとなる。そして、そのガイド長さL′は、
従来の型締機におけるガイド長さLに比して十分に大き
く確保することができ、その結果、移動盤2と固定盤1
の平行精度を向上させることができる。
たとえば、本実施例におけるガイド長さL′を、従来の
型締機におけるガイド長さLの2倍に設定すれば、各ガ
イド孔9,12の内面とタイバー7との間の間隙が従来と同
等であっても、タイバー7の傾きを半分に低減でき、し
たがって、移動盤2の固定盤1に対する平行精度を2倍
にできることになる。
そして、本実施例の型締機においては、ボス10を設ける
ことによってガイド孔9を延長する従来の場合のよう
に、ボス10が変形したり、ボス10の長さに強度上の問題
から制限が加わる、というような不具合が生じることも
なく、しかも、この場合、固定盤1とそれに固定されて
いるシリンダ本体3とは、各タイバー7…に合計8箇所
で支持されることになるので、装置全体の曲げ剛性や捻
れ剛性が従来の型締機に比して向上する、という利点も
ある。
「考案の効果」 以上で詳細に説明したように、本考案の立型直圧式射出
成形機の型締機は、固定盤に設けたガイド孔と、シリン
ダ本体に設けたブラケットに形成したガイド孔の双方に
タイバーを挿通させるようにしたから、タイバーに対す
るガイド長さを十分に大きく確保することができ、した
がって、それらガイド孔に対するタイバーの傾きを低減
させることができ、その結果、固定盤と移動盤の平行度
を高精度で確保できるとともに、機械の強度も高め得る
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る型締機の一実施例を
示すもので、第1図は側断面図、第2図は第1図のII-I
I線矢視図、第3図は要部拡大断面図である。 第4図ないし第6図は従来の型締機を示すもので、第4
図は側断面図、第5図は第4図のV−V線矢視図、第6
図は要部拡大断面図である。 1……固定盤、2……移動盤、3……シリンダ本体、4
……ピストン、5……型締シリンダ、6……エンドプレ
ート、7……タイバー、8……ブッシュ、9……ガイド
孔、11……ブラケット、12……ガイド孔、L′……ガイ
ド長さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1ガイド孔(9)が形成された固
    定盤(1)と、上記各第1ガイド孔(9)に上下の軸方
    向に摺動可能にそれぞれ挿通された複数のタイバー
    (7)と、該複数のタイバー(7)の上端に固定された
    移動盤(2)と、該移動盤(2)を固定した上記複数の
    タイバー(7)の下端に固定されたエンドプレート
    (6)と、上記固定盤(1)とエンドプレート(6)と
    の間に、シリンダ本体(3)を固定盤(1)の下面に固
    定するとともにピストン(4)をエンドプレート(6)
    に固定して設けられ、上記エンドプレート(6)と上記
    タイバー(7)とを介して上記移動盤(2)を下降させ
    て固定盤(1)と移動盤(2)との間で金型を型締めす
    る型締シリンダ(5)と、該型締シリンダ(5)によっ
    て上記移動盤(2)と一緒に軸方向に動かされる上記各
    タイバー(7)を、各第2ガイド孔(12)にそれぞれ軸
    方向に摺動可能に挿通させて上記シリンダ本体(3)の
    側面に固定された複数のブラケット(11)とを具備した
    ことを特徴とする立型直圧式射出成形機の型締機。
JP1989133714U 1989-11-17 1989-11-17 立型直圧式射出成形機の型締機 Expired - Fee Related JPH0726092Y2 (ja)

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