JPH07259914A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH07259914A
JPH07259914A JP7418494A JP7418494A JPH07259914A JP H07259914 A JPH07259914 A JP H07259914A JP 7418494 A JP7418494 A JP 7418494A JP 7418494 A JP7418494 A JP 7418494A JP H07259914 A JPH07259914 A JP H07259914A
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JP
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cylinder
bracket
outer shell
piston rod
guide portion
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JP7418494A
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Inventor
Hiromi Machida
博美 町田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/11Mounting of sensors thereon
    • B60G2204/112Mounting of sensors thereon on dampers, e.g. fluid dampers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/25Stroke; Height; Displacement
    • B60G2400/252Stroke; Height; Displacement vertical

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダに設けた検出体に対してアウタシェ
ルに設けた非接触式センサが相対回転するのを規制し、
ピストンロッドの変位量を正確に検出する。 【構成】 アウタシェル14の胴部16に径方向外向き
に突出し、内側が凹部となったガイド部16Aを形成す
ると共に、外筒2の表面には、各玉軸受20を介してガ
イド部16Aに係合し、アウタシェル14とシリンダ1
とが相対回転するのを規制する軸受支持部18D,18
Dを有するブラケット18を溶接して設ける。検出体1
9とハイトセンサ17を対向させた状態に保持し、車高
調整を正確に行うと共に、ピストンロッド12の伸縮時
にブラケット18とガイド部16Aが接触干渉するのを
防ぎ伸縮動作をスムーズに行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の車軸側と
車体側との間に設けられる油圧緩衝器、サスペンション
装置として用いて好適なシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のシリンダ装置のうち、
例えば油圧サーボ式のシリンダ装置として、シリンダ
と、該シリンダ内に摺動可能に挿嵌されたピストンと、
一端側が該ピストンに固着され、他端側が前記シリンダ
外に突出したピストンロッドと、前記シリンダに対する
該ピストンロッドの変位量を調整すべく、前記シリンダ
内の油室に外部から圧油を給排する圧油の給排通路と、
基端側が前記ピストンロッドの突出端側に固着され、先
端側が前記シリンダを外側から覆うように軸方向に伸長
した筒状体としてのアウタシェルとからなるものは知ら
れている。
【0003】そして、この種の従来技術によるシリンダ
装置を、例えば車両用のサスペンション装置として用い
るには、ピストンロッドの突出端側を車両の車体側に固
定し、シリンダの一端側を車両の車軸側に固定して取付
け、シリンダ内に設けられた油室に圧油の給排通路を介
して外部から圧油を給排することにより、シリンダから
ピストンロッドを突出させてピストンロッドの変位量を
調整するようにしている。
【0004】また、前記車両の車軸側と車体側との間に
は車高検出用のハイトセンサ等を設け、該ハイトセンサ
からの信号に基づき、車高が低くなったときには、前記
シリンダ内の油室に圧油を供給してピストンロッドを伸
長させることにより、車高を高くする。一方、ハイトセ
ンサからの信号に基づき車高が高くなったときには、前
記シリンダ内の油室から圧油を排出してピストンロッド
を縮小させることにより、車高を低くするように車高調
整を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述した従来
技術では、車両の車軸側と車体側との間にシリンダ装置
とは別置きで車高検出用のハイトセンサ等を設けている
から、車両の限られたスペースを有効に活用できず、全
体を小型化し、コンパクトに形成することができないと
いう問題がある。
【0006】そこで、本発明者等は車高検出用のハイト
センサ等をシリンダ装置のアウタシェルとシリンダとの
間に設けることを検討した。
【0007】ここで、シリンダ側にはマグネット等の検
出体を設け、アウタシェル側にはリードスイッチ等の非
接触式センサからなるハイトセンサを、前記マグネット
等の検出体に対向させて設け、該検出体とハイトセンサ
との相対位置の変化から車高の変化を検出する。しか
し、この場合には、シリンダに対してピストンロッドが
アウタシェルと共に相対回転することがあるために、例
えばシリンダ装置を車両の車軸側と車体側との間に設け
た場合に、シリンダ側の検出体に対してアウタシェル側
のハイトセンサがピストンロッドと共に相対回転する
と、検出体とハイトセンサとの相対位置が変化して車高
が変化したものと誤検出することがあるという未解決な
問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はピストンロッドが円滑に伸縮す
るのを補償できると共に、シリンダに対してアウタシェ
ル等の筒状体が相対回転するのを規制でき、常にピスト
ンロッドの変位量を正確に検出できるようにしたシリン
ダ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、シリンダと、一端側が該シリンダ内に伸縮
可能に挿嵌され、他端側が前記シリンダ外に突出したロ
ッドと、基端側が前記ロッドの突出端側に固着され、先
端側が前記ロッド及びシリンダを外側から覆うように軸
方向に伸長した筒状体とからなるシリンダ装置に適用さ
れる。
【0010】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記筒状体に、該筒状体の径方向外向きに突出して軸方
向に延び、内側が凹部となったガイド部と、該ガイド部
内に設けられ、前記シリンダ側に取付けた検出体と協働
して前記ロッドの変位を検出する非接触式センサとを設
け、前記シリンダ側には前記ガイド部に係合し、前記筒
状体とシリンダとの相対回転を規制する突起部を設け、
該突起部と前記ガイド部との間には、両者の摺動抵抗を
減少させる摺動抵抗低減手段を配設したことにある。
【0011】
【作用】上記構成により、シリンダ側の突起部が筒状体
側のガイド部内に係合してシリンダに対する筒状体の相
対回転を規制でき、検出体と非接触式センサとを常に対
向させた状態に保持することができる。また、前記突起
部とガイド部との間に設けた摺動抵抗低減手段によっ
て、ロッドの伸縮時に前記突起部とガイド部とが接触干
渉するのを防止でき、両者の摺動抵抗を確実に減少させ
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例によるシリンダ装置と
して、図1ないし図10に車高調整等に用いられる油圧
サーボ式のシリンダ装置を例に挙げて説明する。
【0013】まず、図1ないし図3は本発明の第1の実
施例を示している。
【0014】図中、1はシリンダを示し、該シリンダ1
は後述する外筒2と内筒6からなる二重筒状に形成され
ている。2は外筒で、該外筒2の上,下両端はキャップ
3,4によって施蓋され、該キャップ4にはシリンダ1
を車両の車軸側に取付けるための取付アイ5が固着され
ている。
【0015】6は前記外筒2の内側に位置して外筒2と
同軸上に配設された内筒を示し、該内筒6内には圧油が
封入され、該内筒6の上端はロッドガイド7により施蓋
され、下端は蓋体8によって施蓋されている。
【0016】9は前記内筒6内に摺動可能に挿嵌された
ピストンを示し、該ピストン9は前記内筒6内をボトム
側油室Aとロッド側油室Bとに画成している。また、該
ピストン9の上,下には減衰力発生機構10,11が設
けられ、該各減衰力発生機構10、11はピストン9の
摺動変位により、圧油が油室A,B間を流通するとき
に、後述するピストンロッド12の伸長行程と縮小行程
とでそれぞれ所定の減衰力を発生させるようになってい
る。
【0017】12は本発明のロッドとしてのピストンロ
ッドを示し、該ピストンロッド12の下端側は前記ピス
トン9に固着され、上端側は前記キャップ3、ロッドガ
イド7を介してシリンダ1外に突出している。ここで、
該ピストンロッド12にはその上端、下端に向けて軸方
向に伸長し、油室A,B内に外部から圧油を給排する圧
油の給排通路12Aが形成されている。また、ピストン
ロッド12の突出端側には圧油を給排するためのジョイ
ント13が設けられ、該ジョイントには油圧ポンプ(図
示せず)等に接続される接続ポート13Aが形成されて
いる。また、該ピストンロッド12の図示しない上端に
はねじが形成され、当該シリンダ装置を車体側に固定す
るための取付部となっている。
【0018】14は筒状体としてのアウタシェルを示
し、該アウタシェル14は、上端側がピストンロッド1
2の突出端側に固着された蓋部15と、該蓋部15の外
周側から下方へと伸長する筒状の胴部16とから構成さ
れている。ここで、該胴部16には図2に示す如く径方
向外向きに突出して軸方向に延び、内側が凹部となった
ガイド部16Aが形成され、該ガイド部16Aは、後述
の玉軸受20が転動する転動部16Bと、該転動部16
Bから更に一段、径方向外向きに突出して形成され、後
述のハイトセンサ17が配設されるセンサ収容部16C
とからなっている。
【0019】17は後述の検出体19と協働してピスト
ンロッド12の変位を検出する非接触式センサとしての
ハイトセンサを示し、該ハイトセンサ17は前記アウタ
シェル14のセンサ収容部16C内に配置され、筒状ボ
ルト17Aを介してナット17Bによりアウタシェル1
4に締着されている。ここで、該ハイトセンサ17内に
は、上下方向に所定間隔をもって複数個のリードスイッ
チ(図示せず)が列設され、該各リードスイッチは後述
する磁石19Bの磁力によってON,OFFされる。そ
して、ハイトセンサ17は各リードスイッチからのO
N,OFF信号によって車高の検出を行うものである。
【0020】18はシリンダ1側に設けられた突起部と
してのブラケットを示し、該ブラケット18は図3に示
す如く、外筒2の外周面に対応して断面が円弧状に形成
された固定部18Aと、該固定部18Aの上端から略L
字状に屈曲する検出体取付部18Bとを有し、該検出体
取付部18Bの中央には後述する検出体19を取付ける
ための取付穴18Cが形成されている。また、固定部1
8Aの下端側には左,右に離間して一対の軸受支持部1
8D,18Dが設けられ、該各軸受支持部18Dは検出
体取付部18Bと同様にガイド部16A内に向けて突出
している。さらに、前記固定部18Aには各軸受支持部
18Dの中間に位置してプロジェクション溶接用の突起
18E,18Eが形成されている。
【0021】そして、該ブラケット18は前記各突起1
8Eを溶接することにより外筒2の表面に固着され、検
出体19を外筒2に位置決めしている。さらに、該ブラ
ケット18の各軸受支持部18Dは後述の玉軸受20を
介して前記アウタシェル14のガイド部16A内に係合
し、これによりアウタシェル14とシリンダ1との相対
回転を規制する。
【0022】19は前記ブラケット18の検出体取付部
18Bに取付けられた検出体を示し、該検出体19はホ
ルダ19Aと該ホルダ19A内に設けられた磁石19B
とから構成されている。ここで、ホルダ19Aには下向
きに脚部19Cが突出形成され、該脚部19Cをブラケ
ット18の取付穴18Cに嵌合することにより、検出体
19は外筒2に取付けられている。
【0023】20,20は前記ブラケット18の各軸受
支持部18Dに取付けられた摺動抵抗低減手段としての
玉軸受を示し、該各玉軸受20は図2に示す如く、アウ
タシェル14の内側でガイド部16Aの転動部16Bに
転動可能に接触し、ブラケット18とガイド部16Aの
摺動抵抗を減少させるようになっている。
【0024】さらに、21は前記油圧ポンプとジョイン
ト13との間に位置して圧油の給排管22の途中に設け
られたアキュムレータを示し、該アキュムレータ21内
は中間のフリーピストン21Aにより、上方の貯油室2
1Bと下方のガス室21Cとに画成されている。そし
て、該アキュムレータ21は油圧ポンプ、タンク(図示
せず)と接続ポート13Aとを接続する給排管22の途
中に、貯油室21Bが給排通路12Aに常時連通するよ
うにして取付けられている。
【0025】本実施例による車高調整用のシリンダ装置
は以上の如き構成を有するもので、前記ピストンロッド
12の上端側の取付部が車両の車体側に取付けられ、取
付アイ5が車軸側に取付けられて、車両に加えられる振
動を各減衰力発生機構10,11により緩衝するように
なっている。
【0026】即ち、振動によってピストンロッド12が
シリンダ1から伸縮すると、アキュムレータ21はガス
室21C内のガス圧により貯油室21B内の圧油を給排
通路12Aを介して油室A,B内へと流出,入させ、こ
の圧油が減衰力発生機構10,11を流通するときに振
動緩衝用の減衰力が発生する。
【0027】そして、車両の積載重量の増加等により車
高が低くなったときは、前記油圧ポンプからの圧油を接
続ポート13Aを介して油室A,Bおよびアキュムレー
タ21に供給し、ピストンロッド12を伸長させて車高
が高くなるように調整する。ここで、ハイトセンサ17
は各リードスイッチが検出体19の磁石19Bに接近す
ると、各リードスイッチが磁石19Bの磁力によってO
N,OFFされ、各リードスイッチの中間位置近傍に磁
石19Bが位置するように所定の高さをもって車高は調
整される。
【0028】一方、積載重量の減少等により車高が高く
なったときは、油室A,Bおよび貯油室21B内の圧油
を給排通路12A、給排管22を介して外部のタンクに
排出し、ピストンロッド12を縮小させて車高が低くな
るように調整することができる。
【0029】而して、本実施例による車高調整用のシリ
ンダ装置では、アウタシェル14の胴部16に径方向外
向きに突出し、内側が凹部となったガイド部16Aを形
成すると共に、外筒2の表面には、各玉軸受20を介し
て前記ガイド部16Aに係合し、アウタシェル14とシ
リンダ1とが相対回転するのを規制する軸受支持部18
D,18Dを有するブラケット18を溶接して設けたか
ら、下記のような作用効果を得ることができる。
【0030】即ち、シリンダ1側のブラケット18がア
ウタシェル14側のガイド部16A内に係合してシリン
ダ1に対するアウタシェル14の相対回転を規制でき、
検出体19とハイトセンサ17とを常に対向させた状態
に保持することができる。また、前記ブラケット18と
ガイド部16Aとの間に設けた各玉軸受20,20によ
って、ピストンロッド12の伸縮時に前記ブラケット1
8とガイド部16Aが接触干渉するのを防止でき、両者
の摺動抵抗を確実に減少させることができる。これによ
り、車高調整を正確に行い、きしみ等を減少させて車両
の乗り心地を向上させることができる。
【0031】次に、図4ないし図6は第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一符号を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例の特徴は、摺動抵抗低減手段をブラケットに回転
自在に取付けた筒状のブシュによって構成したことにあ
る。
【0032】図中、31は本実施例によるブラケット
で、該ブラケット31は前記第1実施例で述べたブラケ
ット18とほぼ同様に、固定部31A、検出体取付部3
1B、取付穴31C、軸受支持部31D,31Dおよび
プロジェクション溶接用の各突起31Eとを有している
ものの、該各軸受支持部31Dの先端には等脚台形状の
抜止め部31Fが形成され、該各軸受支持部31Dには
後述するブシュ32,32が挿着されている。
【0033】32,32は摺動抵抗低減手段としてのブ
シュを示し、該各ブシュ32は例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)等の自己潤滑性と弾性を有する
樹脂材料等から円筒状に形成されている。そして、該各
ブシュ32は図6に示す如く、径方向両端から矢印の方
向に押圧することにより楕円形に弾性変形させ、前記各
軸受支持部31Dに挿通された後に円形に戻り、各抜止
め部31Fにより抜止めされている。ここで、該各ブシ
ュ32はアウタシェル14の内側でガイド部16Aの内
壁に対向し、ブラケット31の各軸受支持部31Dとガ
イド部16Aの間で転動し、摺動抵抗を減少させるよう
になっている。
【0034】以上の如く構成される本実施例によって
も、前記第1実施例による車高調整用のシリンダ装置と
ほぼ同様の作用効果を奏するものの、特に本実施例で
は、摺動抵抗低減手段を各軸受支持部31Dに挿通した
ブシュ32で構成することにより、構造を簡略化でき、
コストダウンを図ることができる。
【0035】次に、図7は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例では前記第2の実施例と同一の構成要素に
同一符号を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例の特徴は摺動抵抗低減手段としてのブシュの断面
を円弧状の曲面によって形成したことにある。
【0036】図中、41,41は前記第2の実施例のブ
シュ32に代えて用いられるブシュを示し、該各ブシュ
41は前記ブシュ32とほぼ同様に、ポリテトラフルオ
ロエチレン等の自己潤滑性と弾性を有する樹脂材料から
円筒状に形成されているものの、該各ブシュ41の外形
は図7に示す如く、軸方向両端部が小径となり、中央部
が大径となった円弧状の曲面に形成されている。そし
て、該各ブシュ41はホルダ31の各軸受支持部31D
に挿通して取付けられ、各抜止め部31Fによって抜止
めされている。
【0037】以上の如く構成される本実施例によって
も、前記第2実施例とほぼ同様の作用効果を奏するもの
の、特に本実施例では、ブシュ41の外形を中央部が大
径となった円弧状の曲面に形成したことにより、該各ブ
シュ41がアウタシェル14のガイド部16Aとブラケ
ット31との間で転動するときに、ガイド部16Aに接
触する面積を減少させることができ、また、アウタシェ
ル14のガイド部16Aとブラケット31が多少傾いて
も各ブシュ41の外周面が確実にガイド部16Aの内壁
に摺接して転動し、ブラケット31とガイド部16Aの
間の摺動抵抗を効果的に減少させることができる。
【0038】次に、図8および図9は第4の実施例を示
し、本実施例では前記第1実施例と同一の構成要素に同
一符号を付し、その説明を省略するものとするに、本実
施例の特徴は、摺動抵抗低減手段をブラケットに回転自
在に取付けた1個の玉軸受で構成したことにある。
【0039】図中、51は本実施例による車高調整用の
シリンダ装置で前記第1実施例のブラケット18に換え
て用いられるブラケットで、該ブラケット51は前記ブ
ラケット18とほぼ同様に、固定部51A、検出体取付
部51B、取付穴51Cとを有するものの、該ブラケッ
ト51には固定部51Aの下端から一対の軸受支持部5
1D,51Dが下駄の歯状に突出形成されている。ここ
で、該軸受支持部51D,51Dは固定部51Aの下端
から折曲げ形成され、弾力によって互いに図8中の左右
方向に拡開しようとするものである。そして、該ブラケ
ット51は溶接等の手段によって固定部51Aが外筒2
の表面に固着され、該ブラケット51の軸受支持部51
D,51Dは後述する玉軸受52を介してアウタシェル
14のガイド部16A(図示せず)内に係合し、アウタ
シェル14とシリンダ1との相対回転を規制するように
なっている。
【0040】52は前記ブラケット51の軸受支持部5
1D,51Dに圧入嵌合して取付けられた摺動抵抗低減
手段としての玉軸受を示し、該玉軸受52は前記第1の
実施例で述べた玉軸受20とほぼ同様に構成されるもの
の、該玉軸受52は図8に示す如く、検出体取付部51
Bの幅よりも大きな径をなし、該玉軸受52は前記ブラ
ケット51の軸受支持部51D,51Dの外側に圧入嵌
合して取付けられている。
【0041】以上の如く構成される本実施例によって
も、前記第1実施例とほぼ同様の作用効果を奏するもの
の、特に本実施例によれば、1個の玉軸受52によって
摺動抵抗低減手段を構成でき、玉軸受を2個用いた場合
に比べてコストを削減することができる。
【0042】次に、図10は第5の実施例を示し、本実
施例でも前記第1実施例と同一の構成要素に同一符号を
付し、その説明を省略するものの、本実施例の特徴は摺
動抵抗低減手段をブラケットの両側面に設けた摺動板か
ら構成したことにある。
【0043】図中、61は本実施例で用いる筒状体とし
てのアウタシェルを示し、該アウタシェル61は前記第
1実施例で述べたアウタシェル16とほぼ同様に有蓋筒
状に形成されているものの、該アウタシェル61には径
方向外向きに突出して内側が凹部となったガイド部61
Aが形成され、該ガイド部61Aの凹部内にはハイトセ
ンサ17が検出体19に対向して配設されるようになっ
ている。
【0044】62はシリンダ1側に設けられた突起部と
してのブラケットを示し、該ブラケット62は前記第1
実施例で述べたブラケット18とほぼ同様に、断面円弧
状の固定部62A、検出体取付部62B、取付穴62C
を有するものの、該ブラケット62には固定部62Aの
両側面に前記アウタシェル14のガイド部61Aに沿っ
て突出する板状の折曲げ部62D,62Dが形成されて
いる。そして、該ブラケット62は溶接等の手段により
外筒2の表面に固着され、このとき、前記各折曲げ部6
2D,62Dは後述する摺動板63を介してアウタシェ
ル61のガイド部61A内に係合し、アウタシェル61
とシリンダ1との相対回転を規制するようになってい
る。
【0045】63,63は前記ブラケット62の折曲げ
部62D,62Dの側面に設けられた摺動板を示し、該
各摺動板63は例えばポリテトラフルオロエチレン等の
自己潤滑性を有する素材からシート状に形成され、各折
曲げ部62D上に貼着されている。そして該各摺動板6
3は図10に示す如く、アウタシェル61の内側でガイ
ド部61Aの内壁に対向し、ブラケット62とガイド部
61Aの摺動抵抗を減少させるようになっている。
【0046】以上の如く構成される本実施例によって
も、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を奏するもの
の、特に本実施例によれば、摺動抵抗低減手段を省スペ
ースに形成することができ、図10に示す如く、アウタ
シェル61の形状を簡略化することができる。
【0047】なお、上記各実施例においては、検出体と
摺動抵抗低減手段と突起部とを一体化して構成し、外筒
にまとめて取付けたので、これらの構成がコンパクト化
でき、一回の溶接等により固着できるので、組立性も高
い。
【0048】そして、筒状体としてのアウタシェル14
(61)に、径方向外側に突出するガイド部16A(6
1A)を設けることにより、ハイトセンサ17及び検出
体の移動スペースを確保し、更に、このハイトセンサ1
7が設けられるガイド部16Aを筒状体の相対回転を規
制することに利用しているので、ガイド部16Aの設け
られない部分の筒状体を小径化できる。よって、シリン
ダ装置全体がコンパクト化でき、これにより、車に取付
ける場合、サスペンションの各アーム類や、ステアリン
グロッド等の各部材との干渉が起きにくくなるため、取
付ける側の設計の自由度が増える。
【0049】また、前記第2、第3の実施例では、ブシ
ュ32(41)をポリテトラフルオロエチレン等の樹脂
材料によって形成するものとして述べたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えばナイロン等の他の樹脂材
料から形成してもよく、また金属材料から形成してもよ
い。
【0050】さらに、前記第5の実施例では、摺動板6
3をポリテトラフルオロエチレン等の樹脂材料によって
構成するものとして述べたが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えばオイルレスメタル等の金属部材によっ
て構成してもよい。
【0051】さらにまた、前記各実施例では、非接触式
センサとしてのハイトセンサ17をリードスイッチ等に
よって構成するものとして述べたが、非接触式センサと
しては、ホール素子、磁歪材形素子、ホトカプラ等を用
いてハイトセンサ17を構成してもよい。
【0052】一方、前記各実施例では、油圧サーボ式
(車高調整用)のシリンダ装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、油圧緩衝器、ガススプリン
グ、油圧シリンダ装置等、他のシリンダ装置に適用して
もよい。
【0053】また、有底筒状のシリンダから外筒が突出
し、この外筒から突出したピストンロッドが前記シリン
ダの底部に固着される構成のいわゆる倒立式の油圧緩衝
器や油圧シリンダでもよく、この場合、外筒が本発明の
ロッドに該当する。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、筒
状体には、該筒状体の径方向外向きに突出して軸方向に
延び、内側が凹部となったガイド部と、該ガイド部内に
設けられ、シリンダ側に取付けた検出体と協働してロッ
ドの変位量を検出する非接触式センサとを設け、前記シ
リンダ側には前記ガイド部内に向けて突出し、前記筒状
体とシリンダとの相対回転を規制する突起部を設け、該
突起部と前記ガイド部との間には、両者の摺動抵抗を減
少させる摺動抵抗低減手段を配設したから、シリンダ側
の突起部が筒状体側のガイド部内に係合することにより
シリンダに対する筒状体の相対回転が規制でき、検出体
を非接触式センサと常に対向させた状態に保持でき、こ
れによってシリンダからのピストンロッドの伸縮変位を
非接触式センサで正確に検出できる。そして、前記突起
部とガイド部との間に設けた摺動抵抗低減手段によっ
て、ピストンロッドの伸縮時に前記突起部とガイド部が
接触干渉するのを防止でき、筒状体とシリンダとの相対
回転を規制しつつ、当該シリンダ装置にスムーズな伸縮
動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による車高調整用のシリン
ダ装置を示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示 II −II方向の拡大断面図であ
る。
【図3】図2中のブラケットを拡大して示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例で用いるブラケットおよび
ブシュを示す正面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向の断面図である。
【図6】ブシュをブラケットに取付ける状態を示す説明
図である。
【図7】本発明の第3実施例で用いるブラケットおよび
ブシュを示す断面図である。
【図8】本発明の第4実施例で用いるブラケット等を示
す正面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向の断面図である。
【図10】本発明の第5実施例による車高調整用のシリ
ンダ装置を示す図2と同様の断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 外筒 6 内筒 9 ピストン 12 ピストンロッド(ロッド) 14,61 アウタシェル(筒状体) 16A,61A ガイド部 17 ハイトセンサ(非接触式センサ) 18,31,51,62 ブラケット(突起部) 19 検出体 19A ホルダ 19B 磁石 20,52 玉軸受(摺動抵抗低減手段) 32,41 ブシュ(摺動抵抗低減手段) 63 摺動板(摺動抵抗低減手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、一端側が該シリンダ内に伸
    縮可能に挿嵌され、他端側が前記シリンダ外に突出した
    ロッドと、基端側が前記ロッドの突出端側に固着され、
    先端側が前記ロッド及びシリンダを外側から覆うように
    軸方向に伸長した筒状体とからなるシリンダ装置におい
    て、前記筒状体には、該筒状体の径方向外向きに突出し
    て軸方向に延び、内側が凹部となったガイド部と、該ガ
    イド部内に設けられ、前記シリンダ側に取付けた検出体
    と協働して前記ロッドの変位を検出する非接触式センサ
    とを設け、前記シリンダ側には前記ガイド部に係合し、
    前記筒状体とシリンダとの相対回転を規制する突起部を
    設け、該突起部と前記ガイド部との間には、両者の摺動
    抵抗を減少させる摺動抵抗低減手段を配設したことを特
    徴とするシリンダ装置。
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