JPH07258038A - 頭髪化粧料 - Google Patents

頭髪化粧料

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JPH07258038A
JPH07258038A JP7401294A JP7401294A JPH07258038A JP H07258038 A JPH07258038 A JP H07258038A JP 7401294 A JP7401294 A JP 7401294A JP 7401294 A JP7401294 A JP 7401294A JP H07258038 A JPH07258038 A JP H07258038A
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JP
Japan
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hair
egg yolk
yolk oil
hydrogenated
egg white
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Application number
JP7401294A
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English (en)
Inventor
Kikuko Fujinuma
紀久子 藤沼
Yoshihiko Fukuchi
義彦 福地
Kiyouko Ootsubo
協子 大坪
Hiroshi Sasaki
啓 佐々木
Masami Ishigaki
まさみ 石垣
Takahiro Akutsu
隆宏 圷
Kiyoshi Miyazawa
清 宮澤
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Research Institute for Production Development
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Research Institute for Production Development
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理後の毛髪になめらかさ、しなやかさを付
与し、しっとりとした潤いのあるまとまり易い頭髪にす
るコンディショニング効果に極めて優れた頭髪化粧料を
提供する。 【構成】 非熱凝固卵白及び水添粉末卵黄油を含有させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は頭髪化粧料に関し、更に
詳しくは、処理後の毛髪のなめらかさ、しなやかさ、し
っとりとした潤いのあるまとまり易い頭髪にするコンデ
ィショニング効果に極めて優れた頭髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヘア
シャンプーは一般にアニオン性界面活性剤を多量に含有
しているため、頭髪をシャンプーすると、汚れのほか
に、毛髪表面の皮脂やその他の油分を洗い流してしま
い、頭髪がパサついたり、きしんだりして手触りが悪
く、櫛通り性も悪くなる。また、頭皮の油分も除去され
るので、フケが発生し易くなる。これらの欠点を解消す
るために、ヘアシャンプー基剤に油分等を配合し、洗髪
中に油分を補給する方法が従来からとられていた。しか
しながら、前記の欠点を解消するために十分な量の油分
をヘアシャンプー基剤中に安定配合することは難しい。
また、なんらかの方法で多量の油分を安定配合させたと
しても、ヘアシャンプー本来の機能である起泡性、洗浄
効果が低下してしまうという欠点があった。一方、ヘア
シャンプーによる洗髪後に別の頭髪化粧料、例えばヘア
リンス、ヘアトリートメント等を使用して、シャンプー
後の頭髪の感触を改善する方法も一般に採用されてい
る。この方法は、その頭髪化粧料中に配合したカチオン
性界面活性剤や油分を頭髪に吸着させて好ましい風合お
よび柔軟性を与えるものである。しかしながら、従来か
ら用いられているカチオン性界面活性剤は皮膚や目に対
する刺激が強く、安全性の面では未だ満足できるもので
はなかった。更に、ヘアリンス類に、皮膚や目に対する
安全性の高い両性界面活性剤を配合する試みがなされて
いるが、安全性の高い反面、頭髪に対するリンス効果に
劣る欠点があり、未だ満足できるものではない。また、
本発明者等は先に非熱凝固卵白を含有する頭髪化粧料
が、しなやかでまとまり易い頭髪にするコンディショニ
ング効果に優れたものであることを開示している(特公
平2−36564号公報参照)。しかしながら、この頭
髪化粧料も、しっとりとした潤いを頭髪に付与する効果
については不十分であった。従って、本発明の目的は前
記の欠点を持たず、頭髪になめらかさ、しなやかさを与
え、しっとりとした潤いのあるまとまりやすい髪にする
頭髪化粧料を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記技術課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、卵白より得られ
る非熱凝固卵白と、卵黄より得られる水添粉末卵黄油と
を組み合わせて処方することにより、優れたコンディシ
ョニング効果がある頭髪化粧料を得ることができること
を見い出した。
【0004】次に、本発明の構成について詳述する。本
発明で使用する非熱凝固卵白とは、鳥類、例えば鶏、
鶉、鴨、七面鳥またはあひるの卵、特に鶏卵の卵白から
熱凝固に関する蛋白質を選択的に除去して製造したもの
である。前記の非熱凝固卵白は、例えば特公昭57−5
4114号公報に記載の方法によって調製する。すなわ
ち、卵白に3〜5倍量の水(場合により、エチルアルコ
ール3〜25重量%を含むことができる。)を加え、攪
拌して熱凝固に関する蛋白質を選択的に凝固させ、この
凝集物を分離除去することによって調製する。場合によ
り、前記の凝集物を分離除去した後の卵白溶液を更に8
0℃以上で加熱処理しても良い。こうして得られる非熱
凝固卵白液は、100℃に加熱しても凝固せず、120
℃で10分間過熱処理しても凝固しない。前記の非熱凝
固卵白液は、そのままの形で本発明の頭髪化粧料用の配
合原料とすることもできるが、濃縮ないし乾燥して使用
するのが好ましく、乾燥は冷温送風乾燥または凍結乾燥
によって行うのが好ましい。
【0005】また本発明で使用する水添粉末卵黄油と
は、鳥類、例えば鶏、鶉、鴨、七面鳥またはあひるの
卵、特に鶏卵の生卵黄から溶媒を用いて抽出されたもの
を精製し、水素添加して安定化したものである。この水
添粉末卵黄油とは、生卵黄に、常温で気体の物質を加圧
して液体化したものを溶媒として作用させ、超臨界抽出
法に近い方法で抽出した後、溶媒を除去して凍結乾燥し
水分除去後、水素添加処理をして安定化・精製する。抽
出工程は無酸素状態で行われ、溶媒除去・水分除去も低
温にて行われるため、分解・酸化・変色など酸素・熱・
光などによる影響を製造段階で受けることがない。従っ
て品質的に安定で、頭髪化粧料に配合しても変質するこ
とがなく、卵黄油の持つ作用が100%発揮される。
【0006】本発明の頭髪化粧料組成物において、非熱
凝固卵白の配合量は0.01〜5.0重量%が好まし
く、0.05〜3.0重量%がさらに好ましい。0.0
1重量%未満では、充分な効果を得ることができず、
5.0重量%を超えるとべたつきあるいはごわつきが生
じる。また、水添粉末卵黄油の配合量は0.001〜
5.0重量%が好ましく、0.005〜3.0重量%が
さらに好ましい。0.001重量%未満ではしっとり
さ、しなやかさに欠け、5.0重量%を超えるとべたつ
きを感じる。前記の非熱凝固卵白と水添粉末卵黄油の総
配合量は特に制限されないが、全組成物の0.01〜
5.0重量%(固形分として)であることが好ましく、
特に0.05〜3.0重量%が好ましい。非熱凝固卵白
と水添粉末卵黄油の配合比は、1:19〜19:1のい
ずれの範囲内でも任意に選ぶことができる。1:19の
比率に近い比率で配合する場合はしっとりした潤い感が
持続し、しなやかでまとまり易い頭髪に仕上がり、1
9:1の比率に近い比率で配合する場合は、なめらかで
しなやかな頭髪に仕上がる。好ましくは7:13〜1
3:7の割合で配合する。
【0007】本発明の頭髪化粧料は、非熱凝固卵白及び
水添粉末卵黄油と公知の通常の配合成分とを水等の溶媒
に溶解あるいは分散させることにより製造する。通常の
配合成分としては、頭髪化粧料中に通常使用されている
任意の成分を使用することが出来る。これらの配合成分
としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高級アル
コール、油分、保湿剤、増粘剤、溶剤、使用性向上剤、
防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、紫外線防止
剤、粉末、薬剤、天然抽出エキス、色剤、香料などをあ
げることが出来る。
【0008】本発明の頭髪化粧料に用いられるアニオン
性界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル
塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸
塩、アルキルりん酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルりん酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩もしく
は脂肪酸塩等がある。非イオン性界面活性剤としては、
例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸部分
エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部
分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油誘導体、もしくは脂肪酸ジエタ
ノールアミド等がある。カチオン性界面活性剤として
は、例えば第3級脂肪族アミン塩、アルキルトリメチル
アンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウ
ムハライド、もしくはアルキルジメチルベンジルアンモ
ニウムハライド等がある。両性界面活性剤としては、例
えばアミドベタイン型、イミダゾリニウムベタイン型、
もしくはスルホベタイン型等の界面活性剤がある。
【0009】高級アルコールとしては、例えばセチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール
等がある。油分としては、例えば高級脂肪酸、固形パラ
フィン、流動パラフィン、シリコーン油、高分子シリコ
ーン及びその誘導体、スクワラン、ワセリン、もしくは
エステル油等がある。保湿剤としては、例えば、グリセ
リン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、もしくはソルビトール
等がある。増粘剤としては、例えばメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、カチオン化セルロース等がある。粉末としては、
例えばシリカ、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダ
ー等の樹脂粉末等がある。薬剤としては、例えばビタミ
ンEおよびその誘導体、ジンクピリチオン、グリチルリ
チン酸塩、トリカルバニライド等がある。溶剤として
は、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール
等がある。その他、必要に応じて各種添加剤、例えば可
溶化剤、着色剤、清涼剤、染料などが加えられる。これ
らは、本発明の効果を損なわない質的、量的条件下で利
用されなければならないことは当然である。
【0010】本発明の頭髪化粧料には、ヘアシャンプ
ー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリート
メント、ヘアクリーム、ヘアローション、ヘアトニッ
ク、ヘアリキッド、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアム
ース、パーマ剤等、頭髪に使用する任意の化粧料が含ま
れる。
【0011】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、これは本発明を限定するものではない。以下
の実施例において、特に断らないかぎり、%は重量によ
る。
【0012】膜閉塞性試験 実施例に先立ち、水添粉末卵黄油の膜閉塞性すなわち水
分揮散防止力について測定した。25℃に保持した恒温
室中にデシケーターを配置し、その内部を湿度15%に
維持する。水を入れた上部開放の容器をデシケーター中
に入れ、容器の上部をアセチルセルロース膜(試験例
1)および水添粉末卵黄油の10%ヘキサン溶液に一昼
夜浸漬したアセチルセルロース膜(試験例2)で覆って
水分の揮散度を測定した。アセチルセルロース膜のみの
場合の単位面積当たりの透湿量に比べ、本品を塗布した
アセチルセルロース膜の透湿量は少なく、長時間経過し
てもその効果は変わらず、水分揮散防止力は十分にある
ことが示された。図1はこの時の経時日数(日)と透湿
倍数(試験例2の48時間後の単位面積当たりの透湿量
を1とした時の相対値)との関係を示したもので、図
中、●は試験例1の結果、○は試験例2の結果を示す。
【0013】実施例1、比較例1,2 本例では、非熱凝固卵白と水添粉末卵黄油を界面活性剤
で溶解し、市販のヘアシャンプー(通常のアルキル硫酸
エステル塩系シャンプー)で洗った毛束に処理して毛髪
の含水率の変化を測定した。それぞれの処方(重量%)
を表1に、また次の条件で処理し、タオルドライした後
の処理毛を湿度59〜65%で室温放置した時の含水率
の経時変化を図2に示す。
【0014】毛髪処理条件 サンプル毛:約5g 試料塗布量:毛髪の1/2量 処理時間:10min すすぎ:120rpm,1min
【0015】コントロール(比較例2)および非熱凝固
卵白のみの系(比較例1)より、非熱凝固卵白と水添粉
末卵黄油を組み合わせた系(実施例1)の処理毛の方が
含水率が高く、頭髪の水分の逃げを防止して、しっとり
とした、しなやかでまとまり易い頭髪にするコンディシ
ョニング効果を得ることが出来た。
【0016】
【表1】 ──────────────────────────────── 実施例 比較例 比較例 1 1 2 ──────────────────────────────── 水添粉末卵黄油 2.0 − − 非熱凝固卵白 2.0 2.0 − ポリオキシエチレンステアリルエーテル 2.0 2.0 2.0 (エチレンオキシド6モル付加) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 1.0 1.0 グリセリン 5.0 5.0 5.0 パラベン 0.3 0.3 0.3 イオン交換水 to 100 to 100 to 100 ────────────────────────────────
【0017】実施例2〜8、比較例3〜7 本例は、本発明による頭髪化粧料が頭髪に与える効果に
ついて説明する。試験対象者として、18才から29才
までの女性20人を用いた。各試験対象者は市販シャン
プー(通常のアルキル硫酸エステル塩系シャンプー)で
洗髪後の頭髪に、後記の表2および表3に示した11類
のヘアリンス12gづつを塗布し、約40℃の温水です
すぎ洗いしてから、タオルドライ後、ドライヤー処理中
およびドライヤー処理後の頭髪の感触を「良い」、「普
通」及び「良くない」の3段階で判定した。その結果か
ら以下のように評価した。
【0018】◎:15名中12名以上が「よい」と答え
たもの ○:15名中9〜11名が「よい」と答えたもの □:15名中7〜10名が「よい」と答えたもの ▼:15名中3〜6名が「よい」と答えたもの ●:15名中2名以上が「よい」と答えたもの
【0019】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実施例番号 2 3 4 5 6 7 8 ─────────────────────────────────── 組成(重量%) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 セトステアリルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (C16/C18=7:3) 非熱凝固卵白 1.5 2.0 0.5 1.0 7.0 0.5 0.05 水添粉末卵黄油 0.5 2.0 3.0 6.0 1.0 0.5 0.05 グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 色素 適量 適量 適量 適量 適量 適量 適量 香料 適量 適量 適量 適量 適量 適量 適量 精製水 残余 残余 残余 残余 残余 残余 残余 ─────────────────────────────────── 実使用テスト なめらかさ ◎ ◎ ○ ◎ ▼ □ □ しなやかさ ○ ◎ ◎ ▼ □ □ ▼ しっとりした潤い ○ ◎ ○ ◎ □ □ □ まとまり感 ○ ◎ ○ □ □ □ ▼ ───────────────────────────────────
【0020】
【表3】 ───────────────────────────── 比較例番号 3 4 5 6 7 ───────────────────────────── 組成(重量%) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 セトステアリルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (C16/C18=7:3) 非熱凝固卵白 − 0.005 − 5.0 − 水添粉末卵黄油 − − 0.005 − 5.0 グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 色素 適量 適量 適量 適量 適量 香料 適量 適量 適量 適量 適量 精製水 残余 残余 残余 残余 残余 ───────────────────────────── 実使用テスト なめらかさ ● ▼ ● ○ ● しなやかさ ● ● ▼ ▼ ▼ しっとりした潤い ▼ ▼ ▼ ▼ ○ まとまり感 ● ▼ ▼ ● ▼ ─────────────────────────────
【0021】表2および表3において、適量とは色素:
0.00001〜0.001重量%および香料:0.0
5〜0.8重量%を意味する。
【0022】実施例9 下記の成分を常法によって混合して、パール感のあるヘ
アシャンプーを調製した。成分 ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン塩 16.0 重量% ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0 エチレングリコールジステアレート 3.0 非熱凝固卵白 2.0 水添粉末卵黄油 1.0 プロピレングリコール 3.0 カチオン化セルロース 0.5 安息香酸ナトリウム 0.5 緑色 3号 適量 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0023】このヘアシャンプーで洗髪した頭髪は、洗
髪後に通常のヘアリンスを使用しなくても、パサつきが
なく、櫛通りも良好であった。その頭髪には良好な潤い
が得られ、なめらかさ、しなやかさ及びまとまりも良好
であった。
【0024】実施例10 下記の成分から常法によってヘアリンスを調製した。成分 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.5 重量% セチルアルコール 2.2 スクワラン 3.0 非熱凝固卵白 1.0 水添粉末卵黄油 1.0 ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.5 (エチレンオキシド6モル付加物) 1,3−ブチレングリコール 3.0 ミルクプロテイン 0.2 メチルパラベン 0.3 黄色 4号 適量 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0025】市販のヘアシャンプー(通常のアルキル硫
酸エステル塩系シャンプー)で洗髪した後、本例のヘア
リンスで処理したところ、頭髪に良好な潤いが得られ、
なめらかさ、しなやかさ及び頭髪のまとまりも良好であ
った。
【0026】実施例11 下記の成分から、常法によって、ヘアトリートメントク
リームを調製した。成分 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0 重量% 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.0 セタノール 5.0 グリセロールモノステアレート 1.5 2−オクチルドデカノール 3.0 セチル−2−エチルヘキサノエート 1.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 高分子ジメチルポリシロキサン 0.4 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.6 (エチレンオキシド60モル付加物) ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.4 (エチレンオキシド6モル付加物) 非熱凝固卵白 3.0 水添粉末卵黄油 2.5 エチルパラベン 0.4 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0027】実施例10と同様に洗髪した頭髪を、本例
のヘアトリートメントクリームで処理したところ、良好
な潤い、しなやかさ、なめらかさ及び頭髪のまとまりも
良好であった。
【0028】実施例12 下記のヘアクリームを調製した。成分 ミツロウ 3.0 重量% ワセリン 5.0 ステアリルアルコール 5.0 スクワラン 10.0 流動パラフィン(18cs/30℃) 0.5 非熱凝固卵白 0.5 水添粉末卵黄油 0.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.5 (エチレンオキシド20モル付加物) ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.5 (エチレンオキシド6モル付加物) グリセロールモノステアレート 0.5 ブチルパラベン 0.5 EDTA−3Na(キレート剤) 0.1 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0029】イオン交換水、非熱凝固卵白及びEDTA
−3Na(キレート剤)からなる水相部と、それ以外の
成分からなる油相部とを、別々に70℃の加熱下で攪拌
して溶解してから、両者を混合し、乳化し、冷却してヘ
アクリームを得た。このヘアクリームを塗布した頭髪
は、良好な潤い・しっとりさ・なめらかさがあり、まと
まりの良い状態になった。
【0030】実施例13 下記の成分から、常法によってヘアセットローションを
調製した。成分 ポリビニルピロリドン 2.0 重量% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 1.0 (エチレンオキシド80モル付加物) エチルアルコール 30.0 非熱凝固卵白 3.0 水添粉末卵黄油 0.5 ジプロピレングリコール 7.0 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0031】実施例10と同様に洗髪した後、本例のヘ
アセットローションで処理し、ヘアドライヤーで乾かし
たところ、頭髪に良好な潤いとはりが得られ、なめらか
さ及びしなやかさも良好であった。
【0032】実施例14 下記の成分から、ヘアトリートメントムース(登録商
標)を調製した。成分 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 重量% ガーフコート755 15.5 [ガフ社(GAF Corp)製のカチオン性樹脂] 流動パラフィン(18cs/30℃) 1.5 シリコーンオイル 1.5 非熱凝固卵白 0.3 水添粉末卵黄油 0.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.8 (エチレンオキシド60モル付加物) エチルアルコール 30.0 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0033】上記の各成分から製造した原液95重量部
に、噴射ガスとして液化石油ガス(LPG)5重量部を
加えて、スプレー罐に充填した。実施例10と同様に洗
髪した後、本例のトリートメントムース(登録商標)で
処理したところ、実施例11と同様の効果が得られた。
【0034】実施例15 下記の成分から、常法によりヘアトニックを調製した。成分 エチルアルコール 60.0 重量% パントテニルアルコール 0.1 センブリエキス 0.05 カンタリスチンキ 0.07 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.03 ヒノキチオール 0.02 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 1.0 (エチレンオキシド60モル付加物) 非熱凝固卵白 1.0 水添粉末卵黄油 1.0 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0035】実施例10と同様に洗髪した頭髪に、本例
のヘアトニックを塗布したところ、頭髪に良好な潤いが
あり、しなやかさ及びなめらかさも良好であった。
【0036】実施例16 下記の成分から、常法によりヘアリキッドを調製した。成分 エチルアルコール 50.0 重量% ポリオキシプロピレンブチルエーテル 20.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.4 (エチレンオキシド80モル付加物) 非熱凝固卵白 0.2 水添粉末卵黄油 0.5 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0037】実施例10と同様に洗髪した頭髪に、本例
のヘアリキッドを塗布したところ、実施例14と同様の
効果が得られた。
【0038】実施例17 下記の組成の1剤及び2剤からなるパーマネントウェー
ブ用剤を常法によって調製した。 [1剤] チオグリコール酸アンモン 12.0 重量% (50%水溶液) 20%アンモニア水 pH9に調整する量 非熱凝固卵白 0.5 水添粉末卵黄油 0.1 EDTA−4Na(キレート剤) 適量 イオン交換水 to 100 [2剤] 臭素酸ナトリウム 6.0 イオン交換水 93.8 非熱凝固卵白 0.1 水添粉末卵黄油 0.1
【0039】本例のパーマネントウェーブ用剤で処理し
たところ、髪に良好な潤いとはりが得られ、なめらかさ
及びしなやかさがあり、まとまりの良い仕上がりが得ら
れた。
【0040】実施例18 下記の成分から常法により、ヘアブロー用ミストを調製
した。成分 エチルアルコール 50.0 重量% 1,3ブチレングリコール 2.0 グリセリン 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 メチルフェニルポリシロキサン 1.0 非熱凝固卵白 0.03 水添粉末卵黄油 0.03 メチルパラベン 0.2 色素 適量 香料 適量 イオン交換水 to 100
【0041】実施例10と同様にした頭髪に本例のヘア
ブロー用ミストをディスペンサータイプのポンプ式スプ
レーで霧状に噴霧したところ、コンディショニング効果
に優れ、なめらかでまとまりやすく、スタイリングしや
すかった。
【0042】
【発明の効果】本発明による頭髪化粧料は、非熱凝固卵
白と水添粉末卵黄油を含有していることにより、頭髪に
なめらかさ、しなやかさ、しっとりした潤いのあるまと
まり易いコンディショニング効果を与えることが出来
る。また、前記の非熱凝固卵白と水添粉末卵黄油は皮
膚、頭髪、眼等を刺激することもなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】水添粉末卵黄油の膜閉塞性試験結果を示す図で
ある。
【図2】本発明による頭髪化粧料で処理した毛髪の含水
率の経時変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 協子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 佐々木 啓 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 石垣 まさみ 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 圷 隆宏 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 宮澤 清 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非熱凝固卵白及び水添粉末卵黄油を含有
    することを特徴とする頭髪化粧料。
  2. 【請求項2】 非熱凝固卵白の配合量が0.01〜5.
    0重量%であり、水添粉末卵黄油の配合量が0.001
    〜5.0重量%である請求項1記載の頭髪化粧料。
  3. 【請求項3】 非熱凝固卵白の配合量が0.05〜3.
    0重量%であり、水添粉末卵黄油の配合量が0.005
    〜3.0重量%である請求項2記載の頭髪化粧料。
  4. 【請求項4】 非熱凝固卵白と水添粉末卵黄油の配合比
    が、1:19〜19:1である請求項1〜3のいずれか
    に記載の頭髪化粧料。
  5. 【請求項5】 非熱凝固卵白と水添粉末卵黄油の配合比
    が、7:13〜13:7である請求項4記載の頭髪化粧
    料。
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