JPH0725623B2 - 有機質肥料組成物 - Google Patents
有機質肥料組成物Info
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- JPH0725623B2 JPH0725623B2 JP3076958A JP7695891A JPH0725623B2 JP H0725623 B2 JPH0725623 B2 JP H0725623B2 JP 3076958 A JP3076958 A JP 3076958A JP 7695891 A JP7695891 A JP 7695891A JP H0725623 B2 JPH0725623 B2 JP H0725623B2
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- fertilizer
- parts
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- organic
- organic fertilizer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は追肥等を必要としない緩
効性の優れた二層構造を有する有機質肥料組成物に関す
る。
効性の優れた二層構造を有する有機質肥料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有機質肥料を内層部とし、比較的吸湿性
の少ない無機質肥料を外層部とした二層構造の肥料につ
いては、本発明者らの出願に係る特公昭47-32550号があ
り、優れた肥料であるが、この発明は有機質肥料の造粒
効率を目的としたものであり、緩効性という点では充分
でない。
の少ない無機質肥料を外層部とした二層構造の肥料につ
いては、本発明者らの出願に係る特公昭47-32550号があ
り、優れた肥料であるが、この発明は有機質肥料の造粒
効率を目的としたものであり、緩効性という点では充分
でない。
【0003】一方、緩効性肥料に関しては、各種合成有
機物あるいはイオウ等を被覆剤として使用したコーティ
ング肥料、CDU、IB、ウレアホルム、りん酸マグネ
シウムカリウム、りん酸マグネシウムアンモニウム等が
市販されているが、これらは有機成分、無機成分単味の
肥料であり、緩効性肥料という点に関しては、各々それ
なりに効果を有するものであるが、元肥を必要とし省力
化という点では必ずしも充分でない。
機物あるいはイオウ等を被覆剤として使用したコーティ
ング肥料、CDU、IB、ウレアホルム、りん酸マグネ
シウムカリウム、りん酸マグネシウムアンモニウム等が
市販されているが、これらは有機成分、無機成分単味の
肥料であり、緩効性肥料という点に関しては、各々それ
なりに効果を有するものであるが、元肥を必要とし省力
化という点では必ずしも充分でない。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】そこで、本発明者らは
省力化を目的とし、しかも生育、土壌改良効果の高い有
機質肥料を多含し、作物生育過程に適合して肥効性を発
揮する肥料組成物について研究を重ねた結果、ここに本
発明を完成したものである。
省力化を目的とし、しかも生育、土壌改良効果の高い有
機質肥料を多含し、作物生育過程に適合して肥効性を発
揮する肥料組成物について研究を重ねた結果、ここに本
発明を完成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、二層構造
に附型された有機質肥料組成物であって、該二層構造の
内層部は有機態窒素成分をNとして0.2%以上含有し、外
層部は無機態肥料成分をN、P2O5、K2Oの合量で10%以上
含有し、且つ内層肥料附型時の造粒剤として蒟蒻粉製造
時に発生する飛粉が内層部重量に対して1〜20%の範囲
で使用されている二層構造に附型された有機質肥料組成
物に関する。
に附型された有機質肥料組成物であって、該二層構造の
内層部は有機態窒素成分をNとして0.2%以上含有し、外
層部は無機態肥料成分をN、P2O5、K2Oの合量で10%以上
含有し、且つ内層肥料附型時の造粒剤として蒟蒻粉製造
時に発生する飛粉が内層部重量に対して1〜20%の範囲
で使用されている二層構造に附型された有機質肥料組成
物に関する。
【0006】
【作用】本発明について更に詳記すると、本発明の内層
部には大豆油粕、なたね油粕、ごま油粕等各種油粕、骨
粉、肉かす粉末、乾血、家禽ふん等の有機質肥料物質が
使用され、その割合は、内部層に於いて少なくとも有機
態窒素成分をNとして0.2%以上含有していることが必要
である。
部には大豆油粕、なたね油粕、ごま油粕等各種油粕、骨
粉、肉かす粉末、乾血、家禽ふん等の有機質肥料物質が
使用され、その割合は、内部層に於いて少なくとも有機
態窒素成分をNとして0.2%以上含有していることが必要
である。
【0007】このような有機質肥料物質の造粒には、造
粒剤として蒟蒻製造時に発生する飛粉を使用する。蒟蒻
飛粉の成分の一例を示せば概ね水分:11.9%、粗蛋白質:2
4.4%、粗脂肪:1.6%、可溶無窒素物:48.7%、粗繊維:5.9
%、粗灰分:7.5%である。
粒剤として蒟蒻製造時に発生する飛粉を使用する。蒟蒻
飛粉の成分の一例を示せば概ね水分:11.9%、粗蛋白質:2
4.4%、粗脂肪:1.6%、可溶無窒素物:48.7%、粗繊維:5.9
%、粗灰分:7.5%である。
【0008】造粒方法としては、有機質肥料に必要に応
じ他の無機質肥料成分及び蒟蒻飛粉に少量の水を加えて
よく混練し、打錠機、スクリュー型押出造粒機、回転羽
根型押出造粒機、ピストン型押出造粒機等、適宜の成型
機で内部層となる有機質肥料を造粒成型する。この場合
に使用する蒟蒻飛粉は内層部重量に対して、1〜20%の
範囲で使用することが必要である。
じ他の無機質肥料成分及び蒟蒻飛粉に少量の水を加えて
よく混練し、打錠機、スクリュー型押出造粒機、回転羽
根型押出造粒機、ピストン型押出造粒機等、適宜の成型
機で内部層となる有機質肥料を造粒成型する。この場合
に使用する蒟蒻飛粉は内層部重量に対して、1〜20%の
範囲で使用することが必要である。
【0009】蒟蒻飛粉はこれをベントナイトと併用した
場合、硫安、塩加等の無機質肥料の溶出を抑制すること
は知られているが、有機質肥料にあっては逆にベントナ
イトとの併用は緩効性を減殺することから、本発明にお
ける蒟蒻飛粉の作用は無機質肥料におけるそれと全く異
なるものと推定される。即ち、本発明にあっては蒟蒻飛
粉が極めて良好に有機質肥料と結合し、その崩壊性及び
微生物分解を緩慢にしているものと推定される。一般
に、蒟蒻飛粉を多用する程緩効性となる。従って、その
使用量は本発明の範囲内で対象作物により調整すること
が必要である。いずれにしても1%以下では本発明の効
果を期待することはできない。
場合、硫安、塩加等の無機質肥料の溶出を抑制すること
は知られているが、有機質肥料にあっては逆にベントナ
イトとの併用は緩効性を減殺することから、本発明にお
ける蒟蒻飛粉の作用は無機質肥料におけるそれと全く異
なるものと推定される。即ち、本発明にあっては蒟蒻飛
粉が極めて良好に有機質肥料と結合し、その崩壊性及び
微生物分解を緩慢にしているものと推定される。一般
に、蒟蒻飛粉を多用する程緩効性となる。従って、その
使用量は本発明の範囲内で対象作物により調整すること
が必要である。いずれにしても1%以下では本発明の効
果を期待することはできない。
【0010】また内層部における有機態窒素成分をNと
して0.2%以上とした理由は、有機態窒素成分が0.2%以
下では作物に対する充分な作用効果を発現しないことに
よる。また対象作物の種類に応じて、内部層に無機質肥
料成分を含有せしめておくことは、作物育成上極めて有
効である。この造粒肥料の粒径について云えば、概ね1
〜8m/mが好ましい。
して0.2%以上とした理由は、有機態窒素成分が0.2%以
下では作物に対する充分な作用効果を発現しないことに
よる。また対象作物の種類に応じて、内部層に無機質肥
料成分を含有せしめておくことは、作物育成上極めて有
効である。この造粒肥料の粒径について云えば、概ね1
〜8m/mが好ましい。
【0011】さて、以上説明したような方法で成型され
た有機質肥料を主体とする肥料粒は、次いでこれに外層
を形成する工程に附される。外層部は主に無機質肥料か
らなり、原料としては硫安、りん安、塩加、尿素、水マ
グ、硫マグ、硝安等の無機質肥料が使用される。
た有機質肥料を主体とする肥料粒は、次いでこれに外層
を形成する工程に附される。外層部は主に無機質肥料か
らなり、原料としては硫安、りん安、塩加、尿素、水マ
グ、硫マグ、硝安等の無機質肥料が使用される。
【0012】外層の形成方法としては、先の有機質肥料
を内層部、即ち核とし、転動造粒機、ブランジャー、パ
ン造粒機等を用いて通常の方法により外層部が形成され
る。この場合、外層部の無機質肥料成分は、N、P2O5、K
2Oの合量で10%以上含有していることが省力化の観点か
ら望ましい。尚、N、P2O5、K2Oの割合は対象作物により
選定すればよい。更に云えば、内層部と外層部の重量割
合は、1:0.5〜2の範囲が望ましい。
を内層部、即ち核とし、転動造粒機、ブランジャー、パ
ン造粒機等を用いて通常の方法により外層部が形成され
る。この場合、外層部の無機質肥料成分は、N、P2O5、K
2Oの合量で10%以上含有していることが省力化の観点か
ら望ましい。尚、N、P2O5、K2Oの割合は対象作物により
選定すればよい。更に云えば、内層部と外層部の重量割
合は、1:0.5〜2の範囲が望ましい。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を掲げ更に説明を行う
が、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、本
発明実施例において%は特に断らない限り全て重量%を
示す。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、本
発明実施例において%は特に断らない限り全て重量%を
示す。
【0014】(実施例1)なたね油粕(N:5.3%、P2O5:2.0
%、K2O:1.0%)115部、蒸製骨粉(N:4.0%、P2O5:21.0%、K2O:0
%)100部、硫安(N:21.0%)200部及び蒟蒻粉製造時に発生
する飛粉34部に水を添加し、これを充分に混練した。こ
の混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機で成型し、その成
型物を3mmに切断して直径3mm、長さ3mmの円柱状顆粒肥
料を製造した。
%、K2O:1.0%)115部、蒸製骨粉(N:4.0%、P2O5:21.0%、K2O:0
%)100部、硫安(N:21.0%)200部及び蒟蒻粉製造時に発生
する飛粉34部に水を添加し、これを充分に混練した。こ
の混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機で成型し、その成
型物を3mmに切断して直径3mm、長さ3mmの円柱状顆粒肥
料を製造した。
【0015】次いで、過りん酸石灰(P2O5:17.0%)300
部、硫安105部、硫加(K2O:50.0%)146部を混合し、これ
に上記の円柱状顆粒肥料を加えて転動造粒機で造粒を行
った。これを乾燥、篩分して粒径5mm以上と2mm以下の粒
を除去することにより本発明の有機質肥料組成物を得
た。(本発明肥料1)
部、硫安105部、硫加(K2O:50.0%)146部を混合し、これ
に上記の円柱状顆粒肥料を加えて転動造粒機で造粒を行
った。これを乾燥、篩分して粒径5mm以上と2mm以下の粒
を除去することにより本発明の有機質肥料組成物を得
た。(本発明肥料1)
【0016】尚、この本発明肥料はその構造が二層構造
になっており、その内層部の肥料成分は、N:11.6%(内有
機態窒素成分はNとして1.0%)、P2O5:5.1%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、N:4.0%、P2O5:9.3%、K2O:1
3.2%であった。
になっており、その内層部の肥料成分は、N:11.6%(内有
機態窒素成分はNとして1.0%)、P2O5:5.1%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、N:4.0%、P2O5:9.3%、K2O:1
3.2%であった。
【0017】(実施例2)なたね油粕100部、乾燥菌体
肥料(N:8.0%、P2O5:0%、K2O:0%)50部、乾血(N:12.0%、P
2O5:0%、K2O:0%)50部、蒸製皮革粉(N:12.0%、P2O5:0%、K
2O:0%)50部、硫安129部、過りん酸石灰109部及び蒟蒻粉
製造時に発生する飛粉104部に水を添加し、これを充分
に混練した。この混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機を
使用し、実施例1と同様に円柱状顆粒肥料を製造した。
肥料(N:8.0%、P2O5:0%、K2O:0%)50部、乾血(N:12.0%、P
2O5:0%、K2O:0%)50部、蒸製皮革粉(N:12.0%、P2O5:0%、K
2O:0%)50部、硫安129部、過りん酸石灰109部及び蒟蒻粉
製造時に発生する飛粉104部に水を添加し、これを充分
に混練した。この混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機を
使用し、実施例1と同様に円柱状顆粒肥料を製造した。
【0018】次いで、過りん酸石灰100部、硫安89部、
りん安(N:10.0%、P2O5:50.0%)73部、硫加146部を混合
し、これに上記の円柱状顆粒肥料を加え、転動造粒機で
実施例1と同様に造粒を行った。これを乾燥、篩分して
粒径5mm以上と2mm以下の粒を除去することにより本発明
の有機質肥料組成物を得た。(本発明肥料2)
りん安(N:10.0%、P2O5:50.0%)73部、硫加146部を混合
し、これに上記の円柱状顆粒肥料を加え、転動造粒機で
実施例1と同様に造粒を行った。これを乾燥、篩分して
粒径5mm以上と2mm以下の粒を除去することにより本発明
の有機質肥料組成物を得た。(本発明肥料2)
【0019】尚、この本発明肥料はその構造が二層構造
になっており、その内層部の肥料成分は、N:8.1%(内有
機態窒素成分はNとして2.1%)、P2O5:3.4%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、概ね N:6.4%、P2O5:13.1
%、K2O:17.9%であった。
になっており、その内層部の肥料成分は、N:8.1%(内有
機態窒素成分はNとして2.1%)、P2O5:3.4%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、概ね N:6.4%、P2O5:13.1
%、K2O:17.9%であった。
【0020】(比較例1)なたね油粕115部、蒸製骨粉1
00部、硫安200部、石膏34部及びカルボキシメチルセル
ロース2部に水を添加し、これを充分に混練した。この
混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機で実施例1と同様に
成型し、円柱状顆粒肥料を製造した。
00部、硫安200部、石膏34部及びカルボキシメチルセル
ロース2部に水を添加し、これを充分に混練した。この
混練物を孔径3mmのスクリュ-押出成型機で実施例1と同様に
成型し、円柱状顆粒肥料を製造した。
【0021】次いで、過りん酸石灰(P2O5:17.0%)300
部、硫安105部、硫加(K2O:50.0%)146部を混合し、これ
に上記の円柱状顆粒肥料を加えて転動造粒機で実施例1
と同様に造粒を行った。これを乾燥、篩分して粒径5mm
以上と2mm以下の粒を除去することにより比較肥料組成
物を得た。(比較肥料1)
部、硫安105部、硫加(K2O:50.0%)146部を混合し、これ
に上記の円柱状顆粒肥料を加えて転動造粒機で実施例1
と同様に造粒を行った。これを乾燥、篩分して粒径5mm
以上と2mm以下の粒を除去することにより比較肥料組成
物を得た。(比較肥料1)
【0022】尚、この比較肥料はその構造が二層構造に
なっており、その内層部の肥料成分は、N:11.6%(内有機
態窒素成分はNとして1.0%)、P2O5:5.1%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、N:4.0%、P2O5:9.3%、K2O:1
3.2%であった。即ち、この比較肥料は実施例1で製造し
た本発明肥料1の製造に於いて、使用した原料の内、蒟
蒻粉製造時に発生する飛粉に代えて石膏を使用したもの
である。
なっており、その内層部の肥料成分は、N:11.6%(内有機
態窒素成分はNとして1.0%)、P2O5:5.1%、K2O:0.2%であ
り、また外層部の肥料成分は、N:4.0%、P2O5:9.3%、K2O:1
3.2%であった。即ち、この比較肥料は実施例1で製造し
た本発明肥料1の製造に於いて、使用した原料の内、蒟
蒻粉製造時に発生する飛粉に代えて石膏を使用したもの
である。
【0023】(比較例2)なたね油粕256部、蒸製骨粉2
23部、硫安445部及び蒟蒻粉製造時に発生する飛粉76部
に水を添加し、これを充分に混練した。この混練物を孔
径3mmのスクリュ-押出成型機で実施例1と同様に成型し、こ
の成型物を切断、乾燥して直径3mm、長さ3mmの円柱状顆
粒肥料を得た。(比較肥料2)
23部、硫安445部及び蒟蒻粉製造時に発生する飛粉76部
に水を添加し、これを充分に混練した。この混練物を孔
径3mmのスクリュ-押出成型機で実施例1と同様に成型し、こ
の成型物を切断、乾燥して直径3mm、長さ3mmの円柱状顆
粒肥料を得た。(比較肥料2)
【0024】尚、この比較肥料の肥料成分は、N:11.6%
(内有機態窒素成分はNとして2.2%)、P2O5:5.2%、K2O:0.3%
であった。
(内有機態窒素成分はNとして2.2%)、P2O5:5.2%、K2O:0.3%
であった。
【0025】(比較例3)硫安191部、過りん酸石灰544
部及び硫加265部に水を添加し、これを充分に混練し
た。この混練物を転動造粒機で実施例1と同様に造粒
し、これを乾燥、篩分粒径5mm以上と2mm以下の粒を除去
することにより、比較肥料組成物を得た。(比較肥料3)
尚、この比較肥料の肥料成分は、N:4.1%、P2O5:9.2%、K
2O:13.1%であった。
部及び硫加265部に水を添加し、これを充分に混練し
た。この混練物を転動造粒機で実施例1と同様に造粒
し、これを乾燥、篩分粒径5mm以上と2mm以下の粒を除去
することにより、比較肥料組成物を得た。(比較肥料3)
尚、この比較肥料の肥料成分は、N:4.1%、P2O5:9.2%、K
2O:13.1%であった。
【0026】(実施例3)実施例1〜2及び比較例1〜
3で製造した本発明肥料及び比較肥料を使用し、ピーマ
ンの栽培試験を行った。試験条件は以下の通りである。 1)試験地:兵庫県加古川市 試験圃場(ハウス栽培) 2)供試肥料の施用量と施用方法 試験区を4区に分割し、第1〜2区を本発明の肥料施用
区、第3〜4区を比較肥料の施用区に分け、表1に示した
割合で施肥を行った。
3で製造した本発明肥料及び比較肥料を使用し、ピーマ
ンの栽培試験を行った。試験条件は以下の通りである。 1)試験地:兵庫県加古川市 試験圃場(ハウス栽培) 2)供試肥料の施用量と施用方法 試験区を4区に分割し、第1〜2区を本発明の肥料施用
区、第3〜4区を比較肥料の施用区に分け、表1に示した
割合で施肥を行った。
【0027】
【表1】 尚、定植を行う30日前に全ての施用区にバーク堆肥300k
g/aを施用した。
g/aを施用した。
【0028】3)試験規模:1区10m2 2反復 4)試験期間:平成元年8月〜平成2年6月 5)作物名:ピーマン(品種:新さきがけみどり6号) 6)耕作概要:播種日:8月21日、定植日:10月5日、栽培方
法は畦幅2.7m株間40cm、主枝は4本仕立てで行った。ま
た、10月31日より夜間のハウス内設定温度を18℃に加温
した。更に、ガラス温室の内側にはビニールカーテンを
張り保温を行った 。7)栽培試験結果 試験結果を表2に示した。
法は畦幅2.7m株間40cm、主枝は4本仕立てで行った。ま
た、10月31日より夜間のハウス内設定温度を18℃に加温
した。更に、ガラス温室の内側にはビニールカーテンを
張り保温を行った 。7)栽培試験結果 試験結果を表2に示した。
【0029】
【表2】 注) *1 重量比は、試験区1の収量を100とした場合の比
で示した。 *2 品質:上物重は作物の品質(色、艶、形状等)を判定
し、商品として出荷可能なものを上物として計上し、そ
の重量を示した。また、上物率は収量に対する上物の重
量割合で示した。
で示した。 *2 品質:上物重は作物の品質(色、艶、形状等)を判定
し、商品として出荷可能なものを上物として計上し、そ
の重量を示した。また、上物率は収量に対する上物の重
量割合で示した。
【0030】表2の結果から明らかなように、本発明肥
料1及び2の元肥1回施用区は、比較肥料1を元肥1回
施用区よりもいずれも収量、品質で優れおり、比較肥料
3を元肥とし比較肥料2を追肥施用した区と比べ、同等
以上の優れた結果となった。これらの結果より、本発明
肥料は作物の栽培条件として最適な肥料の緩効特性を具
有していることが明らかである。
料1及び2の元肥1回施用区は、比較肥料1を元肥1回
施用区よりもいずれも収量、品質で優れおり、比較肥料
3を元肥とし比較肥料2を追肥施用した区と比べ、同等
以上の優れた結果となった。これらの結果より、本発明
肥料は作物の栽培条件として最適な肥料の緩効特性を具
有していることが明らかである。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上詳記した如く、内層部は有
機質肥料を主体とし、外層部は無機質肥料を主体とした
二層構造に附型された粒状肥料組成物であるから、施肥
直後にあっては無機質肥料が元肥として作用し、作物の
生育に合わせて蒟蒻飛粉により結合された有機質肥料が
徐々に土中で崩壊、微生物分解され、作物に吸収され
る。従って、本発明有機質肥料組成物は、肥効面に於い
ても微生物繁殖の点より、土壌環境的にも優れた肥料で
ある。
機質肥料を主体とし、外層部は無機質肥料を主体とした
二層構造に附型された粒状肥料組成物であるから、施肥
直後にあっては無機質肥料が元肥として作用し、作物の
生育に合わせて蒟蒻飛粉により結合された有機質肥料が
徐々に土中で崩壊、微生物分解され、作物に吸収され
る。従って、本発明有機質肥料組成物は、肥効面に於い
ても微生物繁殖の点より、土壌環境的にも優れた肥料で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05B 1:02 C05D 1:02 C05C 3:00)
Claims (1)
- 【請求項1】 二層構造に附型された有機質肥料組成物
であって、該二層構造の内層部は有機態窒素成分をNと
して0.2%以上含有し、外層部は無機態肥料成分をN、P2
O5、K2Oの合量で10%以上含有し、且つ内層肥料附型時
の造粒剤として蒟蒻粉製造時に発生する飛粉が内層部重
量に対して1〜20%の範囲で使用されている二層構造に
附型された有機質肥料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076958A JPH0725623B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 有機質肥料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076958A JPH0725623B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 有機質肥料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04285089A JPH04285089A (ja) | 1992-10-09 |
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