JPH07255404A - 穀物フレーク製造装置及びその製造方法 - Google Patents

穀物フレーク製造装置及びその製造方法

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JPH07255404A
JPH07255404A JP6079682A JP7968294A JPH07255404A JP H07255404 A JPH07255404 A JP H07255404A JP 6079682 A JP6079682 A JP 6079682A JP 7968294 A JP7968294 A JP 7968294A JP H07255404 A JPH07255404 A JP H07255404A
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JP
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drying
grain
crushing
flakes
seed coat
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JP6079682A
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Shigeyoshi Osaki
茂芳 大▲崎▼
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MAIKARU SOGO KENKYUSHO KK
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MAIKARU SOGO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀物の乾燥時間を短縮すると共に低温乾燥
を容易にし、乾燥に伴うエネルギーコストと生産性を向
上させ、かつ乾燥時の脂肪およびタンパク質等の劣化及
び粉砕時の劣化を防止する。 【構成】 穀物の搬送手段に沿って、穀物を粉砕する
ための粉砕ローラ10と、粉砕した穀物を乾燥するため
の電気炉14とを設けると共に、粉砕ローラ10内にN
2ガスを導入するためのN2ガス導入手段と、電気炉14
内を減圧するための減圧ポンプ18とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、大豆等の穀物のフレー
ク製造装置とその製造方法とに関する。
【0002】
【従来技術】大豆等の穀物を粉砕し、フレーク状の加工
製品とする方法が知られている(特公昭61−4890
0号公報)。粉砕した大豆フレークは豆腐や油揚げ,豆
乳等の原料となり、大豆を乾燥した後粉砕し、種皮を除
いてフレークとする。大豆はフレークに粉砕する過程で
乾燥されて殺菌されるので保存性が高く、かつ個別に包
装されるので、ホストハーベスト消毒も不要で、残留農
薬が少ない。また粉砕を事前に行うため、豆腐工場での
乾燥大豆の粉砕が不要で、豆乳の抽出が容易である。さ
らに種皮を除くため、豆乳の味も良い。
【0003】しかしながらこの方法では、依然として次
の問題がある。 1) 穀物の乾燥が遅く、乾燥炉での処理に時間を要す
る。このため生産性が低くエネルギーコストがかさみ、
しかも乾燥時間が長いためタンパク質の変性の原因とな
る。 2) 穀物の胚の乾燥が不均一で、胚の表面部と内部とで
乾燥後の含有水分率が異なる。このため含有水分率の高
い胚の中心部が変質し易く、保存性が低下する原因とな
る。 3) 粉砕したフレークを用いて豆乳を製造すると、濾過
時の濾し器が目詰まりを起こし易く、連続操業に適さな
い。
【0004】
【発明の課題】この発明の基本的課題は、 1) 穀物の乾燥時間を短縮すると共に低温乾燥を容易に
し、乾燥に伴うエネルギーコストと生産性を向上させ、
かつ乾燥時の脂肪およびタンパク質等の劣化/変性を防
止する、 2) これに伴って生じる問題である、粉砕時の穀物の劣
化を防止する、ことにある(請求項1〜7)。請求項2
での課題は、 3) 粉砕時や乾燥時の着臭を防止し、 4) 乾燥時の劣化を、粉砕に用いる不活性ガスを利用し
て更に防止する、ことにある。なお4)の課題は、請求項
4の副次的課題でもある。請求項3,5,6の課題は、 5) 脱皮を乾燥後に行い、乾燥炉での穀物フレークの飛
散を防止し、 6) かつ乾燥時に種皮と胚との密着性を低下させて、脱
皮を容易にする、ことにある。また請求項5の副次的課
題は、 7) 種皮によって胚からの水分の蒸発が遅れることを防
止し、乾燥を更に容易にすることにある。請求項7での
課題は、 8) 豆乳等の製造時のフレークの目詰まりを防止するこ
とにある。
【0005】
【発明の構成】この発明の穀物フレーク製造装置は、穀
物の搬送手段に沿って、穀物を粉砕するための粉砕手段
と、粉砕した穀物を乾燥するための乾燥炉とを設け、か
つ粉砕手段中に不活性ガスを導入するための不活性ガス
導入手段と、乾燥炉内を減圧するための減圧手段とを設
けたものである。好ましくは不活性ガスを安価で無臭の
N2ガスとし、乾燥炉を無臭の電気炉とし、さらに前記
不活性ガス導入手段から乾燥炉までの搬送手段を気密に
する。さらに好ましくは、搬送手段に沿って乾燥炉の後
方に脱皮手段を設け、乾燥後の穀物を脱皮するようにす
る。
【0006】この発明の穀物フレーク製造方法は、粉砕
ローラにより不活性ガス中で穀物を粉砕し、粉砕した穀
物を搬送して電気炉で乾燥させると共に、粉砕ローラか
ら電気炉までの搬送経路を気密にしかつ電気炉内の雰囲
気を減圧することにより、低圧の不活性ガス中で乾燥す
るものである。ここで好ましくは、粉砕ローラでは穀物
の種皮を破ると共に穀物の胚を種皮に付着させたまま粉
砕する。また好ましくは、乾燥後に穀物を脱皮し、種皮
を胚から分離する。更に好ましくは、脱皮後の穀物フレ
ークを分級する。
【0007】対象とする穀物は例えば大豆とし、これ以
外に小豆やとうもろこし等も対象となる。また乾燥温度
は大豆の場合、例えば40℃〜80℃、より好ましくは
50〜70℃とする。大豆の場合、粉砕前の含有水分率
は例えば9%〜14%重量とし、これを5〜8%重量ま
で乾燥する。
【0008】
【発明の作用】この発明では、穀物を乾燥後に粉砕する
のではなく、粉砕後に乾燥する。また粉砕雰囲気は不活
性ガス中とし、乾燥雰囲気は減圧雰囲気とする。穀物を
粉砕するとその種皮が破れるので、乾燥は著しく速くな
る。これは種皮が大きな通気抵抗であり、種皮を破れば
通気抵抗が減少し、内部の胚から直接水分が蒸発できる
ためである。次に胚を粉砕して乾燥すると、胚の表面と
内部とでの含有水分率の差が減少し、均一なフレークが
得られる。これは胚を粉砕した小さなフレークから乾燥
させると、丸のままの穀物を乾燥させる場合よりも、胚
の内部と表面とでの含有水分率の差が減少するためで、
この結果フレークの保存性が向上する。更に穀物を粉砕
した後粉砕するので、表面積の増加に伴い、水分の蒸発
速度が増加する。これらのことに伴い、穀物の乾燥速度
が増し、低温でかつ短時間で乾燥できるようになる。そ
して乾燥時間が短縮し、あるいは乾燥温度を低下させる
ことができれば、乾燥時の加熱に伴うタンパク質等の変
性が少なくなる。乾燥を速めしかも均一に乾燥するため
に、この発明では粉砕後に乾燥する。粉砕直後の破断面
は活性が高く、脂肪やタンパク質等の酸化の原因とな
る。そこで粉砕を不活性ガス雰囲気で行い、酸素や水蒸
気による変性を防止する。また乾燥炉内を減圧し、酸素
や水蒸気による劣化を防止する(請求項1,4)。
【0009】用いる不活性雰囲気にはN2が好ましく、
安価でかつ無臭である。これに対して特に限定するもの
ではないが、CO2では発生源の重油等のため着臭して
いる場合があり、フレークへの臭い移りの恐れがある。
同様に乾燥炉は電気炉が好ましく、ガス炉等では排ガス
からの着臭の恐れがある。
【0010】ここで不活性ガスの導入から乾燥までの搬
送経路を気密に保ち、乾燥炉内を減圧すると、炉内の雰
囲気は低圧の不活性ガスとなり、酸素や水蒸気による劣
化が特に小さくなる(請求項2,4)。
【0011】好ましくは種皮は乾燥後に粉砕した胚から
分離するようにし、乾燥炉内では種皮に胚を付着させて
おく。このようにすれば、乾燥炉内を減圧しても、胚が
飛散して乾燥炉内に付着したり、あるいは減圧用のポン
プ等に目詰まりしたりすることがない(請求項3,5,
6)。
【0012】発明者は、このようにして製造した穀物フ
レークが豆乳等の製造時に、濾し器を目詰まりさせるこ
とを見い出した。そしてその原因は、フレーク中の微粉
であった。そこで脱皮後のフレークを分級し、微粉成分
を除いておくことが好ましい(請求項7)。
【0013】
【実施例】図1に、実施例の大豆フレーク製造装置を示
す。図において、2は材料の大豆を貯蔵するためのタン
クで、4は大豆を一定量ずつ取り出すためのホッパで、
上部にバルブがある。6は大豆を搬送するためのコンベ
アで、周囲を気密なパイプ7で覆い密閉して酸素や水蒸
気等の侵入を防止する。コンベア6に変えて、パイプ7
に気流を流し、気流で大豆を搬送しても良い。8はほこ
り等を除去するための分離器で、原料大豆中のほこりや
砂等を除去する。タンク2に貯蔵した大豆は天日乾燥等
により含有水分率をあらかじめ9%〜14%程度に低下
させておき、これを粉砕・乾燥してフレークとする。
【0014】10は粉砕ローラ−で、大豆の種皮を破る
と共に中身の胚を所定の粒度まで粉砕する。この時大豆
の胚が種皮から飛び出さないようにし、粉砕した胚が装
置の各部に付着して目詰まりするのを防止する。12は
N2ボンベで、分離器8と粉砕ローラ−10の間の位置
でコンベア6の周囲のパイプ7に接続して、N2ガス中
で粉砕するようにし、粉砕直後の活性な粉砕面を酸素か
ら遮断し酸化等による劣化を防止する。用いる雰囲気は
不活性ガスとし、N2以外にCO2等も用いられるが、C
O2は一般に重油の燃焼で発生させるため臭いを伴い、
N2が好ましい。14は電気炉で、16はその電気ヒー
タ16であり、粉砕した大豆を乾燥する。電気炉14を
用いるのは、ガスバーナや重油バーナでは大豆に臭いが
付着するからである。18は排気ポンプで、電気炉14
内を減圧するために用い、例えばロータリーポンプとす
る。ポンプ18により電気炉14内の雰囲気を減圧し、
かつボンベ12からのN2を電気炉14内に導入して、
低圧のN2中で乾燥する。20はフィルタで、微粉がポ
ンプ18側へ吸引されるのを防止する。
【0015】22は脱皮器で、粉砕した大豆の種皮を脱
皮し、24はサイクロンで、脱皮した種皮や分離器8で
除けなかったほこりを除去すると共に、大豆フレークを
分級して例えば直径が1.0mm以下のフレークを除去
する。実施例ではサイクロン24で種皮の除去と直径
1.0mm以下の微粉の除去の両者を行ったが、サイク
ロン24では種皮のみを除き、分級器は別に設けて微粉
を除去しても良い。26は除去したフレークの排出口、
27は微粉の排出口、28は製造した大豆フレークのタ
ンクである。
【0016】実施例での大豆フレークの製造工程を説明
する。タンク2内の大豆を、分離器8を経て粉砕ローラ
−10へ一定量づつコンベア6で搬送する。なお収穫時
の大豆は含有水分率が13〜16%重量程度であり、あ
らかじめ天日乾燥で9%〜14%程度、例えば11%の
含有水分率まで乾燥しておく。大豆はN2ボンベ12か
らのN2ガス中で粉砕し、粉砕直後の活性な粉砕面が酸
素や水蒸気と接触することを妨げ、脂肪の酸化およびタ
ンパク質等の変性を防止する。
【0017】粉砕した大豆を、電気炉14で乾燥する。
図2に粉砕後の大豆の状態を示す。大豆の種皮40は粉
砕ローラ−10により部分的に破られて穴があき、内部
の胚42は数片程度に粉砕されている。従来例では丸大
豆をそのまま乾燥させるので、内部の水蒸気は種皮40
を拡散しなければならないが、実施例では水蒸気は主と
して種皮40の破れ目から蒸発する。そして種皮40の
元々の役割は胚42を乾燥等から保護することにあり、
種皮40の通気性は低く、従来例では種皮40を水蒸気
が通る過程が遅いため、乾燥速度も小さくなる。これに
対して実施例では水蒸気は種皮40の破れ目から蒸発
し、乾燥速度が著しく増加する。
【0018】種皮40の内部の胚42は数片程度に粉砕
されており、このため胚の中心部と周囲の子葉との間で
乾燥度に差が出ることを防止できる。従来例のように丸
大豆のまま乾燥すると、中心部の胚軸では乾燥が遅れ、
周囲の子葉では乾燥が進み、乾燥状態が不均一になりや
すい。そして乾燥状態が不均一であると、局部的に湿っ
た部分が劣化し、フレーク全体の寿命が短縮されること
になる。
【0019】大豆からの水分の蒸発は表面積が大きいほ
ど速くなる。丸大豆1個の表面積とこれをn個に粉砕し
た場合の表面積とを比較する。表面積Aの丸大豆をn個
の小片(球と仮定)に粉砕すると、小片1個の表面積a
は式(2)で与えられ、n個の小片の全表面積Sは式(3),
(4)で定まる。例えば1個の大豆を8個の小片に粉砕す
ると、nは8で表面積は2倍になる。しかもこれは胚が
それぞれ球状の小片に粉砕された場合の結果であり、小
片はフレーク状等に粉砕されるので、表面積はより増加
する。 A=4πR2 (R:大豆の半径) (1) a=4πr2 (r:粉砕後の半径) (2) S=4πnr2=4πn1/32 但し r3=R3/n (3) S=4π・4R2=4A (4)
【0020】水分の蒸発速度は表面積に比例し、粉砕に
よって蒸発速度は少なくとも2倍に増加する。そして実
際にはこれ以外に、種皮40が破れることによる通気性
の向上や、胚を小片に粉砕することによる胚の中心部と
周囲との均一乾燥の効果が加わり、乾燥時間は例えば1
/5〜1/10程度に短縮される。この結果、乾燥に要
するエネルギーが数分の1以下に減少し、乾燥時間の短
縮に伴って加熱による胚42の劣化が防止される。しか
も小片に砕いたことから、胚の中心部でも周囲でも均一
に乾燥でき、フレークの劣化を防止できる。
【0021】乾燥は40℃〜70℃の低温乾燥とし、殺
菌を確実に行いタンパク質等の変性を確実に防止するた
め50℃〜70℃の範囲が好ましい。大豆中のタンパク
質の変性を防止するため加熱温度は70℃以下とし、殺
菌のため少なくとも40℃以上とし、好ましくは50℃
以上とする。乾燥は低温下で短時間で行えるので、タン
パク質等の変性を防止し、さらに変性に伴うフレークの
着臭を防止できる。また低温で迅速に乾燥できるため、
低エネルギーで低コストに乾燥できる。そして実施例で
は乾燥速度が大きいため、乾燥温度を50〜70℃程度
の比較的低温にし、乾燥に伴う変質を防止することがで
きる。
【0022】実施例ではコンベア6の周囲のパイプ7と
ローラー10や電気炉14を気密にし、排気ポンプ18
で減圧する。粉砕時に導入したN2ガスは電気炉14ま
で排気ポンプ18で吸引され、乾燥は低圧のN2雰囲気
下で行われる。このため大豆内部からの水蒸気の蒸発が
迅速になる。またN2ガス雰囲気で乾燥し、酸素や水蒸
気が少ないため、乾燥時の劣化が防止される。減圧の目
的はN2ガスを電気炉14まで吸引すること、水蒸気の
蒸発を促進すること、酸素や水蒸気による乾燥時の劣化
を防止することの3つである。排気ポンプ18は、電気
炉14内を例えば10mmHg〜200mmHg程度に
減圧する。なお粉砕ローラ−10を電気炉14内に設
け、粉砕と加熱とを同時に行っても良い。
【0023】乾燥した大豆は脱皮器22で脱皮する。電
気炉14では粉砕大豆は破れた種皮に包まれ、内部の砕
片が飛び散らないので、乾燥工程で砕片が飛び散って電
気炉14の内部等に付着するのを防止できる。大豆の種
皮は豆腐等の大豆製品の均質性や舌ざわりに影響し、除
去する必要がある。大豆は乾燥に伴い種皮が反り、内部
の砕片と種皮との密着性が失われて脱皮が容易になり、
脱皮器22で簡単に除去できる。
【0024】図3に、米国産の丸大豆を粉砕・乾燥した
フレークの粒度分布を示す。フレークの製造は実施例に
従い、ただしサイクロン24では直径1.0mm以下の
成分の除去を行わなかった。このフレークで豆乳を作
り、豆腐を製造するため円筒網メッシュで漉すと、約5
0分程度で目詰まりを生じた。このため50分置きに豆
乳の濾過を中断する必要が生じる。フレークの粒度分布
を調べると、図3の実線に示すように粒子径が約0.6
mmと約1.4mmに分布のピークがあり、漉し器の目
詰まりは粒子径約0.6mmの成分によるものであっ
た。そこで粒径0.6mm付近の細かい粒子を除去し、
例えば破線の粒度分布とすれば目詰まりを防止でき、サ
イクロン24で1.0mm以下の粒子を除去するように
した。
【0025】
【発明の効果】この発明では、 1) 穀物の乾燥時間を短縮すると共に低温乾燥を容易に
して、乾燥に伴うエネルギーコストと生産性を向上さ
せ、かつ乾燥時のタンパク質等の劣化を防止でき、 2) かつ不活性ガス中で粉砕することにより、粉砕時の
劣化を防止し、 3) 減圧下で乾燥することにより、乾燥時の劣化を防止
する、ことができる(請求項1〜7)。請求項2,4で
は、 4) 乾燥時の劣化を、粉砕に用いる不活性ガスを利用し
て更に防止する、ことができる。請求項2ではこれ以外
に、 5) 粉砕時や乾燥時の着臭を防止できる。請求項3,
5,6では、 6) 脱皮を乾燥後に行い、乾燥炉での穀物フレークの飛
散を防止し、 7) かつ乾燥時に種皮と胚との密着性を低下させて、脱
皮を容易にする。また請求項5ではこれ以外に、 8) 種皮によって胚からの水分の蒸発が遅れることを防
止し、乾燥を更に容易にすることができる。請求項7で
は、 9) 豆乳等の製造時のフレークの目詰まりを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の大豆フレーク製造装置でのフレーク
製造工程図
【図2】 粉砕後乾燥前の大豆を示す模式図
【図3】 米国産の粉砕大豆の粒度分布を示す図
【符号の説明】
2 大豆貯蔵タンク 4 ホッパ 6 コンベア 7 気密パイプ 8 分離器 10 粉砕ローラー 12 N2ボンベ 14 電気炉 16 電気ヒータ 18 減圧ポンプ 20 フィルタ 22 脱皮器 24 サイクロン 28 タンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物の搬送手段に沿って、穀物を粉砕す
    るための粉砕手段と、粉砕した穀物を乾燥するための乾
    燥炉とを設け、かつ前記粉砕手段中に不活性ガスを導入
    するための不活性ガス導入手段と、前記乾燥炉内を減圧
    するための減圧手段とを設けた、穀物フレーク製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記不活性ガスをN2ガスとし、前記乾
    燥炉を電気炉とし、前記不活性ガス導入手段から前記乾
    燥炉までの搬送手段を気密にしたことを特徴とする、請
    求項1の穀物フレーク製造装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段に沿って乾燥炉の後方に脱
    皮手段を設け、乾燥後の穀物を脱皮するようにしたこと
    を特徴とする、請求項1の穀物フレーク製造装置。
  4. 【請求項4】 粉砕ローラにより不活性ガス中で穀物を
    粉砕し、粉砕した穀物を搬送して電気炉で乾燥させると
    共に、粉砕ローラから電気炉までの搬送経路を気密にし
    かつ電気炉内の雰囲気を減圧することにより、低圧の不
    活性ガス中で乾燥するようにした穀物フレークの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記粉砕ローラでは、穀物の種皮を破る
    と共に穀物の胚を種皮に付着させたまま粉砕することを
    特徴とする、請求項4の穀物フレークの製造方法。
  6. 【請求項6】 乾燥後に穀物を脱皮し、種皮を胚から分
    離するようにしたことを特徴とする、請求項5の穀物フ
    レークの製造方法。
  7. 【請求項7】 脱皮後の穀物フレークを分級することを
    特徴とする、請求項6の穀物フレークの製造方法。
JP6079682A 1994-03-25 1994-03-25 穀物フレーク製造装置及びその製造方法 Pending JPH07255404A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036764A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 ミナミ産業株式会社 気流粉砕設備及びこれを用いた低温粉砕方法
CN117696174A (zh) * 2024-02-04 2024-03-15 哈尔滨商业大学 一种米粉加工用碾米装置及其使用方法

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