JPH07257590A - 靴下等の商品陳列用フック付きタグ及びその製造方法 - Google Patents
靴下等の商品陳列用フック付きタグ及びその製造方法Info
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- JPH07257590A JPH07257590A JP7142394A JP7142394A JPH07257590A JP H07257590 A JPH07257590 A JP H07257590A JP 7142394 A JP7142394 A JP 7142394A JP 7142394 A JP7142394 A JP 7142394A JP H07257590 A JPH07257590 A JP H07257590A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価に量産できると共に、予めフック部を一
体に備えた靴下等の商品陳列用フック付きタグを提供す
る。 【構成】 靴下等の商品を挟持する一対の表裏タグシー
トから延長した表裏フックシートを相互に重合せしめ、
該表裏フックシートを互いに分離しないよう結合して成
る構成である。
体に備えた靴下等の商品陳列用フック付きタグを提供す
る。 【構成】 靴下等の商品を挟持する一対の表裏タグシー
トから延長した表裏フックシートを相互に重合せしめ、
該表裏フックシートを互いに分離しないよう結合して成
る構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、靴下や、ハンカチや、
下着等の商品を店頭で陳列するためのフック付きタグ及
びその製造方法に関する。
下着等の商品を店頭で陳列するためのフック付きタグ及
びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、靴下等のタグは、商標等を印刷表
示した長方形の紙片から成るタグ片を二つ折りに形成
し、該折曲部に貫通して設けた挿通孔に、合成樹脂製の
フック片を挿通係止せしめることにより構成されてい
る。
示した長方形の紙片から成るタグ片を二つ折りに形成
し、該折曲部に貫通して設けた挿通孔に、合成樹脂製の
フック片を挿通係止せしめることにより構成されてい
る。
【０００３】そこで、このような従来のタグを用いて靴
下等を店頭で陳列するに際しては、予めタグ片の挿通孔
にフック片を挿通係止せしめ、タグ片とフック片とのセ
ットを準備した後、タグ片により靴下等を挟持せしめる
と共に糸やホッチキス針により固着し、その後、靴下等
を透明フィルムから成る包装袋に包装せしめている。
尚、フック片は、包装袋の上部挿出孔から挿出せしめら
れ、店頭の吊下ロッドに係止される。
下等を店頭で陳列するに際しては、予めタグ片の挿通孔
にフック片を挿通係止せしめ、タグ片とフック片とのセ
ットを準備した後、タグ片により靴下等を挟持せしめる
と共に糸やホッチキス針により固着し、その後、靴下等
を透明フィルムから成る包装袋に包装せしめている。
尚、フック片は、包装袋の上部挿出孔から挿出せしめら
れ、店頭の吊下ロッドに係止される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術によれ
ば、紙片から成るタグ片と、合成樹脂製のフック片とを
別々に製造した後、タグ片の折曲加工と、該タグ片に対
するフック片の挿通係止作業を必要とし、製造から使用
までの工程が多く、生産性を向上できない。
ば、紙片から成るタグ片と、合成樹脂製のフック片とを
別々に製造した後、タグ片の折曲加工と、該タグ片に対
するフック片の挿通係止作業を必要とし、製造から使用
までの工程が多く、生産性を向上できない。
【０００５】特に、別々に準備されたフック片をタグ片
の挿通孔に挿通係止せしめる作業は容易でなく、人手に
依存しているのが現状であり、歩留りが悪く、コスト高
の大きな要因になる。
の挿通孔に挿通係止せしめる作業は容易でなく、人手に
依存しているのが現状であり、歩留りが悪く、コスト高
の大きな要因になる。
【０００６】しかも、前記フック片は、合成樹脂による
射出成形により製造しているため、高価な金型を要する
ばかりか、成形コストを伴っており、使い捨て消耗品で
あるフック片のために不必要なコストを負担しなければ
ならない。
射出成形により製造しているため、高価な金型を要する
ばかりか、成形コストを伴っており、使い捨て消耗品で
あるフック片のために不必要なコストを負担しなければ
ならない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し、生産性の向上が可能であり、極めて低コストによ
り供給可能とした靴下等の商品陳列用フック付きタグ及
びその製造方法を提供するものである。
決し、生産性の向上が可能であり、極めて低コストによ
り供給可能とした靴下等の商品陳列用フック付きタグ及
びその製造方法を提供するものである。
【０００８】そこで、本発明のフック付きタグが手段と
して構成したところは、靴下等の商品を挟持する一対の
表裏タグシートから延長した表裏フックシートを相互に
重合せしめ、該表裏フックシートを互いに分離しないよ
う結合して成る点にある。
して構成したところは、靴下等の商品を挟持する一対の
表裏タグシートから延長した表裏フックシートを相互に
重合せしめ、該表裏フックシートを互いに分離しないよ
う結合して成る点にある。
【０００９】前記手段において、表裏タグシートは、表
裏フックシートに臨む両肩部を備え、該両肩部において
表裏タグシートを相互に結合することが好ましい。
裏フックシートに臨む両肩部を備え、該両肩部において
表裏タグシートを相互に結合することが好ましい。
【００１０】また、本発明のフック付きタグの製造方法
が手段として構成したところは、重合された一対の合成
樹脂シートを繰出す繰出工程と、一対の合成樹脂シート
をフック形状に型抜きすることにより周縁を溶断且つ溶
着された表裏フックシートを形成するフック形成工程
と、前記フックシートに連ねて一対の合成樹脂シートを
タグ形状に型抜きすることにより周縁を互いに分離自在
とした表裏タグシートを形成するタグ形成工程とを含ん
で成る点にある。
が手段として構成したところは、重合された一対の合成
樹脂シートを繰出す繰出工程と、一対の合成樹脂シート
をフック形状に型抜きすることにより周縁を溶断且つ溶
着された表裏フックシートを形成するフック形成工程
と、前記フックシートに連ねて一対の合成樹脂シートを
タグ形状に型抜きすることにより周縁を互いに分離自在
とした表裏タグシートを形成するタグ形成工程とを含ん
で成る点にある。
【００１１】前記手段において、フック形成工程に際
し、フックシートに臨むタグシートの両肩部を溶断且つ
溶着することが好ましい。
し、フックシートに臨むタグシートの両肩部を溶断且つ
溶着することが好ましい。
【００１２】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述
する。
する。
【００１３】（第１実施例）図１は、本発明の第１実施
例を示しており、図１（Ａ）は、製造工程を示し、図１
（Ｂ）は、製造されたフック付きタグを示している。
例を示しており、図１（Ａ）は、製造工程を示し、図１
（Ｂ）は、製造されたフック付きタグを示している。
【００１４】図１（Ａ）に示すように、重合された一対
の合成樹脂シート１、２のそれぞれには、タグに必要な
商標又は商品名等の表示３ａ、３ｂが予め印刷等により
施されている。この合成樹脂シート１、２は、例えば、
ポリプロピレンシート又は合成紙シート等から成り、肉
厚を約１００μ〜５００μ程度としていることが好まし
い。１００μを下回るとフックとしての保形性が充分で
なく、５００μを上回ると後述する型抜きが困難になる
からである。図例の場合、一対の合成樹脂シート１、２
は、一枚のシートを折曲部４を介して半折重合せしめて
おり、従って、特に位置決め手段を用いなくても、各シ
ート１、２の表示３ａ、３ｂが相互にずれることなく正
確に重なるように位置合わせされる。勿論、一対の合成
樹脂シート１、２は、別体のシート二枚を重合せしめる
ことにより構成しても良い。
の合成樹脂シート１、２のそれぞれには、タグに必要な
商標又は商品名等の表示３ａ、３ｂが予め印刷等により
施されている。この合成樹脂シート１、２は、例えば、
ポリプロピレンシート又は合成紙シート等から成り、肉
厚を約１００μ〜５００μ程度としていることが好まし
い。１００μを下回るとフックとしての保形性が充分で
なく、５００μを上回ると後述する型抜きが困難になる
からである。図例の場合、一対の合成樹脂シート１、２
は、一枚のシートを折曲部４を介して半折重合せしめて
おり、従って、特に位置決め手段を用いなくても、各シ
ート１、２の表示３ａ、３ｂが相互にずれることなく正
確に重なるように位置合わせされる。勿論、一対の合成
樹脂シート１、２は、別体のシート二枚を重合せしめる
ことにより構成しても良い。
【００１５】このように重合された一対の合成樹脂シー
ト１、２は、帯状に連続せしめられ、繰出される（繰出
工程）。
ト１、２は、帯状に連続せしめられ、繰出される（繰出
工程）。
【００１６】次に、一対の合成樹脂シート１、２は、図
示しない溶断型刃により、フック形状に型抜きされ、周
縁を溶断且つ溶着５された表裏フックシート６、７を形
成せしめられる（フック形成工程）。この際、フックの
頂部は、折曲部４により構成せしめ、該折曲部４を介し
て表裏フックシート６、７を連結状態としても良い。図
示実施例の場合、このフック形成工程と同時に、前記溶
断型刃により、フック首部８から連続して横方向に張り
出す肩部９、１０が同時に溶断且つ溶着５される。即
ち、フック形状の溶断型刃を加熱した状態で一対の合成
樹脂シート１、２に押圧することにより、前記肩部９、
１０を含むフック形状の輪郭を溶断線とする表裏フック
シート６、７が型取られ、その溶断線において表裏フッ
クシート６、７は相互に溶着５される。尚、シリンダに
より昇降する溶断型刃を構成している場合は、合成樹脂
シート１、２の繰出しを間欠送りとする必要があるが、
回転するロールの周面に溶断型刃を構成している場合
は、合成樹脂シート１、２の繰出しを連続的に行うこと
が可能となる。
示しない溶断型刃により、フック形状に型抜きされ、周
縁を溶断且つ溶着５された表裏フックシート６、７を形
成せしめられる（フック形成工程）。この際、フックの
頂部は、折曲部４により構成せしめ、該折曲部４を介し
て表裏フックシート６、７を連結状態としても良い。図
示実施例の場合、このフック形成工程と同時に、前記溶
断型刃により、フック首部８から連続して横方向に張り
出す肩部９、１０が同時に溶断且つ溶着５される。即
ち、フック形状の溶断型刃を加熱した状態で一対の合成
樹脂シート１、２に押圧することにより、前記肩部９、
１０を含むフック形状の輪郭を溶断線とする表裏フック
シート６、７が型取られ、その溶断線において表裏フッ
クシート６、７は相互に溶着５される。尚、シリンダに
より昇降する溶断型刃を構成している場合は、合成樹脂
シート１、２の繰出しを間欠送りとする必要があるが、
回転するロールの周面に溶断型刃を構成している場合
は、合成樹脂シート１、２の繰出しを連続的に行うこと
が可能となる。
【００１７】引き続き、一対の合成樹脂シート１、２
は、図示しない切断型刃により、前記フックシート６、
７に連ねて且つ表示３ａ、３ｂを含んで型抜きされ、周
縁を互いに分離自在とした表裏タグシート１１、１２を
形成せしめられると共に、前記表裏フックシート６、７
及び表裏タグシート１１、１２を一体に備えたフック付
きタグ１３として合成樹脂シート１、２から抜き取られ
る（タグ形成工程）。即ち、加熱されない切断型刃を一
対の合成樹脂シート１、２に押圧することにより、前記
肩部９、１０の端部から一対の合成樹脂シート１、２の
側縁に至り切断線１４、１５を形成せしめることによ
り、フック付きタグ１３が抜き取られる。
は、図示しない切断型刃により、前記フックシート６、
７に連ねて且つ表示３ａ、３ｂを含んで型抜きされ、周
縁を互いに分離自在とした表裏タグシート１１、１２を
形成せしめられると共に、前記表裏フックシート６、７
及び表裏タグシート１１、１２を一体に備えたフック付
きタグ１３として合成樹脂シート１、２から抜き取られ
る（タグ形成工程）。即ち、加熱されない切断型刃を一
対の合成樹脂シート１、２に押圧することにより、前記
肩部９、１０の端部から一対の合成樹脂シート１、２の
側縁に至り切断線１４、１５を形成せしめることによ
り、フック付きタグ１３が抜き取られる。
【００１８】その結果、製造されたフック付きタグ１３
は、図１（Ｂ）に示すように、表示３ａ、３ｂを備え互
いに分離自在に重合された一対の表裏タグシート１１、
１２から、互いに重合された表裏フックシート６、７を
一体に延長せしめており、表裏フックシート６、７の周
縁から肩部９、１０に至り表裏一対のシートを溶着５に
より結合せしめている。
は、図１（Ｂ）に示すように、表示３ａ、３ｂを備え互
いに分離自在に重合された一対の表裏タグシート１１、
１２から、互いに重合された表裏フックシート６、７を
一体に延長せしめており、表裏フックシート６、７の周
縁から肩部９、１０に至り表裏一対のシートを溶着５に
より結合せしめている。
【００１９】（第２実施例）図２は、本発明の第２実施
例を示しており、図２（Ａ）は、製造工程を示し、図２
（Ｂ）は、製造されたフック付きタグを示している。
例を示しており、図２（Ａ）は、製造工程を示し、図２
（Ｂ）は、製造されたフック付きタグを示している。
【００２０】図２（Ａ）に示すように、重合された一対
の合成樹脂シート１、２のそれぞれには、タグに必要な
商標又は商品名等の表示３ａ、３ｂが予め印刷等により
施されている。この合成樹脂シート１、２は、例えば、
ポリプロピレンシート又は合成紙シート等から成り、肉
厚を約１００μ〜５００μ程度としていることが好まし
い。１００μを下回るとフックとしての保形性が充分で
なく、５００μを上回ると後述する型抜きが困難になる
からである。図例の場合、一対の合成樹脂シート１、２
は、一枚のシートを折曲部４を介して半折重合せしめて
おり、従って、特に位置決め手段を用いなくても、各シ
ート１、２の表示３ａ、３ｂが相互にずれることなく正
確に重なるように位置合わせされる。勿論、一対の合成
樹脂シート１、２は、別体のシート二枚を重合せしめる
ことにより構成しても良い。この点は、上記第１実施例
と同様である。
の合成樹脂シート１、２のそれぞれには、タグに必要な
商標又は商品名等の表示３ａ、３ｂが予め印刷等により
施されている。この合成樹脂シート１、２は、例えば、
ポリプロピレンシート又は合成紙シート等から成り、肉
厚を約１００μ〜５００μ程度としていることが好まし
い。１００μを下回るとフックとしての保形性が充分で
なく、５００μを上回ると後述する型抜きが困難になる
からである。図例の場合、一対の合成樹脂シート１、２
は、一枚のシートを折曲部４を介して半折重合せしめて
おり、従って、特に位置決め手段を用いなくても、各シ
ート１、２の表示３ａ、３ｂが相互にずれることなく正
確に重なるように位置合わせされる。勿論、一対の合成
樹脂シート１、２は、別体のシート二枚を重合せしめる
ことにより構成しても良い。この点は、上記第１実施例
と同様である。
【００２１】上記第１実施例と異なり、一対の合成樹脂
シート１、２の対向面には、後に型抜きされるタグシー
ト１１、１２の側縁に位置して、印刷インキ等からなる
溶着阻止剤１６が塗布又は印刷されている。
シート１、２の対向面には、後に型抜きされるタグシー
ト１１、１２の側縁に位置して、印刷インキ等からなる
溶着阻止剤１６が塗布又は印刷されている。
【００２２】このように重合された一対の合成樹脂シー
ト１、２は、帯状に連続せしめられ、繰出される（繰出
工程）。この点は、上記第１実施例と同様である。
ト１、２は、帯状に連続せしめられ、繰出される（繰出
工程）。この点は、上記第１実施例と同様である。
【００２２】そこで、一対の合成樹脂シート１、２は、
図示しない溶断型刃により、フック形状に型抜きされ、
周縁を溶断且つ溶着５された表裏フックシート６、７を
形成せしめられる（フック形成工程）。また、溶断型刃
により、フック首部から連続して横方向に張り出す肩部
９、１０が溶断且つ溶着５される（肩部形成工程）。更
に、溶断型刃により、前記肩部９、１０の端部から一対
の合成樹脂シート１、２の側縁に至り溶断１４ａ、１５
ａされ、表示３ａ、３ｂを含む表裏タグシート１１、１
２を形成される（タグ形成工程）。尚、フックの頂部
は、折曲部４により構成せしめ、該折曲部４を介して表
裏フックシート６、７を連結状態としても良い。
図示しない溶断型刃により、フック形状に型抜きされ、
周縁を溶断且つ溶着５された表裏フックシート６、７を
形成せしめられる（フック形成工程）。また、溶断型刃
により、フック首部から連続して横方向に張り出す肩部
９、１０が溶断且つ溶着５される（肩部形成工程）。更
に、溶断型刃により、前記肩部９、１０の端部から一対
の合成樹脂シート１、２の側縁に至り溶断１４ａ、１５
ａされ、表示３ａ、３ｂを含む表裏タグシート１１、１
２を形成される（タグ形成工程）。尚、フックの頂部
は、折曲部４により構成せしめ、該折曲部４を介して表
裏フックシート６、７を連結状態としても良い。
【００２３】これらのフック形成工程、肩部形成工程、
タグ形成工程は、異なる溶断型刃により時間を異にして
複数工程にわたり行っても良いが、一つの溶断型刃によ
り同時に一工程として行うことが好ましい。
タグ形成工程は、異なる溶断型刃により時間を異にして
複数工程にわたり行っても良いが、一つの溶断型刃によ
り同時に一工程として行うことが好ましい。
【００２４】前記溶断型刃は、シリンダにより昇降する
平板状の型刃を構成している場合は、合成樹脂シート
１、２の繰出しを間欠送りとする必要があるが、回転す
るロールの周面に溶断型刃を構成している場合は、合成
樹脂シート１、２の繰出しを連続的に行うことが可能と
なる。
平板状の型刃を構成している場合は、合成樹脂シート
１、２の繰出しを間欠送りとする必要があるが、回転す
るロールの周面に溶断型刃を構成している場合は、合成
樹脂シート１、２の繰出しを連続的に行うことが可能と
なる。
【００２５】その結果、表裏フックシート６、７並びに
肩部９、１０は、溶断時に溶着５され表裏一体的に結合
されるが、表裏タグシート１１、１２の側縁は、溶断さ
れつつも溶着一体化されない。前述のように、該側縁
は、溶着阻止剤１６上に位置して形成され、表裏シート
の相互溶着を防止されているからである。そこで、この
ようにして形成されたフック付きタグ１３は、合成樹脂
シート１、２から分離され抜き取られる。
肩部９、１０は、溶断時に溶着５され表裏一体的に結合
されるが、表裏タグシート１１、１２の側縁は、溶断さ
れつつも溶着一体化されない。前述のように、該側縁
は、溶着阻止剤１６上に位置して形成され、表裏シート
の相互溶着を防止されているからである。そこで、この
ようにして形成されたフック付きタグ１３は、合成樹脂
シート１、２から分離され抜き取られる。
【００２６】前記により製造されたフック付きタグ１３
は、図２（Ｂ）に示すように、表示３ａ、３ｂを備え互
いに分離自在に重合された一対の表裏タグシート１１、
１２から、互いに重合された表裏フックシート６、７を
一体に延長せしめており、表裏フックシート６、７の周
縁から肩部９、１０に至り表裏一対のシートを溶着５に
より結合せしめている。
は、図２（Ｂ）に示すように、表示３ａ、３ｂを備え互
いに分離自在に重合された一対の表裏タグシート１１、
１２から、互いに重合された表裏フックシート６、７を
一体に延長せしめており、表裏フックシート６、７の周
縁から肩部９、１０に至り表裏一対のシートを溶着５に
より結合せしめている。
【００２７】（使用例）図３は、本考案の実施例に係る
フック付きタグ１３により靴下等の商品１７を陳列する
場合の使用例を示している。
フック付きタグ１３により靴下等の商品１７を陳列する
場合の使用例を示している。
【００２８】フック付きタグ１３は、溶着５された肩部
９、１０をヒンジとして一対の表裏タグシート１１、１
２を拡開自在であり、従って、一対のタグシート１１、
１２により商品１７を挟持せしめると共に、糸やホッチ
キス針等の固着手段１８により固着される。そこで、フ
ック付きタグ１３を備えた商品１７を透明フィルムから
成る包装袋１９の下部開口２０より挿入し、フックシー
ト６、７を該包装袋１９の上部挿出孔２１から挿出せし
め、店頭の吊下ロッドに係止することにより陳列に供さ
れる。従って、フックの形状は、図例のような鉤形に限
らず、ロッドに係止できるものであれば良く、形状の設
計変更を自由に行い得る。
９、１０をヒンジとして一対の表裏タグシート１１、１
２を拡開自在であり、従って、一対のタグシート１１、
１２により商品１７を挟持せしめると共に、糸やホッチ
キス針等の固着手段１８により固着される。そこで、フ
ック付きタグ１３を備えた商品１７を透明フィルムから
成る包装袋１９の下部開口２０より挿入し、フックシー
ト６、７を該包装袋１９の上部挿出孔２１から挿出せし
め、店頭の吊下ロッドに係止することにより陳列に供さ
れる。従って、フックの形状は、図例のような鉤形に限
らず、ロッドに係止できるものであれば良く、形状の設
計変更を自由に行い得る。
【００２９】（付加実施例）図４は、本考案のフック付
きタグ１３の付加実施例を示している。この付加実施例
において、肩部９、１０の両端には、切欠状の段部２２
が形成されている。この段部２２、２２間の距離寸法Ｒ
は、フックシート６、７の全幅Ｗと同寸法又は大寸法、
従って、Ｒ≦Ｗに形成されている。更に、包装袋１９の
挿出孔２１の幅Ｏは、前記寸法Ｒと同寸法に形成されて
いる。尚、挿出孔２１の幅Ｏは、前記寸法Ｒよりも僅か
に大寸法となるように形成しても良く、ほぼ同寸法であ
れば良い。
きタグ１３の付加実施例を示している。この付加実施例
において、肩部９、１０の両端には、切欠状の段部２２
が形成されている。この段部２２、２２間の距離寸法Ｒ
は、フックシート６、７の全幅Ｗと同寸法又は大寸法、
従って、Ｒ≦Ｗに形成されている。更に、包装袋１９の
挿出孔２１の幅Ｏは、前記寸法Ｒと同寸法に形成されて
いる。尚、挿出孔２１の幅Ｏは、前記寸法Ｒよりも僅か
に大寸法となるように形成しても良く、ほぼ同寸法であ
れば良い。
【００３０】そこで、この付加実施例によれば、商品１
７を包装袋１９に収容せしめる際、フック付きタグ１３
を押し込むだけでフックシート６、７を挿出孔２１に容
易に挿通せしめることができる。そして、フックシート
６、７を挿出せしめると、段部２２、２２が挿出孔２１
の開口縁に嵌入するので、フック付きタグ１３と包装袋
１９が相互に挿出孔２１の幅方向に遊動しないよう係止
される。
７を包装袋１９に収容せしめる際、フック付きタグ１３
を押し込むだけでフックシート６、７を挿出孔２１に容
易に挿通せしめることができる。そして、フックシート
６、７を挿出せしめると、段部２２、２２が挿出孔２１
の開口縁に嵌入するので、フック付きタグ１３と包装袋
１９が相互に挿出孔２１の幅方向に遊動しないよう係止
される。
【００３１】
【発明の効果】請求項１に記載の本発明によれば、フッ
ク付きタグ１３は、靴下等の商品１７を挟持する一対の
表裏タグシート１１、１２から延長した表裏フックシー
ト６、７を相互に重合せしめ、該表裏フックシート６、
７を互いに分離しないよう結合５した構成であるから、
従来に比して、フック付きタグ１３の製造が容易であ
り、安価に量産できると共に、製造された状態で既に表
裏タグシート１１、１２に対して表裏フックシート６、
７を一体に備えているので、従来のようなタグ片とフッ
ク片とをセットするための作業を必要とせず、作業能率
を向上できる。
ク付きタグ１３は、靴下等の商品１７を挟持する一対の
表裏タグシート１１、１２から延長した表裏フックシー
ト６、７を相互に重合せしめ、該表裏フックシート６、
７を互いに分離しないよう結合５した構成であるから、
従来に比して、フック付きタグ１３の製造が容易であ
り、安価に量産できると共に、製造された状態で既に表
裏タグシート１１、１２に対して表裏フックシート６、
７を一体に備えているので、従来のようなタグ片とフッ
ク片とをセットするための作業を必要とせず、作業能率
を向上できる。
【００３２】しかも、一対の表裏タグシート１１、１２
は、拡開自在とされ靴下等の商品１７を挟持することが
できるので、従来と同様の方法により商品１７に固着で
きると共に、フック部分は、一対の表裏フックシート
６、７を重合し且つ結合５することにより構成されてい
るので、保形性を満足し、商品１７を好適に吊持しつつ
荷重に耐えることができる。
は、拡開自在とされ靴下等の商品１７を挟持することが
できるので、従来と同様の方法により商品１７に固着で
きると共に、フック部分は、一対の表裏フックシート
６、７を重合し且つ結合５することにより構成されてい
るので、保形性を満足し、商品１７を好適に吊持しつつ
荷重に耐えることができる。
【００３３】請求項２に記載の本発明によれば、表裏タ
グシート１１、１２が表裏フックシート６、７に臨む両
肩部９、１０を備え、該両肩部９、１０において表裏タ
グシートを相互に結合５した構成であるから、フック付
きタグ１３を商品１７に取付けるため、表裏タグシート
１１、１２を拡開して商品１７を挟持するに際し、前記
結合５された両肩部９、１０をヒンジとして表裏タグシ
ート１１、１２を容易に拡開せしめることができ、作業
が容易である。しかも、表裏タグシート１１、１２の拡
開変形は、ヒンジとして機能する両肩部９、１０を境と
して表裏フックシート６、７に及ぶことが阻止されるの
で、フックシート６、７の重合されたフラットな形態を
維持することができ、美的外観を損なうことがない。
グシート１１、１２が表裏フックシート６、７に臨む両
肩部９、１０を備え、該両肩部９、１０において表裏タ
グシートを相互に結合５した構成であるから、フック付
きタグ１３を商品１７に取付けるため、表裏タグシート
１１、１２を拡開して商品１７を挟持するに際し、前記
結合５された両肩部９、１０をヒンジとして表裏タグシ
ート１１、１２を容易に拡開せしめることができ、作業
が容易である。しかも、表裏タグシート１１、１２の拡
開変形は、ヒンジとして機能する両肩部９、１０を境と
して表裏フックシート６、７に及ぶことが阻止されるの
で、フックシート６、７の重合されたフラットな形態を
維持することができ、美的外観を損なうことがない。
【００３４】請求項３に記載の本発明によれば、請求項
１に記載のフック付きタグ１３を能率良く容易に量産で
きるという効果がある。
１に記載のフック付きタグ１３を能率良く容易に量産で
きるという効果がある。
【００３５】請求項４に記載の本発明によれば、請求項
２に記載のフック付きタグ１３を能率良く容易に量産で
きるという効果がある。
２に記載のフック付きタグ１３を能率良く容易に量産で
きるという効果がある。
【図１】本発明の第１実施例を示しており、（Ａ）は製
造方法を示す概略図、（Ｂ）は製造されたフック付きタ
グを示す斜視図である。
造方法を示す概略図、（Ｂ）は製造されたフック付きタ
グを示す斜視図である。
【図２】本発明の第２実施例を示しており、（Ａ）は製
造方法を示す概略図、（Ｂ）は製造されたフック付きタ
グを示す斜視図である。
造方法を示す概略図、（Ｂ）は製造されたフック付きタ
グを示す斜視図である。
【図３】本発明の実施例に係るフック付きタグの使用例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図４】本発明の付加実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
１ 表側合成樹脂シート ２ 裏側合成樹脂シート ３ａ 表側表示 ３ｂ 裏側表示 ５ 溶着 ６ 表側フックシート ７ 裏側フックシート ９ 肩部 １０ 肩部 １１ 表側タグシート １２ 裏側タグシート １３ フック付きタグ １７ 商品 １９ 包装袋
Claims (4)
- 【請求項１】 靴下等の商品を挟持する一対の表裏タグ
シートから延長した表裏フックシートを相互に重合せし
め、該表裏フックシートを互いに分離しないよう結合し
て成ることを特徴とする靴下等の商品陳列用フック付き
タグ。 - 【請求項２】 表裏タグシートが表裏フックシートに臨
む両肩部を備え、該両肩部において表裏タグシートを相
互に結合して成ることを特徴とする請求項１に記載の靴
下等の商品陳列用フック付きタグ。 - 【請求項３】 重合された一対の合成樹脂シートを繰出
す繰出工程と、一対の合成樹脂シートをフック形状に型
抜きすることにより周縁を溶断且つ溶着された表裏フッ
クシートを形成するフック形成工程と、前記フックシー
トに連ねて一対の合成樹脂シートをタグ形状に型抜きす
ることにより周縁を互いに分離自在とした表裏タグシー
トを形成するタグ形成工程とを含んで成ることを特徴と
する靴下等の商品陳列用フック付きタグの製造方法。 - 【請求項４】 フック形成工程に際し、フックシートに
臨むタグシートの両肩部を溶断且つ溶着して成ることを
特徴とする請求項３に記載の靴下等の商品陳列用フック
付きタグの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071423A JP2612818B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 靴下等の商品陳列用フック付きタグ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071423A JP2612818B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 靴下等の商品陳列用フック付きタグ及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257590A true JPH07257590A (ja) | 1995-10-09 |
| JP2612818B2 JP2612818B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13460094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6071423A Expired - Lifetime JP2612818B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 靴下等の商品陳列用フック付きタグ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2612818B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49125243A (ja) * | 1973-04-06 | 1974-11-30 | ||
| JPS629044A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-17 | Fuji Seiki Kk | エアリタ−ン式シヨツクアブソ−バ |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6071423A patent/JP2612818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49125243A (ja) * | 1973-04-06 | 1974-11-30 | ||
| JPS629044A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-17 | Fuji Seiki Kk | エアリタ−ン式シヨツクアブソ−バ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2612818B2 (ja) | 1997-05-21 |
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