JPH07258656A - 熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法 - Google Patents

熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法

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JPH07258656A
JPH07258656A JP6270292A JP27029294A JPH07258656A JP H07258656 A JPH07258656 A JP H07258656A JP 6270292 A JP6270292 A JP 6270292A JP 27029294 A JP27029294 A JP 27029294A JP H07258656 A JPH07258656 A JP H07258656A
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heat exchange
coke formation
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heat exchanger
coke
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シモン・バーレントレヒト
Gerhard Zimmermann
ゲルハルト・ツィンマーマン
Grete Bach
グレーテ・バッハ
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G9/00Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G9/14Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils in pipes or coils with or without auxiliary means, e.g. digesters, soaking drums, expansion means
    • C10G9/16Preventing or removing incrustation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C4/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a larger number of carbon atoms
    • C07C4/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a larger number of carbon atoms by cracking a single hydrocarbon or a mixture of individually defined hydrocarbons or a normally gaseous hydrocarbon fraction
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、炭化水素を例えばアルケン類に熱
分解するための装置の中の熱分解炉の後段で水蒸気を発
生して熱分解生成物を急速に冷却するボイラー用鋼材を
用いた管形熱交換器の中での熱交換面におけるコークス
形成を減少させる。 【構成】 熱交換面の熱分解生成物に接触する側が、管
形熱交換器の清掃後かつ再使用の前に還元条件のもと
で、1ミクロン以下のFe粉末が形成されることなしに
表面におけるFe2 3 がほぼすべてFe3 4 に還元
されるまで処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念に
記載の管形熱交換器の中の熱交換面におけるコークス形
成を減少させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば化学原料エチレンを生成するため
には、高級炭化水素の熱分解が、対応する熱分解炉で行
われる。このような場合、高温熱分解生成物(大部分は
エチレンから成る)は、熱分解炉から出た後に冷却され
る。このために、間接熱交換のための熱交換器が使用さ
れ、これは利用可能な蒸気を発生するために冷却剤とし
ての水が使われる。ボイラー用鋼材を用いて管形熱交換
器として形成されているこのような装置は、その他の化
学装置においても炭化水素生成物の冷却又は加熱に用い
られる。
【0003】熱交換器の効率は、作動中に熱交換器の
(例えば鋼材15Mo3等から成る管の)鋼管表面に熱
伝導を妨げる沈澱物が形成されるかどうかに強く依存す
る。これは、現在使用される装置において通常当てはま
る。一定の作動時間の経過後、熱交換面の炭化水素に接
触する側でコークスが形成される。従って、効率の低下
がある度合いに到達すると当該の熱交換器を停止して大
がかりな清掃処理にかけることが繰返し必要となる。
【0004】現在の装置においてはこれはしばしば、高
温水蒸気と空気との混合気がコークスが形成された側で
熱交換器を貫流案内され、これにより形成された沈澱物
が分離されて運び去られ、このようにして再び高温熱分
解生成物から熱交換器の管壁への良好な熱伝導を保証す
る金属表面が使用可能となる。
【0005】徹底的な清掃にもかかわらず、熱交換器の
再作動開始から短時間経過すると、新たに形成された炭
素沈澱物が検出され、従って比較的短い作動時間(例え
ば20〜60日)の後に再び清掃が行わなければならな
いことがある。これは、技術的観点からも経済的観点か
らも望ましくない、何故ならば長時間にわたり定常動作
が妨げられるだけでなく、効果的な装置利用が困難とな
り、さらに清掃処理のためのコストも非常に頻繁に発生
するからである。この理由から長年にわたり、熱交換器
面の急速なコークス形成を阻止する解決方法を見つける
努力が払われてきた。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第EP00223
49号公報から、コークス形成が発生しやすい熱交換器
表面にCa,Mr,Al,Ti,Zr,Hf,Ta,N
b又はCrの金属酸化物から成る保護フィルムを蒸着す
ることが公知である。これは、比較的大がかりな方法で
ありながら非常に制限された成果しかもたらさない。
【0007】類似の方法すなわち保護層の被着は、ヨー
ロッパ特許出願公開第EP0110486号公報でも提
案されている。このために、金属酸化物の他にある特定
の金属、アルミン酸塩及び珪酸塩が使われている。これ
らの解決方法も、改善はもたらしたが、しかし多くの場
合にまだ十分良好であると見なすことはできない。
【0008】十分良好であると見なすことはできない別
の1つの改善が、オランダ特許出願公開NL84018
04第号公報から公知の珪素樹脂ベースのコーティング
により実現され、このコーティングでは炭化珪素、炭化
ホウ素、炭化チタン、窒化珪素又は窒化ホウ素が樹脂の
中に埋め込まれている。
【0009】最後に、熱交換器管のために、モリブデン
を含有しない鋼合金を使用した試験について指摘してお
く。すなわち、通常の熱交換器鋼の中に含有されるモリ
ブデンが、コークス形成を促進する触媒作用を有すると
の推測が存在した。しかしこれは正しくないことが分か
った。
【0010】現在までに提案された解決方法に共通な点
は、新しい装置では実施できるが、(改修された装置以
外の)すでに使用されている装置では実施できないこと
にある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた熱交換器の作動中に発生するコークス形成を大
幅に低減する解決方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明により
請求項1の特徴部分に記載の特徴により解決される。本
発明の有利な実施例は請求項2〜6に記載されている。
【0013】本発明の基礎となる意外な知見は、ある特
定の形の酸化鉄すなわちFe2 4がコークス形成のた
めの非常に強い触媒作用を有し、これに対して別の酸化
鉄すなわちFe3 4 はこのような触媒作用を事実上有
しないことにある。金属材料としての鉄は中程度の活性
しかないが、コークス除去の後に熱交換器管の内面に微
細に分散されて残留する非常に微細な鉄粉は、還元され
ている場合には非常に高いコークス形成促進作用を有す
る。従って、熱交換器面で常に観察された急速なコーク
ス形成の主因はFe2 3 である。
【0014】しかし望ましくないことにこの酸化物は、
水蒸気/空気の混合気による通常の清掃の際に鋼管表面
に常に形成される。これにより、清掃されたばかりの表
面が初期フェーズにおいて熱交換器の再作動開始後に非
常に高いコークス形成速度を有する、すなわち非常に急
速に炭素層が形成される。次いで、コークス形成速度は
低下する、何故ならば炭素層が保護フィルムとして作用
するからである。類似の望ましくない作用は、コークス
形成中にコークス塊の中に埋込れコークス除去の際に露
出される微細に分散している鉄小塊も引き起こす。鉄小
塊も、熱交換器の高い初期コークス形成速度の原因とな
る。
【0015】熱交換面に第1のコークス層がこのように
急速に再形成されるのを防止するために本発明では、熱
交換器の清掃後かつ再作動開始前に、熱分解生成物に接
触する表面部分に付加的処理が行われ、これにより、触
媒的に非常に活性のFe2 3 は不活性のFe3 4
還元され、その際、コークス塊からのFe小塊がFe粉
塵(1ミクロン以下のFe粉末)に還元されることは回
避する。
【0016】このためには、通常のように例えば高温の
水蒸気/空気の混合気により行われる清掃後に高温水蒸
気と水素との混合気が熱交換器を貫流案内される。この
混合気は、熱分解中にコークス形成が発生する熱交換器
の内面でFe2 3 がFe34 に大気により的確に還
元変換されるが、酸化鉄からFe粉末への完全な還元は
まだ行われないような組成とする。
【0017】この還元が十分な程度に到達すると、熱交
換器は再び作動される。表面のFe2 3 はもはや高い
触媒活性度を有さないので、再度のコークス形成は、非
常に長い時間遅延を伴って発生する。通常の清掃の後に
この比較的簡単な付加処理を行うことにより本発明は、
熱交換器の作動時間を大幅に延長する。その際に重要な
点は、このために熱交換器自身に構造変更を行う必要が
ないことと、本発明の方法が既存の装置にも適用可能で
あることとにある。さらに、熱伝導を劣化するコーティ
ングが不要である。
【0018】水蒸気と水素との混合気を装置の通常の温
度すなわち約400〜550℃で熱交換器を貫流案内
し、その際に1〜8時間の処理時間を設けると好適であ
ることが分かった。混合気の水素含量は好適には5〜2
0重量%であり、有利には5〜10重量%である。貫流
案内される混合気の圧力は、装置の通常の作動圧力に等
しいすなわち約0.5〜20バールである。有利な作動
圧力は1.5〜2.5バールである。
【0019】
【実施例】次の本発明を複数の比較例及び実施例に基づ
き図を用いて詳細に説明する。
【0020】例1(比較例) 石英製試験用熱分解装置(電気的に加熱及び制御される
寸法500×20×1mm及びVR =127cm3 の垂
直管)の中で工業プロパン(組成:95.0重量%のプ
ロパン,2.3重量%のプロピレン,2.5重量%のイ
ソブタン,0.2重量%のエタン)が通常の圧力を印加
され820℃の温度及び0.3secの停滞時間で希釈
剤としての窒素と一緒に熱分解される。プロパン処理流
量は6l/hであり、窒素処理流量は5l/hである。
これらの条件においてプロパン反応率は95%であり、
分解ガスの中のエチレン/プロピレン比は2.1であ
る。
【0021】熱分解ゾーンに接続する同一寸法の管セグ
メントの中で別個の加熱装置により、350〜500℃
の領域内で任意に調整可能な分解ガス冷却器の温度がシ
ミュレーションされた。この管部分区間の中で、通常の
材料である20×7×1mmの寸法の試料(15Mo
3)が、熱電形秤のさおに固定されている白金ワイヤに
引っかけられ、ポスト熱分解ゾーンの中で位置決めされ
た。このようにして、コークスの形成により発生した試
料の重量変化を連続的に追従測定できた。
【0022】500℃で試料におけるコークス形成は1
0分の試験時間の間に(5minの試験時間の後に測定
して)15μg/minの初期速度(rc (0))から
258μg/minのコークス形成速度(rc (ma
x))に上昇する。後続の2hが経過するうちにr
c (stat)=65μg/minの準定常値になる。
空気(5l/h)によるコークス除去の後、後続の熱分
解サイクルで最大のコークス形成速度rc (max)も
準定常のコークス形成速度rc (stat)も強く上昇
する。後続の熱分解・コークス除去サイクルでも、この
傾向は表1から分かるように続く。
【0023】
【表1】
【0024】例2(比較例) 例1と同一の装置において類似の外的条件のもとで工業
プロパンが熱分解され、ポスト熱分解ゾーンで500℃
での類似の寸法の15Mo3試料におけるコークス形成
が観察された。例1と異なり、空気及び水蒸気の混合気
(空気流量及び水蒸気流量はそれぞれ5l/h)による
コークス除去が行われた。
【0025】後続の熱分解では初期コークス形成速度は
c (0)=0であった。rc (max)=480μg
/minへの急速な上昇が発生した。2hの後、245
μg/minのrc (stat)の準定常値が測定され
た。双方の値は、例1における対応する値より大きい。
【0026】例3(比較例) 例1と同一の装置で類似の外的条件のもとで工業プロパ
ンが熱分解され、ポスト熱分解ゾーンで500℃での類
似の寸法の15Mo試料におけるコークス形成が観察さ
れた。
【0027】例1と異なり、熱分解及び空気によるコー
クス除去の後、4時間にわたる水蒸気による試料の後処
理が行われ、その際の水蒸気流量は17l/hであっ
た。後続のプロパン熱分解ではrc (0)で0の値が測
定された。次いでコークス形成速度は急速にrc (ma
x)=520μg/minに上昇し、rc (stat)
は320μg/minであった。双方の値は、例1にお
ける対応する値より大きい。
【0028】例4(比較例) 例1と同一の装置で、類似の外的条件のもとに工業プロ
パンが熱分解され、ポスト熱分解ゾーンで500℃での
類似の寸法の15Mo試料におけるコークス形成が観察
された。
【0029】例1及び例2と異なり、熱分解及び空気に
よるコークス除去の後、純粋な水素による試料の後処理
(流量5l/h,処理時間4h)が行われた。後続の熱
分解においてポスト熱分解ゾーンで、例1の反応案内に
比して2倍以上であるrc (0)=rc (max)=1
050μg/minの非常に大きいコークス形成速度が
測定された。rc (stat)=420μg/min
も、例1における対応する値より大幅に大きい。
【0030】例5(本発明の実施例) 例1と同一の装置において、類似の外的条件のもとで工
業プロパンが熱分解され、ポスト熱分解ゾーンでの50
0℃での類似の寸法の15Mo試料におけるコークス形
成が観察された。
【0031】前述の比較例と異なり、熱分解及び空気に
よるコークス除去の後、4時間にわたり水素及び水蒸気
の混合気により試料が後処理され、その際、全流量は一
貫して10l/hであり、H2 /H2 0体積比は9〜
0.1の間で変化された。表2には試験結果が記載され
ている。
【0032】
【表2】
【0033】本発明の後処理によりすでに2.5のH2
/H2 O体積比において熱分解経過の開始時でのポスト
熱分解ゾーンの中のコークス形成が、後処理なしの運転
方法に比して1/3より小さい値に減少することが分か
る。H2 成分がさらに減少すると試験開始時にH2 成分
は完全に抑圧され、rc (max)及びrc (sta
t)は、後処理しない場合又は高濃度H2 含有H2 /H
2 O混合気による場合に比して低い値に到達する。水素
成分が非常にわずかな場合にはコークス形成は再び増加
する。
【0034】例6(本発明の実施例) 例1と同一の装置で類似の外的条件のもとで工業プロパ
ンが熱分解され、ポスト熱分解ゾーンでの500℃での
類似の寸法の15Mo試料におけるコークス形成が観察
された。
【0035】この場合、5l/hの水素と8.7l/h
の水蒸気との混合気(H2 /H2 O体積比=0.6)に
よる後処理が行われ、その際、処理時間が1〜12時間
で変化された。表3には、後処理された試料のコークス
形成が、後処理なしの熱分解試験において第2の熱分解
サイクルで測定されたコークス形成と対比して示されて
いる。
【0036】後処理時間の変化は、いずれにせよ、次い
で行われた熱分解試験の開始時にコークス形成が発生せ
ず(rc (0)=0)、これに対して後処理しないとす
でに試験の開始時にコークス形成は340μg/min
であることを示す。表3は、後処理が非常に長い場合に
はコークス形成が再び増加することも示す。
【0037】
【表3】
【0038】例7(比較及び本発明) 例1の試験室熱分解装置において、15Mo3からの4
つの試料(PK1〜4)が同一の方法で工業プロパンを
用いてコークス形成された。次いで個々の試料がそれぞ
れ異なる処理プロセスにかけられた。すなわち、
【0039】−PK1: 空気(5l/h)によるコー
クス除去。
【0040】−PK2: 空気(5l/h)及び水蒸気
(5l/h)によるコークス除去。
【0041】−PK3: 空気(5l/h)によるコー
クス除去及び後続の水蒸気(17l/h;4h)による
処理。
【0042】−PK4: 空気(5l/h)によるコー
クス除去及び処理時間6hでの水素(5l/h)及び水
(7l/h)の混合気による後続の処理。
【0043】従って試料PK4のみが本発明により処理
された。4つのすべての試料は再び工業プロパンにおり
コークス形成にさら(条件は例1と同一)、コークス形
成が2hにわたり測定された。結果は単一の図に線図と
して示されている。比較すると、本発明により処理され
た試料PK4においてとりわけ小さいコークス形成速度
が測定されたことが分かる。
【0044】求められた全コークス量(PK1:mc
40.5mg;PK2:mc =38.2mg:PK3:
c =76.3mg;PK4:mc=24.1mg;)
から、本発明の処理が、H2 /H2 O処理なしの運転方
法に比して大幅に運転時間が延長される(所与の例では
約40%)を有することが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コークス除去後の異なる後処理に依存する熱交
換面におけるコークス形成を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シモン・バーレントレヒト オランダ国、エヌエル‐3161 ヴェーエル ローン、ハイセランド 246 (72)発明者 ゲルハルト・ツィンマーマン ドイツ連邦共和国、デー 04299 ライプ ツィヒ、ナウンホーファー・シュトラーセ 14 (72)発明者 グレーテ・バッハ ドイツ連邦共和国、デー 04157 ライプ ツィヒ、ヴァンゲローガー・ヴェーク 13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素を熱分解するための装置の中の
    熱分解炉の後段で水蒸気を発生して熱分解生成物を急速
    に冷却するためのボイラー用鋼材を用いた管形熱交換器
    の熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法にお
    いて、 熱交換面の熱分解生成物に接触する側が、管形熱交換器
    の清掃後かつ再使用の前に、還元条件のもとで1ミクロ
    ン以下のFe粉末が形成されることなしに、表面におけ
    るFe2 3 がほぼすべてFe3 4 に還元されるまで
    処理されることを特徴とする熱交換面におけるコークス
    形成を減少させる方法。
  2. 【請求項2】 管形熱交換器の清掃後に高温の水蒸気と
    水素との混合気が、熱分解生成物に接触する側で管形熱
    交換器を貫流案内されることを特徴とする請求項1に記
    載の熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法。
  3. 【請求項3】 上記水蒸気/水素の混合気が400〜5
    50℃の領域内の温度を有することを特徴とする請求項
    2に記載の熱交換面におけるコークス形成を減少させる
    方法。
  4. 【請求項4】 熱交換面への上記水蒸気/水素の混合気
    の作用が、1〜6時間にわたり維持されることを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載の熱交換面におけるコ
    ークス形成を減少させる方法。
  5. 【請求項5】 水蒸気/水素の混合気の中の水素の含量
    が5〜20重量%であることを特徴とする請求項2から
    請求項4のうちのいずれか1つの請求項に記載の熱交換
    面におけるコークス形成を減少させる方法。
  6. 【請求項6】 水蒸気/水素の混合気が0.5〜20バ
    ールの圧力を印加されて管形熱交換器を貫流案内される
    ことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれ
    か1つの請求項に記載の熱交換面におけるコークス形成
    を減少させる方法。
JP6270292A 1993-10-08 1994-10-07 熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法 Pending JPH07258656A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4334827.0 1993-10-08
DE4334827A DE4334827C1 (de) 1993-10-08 1993-10-08 Verfahren zur Verminderung der Verkokung von Wärmetauschflächen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07258656A true JPH07258656A (ja) 1995-10-09

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ID=6500005

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JP6270292A Pending JPH07258656A (ja) 1993-10-08 1994-10-07 熱交換面におけるコークス形成を減少させる方法

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US (1) US5501878A (ja)
EP (1) EP0647699B1 (ja)
JP (1) JPH07258656A (ja)
AT (1) ATE174951T1 (ja)
DE (2) DE4334827C1 (ja)
ES (1) ES2125400T3 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
ATE174951T1 (de) 1999-01-15
EP0647699A3 (de) 1995-07-26
EP0647699B1 (de) 1998-12-23
EP0647699A2 (de) 1995-04-12
DE59407527D1 (de) 1999-02-04
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