JPH07258666A - 成形炭及び該成形炭を用いたコーヒー豆焙煎方法 - Google Patents

成形炭及び該成形炭を用いたコーヒー豆焙煎方法

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JPH07258666A
JPH07258666A JP5561694A JP5561694A JPH07258666A JP H07258666 A JPH07258666 A JP H07258666A JP 5561694 A JP5561694 A JP 5561694A JP 5561694 A JP5561694 A JP 5561694A JP H07258666 A JPH07258666 A JP H07258666A
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coal
charcoal
coffee
ash
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JP5561694A
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Yoshimi Saito
吉民 斉藤
Kazuyoshi Nagai
和芳 永井
Nobuyuki Kawashima
信行 川島
Masaji Takeuchi
正司 武内
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TOKYO CAFE ROOSTAR KK
Shinagawa Fuel Co Ltd
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TOKYO CAFE ROOSTAR KK
Shinagawa Fuel Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
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  • Tea And Coffee (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コーヒー豆残滓を炭化して得られる炭化物、
コークス粉、セラミックス及びバインダーを混合し、成
形してなる成形炭。 【効果】 本発明の成形炭は従来のコーヒー豆残滓炭化
物に遠赤外線セラミックスを混合して成形した成形炭に
比べて成形炭表面の灰落が良く、またガラス化が生じに
くく、種々の焙煎機において、装置の改造することなし
に使用することができる。また、本発明の成形炭を用い
てコーヒー豆を焙煎することによって従来よりもさらに
香りと味が優れたコーヒーが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー豆残滓炭化物
を主成分とする成形炭、及び該成形炭を利用するコーヒ
ー豆焙煎方法に関する。
【従来技術】日本の缶コーヒーの消費量は年々増加し、
それに伴いコーヒー会社より排出されるコーヒー豆残滓
も大量になっている。このコーヒー豆残滓は、ほとんど
が産業廃棄物として処理されている。産業廃棄物は、廃
棄に要する経費及び廃棄物自体が及ぼす環境への影響な
どから、コーヒー豆残滓を有効利用する研究がなされる
ようになってきた。例えば、飼料化又はコンポスト化し
たり、あるいは炭化して活性炭としたりまたは燃料化す
ることなどがある。
【0002】コーヒー豆残滓を炭化して得られた炭化物
に遠赤外線セラミックスとバインダーを混合して成形し
た成形炭がコーヒー焙煎用の燃料として実用化されてい
る(例えば特開平4−170497号を参照)。成形炭
は木炭と比べて工業的に大量生産が可能であり、熱効率
が高くその上コーヒーの味向上の点でさらに優れている
等コーヒー焙煎用燃料として多くのメリットを持ってい
る。成形炭をコーヒー焙煎用燃料として用いる場合、木
炭を燃料とする焙煎機において使用できることが望まれ
る。しかしながら、木炭を燃料とする焙煎機には色々な
型があり、成型炭を使用する場合、その焙煎機の構造に
よってはいくつかの問題が生じていた。
【0003】例えば炭を燃焼させるロストルの間隙の幅
が5mm以下と狭い場合には、成形炭の燃焼灰がロストル
の下に落ちにくく、時間の経過と共に空気が通りにくく
なり、燃効率が低下するという問題がある。また、上記
のようにロストルの下への燃焼灰の灰落が悪いと燃焼排
ガス中に灰が多くなり、排煙脱臭装置のフィルターが目
詰りを起こし、フィルターの洗浄回数が増加し、作業効
率が低下するという問題をも生じさせる。さらに、コー
ヒー豆残滓を炭化して得られた炭化物及び木炭の燃焼灰
は共に約1,100℃で溶解してガラス状になることか
ら、燃焼灰の灰落が悪いとロストルの上をガラス状にな
った灰が板のように覆い、空気の通りを悪くするという
問題が生じる。以上のような問題点を有していたため
に、従来の成形炭では、焙煎機の形式によっては炉を改
造する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、どのような焙煎機でも使用できる使い勝手の良
い、特に燃焼中の成形炭表面の灰落が良好であり、燃焼
灰のガラス化が生じにくいような成形炭を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明はコーヒー豆残滓を炭化して得られる炭化
物、コークス粉、セラミックス及びバインダーを混合
し、成形してなる成形炭を提供する。コーヒー豆残滓炭
化物とは、コーヒーを抽出した後に残るコーヒー豆の残
滓(以下、コーヒー豆残滓と記す)を炭化してなる炭化
物である。通常は成形炭に対して約50重量%以上で約
88重量%以下の量で使用される。コーヒー豆残滓とし
ては例えば、特開平4−100893に記載されている
ような、コーヒー豆残滓を所定水分まで乾燥し、平窯等
により炭化して得られる固定炭素量が60〜90重量%
である炭化物を使用することができる。しかしながら、
用途によっては上記範囲外の固定炭素量を有するコーヒ
ー豆残滓炭化物を使用することもできる。
【0006】ここで、所定水分量とは、目的とされる固
定炭素量を得るために要求される水分量であり、乾燥の
程度を変化させることにより調整することができる。即
ち、目的とされる固定炭素量が少なければ水分量が多く
なるように乾燥し、目的とされる固定炭素量が多けれ
ば、水分量が少なくなるように乾燥する。乾燥方法は特
には限定されず、例えば特開平5−30910に記載さ
れているようなダウンフロー式乾燥装置で、原則として
大気中の空気自体を乾燥空気として使用し、冬期の低温
時や梅雨時等のように湿度の高い時に燃料を若干焚き、
温風又は熱風を発生させて乾燥する。温風の温度範囲は
一般的には20〜100℃であり、好ましくは30〜6
0℃である。炭化処理は、用途等に応じて種々の条件下
で行うことができるが、平窯で行うのが便利である。一
般的には、大気圧下、300〜550℃で20〜48時
間行えば良い。使用するコーヒー豆残滓炭化物の粒度は
特に限定されないが、例えば、約10〜60meshのもの
が使用される。
【0007】コーヒー炭にコークス粉を混合することに
より、燃焼中における成形炭の表面の灰落が良好にな
り、ロストルの幅、形に影響されずに灰がさらさらにな
って灰受けに落ちる。そして排煙脱臭装置のフィルター
の目詰まりも木炭と同程度に少なくなる。コークス粉の
配合量は、好ましくは成形炭に対して10〜50重量%
である。これは、10重量%未満にすると灰落が改善さ
れず、50重量%より多くすると焙煎用として好ましく
ないためである。使用するコークス粉の粒径は特に限定
されないが、例えば1mm以下のものが使用される。
【0008】またコーヒー炭にセラミックスを混合する
ことにより、灰の溶融温度が高くなり、1,200℃で
もガラス化しないために、ロストルの目詰まりを防ぐこ
とができる。セラミックスは、灰の溶融点を上げる目的
で使用されるものであり、例えば、アルミナ(Al2
3 )またはシリカ(SiO2 )等が使用される。セラミ
ックスは通常成形炭に対して約5重量%以下、好ましく
は約3重量%以下の量で使用される。セラミックスの使
用量を増やしすぎると灰分が増えて熱量が下がり、好ま
しくないためである。また灰の溶融点を有効に上げるた
めに、一般的にはコーヒー炭の灰分に対して約50重量
%以上の量で使用される。使用するセラミックスの粒径
は特に限定されないが、例えば、約200μm以下のも
のが使用される。
【0009】バインダーとしては、通常この目的に使用
されるもの、例えばカルボキシメチルセルロース、デン
プン、デキストリン、ポリビニルアルコール、フェノー
ル、ポリアクリル酸ソーダ等を使用することができる。
バインダーは、成形炭に対して通常約1重量%以上で約
5重量%以下、好ましくは約1重量%以上で約3重量%
以下の量で使用される。成形は、例えば前記コーヒー豆
残滓炭化物、前記コークス粉、前記セラミックス、バイ
ンダー、適量の水(例えば、原料混合物に対して25重
量%から40重量%)をミキサー、フレットミル等によ
り混合及び粉砕し、混練した後にプレスを用いて行うこ
とができる。成形圧は、オガ屑炭の成形圧より低い圧
力、例えば50〜60kg/cm2 を適用しうる。成形後、
所望によりさらに乾燥してもよい(例えば4から5重量
%の水分まで)。
【0010】本発明の成形炭の形状及び大きさは、特に
限定されず、上記成形炭の使用目的または上記成形炭が
使用される装置等に合わせて適宜に製造することができ
る。本発明は、さらに前記の本発明の成形炭を燃料とし
て用いて、コーヒー生豆を焙煎することを特徴とするコ
ーヒー焙煎方法にも関する。焙煎は、通常の方法により
所定の焙煎の程度で行われる。燃料は、焙煎装置、目的
とされる焙煎の程度によっても異なるが、例えばコーヒ
ー生豆30kgに対して約2.5〜3kgの使用量で使用され
る。焙煎時間は、焙煎装置、目的とされる焙煎の程度等
により異なる。
【0011】
【実施例】実施例1 下記の方法によりコーヒー豆残滓炭化物を製造した。ま
ず、コーヒー豆残滓を約10重量%以下の水分量まで熱
風乾燥した後、これに各々平窯内で300〜550℃の
温度で約24時間の炭化物処理を行うことにより、固定
炭素量80重量%のコーヒー豆残滓炭化物を製造した。
得られたコーヒー豆残滓炭化物を65.7重量%、コーク
ス粉(発熱量:7,800Kcal/kg;揮発分:0.7〜1.
1重量%;灰分:0.5〜1.5重量%;固定炭素:97.4
〜98.8重量%)を28.2重量%、セラミックスとして
のアルミナ(Al2 3 )を2.3重量%、バインダーと
してのカルボキシメチルセルロースを1.4重量%及びデ
ンプン2.4重量%を混合した後、上記混合粉を60kg/
cm2 の成形圧で加圧成形して直径50mm×高さ70mm、
中心に直径15mmの穴を有する円柱状の成形炭を製造し
た。尚、使用したコーヒー豆残滓炭化物、コークス粉及
びAl2 3 の粒度分布を各々下記表1から表3に示
す。
【表1】 表1 コーヒー豆残滓炭化物の粒度分布 mesh 含有率 9mesh未満 2重量% 9mesh以上16mesh未満 40重量% 16mesh以上32mesh未満 46重量% 32mesh以上60mesh未満 10重量% 60mesh以上 2重量%
【表2】 表2 コークス粉の粒度分布 mesh 含有率 32mesh未満 44重量% 32mesh以上60mesh未満 30重量% 60mesh以上100mesh未満 12重量% 100mesh以上200mesh未満 9重量% 200mesh以上 5重量%
【表3】 表3 Al2 3 の粒度分布 μm 含有率 180μm以上 0重量% 150μm以上180μm未満 1重量% 106μm以上150μm未満 19重量% 63μm以上106μm未満 49重量% 45μm以上63μm未満 13重量% 45μm未満 18重量%
【0012】比較例1 実施例1と同様のコーヒー豆残滓炭化物94.5重量%、
遠赤外線セラミックス(SiO2 :78.0重量%;Al
2 3 :20.0重量%;Na2 O:0.5重量%)2.5重
量%及びバインダーとしてのカルボキシルメチルセルロ
ース3.0重量%を混合した後、実施例1と同様の方法に
より成形炭を製造した。比較例2 実施例1と同様のコーヒー豆残滓炭化物97.0重量%及
びバインダーとしてのカルボキシルメチルセルロース3.
0重量%を混合した後、実施例1と同様の方法により成
形炭を製造した。比較例3 実施例1と同様のコーヒー豆残滓炭化物94.5重量%、
セラミックス(Al23 )2.5%重量及びバインダー
としてのカルボキシルメチルセルロース3.0重量%を混
合した後、実施例1と同様の方法により成形炭を製造し
た。比較例4 実施例1と同様のコーヒー豆残滓炭化物67.0重量%、
コークス粉30.0重量%及びバインダーとしてのカルボ
キシルメチルセルロース3.0重量%を混合した後、実施
例1と同様の方法により成形炭を製造した。
【0013】試験例1 燃料として実施例1の成形炭、比較例1の成形炭、木炭
及び灯油を各々用いて、慣用のコーヒー豆焙煎機を用い
て、コーヒーの生豆を所定の焙煎度まで焙煎した。木炭
は市販されている木炭を使用した。得られた焙煎豆10
gに90〜95℃の熱水を加えて抽出し、抽出液を15
0gとした。その後抽出液のpHを調べるとともに、そ
の味について官能試験を行った。試験は、専門家パネル
10名(男6名、女4名)により行った。評価について
は、5が最も優れていることを示す5段階評価によって
行った。測定したpH値の結果と官能試験の結果を下記
の表4に示す。表中の官能試験についての値は、木炭に
より焙煎したコーヒー豆を抽出したものを3として、こ
れを基準として灯油、比較例1の成形炭及び実施例1の
成形炭の各々について相対的に評価し、10名の専門家
パネルの評価の平均値として示したものである。
【表4】 表4 pH値および官能試験 評価項目 灯 油 木 炭 比較例1 実施例1 の成形炭 の成形炭 pH値 5.01 5.25 5.30 5.25 官能試験 香 り 2.3 3 3.1 3.1 酸 味 3.0 3 2.9 2.9 苦 み 2.8 3 2.9 2.9 濃厚度 2.4 3 2.9 3.1 色 2.7 3 3.1 3.0 総合評価 2.6 3 3.2 3.2
【0014】抽出液のpHはコーヒーの味に影響を及ぼ
し、コーヒーにマイルドな味を出すためにはpHは5.2
〜5.3程度であるのが好ましい。表4より、灯油で焙煎
したコーヒー豆の抽出液と異なり、実施例1の成形炭で
焙煎したコーヒー豆の抽出液が、従来の比較例1の成形
炭及び木炭で焙煎したコーヒー豆の抽出液と同様のマイ
ルドな味を有することが数値的に明らかである。また官
能試験においても、実施例1の成形炭及び比較例1の成
形炭によるものが、総合評価において優れていることが
分かる。
【0015】試験例2 燃料として、実施例1の成形炭、比較例1の成形炭、比
較例2の成形炭及び従来の木炭を各々使用して、コーヒ
ーの生豆30Kgを慣用のコーヒー豆焙煎機を用いて焙煎
した。所定の程度まで焙煎されるのに使用される燃料の
量を調べた。結果を下記の表5に示す。
【表5】 表5 燃料使用量炭の種類 使用料(Kg) 実施例1の成形炭 2.7 比較例1の成形炭 2.7 比較例2の成形炭 3.5 木 炭 3〜3.5 表より、実施例1及び比較例2の成形炭の熱効率が良好
であることが分かる。
【0016】試験例3 燃料として実施例1の成形炭および比較例2、3及び4
の成形炭を各々用いて、幅5mmのロストルの上で燃焼
させた。成形炭の燃焼灰が時間の経過とともにロストル
の下に落ちていく程度を観察した結果、コークスを含む
実施例1および比較例4の成形炭を使用した場合は灰落
が良好であったのに対し、コークスを含まない比較例2
及び3の成形炭を使用した場合は灰落が不良であった。試験例4 燃料として実施例1の成形炭および比較例2、3及び4
の成形炭を各々用いて、幅5mmのロストルの上で燃焼
させた。コーヒー豆残滓炭化物が溶融してガラス状にな
っていく程度を時間の経過とともに観察した結果、セラ
ミックスを含む実施例1および比較例3の成形炭を使用
した場合はガラス化が生じなかったのに対し、セラミッ
クスを含まない比較例2および4の成形炭を使用した場
合はコーヒー豆残滓炭化物のガラス化が生じた。以上の
試験の結果を表6にまとめて示す。
【表6】 表6 比較試験のまとめ 実施例1 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 コーヒー豆残滓 65.7 94.5 97.0 94.5 67.0 コークス粉 28.2 ─ ─ ─ 30.0 セラミックス 2.3 2.5 ─ 2.5 ─ バインダー 3.8 3.0 3.0 3.0 3.0 pHの範囲 ○ ○ ─ ─ ─ 熱効率 ○ ○ × ─ ─ 官能試験 ○ ○ ─ ─ ─ 灰落の程度 ○ × × × ○ ガラス化の程度 ○ ○ × ○ × 注:表の中の数字は成形炭の総量に対する重量%を表示
する。 −:該当する成分を含まないこと、又は試験を行わなか
ったことを示す。 ○:各試験において良好な結果を示したことを表示す
る。 ×:各試験において良好でない結果を示したことを表示
する。 以上の結果から、本発明の成形炭が、従来の遠赤外線セ
ラミックスとバインダーをコーヒー豆残滓と混合して成
形した成形炭と同様の熱効率およびコーヒー豆の焙煎性
を有することに加えて、成形炭の燃焼灰の灰落が良好で
ありかつロストル上でのガラス化を生じさせないもので
あることが分かる。
【0017】
【発明の効果】本発明の成形炭は、コーヒー豆残滓炭化
物、コークス粉、セラミックス及びバインダーを混合
し、成形してなるため、従来のコーヒー豆残滓炭化物に
遠赤外線セラミックスを混合して成形した成形炭に比べ
て成形炭表面の灰落が良く、またガラス化が生じにく
く、種々の焙煎機において、装置を改造することなしに
使用することができる。さらに、従来の木炭等の燃料に
比べて熱効率が優れており、燃料として用いた場合に、
低コスト化を達成できる。又、燃料使用量が減るため装
置の小型化、小スペース化の点でも改善を図ることがで
きる。従って、本発明により、品質が良好で適用性が広
く、安価な成形炭を大量に供給することが可能になり、
しかも、産業廃棄物の再利用により、資源の有効利用及
び環境保護に大きく貢献する。又、本発明の成形炭を用
いてコーヒー豆を焙煎することによって、従来より、味
及び香りの良いコーヒーを提供することが知られていた
木炭で焙煎したコーヒーに比べても、更に香りも味も良
いコーヒーが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 信行 神奈川県横浜市神奈川区神大寺3の5の2 −204 (72)発明者 武内 正司 埼玉県熊谷市銀座4−8−4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーヒー豆残滓を炭化して得られる炭化
    物、コークス粉、セラミックス及びバインダーを混合
    し、成形してなる成形炭。
  2. 【請求項2】 セラミックスがアルミナ(Al2 3
    である請求項1記載の成形炭。
  3. 【請求項3】 コーヒー豆残滓を炭化して得られる炭化
    物を成形炭に対して50重量%以上88重量%以下、コ
    ークス粉を成形炭に対して10重量%以上50重量%以
    下、セラミックスを炭の灰分に対して50重量%以上で
    成形炭に対して5重量%以下及びバインダーを成形炭に
    対して1重量%以上5重量%以下の量で混合し、成形し
    てなる請求項1記載の成形炭。
  4. 【請求項4】 燃料として請求項1記載の成形炭を用い
    て、コーヒー生豆を焙煎することを特徴とするコーヒー
    豆焙煎方法。
JP5561694A 1994-03-25 1994-03-25 成形炭及び該成形炭を用いたコーヒー豆焙煎方法 Pending JPH07258666A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100514A1 (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Masaki Terada 固形燃料とその製造方法
JP2021176933A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 石光商事株式会社 コーヒー液抽出システム、コーヒー液抽出方法、焙煎したコーヒー豆の製造方法、焙煎したコーヒー豆
KR102468473B1 (ko) * 2021-10-18 2022-11-18 세이프코리아 주식회사 커피박을 이용한 바이오매스 고형연료

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