JPH0726005U - 金属帯エッジ清浄装置 - Google Patents
金属帯エッジ清浄装置Info
- Publication number
- JPH0726005U JPH0726005U JP5436993U JP5436993U JPH0726005U JP H0726005 U JPH0726005 U JP H0726005U JP 5436993 U JP5436993 U JP 5436993U JP 5436993 U JP5436993 U JP 5436993U JP H0726005 U JPH0726005 U JP H0726005U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属帯のエッジに付着した油分などを効率よ
く除去することによって、特に品質の優れた溶接管の製
造を可能にする。また洗浄液としてフロンを含む特殊な
ものを用いなくても効率よく除去する。 【構成】 シンクロールおよびブライドルロールを介し
て金属帯板を通板するように構成された洗浄槽におい
て、前記洗浄槽内の液面下に金属帯板の両エッジと摺接
して回転する一対のブラシロールが配設されており、該
ブラシロールの回転軸と金属帯の通板方向とのなす角θ
が30〜60°である。
く除去することによって、特に品質の優れた溶接管の製
造を可能にする。また洗浄液としてフロンを含む特殊な
ものを用いなくても効率よく除去する。 【構成】 シンクロールおよびブライドルロールを介し
て金属帯板を通板するように構成された洗浄槽におい
て、前記洗浄槽内の液面下に金属帯板の両エッジと摺接
して回転する一対のブラシロールが配設されており、該
ブラシロールの回転軸と金属帯の通板方向とのなす角θ
が30〜60°である。
Description
【0001】
本考案は、金属帯板のエッジに付着した油分などを除去するための装置に関し 、特に金属溶接管の製造ラインに設置されるものである。
【0002】
金属帯板の製造ラインにおいては、該金属帯板両端部の不良部分を取り除くト リム処理が行われる。このトリム処理に際しては丸刃の加熱防止のために油が供 給される場合があるため、トリム処理後の金属帯の両エッジ(端面)には切粉や 油分等の異物が付着する。 トリム処理した金属帯板から溶接管を製造するとき、エッジに異物が付着した まま溶接すると、溶接部の品質を損なう。特に金属帯板がチタンの場合は、溶接 欠陥が発生し易いため重大な問題になる。
【0003】 従来、金属帯板表面の両端部をブラッシングする方法として、ブラシロールを その軸が金属帯板表面と平行になるように、且つ金属帯板の長手方向に対して傾 斜するように向けて金属帯板表面に摺接させるとともに、金属帯板の移送下でブ ラシロールを回転駆動させてブラッシングする方法が特開平2−121713号 公報によって知られている。 この方法は乾式であり、しかもブラシロールの回転軸を金属帯板表面と平行に 向けているために、エッジを充分にブラッシングすることができない。
【0004】
本考案は、金属帯板のエッジに付着した異物を効率よく除去することによって 、特に品質の優れた溶接管を製造することを課題とする。また洗浄液としてフロ ンを含む特殊なものを用いなくても効率よく除去することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決する本考案の金属帯板エッジ清浄装置は、シンクロールおよび ブライドルロールを介して金属帯板を通板するように構成された洗浄槽において 、前記洗浄槽内の液面下に金属帯板の両エッジと摺接して回転する一対のブラシ ロールが配設されており、該ブラシロールの回転軸と金属帯の通板方向とのなす 角θが30〜60°であることを特徴とする。
【0006】
本考案の金属帯板エッジ清浄装置は、シンクロールおよびブライドルロールを 介して金属帯板を通板するように構成された洗浄槽において、前記洗浄槽内の液 面下に金属帯板の両エッジと摺接して回転する一対のブラシロールが配設されて おり、該ブラシロールの回転軸と金属帯の通板方向とのなす角θが30〜60° であるため、金属帯板エッジにブラシの毛先を適切に摺接させるとともに、金属 帯板エッジに摺接するブラシの毛先数をより多くすることで金属帯エッジを効率 よくブラッシングすることができる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は金属帯板エッ ジ洗浄装置1の縦断面図を示し、図2は横断面図を示している。 洗浄槽2の側壁2Aと2Aとの間には、ブライドルロール3,3およびシンク ロール4が軸受(図示せず)を介して回転自在に支持されている。各ロールには 金属帯板Sが渡されており、金属帯板Sは洗浄槽2の外に設けられたピンチロー ル5によって矢印の方向に送られる。側壁2A,2Aの上面には、レール6が渡 して設けられており、レール6には支持部材7,7が搭載されている。支持部材 7,7には電動機8,8が搭載されており、電動機8,8の駆動軸(図示せず) は支持部材7,7を貫通してブラシロール軸9,9に連結されている。ブラシロ ール軸9,9にはブラシロール10,10が取り付けられており、ブラシロール 10は電動機7の駆動によって矢印の方向へ回転する。
【0008】 ブラシロール10はロール軸9に例えば多数のナイロン製の線材を密に植設し てロール状に形成したものであり、洗浄液Lの液面下に位置している。ブラシロ ール軸9の回転軸と金属帯Sの通板方向とのなす角度θ(図1)は30〜60° となるように、ブライドルロール3,3およびシンクロール4が取り付けられて いる。洗浄槽2には、中性洗剤を用いた洗浄液Lがブラシロール10の上面まで 供給されており、洗浄液Lはヒータ11によって加熱され、サーモスタット12 によって所定温度に制御されている。
【0009】 側壁2A,2Aの上面には、軸受13を介してスクリュー軸14,14が設け られており、各スクリュー軸14は支持部材7に螺合されている。支持部材7は 、スクリュー軸14に設けられたハンドル15を回すとスクリュー軸14に沿っ てスライド移動することで、ブラシロール10が金属帯板Sに接近・離反する。
【0010】 図3は洗浄液の循環経路を示しており、洗浄槽2内の洗浄液Lはストレーナ1 6を通って異物が除去された後、ポンプ17によって循環管路18を通って洗浄 槽2に戻される。ポンプ17の入側には、新しい洗浄液が入った新液タンク19 が接続されており、バルブ20によって所要量の新液が循環管路18に供給され る。循環管路18の一端は洗浄槽2内に設けられた洗浄ノズル21に接続されて いる。22は洗浄液面に浮上した異物を排出するためのオーバーフロー管である 。
【0011】 次に本装置を用いた金属帯エッジのブラッシングについて説明する。図1およ び図2において、金属帯Sは矢印方向に送られて洗浄槽2に入りブライドルロー ル3,3およびシンクロール4を通って洗浄槽2内を搬送される。ブラシロール 10は金属帯板Sのエッジに当接して矢印方向へ回転し、このときブラシロール 10の回転軸と金属帯板Sの通板方向とのなす角度θが30〜60°であるため 、金属帯エッジにブラシの毛先を適切な角度で摺接させることができ、金属帯エ ッジに摺接するブラシの毛先の数をより多くすることで金属帯エッジを効率よく ブラッシングすることができる。
【0012】 これに対して角度θが60°を超えると、図4(A)に示すように、ブラシの 毛先が開くため、金属帯エッジに摺接するブラシの毛先の数が少なくなり、清浄 効果が小さい。他方、角度θが30°未満であると、図4(B)に示すように、 ブラシの毛先10Aが金属帯エッジの縁Tに当たるため、金属帯エッジに摺接す るブラシの毛先の数が少なくなり、清浄効果が小さく、またブラシが損耗し易く なる。
【0013】 金属帯エッジのブラッシング中、洗浄槽2内の洗浄液中の異物は、図3に示し た循環経路のストレーナ16によって除去されるとともに、洗浄槽2に浮遊した 異物はオーバーフロー管22から排出される。また排出された洗浄液に見合う量 の新液が洗浄液タンク19から循環管路18に供給される。
【0014】
本考案の金属帯エッジ洗浄装置によれば、金属帯のエッジに付着した油分など を効率よく洗浄することができるので、例えば溶接管の製造におけるエッジの汚 染による溶接部の品質劣化を防止することができる。このため特にエッジの汚染 による溶接品質劣化が大きいチタン溶接管の製造では、その効果が特に大きい。 また、フロンを含む特殊な洗浄液を使用することなく効率的洗浄を行うことがで きる。
【図1】本考案の金属帯エッジ洗浄装置の縦断面図を示
す図。
す図。
【図2】図1のY−Y断面図を示す図。
【図3】洗浄液の循環経路を示す図。
【図4】金属帯エッジのブラッシング状況を説明する
図。
図。
1 金属帯エッジ洗浄装置 2 洗浄槽 3 ブライドルロール 4 シンクロール 5 ピンチロール 6 レール 7 支持部材 8 電動機 9 ブラシロール軸 10 ブラシロール 11 ヒータ 12 サーモスタット 13 軸受 14 スクリュー軸 15 ハンドル 16 ストレーナ 17 ポンプ 18 洗浄液の循環管路 19 洗浄液の新液タンク 20 バルブ 21 洗浄ノズル 22 オーバーフロー管 S 金属帯板 L 洗浄液
Claims (1)
- 【請求項1】 シンクロールおよびブライドルロールを
介して金属帯板を通板するように構成された洗浄槽にお
いて、前記洗浄槽内の液面下に金属帯板の両エッジと摺
接して回転する一対のブラシロールが配設されており、
該ブラシロールの回転軸と金属帯の通板方向とのなす角
θが30〜60°であることを特徴とする金属帯エッジ
清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436993U JPH0726005U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 金属帯エッジ清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436993U JPH0726005U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 金属帯エッジ清浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726005U true JPH0726005U (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=12968755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5436993U Withdrawn JPH0726005U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 金属帯エッジ清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726005U (ja) |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5436993U patent/JPH0726005U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |