JPH07260839A - バッテリ残量検出用電流検出装置 - Google Patents

バッテリ残量検出用電流検出装置

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JPH07260839A
JPH07260839A JP6051877A JP5187794A JPH07260839A JP H07260839 A JPH07260839 A JP H07260839A JP 6051877 A JP6051877 A JP 6051877A JP 5187794 A JP5187794 A JP 5187794A JP H07260839 A JPH07260839 A JP H07260839A
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    • G01R31/3842Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC combining voltage and current measurements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で正確なバッテリ電流の検出を行
う。 【構成】 電流電圧変換部32は、バッテリ20の充電
時および放電時にそのときの電流に応じた正および負電
圧Xaをそれぞれ発生する。そして、電圧合成器34
は、電圧Xaに所定の正の電圧を加算し、常に正のサン
プル電圧Xsを発生する。そして、このサンプル電圧X
sと所定の基準電圧X1,X2とを2つの差動アンプ4
0、42で比較し、充電時および放電時の電流について
の信号V1,V2を得、これをマイコン44に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ残量を検出す
るために、バッテリの充放電電流を検出するバッテリ残
量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノート型のパーソナルコンピ
ュータ(以下パソコンという)等バッテリ駆動の機器が
普及しており、この電源として充電可能なバッテリが利
用されている。そして、このような機器において、バッ
テリ残量を知ることができれば、あとどの位充電なしで
使用できるかが分かる。このため、バッテリ残量を表示
可能なものも知られている。
【0003】このバッテリ残量表示のためには、バッテ
リ残量を計測しなければならず、この計測方法として
は、バッテリの電圧計測、充放電量の積算等がある。バ
ッテリの電圧計測は、方法として容易であるが、バッテ
リにはニッケル水素電池等、バッテリの残量がかなり小
さくならないと電圧が変化しないものがあり、このよう
な場合には正確な測定は行えない。また、バッテリ電圧
は温度の影響を受けるため、温度が変化した場合にも、
正確な測定は行えなくなってしまうという問題もある。
【0004】一方、バッテリの放電量の積算は、満充電
後の充放電電流から比較的正確な放電量の測定が行え、
また計測のための回路もそれ程複雑ではないため、これ
が利用される場合も多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の充放電
量の積算の場合、充電時と放電時とでは、電流の方向が
逆である。そこで、充放電電流の検出のために、(i)
マイナス側の電源を作り、増幅回路の入力電圧領域をマ
イナスまで可能とする、(ii)互いに逆方向の電流を
検出する電流検出用の素子を1つずつ設け、切り換えス
イッチにより充放電状態に応じて、いずれかの電流検出
素子に電流を流して充放電電流の検出を可能とする、等
の手段が必要となり、電流検出のための回路が複雑にな
ってしまうという問題点があった。
【0006】特に、バッテリ駆動のノート型パソコン等
においては、その小型化・軽量化・低価格化が進み、部
品点数の削減が求められている。
【0007】一方、回路の省消費電力化およびバッテリ
の高機能化によって、機器の連続使用可能時間が延長さ
れており、より高精度のバッテリの残量検出が求められ
るようになってきている。すなわち、満充電時でも1〜
2時間程度しか連続使用ができなかった時であれば、バ
ッテリ残量検出についての誤差の影響は小さかったが、
7〜8時間の連続使用が可能になってくると、1〜2時
間の誤差でもその影響が大きい。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、部品点数の削減と高機能化という相反する要素の
両立を図ることができるバッテリの残量検出用電流検出
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリ残量
を検出するために、バッテリの充放電電流を検出するバ
ッテリ残量検出装置であって、バッテリの負極側に設け
られ、バッテリに流れる電流を電圧信号として出力する
電流電圧変換部と、電流電圧変換部の出力電圧に所定の
正の電圧を加算し、サンプル電圧を出力する電圧合成器
と、を有し、上記サンプル電圧に基づいて、バッテリの
充放電電流についての信号を発生することを特徴とす
る。
【0010】また、上記電流電圧変換部は、バッテリの
負極側とアースとの間に挿入配置された電流検出用抵抗
からなり、この電流検出用抵抗の上側端から電圧信号を
出力し、上記電圧合成器は、この電流検出用抵抗の上側
端と定電圧電源との間に設けられた少なくとも2つの直
列接続された分圧抵抗からなり、この分圧抵抗の接続点
からサンプル電圧を発生することを特徴とする。
【0011】また、所定の基準電圧を発生する基準電圧
発生部と、この基準電圧とサンプル電圧を比較する比較
手段と、をさらに有し、上記比較手段の比較結果からバ
ッテリ充放電電流についての信号を発生することを特徴
とする。
【0012】また、上記比較手段は、少なくとも2段の
オペアンプを有し、1段目のオペアンプによっていずれ
か一方の入力信号を増幅した後、次段のオペアンプによ
って上記1段目のオペアンプによって増幅された信号と
他の入力信号を比較することを特徴とする。
【0013】また、上記基準電圧発生部は、放電電流検
出用の基準電圧を発生する第1の基準電圧発生回路と、
充電電流検出用の基準電圧を発生する第2の基準電圧発
生回路とを含み、上記比較手段は、上記サンプル電圧と
上記放電電流検出用の基準電圧を比較する第1比較手段
と、上記サンプル電圧と上記充電電流検出用の基準電圧
を比較する第2比較手段の2つを含み、上記第1比較部
および第2比較部から放電電流および充電電流について
の信号をそれぞれ出力することを特徴とする。
【0014】
【作用】このように、電圧合成器により所定の正の電圧
を加算する。これによって、得られるサンプル電圧は、
充電時および放電時共に、正の電圧になる。そこで、比
較的簡単な回路で、このサンプル電圧に基づいて充放電
電流の検出が行える。
【0015】また、電流検出用抵抗にバッテリ電流を流
すことによって、バッテリに流れる電流を電圧信号に変
更することができる。また、電流検出用抵抗の上側に分
圧抵抗を接続することによって、分圧抵抗の接続点に所
定の正の電圧が加算されたサンプル電圧を得ることがで
きる。
【0016】また、サンプル電圧を所定の基準電圧と比
較することによって、所定の基準電圧との差により、充
電電流および放電電流に応じた電圧信号を得ることがで
きる。特に、2つの比較手段を設け、充電時と放電時で
別々に比較を行えば、充電電流および放電電流にほぼ比
例した比較結果の信号を得ることができる。
【0017】2段のオペアンプから比較手段を構成する
ことによって、安定した比較を行うことができる。
【0018】基準電圧を2つ発生し、充電時放電時で別
々の比較を行うことによって、比較手段の出力に所定の
オフセットを付与することができる。そこで、部品のば
らつき等によって、バッテリ電流0A時のサンプル電圧
がずれても、2つの比較手段とも正の出力を得ることが
でき、この比較結果の信号に基づいて、マイコンが正確
なバッテリの充放電電流を検出することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、実施例の全体構成を示すブロッ
ク図であり、本体負荷10は、ノート型パソコンの各種
動作を行うための回路等が含まれる部分である。この本
体負荷10には、LCD(液晶ディスプレイ)12が接
続されており、各種表示を行う。
【0020】バッテリ20は、充電可能なニッケル水素
電池(ニッケルカドミなど他の形式の電池でもよい)で
あり、接点22aに正極が接続され、接点22bに負極
が接続されている。接点22aには、スイッチ24を介
し、接点26が接続され、この接点26には本体負荷1
0またはACアダプター28が接続される。
【0021】従って、接点26に本体負荷10を接続し
た状態では、スイッチ24をオンすることによって、本
体負荷10にバッテリ20からの電力が供給される。一
方、ACアダプター28は商用の100V交流電流を整
流し、所定の充電電流(直流電流)を出力するものであ
り、接点26にACアダプター28を接続することによ
り、バッテリ20を充電することができる。なお、スイ
ッチ24は、接点26から接点22aに向けて電流を流
すダイオード24aを内蔵しているため、スイッチ24
がオフの状態でバッテリ20の充電が行える。
【0022】バッテリ20の正極には接点22aを介し
サブ電源30が接続されている。このサブ電源30は、
所定の定電圧X0を出力するものであり、例えば9Vの
バッテリ20から電圧5Vの一定電圧を出力する。な
お、このサブ電源30には、手動スイッチ31が接続さ
れており、このスイッチ31のオンオフについての信号
をON/OFF端子から出力できるようになっている。
【0023】また、バッテリ20の負極22bは、電流
電圧変換部32を介しアースに接続されている。この電
流電圧変換部32は、ここに流れる電流を電圧値に変更
するものであり、例えば所定の低抵抗値の電流検出用抵
抗からなっている。従って、本体負荷10の動作時に
は、バッテリ20の正極より本体負荷10に電流が流
れ、その電流は本体負荷10からアース、電流電圧変換
部32を介しバッテリ20の負極に流れる。一方、充電
時は、ACアダプター28からの電流はバッテリ20、
電流電圧変換部32を介し、アースに流れる。
【0024】従って、電流電圧変換部32の出力(電流
検出用抵抗の上側)には、バッテリ20に流れる電流に
応じた正または負の電圧が生じる。すなわち、電流検出
用抵抗の抵抗値をRD 、バッテリ20の充放電電流値を
Iとした場合、充電時にはI・RD 、放電時には−I・
RD の電圧が電流検出用抵抗の上側に生じ、これが電流
電圧変換部32から出力される。
【0025】そして、電流電圧変換部32の出力には、
他端がサブ電源30の出力に接続された電圧合成器34
が挿入配置されている。この電圧合成器34は、電流電
圧変換部32の出力に所定の電圧を加算するものであ
り、例えば一対の直列接続された分圧抵抗R1、R2か
らなり、両者の接続点からサンプリング電圧Xsを出力
する。
【0026】従って、この場合のサンプリング電圧Xs
は、充電時に、 Xs1=(Xa−I・RD )・R2/(R1+R2)+
I・RD 放電時に、 Xs2=(Xa+I・RD )・R2/(R1+R2)−
I・RD になる。なお、電流I=0の時の電圧をXs0とする。
【0027】また、サブ電源30の出力は、充電時用基
準電圧発生装置36および放電時用基準電圧発生装置3
8に接続されている。これら充電時用基準電圧発生装置
36および放電時用基準電圧発生装置38はそれぞれ所
定の分圧抵抗によって構成することができ、所定の出力
電圧X1,X2をそれぞれ発生する。ここで、電圧X
1,X2は、バッテリ電流0Aの際の電圧合成器34の
出力電圧とほぼ同一の電圧で、X1<Xs0,X2>Xs0
に設定する。
【0028】充電時用基準電圧発生装置36の出力電圧
X1は差動アンプ40の反転入力端子に入力され、この
差動アンプ40の非反転入力端子には、電圧合成器34
の出力電圧Xsが入力されている。従って、差動アンプ
40は、充電時における電圧合成器34の出力電圧Xs
の上昇量についての信号V1を出力する。一方、放電時
用基準電圧発生装置38の出力電圧X2は差動アンプ4
2の反転入力端子に入力され、この差動アンプ42の非
反転入力端子には、電圧合成器34の出力Xsが入力さ
れている。従って、差動アンプ42は、放電時における
電圧合成器34の出力電圧Xsの降下量についての信号
V2を出力する。
【0029】ここで、充電時用基準電圧発生装置36お
よび放電時用基準電圧発生装置38の出力電圧X1、X
2をX1<Xs0,X2>Xs0のように設定したのは、抵
抗等の部品のばらつきにより各点での電圧値が変動して
も差動アンプ40、42の2つの入力端の入力電圧値が
反転しないようにするためである。
【0030】すなわち、バッテリ20の電流が0Aの時
における電圧合成器34の出力Xs0と、同一の電圧を2
つの差動アンプ40、42の非反転または反転入力端子
に入力する基準電圧にすれば、2つの差動アンプ40、
42から充電時と放電時にそれぞれ正の差の値が得られ
るはずである。しかし、実際には部品のばらつき等があ
り、バッテリ20の電流が0Aの際の電圧合成器34か
らの出力Xsもばらつく。このため、本実施例では、上
述のように、基準電圧X1,X2を異ならせ、差動アン
プ40、42における比較にオフセットを生じさせる。
これによって、例えば、図2に示すように、バッテリ2
0の電流が0Aの際にも、必ず正の出力が得られる。
【0031】差動アンプ40、42の出力V1,V2
は、マイコン44の2つの端子に入力される。マイコン
44は、この2つの端子に入力される電圧値をA/D変
換し、得られた値からバッテリ20の充電電流あるいは
放電電流を認識する。そして、認識した電流値を積算
し、バッテリ20の残量を算出する。
【0032】マイコン44には、インターフェース46
を介し、LCD12が接続されており、バッテリの残量
がここに表示される。ここで、この表示は、所定にキー
操作に応じて行っても良いし、所定の部分に常に行って
も良く、その態様はどのようなものであっても良い。ま
た、残量が少なくなったときにアラームを発生すること
も好適である。なお、図示は省略したが、LCD12も
本体負荷10と同様にして、バッテリ20からの電力の
供給を受ける。
【0033】以上のように、本実施例によれば、電圧合
成器34において、電流電圧変換部32において得た、
バッテリ20の電流についての正または負のサンプル電
圧信号をすべて正の信号に変換する。したがって、簡単
な回路でバッテリ20の充電電流および放電電流の両方
を検出することができる。
【0034】また、電圧合成器34で得たサンプル電圧
を2つの差動アンプ40、42において、それぞれ異な
る基準電圧と比較する。これによって、差動アンプ4
0、42のいずれかにおいて必ず正の値を得ることがで
き、マイコン44において、正確な充放電電流の検出を
行うことができる。
【0035】図3に、本実施例の電流検出部の回路図を
示す。電流電圧変換部32は、1つの抵抗R1で構成さ
れる。この抵抗R1は、充放電電流が流れるものであ
り、有位の電圧信号が得られる範囲でなるべく小さな値
に設定され、例えば50mΩのものが採用される。この
抵抗R1の上側には抵抗R2、R3の直列接続からなる
電圧合成器34が接続される。
【0036】抵抗R2の上側は、サブ電源30の出力で
ある5Vに接続されている。この抵抗R2,R3は、こ
こにおける消費電流が少なくなるように、比較的大きな
抵抗値のものが採用され、例えば、R2=100kΩ、
R3=5.1kΩのものが採用される。この場合、バッ
テリ20の電流が0Aの時の電圧合成器34の出力電圧
Xs0は、243mVになる。
【0037】次に、充電時用基準電源発生装置36は、
サブ電源の出力の5Vとアースの間に設けられた電圧合
成器34とほぼ同様の抵抗R4,R5の直列接続から構
成されている。そして、抵抗R4,R5は、例えば、R
4=100kΩ、R5=4.7kΩのように、R5の値
が電圧合成器34の抵抗R3よりに若干小さなものに設
定されている。従って、この充電時用基準電圧発生装置
36の出力電圧X1は、バッテリ20の電流が0Aの際
の電圧合成器34の出力電圧Xs0より、若干低い225
mVになる。
【0038】また、放電時用基準電圧発生装置38は、
充電時用基準電圧発生装置36とほぼ同様に構成を有し
ており、抵抗R6,R7の直列接続から構成されてい
る。そして、抵抗R6,R7は、例えば、R6=100
kΩ、R7=5.6kΩのように、R7の値が電圧合成
器34の抵抗R3よりに若干大きなものに設定されてい
る。従って、この放電時用基準電圧発生装置38の出力
電圧X2は、バッテリ20の電流が0Aの際の電圧合成
器34の出力電圧Xs0より、若干高い265V電圧にな
る。
【0039】そして、電圧合成器34の出力Xs、充電
時用基準電圧発生装置36の出力X1は差動アンプ40
に入力され、電圧合成器34の出力Xs、放電時用基準
電圧発生装置38の出力X2は差動アンプ42に入力さ
れるが、これら差動アンプ40、42は、オペアンプを
2段接続した回路で構成されている。
【0040】すなわち、差動アンプ40は、電圧X1が
非反転入力端子に入力されるオぺアンプOP1と、電圧
Xsが非反転入力端子に入力されるオぺアンプOP2を
有している。オぺアンプOP1の反転入力端子は、抵抗
R8を介し、アースに接続され、出力端子と反転入力端
子は、帰還抵抗R9で接続されている。ここで、抵抗R
8=100kΩ、抵抗R9=3,6kΩに設定する。
【0041】オペアンプOP1の入力端は、225Vで
あるため、この時のオペアンプOP1の出力は233V
になる。そして、このオペアンプOP1の出力が、抵抗
R10を介しオペアンプOP2の反転入力端子に入力さ
れる。ここで、オペアンプOP2の出力端子と反転入力
端子とは、帰還抵抗R11で接続されている。オペアン
プOP2の入力端は電圧Xsであり、バッテリ電流0A
の時243mV、充電電流3Aであれば385mV、放
電電流4Aであれば52mVになる。
【0042】そこで、オペアンプOP2の出力は、バッ
テリ電流0Aの時に521mV、充電電流3Aの時に4
607mV、放電電流4Aであれば0mVになる。この
ように、バッテリ20の充電電流に応じた電圧信号V1
が差動アンプ40の出力に得られる。なお、このOP2
の出力は、抵抗R12を介し出力され、この出力端に
は、他端がアースされたコンデンサCが接続されてい
る。そこで、この抵抗R12およびコンデンサCによっ
て、出力電圧の細かな変動が除去され、マイコン44に
検出電圧V1が供給される。
【0043】差動アンプ42は、基本的に差動アンプ4
0と同一の構成である。そこで、オペアンプOP1,O
P2をop1,op2、抵抗R8〜R12をr8〜r1
2に対応させる。差動アンプ42では、オペアンプop
1の非反転入力端子には電圧Xs、オペアンプop2の
非反転入力端子には電圧X2が入力される。また、抵抗
r9、r10の抵抗値は5.1kΩに設定されている。
【0044】これによって、オペアンプop1の入力
は、電圧Xsになり、op2の入力は、265Vにな
る。また、オペアンプop1の出力はバッテリ電流0A
の時に255mV、充電電流3Aの時に405mV、放
電電流4Aであれば55mVになる。そこで、オペアン
プop2の出力は、バッテリ電流0Aの時に461m
V、充電電流3Aの時に0mV、放電電流4Aであれば
4383mVになる。このようにして、バッテリ20の
放電電流に応じた電圧信号V2が差動アンプ42の出力
に得られる。
【0045】このように、この実施例の回路によって、
充電時および放電時において、安定した動作が得られ、
マイコン44において正確なバッテリ20の電流検出を
行うことができる。なお、本実施例において、差動アン
プ40、42において2つのオペアンプを使用する形式
としたのは、この形式の差動アンプは入力インピーダン
スを十分大きくしておきながら、回路のドリフトを小さ
くできるからである。従って、差動アンプ40、42の
形式は他のものであっても良い。
【0046】なお、バッテリ20の最大充電電流と最大
放電電流は、上述の例ように、通常異なっている。そこ
で、本実施例のように、基準電圧を2つ発生し、別々に
比較することによって、好適な比較が行える。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
テリ残量検出用電流検出装置によれば、サンプル電圧は
充電時および放電時共に正の電圧にできる。そこで、比
較的簡単な回路で、このサンプル電圧に基づいて充放電
電流の検出が行える。
【0048】また、電流検出用抵抗にバッテリ電流を流
すことによって、バッテリに流れる電流を電圧信号とし
て検出できる。また、電流検出用抵抗の上側に分圧抵抗
を接続することによって、分圧抵抗の接続点に所定の正
の電圧が加算されたサンプル電圧を得ることができる。
【0049】また、サンプル電圧を所定の基準電圧と比
較することによって、所定の基準電圧との差により、充
電電流および放電電流に応じた電圧信号を得ることがで
きる。特に、2つの比較手段を設け、充電時と放電時で
別々に比較を行えば、充電電流および放電電流にほぼ比
例した比較結果の信号を得ることができる。
【0050】2段のオペアンプから比較手段を構成する
ことによって、安定した比較を行うことができる。
【0051】基準電圧を2つ発生し、充電時放電時で別
々の比較を行うことによって、比較手段の出力に所定の
オフセットを付与することができる。そこで、部品のば
らつき等によって、バッテリ電流0A時のサンプル電圧
がずれても、2つの比較手段とも正の出力を得ることが
でき、この比較結果の信号に基づいて、マイコンが正確
なバッテリの充放電電流を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】比較部にオフセットを付加した状態を示す特性
図である。
【図3】実施例の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
10 本体負荷 20 バッテリ 32 電流電圧変換部 34 電圧合成器 36 充電時用基準電圧発生装置 38 放電時用基準電圧発生装置 40、42 差動アンプ 44 マイコン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ残量を検出するために、バッテ
    リの充放電電流を検出するバッテリ残量検出装置であっ
    て、 バッテリの負極側に設けられ、バッテリに流れる電流を
    電圧信号として出力する電流電圧変換部と、 電流電圧変換部の出力電圧に所定の正の電圧を加算し、
    サンプル電圧を出力する電圧合成器と、 を有し、 上記サンプル電圧に基づいて、バッテリの充放電電流に
    ついての信号を発生することを特徴とするバッテリ残量
    検出用電流検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 上記電流電圧変換部は、バッテリの負極側とアースとの
    間に挿入配置された電流検出用抵抗からなり、この電流
    検出用抵抗の上側端から電圧信号を出力し、 上記電圧合成器は、この電流検出用抵抗の上側端と定電
    圧電源との間に設けられた少なくとも2つの直列接続さ
    れた分圧抵抗からなり、 この分圧抵抗の接続点からサンプル電圧を発生すること
    を特徴とするバッテリ残量検出用電流検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 所定の基準電圧を発生する基準電圧発生部と、 この基準電圧とサンプル電圧を比較する比較手段と、 をさらに有し、 上記比較手段の比較結果からバッテリ充放電電流につい
    ての信号を発生することを特徴とするバッテリ残量検出
    用電流検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、 上記比較手段は、少なくとも2段のオペアンプを有し、
    1段目のオペアンプによっていずれか一方の入力信号を
    増幅した後、次段のオペアンプによって上記1段目のオ
    ペアンプによって増幅された信号と他の入力信号を比較
    することを特徴とするバッテリ残量検出用電流検出装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の装置におい
    て、 上記基準電圧発生部は、放電電流検出用の基準電圧を発
    生する第1の基準電圧発生回路と、充電電流検出用の基
    準電圧を発生する第2の基準電圧発生回路とを含み、 上記比較手段は、上記サンプル電圧と上記放電電流検出
    用の基準電圧を比較する第1比較手段と、上記サンプル
    電圧と上記充電電流検出用の基準電圧を比較する第2比
    較手段の2つを含み、 上記第1比較部および第2比較部から放電電流および充
    電電流についての信号をそれぞれ出力することを特徴と
    するバッテリ残量検出用電流検出装置。
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