JPH07258136A - 複数段蒸留におけるエネルギー保存方法 - Google Patents
複数段蒸留におけるエネルギー保存方法Info
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- JPH07258136A JPH07258136A JP7038045A JP3804595A JPH07258136A JP H07258136 A JPH07258136 A JP H07258136A JP 7038045 A JP7038045 A JP 7038045A JP 3804595 A JP3804595 A JP 3804595A JP H07258136 A JPH07258136 A JP H07258136A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/34—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C41/40—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation
- C07C41/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation by distillation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
- B01D3/14—Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
- B01D3/32—Other features of fractionating columns ; Constructional details of fractionating columns not provided for in groups B01D3/16 - B01D3/30
- B01D3/322—Reboiler specifications
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- Y10S203/00—Distillation: processes, separatory
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 メチル−tert−ブチルエーテル合成反応生成
物を、複数の蒸留塔を含む回収帯域で精製する多段蒸留
法において、冷却水をtert−ブチルアルコール蒸留塔の
還流凝縮器に供給して、気化したtert−ブチルアルコー
ル塔頂留分を液化し、かつ、そこで冷却水を低圧蒸気に
転換し、該低圧蒸気を第一のメチル−tert−ブチルエー
テル蒸留帯域のリボイラに供給して、その中で蒸留を実
施するのに必要な熱を供給することを特徴とする方法。 【効果】 各蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸留に
必要な熱エネルギーを有効に利用することが可能であ
る。
物を、複数の蒸留塔を含む回収帯域で精製する多段蒸留
法において、冷却水をtert−ブチルアルコール蒸留塔の
還流凝縮器に供給して、気化したtert−ブチルアルコー
ル塔頂留分を液化し、かつ、そこで冷却水を低圧蒸気に
転換し、該低圧蒸気を第一のメチル−tert−ブチルエー
テル蒸留帯域のリボイラに供給して、その中で蒸留を実
施するのに必要な熱を供給することを特徴とする方法。 【効果】 各蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸留に
必要な熱エネルギーを有効に利用することが可能であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メチル−tert−ブチル
エーテル、tert−ブチルアルコール、メタノール、イソ
ブチレンおよび水を含むメチル−tert−ブチルエーテル
反応生成物を精製するための多段蒸留法であって、メチ
ル−tert−ブチルエーテル反応生成物を、それぞれが還
流凝縮器およびリボイラを備えた複数の蒸留塔からなる
回収帯域に供給し、メチル−tert−ブチルエーテル反応
生成物を、第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留塔
において、沸騰性がより高いメチル−tert−ブチルエー
テル留分と、沸騰性がより低い水性tert−ブチルアルコ
ール留分とに分別し、沸騰性がより低い水性tert−ブチ
ルアルコール留分を、tert−ブチルアルコール蒸留塔に
おいて、気化したtert−ブチルアルコール塔頂留分と、
沸騰性がより低い水留分とに分別し、冷却水をtert−ブ
チルアルコール蒸留塔の還流凝縮器に供給して、気化し
たtert−ブチルアルコール塔頂留分を液化し、かつ、そ
の冷却水を低圧蒸気に転換し、該tert−ブチルアルコー
ル蒸留塔の該還流凝縮器中で発生した低圧蒸気を第一の
メチル−tert−ブチルエーテル蒸留帯域のリボイラに供
給して、その中で蒸留を実施するのに必要な熱を供給す
るところの方法に関する。
エーテル、tert−ブチルアルコール、メタノール、イソ
ブチレンおよび水を含むメチル−tert−ブチルエーテル
反応生成物を精製するための多段蒸留法であって、メチ
ル−tert−ブチルエーテル反応生成物を、それぞれが還
流凝縮器およびリボイラを備えた複数の蒸留塔からなる
回収帯域に供給し、メチル−tert−ブチルエーテル反応
生成物を、第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留塔
において、沸騰性がより高いメチル−tert−ブチルエー
テル留分と、沸騰性がより低い水性tert−ブチルアルコ
ール留分とに分別し、沸騰性がより低い水性tert−ブチ
ルアルコール留分を、tert−ブチルアルコール蒸留塔に
おいて、気化したtert−ブチルアルコール塔頂留分と、
沸騰性がより低い水留分とに分別し、冷却水をtert−ブ
チルアルコール蒸留塔の還流凝縮器に供給して、気化し
たtert−ブチルアルコール塔頂留分を液化し、かつ、そ
の冷却水を低圧蒸気に転換し、該tert−ブチルアルコー
ル蒸留塔の該還流凝縮器中で発生した低圧蒸気を第一の
メチル−tert−ブチルエーテル蒸留帯域のリボイラに供
給して、その中で蒸留を実施するのに必要な熱を供給す
るところの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機炭化水素反応生成物中に存在するも
ののような有機炭化水素の混合物を、2基以上の蒸留塔
からなる蒸留塔列における段階的な蒸留によって分別す
ることは公知である。蒸留塔は通常、塔底残流を加熱し
て蒸留に必要な熱エネルギーを得るためにリボイラを使
用し、また、蒸留塔の頂部から回収される気化した塔頂
留分を凝縮するために還流凝縮器を使用する。多段蒸留
においては、別の蒸留塔から、高温の塔頂蒸気または液
体留出物をリボイラ熱交換器に通すことにより、リボイ
ラ熱交換器がひとつの蒸留塔のリボイラとして機能する
と同時に、別の蒸留塔の還流凝縮器として機能するよう
にして、別の蒸留塔に熱エネルギーを供給することが行
われてきた。
ののような有機炭化水素の混合物を、2基以上の蒸留塔
からなる蒸留塔列における段階的な蒸留によって分別す
ることは公知である。蒸留塔は通常、塔底残流を加熱し
て蒸留に必要な熱エネルギーを得るためにリボイラを使
用し、また、蒸留塔の頂部から回収される気化した塔頂
留分を凝縮するために還流凝縮器を使用する。多段蒸留
においては、別の蒸留塔から、高温の塔頂蒸気または液
体留出物をリボイラ熱交換器に通すことにより、リボイ
ラ熱交換器がひとつの蒸留塔のリボイラとして機能する
と同時に、別の蒸留塔の還流凝縮器として機能するよう
にして、別の蒸留塔に熱エネルギーを供給することが行
われてきた。
【0003】すなわち、従来の熱統合法は、ある蒸留塔
の凝縮器を別の蒸留塔のリボイラとして利用することで
ある。蒸留塔熱交換器を直接結合することの主な欠点
は、蒸留塔どうしの負荷と操作が密接に連係することで
ある。温度および還流速度のわずかな変化は還流凝縮器
の調節によって順応できるが、1基の蒸留塔の操作にお
ける相当な変化は、一方で必然的に他の蒸留塔を狂わせ
る。たとえば、始動および停止の操作は、組み合わされ
た機器をすべて同時に操作しなければならないため、複
雑で扱いにくい。また、液位の変化による制御の相互作
用を避けるため、蒸留塔のリボイラは、一般に、熱を供
給する側の蒸留塔の受器よりも上に据えられていなけれ
ばならない。このことは、建造費および維持費をかなり
増すことになる。
の凝縮器を別の蒸留塔のリボイラとして利用することで
ある。蒸留塔熱交換器を直接結合することの主な欠点
は、蒸留塔どうしの負荷と操作が密接に連係することで
ある。温度および還流速度のわずかな変化は還流凝縮器
の調節によって順応できるが、1基の蒸留塔の操作にお
ける相当な変化は、一方で必然的に他の蒸留塔を狂わせ
る。たとえば、始動および停止の操作は、組み合わされ
た機器をすべて同時に操作しなければならないため、複
雑で扱いにくい。また、液位の変化による制御の相互作
用を避けるため、蒸留塔のリボイラは、一般に、熱を供
給する側の蒸留塔の受器よりも上に据えられていなけれ
ばならない。このことは、建造費および維持費をかなり
増すことになる。
【0004】クメン蒸留塔において、フェノール蒸留塔
のリボイラの熱媒として用いるための蒸気を発生させる
ことが公知である。
のリボイラの熱媒として用いるための蒸気を発生させる
ことが公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メチ
ル−tert−ブチルエーテル合成反応で形成される反応生
成物からメチル−tert−ブチルエーテルを精製するプロ
セスにおいて、各蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸
留に必要な熱エネルギーを有効に利用する方法を提供す
ることである。
ル−tert−ブチルエーテル合成反応で形成される反応生
成物からメチル−tert−ブチルエーテルを精製するプロ
セスにおいて、各蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸
留に必要な熱エネルギーを有効に利用する方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、メチル
−tert−ブチルエーテルの製造に有用である。メチル−
tert−ブチルエーテルの製造プロセスにおいて形成され
る反応生成物は、イソブチレン、メチル−tert−ブチル
エーテル、メタノール、tert−ブチルアルコールおよび
水を含んでいてよい。それぞれが還流凝縮器およびリボ
イラを備えた複数の蒸留塔からなる複数段蒸留塔列が使
用される。この蒸留塔列は、第一のtert−ブチルエーテ
ル蒸留塔、水抽出塔、メチル−tert−ブチルエーテル精
製塔、メチル−tert−ブチルエーテル回収塔、メタノー
ル回収塔およびtert−ブチルアルコール蒸留塔を含む。
メチル−tert−ブチルエーテル反応生成物を、第一のメ
チル−tert−ブチルエーテル蒸留塔において、イソブチ
レンおよびメタノールを含有する沸騰性がより高いメチ
ル−tert−ブチルエーテル留分と、沸騰性がより低い水
性tert−ブチルアルコール留分とに分別する。沸騰性が
より低い水性tert−ブチルアルコール留分を、tert−ブ
チルアルコール蒸留塔において、気化したtert−ブチル
アルコール塔頂留分と、沸騰性がより低い水留分とに分
別する。また、イソブチレンおよびメタノールを含有す
る沸騰性がより高いメチルtert−ブチルエーテル留分
を、水抽出帯域において、イソブチレンを含有するメチ
ル−tert−ブチルエーテル画分と、メチル−tert−ブチ
ルエーテル、メタノールおよび水からなる画分とに分別
する。
−tert−ブチルエーテルの製造に有用である。メチル−
tert−ブチルエーテルの製造プロセスにおいて形成され
る反応生成物は、イソブチレン、メチル−tert−ブチル
エーテル、メタノール、tert−ブチルアルコールおよび
水を含んでいてよい。それぞれが還流凝縮器およびリボ
イラを備えた複数の蒸留塔からなる複数段蒸留塔列が使
用される。この蒸留塔列は、第一のtert−ブチルエーテ
ル蒸留塔、水抽出塔、メチル−tert−ブチルエーテル精
製塔、メチル−tert−ブチルエーテル回収塔、メタノー
ル回収塔およびtert−ブチルアルコール蒸留塔を含む。
メチル−tert−ブチルエーテル反応生成物を、第一のメ
チル−tert−ブチルエーテル蒸留塔において、イソブチ
レンおよびメタノールを含有する沸騰性がより高いメチ
ル−tert−ブチルエーテル留分と、沸騰性がより低い水
性tert−ブチルアルコール留分とに分別する。沸騰性が
より低い水性tert−ブチルアルコール留分を、tert−ブ
チルアルコール蒸留塔において、気化したtert−ブチル
アルコール塔頂留分と、沸騰性がより低い水留分とに分
別する。また、イソブチレンおよびメタノールを含有す
る沸騰性がより高いメチルtert−ブチルエーテル留分
を、水抽出帯域において、イソブチレンを含有するメチ
ル−tert−ブチルエーテル画分と、メチル−tert−ブチ
ルエーテル、メタノールおよび水からなる画分とに分別
する。
【0007】イソブチレンを含有するメチル−tert−ブ
チルエーテル画分を、メチル−tert−ブチルエーテル精
製塔において、沸騰性がより高いイソブチレン留分と、
沸騰性がより低い精製されたメチル−tert−ブチルエー
テル留出物とに分別する。メタノール含有画分を、メチ
ル−tert−ブチルエーテル回収塔において、沸騰性がよ
り高いメチル−tert−ブチルエーテル留分と、沸騰性が
より低い水性メタノール留分とに分別する。ついで、水
性メタノール留分を、メタノール回収塔において、沸騰
性がより高いメタノール留分と、沸騰性がより低い水留
分とに分別する。
チルエーテル画分を、メチル−tert−ブチルエーテル精
製塔において、沸騰性がより高いイソブチレン留分と、
沸騰性がより低い精製されたメチル−tert−ブチルエー
テル留出物とに分別する。メタノール含有画分を、メチ
ル−tert−ブチルエーテル回収塔において、沸騰性がよ
り高いメチル−tert−ブチルエーテル留分と、沸騰性が
より低い水性メタノール留分とに分別する。ついで、水
性メタノール留分を、メタノール回収塔において、沸騰
性がより高いメタノール留分と、沸騰性がより低い水留
分とに分別する。
【0008】本発明によると、冷却水をtert−ブチルア
ルコール蒸留塔の還流凝縮器に供給して、気化したメチ
ル−tert−ブチルエーテル留分を液化し、それにより、
冷却水を低圧(すなわち低レベル)蒸気に転換する。te
rt−ブチルアルコール蒸留塔の還流凝縮器中で発生した
低圧蒸気を、第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留
塔のリボイラに供給して、そこにおいて蒸留を実施する
のに必要な熱を供給する。
ルコール蒸留塔の還流凝縮器に供給して、気化したメチ
ル−tert−ブチルエーテル留分を液化し、それにより、
冷却水を低圧(すなわち低レベル)蒸気に転換する。te
rt−ブチルアルコール蒸留塔の還流凝縮器中で発生した
低圧蒸気を、第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留
塔のリボイラに供給して、そこにおいて蒸留を実施する
のに必要な熱を供給する。
【0009】本発明の変形態様によると、tert−ブチル
アルコール蒸留塔の還流凝縮器中で発生した低圧蒸気の
一部を、メタノール回収塔のリボイラに並列的に供給し
て、その中で蒸留を実施するのに必要な熱を供給する。
アルコール蒸留塔の還流凝縮器中で発生した低圧蒸気の
一部を、メタノール回収塔のリボイラに並列的に供給し
て、その中で蒸留を実施するのに必要な熱を供給する。
【0010】添付した図面は、本発明の一般的な回収手
順を示す、通常用いられている部分を省略した概略流れ
図である。
順を示す、通常用いられている部分を省略した概略流れ
図である。
【0011】本発明によると、固形エーテル化触媒床を
含むエーテル化反応帯域10が設けられている。好適な
エーテル化触媒、たとえばジビニルベンゼンで架橋した
スルホン化ポリスチレンから本質的になる強酸性イオン
交換樹脂のような固形樹脂エーテル化触媒(たとえばDo
wex 50、Nalcite HCR 、Amberlyst 15など)を使用する
ことができる。もう一つの例として、触媒は、Knifton
らの米国特許第4,822,921号明細書に開示され
たタイプの、フルオロリン酸を酸化チタンに担持した触
媒や、十二タングストリン酸もしくは十二モリブドリン
酸のようなヘテロポリ酸を酸化チタンのような不活性担
体に担持したものであってもよい。
含むエーテル化反応帯域10が設けられている。好適な
エーテル化触媒、たとえばジビニルベンゼンで架橋した
スルホン化ポリスチレンから本質的になる強酸性イオン
交換樹脂のような固形樹脂エーテル化触媒(たとえばDo
wex 50、Nalcite HCR 、Amberlyst 15など)を使用する
ことができる。もう一つの例として、触媒は、Knifton
らの米国特許第4,822,921号明細書に開示され
たタイプの、フルオロリン酸を酸化チタンに担持した触
媒や、十二タングストリン酸もしくは十二モリブドリン
酸のようなヘテロポリ酸を酸化チタンのような不活性担
体に担持したものであってもよい。
【0012】tert−ブチルアルコールが、tert−ブチル
アルコール供給ライン12によって反応帯域10に供給
され、メタノールがメタノール供給ライン14によって
供給される。反応帯域10へのメタノールおよびtert−
ブチルアルコールの流量は、好ましくは過剰モルのメタ
ノール、たとえばtert−ブチルアルコール1モルに対し
て1.1〜2モルのメタノールが存在するように調節す
る。
アルコール供給ライン12によって反応帯域10に供給
され、メタノールがメタノール供給ライン14によって
供給される。反応帯域10へのメタノールおよびtert−
ブチルアルコールの流量は、好ましくは過剰モルのメタ
ノール、たとえばtert−ブチルアルコール1モルに対し
て1.1〜2モルのメタノールが存在するように調節す
る。
【0013】エーテル化反応帯域10で、0.2〜3.
4MPa (30〜500psia)、より好ましくは1.4〜
2.1MPa (200〜300psia)の圧力、および30
〜200℃、より好ましくは80〜140℃、さらに好
ましくは90〜130℃の温度を包含する反応条件のも
とに、原料混合物をエーテル化触媒、たとえばスルホン
酸樹脂のエーテル化触媒床と接触させる。触媒が担持リ
ン酸型の触媒であるならば、反応温度は150〜190
℃の範囲が好適である。
4MPa (30〜500psia)、より好ましくは1.4〜
2.1MPa (200〜300psia)の圧力、および30
〜200℃、より好ましくは80〜140℃、さらに好
ましくは90〜130℃の温度を包含する反応条件のも
とに、原料混合物をエーテル化触媒、たとえばスルホン
酸樹脂のエーテル化触媒床と接触させる。触媒が担持リ
ン酸型の触媒であるならば、反応温度は150〜190
℃の範囲が好適である。
【0014】エーテル化反応帯域内での接触時間は、エ
ーテル化触媒1容量に対して時間あたり原料混合物0.
5〜20容量、より好ましくは1〜4容量がエーテル化
反応帯域10に供給されるような時間が好適である。
ーテル化触媒1容量に対して時間あたり原料混合物0.
5〜20容量、より好ましくは1〜4容量がエーテル化
反応帯域10に供給されるような時間が好適である。
【0015】エーテル化反応帯域10では、メタノール
がtert−ブチルアルコールと発熱的に反応してメチル−
tert−ブチルエーテルを形成し、これが、エーテル化反
応帯域10からライン20によって排出されて第一のメ
チル−tert−ブチルエーテル(MTBE)蒸留塔30に
送られる生成物中に含有されるであろう。
がtert−ブチルアルコールと発熱的に反応してメチル−
tert−ブチルエーテルを形成し、これが、エーテル化反
応帯域10からライン20によって排出されて第一のメ
チル−tert−ブチルエーテル(MTBE)蒸留塔30に
送られる生成物中に含有されるであろう。
【0016】具体例として、固形のエーテル化触媒がAm
berlyst 15のようなスルホン酸樹脂であり、エーテル化
反応帯域10に供給される原料混合物中の、tert−ブチ
ルアルコールに対するメタノールのモル比が2であり、
触媒1容量に対して時間あたり原料混合物2容量の供給
速度で、反応を100℃で実施するならば、エーテル化
反応生成物は、下記の表1に示す割合の組成を有するで
あろう。
berlyst 15のようなスルホン酸樹脂であり、エーテル化
反応帯域10に供給される原料混合物中の、tert−ブチ
ルアルコールに対するメタノールのモル比が2であり、
触媒1容量に対して時間あたり原料混合物2容量の供給
速度で、反応を100℃で実施するならば、エーテル化
反応生成物は、下記の表1に示す割合の組成を有するで
あろう。
【0017】
【表1】
【0018】供給ライン20によって第一のMTBE蒸
留塔30に供給されたエーテル化反応生成物は、そこ
で、30〜100℃、より好ましくは40〜80℃の液
還流温度、80〜115℃、より好ましくは95〜10
5℃のリボイラ温度、および0.1〜0.4MPa (15
〜60psia)の圧力を包含する蒸留条件のもとに分別さ
れる。蒸留条件は、エーテル化反応生成物20中のMT
BEの実質的全部が、第一の蒸留塔30から、ライン3
2によって塔頂から取り出されるように選択する。その
結果、蒸留塔30の塔頂から取り出された第一の留分3
2は、イソブチレンの実質的全部およびメチル−tert−
ブチルエーテルの実質的全部、ならびに第一の蒸留塔3
0に供給されたメタノールの一部からなるであろう。第
一のMTBE蒸留塔30から排出された沸騰性がより低
い重質留分34は、メタノール、tert−ブチルアルコー
ルおよび水を含むであろう。
留塔30に供給されたエーテル化反応生成物は、そこ
で、30〜100℃、より好ましくは40〜80℃の液
還流温度、80〜115℃、より好ましくは95〜10
5℃のリボイラ温度、および0.1〜0.4MPa (15
〜60psia)の圧力を包含する蒸留条件のもとに分別さ
れる。蒸留条件は、エーテル化反応生成物20中のMT
BEの実質的全部が、第一の蒸留塔30から、ライン3
2によって塔頂から取り出されるように選択する。その
結果、蒸留塔30の塔頂から取り出された第一の留分3
2は、イソブチレンの実質的全部およびメチル−tert−
ブチルエーテルの実質的全部、ならびに第一の蒸留塔3
0に供給されたメタノールの一部からなるであろう。第
一のMTBE蒸留塔30から排出された沸騰性がより低
い重質留分34は、メタノール、tert−ブチルアルコー
ルおよび水を含むであろう。
【0019】本発明によると、沸騰性がより高いメチル
−tert−ブチルエーテル留分32が水性溶剤抽出帯域5
0に供給され、そこで、供給ライン52によって溶剤抽
出帯域50に導入された水と向流的に接触する。
−tert−ブチルエーテル留分32が水性溶剤抽出帯域5
0に供給され、そこで、供給ライン52によって溶剤抽
出帯域50に導入された水と向流的に接触する。
【0020】水性溶剤抽出帯域50には、メチル−tert
−ブチルエーテル蒸留塔からの沸騰性がより高い留分で
ある供給物32が、水1容量に対して、時間あたり0.
8〜1.8容量、好ましくは1.0〜1.5容量の比率
を含む、向流溶剤抽出のための溶剤抽出条件が設定され
ている。抽出条件は、20〜60℃、より好ましくは3
0〜40℃の温度、および0.3〜3.4MPa (50〜
500psia)、より好ましくは0.3〜1.0MPa (5
0〜150psia)の圧力を包含することが好適である。
−ブチルエーテル蒸留塔からの沸騰性がより高い留分で
ある供給物32が、水1容量に対して、時間あたり0.
8〜1.8容量、好ましくは1.0〜1.5容量の比率
を含む、向流溶剤抽出のための溶剤抽出条件が設定され
ている。抽出条件は、20〜60℃、より好ましくは3
0〜40℃の温度、および0.3〜3.4MPa (50〜
500psia)、より好ましくは0.3〜1.0MPa (5
0〜150psia)の圧力を包含することが好適である。
【0021】その結果、抽出塔の塔頂画分が形成され、
これがメタノール溶剤抽出帯域50からライン54によ
って回収されて、MTBE精製塔60に送られる。抽出
塔の塔底画分は、塔底画分供給ライン64によって溶剤
抽出帯域50から排出されて、メチル−tert−ブチルエ
ーテル回収蒸留帯域70に送られる。
これがメタノール溶剤抽出帯域50からライン54によ
って回収されて、MTBE精製塔60に送られる。抽出
塔の塔底画分は、塔底画分供給ライン64によって溶剤
抽出帯域50から排出されて、メチル−tert−ブチルエ
ーテル回収蒸留帯域70に送られる。
【0022】メチル−tert−ブチルエーテル精製蒸留帯
域60には、30〜60℃、より好ましくは40〜55
℃の液還流温度、100〜140℃、より好ましくは1
25〜135℃のリボイラ温度、および0.5〜0.8
MPa (70〜120psia)、より好ましくは0.6〜
0.7MPa (90〜110psia)の圧力を包含する蒸留
条件が設定されていて、これにより、蒸留帯域60から
排出される軽質水性イソブチレン留分62と、本質的に
メチル−tert−ブチルエーテルのみからなる重質留出物
68とを形成する。
域60には、30〜60℃、より好ましくは40〜55
℃の液還流温度、100〜140℃、より好ましくは1
25〜135℃のリボイラ温度、および0.5〜0.8
MPa (70〜120psia)、より好ましくは0.6〜
0.7MPa (90〜110psia)の圧力を包含する蒸留
条件が設定されていて、これにより、蒸留帯域60から
排出される軽質水性イソブチレン留分62と、本質的に
メチル−tert−ブチルエーテルのみからなる重質留出物
68とを形成する。
【0023】メチル−tert−ブチルエーテル回収塔70
に供給された抽出塔の塔底画分64は、メチル−tert−
ブチルエーテル、メタノールおよび水を含み、好適に
は、そこで、30〜90℃、より好ましくは50〜75
℃の液還流温度、および80〜120℃、より好ましく
は105〜115℃のリボイラ温度、ならびに0.1〜
0.4MPa (15〜60psia)、より好ましくは0.2
〜0.3MPa (40〜50psia)の圧力を包含する蒸留
条件のもとに分別されて、メチル−tert−ブチルエーテ
ルからなる軽質メチル−tert−ブチルエーテル留分72
を形成する。この留分は、再循環ライン(図示せず)に
より、メタノール溶剤抽出帯域50に再循環させること
が好適である。水およびメタノールを含む重質の水性メ
タノール留分は、ライン74によって第三の蒸留帯域7
0から排出されて、メタノール回収塔90に送られる。
メタノール回収塔90に供給された水性メタノール留分
は、そこで、30〜80℃、より好ましくは60〜75
℃の液還流温度、100〜140℃、より好ましくは1
10〜120℃のリボイラ温度、および0.1〜0.4
MPa (15〜60psia)、より好ましくは0.1〜0.
2MPa (20〜30psia)の圧力を包含することが好適
である蒸留条件のもとに、軽質メタノール留分92と、
系から排出してもよい重質の水留分94とに分別され
る。
に供給された抽出塔の塔底画分64は、メチル−tert−
ブチルエーテル、メタノールおよび水を含み、好適に
は、そこで、30〜90℃、より好ましくは50〜75
℃の液還流温度、および80〜120℃、より好ましく
は105〜115℃のリボイラ温度、ならびに0.1〜
0.4MPa (15〜60psia)、より好ましくは0.2
〜0.3MPa (40〜50psia)の圧力を包含する蒸留
条件のもとに分別されて、メチル−tert−ブチルエーテ
ルからなる軽質メチル−tert−ブチルエーテル留分72
を形成する。この留分は、再循環ライン(図示せず)に
より、メタノール溶剤抽出帯域50に再循環させること
が好適である。水およびメタノールを含む重質の水性メ
タノール留分は、ライン74によって第三の蒸留帯域7
0から排出されて、メタノール回収塔90に送られる。
メタノール回収塔90に供給された水性メタノール留分
は、そこで、30〜80℃、より好ましくは60〜75
℃の液還流温度、100〜140℃、より好ましくは1
10〜120℃のリボイラ温度、および0.1〜0.4
MPa (15〜60psia)、より好ましくは0.1〜0.
2MPa (20〜30psia)の圧力を包含することが好適
である蒸留条件のもとに、軽質メタノール留分92と、
系から排出してもよい重質の水留分94とに分別され
る。
【0024】第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留
塔30から排出された水性メタノール含有tert−ブチル
アルコール留分34は、tert−ブチルアルコール回収蒸
留塔100に供給され、そこで、35〜170℃、より
好ましくは140〜150℃の液還流温度、および10
0〜190℃、より好ましくは170〜180℃のリボ
イラ温度、ならびに0.1〜1.3MPa (15〜190
psia)、より好ましくは0.7〜1.1MPa (110〜
160psia)の圧力を包含する蒸留条件のもとに、ライ
ン102によって排出されるtert−ブチルアルコールお
よびメタノールを含む軽質留分と、系から排出してもよ
い重質の水留分104とに分別される。
塔30から排出された水性メタノール含有tert−ブチル
アルコール留分34は、tert−ブチルアルコール回収蒸
留塔100に供給され、そこで、35〜170℃、より
好ましくは140〜150℃の液還流温度、および10
0〜190℃、より好ましくは170〜180℃のリボ
イラ温度、ならびに0.1〜1.3MPa (15〜190
psia)、より好ましくは0.7〜1.1MPa (110〜
160psia)の圧力を包含する蒸留条件のもとに、ライ
ン102によって排出されるtert−ブチルアルコールお
よびメタノールを含む軽質留分と、系から排出してもよ
い重質の水留分104とに分別される。
【0025】軽質tert−ブチルアルコール留分102
は、適切な再循環ライン(図示せず)によって、エーテ
ル化反応帯域10に再循環させてもよい。
は、適切な再循環ライン(図示せず)によって、エーテ
ル化反応帯域10に再循環させてもよい。
【0026】本発明によると、tert−ブチルアルコール
回収塔100において蒸留を実施するのに必要な熱は、
ライン107を介して高圧蒸気を熱交換器106に供給
することによって得ることができる。熱交換器中では、
この高圧蒸気を利用して、ライン104からの水のう
ち、ライン105によって熱交換器106に通された部
分を加熱する。ライン105の水は、たとえば0.7〜
1.1MPa (110〜160psia)の圧力で170〜1
80℃に加熱された後、ライン108によってtert−ブ
チルアルコール回収塔100に戻される。
回収塔100において蒸留を実施するのに必要な熱は、
ライン107を介して高圧蒸気を熱交換器106に供給
することによって得ることができる。熱交換器中では、
この高圧蒸気を利用して、ライン104からの水のう
ち、ライン105によって熱交換器106に通された部
分を加熱する。ライン105の水は、たとえば0.7〜
1.1MPa (110〜160psia)の圧力で170〜1
80℃に加熱された後、ライン108によってtert−ブ
チルアルコール回収塔100に戻される。
【0027】気化したtert−ブチルアルコール留分は、
たとえば145〜155℃で、ライン102によって蒸
留塔100より塔頂から取り出される。これが熱交換器
120に供給され、そこで、水供給ライン122によっ
て熱交換器120に供給されたボイラ供給水のような冷
却水によって140〜150℃に冷却され、液化され
る。液化したtert−ブチルアルコールの所望の部分は、
還流ライン124によってtert−ブチルエーテル回収塔
100に戻され、残りはライン126によって再循環や
貯蔵のために回収される。
たとえば145〜155℃で、ライン102によって蒸
留塔100より塔頂から取り出される。これが熱交換器
120に供給され、そこで、水供給ライン122によっ
て熱交換器120に供給されたボイラ供給水のような冷
却水によって140〜150℃に冷却され、液化され
る。液化したtert−ブチルアルコールの所望の部分は、
還流ライン124によってtert−ブチルエーテル回収塔
100に戻され、残りはライン126によって再循環や
貯蔵のために回収される。
【0028】水供給ライン122によって熱交換器12
0に供給されたボイラ供給水は、高温の気化したtert−
ブチルアルコール塔頂留分102により、熱交換器12
0の中で低圧蒸気に転換され、ライン21によって取り
出される。
0に供給されたボイラ供給水は、高温の気化したtert−
ブチルアルコール塔頂留分102により、熱交換器12
0の中で低圧蒸気に転換され、ライン21によって取り
出される。
【0029】本発明によると、ライン21中の低圧蒸気
が、弁131によって制御されるライン130によっ
て、メチル−tert−ブチルエーテル蒸留塔30の熱交換
器、すなわちリボイラ23に供給されて、その中で蒸留
を実施するのに必要な熱を提供する。この実施態様によ
ると、水性メタノール含有tert−ブチルアルコール留分
34の一部が分岐ライン24によってリボイラ23に回
されて、その中で、ライン21によって供給された低圧
蒸気により、0.1〜0.4MPa (15〜65psia)の
圧力で、たとえば90〜110℃に加熱される。
が、弁131によって制御されるライン130によっ
て、メチル−tert−ブチルエーテル蒸留塔30の熱交換
器、すなわちリボイラ23に供給されて、その中で蒸留
を実施するのに必要な熱を提供する。この実施態様によ
ると、水性メタノール含有tert−ブチルアルコール留分
34の一部が分岐ライン24によってリボイラ23に回
されて、その中で、ライン21によって供給された低圧
蒸気により、0.1〜0.4MPa (15〜65psia)の
圧力で、たとえば90〜110℃に加熱される。
【0030】本発明の一つの実施態様によると、ライン
21の低圧蒸気が、弁141によって制御されるライン
140によって、メタノール回収塔90のリボイラ91
に送られて、そこで、該回収塔90からライン94によ
って排出された塔底水留分を加熱するのに利用される。
この実施態様によると、ライン94中の水の一部がライ
ン93によってリボイラに送られ、そこで、ライン14
0によってリボイラ91に供給された低圧蒸気により、
0.1〜0.2MPa (20〜30psia)の圧力で110
〜120℃に加熱される。加熱された水は、ライン95
によってメタノール回収塔90に戻され、使用済みの蒸
気は、使用済み蒸気排出ライン26によってリボイラ9
1から排出される。
21の低圧蒸気が、弁141によって制御されるライン
140によって、メタノール回収塔90のリボイラ91
に送られて、そこで、該回収塔90からライン94によ
って排出された塔底水留分を加熱するのに利用される。
この実施態様によると、ライン94中の水の一部がライ
ン93によってリボイラに送られ、そこで、ライン14
0によってリボイラ91に供給された低圧蒸気により、
0.1〜0.2MPa (20〜30psia)の圧力で110
〜120℃に加熱される。加熱された水は、ライン95
によってメタノール回収塔90に戻され、使用済みの蒸
気は、使用済み蒸気排出ライン26によってリボイラ9
1から排出される。
【0031】
【発明の効果】本発明によって、メチル−tert−ブチル
エーテル合成反応で形成される反応生成物からメチル−
tert−ブチルエーテルを精製するプロセスにおいて、各
蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸留に必要な熱エネ
ルギーを有効に利用することが可能である。
エーテル合成反応で形成される反応生成物からメチル−
tert−ブチルエーテルを精製するプロセスにおいて、各
蒸留塔の操作の独立性を保ちつつ、蒸留に必要な熱エネ
ルギーを有効に利用することが可能である。
【0032】
【実施例】具体例として、ライン20によって第一の蒸
留塔30に供給される反応生成物は、メタノール27.
5重量%、tert−ブチルアルコール14.5重量%、水
14重量%、イソブチレン3重量%およびメチル−tert
−ブチルエーテル34.5重量%を含むものであった。
留塔30に供給される反応生成物は、メタノール27.
5重量%、tert−ブチルアルコール14.5重量%、水
14重量%、イソブチレン3重量%およびメチル−tert
−ブチルエーテル34.5重量%を含むものであった。
【0033】この反応生成物を、蒸留塔30において、
イソブチレン6.5重量%、メタノール16.5重量%
およびメチル−tert−ブチルエーテル75重量%を含
む、沸騰性がより高いメチル−tert−ブチルエーテル留
分32と、メタノール37重量%、tert−ブチルアルコ
ール26重量%および水26重量%を含む、沸騰性がよ
り低い水性tert−ブチルアルコール留分34とに分別し
た。
イソブチレン6.5重量%、メタノール16.5重量%
およびメチル−tert−ブチルエーテル75重量%を含
む、沸騰性がより高いメチル−tert−ブチルエーテル留
分32と、メタノール37重量%、tert−ブチルアルコ
ール26重量%および水26重量%を含む、沸騰性がよ
り低い水性tert−ブチルアルコール留分34とに分別し
た。
【0034】本発明の好ましい実施態様によると、蒸留
塔30の第一の還流凝縮器15の液還流温度は40〜8
0℃であることが好適であり、リボイラ23のリボイラ
温度は95〜105℃であることが好適である。第一の
蒸留塔30は、0.1〜0.4MPa (15〜60psia)
の圧力で操作し、蒸留塔30に供給されたメチル−tert
−ブチルエーテルの実質的全部が第一の塔頂留出物とと
もに塔頂より取り出されるような蒸留条件を選択した。
塔30の第一の還流凝縮器15の液還流温度は40〜8
0℃であることが好適であり、リボイラ23のリボイラ
温度は95〜105℃であることが好適である。第一の
蒸留塔30は、0.1〜0.4MPa (15〜60psia)
の圧力で操作し、蒸留塔30に供給されたメチル−tert
−ブチルエーテルの実質的全部が第一の塔頂留出物とと
もに塔頂より取り出されるような蒸留条件を選択した。
【0035】tert−ブチルアルコール回収蒸留塔100
は、140〜150℃の液還流温度および170〜18
0℃のリボイラ温度で操作することが好適であった。蒸
留塔100は、0.7〜1.1MPa (110〜160ps
ia)の圧力で操作した。
は、140〜150℃の液還流温度および170〜18
0℃のリボイラ温度で操作することが好適であった。蒸
留塔100は、0.7〜1.1MPa (110〜160ps
ia)の圧力で操作した。
【0036】高圧蒸気を、170〜180℃のリボイラ
温度および0.7〜1.1MPa (110〜160psia)
の圧力で操作されるtert−ブチルアルコール回収塔10
0のリボイラ106に供給した。高圧蒸気によって熱を
リボイラ106に供給した。ライン102によって回収
塔100から回収した気化したtert−ブチルアルコール
塔頂留分102を、還流凝縮器120の中で、給水ライ
ン122によって熱交換器に供給されたボイラ供給水に
より、140〜150℃および0.7〜1.1MPa (1
10〜160psia)で液化した。ボイラ供給水を熱交換
機120の中で低圧蒸気に転換し、そこから蒸気ライン
21によって排出し、ライン130によって第一のメチ
ル−tert−ブチルエーテル蒸留塔30のリボイラ23に
送り、そこで、ライン24によって供給された水性tert
−ブチルアルコール流を0.1〜0.4MPa (15〜6
0psia)の圧力で95〜105℃に加熱するのに利用し
た。加熱した水性tert−ブチルアルコール流を、リボイ
ラからの戻りラインによってメチル−tert−ブチルエー
テル蒸留塔30に戻した。
温度および0.7〜1.1MPa (110〜160psia)
の圧力で操作されるtert−ブチルアルコール回収塔10
0のリボイラ106に供給した。高圧蒸気によって熱を
リボイラ106に供給した。ライン102によって回収
塔100から回収した気化したtert−ブチルアルコール
塔頂留分102を、還流凝縮器120の中で、給水ライ
ン122によって熱交換器に供給されたボイラ供給水に
より、140〜150℃および0.7〜1.1MPa (1
10〜160psia)で液化した。ボイラ供給水を熱交換
機120の中で低圧蒸気に転換し、そこから蒸気ライン
21によって排出し、ライン130によって第一のメチ
ル−tert−ブチルエーテル蒸留塔30のリボイラ23に
送り、そこで、ライン24によって供給された水性tert
−ブチルアルコール流を0.1〜0.4MPa (15〜6
0psia)の圧力で95〜105℃に加熱するのに利用し
た。加熱した水性tert−ブチルアルコール流を、リボイ
ラからの戻りラインによってメチル−tert−ブチルエー
テル蒸留塔30に戻した。
【図1】本発明の一般的なメチル−tert−ブチルエーテ
ル回収の手順を示す概略流れ図である。
ル回収の手順を示す概略流れ図である。
10 エーテル化反応帯域 12 tert−ブチルアルコール供給ライン 14 メタノール供給ライン 20 反応生成物ライン 21 低圧蒸気ライン 30 第一のメチル−tert−ブチルエーテル蒸留塔 32 第一塔塔頂留分(イソブチレン、MTBE、メタ
ノール) 34 第一塔塔底留分(メタノール、tert−ブチルアル
コール、水) 50 メタノール溶剤抽出塔 52 水供給ライン 54 抽出塔塔頂画分(MTBE、イソブチレン) 60 メチル−tert−ブチルエーテル精製塔 62 イソブチレン 64 抽出塔塔底画分(MTBE、メタノール、水) 68 MTBE 70 メチル−tert−ブチルエーテル回収蒸留塔 72 MTBE 74 回収塔塔底留分(メタノール、水) 90 メタノール回収塔 91 リボイラ 94 水排出ライン 100 tert−ブチルアルコール回収蒸留塔 122 ボイラ供給水ライン 130 低圧蒸気
ノール) 34 第一塔塔底留分(メタノール、tert−ブチルアル
コール、水) 50 メタノール溶剤抽出塔 52 水供給ライン 54 抽出塔塔頂画分(MTBE、イソブチレン) 60 メチル−tert−ブチルエーテル精製塔 62 イソブチレン 64 抽出塔塔底画分(MTBE、メタノール、水) 68 MTBE 70 メチル−tert−ブチルエーテル回収蒸留塔 72 MTBE 74 回収塔塔底留分(メタノール、水) 90 メタノール回収塔 91 リボイラ 94 水排出ライン 100 tert−ブチルアルコール回収蒸留塔 122 ボイラ供給水ライン 130 低圧蒸気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スチュアート・ジョン・パーカー アメリカ合衆国、テキサス 77005、ヒュ ーストン、アムハースト 3108 (72)発明者 アーレン・グレン・スライガー アメリカ合衆国、テキサス 77080−522、 ヒューストン、トラスコン 9714
Claims (1)
- 【請求項1】 メチル−tert−ブチルエーテル、tert−
ブチルアルコール、メタノール、イソブチレンおよび水
を含むメチル−tert−ブチルエーテル反応生成物を精製
するための、該メチル−tert−ブチルエーテル合成反応
生成物を、それぞれが還流凝縮器およびリボイラを備え
た複数の蒸留塔を含む回収帯域に供給し、該メチル−te
rt−ブチルエーテル反応生成物を、第一のメチル−tert
−ブチルエーテル蒸留塔で、沸騰性がより高いメチル−
tert−ブチルエーテル留分と、沸騰性がより低い水性te
rt−ブチルアルコール留分とに分別し、該沸騰性がより
低い水性tert−ブチルアルコール留分を、tert−ブチル
アルコール蒸留塔で、気化したtert−ブチルアルコール
塔頂留分と、沸騰性がより低い水留分とに分別すること
を含む多段蒸留法において、 冷却水を該tert−ブチルアルコール蒸留塔の還流凝縮器
に供給して、気化したtert−ブチルアルコール塔頂留分
を液化し、かつ、該冷却水を低圧蒸気に転換し、 該tert−ブチルアルコール蒸留塔の該還流凝縮器中で発
生した低圧蒸気を該第一のメチル−tert−ブチルエーテ
ル蒸留帯域のリボイラに供給して、その中で蒸留を実施
するのに必要な熱を供給することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US20311894A | 1994-02-28 | 1994-02-28 | |
US08/203118 | 1994-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258136A true JPH07258136A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=22752584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7038045A Pending JPH07258136A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-27 | 複数段蒸留におけるエネルギー保存方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5565068A (ja) |
EP (1) | EP0669306A1 (ja) |
JP (1) | JPH07258136A (ja) |
CA (1) | CA2143508A1 (ja) |
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