JPH0726016Y2 - プレス型装置 - Google Patents
プレス型装置Info
- Publication number
- JPH0726016Y2 JPH0726016Y2 JP1312091U JP1312091U JPH0726016Y2 JP H0726016 Y2 JPH0726016 Y2 JP H0726016Y2 JP 1312091 U JP1312091 U JP 1312091U JP 1312091 U JP1312091 U JP 1312091U JP H0726016 Y2 JPH0726016 Y2 JP H0726016Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- guide
- work
- guide cam
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、板状ワークの端縁を折
り曲げ加工するためのプレス型装置に関するものであ
る。
り曲げ加工するためのプレス型装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】板状ワークの端縁を折り曲げ加工するた
めのプレス型として一般に寄カム機構が採用されてい
る。その機構は例えば図３で示すように、ワーク押さえ
のパット３を備えた上型１にクサビ形の固定カム２を固
設し、下型４には曲刃５ａと前記固定カム２が当接する
案内部５ｂとを有し水平方向に移動可能な案内カム５
と、この案内カム５上に水平方向に移動可能に設けられ
前記固定カム２が当接して前進移動する加工カム６とを
備え、前記固定カム２の下降動によって加工カム６の前
進と、この加工カム６の前進に対して接近する方向に移
動する案内カム５との寄せ合いによりワークＷの端縁を
加工カム６と案内カム５の曲刃５ａとで折り曲げ加工す
るものである。
めのプレス型として一般に寄カム機構が採用されてい
る。その機構は例えば図３で示すように、ワーク押さえ
のパット３を備えた上型１にクサビ形の固定カム２を固
設し、下型４には曲刃５ａと前記固定カム２が当接する
案内部５ｂとを有し水平方向に移動可能な案内カム５
と、この案内カム５上に水平方向に移動可能に設けられ
前記固定カム２が当接して前進移動する加工カム６とを
備え、前記固定カム２の下降動によって加工カム６の前
進と、この加工カム６の前進に対して接近する方向に移
動する案内カム５との寄せ合いによりワークＷの端縁を
加工カム６と案内カム５の曲刃５ａとで折り曲げ加工す
るものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のプレス型に
よると、ワークＷの折り曲げ加工時に図３において、案
内カム５は固定カム２により左方に引き動かされ、また
加工カム６は右方に押動されて加工カム６と曲刃５ａと
が対接するため、曲刃５ａが取付けられた側の案内カム
５のコーナー部に過大な集中応力が加わり、このコーナ
ー部の強度不足により亀裂Ａが発生することがある。
よると、ワークＷの折り曲げ加工時に図３において、案
内カム５は固定カム２により左方に引き動かされ、また
加工カム６は右方に押動されて加工カム６と曲刃５ａと
が対接するため、曲刃５ａが取付けられた側の案内カム
５のコーナー部に過大な集中応力が加わり、このコーナ
ー部の強度不足により亀裂Ａが発生することがある。
【０００４】さらに、案内カム５内に加工カム６が配置
されたダブルカム構造であるため、案内カム５の全長が
長くなり、これにより下型４におけるカム取付けスパン
Ｂが一般部より飛び出る形となり下型４を大型化してい
る。
されたダブルカム構造であるため、案内カム５の全長が
長くなり、これにより下型４におけるカム取付けスパン
Ｂが一般部より飛び出る形となり下型４を大型化してい
る。
【０００５】本考案の目的は、上記従来の問題点を解消
したプレス型装置を提供することである。
したプレス型装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、下型に、水平方向に前進後退移動
可能に設けられ、前面にワーク端縁を折り曲げ加工する
ワーク折り曲げ部を有した案内カムと、この案内カムの
後面に当接して案内カムを前進後退作動する上下動可能
な可動案内ブロックと、この可動案内ブロックを上下動
させる揺動レバーと、前記案内カムの前方に固設した固
定案内ブロックとを備え、上型に、前記固定案内ブロッ
クに当接して前記案内カムのワーク折り曲げ部に向かっ
て前進後退移動可能に、かつスプリングにより常に後退
方向に付勢して設けられ、前記案内カムのワーク折り曲
げ部に対接する曲刃を有した加工カムと、前記揺動レバ
ーを作動する突棒とを備えたものである。
めの本考案の要旨は、下型に、水平方向に前進後退移動
可能に設けられ、前面にワーク端縁を折り曲げ加工する
ワーク折り曲げ部を有した案内カムと、この案内カムの
後面に当接して案内カムを前進後退作動する上下動可能
な可動案内ブロックと、この可動案内ブロックを上下動
させる揺動レバーと、前記案内カムの前方に固設した固
定案内ブロックとを備え、上型に、前記固定案内ブロッ
クに当接して前記案内カムのワーク折り曲げ部に向かっ
て前進後退移動可能に、かつスプリングにより常に後退
方向に付勢して設けられ、前記案内カムのワーク折り曲
げ部に対接する曲刃を有した加工カムと、前記揺動レバ
ーを作動する突棒とを備えたものである。
【０００７】
【作用】上記の構成により、上型の下降によって加工カ
ムが固定案内ブロックに当接してバックアップ並びに前
進移動し、同時に突棒が揺動レバーを作動して可動案内
ブロックを上昇し、これにより案内カムの後面を押動し
て案内カムを前記加工カム方向に前進させ、以てワーク
端縁を加工カムと案内カムとで折り曲げ加工するもので
ある。
ムが固定案内ブロックに当接してバックアップ並びに前
進移動し、同時に突棒が揺動レバーを作動して可動案内
ブロックを上昇し、これにより案内カムの後面を押動し
て案内カムを前記加工カム方向に前進させ、以てワーク
端縁を加工カムと案内カムとで折り曲げ加工するもので
ある。
【０００８】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１において、４は下型である。この下型４には、
前面にワーク端縁を折り曲げ加工するワーク折り曲げ部
１４ａを有した案内カム１４が水平方向に前進後退移動
可能に設けられ、この案内カム１４の後方には、案内カ
ム１４の後面に当接して案内カム１４を前進後退作動す
る上下動可能であり、かつスプリング２０により常に下
降方向に付勢されている可動案内ブロック１５と、この
可動案内ブロック１５をバックアップする固定ブロック
１６と、図２で示すように、支軸１８によって揺動可能
に軸支され前記可動案内ブロック１５を上下動する揺動
レバー１７と前記案内カムの前方に固 設した固定案内ブ
ロック１３とを備えている。
る。図１において、４は下型である。この下型４には、
前面にワーク端縁を折り曲げ加工するワーク折り曲げ部
１４ａを有した案内カム１４が水平方向に前進後退移動
可能に設けられ、この案内カム１４の後方には、案内カ
ム１４の後面に当接して案内カム１４を前進後退作動す
る上下動可能であり、かつスプリング２０により常に下
降方向に付勢されている可動案内ブロック１５と、この
可動案内ブロック１５をバックアップする固定ブロック
１６と、図２で示すように、支軸１８によって揺動可能
に軸支され前記可動案内ブロック１５を上下動する揺動
レバー１７と前記案内カムの前方に固 設した固定案内ブ
ロック１３とを備えている。
【０００９】１は上型であり、ワークＷを下型４に向け
て押さえるパット３を有している。この上型１には、前
記固定案内ブロック１３に当接して前記案内カム１４の
ワーク折り曲げ部１４ａに向かって前進後退移動可能
に、かつスプリング１１により常に後退方向に付勢して
設けられ、前記案内カム１４のワーク折り曲げ部１４ａ
に対接する曲刃１０ａを有した加工カムを備え、通常は
前記スプリング１１の付勢によってストッパ１２に当接
する後退端に位置している。
て押さえるパット３を有している。この上型１には、前
記固定案内ブロック１３に当接して前記案内カム１４の
ワーク折り曲げ部１４ａに向かって前進後退移動可能
に、かつスプリング１１により常に後退方向に付勢して
設けられ、前記案内カム１４のワーク折り曲げ部１４ａ
に対接する曲刃１０ａを有した加工カムを備え、通常は
前記スプリング１１の付勢によってストッパ１２に当接
する後退端に位置している。
【００１０】また、前記上型１には前記揺動レバー１７
を作動する突棒１９が設けられている。
を作動する突棒１９が設けられている。
【００１１】本考案は上記の通りの構造であるから、上
型１の下降動により加工カム１０が下型４の固定案内ブ
ロック１３に当接し、固定案内ブロック１３は加工カム
１０を前進移動させると共にバックアップする。
型１の下降動により加工カム１０が下型４の固定案内ブ
ロック１３に当接し、固定案内ブロック１３は加工カム
１０を前進移動させると共にバックアップする。
【００１２】これと同時に上型１に設けられた突棒１９
は揺動レバー１７に当接して揺動レバー１７の一端を押
し下げ、他端を上昇させる。これにより揺動レバー１７
の他端に当接している可動案内ブロック１５が上昇し、
案内カム１４の後面を押動して案内カム１４を加工カム
１０方向に前進移動させる。
は揺動レバー１７に当接して揺動レバー１７の一端を押
し下げ、他端を上昇させる。これにより揺動レバー１７
の他端に当接している可動案内ブロック１５が上昇し、
案内カム１４の後面を押動して案内カム１４を加工カム
１０方向に前進移動させる。
【００１３】これにより、加工カム１０の曲刃１０ａが
案内カム１４のワーク折り曲げ部１４ａに対接してワー
クＷの端縁を折り曲げ加工するのである。このとき可動
案内ブロック１５に加わる案内カム１４の後退方向の反
力は固定ブロック１６が受け止める。
案内カム１４のワーク折り曲げ部１４ａに対接してワー
クＷの端縁を折り曲げ加工するのである。このとき可動
案内ブロック１５に加わる案内カム１４の後退方向の反
力は固定ブロック１６が受け止める。
【００１４】
【考案の効果】以上のように本考案は、構成であるか
ら、下型に、水平方向に前進後退移動可能に設けられ、
前面にワーク端縁を折り曲げ加工するワーク折り曲げ部
を有した 案内カムと、この案内カムの後面に当接して案
内カムを前進後退作動する上下動可能な可動案内ブロッ
クと、この可動案内ブロックを上下動させる揺動レバー
と、前記案内カムの前方に固設した固定案内ブロックと
を備え、上型に、前記固定案内ブロックに当接して前記
案内カムのワーク折り曲げ部に向かって前進後退移動可
能に、かつスプリングにより常に後退方向に付勢して設
けられ、前記案内カムのワーク折り曲げ部に対接する曲
刃を有した加工カムと、前記揺動レバーを作動する突棒
とを備えた構成であるから、案内カムと加工カムはそれ
ぞれシングル化され、案内カムを作動する可動案内ブロ
ックをワーク内に組み入れた構成となり、型のコンパク
トが図られる共に、案内カムの強度がアップされる利点
を有している。
ら、下型に、水平方向に前進後退移動可能に設けられ、
前面にワーク端縁を折り曲げ加工するワーク折り曲げ部
を有した 案内カムと、この案内カムの後面に当接して案
内カムを前進後退作動する上下動可能な可動案内ブロッ
クと、この可動案内ブロックを上下動させる揺動レバー
と、前記案内カムの前方に固設した固定案内ブロックと
を備え、上型に、前記固定案内ブロックに当接して前記
案内カムのワーク折り曲げ部に向かって前進後退移動可
能に、かつスプリングにより常に後退方向に付勢して設
けられ、前記案内カムのワーク折り曲げ部に対接する曲
刃を有した加工カムと、前記揺動レバーを作動する突棒
とを備えた構成であるから、案内カムと加工カムはそれ
ぞれシングル化され、案内カムを作動する可動案内ブロ
ックをワーク内に組み入れた構成となり、型のコンパク
トが図られる共に、案内カムの強度がアップされる利点
を有している。
【図１】本考案の断面図
【図２】図１のＣ−Ｃ線断面図
【図３】従来装置の断面図
１ 上型 ４ 下型 １０ 加工カム １１ スプリング １３ 固定案内ブロック １４ 案内カム １５ 可動案内ブロック １７ 揺動レバー １９ 突棒
Claims (1)
- 【請求項１】 下型に、水平方向に前進後退移動可能に
設けられ、前面にワーク端縁を折り曲げ加工するワーク
折り曲げ部を有した案内カムと、この案内カムの後面に
当接して案内カムを前進後退作動する上下動可能な可動
案内ブロックと、この可動案内ブロックを上下動させる
揺動レバーと、前記案内カムの前方に固設した固定案内
ブロックとを備え、 上型に、前記固定案内ブロックに当
接して前記案内カムのワーク折り曲げ部に向かって前進
後退移動可能に、かつスプリングにより常に後退方向に
付勢して設けられ、前記案内カムのワーク折り曲げ部に
対接する曲刃を有した加工カムと、前記揺動レバーを作
動する突棒とを備えたことを特徴とするプレス型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1312091U JPH0726016Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1312091U JPH0726016Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04104230U JPH04104230U (ja) | 1992-09-08 |
| JPH0726016Y2 true JPH0726016Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31747391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1312091U Expired - Lifetime JPH0726016Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726016Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1312091U patent/JPH0726016Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04104230U (ja) | 1992-09-08 |
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