JPH07255447A - 芋の不用部自動除去方法及び装置 - Google Patents

芋の不用部自動除去方法及び装置

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JPH07255447A
JPH07255447A JP5595894A JP5595894A JPH07255447A JP H07255447 A JPH07255447 A JP H07255447A JP 5595894 A JP5595894 A JP 5595894A JP 5595894 A JP5595894 A JP 5595894A JP H07255447 A JPH07255447 A JP H07255447A
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potatoes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は芋の不用部自動除去方法及びその装
置に関し、芋類の芽及び腐れ等の不用部を自動化により
人手を要さず大量の芋を連続的に、しかも高速加工処理
できる芋の不用部自動除去方法及び装置を実現すること
を目的とする。 【構成】 予め熱処理等により表皮を剥離し、且つ一定
の大きさに揃えられた芋80を不用部除去手段6の回転
クランプ部で水平に対向した2点をクランプし、その2
点を通る軸を中心軸として360°以上回転させながら
不用部検出手段5により不用部を検出し、検出した不用
部を不用部除去手段6により除去し、次いでクランプを
開放し、芋80の向きを90°変えて再度クランプし、
再び360°以上回転させながら不用部の除去を行うよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芋の不用部自動除去方法
及び装置に関する。詳しくは、前処理済のじゃがいも等
の芋類を貯槽から取り出し、芋の芽及び腐れ等の不用部
の検出と除去を行い、処理済受槽への投入までを人手を
要さず自動化により連続して大量に加工処理を行うこと
ができる芋の不用部自動除去装置に関する。
【0002】従来、芋類を食用に供するためには、その
前工程として芽とか腐れ部等の不用部分を除去する必要
があった。そして、この不用部除去作業は人手にたよる
部分が多かった。この為、省力化及び安全上からもこの
作業の自動化が要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来の芋類の不用部を除去する装置とし
ては、例えば特公昭60−57828号及び実公平5−
8875号等がある。図7に示すものは実公平5−88
75号に開示されたジャガイモの芽取装置である。同図
において、1′はフレーム2′の上面に設けられモータ
3′によって一定方向に回転されるターンテーブル、
4′はこのターンテーブル1′の周囲の固定テーブルで
ある。ターンテーブル1′の中央には完了品投入口1
3′が設けられており、芽取りされたジャガイモはこの
完了品投入口13′に投げ込まれ、ターンテーブル1′
の下面のシュート14′を通って排出される構造となっ
ている。
【0004】このようなターンテーブル1′の周囲のテ
ーブル面よりもやや上方位置には複数の回転軸7′が設
けられており、各回転軸7′の先端に芽取刃物8′が取
り付けられている。回転軸7′はモータ9′により駆動
される中間軸10′とベルト11′により連結されてお
り、同一速度で回転される。12′はターンテーブル
1′の上方に設けられたジャガイモ供給用のシュートで
ある。
【0005】このように構成されたターンテーブル式の
ジャガイモの芽取装置は、ターンテーブル1′の周囲の
各回転軸7′の位置に作業員が座り、シュート12′に
よってターンテーブル1′上に供給されるジャガイモを
ひとつずつターンテーブル1′上から取ってその芽を回
転軸7′の先端の芽取刃物8′に押し当てて削り取る。
全ての芽を削り終えた完成品はターンテーブル1′の中
央の完了品投入口13′へ投げ込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では人
手作業、又は治具を用いた手作業で行われており、これ
らの作業は多くの人員を必要とし、単純作業の繰り返し
である為、疲労による能率低下と共に刃物を扱うことに
よる労働災害などの問題がある。また不用部分の判定が
それぞれの作業員によって行われているためバラツキが
多く不良率、歩留りも悪い。
【0007】また、工業的加工として薬品処理等の事例
があるが、味を重要視する食品にあっては手作業が殆ど
である。
【0008】なおまた、自動化しようとする場合、芋類
は凹凸がありしかも不完全な球体をしており前処理後の
不用部分がその凹み部に多く存在するため不用部の検出
が困難である。そのため不用部を検出するために染色工
程及び洗浄工程を設けて染色された部分を不用部として
カラーセンサーで検出する方法があるが、染色、洗浄が
確実に行われない。従って、これらに対応したセンサー
により全面を漏れなく検出すること及び各工程間で加工
物を傷つけたり又破壊したりせずに、掴んだり移動させ
たりすることが自動化の重要な問題である。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、芋類の
芽及び腐れ等の不用部を自動化により人手を要さず大量
の芋を連続的に、しかも高速加工処理できる芋の不用部
自動除去方法及び装置を実現しようとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の芋の不用部自動
除去方法に於いては、予め熱処理等により表皮を剥離
し、且つ一定の大きさに揃えられた芋を不用部除去手段
の回転クランプ部で水平に対向した2点をクランプし、
その2点を通る軸を中心軸として360°以上回転させ
ながら不用部検出手段により不用部を検出し、検出した
不用部を不用部除去手段により除去し、次いでクランプ
を開放し芋の向きを90°変えて再度クランプし、再び
360°以上回転させながら不用部の除去を行うことを
特徴とする。
【0011】また、本発明の芋の不用部自動除去装置に
於いては、処理対象の芋80を整列装置2へ送り出す個
別送り出し装置1と、該個別送り出し装置1から送り出
された芋80を1列に整列して搬送すると共に芋80の
大きさを選別する整列装置2と、所定の大きさに選別さ
れた芋80を搬送装置4へ移送する移載装置3と、移載
された芋80を搬送する搬送装置4と、該搬送装置4に
沿って配置された第1、第2の2組の不用部検出装置
5,5′及び不用部除去装置6,6′と、上記各装置を
駆動制御する制御装置とを具備してなり、上記個別送り
出し装置1は、受入貯槽12と、芋80を1個ずつ送り
出す送り出し機構13とを具備し、上記整列装置2は、
所定の間隔で互いに反対方向に回転する2本の整列ロー
ル21,21′と、芋80の大きさを検出する長さセン
サB,B′及び高さセンサAとを具備し、上記移載装置
3は、整列装置2と搬送装置4との間を芋80を把持し
て走行できるクランプ機構3Aを具備し、上記搬送装置
4は、芋80を載置する複数の回転可能なトレー41
と、該トレー41を水平方向に移動させるコンベア40
とを具備し、上記不用部検出装置5,5′は芋80の表
面の不用部を検出するCCDカメラ50と、カメラコン
トローラー9Aとを具備し、上記不用部除去装置6,
6′は、芋80を把持して該芋80を回転させることが
できるクランプ機構6Bと、該クランプ機構6Bを昇降
可能に支持する昇降機構6Aと、芋80の不用部を除去
することができるカッター機構6Cとを具備して成るこ
とを特徴とする。
【0012】また、それに加えて、上記不用部検出装置
5,5′の処理対象物を照明する照明灯51に環状の蛍
光灯を用いたことを特徴とする。また上記不用部除去装
置6,6′は、処理対象物の投影平面上に複数個のカッ
ター610が配置されており、上記不用部検出装置5,
5′のカメラコントローラー9Aは、CCDカメラ50
で検出した不用部が不用部除去装置6,6′のカッター
610で除去可能となる位置まで移動する時間を算出す
ると共に、複数個のカッター610のうちから所要のカ
ッターを選出することを特徴とする。
【0013】この構成を採ることにより、芋類の芽及び
腐れ等の不用部を自動化により人手を要さずに大量の芋
を連続的に、しかも高速加工処理できる芋の不用部自動
除去方法及び装置が得られる。
【0014】
【作用】個別送り出し装置1は、予め表皮を除去して受
入貯槽12内に貯留された芋80をシリンダー11の駆
動により昇降する受皿10により1個ずつ整列装置2に
送る。整列装置2は、送られて来た芋80が整列ロール
21,21′上を通過する間に長さセンサB,B′と高
さセンサAで規定の大きさの芋を選別する。この時、規
定より大きい芋はプッシャー25で大芋用シュート20
に投入し、小さい芋は整列ロール21,21′のすきま
から小芋用シュート29に落とす。
【0015】移載装置3は、選別された規定の大きさの
芋80を把持部材37,37′で把持し、走行レール3
5により搬送して搬送装置4のトレー41上に載置す
る。搬送装置4は、コンベア40によりトレー41上に
載置されている芋80を第1の不用部検出装置5及び不
用部除去装置6の下に搬送する。
【0016】不用部除去装置6はクランプ機構6Bによ
り芋80を把持しトレー41より持ち上げて回転させ
る。同時に不用部検出装置5は芋80の表面を環状の照
明灯51で無影的に照明しつつCCDカメラ50で芽及
び腐れ等の不用部を検出しカメラコントローラー9Aを
介して不用部除去装置6のカッター機構6Cに指示し該
不用部を除去する。不用部を除去された芋80はトレー
41上におろされ第2の不用部検出装置5′及び不用部
除去装置6′の下に搬送される。その途中でトレー41
は回転装置7により水平に90°回転される。
【0017】第2の不用部検出装置5′及び不用部除去
装置6′では第1の不用部検出装置5及び不用部除去装
置6と同様にして不用部を除去する。不用部を除去され
た芋80はコンベア40により運ばれて処理済貯槽46
に投入される。このようにして芋80の全表面の不用部
を除去することができる。
【0018】
【実施例】本発明の芋の不用部自動除去方法は、不用部
を除去しようとする芋を予め熱処理等により表皮を剥離
し、次いで一定の大きさに揃え、この一定の大きさに揃
えた芋を不用部除去手段の回転クランプ部で水平に対向
した2点をクランプし、その2点を通る軸を中心軸とし
て360°以上回転させながら不用部検出手段により不
用部を検出し、検出した不用部を不用部除去手段により
除去し、次いでクランプを開放し芋の向きを90°変え
て再度クランプし、再び360°以上回転させながら不
用部の除去を行うようにしている。このようにすること
により、芋の全周の不用部を自動的に除去することが出
来る。
【0019】次に、本発明の芋の不用部自動除去方法を
実施できる芋の不用部自動除去装置の実施例を図1乃至
図6により説明する。なお、図1は本実施例の平面図、
図2は本実施例の正面図、図3は移載装置の側面図、図
4(a)は昇降機構とクランプ機構を示す上面図、図4
(b)は図4(a)のb−b線における断面図、図5
(a)はカッター機構の側面図、図5(b)は図5
(a)のZ矢視図、図6(a)はトレー回転機構の断面
図、図6(b)は回転テーブルの背面図である。
【0020】本実施例は図1及び図2に示すように、じ
ゃがいも等の処理対象物の芋を貯留し、その中から1個
ずつ送り出すことができる個別送り出し装置1と、送り
出された芋を一定の大きさに選別することができる整列
装置2と、選別された芋を搬送装置へ移送することがで
きる移載装置3と、芋を載せる複数個のトレーを有する
搬送装置4と、不用部の検出を行う不用部検出装置5,
5′と、検出された不用部を除去することができる不用
部除去装置6,6′と、芋の向きを変える回転装置7
と、前記各装置を駆動制御する制御装置とを具備して構
成されている。
【0021】そして、個別送り出し装置1は図1及び図
3に示すように、予め熱処理等の前処理(例えば皮むき
処理)を済ませた芋80を入れる受入貯槽12と、該受
入貯槽12の中に設けられた受皿10及び該受皿10を
上下に昇降させるシリンダー11からなる送り出し機構
13とを有し、シリンダー11の駆動により受皿10を
昇降させて該受皿10に乗った芋80を1個ずつ整列装
置2へ供給できるようになっている。
【0022】整列装置2は図1及び図3に示すように、
ほぼ4°の傾斜をつけて並列配置し両端を軸受22で支
持された1対の整列ロール21,21′が設けられ、該
整列ロール21,21′には互いに反対方向に回転する
ように噛み合わせた歯車23が取り付けられ、さらに一
方のロール21にはプーリ27が取り付けられ、タイミ
ングベルト28を介してモーター24により回転駆動さ
れるようになっている。
【0023】また、該整列装置2には、整列ロール2
1,21′上を通過する芋80を規定の大きさ及びそれ
より大又は小に選別する長さセンサB,B′と高さセン
サAとが設けられ、整列ロール21,21′の下方に
は、選別された大芋を系外に出すためのプッシャー25
と大芋用シュート20及び、小芋用シュート29が設け
られている。なお、小芋を小芋用シュート29に落すた
め、整列ロール21,21′の先端は細く形成されてい
る。また前記プッシャー25はシリンダー26で駆動さ
れるようになっている。
【0024】移載装置3は図3に示すように、整列ロー
ル21,21′の上方から搬送装置4の上方に至る走行
レール35が、その両端をそれぞれ支持部材36を介し
てシリンダー33,33′で上下可動に支持されてい
る。また該走行レール35にはシリンダー32により該
走行レール35上を移動できるクランプ機構3Aが走行
ブロック34を介して設けられている。そして該クラン
プ機構3Aはシリンダー31とクランプ30とよりな
り、該クランプ30は該シリンダー31により開閉され
る1対の把持部材37,37′を有している。
【0025】搬送装置4は図2及び図6に示すように、
等間隔ピッチにアタッチメントを有するコンベア(無端
のローラーチェーン)40と、各アタッチメントにねじ
止めされたハウジング73と軸受メタル72と軸74と
回転テーブル71とを介して、ローラーチェーン40の
移動により動くトレー41と、該ローラーチェーン40
を案内するレール42と、スプロケットホイル43と、
ローラーチェーン40を駆動する可変速のモーター44
と、トレー41上の芋80の有無及び芋80のセンター
高さを検出するセンサーDより構成されている。
【0026】不用部検出装置は図1及び図2に示すよう
に、第1の不用部検出装置5と第2の不用部検出装置
5′の2台が間隔をあけて搬送装置4の上方に配置され
ており、芋80の凹凸部の影をCCDカメラが不用部で
ある黒点として誤検出しないよう芋80の表面を無影状
態に照明するための環状の照明灯51と、その環状の照
明灯の中心に保持されて芋の芽及び腐れ部分を黒点とし
て検出することができるCCDカメラ50と、該CCD
カメラ50に電気的に接続したカメラコントローラ9A
とを具備して構成されている。
【0027】第1と第2の不用部除去装置6,6′は同
様な構成で図2、図4、及び図5に示すように、不用部
検出装置の下方に配置されており、それぞれ昇降機構6
Aとクランプ機構6Bとカッター機構6Cと、ラインコ
ントローラ9Bとを具備して構成されている。そして昇
降機構6Aは図4に示すように、フレーム67と、該フ
レームに垂直に支持されたボールねじ60と、該ボール
ねじ60をプーリ63,63′及びベルト64を介して
回転させるブレーキ付きモーター62と、該ボールねじ
60と組み合って昇降するブロック61と、クランプ機
構6Bの昇降を円滑にガイドするスライド66とを具備
して構成されている。
【0028】クランプ機構6Bは図4に示すように、前
記ブロック61に支持部材65が固定され、該支持部材
65にクランプ支持アーム608が取り付けられてい
る。そして、支持部材65にはシリンダー602が設け
られ、該シリンダー602のロッドにはアーム609を
介して1対の回転可能な把持部材601,601′が支
持されている。
【0029】そして一方の把持部材601を先端に支持
したスプライン軸607は、クランプ支持アーム608
の一端に設けられたボス603に回転可能に支持された
プーリ605と一体に結合したスプライン軸受に軸方向
にのみ移動できるように嵌合している。従って把持部材
601,601′は開閉可能であり、且つ回転可能であ
る。なお、プーリ605はベルト600及びプーリ60
5′を介してモーター604により回転駆動されるよう
になっている。
【0030】カッター機構6Cは図5に示すように、そ
れぞれ先端にカッター610を有する複数のスプライン
軸611と、該スプライン軸611を進退させるシリン
ダー614と、該スプライン軸611を回転駆動するモ
ーター615とを具備している。そしてカッター610
は同図(b)に示すように千鳥形に配置され、矢印A方
向に回転する芋の不用部を除去する際その除去幅が多少
重複するように配置されている。またスプライン軸61
1は、同図(a)に示すようにフレーム619に回転可
能に設けられたプーリ616と一体に結合したスプライ
ン軸受612と、シリンダー614のロッド先端に設け
られた軸受613によって回転可能で且つ軸方向に移動
できるように支持されている。
【0031】なおプーリ616はベルト617を介して
モーター615により回転駆動されるようになってい
る。また該カッター機構6Cは図2に示すように、その
シリンダー614と該シリンダー614への空気を制御
する電磁弁620との間に圧力センサ621が設けら
れ、該圧力センサ621はラインコントローラ9Bに接
続されている。なお、該ラインコントローラ9Bには搬
送装置4に配置されている高さセンサDも接続してい
る。また、該ラインコントローラー9Bはカメラコント
ローラー9Aとも電気的に接続している。
【0032】回転機構7は図6に示すように、搬送装置
4のフレーム45に第1の不用部除去装置6と第2の不
用部除去装置6′との中間に位置して設けられた切り欠
き75内にトレー41の進行方向と直角に設けられたス
トッパー70と、ローラーチェーン40のアタッチメン
トに取り付けられたハウジング73と軸受メタル72に
保持された軸74によりトレー41と共に回転可能に設
けられた回転テーブル71とよりなり、該回転テーブル
71には90°間隔で前記ストッパー70に係合する爪
76が設けられている。
【0033】このように構成された本実施例による不用
部除去方法を次に説明する。先ず個別送り出し装置1は
予め表皮を除去し受入貯槽12に貯留した芋80を送り
出し機構13により1個ずつ整列装置2へ送りだす。整
列装置2は1対のローラ21,21′を回転して芋80
を一定方向に向け下流に搬送する。その途中でセンサ
B,B′で長さを、センサAで高さを検出し、規定より
大きい芋はプッシャー25により大芋用シュート20に
送り出し、規定より小さい芋はローラ21,21′の間
から小芋用シュート29へ落とす。これら規定外の芋は
別途処理される。
【0034】規定の大きさの芋80は移載装置3のクラ
ンプ30のシリンダー31で駆動される1対の把持部材
37,37′で把持し、シリンダー33,33′により
レール35ごと持ち上げシリンダー32により搬送装置
4上のトレー41上に搬送し載置する。搬送装置4は芋
80を載せたトレー41を第1の不用部除去装置6の直
下に搬送する。その搬送途中でセンサDにより芋80の
有無及びセンター高さを検出し、その情報をラインコン
トローラ9Bに送る。
【0035】第1の不用部除去装置6はラインコントロ
ーラ9Bからの信号で昇降機構6Aを駆動してクランプ
機構6Bを降下させ、そのシリンダー602を駆動して
把持部材601,601′で芋80をクランプする。次
に昇降機構6Aは芋80を挟んだクランプ機構6Bを上
昇させる。そして把持部材601の中心がカッター位置
まで来るとラインコントローラー9Bからの信号で把持
部材601がモーター604により回転する。これによ
り芋80が回転される。同時にカッター機構6Cのカッ
ター610もモーター615により回転される。
【0036】また同時に不用部検出装置5のCCDカメ
ラ50が芋80の表面を観察しはじめる。CCDカメラ
50が芋80の表面の芽、腐れ等の不用部を検出すると
カメラコントローラ9Aはその不用部のクランプ軸方向
の位置とカメラ位置からカッター610の位置に該不用
部が到達する迄の時間を演算してその時間に信号をライ
ンコントローラー9Bに送り該ラインコントローラー9
Bからの信号で該当箇所のカッター610が選出され、
該カッター610がシリンダー614の駆動により進退
して不用部を除去する。
【0037】この場合、カッター610が芋80に接触
したのを圧力センサ621で検知したら、一定時間後に
カッター610を戻すように電磁弁620を制御するこ
とにより、不用部以外の良い部分まで除去するのを防止
することができる。
【0038】芋80を1回転と1/4程度回転し全周の
検査と除去が終わると、昇降機構6Aが作動してクラン
プ機構6Bを降下させながら更に1/4回転させて中心
を出し、当初芋80をクランプした高さ迄下降すると停
止して把持部材601,601′を開き芋80をトレー
41に戻す。芋80をトレー41に戻したクランプ機構
6Bは起点迄上昇して待機する。芋80を載せたトレー
41は第2の不用部除去装置6′の方へ送られる。
【0039】トレー41の搬送途中で、第1と第2の不
用部除去装置6,6′の間にあるストッパー70に回転
テーブル71の爪76が当たり90°回転する。これに
より回転テーブル71に固定されたトレー41も90°
回転する。90°回転したトレー41及び芋80は第2
の不用部除去装置6′の直下に送られ、ここで第1の不
用部除去装置6及び不用部検出装置5と同様にして不用
部が除去される。これにより第1の不用部除去装置6で
クランプされ不用部が除去出来なかった部分にあった不
用部も除去される。全ての不用部が除去された芋80は
搬送装置4で搬送され、その終端にある処理済貯槽46
に投入される。
【0040】なお、本実施例では、ラインコントローラ
ー9Bにシーケンサーを使用してタイマーで位置設定
し、昇降機構6Aのモーター62にはブレーキ付きモー
ターを、クランプ機構6Bのクランプ回転用モーター6
04にはインダクションモーターを、搬送装置4のモー
ター44にはインバーターモーターをそれぞれ用いるこ
とが好ましいが、コストに問題なければラインコントロ
ーラー9Bにコンピューターを、昇降機構6Aのモータ
ー62にサーボモーターを、クランプ回転用モーター6
04にサーボモーターを、搬送装置4にインデックス装
置をそれぞれ使用しても良い。また、前記実施例では2
組の不用部検出装置と不用部除去装置を用いた例を示し
たが、1組でも良く、その場合は同一位置で芋を持ち変
えることにより全面の不用部を除去することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に依れば、複数のカッターを有す
るカッター機構、芋を把持して回転するクランプ機構、
クランプ機構を昇降させる昇降機構とよりなる不用部除
去装置と、CCDカメラを有する不用部検出装置とより
なる組を2組設け、第1の組で除去できない部分の不用
部を第2の組で除去することができるようにしたことに
より芋の全表面を確実に検査し不用部を除去することが
できる。また受入貯槽から処理済受槽に至る間、芋の取
り出し装置、移載装置、搬送装置により全く人手を要さ
ず自動的に処理することができる。またCCDカメラ以
外はコントローラーにシーケンサーを採用する等で安価
に全自動の装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例の移載装置を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の実施例の昇降機構とクランプ機構を示
す図で、(a)は上面図、(b)は(a)図のb−b線
における断面図である。
【図5】本発明の実施例のカッター機構を示す図で、
(a)は側面図、(b)は(a)図のZ矢視図である。
【図6】本発明の実施例のトレー回転機構を示す図で、
(a)は断面図、(b)は回転テーブルの背面図であ
る。
【図7】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…個別送り出し装置 2…整列装置 3…移載装置 3A…クランプ機構 4…搬送装置 5,5′…不用部検出装置 6,6′…不用部除去装置 6A…昇降機構 6B…クランプ機構 6C…カッター機構 7…回転装置 9A…カメラコントローラー 9B…ラインコントローラー 10…受皿 11,26,31,32,33,33′,602,61
4…シリンダー 12…受入貯槽 13…送り出し機構 20…大芋用シュート 21,21′…整列ロール 25…プッシャー 29…小芋用シュート 30…クランプ 35…走行レール 37,37′…把持部材 40…コンベア(ローラーチェーン) 41…トレー 50…CCDカメラ 51…照明灯 60…ボールねじ 601,601′…把持部材 607,611…スプライン軸 610…カッター 620…電磁弁 621…圧力センサ 70…ストッパー 71…回転テーブル 76…爪 80…芋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め熱処理等により表皮を剥離し、且つ
    一定の大きさに揃えられた芋を不用部除去手段の回転ク
    ランプ部で水平に対向した2点をクランプし、その2点
    を通る軸を中心軸として360°以上回転させながら不
    用部検出手段により不用部を検出し、検出した不用部を
    不用部除去手段により除去し、次いでクランプを開放し
    芋の向きを90°変えて再度クランプし、再び360°
    以上回転させながら不用部の除去を行うことを特徴とす
    る芋の不用部自動除去方法。
  2. 【請求項2】 処理対象の芋(80)を整列装置(2)
    へ送り出す個別送り出し装置(1)と、該個別送り出し
    装置(1)から送り出された芋(80)を1列に整列し
    て搬送すると共に芋(80)の大きさを選別する整列装
    置(2)と、所定の大きさに選別された芋(80)を搬
    送装置(4)へ移送する移載装置(3)と、移載された
    芋(80)を搬送する搬送装置(4)と、該搬送装置
    (4)に沿って配置された第1、第2の2組の不用部検
    出装置(5,5′)及び不用部除去装置(6,6′)
    と、上記各装置を駆動制御する制御装置とを具備してな
    り、上記個別送り出し装置(1)は、受入貯槽(12)
    と、芋(80)を1個ずつ送り出す送り出し機構(1
    3)とを具備し、 上記整列装置(2)は、所定の間隔で互いに反対方向に
    回転する2本の整列ロール(21,21′)と、芋(8
    0)の大きさを検出する長さセンサ(B,B′)及び高
    さセンサ(A)とを具備し、 上記移載装置(3)は、整列装置(2)と搬送装置
    (4)との間を芋(80)を把持して走行できるクラン
    プ機構(3A)を具備し、 上記搬送装置(4)は、芋(80)を載置する複数の回
    転可能なトレー(41)と、該トレー(41)を水平方
    向に移動させるコンベア(40)とを具備し、 上記不用部検出装置(5,5′)は芋(80)の表面の
    不用部を検出するCCDカメラ(50)と、カメラコン
    トローラー(9A)とを具備し、 上記不用部除去装置(6,6′)は、芋(80)を把持
    して該芋を回転させることができるクランプ機構(6
    B)と、該クランプ機構(6B)を昇降可能に支持する
    昇降機構(6A)と、芋(80)の不用部を除去するこ
    とができるカッター機構(6C)とを具備して成ること
    を特徴とする芋の不用部自動除去装置。
  3. 【請求項3】 上記不用部検出装置(5,5′)の処理
    対象物を照明する照明灯(51)に環状の蛍光灯を用い
    たことを特徴とする請求項2の芋の不用部自動除去装
    置。
  4. 【請求項4】 上記不用部除去装置(6,6′)は、処
    理対象物の投影平面上に複数個のカッター(610)が
    配置されており、上記不用部検出装置(5,5′)のカ
    メラコントローラー(9A)は、CCDカメラ(50)
    で検出した不用部が不用部除去装置(6,6′)のカッ
    ター(610)で除去可能となる位置まで移動する時間
    を算出すると共に、複数個のカッター(610)のうち
    から所要のカッターを選出することを特徴とする請求項
    2の芋の不用部自動除去装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送装置(4)には、第1の不用部
    除去装置(6)から第2の不用部除去装置(6′)に至
    る途中にトレー(41)の向きを90°回転させる回転
    機構(7)を有することを特徴とする請求項2の芋の不
    用部自動除去装置。
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