JPH07258023A - 活性酸素抑制剤 - Google Patents

活性酸素抑制剤

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Publication number
JPH07258023A
JPH07258023A JP6092826A JP9282694A JPH07258023A JP H07258023 A JPH07258023 A JP H07258023A JP 6092826 A JP6092826 A JP 6092826A JP 9282694 A JP9282694 A JP 9282694A JP H07258023 A JPH07258023 A JP H07258023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetics
water
activated oxygen
ethanol
active oxygen
Prior art date
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Pending
Application number
JP6092826A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimomura
健次 下村
Masami Nakamura
雅美 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6092826A priority Critical patent/JPH07258023A/ja
Publication of JPH07258023A publication Critical patent/JPH07258023A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 愛玉子の溶媒抽出物を含む活性酸素抑制剤。 【効果】 化粧品、医薬品、食品等に添加して、活性酸
素抑制効果が大きく、化粧品に配合すれば、肌荒れを防
止し、肌のつや、肌のはりを保つ効果が大きい。愛玉子
は食用として古くより利用され安全性についても問題な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性酸素抑制剤として化
粧品、医薬品、食品に応用される植物由来の活性酸素抑
制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】愛玉子は学名をFicus awkeo
tsang Makino、和名をカンテンイタビと称
する植物の果実を乾燥させたものである。原産地は主と
して台湾南部の標高1000〜2000mに自生してい
る高木で、台湾では水に入れてもみ、砂糖を加えて清涼
飲料として愛用されている。さらに本発明者らによっ
て、美白作用、ヒアルロニダーゼ活性阻害効果等がある
ことを見いだされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、天然
物で人体に安全であることが分かっており、しかも強い
活性酸素抑制作用のある物質で、できれば活性酸素抑制
作用以外の効果も発揮するような活性酸素抑制剤を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明者らは、前記の課題を解
決するため、すでに多年にわたって食用に供され、人体
に対する安全性が確認されている植物をスクリーニング
して調べ、化粧品として利用価値のあるものを検討し
た。その結果、愛玉子が非常に化粧品、医薬部外品原料
として、或いは食品としての有効性を有することを見出
した。
【0005】すなわち、本発明は、愛玉子の溶媒抽出物
を含む活性酸素抑制剤である。
【0006】愛玉子の利用方法としては、水或いは親水
性有機溶媒例えば、エタノール、メタノール、アセトン
等で抽出する。しかしながら、化粧品、食品原料の抽出
であるから、水或いはエタノール或いはこれの混合溶媒
での抽出が好ましいのは当然である。また、場合によっ
ては、グリセリン、1,3ブチレングリコール、プロピ
レングリコール等の多価アルコール又は多価アルコール
と水の混液も抽出に利用できる。またさらに凍結乾燥し
て粉体として利用することも利用方法によっては有効で
ある。
【0007】この物質を他の化粧品、食品原料例えばス
クワラン、ホホバ油等の液状油、ミツロウ、セチルアル
コール等の固体油、各種の活性剤、グリセリン、1,3
ブチレングリコール等の保湿剤や各種薬剤等を添加して
さまざまな剤形の化粧料、食品等を調整することができ
る。例えばローション、クリーム、乳液、パック等で目
的に応じて利用形態を考えればよい。
【0008】空気中には酸素があり、これがないと生物
(嫌気性のものを除く)は存在しえない。しかし酸素
は紫外線や酵素等の影響を受けて活性酸素になる。 活
性酸素は脂肪酸を酸化し過酸化物を生成させる。生体の
生体膜のリン脂質も酸化させ、障害を与える。その上、
生成した過酸化物と活性酸素はDNAに損傷を与え、老
化を促進するといわれている。この活性酸素は、チロシ
ンからメラニンを作る機構にも影響を与え皮膚の黒化に
も関与している。 この活性酸素を抑制することは皮膚
にとって重要な、言い換えれば化粧料、食品に求められ
る重要な要素である。
【0009】
【実施例】以下に実際の利用方法である実施例を記載す
るが、本発明はこの実施例によって何ら限定されるもの
ではない。本発明で使用した愛玉子の抽出物の製造例を
次に示す。
【0010】製造例1 愛玉子の種子(乾燥品)を10gにエタノール300m
lを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。エバポレー
トした後、濾過後凍結乾燥した。
【0011】製造例2 愛玉子の種子(乾燥品)(乾燥品)を10gに75%エ
タノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日
間放置した。エバポレートした後、濾過後凍結乾燥し
た。
【0012】 実施例−1 ローション オリーブ油 0.5 製造例1抽出物 0.5 ポリオキシエチレン(20E.O)ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(60E.O)硬化ヒマシ油 2.0 エタノール 10.0 1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 5.0 精製水 80.0
【0013】 実施例−2 クリーム A スクワラン 20.0 オリーブ油 2.0 ミンク油 1.0 ホホバ油 5.0 ミツロウ 5.0 セトステアリルアルコール 2.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ソルビタンモノステアレート 2.0 製造例2抽出物 1.0 B 精製水 47.9 ポリオキシエチレン(20E.O)ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(60E.O)硬化ヒマシ油 1.0 グリセリン 5.0 1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 AとBをそれぞれ計量し、70℃まで加温し、BにAを
撹拌しつつ徐々に加えたのち、ゆっくり撹拌しつつ30
℃まで冷却した。
【0014】(活性酸素抑制試験効果)活性酸素を抑制
する効果を測定する方法は各種あるが、今回以下の方法
を利用した。 pH 7.8 50mM リン酸カリウム緩衝液(1.3mM DETAPAC 含有) 133ml 40 unit/ml カタラーゼの上記のリン酸カリウム緩衝液 5ml 2mM ニトロブルーテトラゾリウムの上記のリン酸カリウム緩衝液 5ml1.8mM キサンチンの上記のリン酸カリウム緩衝液 17ml 160ml 上の試薬の混合物を2.4ml、検体を0.3ml加え
て キサンチンオキシナーゼ(予め検体を水とし、実験
するとき、吸光度が1分当たり0.02前後上昇するよ
うに上記のリン酸カリウム緩衝液で調整しておく)液を
0.3ml加えて直ちに吸光度(560nm)を測定す
る。(測定は2分位し、直線性を確認する) 計算式 阻害率=((A−B)/A)×100 A:検体を水としたときの1分当たりの吸光度の変化 B:検体の1分当たりの吸光度の変化 濃度段階を数段階行い、50%活性酸素生成阻害濃度を
探した。検体の作成方法は前記製造例(凍結乾燥品)を
適当な濃度の水溶液(溶解しにくい場合はエタノールを
加えて溶解したのち精製水を加えて、エバポレートし、
エタノールを除去したのち適当な濃度%なるように調製
した)した。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】使用テスト 女性7名の顔面を左右に分け、一方を実施例、もう一方
を比較例として毎日、1回以上使用してもらって、3月
後、アンケートした。なお、比較例は実施例より製造例
の各種の抽出物を水にかえたものである。(比較例1,
2) 判定基準は以下のようでアンケートの結果をまとめたの
が以下の表である。 実施例の方が非常によい 3 実施例の方がかなりよい 2 実施例の方がややよい 1 差がない 0 比較例の方がややよい −1 比較例の方がかなりよい −2 比較例の方が非常によい −3
【0017】
【0018】
【効果】化粧品、医薬品、食品等に添加して、活性酸素
抑制効果が大きく、化粧品に配合すれば、肌荒れを防止
し、肌のつや、肌のはりを保つ効果が大きい。愛玉子は
食用として古くより利用され安全性についても問題な
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 愛玉子の溶媒抽出物を含む活性酸素抑制
JP6092826A 1994-03-23 1994-03-23 活性酸素抑制剤 Pending JPH07258023A (ja)

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JP6092826A JPH07258023A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 活性酸素抑制剤

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JP6092826A JPH07258023A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 活性酸素抑制剤

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JPH07258023A true JPH07258023A (ja) 1995-10-09

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ID=14065246

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6092826A Pending JPH07258023A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 活性酸素抑制剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069954A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Maruzen Pharmaceut Co Ltd チロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069954A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Maruzen Pharmaceut Co Ltd チロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料

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