JPH07255476A - 免疫応答ヒトプロテアソームサブユニット - Google Patents

免疫応答ヒトプロテアソームサブユニット

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JPH07255476A
JPH07255476A JP6076485A JP7648594A JPH07255476A JP H07255476 A JPH07255476 A JP H07255476A JP 6076485 A JP6076485 A JP 6076485A JP 7648594 A JP7648594 A JP 7648594A JP H07255476 A JPH07255476 A JP H07255476A
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JP
Japan
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amino acid
proteasome
human
polypeptide
subunits
Prior art date
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Application number
JP6076485A
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English (en)
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Naoki Niihara
直樹 新原
Keiji Tanaka
啓二 田中
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BIO MATERIAL KENKYUSHO KK
Original Assignee
BIO MATERIAL KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細胞のヒトプロテアソームのサブユニットX
およびYのポリペプチド、および該サブユニットの各ポ
リペプチドをコードする遺伝子を提供する。 【構成】 分子中に配列番号1のアミノ酸配列の全部ま
たは一部を含有するヒトプロテアソームサブユニットX
のポリペプチド。また、分子中に配列番号2の塩基配列
の全部または一部を含有するヒトプロテアソームサブユ
ニットXのポリペプチドをコードする遺伝子。また、分
子中に配列番号3のアミノ酸配列の全部または一部を含
有するヒトプロテアソームサブユニットYのポリペプチ
ド。更に、分子中に配列番号4の塩基配列の全部または
一部を含有するヒトプロテアソームのサブユニットYの
ポリペプチドをコードする遺伝子。 【効果】 ヒトプロテアソームの酵素的機能の解明に役
立つ。また、免疫疾患をはじめとする各種病態の診断お
よび治療法を確立するために有用な技術を提供すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロテアソームに関す
るものであり、さらに詳しくは細胞内ヒトプロテアソー
ムのサブユニットXおよびYのポリペプチド、および該
サブユニットの各ポリペプチドをコードする遺伝子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プロテアソームは、別名、多機能プロテ
アーゼと呼ばれ、不活性型で細胞内に局在し、エネルギ
ー依存性蛋白質分解系を構成する主要酵素である。本酵
素は、酵母からヒトに至る真核生物に広く存在してお
り、また、すべての組織に存在し、なかでも肝臓では、
全可溶性蛋白質の1%も占める。該酵素は、同一分子内
に複数の触媒活性部位を持ち、トリプシン型酵素の基質
である塩基性アミノ酸、キモトリプシン型酵素の基質で
ある中性アミノ酸のペプチド結合を切断する活性があ
り、そしてプロテアーゼとしては稀な、酸性アミノ酸を
含む合成ペプチドのカルボキシ末端のペプチド結合を切
断する活性がある。しかしながら、種々の阻害剤の中で
特異的で有効に作用するものはないことから、該酵素
は、既知のプロテアーゼとは異なる触媒活性部位を持つ
と推定されている。
【0003】また、該酵素は、構造的には、14種類の
異なるコンポーネントからなる総数28個の多成分複合
体であり、沈降係数20S、分子量は約75万と推定さ
れ、プロテアーゼとしては例外的に大きい。また、該酵
素を電子顕微鏡で観察すると、環状型あるいは円筒型の
特異的な分子形状を有していることが認められた。
【0004】さらに、ヒトプロテアソームは、高速液体
クロマトグラムの分離パターンより、少なくとも14種
類のコンポーネントより構成されていることがわかり、
このうち、コンポーネントHC2 、HC3, HC5, HC8, HC9
(Biochim. Biophys. Acta., 1089, 95-102, 1991), hZE
TA (Biochim. Biophys. Acta., 1079, 29-38,1991),LMP
7 (Nature, 353, 357-360, 1991), LMP2 ( Nature, 3
53, 667-668, 1991)の1次構造が明かになった。
【0005】かかるプロテアソームは、非リソゾーム系
蛋白質分解経路における主要酵素であり、蛋白質の修飾
による機能制御や蛋白質の代謝回転の調節など多彩な生
理作用を有していると推定される。また、最近、MHC ク
ラスII領域にプロテアソームサブユニットであるLMP2/L
MP7 がコードされていたことがわかり、これらのサブユ
ニットが免疫応答遺伝子であると共に、内在性抗原提示
機構に関与していることが示唆されている(Trendsin Ce
ll Biol., 2, 81,1992)。
【0006】しかしながら、ヒトプロテアソームを構成
するサブユニットのうち、免疫応答に関わっているサブ
ユニットは、これまで上記LMP2/LMP7 以外に明らかにさ
れておらず、他のサブユニットの詳細を明かにすること
が強く要請されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明者等
は、このような状況を踏まえ、前記プロテアソームにつ
いて、その構成成分である個々のコンポーネントの構
造、機能等について詳細に検討すると共に、免疫疾患を
はじめとする各種病態の診断、および治療法を確立する
ことを目標として、鋭意研究を重ねた結果、新規な免疫
応答に関与する多機能プロテアーゼ、すなわち、ヒトの
プロテアソームの構成成分であるXおよびYについて解
明することに成功して、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明はヒトプロテアソームの
構成成分のサブユニットXおよびYの各ポリペプチドを
提供することを目的とするものである。
【0009】また、本発明は、ヒトプロテアソームの構
成成分のうち、XおよびYの各ポリペプチドをコードす
る遺伝子を提供することを目的とするものである。
【0010】また、これらのサブユニットを明らかにす
ることにより、該酵素の機能の解明に役立つのみなら
ず、免疫疾患をはじめとする各種病態の診断、および治
療法を確立する技術を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、免疫応答
に関与するプロテアーゼについて、鋭意研究を重ねてき
た結果、ヒトプロテアソームのサブユニットのうち、X
およびYのポリペプチドをコードする遺伝子を単離し、
そのアミノ酸配列を明らかにすることに成功した。
【0012】本発明によれば、次式(1)で表されるア
ミノ酸配列の全部または一部を含有するヒトプロテアソ
ームのサブユニットXのポリペプチドが提供される。 式(1) MLHGTTTLAFKFRHGVIVAADSRATAGAYIASQTVKKVIEINPYLLGTMAGGAADCSFWE RLLARQCRIYELRNKERISVAAASKLLANMVYQYKGMGLSMGTMICGWDKRGPGLYYVDS EGNRISGATFSVGSGSVYAYGVMDRGYSYDLEVEQAYDLARRAIYQATYRDAYSGGAVNL YHVREDGWIRVSSDNVADLHEKYSGSTP
【0013】また、本発明によれば、次式(2)で表さ
れるアミノ酸配列の全部または一部を含有するヒトプロ
テアソームのサブユニットYのポリペプチドが提供され
る。 式(2) MAATLLAARGAGPAPAWGPERFTPDWESREVSTGTTIMAVQFDGGVVLGADSRTTTGSYI ANRVTDKLTPIHDRIFCCRSGSAADTQAVADAVTYQLGFHSIELNEPPLVHTAASLFKEM CYRYREDLMAGIIIAGWDPQEGGQGYSVPMGGMMVRQSFAIGGSGSSYIYGYVDATYREG MTKEECLQETANALALAMERDGSSGGVIRLAAIAESGVERQVLLGDQIPKFAVATLPPA
【0014】本発明のヒトのサブユニットXおよびY
は、上記のアミノ酸配列のN末端にメチオニンが結合し
ていないポリペプチド、および上記アミノ酸配列のN末
端にヒトプロテアソームのサブユニットX、Yのための
シグナルペプチドの部分もしくは全部が結合、または欠
損した中間体も含包する。また、自然の変異により、ま
たは人工の変異により、ポリペプチドの主たる活性に変
化を与えることなく、ポリペプチドをコードするDNA
の構造の一部を変化させることが可能である。本発明の
ヒトプロテアソームのサブユニットXおよびYのポリペ
プチドは、前記アミノ酸配列を含有する相同変異体に相
当する構造を有するポリペプチドも含包する。
【0015】本発明のもう一つの態様によれば、前記式
(1)で表されるアミノ酸配列の全部または一部を含有
するヒトプロテアソームのサブユニットXのポリペプチ
ドをコードする次式(3)で表される塩基配列の全部ま
たは一部を含有するデオキシリボ核酸が提供される。
【0016】 式(3) ATGCTTCATG GAACAACCAC CCTGGCCTTC AAGTTCCGCC ATGGAGTCAT AGTTGCAGCT GACTCCAGGG CTACAGCGGG TGCTTACATT GCCTCCCAGA CGGTGAAGAA GGTGATAGAG ATCAACCCAT ACCTGCTAGG CACCATGGCT GGGGGCGCAG CGGATTGCAG CTTCTGGGAA CGGCTGTTGG CTCGGCAATG TCGAATCTAT GAGCTTCGAA ATAAGGAACG CATCTCTGTA GCAGCTGCCT CCAAACTGCT TGCCAACATG GTGTATCAGT ACAAAGGCAT GGGGCTGTCC ATGGGCACCA TGATCTGTGG CTGGGATAAG AGAGGCCCTG GCCTCTACTA CGTGGACAGT GAAGGGAACC GGATTTCAGG GGCCACCTTC TCTGTAGGTT CTGGCTCTGT GTATGCATAT GGGGTCATGG ATCGGGGCTA TTCCTATGAC CTGGAAGTGG AGCAGGCCTA TGATCTGGCC CGTCGAGCCA TCTACCAAGC CACCTACAGA GATGCCTACT CAGGAGGTGC AGTCAACCTC TACCACGTGC GGGAGGATGG CTGGATCCGA GTCTCCAGTG ACAATGTGGC TGATCTACAT GAGAAGTATA GTGGCTCTAC CCCC
【0017】また、本発明のもう一つの態様によれば、
前記式(2)で表されるアミノ酸配列の全部または一部
を含有するヒトプロテアソームのサブユニットYのポリ
ペプチドをコードする次式(4)で表される塩基配列の
全部または一部を含有するデオキシリボ核酸が提供され
る。
【0018】 式(4) ATGGCGGCTA CCTTACTAGC TGCTCGGGGA GCCGGGCCAG CACCGGCTTG GGGGCCGGAG GCATTCACTC CAGACTGGGA AAGCCGAGAA GTTTCCACTG GGACCACTAT CATGGCCGTG CAGTTTGACG GGGGCGTGGT TCTGGGGGCG GACTCCAGAA CAACCACTGG GTCCTACATC GCCAATCGAG TGACTGACAA GCTGACACCT ATTCACGACC GCATTTTCTG CTGTCGCTCA GGCTCAGCTG CTGATACCCA GGCAGTAGCT GATGCTGTCA CCTACCAGCT CGGTTTCCAC AGCATTGAAC TGAATGAGCC TCCACTGGTC CACACAGCAG CCAGCCTCTT TAAGGAGATG TGTTACCGAT ACCGGGAAGA CCTGATGGCG GGAATCATCA TCGCAGGCTG GGACCCTCAA GAAGGAGGGC AGGGGTACTC AGTGCCTATG GGGGGTATGA TGGTAAGGCA GTCCTTTGCC ATTGGAGGCT CCGGGAGCTC CTACATCTAT GGCTATGTTG ATGCTACCTA CCGGGAAGGC ATGACCAAGG AAGAGTGTCT GCAATTCACT GCCAATGCTC TCGCTTTGGC CATGGAGCGG GATGGCTCCA GTGGAGGAGT GATCCGCCTG GCAGCCATTG CAGAGTCAGG GGTAGAGCGG CAAGTACTTT TGGGAGACCA GATACCCAAA TTCGCCGTTG CCACTTTACC ACCCGCC
【0019】本発明のヒトのサブユニットXのポリペプ
チドをコードする遺伝子およびYのポリペプチドをコー
ドする遺伝子は、上記のアミノ酸配列のN末端にメチオ
ニンが結合していないポリペプチド、および上記アミノ
酸配列のN末端にヒトプロテアソームのサブユニット
X、Yのためのシグナルペプチドの部分もしくは全部が
結合、または欠損した中間体をコードする遺伝子も含包
する。また、自然の変異により、または人工の変異によ
り、ポリペプチドの主たる活性に変化を与えることな
く、ポリペプチドをコードするDNAの構造の一部を変
化させることが可能である。本発明のヒトプロテアソー
ムのサブユニットXおよびYの各ポリペプチドをコード
する遺伝子は、前記アミノ酸配列を有する相同変異体に
相当する構造を有するポリペプチドをコードする遺伝子
も含包する。
【0020】続いて、本発明の構成について詳細に説明
する。本発明のヒトプロテアソームのサブユニットは、
これを用いることにより、該酵素の機能の解明に役立つ
のみならず、免疫疾患をはじめとする各種病態の診断お
よび治療法を解明する技術が提供される。
【0021】まず、本発明者等がサブユニットXおよび
Yを見い出すに至った経緯について説明すると以下の通
りである。IFN-γは、免疫インターフェロンとも呼ば
れ、MHC 遺伝子群の発現応答などを介して免疫調節に中
心的な役割を果たしている。そこで、本発明者等は、ヒ
ト大腸癌SW620 細胞と単球系白血病J111細胞を用いプロ
テアソームの発現に対するIFN-γの影響を詳しくノザン
ブロティング法で検討した結果、MHC 領域のプロテアソ
ーム遺伝子LMP2/LMP7 がIFN-γで強く誘導されたが、MH
C 領域以外の染色体上に存在する多数のプロテアソーム
遺伝子群の発現にはほとんど影響せず、LMP2/LMP7 の遺
伝子は、IFN-γ応答遺伝子として、特殊な遺伝子発現の
制御下にあることが明らかになった。
【0022】次に、IFN-γ処理でLMP-2/LMP7のサブユニ
ットが導入されたプロテアソームの分子機能を解明する
ために、その蛋白質分解機能を解析した。細胞の粗胞抽
出液をグリセリン密度勾配遠心法で分別し、細胞内のプ
ロテアソームの動態を解析した結果、プロテアソームの
ペプチダーゼ活性はIFN-γ処理で大きく変動した。特
に、20S プロテアソームの分画位置に見られる不活性型
のキモトリプシン様活性がほぼ完全に活性型に転換され
ており、またトリプシン様活性の著しい増加も観察され
た。他方、酸性アミノ酸のC-末端側を分解する活性は大
きく減少した。このようなプロテアソームの蛋白分解活
性の変動は大腸癌細胞のみならずヒト腎癌細胞などでも
観察された。
【0023】一方、最近、細胞表面膜に提示されている
MHC クラスI 分子と結合している抗原ペプチドの解析が
飛躍的に進み、そのC-末端側のアミノ酸残基を調べてみ
るとほとんど全てが、中性アミノ酸か塩基性アミノ酸で
あり、酸性アミノ酸は存在しないことが判明している。
このことはプロテアソームにおける酵素活性の変化とき
わめて良く一致しており、プロテアソームが抗原のプロ
セシングに関与している可能性を確かなものにしてい
る。
【0024】そこで、次に、プロテアソームの分子構成
に対するIFN-γの影響を調べ、プロテアソームの機能変
化との関連性について検討した。IFN-γで処理したSW62
0 細胞を35S-メチオニンでパルス標識した後、抗プロテ
アソーム抗体で免疫沈降させ、新たに生合成されたプロ
テアソームのサブユニット構成を調べた結果、図1に示
す様に、IFN-γにより、LMP2/LMP7 のスポットが増加す
ることはノザンブロット分析の結果と一致したが、興味
深いことに、それら以外の成分にも顕著な変動が観察さ
れ、特にX 、Y と名付けた成分は、ほとんど完全に消失
した。従って、IFN-γ処理でLMP2/LMP7 とX 、Y との置
換がおきている可能性が考えられる。
【0025】このように、IFN-γで処理した細胞でのプ
ロテアソームのサブユニット構成は大きく変化し、分子
構成の異なるプロテアソームの存在が示唆されたこと
は、IFN-γ処理でプロテアソームの分子構成が変化し、
その結果が機能状態の変動に反映したものと推定され
た。これらのことより、プロテテアソームサブユニット
XおよびYは、ガンマ型インターフェロン(IFN-γ)に
応答して消失するサブユニットであることから、免疫応
答などを介した免疫調節に中心的な役割を果たしている
と考えらる。従って、本発明のヒトプロテアソームのサ
ブユニットは、免疫系の抗原提示のメカニズムの解明、
自己免疫疾患などの診断および治療、免疫抑制剤の開発
に有効である。
【0026】また、これ以外にもプロテアソームの遺伝
子は、肝癌細胞、腎癌細胞 (CancerRes., 51, 6677-668
5, 1991) 、白血病細胞などの悪性腫瘍細胞 (Proc. Nat
l.Acad. Sci. U.S.A., 88, 139-143, 1990) において正
常細胞に比較して異常に高く発現し、さらに、これらの
腫瘍細胞の核に多機能プロテアーゼが、異常蓄積するこ
とが観察されている。従って、本発明の多機能プロテア
ーゼのコンポーネントを用いることにより、癌化のメカ
ニズムの解明や癌の診断および治療に有用である。
【0027】さらに、アルツハイマー病患者の脳内には
ユビキチンが異常蓄積し、少なくともこの疾患の原因の
一つに細胞内における蛋白質分解系の異常のあることが
示唆された。また、この疾患の発現にかかわる遺伝子の
機能ドメインにはプロテアーゼ阻害剤がコードされてい
ることも判明し(Nature, 331, 530-532, 1988)、非リソ
ソーム系の蛋白分解に関与すると考えられる多機能プロ
テアーゼがアルツハイマー病に本質的に関係しているこ
とが考えられる。従って、本発明のヒトプロテアソーム
のコンポーネントは、その機能および阻害メカニズムの
解明により、アルツハイマー病と本酵素との関係や異常
の生じるメカニズムのヒトにおける研究に有用である。
【0028】本発明のDNAは、前記式(3)あるいは
(4)の5’末端にATGが結合していない塩基配列か
らなるDNAを含包する。本発明のDNAは、また、ヒ
トプロテアソームのサブユニットXあるいはYのシグナ
ルペプチドの部分または全部をコードする5’フランキ
ングDNAを含むDNAも含包する。
【0029】また、自然の変異により、または人工的変
異により、主たる活性に変化を与えることなく、DNA
の構造およびそれから演繹されるポリペプチドの構造の
一部を変異せしめることが可能である。従って、本発明
のDNAは、前述のすべてのポリペプチドの相同異性体
に相当する構造を有するポリペプチドをコードする塩基
配列を含有することも可能である。
【0030】さらに、遺伝暗号の縮重に従い、遺伝子か
ら生産されるポリペプチドのアミノ酸配列を変えること
なくその遺伝子の塩基配列の少なくとも一つの塩基を他
の種類の塩基に置換することができる。従って、本発明
のDNAは、また、遺伝暗号の縮重に基づく置換によっ
て、変換された塩基配列を含有することも可能である。
この場合、上記置換により得られた塩基配列より演繹さ
れるアミノ酸配列は、前記に定義した式(1)および
(2)のアミノ酸配列と一致する。
【0031】本発明のヒトプロテアソームのサブユニッ
トの特性を有するポリペプチドを得る方法、および該ポ
リペプチドをコードする遺伝子を得る方法の概要につい
て説明すると以下の通りである。
【0032】上記ヒトプロテアソームXおよびYのアミ
ノ酸配列の決定法は、以下のごとく行うことができる。
ヒトプロテアソームは、田中等の方法(Tanaka, T., et
al.,J. Biol. Chem., 261, 15197-15230, 1986; Tanaka
K., et al., J. Biol. Chem., 263, 16209-16217、198
8) に従って、ヒト腎臓から、バイオゲルーA、Qーセ
ファロス、ハイドロキシアパタイト、ヘパリンセファロ
ースを吸着体としたクロマトグラフィー等の操作で単一
に精製することができる。次いで、上記方法によって精
製したヒトプロテアソームの構成サブユニットは2次元
電気泳動により分離できる。
【0033】2次元電気泳動後、ゲルをクマシー染色す
ると、分子量21000-33000、等電点4-10の十数個のスポ
ットとして観察される。これらのスポットから、サブユ
ニットX、Yを単離するには、インターフェロン−γ
(IFN-γ) の誘導によって減少するサブユニットX、Y
の位置を同定することによって、調べることができる。
【0034】2次元電気泳動より分離されたコンポーネ
ントは、ポリビニリデン ジフルオロダイド(PVD
F)等にトランスファー後、各種酵素処理後、自動アミ
ノ酸シークエンサー等を用いてアミノ酸配列を決定する
ことができる。
【0035】上記の解析によって得られたアミノ酸配列
の情報をもとに遺伝子の検索に必要なプローブは、得ら
れたペプチドのうち縮重頻度の低いものを選択し、これ
に対応する相補的ポリヌクレオチドとして合成すること
ができる。
【0036】また、上記に従い得られるサブユニットX
およびYのDNAの塩基配列の決定は、例えば、マキサ
ムーギルバート(Maxiam-Gilbert)法(Methods in Enzymo
logy, 65, 499-560, 1980)、ジデオキシ法 (Messing,
J. et al., Nucleic Acids Research, 9, 309, 198
1)、アプライドバイオシステム社製DNA シークエンサー
を用いたTaq サイクルシークエンシング等により行なう
ことができる。以上のようにして、ヒトプロテソームの
コンポーネントXおよびYをコードするDNAが得られ
る。
【0037】本発明のポリペプチドをコードするDNA
は、(i)ヒトプロテアソーム産生細胞からメッセンジ
ャーRNA(mRNA)を分離し、(ii)該mRNA
から、単鎖の相補鎖DNA(cDNA)を、次いで、2
重鎖DNAを合成し、(iii)2重鎖DNAをプラス
ミドまたはファージに組み込み、(iV)得られた組み
換えプラスミドまたはファージで宿主を形質転換し、
(v)得られた形質転換体を培養後、形質転換体から、
適当な方法、例えば、コロニーハイブリダイゼーション
またはプラークハイブリダイゼーションにより、目的と
するDNAを含有するプラスミドまたはファージを単離
し、(Vi)そのプラスミドまたはファージから目的と
するDNAを切り出し、(vii)該クローン化DNA
を適当なプラスミドにサブクローニングすることにより
取得できる。ただし、(iii)で組み込んだプラスミ
ドが、(vii)でサブクローニングするプラスミドと
同じ場合は、(vi)、(vii)の操作は省略でき
る。
【0038】ヒトプロテアソームのサブユニットXおよ
びYの各ポリペプチドをコードするmRNAは、種々の
動物の組織、器官、産生細胞から、より具体的には、肝
臓、腎臓、心臓、脳、肺、胸腺、肝癌細胞株、腎臓癌細
胞株などから得ることができる。
【0039】該酵素産生細胞から全RNAを調製する方
法としては、グアニジウム/セシウムクロライド法(Gua
nidiumu/Cesiumu Chroroide method, Maniatis, T., Fr
itsch E. F., and Sambrook, J., Molecular Cloning,
Cold Spring Harbor Laboratory Press, 194-196, 198
2) や、グアニジウムチオシアネート法 (Chomczynski,
P. et al., Analytical Biochemistry, 162, 156-159,
1987)等が一般に用いられる。
【0040】上記操作により得られる全RNAからのm
RNAの分離、精製は、例えば、オリゴdTーセルロー
ス〔コラボレイティブ リサーチ(Collabora
tive Research)社製〕や、オリゴテック
スーdT30(日本合成ゴム社、日本ロッシュ社製)等
を用いて吸着カラム法またはバッチ法により実施でき
る。
【0041】このようにして得られたmRNAを鋳型と
して、逆転写酵素を用いて、例えば、オカヤマーバーグ
法 (Okayama, H. and Berg, P., Molecular and Cellul
ar Bology, 3, 280, 1983)や、グブラーとホフマンの方
法 (Gubler, V. and Hoffman, B.J., Gene, 25, 263-26
9, 1983)等に従い、cDNAを合成し、得られたcDN
Aをプラスミドやファージに組み込み、cDNAのライ
ブラリーを調製する。
【0042】cDNAを組み込むプラスミドとしては、
例えば、PBR322 (Gene, 2, 95,1977), PBR325 (Gene,
4, 121, 1978), PUC12 (Gene, 19, 259, 1982), PUC13
(Gene,19, 259,1982), PUC18 (Gene, 33, 103, 1985),
PUC19 (Gene, 33,103,1985),PUC118 (Methods in Enzym
ology, 153, 3, 1987), PUC119 (Methods in Enzymolog
y, 153, 3, 1987), Bluescript II 、λZAPII 〔ストラ
タジーン (Stratagene)社製〕、などが挙げられるが、
その他のものであっても、宿主内で複製保持されるもの
であれば、いずれも用いることができる。また、cDN
Aを組み込むファージベクターとしては、例えば、λg
t10(Huynh,T.V., Young, R.A. and Davis, R.W., D
NA cloning, A Practical Approach, IRL Press, Oxfor
d, 1, 49, 1985) やλgt11(Proc. Natl. Acad. Sc
i., U.S.A., 80, 1194, 1983)などが、挙げられるが、
その他のものであっても、宿主内で増殖できるものであ
れば良い。
【0043】プラスミドにcDNAを組み込む方法とし
ては、例えば、サンブルーク(Sambrook, J.)らの方法(M
olecular Cloning, A Laboratory Manual, Cold Spring
Harbor Laboratory Press, 1.53-1.73, 1989)などが挙
げられる。また、ファージベクターにcDNAを組み込
む方法としては、例えば、Hyunh, T.V. 等の方法 ( DNA
cloning, A Practical Approach, IRL Press, Oxford,
1, 49, 1985) などが挙げられる。
【0044】上記のごとくして得られたプラスミドやフ
ァージベクターは、これを適当な宿主、例えば、エシェ
リヒア コリ(Escherichia Coli)、バチルスス ブチリ
ス(Bacillus subtilis) 、サッカロミセス セレビシア
エ (Saccharomyces cerevisiae) 等に導入して、これを
形質転換できる。
【0045】プラスミドベクターで宿主を形質転換する
方法としては、例えば、モレキュラークローニング (Mo
lecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory Pre
ss,1.74-1.84, 1989)記載のエレクトロポーレーション
法あるいはカルシウムクロライド法などが挙げられる。
また、ファージベクターでは、例えば、増殖させた大腸
菌にインビトロパッケージング法を用いて導入すること
ができる。
【0046】上記により、得られるcDNAから目的の
ヒトプロテアソームのサブユニットのcDNAを選出す
るには、例えば、ラベル化したプローブを用いたコロニ
ーハイブリダイゼーション法、またはプラークハイブリ
ダイゼーション法 (Molecular Cloning, Cold Spring H
arbor Laboratory Press, 1.85-1.104、または2.112-2.
120, 1989)などが挙げられる。
【0047】上記のハイブリダイゼーションにおけるプ
ローブとして用いるDNAとしては、サブユニットXお
よびYとハイブリダイズするDNAであれば、何でも良
く、例えば、サブユニットXおよびYのアミノ酸配列に
基づいて化学合成したオリゴヌクレオチドあるいはプロ
テアソームの他のコンポーネントをコードするcDN
A、ゲノムDNA、化学合成DNA、およびこれらの部
分DNA等が挙げられる。以上のようにして、ヒトプロ
テアソームのサブユニットXあるいはYをコードするD
NAが得られる。
【0048】本発明のヒトプロテアソームサブユニット
XあるいはYのポリペプチドをコードするcDNAを含
むDNAは、上記の方法の他に、ヒト、ラット、マウス
などのゲノムDNAのライブラリーからのクローニング
によっても得ることができる。また、サブユニットXあ
るいはYの各ポリペプチドをコードするDNAは、目的
により、そのままあるいは制限酵素で切断して使用する
ことができる。
【0049】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0050】実施例 1 ヒトプロテアソームのサブユニットX、Yの同定 ヒト大腸癌細胞SW620は、10%血清を含むDME培養液で
培養した。これに、IFN-γ(500U/ml) を添加しない系と
添加した系で3日間培養した後、35-S標識化メチオニン
とシステイン(アマシャム社製)で2 重標識した。細胞
をラバーポリスマンではがし、1mM DTT を含む50mM Tri
s-HCl (pH7.5) 中でソニケーションし、20,000 x g, 4
℃で30分間、遠心し、上清を得た。これを抗プロテアソ
ーム抗体で免疫沈降し、O'Farrell 等による2次元電気
泳動法 ( J. Biol. Chem., 250, 4007-4021, 1975)を行
った。1 次元目は、2.5 から10.5のpH勾配の等電点電
気泳動を行い、2次元目は、12.5%のSDSーポリアク
リルアミド電気泳動を行った。これをエンライトニング
(NEN 社製)で処理し、オートラジオグラフィーを行っ
た。その結果を、図1に示す。図1A は、SW620 細胞
をIFN-γ無添加の場合、図1B は、SW620細胞をIFN-
γ添加の場合の2次元電気泳動パターンを示し、図1C
は、LMP2/KMP7 、およびX,Y の位置を図式化したもので
ある。
【0051】実施例 2 (1)ヒトプロテアソームのサブユニットX、Yの精製 ヒトプロテアソームは、田中等により報告されている方
法 (Tanaka, T., et al., J. Biol. Chem., 261, 15197
-15230, 1986; Tanaka K., et al., J. Biol.Chem., 26
3, 16209-16217)に従って、ヒト腎臓から精製した。次
いで、上記方法によって精製した50μgのヒトプロテ
アソームをO'Farrell 等による2次元電気泳動法を用い
て分離した。電気泳動が終わったゲルは、イモビロン−
PVDFメンブラン(ミリポア社製)にセミドライエレ
クトロブロッティング装置を用いてトランスファーし
た。蛋白質をブロットした膜フィルターは、蒸留水で洗
浄した後、クマシーブルー染色液(0.2%クマシーブリ
リアントブルーR250を含む40%メタノール、10%酢
酸溶液)で染色後、脱色液(60%メタノール溶液)に
浸し、振とうしてバックグラウンドを脱色した。このメ
ンブランを蒸留水で洗浄した後、図2に示したX、Yの
位置のスポットを切り出した。図2に示されるごとく、
ヒトプロテアソームのサブユニットX及びYは、分子量
22900(X分子量),25300(Y分子量)、等
電点X;8.67,Y;4.65であることが確認され
た。
【0052】(2)ブロットされたタンパク質のアミノ
酸配列分析 (2-1) 蛋白質の還元、カルボキシメチル化 上記記載のPVDF膜から切り出したX、Yのスポット
各35枚を還元用緩衝液(5Mグアニジン塩酸, 2M Tr
is-HCl (pH8.5), 1mM EDTA, 2%アセトニトリル)に浸
し、終濃度10 mg/mlでジチオスライトールを加え、窒素
存在下で60℃で1時間、還元を行った。さらに、モノ
ヨード酢酸を加え、遮光下で20分間Sーカルボキシメ
チル化を行い、メンブランを蒸留水で良く洗浄した。
【0053】(2-2) リジルエンドペプチダーゼによる切
断 メンブランを、37℃で30分間、0.5%ポリビニルピ
ロリドン40、100 mM酢酸溶液で処理を行った。これを蒸
留水で洗浄後、10%アセトニトリルを含む0.1M重炭
酸アンモニウム緩衝液に移し、リジルエンドペプチダー
ゼ(Acromobacter Protease I; 和光純薬社製)50 pM
を加え、37℃で24時間処理を行った。
【0054】(2-3) 高速液体クロマトグラフィーによる
分析およびアミノ酸配列の決定 次いで、これをWaters社製635LCシステムを用いて、O
DSカラム(Waters社製、Bondasphere カラム, 直径2.
1mm 、長さ150 mm、c18、100 オングストローム)に付
加し、切断されたX、Yのペプチド0.1%トリフルオ
ロ酢酸を含むアセトニトリルの濃度勾配(0-60%)によ
って分離した。ペプチドのアミノ酸配列は、ガスシーク
エンス法で測定し、アプライドバイオシステムズ社プロ
テインシークエンサー477A 型分析装置により同定し
た。
【0055】図3に、ヒトプロテアソームのサブユニッ
トXをリジルエンドペプチダーゼで切断したフラグメン
トの逆相高速液体クロマトグラフィーの分離パターンと
決定した3個のアミノ酸配列(YSGSTP、ERIS
VAAASK、TTXLAFK)を示す。同様にして、
Yの1個のフラグメント(FAVATLPPA)のアミ
ノ酸配列を決定した。
【0056】(3)プローブの調製 Xの3個のフラグメント(YSGSTP、ERISVA
AASK、TTXLAFK)およびYの1個のフラグメ
ント(FAVATLPPA)から、これに対応する相補
的オリゴヌクレオチドをDNA合成機380B(アプラ
イドバイオシステムズ社製)で合成した。合成したオリ
ゴヌクレオチドの精製は、オリゴヌクレオチドカートリ
ッジ(アプライドバイオシステムズ社製)を使用した。
【0057】(4)cDNAライブラリーの調製 ヒト肝癌細胞HepG2 から、グアニジウムチオシアネイト
法 (Anal. Biochem.,162, 156-159, 1987) によって全
RNAを分離した。全RNAをオリゴdTラテックスビ
ーズに結合させ、kuribayasi等の方法(Nucleic Acids
Symp. Ser., vol. 19, P61, 1988) によってポリ(A)
+RNAを得た。
【0058】上記の方法によって得られたポリ(A)+
RNAからファルマシア社製cDNA合成キットに従っ
て、cDNAを合成した。即ち、オリゴdTプライマー
を上記mRNAのポリAにアニールさせ、逆転写酵素に
より、1本鎖DNAを合成し、DNAポリメラーゼ1に
より、2本鎖cDNAを合成した。このcDNAをKlen
ow酵素で処理し、Blunt-end のcDNAを調製した。こ
のcDNAの両端にEcoR I/Not Iアダプターを付加する
ため、T4DNAライゲース処理およびポリヌクレオチ
ドキナーゼ処理を行った。次に、過剰のアダプターを除
去するために、セファロースCL−4Bを用いて精製
し、これにより、両端にEcoR I制限酵素切断部位をもつ
cDNAを得ることができた。
【0059】得られたcDNAはクローニングベクター
であるλ ZAPII(ストラタジーン社製)のマルチクロー
ニング部位のEcoR I間にT4DNAライゲースを用い
て、挿入した。λライブラリーは、in vitro packaging
kit (Gigapack II Glod, ストラタジーン社製)を用い
てパッケージングを行い、宿主大腸菌であるE.coli XL1
-Blueに感染させた。
【0060】(5)クローンの単離 上記のλ ZAPIIを感染させた大腸菌はアンピシリンを1
00μg/mlを含むLBプレート上にまいた。このプレー
ト上にナイロンフィルター(アマシャム社製、ハイボン
ドN+)をのせ、水酸化ナトリウムで固定後、ハイブリ
ダイゼーションを行った。プローブは、(3)で得られ
た相補的オリゴヌクレオチドを用い、その5’末端を32
PーATPで標識化して使用し、サブユニットXおよび
Yのクローンを得た。
【0061】(6)塩基配列の決定 サブユニットXおよびYのcDNAの塩基配列の決定
は、アプライドバイオシステムズ社製DNAシークエンサ
ー373Aを用い、T7ターミネーター法により決定した。
決定したX及びYの塩基配列及びこれに対応するアミノ
酸配列を図4及び図5に示す。この結果より、サブユニ
ットXは208アミノ酸残基より構成され、分子量22
897、等電点8.67と計算された。また、Yは23
9アミノ酸より構成され、分子量25315、等電点
4.65と計算された。
【0062】なお、本明細書および図面において、塩基
やアミノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−I
UBによる略号、あるいは当該分野における慣用略号に
基づくものであり、その例を次に挙げる。また、アミノ
酸に関し光学異性体があり得る場合は、特に明示しなけ
れば、L−体を示すものとする。
【0063】 DNAの略号 デオキシリボ核酸 A アデニン C シトシン G グアニン T チミン アミノ酸の略号 アミノ酸 Ala (A) アラニン Arg (R) アルギニン Asn (N) アスパラギン Asp (D) アスパラギン酸 Cys (C) システイン Gln (Q) グルタミン Glu (E) グルタミン酸 Gly (G) グリシン His (H) ヒスチジン Ile (I) イシロイシン Leu (L) ロイシン Lys (K) リジン Met (M) メチオニン Phe (F) フェニルアラニン Pro (P) プロリン Ser (S) セリン Thr (T) スレオニン Trp (W) トリプトファン Tyr (Y) チロシン Val (V) バリン
【0064】
【発明の効果】本発明は、細胞のヒトプロテアソームの
サブユニットXおよびYのポリペプチド、および該サブ
ユニットの各ポリペプチドをコードする遺伝子に係るも
のであり、本発明によれば、次のような効果が奏され
る。 (1)ヒトプロテアソームの酵素的機能の解明に役立
つ。 (2)免疫疾患をはじめとする各種病態の診断および治
療法を確立するために有用な技術を提供することができ
る。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:208 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Leu His Gly Thr Thr Thr Leu Ala Phe Lys Phe Arg His Gly Val 5 10 15 Ile Val Ala Ala Asp Ser Arg Ala Thr Ala Gly Ala Tyr Ile Ala Ser 20 25 30 Gln Thr Val Lys Lys Val Ile Glu Ile Asn Pro Tyr Leu Leu Gly Thr 35 40 45 Met Ala Gly Gly Ala Ala Asp Cys Ser Phe Trp Glu Arg Leu Leu Ala 50 55 60 Arg Gln Cys Arg Ile Tyr Glu Leu Arg Asn Lys Glu Arg Ile Ser Val 65 70 75 80 Ala Ala Ala Ser Lys Leu Leu Ala Asn Met Val Tyr Gln Tyr Lys Gly 85 90 95 Met Gly Leu Ser Met Gly Thr Met Ile Cys Gly Trp Asp Lys Arg Gly 100 105 110 Pro Gly Leu Tyr Tyr Val Asp Ser Glu Gly Asn Arg Ile Ser Gly Ala 115 120 125 Thr Phe Ser Val Gly Ser Gly Ser Val Tyr Ala Tyr Gly Val Met Asp 130 135 140 Arg Gly Tyr Ser Tyr Asp Leu Glu Val Glu Gln Ala Tyr Asp Leu Ala 145 150 155 160 Arg Arg Ala Ile Tyr Gln Ala Thr Tyr Arg Asp Ala Tyr Ser Gly Gly 165 170 175 Ala Val Asn Leu Tyr His Val Arg Glu Asp Gly Trp Ile Arg Val Ser 180 185 190 Ser Asp Asn Val Ala Asp Leu His Glu Lys Tyr Ser Gly Ser Thr Pro 195 200 205 配列番号:2 配列の長さ:624 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列 ATGCTTCATG GAACAACCAC CCTGGCCTTC AAGTTCCGCC ATGGAGTCAT AGTTGCAGCT GACTCCAGGG CTACAGCGGG TGCTTACATT GCCTCCCAGA CGGTGAAGAA GGTGATAGAG ATCAACCCAT ACCTGCTAGG CACCATGGCT GGGGGCGCAG CGGATTGCAG CTTCTGGGAA CGGCTGTTGG CTCGGCAATG TCGAATCTAT GAGCTTCGAA ATAAGGAACG CATCTCTGTA GCAGCTGCCT CCAAACTGCT TGCCAACATG GTGTATCAGT ACAAAGGCAT GGGGCTGTCC ATGGGCACCA TGATCTGTGG CTGGGATAAG AGAGGCCCTG GCCTCTACTA CGTGGACAGT GAAGGGAACC GGATTTCAGG GGCCACCTTC TCTGTAGGTT CTGGCTCTGT GTATGCATAT GGGGTCATGG ATCGGGGCTA TTCCTATGAC CTGGAAGTGG AGCAGGCCTA TGATCTGGCC CGTCGAGCCA TCTACCAAGC CACCTACAGA GATGCCTACT CAGGAGGTGC AGTCAACCTC TACCACGTGC GGGAGGATGG CTGGATCCGA GTCTCCAGTG ACAATGTGGC TGATCTACAT GAGAAGTATA GTGGCTCTAC CCCC 配列番号:3 配列の長さ:239 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ala Ala Thr Leu Leu Ala Ala Arg Gly Ala Gly Pro Ala Pro Ala 5 10 15 Trp Gly Pro Glu Arg Phe Thr Pro Asp Trp Glu Ser Arg Glu Val Ser 20 25 30 Thr Gly Thr Thr Ile Met Ala Val Gln Phe Asp Gly Gly Val Val Leu 35 40 45 Gly Ala Asp Ser Arg Thr Thr Thr Gly Ser Tyr Ile Ala Asn Arg Val 50 55 60 Thr Asp Lys Leu Thr Pro Ile His Asp Arg Ile Phe Cys Cys Arg Ser 65 70 75 80 Gly Ser Ala Ala Asp Thr Gln Ala Val Ala Asp Ala Val Thr Tyr Gln 85 90 95 Leu Gly Phe His Ser Ile Glu Leu Asn Glu Pro Pro Leu Val His Thr 100 105 110 Ala Ala Ser Leu Phe Lys Glu Met Cys Tyr Arg Tyr Arg Glu Asp Leu 115 120 125 Met Ala Gly Ile Ile Ile Ala Gly Trp Asp Pro Gln Glu Gly Gly Gln 130 135 140 Gly Tyr Ser Val Pro Met Gly Gly Met Met Val Arg Gln Ser Phe Ala 145 150 155 160 Ile Gly Gly Ser Gly Ser Ser Tyr Ile Tyr Gly Tyr Val Asp Ala Thr 165 170 175 Tyr Arg Glu Gly Met Thr Lys Glu Glu Cys Leu Gln Glu Thr Ala Asn 180 185 190 Ala Leu Ala Leu Ala Met Glu Arg Asp Gly Ser Ser Gly Gly Val Ile 195 200 205 Arg Leu Ala Ala Ile Ala Glu Ser Gly Val Glu Arg Gln Val Leu Leu 210 215 220 Gly Asp Gln Ile Pro Lys Phe Ala Val Ala Thr Leu Pro Pro Ala 225 230 235 配列番号:4 配列の長さ:717 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列 ATGGCGGCTA CCTTACTAGC TGCTCGGGGA GCCGGGCCAG CACCGGCTTG GGGGCCGGAG GCATTCACTC CAGACTGGGA AAGCCGAGAA GTTTCCACTG GGACCACTAT CATGGCCGTG CAGTTTGACG GGGGCGTGGT TCTGGGGGCG GACTCCAGAA CAACCACTGG GTCCTACATC GCCAATCGAG TGACTGACAA GCTGACACCT ATTCACGACC GCATTTTCTG CTGTCGCTCA GGCTCAGCTG CTGATACCCA GGCAGTAGCT GATGCTGTCA CCTACCAGCT CGGTTTCCAC AGCATTGAAC TGAATGAGCC TCCACTGGTC CACACAGCAG CCAGCCTCTT TAAGGAGATG TGTTACCGAT ACCGGGAAGA CCTGATGGCG GGAATCATCA TCGCAGGCTG GGACCCTCAA GAAGGAGGGC AGGGGTACTC AGTGCCTATG GGGGGTATGA TGGTAAGGCA GTCCTTTGCC ATTGGAGGCT CCGGGAGCTC CTACATCTAT GGCTATGTTG ATGCTACCTA CCGGGAAGGC ATGACCAAGG AAGAGTGTCT GCAATTCACT GCCAATGCTC TCGCTTTGGC CATGGAGCGG GATGGCTCCA GTGGAGGAGT GATCCGCCTG GCAGCCATTG CAGAGTCAGG GGTAGAGCGG CAAGTACTTT TGGGAGACCA GATACCCAAA TTCGCCGTTG CCACTTTACC ACCCGCC
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたヒト大腸癌細胞SW620 にお
けるプロテアソームの2次元電気泳動パターンを示す。
図1A は、SW620 細胞をIFN-γ無添加の場合、図1B
は、SW620 細胞をIFN-γ添加の場合、の2次元電気泳動
パターンを示し、図1Cは、LMP2/LMP7 およびX,Y の位
置を図式化したものである。
【図2】実施例2(1)で得られたヒト腎臓から得られ
たプロテアソームサブユニットの2次元電気泳動パター
ンを示す。横軸は等電点、縦軸は分子量を示す。X、Y
の位置を丸印で、LMP2およびLMP7の位置は矢印で示す。
(IFN−γ↑)はインターフェロン−γの添加により発現
量の増大するサブユニットを、(IFN−γ↓)はインター
フェロン−γの添加により発現量の減少するサブユニッ
トを示す。
【図3】実施例2[(1),(2)] で得られたヒトプロテアソ
ームのサブユニットXをリジルエンドペプチダーゼで切
断したフラグメントの逆相高速液体クロマトグラフィー
の分離パターンと決定したアミノ酸配列を示す。
【図4】実施例2[(6)] で得られたヒトプロテアソーム
のサブユニットXの決定された塩基配列と、塩基配列に
対応するアミノ酸配列(Xの1次構造)を示す。図4中
の下線のアミノ酸配列は、実施例2の(2)(2-3) で得
られたXのアミノ酸配列と一致する部分を示す。
【図5】実施例2[(6)] で得られたヒトプロテアソーム
のサブユニットYの決定された塩基配列と、塩基配列に
対応するアミノ酸配列(Yの1次構造)を示す。図5中
の下線のアミノ酸配列は、実施例2の(2)(2-3) で得
られたYのアミノ酸配列と一致する部分を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 38/46 ABA

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に以下のアミノ酸配列の全部また
    は一部を含有することを特徴とするヒトプロテアソーム
    サブユニットXのポリペプチド。 MLHGTTTLAFKFRHGVIVAADSRATAGAYIASQTVKKVIEINPYLLGTMAGGAADCSFWE RLLARQCRIYELRNKERISVAAASKLLANMVYQYKGMGLSMGTMICGWDKRGPGLYYVDS EGNRISGATFSVGSGSVYAYGVMDRGYSYDLEVEQAYDLARRAIYQATYRDAYSGGAVNL YHVREDGWIRVSSDNVADLHEKYSGSTP
  2. 【請求項2】 分子中に以下の塩基配列の全部または一
    部を含有することを特徴とする請求項1記載のヒトプロ
    テアソームサブユニットXのポリペプチドをコードする
    遺伝子。 ATGCTTCATG GAACAACCAC CCTGGCCTTC AAGTTCCGCC ATGGAGTCAT AGTTGCAGCT GACTCCAGGG CTACAGCGGG TGCTTACATT GCCTCCCAGA CGGTGAAGAA GGTGATAGAG ATCAACCCAT ACCTGCTAGG CACCATGGCT GGGGGCGCAG CGGATTGCAG CTTCTGGGAA CGGCTGTTGG CTCGGCAATG TCGAATCTAT GAGCTTCGAA ATAAGGAACG CATCTCTGTA GCAGCTGCCT CCAAACTGCT TGCCAACATG GTGTATCAGT ACAAAGGCAT GGGGCTGTCC ATGGGCACCA TGATCTGTGG CTGGGATAAG AGAGGCCCTG GCCTCTACTA CGTGGACAGT GAAGGGAACC GGATTTCAGG GGCCACCTTC TCTGTAGGTT CTGGCTCTGT GTATGCATAT GGGGTCATGG ATCGGGGCTA TTCCTATGAC CTGGAAGTGG AGCAGGCCTA TGATCTGGCC CGTCGAGCCA TCTACCAAGC CACCTACAGA GATGCCTACT CAGGAGGTGC AGTCAACCTC TACCACGTGC GGGAGGATGG CTGGATCCGA GTCTCCAGTG ACAATGTGGC TGATCTACAT GAGAAGTATA GTGGCTCTAC CCCC
  3. 【請求項3】 分子中に以下のアミノ酸配列の全部また
    は一部を含有することを特徴とするヒトプロテアソーム
    サブユニットYのポリペプチド。 MAATLLAARGAGPAPAWGPERFTPDWESREVSTGTTIMAVQFDGGVVLGADSRTTTGSYI ANRVTDKLTPIHDRIFCCRSGSAADTQAVADAVTYQLGFHSIELNEPPLVHTAASLFKEM CYRYREDLMAGIIIAGWDPQEGGQGYSVPMGGMMVRQSFAIGGSGSSYIYGYVDATYREG MTKEECLQETANALALAMERDGSSGGVIRLAAIAESGVERQVLLGDQIPKFAVATLPPA
  4. 【請求項4】 分子中に以下の塩基配列の全部または一
    部を含有することを特徴とする請求項3記載のヒトプロ
    テアソームのサブユニットYのポリペプチドをコードす
    る遺伝子。 ATGGCGGCTA CCTTACTAGC TGCTCGGGGA GCCGGGCCAG CACCGGCTTG GGGGCCGGAG GCATTCACTC CAGACTGGGA AAGCCGAGAA GTTTCCACTG GGACCACTAT CATGGCCGTG CAGTTTGACG GGGGCGTGGT TCTGGGGGCG GACTCCAGAA CAACCACTGG GTCCTACATC GCCAATCGAG TGACTGACAA GCTGACACCT ATTCACGACC GCATTTTCTG CTGTCGCTCA GGCTCAGCTG CTGATACCCA GGCAGTAGCT GATGCTGTCA CCTACCAGCT CGGTTTCCAC AGCATTGAAC TGAATGAGCC TCCACTGGTC CACACAGCAG CCAGCCTCTT TAAGGAGATG TGTTACCGAT ACCGGGAAGA CCTGATGGCG GGAATCATCA TCGCAGGCTG GGACCCTCAA GAAGGAGGGC AGGGGTACTC AGTGCCTATG GGGGGTATGA TGGTAAGGCA GTCCTTTGCC ATTGGAGGCT CCGGGAGCTC CTACATCTAT GGCTATGTTG ATGCTACCTA CCGGGAAGGC ATGACCAAGG AAGAGTGTCT GCAATTCACT GCCAATGCTC TCGCTTTGGC CATGGAGCGG GATGGCTCCA GTGGAGGAGT GATCCGCCTG GCAGCCATTG CAGAGTCAGG GGTAGAGCGG CAAGTACTTT TGGGAGACCA GATACCCAAA TTCGCCGTTG CCACTTTACC ACCCGCC
  5. 【請求項5】 アミノ酸配列が、主たる活性に変化を与
    えることなく変異せしめた相同異性体である請求項1記
    載のヒトプロテアソームサブユニットXのポリペプチ
    ド。
  6. 【請求項6】 アミノ酸配列が、主たる活性に変化を与
    えることなく変異せしめた相同異性体である請求項2記
    載のヒトプロテアソームサブユニットYのポリペプチ
    ド。
  7. 【請求項7】 塩基配列が、主たる活性に変化を与える
    ことなく変異せしめた相同異性体に相当する塩基配列、
    または遺伝暗号の縮重に基づく置換によって変換された
    塩基配列である請求項2記載のヒトプロテアソームサブ
    ユニットXのポリペプチドをコードする遺伝子。
  8. 【請求項8】 塩基配列が、主たる活性に変化を与える
    ことなく変異せしめた相同異性体に相当する塩基配列、
    または遺伝暗号の縮重に基づく置換によって変換された
    塩基配列である請求項4記載のヒトプロテアソームサブ
    ユニットYのポリペプチドをコードする遺伝子。
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