JPH07259688A - 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置 - Google Patents

直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置

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JPH07259688A
JPH07259688A JP5367394A JP5367394A JPH07259688A JP H07259688 A JPH07259688 A JP H07259688A JP 5367394 A JP5367394 A JP 5367394A JP 5367394 A JP5367394 A JP 5367394A JP H07259688 A JPH07259688 A JP H07259688A
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JP
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injection
fuel
pulse width
pressure
cylinder
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JP5367394A
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Tetsuya Okazaki
徹矢 岡▲崎▼
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニットインジェクタから噴射される燃料噴
射量を常に目標値に制御し且つその経時的変化に伴う燃
料噴射量の変動等を防止し、又、燃料のたれ流し等も確
実に検知可能とする。 【構成】 各高圧配管9途中に燃料流量を検出する流量
計34を設け、又、コントロールユニット13におい
て、エンジン回転数Nとアクセル開度Aとコモンレール
圧力Pに基づき、噴射パルス幅を求めて噴射パルス幅信
号14を各ユニットインジェクタ6の噴射制御電磁弁7
へ出力し、噴射パルス幅より演算した各気筒の目標燃料
噴射量と、各流量計34で検出した各気筒の燃料流量と
を比較し、比較結果より補正パルス幅を求めて補正パル
ス幅信号14’を各噴射制御電磁弁7へ出力するよう構
成し、更に、補正パルス幅が所要範囲内に収まっていな
い場合に警報を発する警報器36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接噴射式ディーゼル
エンジン用燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の直接噴射式ディーゼルエン
ジン用燃料噴射装置の一例を表わすものであって、1は
エンジン本体、2は燃料タンク、3は燃料タンク2の燃
料を圧送する低圧ポンプ、4は低圧ポンプ3から圧送さ
れる燃料を更に高圧化して送給する高圧ポンプ、5は高
圧ポンプから高圧燃料が供給されるコモンレール、6は
噴射制御電磁弁7及び噴射ノズル8を一体化してなり、
前記コモンレール5から分岐した高圧配管9が接続され
且つエンジン本体1の各気筒に接続されるユニットイン
ジェクタ、10はエンジン回転数を検出する回転セン
サ、11はアクセル開度を検出するアクセルセンサと、
12は前記コモンレール5の圧力を検出する圧力セン
サ、13は前記回転センサ10で検出されたエンジン回
転数Nと前記アクセルセンサ11で検出されたアクセル
開度Aと前記圧力センサ12で検出されたコモンレール
圧力Pに基づき、噴射パルス幅Tを求めて該噴射パルス
幅信号14を前記各ユニットインジェクタ6の噴射制御
電磁弁7へ出力するコントロールユニットである。
【0003】前記ユニットインジェクタ6は、図4及び
図5に示される如く、噴射制御電磁弁7及び噴射ノズル
8を一体化した構造を有しており、噴射ノズル8の下端
には燃料噴射孔15が設けられていて、その上にはニー
ドル弁16が上下方向に移動可能に収められている。ニ
ードル弁16の中間部外周には段部17が形成されてい
て、段部17よりも上方の部分は大径部18になってい
る。
【0004】噴射ノズル8のニードル弁16より上方の
箇所には圧力室19が形成されていて、圧力室19内に
はピストン20が上下方向に摺動するように設けられて
いる。そしてピストン20の下面にはステム21が設け
てあって、ステム21の下端はニードル弁16の大径部
18上端に当接するようにされている。圧力室19の上
部にはオリフィス22が取り付けてあって、オリフィス
22の上方には噴射制御電磁弁7の制御室23が接続さ
れている。
【0005】噴射制御電磁弁7の制御室23より上方の
箇所には、下端に開口33を有する筒状の弁体24が上
下方向に摺動するように設けられていて、弁体24はス
プリング25によって下方に付勢されて下降しており、
通常は弁体24の下端外周が制御室23の上縁に当接す
るようにされている。又、弁体24の下端に近い外周の
一箇所には、貫通孔26が穿設されている。
【0006】弁体24の上方にはソレノイド27が設け
てあって、前記コントロールユニット13から出力され
る噴射パルス幅信号14によりスイッチ28を閉じてソ
レノイド27に通電すると弁体24はソレノイド27に
吸引され、スプリング25の力に抗して弁体24は上昇
し、弁体24の下端外周は制御室23の上縁から離れる
ようになっている。
【0007】前記噴射制御電磁弁7に形成された制御用
高圧燃料供給路29と、前記噴射ノズル8に形成された
高圧燃料供給路30には、前記コモンレール5から分岐
した高圧配管9が接続されている。そして制御用高圧燃
料供給路29は、弁体24が下降している時の貫通孔2
6の位置に開口し、高圧燃料供給路30は、ニードル弁
16の段部17直下に開口している。又、前記制御室2
3の直上側方には高圧燃料排出路31が設けてあって、
該高圧燃料排出路31は、燃料タンク2への戻り配管
(図示せず)に接続される高圧燃料出口32に通じてい
る。
【0008】即ち、前記ユニットインジェクタ6の場
合、図4に示される如く、スイッチ28が開いてソレノ
イド27への通電が遮断されている時には、弁体24は
スプリング25の付勢力により下降し、弁体24の下端
外周が制御室23の上縁に当接すると同時に、弁体24
の貫通孔26は制御用高圧燃料供給路29と連通した状
態になる。このため高圧配管9から制御用高圧燃料供給
路29に入った高圧燃料は、貫通孔26を通って筒状の
弁体24の内側に入り、弁体24下端の開口33を通っ
て制御室23に供給される。この際、弁体24の下端外
周は制御室23の上縁に当接しているため、制御室23
は高圧燃料排出路31に対しては遮断状態となっている
ので、制御室23に供給された高圧燃料は高圧燃料出口
32から排出されることなく、オリフィス22を介して
圧力室19に流入し、ピストン20をニードル弁16の
方に押し下げるようになる。一方、高圧配管9の高圧燃
料は、常に高圧燃料供給路30を通ってニードル弁16
の段部17直下に供給されていて、ニードル弁16に対
し押上力を加えている。上述したように圧力室19に高
圧燃料が流入した状態においては、該圧力室19の圧力
は、高圧燃料供給路30と同一圧力になる。ところがニ
ードル弁16に対して押上力が作用する有効受圧面積に
比べ、ピストン20に対して押下げ力が作用する有効受
圧面積の方が極めて大きいため、ピストン20はステム
21を介してニードル弁16を押し下げることとなり、
ニードル弁16の下端が燃料噴射孔15を閉鎖し、無噴
射の状態に保持されるようになっている。
【0009】これに対し、図5に示される如く、スイッ
チ28を閉じてソレノイド27に通電すると、弁体24
はソレノイド27に吸着されるためスプリング25の力
に抗して上昇し、弁体24の下端外周は制御室23の上
縁から離れて制御室23は高圧燃料排出路31に連通す
ると同時に、弁体24の貫通孔26は制御用高圧燃料供
給路29から外れ、制御用高圧燃料供給路29は弁体2
4によって閉鎖された状態になる。このため高圧配管9
から制御用高圧燃料供給路29に入った高圧燃料は制御
室23に供給されなくなり、今まで制御室23に入って
いた高圧燃料は、高圧燃料排出路31を通って高圧燃料
出口32から図示していない戻り配管へ排出される。制
御室23に入っていた高圧燃料が排出されると、圧力室
19内の高圧燃料はオリフィス22により絞られながら
制御室23に流入し、高圧燃料排出路31を通って高圧
燃料出口32から前記戻り配管へ排出される。このため
圧力室19の圧力は次第に低くなってピストン20をニ
ードル弁16の方に押し下げる力は無くなり、高圧燃料
供給路30を通ってニードル弁16の段部17直下に供
給されている高圧燃料の圧力によってニードル弁16は
押し上げられ、ニードル弁16の下端が燃料噴射孔15
から離れて、高圧燃料供給路30の高圧燃料が燃料噴射
孔15から噴射されるようになっている。
【0010】一方、前記コントロールユニット13に
は、図6に示される如く、エンジン回転数Nとアクセル
開度Aに対応する基本噴射パルス幅tを求めるためのマ
ップと、エンジン回転数Nとコモンレール圧力Pに対応
する係数kを求めるためのマップとが予め組み込まれて
おり、前記噴射制御電磁弁7に通電を行い噴射ノズル8
を開く時間、即ち噴射時間を表わす噴射パルス幅Tは、
そのときのエンジン回転数Nとアクセル開度Aとコモン
レール圧力Pに基づきT=kij×tijで求められるよう
になっている。
【0011】次に、前述の如きユニットインジェクタ6
を備えた従来の直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴
射装置の作動を説明する。
【0012】エンジン本体1の運転時には、燃料タンク
2から低圧ポンプ3によって吸い上げられ、更に高圧ポ
ンプ4によって昇圧された高圧燃料は、コモンレール5
に供給された後、各高圧配管9を経て各ユニットインジ
ェクタ6へ供給されており、この状態で、回転センサ1
0によって検出されたエンジン回転数Nと、アクセルセ
ンサ11によって検出されたアクセル開度Aと、圧力セ
ンサ12によって検出されたコモンレール圧力Pがコン
トロールユニット13へ入力される。
【0013】該コントロールユニット13においては、
図6に示されるように、予め組み込まれたマップを用い
て、前記エンジン回転数Nとアクセル開度Aとコモンレ
ール圧力Pに基づき、噴射パルス幅TがT=kij×tij
として求められ、噴射パルス幅信号14が前記各ユニッ
トインジェクタ6の噴射制御電磁弁7へ出力され、該各
ユニットインジェクタ6の噴射制御電磁弁7に対して噴
射パルス幅Tに相当する時間だけ通電が行われ、各ユニ
ットインジェクタ6の噴射ノズル8から所望の量の燃料
が各気筒へ噴射される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装
置では、単に噴射パルス幅信号14を各ユニットインジ
ェクタ6の噴射制御電磁弁7へ出力するのみで、各ユニ
ットインジェクタ6の噴射ノズル8から実際にどれだけ
の量の燃料が各気筒へ噴射されているかを検出していな
いため、例えば、あるユニットインジェクタ6の噴射制
御電磁弁7が故障して噴射ノズル8が開いたままになっ
てしまったような場合、燃料がたれ流し状態になる虞れ
があった。
【0015】このため、各高圧配管9の途中に、許容量
を超える流量の燃料が流れた場合に各ユニットインジェ
クタ6への燃料の供給を阻止するバルブを設けたりする
ことも行われていたが、各ユニットインジェクタ6の噴
射ノズル8の経時的変化に伴う燃料噴射量の変動等につ
いては、これを検知し防止する手段は全く設けられてい
ないのが現状であった。
【0016】本発明は、斯かる実情に鑑み、ユニットイ
ンジェクタの噴射ノズルから噴射される燃料噴射量を常
に目標値に制御し得、且つ噴射ノズルの経時的変化に伴
う燃料噴射量の変動等を防止し得、又、ユニットインジ
ェクタの故障による燃料のたれ流し等も確実に検知し得
る直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置を提供
しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧ポンプか
ら高圧燃料が供給されるコモンレールと、噴射制御電磁
弁及び噴射ノズルを一体化してなり、前記コモンレール
から分岐した高圧配管が接続され且つエンジン本体の各
気筒に接続されるユニットインジェクタと、エンジン回
転数を検出する回転センサと、アクセル開度を検出する
アクセルセンサと、前記コモンレール圧力を検出する圧
力センサと、前記各高圧配管途中に設けられ且つ各気筒
へ供給される燃料流量を検出する流量計と、前記回転セ
ンサで検出されたエンジン回転数と前記アクセルセンサ
で検出されたアクセル開度と前記圧力センサで検出され
たコモンレール圧力に基づき、噴射パルス幅を求めて該
噴射パルス幅信号を前記各ユニットインジェクタの噴射
制御電磁弁へ出力すると共に、前記噴射パルス幅より各
気筒の目標燃料噴射量を演算し、前記各流量計で検出さ
れた各気筒の燃料流量と前記各気筒の目標燃料噴射量と
を比較し、該比較結果に基づき補正パルス幅を求めて該
補正パルス幅信号を前記各ユニットインジェクタの噴射
制御電磁弁へ出力するコントロールユニットとを備えた
ことを特徴とする直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料
噴射装置にかかるものである。
【0018】又、前記直接噴射式ディーゼルエンジン用
燃料噴射装置において、補正パルス幅が所要範囲内に収
まっていない場合に、コントロールユニットから出力さ
れる異常信号に基づき警報を発する警報器を備えるよう
にすることが有効である。
【0019】
【作用】従って、エンジン本体の運転時には、高圧ポン
プからコモンレールに供給された高圧燃料は、各高圧配
管を経て各ユニットインジェクタへ供給されており、こ
の状態で、回転センサによって検出されたエンジン回転
数と、アクセルセンサによって検出されたアクセル開度
と、圧力センサによって検出されたコモンレール圧力が
コントロールユニットへ入力され、該コントロールユニ
ットにおいて、前記エンジン回転数とアクセル開度とコ
モンレール圧力に基づき、噴射パルス幅が求められ、噴
射パルス幅信号が前記各ユニットインジェクタの噴射制
御電磁弁へ出力されると共に、前記噴射パルス幅より各
気筒の目標燃料噴射量が演算され、前記各ユニットイン
ジェクタの噴射制御電磁弁に対して噴射パルス幅に相当
する時間だけ通電が行われ、各ユニットインジェクタの
噴射ノズルから所望の量の燃料が各気筒へ噴射される。
【0020】このとき、各ユニットインジェクタへ供給
される燃料流量が各流量計によって検出され、該各流量
計によって検出された燃料流量がコントロールユニット
へ入力され、該コントロールユニットにおいて、各気筒
の燃料流量と前記各気筒の目標燃料噴射量とが比較さ
れ、該比較結果に基づき補正パルス幅が求められて該補
正パルス幅信号が前記各ユニットインジェクタの噴射制
御電磁弁へ出力され、各ユニットインジェクタの噴射ノ
ズルから噴射される燃料噴射量が目標値となるように制
御される。
【0021】又、警報器を備えたものにおいては、前記
補正パルス幅が所要範囲内に収まっていない場合、ある
ユニットインジェクタに故障が生じたとして、コントロ
ールユニットから異常信号が出力され、該異常信号に基
づき警報器から警報が発せられ、異常が検知される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0023】図1及び図2は本発明の一実施例であっ
て、図中、図3〜図6と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、基本的な構成は図3〜図6に示す従
来のものと同様であるが、本実施例の特徴とするところ
は、図1及び図2に示す如く、各高圧配管9途中に、各
気筒へ供給される燃料流量qn(図の例では6気筒エン
ジンのためn=1〜6)を検出する流量計34を設け、
又、コントロールユニット13において、回転センサ1
0で検出されたエンジン回転数Nとアクセルセンサ11
で検出されたアクセル開度Aと圧力センサ12で検出さ
れたコモンレール圧力Pに基づき、噴射パルス幅Tを求
めて該噴射パルス幅信号14を前記各ユニットインジェ
クタ6の噴射制御電磁弁7へ出力すると共に、前記噴射
パルス幅Tより各気筒の目標燃料噴射量Q0を演算し、
前記各流量計34で検出された各気筒の燃料流量qn
前記各気筒の目標燃料噴射量Q0とを比較し、該比較結
果に基づき補正パルス幅Tn’を求めて該補正パルス幅
信号14’を前記各ユニットインジェクタ6の噴射制御
電磁弁7へ出力するよう構成し、更に、補正パルス幅T
n’が所要範囲(Tmin〜Tmax)内に収まっていない場
合に、コントロールユニット13から出力される異常信
号35に基づき警報を発する警報器36を具備せしめた
点にある。
【0024】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0025】エンジン本体1の運転時には、燃料タンク
2から低圧ポンプ3によって吸い上げられ、更に高圧ポ
ンプ4によって昇圧された高圧燃料は、コモンレール5
に供給された後、各高圧配管9を経て各ユニットインジ
ェクタ6へ供給されており、この状態で、回転センサ1
0によって検出されたエンジン回転数Nと、アクセルセ
ンサ11によって検出されたアクセル開度Aと、圧力セ
ンサ12によって検出されたコモンレール圧力Pがコン
トロールユニット13へ入力され、該コントロールユニ
ット13においては、図6に示されるように、予め組み
込まれたマップを用いて、前記エンジン回転数Nとアク
セル開度Aとコモンレール圧力Pに基づき、噴射パルス
幅TがT=kij×tijとして求められ、噴射パルス幅信
号14が前記各ユニットインジェクタ6の噴射制御電磁
弁7へ出力されると共に、前記噴射パルス幅Tより各気
筒の目標燃料噴射量Q0が演算され、前記各ユニットイ
ンジェクタ6の噴射制御電磁弁7に対して噴射パルス幅
Tに相当する時間だけ通電が行われ、各ユニットインジ
ェクタ6の噴射ノズル8から所望の量の燃料が各気筒へ
噴射される。
【0026】このとき、各ユニットインジェクタ6へ供
給される燃料流量qnが各流量計34によって検出さ
れ、該各流量計34によって検出された燃料流量qn
コントロールユニット13へ入力され、該コントロール
ユニット13において、各気筒の燃料流量qnと前記各
気筒の目標燃料噴射量Q0とが比較され、該比較結果に
基づき補正パルス幅Tn’(Q0=qnの場合、Tn’=T
とし、又、Q0≠qnの場合、Tn’=T+b(Q0
n)とする)が求められて該補正パルス幅信号14’
が前記各ユニットインジェクタ6の噴射制御電磁弁7へ
出力され、各ユニットインジェクタ6の噴射ノズル8か
ら噴射される燃料噴射量が目標値となるように制御され
る。
【0027】又、前記補正パルス幅Tn’が所要範囲
(Tmin〜Tmax)内に収まっていない場合には、あるユ
ニットインジェクタ6に故障が生じたとして、コントロ
ールユニット13から異常信号35が出力され、該異常
信号35に基づき警報器36から警報が発せられると共
に、前記補正パルス幅Tn’をTn’=0として前記故障
が生じたユニットインジェクタ6からの燃料の噴射が停
止される。
【0028】こうして、ユニットインジェクタ6の噴射
ノズル8から噴射される燃料噴射量を常に目標値に制御
し得、且つ噴射ノズル8の経時的変化に伴う燃料噴射量
の変動等を防止し得、又、ユニットインジェクタ6の故
障による燃料のたれ流し等も確実に検知し得る。
【0029】尚、本発明の直接噴射式ディーゼルエンジ
ン用燃料噴射装置は、上述の実施例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の直接噴射
式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置によれば、ユニッ
トインジェクタの噴射ノズルから噴射される燃料噴射量
を常に目標値に制御し得、且つ噴射ノズルの経時的変化
に伴う燃料噴射量の変動等を防止し得、又、補正パルス
幅が所要範囲内に収まっていない場合に、コントロール
ユニットから出力される異常信号に基づき警報を発する
警報器を備えるようにすれば、ユニットインジェクタの
故障による燃料のたれ流し等も確実に検知し得るという
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要構成図である。
【図2】本発明の一実施例における燃料噴射制御を表わ
すフローチャート図である。
【図3】従来例の全体概要構成図である。
【図4】噴射制御電磁弁及び噴射ノズルを一体化してな
るユニットインジェクタの断面図である。
【図5】図4に示されるユニットインジェクタの燃料噴
射状態を表わす断面図である。
【図6】コントロールユニットに予め組み込まれたマッ
プを表わす図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 4 高圧ポンプ 5 コモンレール 6 ユニットインジェクタ 7 噴射制御電磁弁 8 噴射ノズル 9 高圧配管 10 回転センサ 11 アクセルセンサ 12 圧力センサ 13 コントロールユニット 14 噴射パルス幅信号 14’ 補正パルス幅信号 34 流量計 35 異常信号 36 警報器 N エンジン回転数 A アクセル開度 P コモンレール圧力 qn 燃料流量 Q0 目標燃料噴射量 T 噴射パルス幅 Tn’ 補正パルス幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧ポンプから高圧燃料が供給されるコ
    モンレールと、 噴射制御電磁弁及び噴射ノズルを一体化してなり、前記
    コモンレールから分岐した高圧配管が接続され且つエン
    ジン本体の各気筒に接続されるユニットインジェクタ
    と、 エンジン回転数を検出する回転センサと、 アクセル開度を検出するアクセルセンサと、 前記コモンレール圧力を検出する圧力センサと、 前記各高圧配管途中に設けられ且つ各気筒へ供給される
    燃料流量を検出する流量計と、 前記回転センサで検出されたエンジン回転数と前記アク
    セルセンサで検出されたアクセル開度と前記圧力センサ
    で検出されたコモンレール圧力に基づき、噴射パルス幅
    を求めて該噴射パルス幅信号を前記各ユニットインジェ
    クタの噴射制御電磁弁へ出力すると共に、前記噴射パル
    ス幅より各気筒の目標燃料噴射量を演算し、前記各流量
    計で検出された各気筒の燃料流量と前記各気筒の目標燃
    料噴射量とを比較し、該比較結果に基づき補正パルス幅
    を求めて該補正パルス幅信号を前記各ユニットインジェ
    クタの噴射制御電磁弁へ出力するコントロールユニット
    とを備えたことを特徴とする直接噴射式ディーゼルエン
    ジン用燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 補正パルス幅が所要範囲内に収まってい
    ない場合に、コントロールユニットから出力される異常
    信号に基づき警報を発する警報器を備えた請求項1記載
    の直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置。
JP5367394A 1994-03-24 1994-03-24 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置 Pending JPH07259688A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200143652A (ko) * 2019-06-14 2020-12-24 만 에너지 솔루션즈, 필리알 아프 만 에너지 솔루션즈 에스이, 티스크란드 내연 엔진

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